えっ3月まで??

モチベーションを言い訳に使うと

人生が言い訳になるそんなことを感じた体験です。

 

毎月のノルマもこなしつつ

新聞奨学生と学校、

部活をしてきました。

 

 

高校を卒業後、

2月から他の奨学生よりも

2ヶ月早く始めていたので

2年後の2月で奨学生も終了!!

と思って精一杯取り組んでいました。

 

ところが!!!

 

何月からはじめても

奨学生の開始は4

月なので3月末までしなければいけないことが

ハッキリしてきました。

 

これがわかってから

勉強にも気が入らずあれほど

効率よくやっていた新聞の業務も

やる気にもならず。

 

学費も無駄なのでいったん

休学することを決めました。

 

なんともいえない喪失感

学校自体は楽しかったのですが、

なんだか燃え尽き症候群のように

なってしまいました。

配達の足取りも苦しく

ほんとにやる気がなくなってしまったのです。

 

 

ここまでを振り返ってみると

自分の目標達成のためには

期間を決めて、

その期間内できるだけのことをするようにしていました。

 

しかしこれは自分の確認不足です。

思い込みというのは人の耳を塞ぎます。

 

説明はされたのかもしれないですが

入ってから丸2年と思っていました。

それなので早く始めて

早く終わろうと思っていた計画は粉砕しました。

 

すっきりやめられるように準備していたので

ほんとにがっかりでした。

 

長距離走で、あと100メートルでゴール!!

と思ってラストスパートをかけたら、

「あっ後2kmでした」といわれるような感じです。

 

 

気持ちもガラッと変わってしまった。

またこの一件で大きな気づきは

「やる気がなくなるとやらなくなる」ということだった。

 

ごく当たり前な事ですが、

幼少期から期間が決まれば

嫌でもやる習慣がついていました。

 

 

それなので自分の

好きで選んだことについて

モチベーションに左右されてしまうことに

衝撃を受けてました。

 

 

3月までということがわかって以後、

集金も配達も適当になってしまいました。

それが影響したのか

勉学への意欲も全くなくなってしまったのです。

 

またこれは一瞬の

出来事というよりは、

2年間がすべて吹っ飛んでしまうくらい

ショックを受けました。

 

しかし

この経験は能楽を始めるときに

気持ちを定める上でものすごく役立ちました。

 

このあたりから期間、期日に敏感になってきました。

夢に期日をという話はよく聞きますが、

多くの場合、

開始時間、所要時間ということは語られません。

期日が入れられるのはすでに

取りかかっている人ではないかと思います。

 

この「やる気がなくなる」経験があったから

決めたことは

「やる気に左右されずにする」

と決める事が出来ました。

 

これは少し後に出逢う様々な方の

言葉で確信できました。

 

リートレビノ氏の言葉「セイムブレス、セイムウォーク、セイムスマイル」、

 

ジム・コリンズ氏の「調子がよくても悪くても同じように仕事する」、

 

イングウェイマルムスティーン氏「調子が悪くても練習、調子がよくても練習何も変わらない」、

 

フレディースペンサー氏「雨が降っていても晴れていてもタイムは変わらない」、

 

島津良智氏「やらなきゃいけないことにモチベーション関係あるんでしょうか?」

 

 

などなど様々な言葉や姿に触れるたびに

「やる気」と「やること」は自分の中で分離できるようになりました。

 

これは感情に蓋をするとか

我慢をしているということではありません。

天気のように晴れたらする

雨が降ったらやらないと言うことでなく、

どんな精神状態であってもやることはやる。

 

そのとき感じる事はいろいろあるかもしれませんが、

やる、やらないをモチベーションまかせにしていたのでは

思ったところに到着しないと感じていました。

 

またさらにモチベーションというのは

もっともそうな「やらない言い訳」だと思うこともあります。

 

 

やる気、モチベーションに逃げそうになった

自分には「必要なのか」なのか「不要なのか」問いかけ

「必要ならばやる」を基準にしています。

 

これは義務感ではなく、

やりたいことは自分の感情で決めてます。

 

