様々な音楽表現を行う時常に身体のバランスが取れている事が
とても重要ですがバランスは頭骨をトップに脊椎バランスを
感じながらボディのローテーションを無くさない様踊る事が
大切と成ります。
バランスを失うと身体の左右の運動が滑らかに行われず
身体の至る所で無駄な緊張を強いられる事と成ります。
脊椎バランスを感じるには頭骨が脊椎のトップで支えられ
柔軟性の有る骨格でバランスの基準と成る事が重要で有り
上手く踊れている時は頭骨がとても静かに安定して空間に
浮いている様に見えるものです。
社交ダンスを踊るにあたって頭を高くして背筋を伸ばす事を
教えられるかと思いますが美しい上体を作る事以上に
踊っている時のバランスを継続する為にも重要です。
しかしながらこの姿勢を作る時も背中や首に力を入れ
硬直した状態で演じようとしている踊り手もいてホールドを
作る時と同じように外見的な様を真似るだけではかえって
運動表現を悪くしてしまいます。
頭の位置は出来るだけ高く保つのですがこの時脊椎の上に
乗っている様に感じ全身の筋肉の動きに応じて柔軟に
その位置が変えられる事が大切です。
頭の重さは成人で5㎏前後も有り支えているだけで緊張が
首や背中に掛かり凝りや痛みの原因と成る事も有ります。
脊椎の上で自由に前後左右に運動表現に応じ動く事で
脊椎周囲筋の運動を促し筋肉の緊張弛緩を繰り返す事で
血流を促す事が出来るのです。
リード&フォローの時に男女が運動表現を行う場合には
互いの脊椎バランスを中心にペアとしての音楽表現を
創り上げていく事が大切です。
男子はリードしようとして女子は男子にフォローしよう
として頭骨が近づきやすく頭のバランスを取ろうとして
前傾と成り重心が後方に抜けてしまっている踊り手も
多く見られます。
またコンタクト面に力を加えたり体重を与えようとして
同じく頭骨が近づきバランスを取ろうとして常に反って
踊っているペアも少なく無くて外見的な上半身の豊かな
音楽表現は互いの重心運動を伴った脊椎バランスを保ち
ながら演ずる事で自分たちが望む様な美しい体形が
生まれるのです。
ペアがお互いに反応して重心を動かし体重を移動させる
運動表現を行った結果様々な美しい音楽表現が生まれます。
下肢の運動により重心が移動する事で力を入れなくても
上半身は脊椎バランスの下イメージを具現化してくれます。
音楽とお相手に気持ちを向ける事で自らの身体が反射的に
お相手とやり取りできるように練習をする事が大切です。
音楽とお相手に自分の身体が反射的に反応する事で
思うがままの音楽表現が得られます。
その時外見的には非常に感動的で美しく運動表現は
ダイナミックかつ繊細に演じている様に感じるものです。