蒼い衝動(1986年) | 勝手に映画紹介!?
2019年01月31日

蒼い衝動(1986年)

テーマ:洋画

WOWOWの官能ラブロマンス特集でエアチェックしておいた「蒼い衝動」を鑑賞…昨日、鑑賞した「ホテル」には「007/ムーンレイカー」のボンドガール、コリンヌ・クレリーが出てたけど、本作には「007/サンダーボール作戦」のボンドガール、ドミノ役のクローディーヌ・オージェが出演。ただし、“性春”を謳歌する主人公の母親役なのでオージェ自身は、お色気担当というほどでもなかった(ネタ的なものはちょっとあったけど)。セレナ・グランディをはじめとする他の女優陣はこれでもかと脱ぎまくってるので、そっち系お目当ての人も期待してよかですよ(笑)

1914年、夏…寮生活をしていた少年ロジェは、久しぶりに実家の豪邸に帰省。両親や姉、妹、叔母、使用人たちとの再会を果たす。年頃のロジェは…異性に対して興味津々。大人たちの睦事を盗み見ては悶々とした日々を過ごしていた。そんなある日、戦争がはじまり…周囲の男たちがみんな出征していく。屋敷の中にいる男が自分1人だと気づいたロジェはセクシーなメイドのウルスラと“初体験”を済ませると、誰彼構わず、見境なしに関係を持ち始める。料理人、叔母、果ては婚約者がいる姉まで…女たちもまたロジェとの関係を大いに楽しんでいたが…。

いわゆるハーレムもの、今風に表現すると“なんつー、エロゲ設定だよまったく”って感じのお話。百歩譲ってメイドさんは…まぁ“あり”だと思うけど、同居してる叔母さんや実の姉にまで手を出す。主人公のエロ少年のことを物凄く慕ってる幼い妹もいて、この妹もかなり“おませさん”なのよ。一応、男女のあれやこれやは理解してるようで、兄貴に向かって“もう、やった?”とか質問しちゃう。さすがに妹まで手を出したら…それは鬼畜だぞと、心配してたら、大丈夫でした。なんかホッとする一方で、そこまで踏み込んだら、本当にすごい映画だったなとも思った。

最初は、他の大人の男がいっぱいいるから…主人公はぜんぜんお呼びじゃなかったのよ。だからさ、女子たちのガールズトークを盗み聞きしてるだけでも悶々としちゃったり、みんなわりと自由奔放に“いたしてる”ので、それを目撃して我慢の限界にきちゃう。で、使用人(作中のセリフでは管理人っていう設定になってたかな?)の太った中年オバチャンを襲おうとしたり…そこいくの?みたいな驚き。確かに、あのオバチャンも、主人公の前で豊満な胸の谷間を見せつけたり、立ちションしたり…意識はしてたと思う(旦那がイン●で欲求不満がたまってたらしい)。

結局、あのオバチャンとは未遂に終わって、それまでだったんじゃないかな?1人成功(性交とも言える)した後の…一晩にいったい何人と何回してるんだ!という怒涛の展開を見ていて、“若いっていいな、元気だな”という羨ましさを感じずにはいられなくなり、ちょっぴり切なくもなる(だから、これはあくまで映画だって)。叔母にいった後、まぁ、そこまでいったら、今度はお姉ちゃんにも手を出すだろうなって思ったけど…あそこのプロセスはなかなかドキドキしたぜ。数うちゃあたる(意味深)…あれだけヤってりゃ当然、修羅場も覚悟だけど、そうならない。

それこそ“エロゲ”だったら、これはある意味、ハッピーエンドなんじゃないだろうか?女遊びが大好きな男にとっての“ファンタジー”だな、これ。専門的に解説する、原作小説があって、それは好色文学というものに属する(ほとんどWOWOWの解説の受け売り)んだけど…そんな難しい説明はどうでもよくて、オイラのようなボンクラ的には、「ポーキーズ」シリーズや「アメリカン・パイ」シリーズに近い感覚で楽しめる、お馬鹿なエロコメディでしたよ。ちなみにWOWOW放送は例のごとくボカシだらけでしたが…リリースされているDVDは無修正らしいですぞ。


監督:ジャンフランコ・ミンゴッツィ
出演:ファブリス・ジョッソ クローディーヌ・オージェ セレナ・グランディ マリオン・ピーターソン マリナ・ヴラディ


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