BCL史は100回のシリーズで適宜追加、SWL日記は現在の短波事情日記で、これらのシリーズのインデックスは既にありますが、地域(大陸)別にもまとめてみました。
地域割は国際短波クラブ(ISWC)や国際サッカー連盟(FIFA)のものとは異なる、私独自のものであることをご了承ください。
こちらも、アップごとに順次追加していきます。
【アジア(旧ソ連邦を除く)】
私がヨーロッパの次によく聴いた地域の放送局です。
北京放送は私がこの趣味にはまるきっかけになった放送局で、受信報告も幾度となく送りました。文化大革命が終わった後の解放感も伝わってきました。
最も頻繁に聴いたハノイのベトナムの声放送からはアメリカ侵略者と闘うベトナムの人々の意気込みが伝わってきました。ベトナム民族解放戦線を「ベトコン」と呼ぶなど、日本では米国経由で無批判、一方的な米国目線の報道がなされていましたが、ベトナムの声放送は米軍の敗退、遁走とベトナムの勝利を確信させてくれました。
●日本(NHK,JJY,KDD)
●朝鮮民主主義人民共和国(チョソン中央放送,チョソンの声)
●大韓民国(KBS,MBC,DBS,TBC,CBS,HLKX)
●中華人民共和国(北京放送,中国国際放送)
(番外㉚)中国の標準時報局(BPM)
◎※香港(中華人民共和国特別行政区)(FEBC-R.Liangyou)
◎※中華台北(チャイニーズ・タイペイ,台湾)(自由中國之聲)
●モンゴル(ラジオ・ウランバートル,モンゴルの声)
●フィリピン(PBS,FEBC,ラジオ・ベリタス・アジア,SEARV)
●ベトナム<ラオス>(ベトナムの声,VTVN,自由の声,<パテトラオ放送>)
●タイ(ラジオ・タイランド)
●マレーシア(マレーシアの声)
●シンガポール(ラジオ・シンガポール)
●インドネシア(RRI)
●ミャンマー(ラジオNUG)
●インド(AIR,TWR India)
●パキスタン(ラジオ・パキスタン)
●アフガニスタン(ラジオ・アフガニスタン)
●イラン(ラジオ・テヘラン)
●シリア(ラジオ・ダマスカス)
●レバノン(ラジオ・レバノン)
●イスラエル(コル・イスラエル)
●サウジアラビア(サウジアラビア放送)
●クウェート(ラジオ・クウェート)
●アラブ首長国連邦(UAE)(UAEラジオ・ドゥバイ)
●トルコ(トルコの声)
【アフリカ】
なかなか受信しにくい地域でしたが、いくつかは良好に入感しました。特にラジオ・ガーナと南アフリカの声、それにナイジェリアの声は比較的よく聞こえ、よく聴きました。
南アフリカはまだアパルトヘイトの真っ只中にある時代で、また、いくつかの国はヨーロッパ諸国の植民地でした。
●アラブ連合共和国(エジプト)(UARラジオ)
●リビア(ラジオ・ジャマヒリア)
●アルジェリア(RTA)
●エチオピア(ETLF)
●リベリア(ELWA)
●ガーナ(GBC,ラジオ・ガーナ)
●ナイジェリア(ナイジェリアの声)
●ガボン(アフリカNo.1)
●コンゴ民主共和国(コンゴ国営放送)
●ルワンダ(ラジオ・ルワンダ)
● タンザニア(タンザニアの声)
●ポルトガル領モザンビーク(モザンビーク・ラジオクラブ)
●南アフリカ(SABC,RSA)
●エスワティニ(TWR・アフリカ)
●マダガスカル(マダガスカルワールドヴォイス)
●セイシェル(FEBA)
【ヨーロッパ(旧ソ連邦を除く)】
ヨーロッパでも西側の放送局では何と言ってもラジオ・ネーデルラントのハッピーステーションプログラムが楽しかったですし、ドイチェ・ヴェレの英語放送ではドイツ語を学びました。ドイツが好きな私は大出力の中波で放送している旧西ドイツのローカル局をほとんど聴いたと思います。
英国BBCは日本語放送だけでなく英語放送もよく聴きました。歯切れのよいBritish Englishからは英国のプライドが伝わってきました。
スイス放送も楽しい番組を送ってくれました。私のリクエスト曲や質問には放送を通じてことごとく応えて(答えて)いただきました。
歴史的な「プラハの春」、「チェコ事件」を挟んだラジオ・プラハの放送を聴き、また、送られてきた資料や手紙を見て、歴史の真っ只中に身を置いている自分にふるえました。
東ヨーロッパの中でもハンガリーには何人かのペンパルがいたり、詩人のペテーフィ・シャーンドルが好きだったりということもあり、ラジオ・ブダペストもよく聴いた局です。
ルーマニアのラジオ・ブクレシュチは音楽番組も含み楽しく聴きました。背景にあるチャウシェスク独裁体制など全く想像がつきませんでした。
●アイルランド共和国,北アイルランド(RTÉ,BBCラジオ・アルスター)
●英国(大ブリテン島)(BBC,ロンドンとその近傍の商業放送)
●ポルトガル(RDP,AWR・ヨーロッパ)
●スペイン(REE)
●アンドラ(スュド・ラジオ)
●フランス(ORTF→RFI)
●モナコ(TWR・モンテカルロ)
●イタリア(RAI)
●バティカン(バティカン放送)
●ギリシャ(ERT)
●マルタ(ラジオ地中海)
●ノルウェー(NRK,NOREA Radio)
●スウェーデン(ラジオ・スウェーデン)
