ラブホ社長のバリ島海外不動産投資入門・成長株・暗号通貨の実践会!

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ホテル25軒、中学受験塾、おもちゃのECビジネスで成功し、貸ビル3棟、太陽光7箇所所有。海外も楽しそう!とインドネシア・バリ島で不動産投資、ヴィラ・別荘の建築・運営。
バリ島の海外不動産投資・株式投資・収益不動産情報・ラブホテル売買情報・起業副業。

前記事で、日本円両替のスプレッドの高さについて書いた。

 

売価格0.5、買価格0.64、スプレッド28%。

 

米ドルは81.59と89.16で、スプレッド9.2%。

 

他の通貨と比べても、円の両替手数料はダントツで高い.

 

円の両替手数料は、なぜこんなに高いのか、考えてみた。

 

 

両替手数料は、需要、リスク、市場での流動性などによって決まる。

 

1. 両替手数料(スプレッド)の仕組み

両替所で提示される「売り価格」と「買い価格」の差を「スプレッド」と言う。

このスプレッドが、両替所や金融機関にとっての利益となる。

売り価格:両替所が通貨を売る価格(日本円を現地通貨に換える価格)

買い価格:両替所が通貨を買い取る価格(現地通貨を日本円に換える価格)

スプレッドの幅は通貨ペアごとに違う。

 

2. 日本円と米ドルのスプレッドの違い

米ドルは世界で最も取引量が多く、流動性が高い。

貿易や投資、観光など、すべての場面でドルが使用される。

だからドルは頻繁に売買され、両替所は簡単に手に入れることができる。

インドでもドル需要が高いから、スプレッドを狭く設定できる。

一方、日本円は信頼性は高いが、インドでの需要は高くない。

円を両替する人は少ないため、取り扱いリスクが大きくなる。

これにより、円を両替するコストが増加し、スプレッドが広がる。

在庫リスクの差が、スプレッドの差となる。

 

3. 為替レートの安定性

米ドルは安定しており、短期間で急激な価値変動が起きにくい。

日本円は「安全通貨」と言われるが、国際市場では経済や政策の影響を受けやすく、

短期的な変動リスクがある。

このリスクを両替所がスプレッド(手数料)に上乗せする。

 

4. 日本円の信用力は高いのか?

日本円は長らく、世界的に信頼され、安全通貨として言われてきた。

しかしもはや、安全通貨ではない。

日本円が安全資産だったのは、貿易収支は長らく黒字だったから。

しかし、日本では近年、貿易赤字となる月も出てきている。

これは、製造業界の企業が海外に拠点を設けるケースが増え、

輸出ルートが「日本から海外」ではなくなりつつあるからでもある。

だから必ずしも、日本の競争力がなくなったことにはならないが

円の信用力という点では影響していると言える。

 

 

それにしても、円安とスプレッド高のダブルパンチ。

 

なんとかならないものか。。

 

米ドルに対して円安なだけでなく、アジアの他の通貨と比べても一人負けの状態で、

 

この2年で円が勝っているのは、トルコ:リラ、アルゼンチン:ペソ、ロシア:ルーブル

 

という有り様だ。

 

 

この流れは、今のところ変わる気配はない。

 

対策できることといえば、できるだけ米ドルを持つことだ。

 

海外で、現地通貨が余った際、円に変えず、ドルに変える。

 

そうすれば、次にどこに行っても困らない。

 

 

かつて日本人がアジアに旅行すれば、王様になれた。

 

生きている間に、もう、そんな日は来ないんだろうな。。

 

知らなきゃ知らないでいいのだが、なんだかなぁ。

 

少しでもアレを経験できたことを幸運としておこう。

 

 

最後に、国別のビックマック価格を記す。

 

2024年1月時点でのビッグマック価格は、

 

スイス8.17米ドル(約1,315円)、アメリカ5.69米ドル(約916円)、ユーロ圏5.87米ドル(約945円)、シンガポール4.96米ドル(約798円)、韓国4.11米ドル(約661円)、タイ3.78米ドル(約608円)、中国3.47米ドル(約558円)。

 

日本は3.04ドル(約489円)。

 

かくなる上は、物価の安い国、日本で生活できることを素直に喜んでおこう。