身近な「気分良くビールを飲みたい」と思ったら

そのために必要なグラスを冷やす、

ビールを冷やすなどはモチベーションにかかわらず準備をします。

 

いかにも男性的かもしれませんが、

目的にモチベーションがあれば

プロセスはやりたいことも

やりたくないことも出てきます。

 

そんな目先の感情の動きはどうなっても

目的にむかっていきたいと思っています。

 

「呼吸はモチベーションでするわけではない、必要だからしている」

「森澤勇司も必要だから生きている」

モチベーションで生きていたらとっくに死んでいると思います。

 

自分の目的に向かうエネルギーは

自律神経のように

やりたいからやるのではなく、

すでにする事が天命と決めてます。

 

現在の心境はこのように変わりました。

この当時の喪失感は

新聞奨学生が終わるまで続き

そんな流れで休学する事にしたのです。

 

 

さて、次は「第33章 国立能楽堂に願書提出」です。

能楽をしようなどとはさらさら思っていなかった私に転機がやってきます。

https://ameblo.jp/yuji-nohgaku/entry-12598931214.html

 

 

 

生まれる前

第01章【誕生前】 選んだ家庭
第02章【 0歳 】 誕生

幼少期

第03章【  2歳  】 トイレに落ちるのをこらえていた
第04章【 4歳 】 幼稚園に送迎なしで通っていた
第05章【 4歳 】 祖母にコップで殴られる
第06章【 4歳 】 祖母に仕返しをする
第07章【 4歳 】 茶化されるのが嫌い
第08章【 4歳 】 ブランコの鉄パイプが顔に刺さる
第09章【 4歳 】 本をひたすら開いていた
第10章【 5歳 】 世田谷線を止める

小学生

第11章【 6歳 】 小学校初登校
第12章【 9歳 】 弟の病気
第13章【 9歳 】 柔道を始める
第14章【 10歳 】 給食着の紛失
第15章【 10歳 】 光に包まれる

中学生

第16章【 13歳 】 父が亡くなる
第17章【 13歳 】 ギターを始める
第18章【 14歳 】  国士舘大学の柔道部にゆく
第19章【 15歳 】 天敵が現れる

高校生

第20章【 15歳 】 サッカー部に入る
第21章【 17歳 】 交通事故
第22章【 18歳 】 柔道大会で優勝する
第23章【 18歳 】 ビンテージギターを手にする
第24章【 18歳 】 テンプル大学とのご縁
第25章【 18歳 】 引っ越し
第26章【 18歳 】 衝撃の初月給

大学

第27章【 18歳 】 テンプル大学「卵」と「バナナ」
第28章【 18歳 】 アメフトを始め防具を譲り受ける
第29章【 19歳 】 失恋劇場は上手ばかりではない
第30章【 19歳 】 座間キャンプで英語が通じない
第31章【 19歳 】 小鼓を初めて見る
第32章【 19歳 】 休学する
第33章【 20歳 】 国立能楽堂に願書提出

国立能楽堂研修生

第34章【 20歳 】 国立能楽堂の試験
第35章【 20歳 】 人生を決めた一冊「行動学入門」
第36章【 21歳 】 国立能楽堂の稽古とアルバイト

内弟子

第37章【 23歳 】 20年の運転が始まる

独立

第38章【 32歳 】 独立記念能
第39章【 41歳 】 演奏家の妻と結婚
第40章【 42歳 】 娘が誕生
第43章【 43歳 】 舞台から集中治療室に運ばれる

退院後

第42章【 43歳 】 退院後に待っていたもの
第43章【 43歳 】 いのちの電話
第44章【 44歳 】 野菜自給生活
第45章【43~47歳】社会勉強勉強でセミナー通い
第46章【 44歳 】 自分を変えなければ何も変わらない
第47章【 47歳 】 重要無形文化財能楽保持者の認定
第48章【 47歳 】 初出版『ビジネス版「風姿花伝」の教え』
第49章【 49歳 】 読書の習慣化
第50章【 50歳 】 神社とお寺に立ち寄る習慣

まとめ

これから