●フィンランド(フィンランド放送協会)
●デンマーク(ラジオ・デンマーク)
● オランダ(RNW,NOS)
●ベルギー(BRT,RTBF)
●ルクセンブルク(ラジオ・ルクセンブルク)
●ドイツ連邦共和国(DW,DLF,NDR,RB,WDR,HR,SR1,Europe1,SDR,SWF,BR,SFB,RIAS,RL/RFE)
●ドイツ民主共和国(RBI)
●スイス(SBC,SRI)
●オーストリア(ORF)
●ポーランド(ポーランド放送)
●チェコスロバキア(ラジオ・プラハ,ラジオ自由プラハ)
●チェコ(RFE/RL)
●ハンガリー(ラジオ・ブダペスト)
●ルーマニア(ラジオ・ブクレシュチ,ルーマニア国際放送)
●ブルガリア(ラジオ・ソフィア)
●ユーゴスラビア(ラジオ・ベオグラード)
●アルバニア(ラジオ・ティラナ)
【旧ソヴィエト社会主義共和国連邦】
何と言ってもモスクワ放送は巨大で、聞こえない日はありませんでしたし、私が全く聴かなかった日は殆どありませんでした。モスクワ放送を聴かなければソ連邦の歌謡曲と出会うことはなかったかもしれません。
ウクライナ共和国のラジオ・キエフ、ウズベクのラジオ・タシケントもよく聴きました。ラジオ・キエフの音楽番組や聴取者向けの番組では私の手紙やリクエスト曲を頻繁に取り上げてくれました。
●ロシア社会主義共和国(モスクワ放送,平和と進歩放送,ロシアの声,スプートニク)
●ウクライナ社会主義共和国(ラジオ・キエフ)
●リトアニア社会主義共和国(ラジオ・ヴィルニュス)
●ウズベク社会主義共和国(ラジオ・タシケント)
●アルメニア社会主義共和国(アルメニアの声,ラジオ・イェレヴァン)
●アゼルバイジャン社会主義共和国(ラジオ・バクー)
【北アメリカ】
カナダのCBCは国際放送より、北部カナダ向け放送(Northern Service)の方がよく聞こえました。米国のVOAは日本語放送もありよく聴きました。ただ、VOA放送のニュースはそれを聴くまでもなく、米国べったりの日本でいち早く伝えられていました。
米国がベトナム侵略を行っている時代のVOAニュースは、今で言えば、まさにフェイクニュースで、ありもしない「事件」のでっちあげに加担していました。インドシナ情勢はVOAではなく、現地ベトナムの声放送の報道通りに推移していました。
●カナダ(CBC,IBRAラジオ)
●アメリカ合衆国(VOA,KGEI,WYFR,AFRTS,AFN,FEN,AFKN,WWV,WWVH,ベル・システム,KNLS,RFA)
(番外㊷)行進曲(VOA)
【中・南アメリカ】
私が最も苦手な地域でした。カリブ海の2国と南米大陸ではエクアドル、アルゼンチンだけを聴きました。
ラジオ・ハバナ・キューバの放送は反米一辺倒でしたが、ベトナムの声放送同様、「不屈の闘志」が伝わってきました。インターバルシグナルの「♪ Adelante cubanos (前進せよ、キューバ人)」は今でも頭に浮かんできます。
エクアドルのアンデスの声の日本語放送はよく聴き、よく手紙を出しました。宗教放送局ですが、宗教を越えた付き合いでした。この放送局を通して知りあった私の祖父世代にあたるメキシコ在住の移民日本人との日本語による文通は長く続きました。
●キューバ(ラジオ・ハバナ・キューバ)
●オランダ領アンティル諸島(TWR・ボネール)
●エクアドル(HCJB)
●アルゼンチン(RAE)
【オセアニア】
オーストラリア放送協会の日本語放送は恐らく日本で最も人気のあった海外放送ではないでしょうか。私もよく聴きました。日本で活躍されたタレント、ジョージ・ルイカーさんの「日豪ヒットパレード」など楽しい番組がたくさんありました。この局のDXコーナーで得た海外放送や短波クラブ等の情報は私の趣味の幅を広げてくれました。政治権力から独立した公正、公平なニュースは世界中の信頼を集めていました。
オーストラリア放送協会と比べれば規模の小さいラジオ・ニュージーランドを聴くのには苦労しましたが、聞こえる時には国内ニュースを興味深く聴きました。ニュージーランドに関する情報は日本では限られていましたからとても重宝しました。
●オーストラリア(ABC,VNG)
●ニュージーランド(NZBC,RNZI)
●パラオ(ホープ・ラジオ)
●ニューカレドニア(ラジオ・ヌメア)
●グアム(KUAM,KTWR,AWRアジア)
【その他】
一定の国には属さない局などをここへ入れました。
連合国(連合国家群)(UN)のUNラジオは一時期日本語放送も行っていたようですが、その時代に私は聴いていません。私が聴いていたのはもっぱら英語放送で、UNラジオからは受信証とともに必ずいくつかのパンフレットが送られてきて、社会科の授業の補助資料としてよく利用しました。(大学入試の英語の題材に取り入れられるといいなと密かに期待していましが、それはかないませんでした。)
●連合国(連合国家群)(UN)(UNラジオ)
●標準周波数・時報局,国際通信局(JJY,WWV,WWVH,VNG,KDD,ATT,BPM)
●国籍不明(エンドレスミュージック)
(番外⑩)Kiss Me, Honey Honey, Kiss Me