なごやんのSWL日記(25)シンガポール中継終了 | (新)なごやん

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名古屋からJリーグ アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、SWL(短波・海外放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
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 英国の公共放送BBCが海外向けに行っているワールドサービスで長い間利用されてきたシンガポール中継による短波放送が、本年7月15日(日本時間7月16日)をもって終了しました。

 

 私が海外放送を聴き始めた頃、BBCの日本語放送は、ロンドンからの直接の電波とシンガポール中継がありましたが、当然後者の方が良好に入感しました。当時、シンガポールはマレーシアの一州でしたが、間もなく独立しました。

<1960年代のBBC日本語放送受信記録~慣れ親しんだシンガポール中継11955kHz>

 

 1980年代のワールドラジオ・TVハンドブック(WRTVH)にも11955kHzはシンガポール中継として記載されています。

<WRTVH1980年代のBBC海外放送ページの一部((F)はシンガポール中継)>

蛇足ですが、ページ下部の広告を見ると、支払いが国際返信券でもできたことがわかります。

 

 日本語放送は1990年に終了しましたが、ワールドサービスそのものは継続され、シンガポール中継も行われていました。

 

 私は、BBCワールドサービス(英語)をほぼ毎日、どこかの時間帯で聴いていますが、シンガポール中継の最終放送を聴けるかどうかわからなかったため、毎日良好な受信状態で聴くことができていた、協定世界時(UTC)17時から18時(日本標準時2時から3時)にシンガポール中継でインド、バングラデシュ方面向け(方位角340°)に送信している放送を7月9日(日本標準時7月10日)、12025kHzで聴き、レポートしました。

 受信証(eQSL カード)はすぐに発行されるのですが、かつてもそうであったように、BBCの受信証には詳細なデータの記載がありません。自分でメモしておくしかありません。

<シンガポール中継最後の受信証(eQSLカード)>

 

 受信報告に添付した録音データはそのまま手許にも残しました。16時59分頃からインターバルシグナル(Bow bells)を含む約14分間という短いものですが、いわば"記念"です。

 結局、この受信が私にとって最後のシンガポール中継放送になりました。

 

 今、BBCの受信報告フォーマットから周波数12025kHzの選択肢はなくなっています。そりゃそうでしょう。放送していないのですから。

 念のため、私もこれまでと同じ時間に試してみましたが、当然、聞こえませんでした。

 

 私が知る限り、代替の中継局を新たに設定したわけではなく、単にシンガポール中継がなくなっただけで、聴取者としては平行して使われている他の周波数で聴くことになります。

 追々全体が見直されるでしょう。

 ただし、BBCは日本のNHK同様、融通のきかない放送局ですから・・・

 放送の質はもちろんNHKより数段どころか何十倍も優れていますけど。

 

【8月9日追記】この記事を書いた時点で、BBCホームページの周波数案内にはまだ12025kHzがありましたが、今日、再確認したところ、さすがに削除されていました。

 この時間帯、オマーン中継かアセンション中継にチャレンジかな?

 いや、寝ちゃうな、タブン。

 

これまでのBCL史/SWL日記はこちらをご覧ください。

 

地域別インデックスも用意しましたのでご利用ください。

 

BBCの元記事はこちらにあります。

 

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