東海道五十三次踏破 第43話 桑名宿~四日市宿 | ブラまくり

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日本橋から京都の三条大橋までの東海道五十三次を踏破した思い出を忘れないために、、、

 

という事で書き始めた旅歩きの記事。

 

東海道五十三次としては15日目になります。

 

 

2014年9月15日

 

 

桑名宿を出て少し行くと城南神社がある。

御祭神は天照大御神。

 

 

 

矢田の立場から城南神社を通り過ぎてさらに南下すると町屋川(現:員弁川)にぶつかる。

 

 

 

この場所は町屋川の舟運や東海道の通行客を相手にする茶屋などで賑わった場所でもありこの伊勢両国常夜燈は当時を偲ばせる遺物でもある。

 

 

 

常夜燈近くにある安永第一公園内に解説絵図がある。

 

当時は町屋川に木橋が掛けられていたが現在はすぐ近くを通る国道1号線の町屋橋で川を渡る。

 

 

 

安永第一公園から見た町屋川(現:員弁川)の向こう岸の風景

 

 

 

国道1号線の町屋橋を渡り再び旧東海道に戻り歩き始めると10分ぐらいで一里塚の里標がある。

 

縄生一里塚

江戸日本橋から97里

 

石碑だけで他に何も解説など手掛かりになるようなものが無い。

 

 

 

近鉄名古屋線の伊勢朝日駅南側辺りから南向きに見た街並。

 

樹齢300年を超える榎などもあり、現在は”憩いのひろば”として旧東海道の説明書きなどがある。

 

 

 

 

さらに少し南下すると国学者橘守部誕生地遺跡がある。

 

 

 

朝明川に向かうこの道は桜並木になっており桜の咲く季節に通るととても素敵な景観らしいが9月に通ったため緑一色(笑

 

 

 

桜並木終わりの伊勢湾岸自動車道高架手前に多賀神社常夜灯がポツンと建っている。

 

 

 

朝明川に沿って伊勢湾岸自動車道の高架がある。

 

伊勢湾岸自動車道は横浜から京都方面に車で行く時に必ず通る道なので少し感慨深げになる。

まさか自分が自動車道の下を歩くとは思ってもいませんでしたからね。

 

 

 

旧東海道をしばらく歩いていると一里塚址の石塔が右側に見える。

 

 

 

真正面から見るとこんな感じ。

 

 

 

富田一里塚

 

江戸日本橋から98里

 

 

 

富田一里塚から振り向くと近鉄名古屋線のガードがこんな感じで見える。

 

鉄ちゃん的にはここで電車が通って欲しかったけどそうは上手くいかない。

 

 

 

旧東海道はJR関西本線の富田駅と近鉄名古屋線の近鉄富田駅の間を通ってその先を右折する。

少し行くと

「津市元標 拾里 三重郡富田町」

と書かれた石標が建っている。

 

 

 

新設用水道碑の隣には「力石」がある。

 

明治の中頃、この村にある二ヶ寺の御堂を再建するにあたり各所より土台石の奉納があった。また、御堂の地築(地固め)に、近隣近在より奉仕の人々が集まった。その節、土台石の中よりこの石を選び休憩時に体力を試さんと持ち上げ競い合ったと伝えられている。その後、茂福地区の青年若衆が大正の終わり頃までこの石で力比べをして競い合ったと言う。

 

 

 

八田三丁目西交差点

上を通るのは産業道路の上海老茂福線

高架が多いという事は一昔前までは渋滞が酷かったエリアなのでしょうね。

 

 

 

米洗川の袂にある常夜燈は遠くからも一望出来て一際目立つ存在。

 

 

 

さらに少し行くと右側に地蔵尊がある。

 

”東海道”と書いてあるとホッとして嬉しくなるのは歩いた実感なのでしょうね。

 

 

 

地蔵尊から少し先にある「かわらずの松」

 

樹齢200年の松で、この道を行きかう人々をずっと見続けてきたのだろう。

そして今後もずっと・・・

 

 

この後、旧東海道は国道1号線に出る。

久しぶりに国道1号線のキロポストを発見!

