(新)なごやん

名古屋からJ1アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、BCL(ラジオ放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
これまでの「なごやん」にログインできなくなったため、こちらで続けます。


テーマ:

 今回はヨーロッパの順番で、ウクライナの放送です。


【背景】

 1900年代後半に崩壊したソヴィエト社会主義共和国連邦は15の共和国からなる巨大な連邦国家で、1922年に4共和国で設立しました。そのひとつがウクライナです。


 ウクライナの古代からの歴史をたどると、複雑ですが、とにもかくにもソ連邦の「オリジナル4」とでもいうべき国です。


 ソ連邦内の一共和国だったウクライナは黒海周辺の肥沃な土地で栽培される良質な小麦が農業の中心で、ソ連邦の一員となった後は工業も発展してきました。

ソ連邦結成(上)、ウクライナ社会主義共和国建国(下)50周年記念切手


 しかし第二次世界大戦が始まると、1941年、ナチスドイツが宣戦布告なしに当時のソ連邦へ攻め入ります。キエフもその標的になりました。


 当時のモスクワ放送がニュースを流します。「お知らせします。こちらはモスクワ(放送)です。今日、6月22日午前4時、ドイツ軍が宣戦布告なしにソ連邦各地に侵攻し、爆撃を行いました。ジトミール、キエフ、セバストポリ、カウナスなどです。・・・」


 ソ連邦は国を挙げてファシストドイツとの戦いに臨みました。大祖国(防衛)戦(ロシア語:Великая Отечественная война;ウクライナ語:Велика Вітчизняна війна*です。

*大祖国戦争(大祖国防衛戦):ドイツ等では東部戦線(Ostfront)と呼ばれたりもします。


 ウクライナではドイツ軍が「バルバロッサ作戦(Unternehmen Barbarossa)」の名の下にキエフのソ連邦赤軍(ロシア語:Красная армия)を包囲し、ソ連邦赤軍ははほぼ殲滅されました。しかし、その後ソ連軍は1943年に「ドニエプル川の戦い」で勝利するなど巻き返し、1945年5月9日、ドイツの敗北で終結しました。


 この戦いでウクライナでも多くの命が奪われましたが、一方、ナチスドイツを撃退する原動力ともなり、戦後、キエフは「英雄都市」と讃えられました。また、この功績もあって、1945年10月24日の連合国家(群)(UN:いわゆる国連)結成時にはソ連邦とともにベラルーシと並び単独の一構成国になり、一時は非常任理事国にもなりました。


 ウクライナは順調に発展してきていましたが、中には反ソ連邦的な考えから、ソ連邦の構成国でありながら、モスクワ政府に反感を抱く人もたくさんいたようです。


【ラジオ・キエフ】

 そんな時代のある日、私がラジオで外国の放送をサーチしていると、聴iいたことのあるメロディーを耳にしました。高校の音楽の教科書に載っていて習ったばかりのウクライナ民謡、ドニエプルの嵐(ウクライナ語:Реве Та Согне Дніпр Широкий)です。この曲の出だし、 Реве та стогне Дніпр широкий ・・・(日本語歌詞:吹きすさぶ嵐に・・・ )」がインターバルシグナルとして奏でられていたのです。


 「もしかして・・・。」

 耳を澄ませて聴いていると、そのインターバルシグナルに続いて「This is Radio Kiev,broadcasting from the capital of Soviet Ukuraine.」とアナウンスされました。もしかしてと思ったラジオ・キエフでした。

ログ


 私はもちろん受信報告を送りました。それに対しては受信証(ベリカード)が送られてきましたが、ある時、受信証とともに「ラジオキエフDXクラブ」への誘いの手紙が同封されていました。そして、何通かのレポートを送り、そのクラブの会員になりました。

ラジオ・キエフからの手紙


 受信証(ベリカード)は当時のウクライナ国旗から左肩の「つるはしとハンマー」を取り除いたデザインでした。DXクラブ会員には会員を示すスタンプと会員番号が記載されていました。

DXクラブ番号入り受信証


 プログラムはウクライナ語、英語、ドイツ語の放送が一緒になったものでした。

プログラム


 この局は私の質問や音楽のリクエストに殆ど応(答)えてくれ、それは放送で流されました。放送される前には必ず放送予定日を知らせてくれました。

リクエスト曲(上)と質問(下)の放送予定日


 私は自分のテープレコーダーなど持っていませんでしたが、ある時、家でもう使われなくなり、廃棄寸前の機械を持ってきて、私のリクエスト曲が放送された番組を録音しました。カセットテープは既にありましたが、CDなど考えもつかない時代のオープンリールテープによる録音です。


 ちなみに、この機械は私の手に渡ったため廃棄を免れ、まだ現役で、テープも聴くことができます。ただし、マイクは紛失し、録音はできません。

Sony Tapecorder Model 262(1962製造?)とラジオ・キエフが録音されたテープ


 この局も他局同様、年末には季節の挨拶を送ってくれました。中は肉筆の英語でしたが、表の「新年おめでとう!」がロシア語や英語ではなくウクライナ語で書かれているのを嬉しく思いました。

季節の挨拶


 また、キエフの写真集なども送ってくれました。

                                                        キエフ写真集


 それから数年後、受信証の図案が一新されましたが、番組は相変わらず友好的で、私が最もよく聴いたヨーロッパの放送局のひとつです。

受信証


 ソ連邦の崩壊とともに独立したウクライナですが、現在は反ロシア的な政権が国を運営していて、ロシアと緊張状態が続いています。


 この放送局の内容も反ロシア論調が強くなってきています。


これまでの記事はなごやんのBCL史インデックスをご覧ください。


また、放送局を国別に検索される方は地域別インデックスをどうぞ。


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