勝手に映画紹介!?

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オーバーアクト:なんちゃって大作戦(2026年)

 

ネットフリックスで今日から配信が始まったオリジナル映画「オーバーアクト:なんちゃって大作戦(原題:Kaeng Owoe/英題:Overacting)」を鑑賞…タイのオフビートなアクションコメディ。元警官だった父親が心臓発作で倒れた後に目覚めると…記憶が混濁し、現役の警察官だと思い込んでしまい、その記憶を無理に訂正すると、ショック死する可能性が高いため…役者志望の一人娘とその仲間たちが、偽警察官になって…みんなで警察の真似事をするんだけど、実際の事件なんかにも勝手に関わったりして、大騒動になっていく…みたいな感じのお話でした。

 

モデル事務所を営みながら、自身も女優として活躍することを夢見ているヌットだったが、なかなかオーディションに受からない。ヌットは、元警部の父親ウィナイと一緒に暮らしているのだが…ある日、ウィナイが心臓発作を起こして病院に搬送された。一命はとりとめたものの、神経系に障害が出ており、警官時代の記憶に戻ってしまっていた。さらに、自分が既に警察官を辞していることを知った時は、ショックで再び心臓発作を起こす可能性があるという!ヌットは元カレの交通警官トイや、役者仲間でもある幼馴染と協力し、偽の警察部隊を組織するのだが…。

 

冒頭は、警官時代の父親が、宿敵の悪党と戦うアクションシーンから幕を開けるが…コメディ色は全開。バイクに乗った悪党を追いかけるのに、車の屋根からダイブ、手に持った“肉の串焼き”をウルヴァリンの爪のようにして構えて、長時間飛行したりするんだけど…合成とかがやたらとチープなんだよな。ちなみに、これはだいぶボケはじめた父親が見ている夢という設定であり、父親は夢を見ながら、夢遊病者のように、家の中で暴れまわっている。父親はインド映画を見るのも好きなようで…コミカルなアクションの中には、ボリウッドオマージュも散見する。

 

そして、その後に登場する現実世界でのアクションシーンもどれも似たようなものが多く、全体的にアクションシーンはチープなものが多い。まぁ、あえて、狙いなんだと思うけど。似てるといえば、「裸の銃を持つ男」とか「絶叫計画」シリーズとか、ハリウッドのパロディものに出てくるアクションシーンのような感じのチープさ。ギャグのセンスとかもけっこう似ているものがあったな。ストーリーもけっこうぶっ飛んでて、心臓発作で死にかかった父親が、ボケて自分が警官だと思いこんじゃう、真実を知るとショック死しちゃうから、警官のフリを続けさせなきゃいけないと。

 

そこで売れない女優の娘が、仲間たちと偽警官になって、父親を偽警察署長に祭り上げるんだけど…本物の事件や捜査に首をつっこんでしまい、大騒動に発展!果ては、夢の中に出てきた宿敵が舞い戻って来て、因縁の対決が再び起こる!基本はおバカコメディだが、親子関係などで、ホロっとさせる要素もある。娘役の女優さんは、日本のアイドルみたいな可愛らしいルックスだが、けっこう率先して変顔とかもするし、コメディアンヌの素質があり。その娘の元カレで、交通警官の役を演じている役者さんが…中川家のお兄ちゃん(中川剛)そっくりでめちゃ笑う。

 

 

監督:プルクサー・アマルチ

出演:ポンサック・ポンスワン メラダー・スシリー ゴーン・フアイライ コーンポープ・チャンチャルーン

 

 

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ポルノ☆スターへの道(2011年)

ポルノ☆スターへの道 (字幕版)

 

ネトフリで最近配信が始まった新着の旧作映画「ポルノ☆スターへの道」を鑑賞…田舎に住む純朴、というか無知でおバカな青年が、ある時、自分の両親が“有名ポルノスター”だったことを知り、自分もハリウッドに出て、ポルノスターを目指すというお下品コメディ。たぶん、日本では当時、ソフトスルーだったと記憶…タイトルは知ってたけど、今まで見たことはなかった。アマプラでも配信の扱いはあるが、見放題には未対応、有料配信だった。同じネトフリで「シラート」という衝撃作を見た後に、このチョイスでよかったのか?ある意味、こちらも衝撃な作品だけど。

 