 

日本橋から393km

 

もうチョイで400kmのキロポストだ!!

 

 

旧東海道は再び国道1号線から左に外れる。

海蔵川の土手沿いには一里塚の石碑があった。

 

 

 

三ツ谷一里塚

 

江戸日本橋から99里

 

次がキリ番100里の一里塚!

 

 

 

海蔵川を渡るため一旦また国道1号線に戻り海蔵橋を渡る。

 

 

 

迂回して海蔵橋を渡った後、再び旧東海道に戻る。

 

しばらく進むと四日市宿の入口でもある三滝橋が見えてくる。

 

 

 

三滝川に架かる三滝橋。

 

広重の描いた四日市宿はこの三滝橋から桑名湊を眺めた画だと言われている。

 

 

 

三滝橋を渡ると四日市の銘菓「なが餅」で有名な笹井屋がある。

 

四日市宿に到着したので第43話はここまで。

 

桑名宿~四日市宿までの12.6kmを2時間50分かけて歩きました。

 

次回、第44話は四日市宿~石薬師宿の12.2kmになります。

 

今回の3泊4日の行程では初日・2日目で誤算があり大きく後れが生じてしまいどうしたものかと思う所も少なからずありましたがゴール(三条大橋)するまでの道筋をつけるという大きな目的があったので前へ前へと歩けたと思います。

 

ただ無理し過ぎて足を痛めたり体調を崩すといけないので無理は絶対に禁物なので今自分の出来る範囲でやれる事をやるというのが大切と自分に言い聞かせながら歩き進んだ記憶がありました。

 

東海道五十三次踏破のブログ記事の作成は遅れ気味ではありますが鋭意努力してまいりますので次回話は今しばらくお待ちくださいマセ。

 

 

<バックナンバー>

第1話 日本橋~品川宿 11.6km

第2話 品川宿~川崎宿 9.8km

第3話 川崎宿~神奈川宿 9.5km

第4話 神奈川宿~保土ヶ谷宿 4.4km

第5話 保土ヶ谷宿~戸塚宿 9.4km

第6話 戸塚宿~藤沢宿 7.7km

第7話 藤沢宿~平塚宿 12.7km

第8話 平塚宿~大磯宿 3.3km

第9話 大磯宿~小田原宿 15.8km

第10話 小田原宿~箱根宿 15.5km

第11話 箱根宿~三島宿 14.4km

第12話 三島宿~沼津宿 6.2km

第13話 沼津宿~原宿 6.1km 

第14話 原宿~吉原宿 9.0km

第15話 吉原宿~蒲原宿 11.0km

第16話 蒲原宿~由比宿 5.4km

第17話 由比宿~興津宿 10.0km

第18話 興津宿~江尻宿 4.2km

第19話 江尻宿~府中宿 11.4km

第20話 府中宿~丸子宿 5.3km

第21話 丸子宿~岡部宿 8.5km

第22話 岡部宿~藤枝宿 7.8km

第23話 藤枝宿~島田宿 8.1km

第24話 島田宿~金谷宿 4.4km

第25話 金谷宿~日坂宿 6.5km

第26話 日坂宿~掛川宿 8.6km

第27話 掛川宿~袋井宿 8.3km

第28話 袋井宿~見附宿 6.5km

第29話 見附宿~浜松宿 14.5km

第30話 浜松宿~舞坂宿 11.1km

第31話 舞坂宿~新居宿 4.6km

第32話 新居宿~白須賀宿 6.8km

第33話 白須賀宿~二川宿 5.9km

第34話 二川宿~吉田宿 7.7km

第35話 吉田宿~御油宿 11.1km

第36話 御油宿~赤坂宿 2.0km

第37話 赤坂宿~藤川宿 9.9km

第38話 藤川宿~岡崎宿 10.7km

第39話 岡崎宿~池鯉鮒宿 11.8km

第40話 池鯉鮒宿~鳴海宿 11.7km

第41話 鳴海宿~宮宿 6.6km

第42話 宮宿~桑名宿 25km