なごやんのSWL日記(2)初心を保ち、使命を胸に刻む | (新)なごやん

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名古屋からJリーグ アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、SWL(短波・海外放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
これまでの「なごやん」にログインできなくなったため、こちらで続けます。

 新型コロナ禍にあっては家にいる時間が長くなり、私の場合、結果として、昔取った杵柄ということで、海外放送を聴く機会がグーンと増えました。

 

 今回のBCL史も「史」というより、リアルタイム SWL/BCL といってよいでしょう。

 →ということで、新たに「SWL日記」として独立させました。

 

 中華人民共和国(中华人民共和国~中国)の北京放送/中国国際放送(China Radio International~CRI )の日本語放送では中国共産党創立100周年を記念して、今年から「初心を保ち、使命を胸に刻む」というシリーズ番組が始まりました。

 毎週土曜日に放送され、第1回は1月6日で、今日は第5回目でした。

 

 「14億もの中国人が100年の歴史を持つこの政党を支持する理由は何か」と銘打ってはいますが、CRI 自体が国営の、いわば情宣放送であり、この新番組が中国共産党のプロパガンダそのものであることは想像に難くなく、中国で2019年から習近平の下で始まった「不忘初心 牢記使命(初心を忘れず、使命を胸に刻む)」運動に呼応するものでしょう。

 

 14億もの国民が支持する政党?・・・そんなことありえないでしょう。全国民ですよ。もし本当にみーんな支持しているとすれば、それはそれで恐いことですよ。

 

 というネガティブな印象にもかかわらず、私は一読、否、一聴の価値があると思っています。

 それは、この番組を通して中国の近代史の一端や今、中国がどう歩もうとしているかということを知る上での端緒になると考えるからです。

 

 1日に8回放送される1時間番組では、最初にニュース、続いてCRI 時評、土曜日はその後、「局アナに学ぶ 声に出して読みたい中国語」と続き、毎時20分から5分間、この番組が放送されます。

 これまでに5回行われ、今のところ、中国共産党の創立にかかわった人物についてです。

 

 李大釗陳独秀蔡和森董必武と続き、5回目の今日は李達でした。いずれも中国共産党の創立にかかわり、日本で学んだことのある人たちです。

 今後、どう展開していくのかわかりません。しばらくは人物紹介でしょうか。

 

 今、世界の「大国」の一部では政治権力の一極化がすすみ、習近平下の中国もその例外ではなかろうと私は思っています。しかし、日本は他の国に対してと同様、そういった中国とも否は否、非は非としながらも付き合っていかなければなりません。(「是は是」とも書きたかったのですが、積極的に「是」とする政策が見つかりませんでした。中国大好きな方、すみません。)

 私は、政治家同士、相手国の権力者がどうであろうと、隣国のフツーの人たちとはお互い理解した上で仲良くしたいと思っています。

 

 インターナショナルのメロディーに乗せて開始されるこの番組、中国共産党のプロパガンダであることを理解し、決して安易に「洗脳」されることなく、しかししっかりとお聴きになることをお勧めします。

 20時以降は中波(1044kHz)でも聴くことができます。

 

 尚、私はCRI の関係者でも回し者でもありません。単なる短波愛好家です。

 

これまでのBCL史はこちらをご覧ください。

 

地域別インデックスも用意しましたのでご利用ください。

 

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