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そもそも レイコの 友達も 思い浮かばなかった。
そう言えば 俺は レイコの素性は 何一つ 知らなかった。
レイコは そもそも 何者なんだろうか？
あんなに 愛していたというのに・・・。
レイコと知り合った きっかけは 何だっけ。
そうか・・・レイコとは 俺が よく 一人で 行っていた 定食屋で 知り合ったのだった。
別に レイコが その定食屋で 働いていたわけではなかった。
その定食屋には あくまで お互いに 客として 通っていたのだ。
俺には 若い女性が 一人で 定食屋で よく 晩飯を食っているのが 不思議だった。
同時に いつも 下半身に 疼きを 感じた。
何故なんだろう？
レイコの出す フェロモン？
でも レイコは 全く 気にする そぶりもみぜず いつも 一人で 美味しそうに 定食を 食べていた。
レイコとは 何回か その定食屋で 出会った。
見かけたといった方が 正確だろう。
出会ったと言っても 最初のうちは 別に 会話をするわけでもなく 座る席も テーブルも いつも 違う場所だった。
毎回 下半身だけは 疼いていたけれど・・・。
ある晩のこと いつもより 混んでいた その定食屋で 初めて レイコと 相席になったのだ。
レイコのことを 何となく意識していた俺は 結構 ドキドキしていた。
下半身も いつも以上に 疼いた。
正直 とても うれしかったことを 覚えている。
彼女に 少しでも 近づけたのだから。
彼女が どう思っていたかは 分からない。
（ つづく ）
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