日本橋から京都の三条大橋までの東海道五十三次を踏破した思い出を忘れないために、、、
という事で書き始めた旅歩きの記事。
東海道五十三次としては18日目になります。
2014年10月25日
あや乃旅館を朝8時に出発。
あや乃旅館入口右には変わった色をした郵便ポストが置いてありますが現役なのかは判りません(笑
昨日離れた旧東海道の場所に戻り本日のスタート。
迷う程ではありませんが少しクネクネと右左折しながら旧東海道を進みます。
小坂町の曲がり角にある水口石。
”力石”とも呼ばれる江戸時代から知られた大石で、浮世絵師国芳の題にも採られているとの事だそうです。
グーグルマップで見ると、この説明書きの最初の”小坂町”という文字が現在は「北邸町」に変わっています。
少し進むと林口の一里塚がある。
江戸日本橋から113里
北脇縄手と松並木の説明書き
東海道が一直線にのびるこの辺りは江戸時代「北脇縄手」と呼ばれた。
縄手(畷)とは田の中の道の事で、東海道の整備にともない曲がりくねっていた旧伊勢大路を廃し、見通しの良い道路としたことにちなむと考えられている。
江戸時代、東海道の両脇は土手になり松並木があった。
確かに一直線の道になっている。
私が通った時は朝モヤが掛かっていました。
北脇の集落
JAこうか柏木支所(現在は閉店)の向かいには北脇本町の祠がある。
祠の隣には懐かしい木造待合室があるバス停があった。
水口町の水田地帯を過ぎて緩やかなカーブの泉地区に入る。
泉地区を抜けると再び水田が広がり、小川に架かる橋の袂に東海道の道標がある。
竹林の片隅に泉一里塚が見える。
泉一里塚
江戸日本橋から114里
泉一里塚から少し進むと野洲川を越えるための「横田渡」跡の大きな常夜燈がある。
往来の多い横田渡では江戸時代の旅人は夜でも野洲川を渡ったと言われている。
野洲川に架かる横田橋は数度の架け替えを経て現在の国道1号線の横田橋に移設されたそうです。
現在の横田橋を渡るため国道1号線へ大きく迂回し野洲川を渡ることになる。
対岸は甲西町。
現在、横田橋は国道1号線では無く県道13号線になっている。
これは国道1号線バイパスが出来たための表記変更である。
↑の画は当時の国道1号線457キロポストです。
横田渡跡対岸には「新海道」石碑跡の説明書きが掲げてある。
横田渡から伊勢伊賀へと続く道のことを「東海道」に対して「新海道」と呼ばれた。
石碑は天保義民の丘に移設されている。
新海道石碑跡を見ていたらJR草津線が丁度走ってきたのでプチ鉄の血が騒ぎパチリ♪
JR草津線の三雲駅東側にある踏切。
近くには天保義民の碑がある。
踏切近くにある常夜燈
天保義民の丘に移設された「新海道」の石碑
JR草津線「三雲」駅の駅舎
ローカル鉄道の駅舎はしみじみと見入ってしまうプチ鉄の私。
三雲の市街地を抜け、荒川橋から振り返る。
ここまで2時間程かけて歩いて来ましたので小腹が空いたし小休止。
実は朝出発する時に玄関先で旅館の女将さんから旅人の皆さんにお配りしているという炊込みご飯のオニギリをいただきました。
それを食べようと背負っていたリュックから取り出そうと開けたら・・・無い!
リュックの口は閉まっていたので途中で落ちる訳ないし、、、
必死の思いで目を瞑って記憶を呼び起こす、、、
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玄関でオニギリをいただいた
『ありがとうございます』と言った
座って靴を履いた
お辞儀をして玄関から外へ出た
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あれっ!?
オニギリを受け取った瞬間どうした?
記憶が断片的に飛んでいる!
たしか・・・下駄箱の上に置いたな。
その後に座って靴を履いたんだっけな。
完全に下駄箱の上に置き忘れた!!
