( 過去のリンクは 後ろに まとめてあります。 )




レイコとの距離が 一気に近づいた気がした。



レイコは 俺のものだ・・・ って 叫びたいぐらい 有頂天になっていた。




僕の部屋を 訪れている時のレイコも いつもと変わらず 誰か(多分 男)と電話で 話をして SNSや メールに 夢中だった。



まともに DVDの観賞なんか したことはなかった記憶がある。



ある 雨の夜 レイコが 不意に 約束も 連絡も何もなく 俺の部屋を 尋ねてきた。



もう かなり遅くって 俺は ベッドで 夢の中にいた時間だ。



レイコは ドアを開けるなり 入り込んで来た。



そして その晩 そのまま 初めて 俺の部屋に 泊まった。



俺にとっては 予期せぬ 最高のプレゼントだった。



その晩 何とはなく 二人は 初めて 本当の 男女の関係になった。



男女の行為そのものは レイコの方が はるかに積極的だった。



このような 男女の夜の営みの行為は 随分と 経験豊富なようだった。



俺は 激しい嫉妬を覚えたが 下半身は 意志とは無関係に その全てを 喜んで 受け入れた。



一晩中で 何回 俺は 放出したのだろうか?



覚えていないが 最高の快感だった。



一晩中 二人は 激しく 愛し合った。



その後 寝入ってしまったのだろうか?



うたた寝(?)して 目が覚めたのは もう 昼近かった。



頭が 割れるように 痛かった。



身体が 妙に 気怠い感じがした。



レイコは 既に 部屋には いなかった。



そこには 真っ裸で シーツを一枚 かけただけの姿で 寝ている俺がいた。



昨晩 二人が愛し合った事は 事実だったのだろうか?



部屋の中で その愛し合った証を 探した。



彼女の 香水の 残り香が 少しだけ ベッドに 残っていた。



でも 本当に 彼女の 香水の残り香だったのだろうか?






( つづく )




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