アイオワの田舎町で両親と暮す純朴な青年バッキー・ラーソン。ある日、近所の友人宅で、ポルノ映画の鑑賞会が行われ、そこで初めて“性的な興奮”に目覚めるのだが…映画で“からみ”を演じている男優と女優が、なんとバッキーの両親だったことが判明!演じることに興味を抱いたバッキーは、自分もポルノスターになると決意し、ハリウッドへと旅立つ。右も左もわからない大都市で、心優しいウェイトレスのキャシーと出会い、親交を深める一方、まさかの“租チン”が巷で支持され、あっという間にポルノ界で大躍進することになるバッキーだったが…。

 

同じポルノ業界を描いた傑作「ブギーナイツ」を…ファレリー兄弟みたいなノリで撮っちゃったのが本作。下品で、自虐的で、アダム・サンドラーの映画にも似てるんだよなって思ったら、そのアダム・サンドラーが脚本とプロデューサーを務めていたので納得した。本人は出演していない。アメリカのコメディ映画って、本当にバカをバカに描くよね…ルックスも本当にバカっぽい。っていうか、はっきり言ってキモい。よく言えば純朴、正直に言うとただのバカな主人公…いい歳こいて、その日まで“シコり方”も知らなかったんだけど、悪友たちにポルノを見せられる!

 

そこで初めて、快感にも目覚めちゃうわけだけど…もう一つ、目覚めたことがあって、それは演技への興味。実は、初めて見たポルノ映画の演者が、自分の両親だった!これには本人も、その場にいた悪友たちもビックリだ。確かに、この純朴…もといバカな主人公の両親なので、それまでは、まったくそんな雰囲気は微塵も感じられなかったんだけどな(笑)2人とも、テヘ、バレちゃった…みたいな態度で、自分たちがポルノスターになった経緯を息子に語り出す。すると、息子の方は、“自分もポルノスターになる”と宣言、映画の都ハリウッドへと向かうのだった。

 

とはいうものの、どうやってポルノスターになればいいのか、本人も皆目見当がつかない。仕方なく、目に付いたポルノショップで話を聞いたりしながら、街をさ迷い歩き…偶然立ち寄ったダイナーで、ウエイトレスのクリスティーナ・リッチと出会う。店でこき使われていたクリスティーナ・リッチは、普通の人から見ると、ただのバカにしか見えない主人公の純朴さ、素朴さに惹かれ、癒され、最初は“友人”として、絆を深めていくことになる。なんでこんなキモいバカと美女のカップルが成立するんだよというのも…この手のコメディのお約束な“ファンタジー”要素だ。

 

人間の良し悪しは見た目じゃない…というのをやたらと誇張して描いてるんだろうけどな。一方で、主人公のサクセスストーリーも描くんだけど…そのきっかけが、普通ならコンプレックスになるはずの、“租チンと早漏”が武器になるという、とんでもない皮肉。それこそファンタジーだよな…。白い液体を飛ばして、笑いをとろうとするストレートさ、やっぱりファレリー兄弟の「メリーに首ったけ」を思い出すな。あれは、当時のキャメロン・ディアスのキュートさで、ギリ成立してたけど…お下品すぎるよな。そこまでつまらなくはなかったけど、さすがに見る人を選ぶのでは?

 

 

監督:トム・ブラディ
出演:ニック・スウォードソン クリスティーナ・リッチ ドン・ジョンソン スティーヴン・ドーフ イードゥー・モセリ

 

【アマプラでも有料配信中です】

ポルノ☆スターへの道 (字幕版)

ポルノ☆スターへの道 (字幕版)






 

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シラート(2025年)

『シラート』DVD

 

ネトフリで配信が始まった「シラート」を鑑賞…特にネトフリオリジナルの作品ではなく、今年の6月に劇場公開された作品。各国の映画祭などでも話題になったスペインとフランス合作のインディペント作品で、日本でも口コミで大ヒットしたと聞く…ウチの地元じゃ上映はなかったけど。失踪した娘を探すため、幼い息子と共に旅を続ける父親…娘がレイブ会場にいるかもしれないと聞くも空振りに終わり、そこで知り合った参加者と別の会場を目指すことになるが…というお話。現段階で、アマプラでは未配信…ブルーレイとDVDがそれぞれ今年の12月にリリース予定。

 

砂漠で行われているレイブ会場に、場違いな親子…ルイスと息子エステバンの姿があった。2人は失踪した娘(姉)を探していて、このレイブ会場にいるかもしれないという情報を得ていた。しかし、娘の姿はなかなか見つからず、ルイスは、酒とドラッグでハイになり、大音量で踊り狂う参加者たちの姿を黙って見つめることしかできなかった。やがて、娘の写真を見せた相手から、別のレイブ会場にいるかもしれないと新たな情報が得られる。その後、話を聞いた参加者たちが…渋滞の列を抜け出し、車を走らせるのを見て、2人も後を追いかけることにしたが…。