やっちまったなぁ・・・
電話して謝ったほうがいいかな。。。
しかし、、、
今更どうする事もできないな
取りに戻ることも出来ないし。
諦めよう。
完全に人の親切を無にする出来事でした。
「あや乃旅館」の女将さん本当に申し訳ありませんでした。
そんなこんなで失意のもとに出発することになりました。
旧東海道はしばらくの間JR草津線と平行しているのでたまに踏切がある。
本数が少ないけどまた草津線の車両を見る事が出来て良かった(笑
踏切を越えると「きずな街道 歴史探訪・史跡めぐりマップ」がある。
次なる目的地”石部宿”の文字が出てきました。
しばらく進むと天井川である大砂川のトンネルがある。
トンネルの上に川が流れているとは珍しいですネ。
トンネルの上には空海が植えたという伝説が残る「弘法杉」がある。
樹齢750年を超える大杉は壮大でした。
夏見の集落に入ると寺や石碑など昔を思わせるものが多く残されている。
以前はこの向い隣に一里塚の石碑があったそうだが今では撤去されこちらの一里塚囲いだけが残されている。
※今は道を挟んだ向かいに小さな解説版が掲げられている。
夏見の一里塚の姿は今では見られない。
江戸日本橋から115里
少し先にある夏見診療所の看板脇に解説版があった。
夏見集落の西には、天井川の由良谷川がある。
由良谷川のトンネルを過ぎて針の集落に入ると地酒「柳川」で有名な北島酒造がある。
寄って行きたいところだが寄ると欲しくなるので買ったら荷物になるから敢えてここは我慢。。。
家棟川に架かる橋の袂に平松のうつくし松についての解説版があった。
グーグルで調べて見ると、ここから山方面に行くと平松のウツクシマツ自生地があるらしい。
家棟川を渡ると何気に古ぼかしい石灯篭が立っていた。
西柑子袋バス停付近には古い石碑が建立されている。
ここは三叉路なので道標的なものなのかもしれない。
甲西町を越えてやっと石部宿のある石部町に入るので想い出に甲西町を撮ってみる。
石部中央交差点角には常夜灯モニュメントや解説版がある。
石部宿高札場跡の解説版や石部城跡の解説版
※現在は解説版が2つ増えて4つになっている
少し進むと「いしべ宿驛」がある。
無料の休憩施設で石部宿の昔を偲ぶことが出来る。
石部宿に到着したので第51話はここまで。
水口宿~石部宿まで10.8kmを3時間45分掛けて歩きました。
次回第52話は石部宿~草津宿の10.5kmになります。
あと残り3話。
2014年10月26日
にゴールしたので、
2024年10月26日
までに完話させたいと思います。
なんとか鋭意努力して頑張っていきますので応援の程、宜しくお願い致します
<バックナンバー>
第1話 日本橋~品川宿 11.6km
第2話 品川宿~川崎宿 9.8km
第3話 川崎宿~神奈川宿 9.5km
第4話 神奈川宿~保土ヶ谷宿 4.4km
第5話 保土ヶ谷宿~戸塚宿 9.4km
第6話 戸塚宿~藤沢宿 7.7km
第7話 藤沢宿~平塚宿 12.7km
第8話 平塚宿~大磯宿 3.3km
第9話 大磯宿~小田原宿 15.8km
第10話 小田原宿~箱根宿 15.5km
第11話 箱根宿~三島宿 14.4km
第12話 三島宿~沼津宿 6.2km
第13話 沼津宿~原宿 6.1km
第14話 原宿~吉原宿 9km
第15話 吉原宿~蒲原宿 11km
第16話 蒲原宿~由比宿 5.4km
第17話 由比宿~興津宿 10km
第18話 興津宿~江尻宿 4.2km
第19話 江尻宿~府中宿 11.4km
第20話 府中宿~丸子宿 5.3km
第21話 丸子宿~岡部宿 8.5km
第22話 岡部宿~藤枝宿 7.8km
第23話 藤枝宿~島田宿 8.1km
第24話 島田宿~金谷宿 4.4km
第25話 金谷宿~日坂宿 6.5km
第26話 日坂宿~掛川宿 8.6km
第27話 掛川宿~袋井宿 8.3km
第28話 袋井宿~見附宿 6.5km
第29話 見附宿~浜松宿 14.5km
第30話 浜松宿~舞坂宿 11.1km
第31話 舞坂宿~新居宿 4.6km
第32話 新居宿~白須賀宿 6.8km
第33話 白須賀宿~二川宿 5.9km
第34話 二川宿~吉田宿 7.7km
第35話 吉田宿~御油宿 11.1km
第36話 御油宿~赤坂宿 2km
第37話 赤坂宿~藤川宿 9.9km
第38話 藤川宿~岡崎宿 10.7km
第39話 岡崎宿~池鯉鮒宿 11.8km
第40話 池鯉鮒宿~鳴海宿 11.7km
第41話 鳴海宿~宮宿 6.6km
第42話 宮宿~桑名宿 25km
第43話 桑名宿~四日市宿 12.6km
第44話 四日市宿~石薬師宿 12.2km
第45話 石薬師宿~庄野宿 3.3km
第46話 庄野宿~亀山宿 8.5km
第47話 亀山宿~関宿 5.1km
第48話 関宿~坂下宿 5.3km
第49話 坂下宿~土山宿 10km
第50話 土山宿~水口宿 11.8km