盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

 

西和賀の湯田から、北上市から横手に向かう道を西へ。

秋田県に向かって走しると、見えてくる小さな看板。

木の家具「noKKa(ノッカ)」。

そして新しく草薬庵。

漢方薬、自然療法の店。

 

 

 

 

 

 

ラ メール · Nicki Parrott

 

隣に新しい建物。

ひょっとしてあそこが草薬庵だろうか。

 

 

車を停め、緩い坂を歩き出すと、

ノッカの明りが灯った。

 

 

もう日暮れ時、挨拶だけして帰ろう。

 

 

オーナー夫婦が出て来た。

「すいません、お休みのところ、ちよっと見せてもらったら帰ります」

「いえいえ、営業日なんでが、早めに閉めようかと思ってただけなんです」

とオーナー。

奥さんが開いた店を見てと言われ、

迷ったが甘えることにした。

 

 

 

 

奥さんが案内してくれた。

しっかりカウンセリングをしてから、

漢方や自然療法を指導。

「じっくりお話を聞きたいので、今は一日二組だけなんです」

対処療法は病院に任せ、

時間をかけて体を元気にする方法を教えてくれる様だ。

 

 

 

 

この建物も旦那さんが造った。

ここにいるだけで元気になりそうだ。

「吹雪の日、窓の外を眺めるのが好きなんです」

と微笑む。

 

 

 

 

下肢動脈硬化でカテーテル手術。

一作年に心臓もカテーテルの話をした。

すると毛細血管までいきわたり、

血液を綺麗にし病中病後などの滋養強壮、

肉体疲労などに効果のある生薬を教えてくれた。

ひと瓶てにとった。

これで一つ目の目的を達成。

この自然豊かな中で、

木の温もりと薪を燃やす柔らかな暖気にあたるだけで元気になりそうだ。

 

https://www.souyakuan-nf.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いてノッカへ。

「nоKKa」の名前の由来は、

「美しく、強く、優しい」

そして、さりげない野の花(ノッカ)の様に、

暮らしを彩る存在であり続けたい。

 

 

 

 

 

 

奥さんのハーブなども並ぶ。

 

 

 

 

木製の旅行鞄。

自分用以外に作って販売するそうだ。

 

 

家にいる時、

部屋にお書けば、そのまま小さな棚に。

 

 

自分用の皮の取っ手。

使い込むほどその人の手に馴染んでくる。

 

 

 

 

 

 

二つ目の目的はキーホルダー。

名前がふるっている「親指休憩所」。

すべすべした木の手触りと自然に馴染む曲線。

親指にするりとはまり心地よい。

これもゲット。

 

 

 

 

初めて来たのは2021年の夏。

カタスミのスノーシュー体験の時、

雪原の白い世界を歩き、

カタスミのサクサクの美味しいクッキーと珈琲で休憩。

カチッと音がして紙コップがお洒落なカップに。

その時に「ノッカ」の事を教えてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーナーが画面で見せてくれた木のランドセル。

 

 

なんと長男君が使っている。

 

 

ある物が欲しいと長男がおねだりした時、

オーナーは自分で稼いでみたら、と言ったそうだ。

そうして彼が作った力作のスマホ置き。

4台売れて、欲しい物を買ったそうだ。

 

 

林の木に吊るしたブランコを子どもたちは漕いで遊ぶ。

自然の中でのびのびそして逞しく育っている。

薪ストーブの様に暖かく素敵な家族だ。

一家に送られてノッカ、草薬庵を後にした。

 

 

西和賀から帰って来て、

まず、珈琲を淹れ「お菓子処たかはし」から買ってきたフィナンシェ。

抹茶の方は、豊かな抹茶の風味。

金のフィナンシェは、焼きたて。

行って来たばかりの西和賀の風景が蘇る。

外がカリッとして、口の中で広がる蜂蜜とバターの世界。

美味しい。

 

 

 

 

 

ゆっくりして床につく前、

買ってきた生薬を飲んだ。

意外に飲みやすい。

なんだか明日の朝は元気になりそうだ。

一杯目では、そうはいかないだろうが、

そんな気になった。

 

 

 

西和賀「nоKKa(ノッカ)」