 

冒頭、レイブ会場でスピーカーのセッティングをしているところから始まる…スピーカーに似た箱を積み上げてるけど、いったい何だろう、何をしてるんだろうって思ったら、やっぱりスピーカーだった。セッティングが終わり…言葉では形容しづらい“ブォーン”という低い音がスピーカーから流れだし、岩山に囲まれた会場に鳴り響くところは、まるで“戦国時代の合戦が始まる時の法螺貝の音”みたいで、確かに妙な高揚感を味わう。そして、その音に呼応したように、人々が音楽に合わせ、狂うように踊り始めるのだが…そんな場所に場違いな親子連れの姿があった!

 

失踪した娘を探しているという父親と、その弟らしい幼い息子…2人は手製のビラを持ち、参加者たちに聞き込みを続けるも、芳しい情報は得られない。本当にこんな場所に娘がいるのか、信じがたい様子で、会場をさ迷う父親。しばらく経って…別のレイブ会場の存在を知らされる親子、もしかしたらそこにいるかもよ?という新たな情報。やがて軍人がやって来て、レイブイベントの解散を命じ、参加者たちをその場から退去させようとする。参加者たちは抗議を行うも、結局…命令に従い、それぞれ帰途につく。しかし、一斉に動き出したことで大渋滞が起きてしまう!

 

そんな中、軍人に反発し…渋滞の列から抜け出していく参加者のグループが現れた。その様子を見た親子は…息子の助言で、後を追いかけることに。その抜け出したグループというのが、別のレイブ会場の情報をくれた人たちだったのだ。彼ら、彼女らについていけばなんとかなるんじゃないか?という期待を抱くのだが…。もちろん相手は、足手まといになると困惑気味だ。砂漠や渓谷といった険しい道のりを、親子が乗る車では進むのは危険だから、引き返すようにとも説得するんだけど…意外と意志が強く、頑固なんだよな、この親子の方もさ…(笑)

 

このあたりは…普通なら交わらないような両者が、徐々に打ち解け、絆を深めていく…ほのぼのロードムービー感を漂わす。その一方で、お国柄の情勢であったり、厳しい自然の脅威だったりというのを実感する瞬間も訪れたりする。道幅が狭く、やっとの思いで車を走らせるシーンなどは、どこか「恐怖の報酬」を彷彿とさせるようなスリルを味わうのだった。そして、“ネタバレ厳禁”が徹底されている、衝撃展開が連続する後半!奇跡なんてそう簡単に起きないという、想像以上のヘヴィさ。普通、もうちょっとフラグとかあるだろう…あとから考えると、あれがフラグか?

 

でも、そういうのを気づかさせないで、いきなりくるので…思わず“おわーーー”ってのけぞったよ。ホント、娘なんて探しに行かなきゃよかったのに、あんなヒッピーな連中についていかなければよかったのに、たぶん、人間の人生なんて、そんな後悔ばかりなんだろうな。はたして、娘は見つかるんでしょうかね?これ、フランスとの合作だけど、スペイン映画なんだよね…プロデューサーに、映画監督としても有名なペドロ・アルモドバルが名前がある。普段はそんなに率先して見ないんだけど、最近はやたらと見た映画がスペイン映画だったってことがあるんだよな。

 

 

監督:オリベル・ラシェ

出演:セルジ・ロペス ブルーノ・ヌニェス・アルホナ リチャード・“ビギ”・ベラミー ステファニア・ガッダ

 

 

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DVD シラート

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ゴス家のワン!ダフル・クリスマス(2026年)

 

ネトリフで配信が始まったオリジナル映画「ゴス家のワン!ダフル・クリスマス」を鑑賞…普段はそこまで率先して見ることがない、動物映画、お犬様映画、そもそもオイラは犬は苦手だし。ただ、キャスティングの中にデニス・クエイドの名前を発見し…おっっと思った。また、ネトフリの作品ページを見ると、どうやら、デニス・クエイドが過去に出演していた「僕のワンダフル・ライフ」や「僕のワンダフル・ジャーニー」の流れを汲む作品のようで、原作者が同じらしい。ネトフリのオリジナル作品だと「ベラのワンダフル・ホーム」っていうのが別途あるけど、そちらは未鑑賞。

 

息子ハンターの家族と一緒に暮らしているサンダーは2年前に妻のバーバラを亡くしてからふさぎ込んでいた。孫娘のエロー(エロイーズ)とも折り合いが悪く、喧嘩が絶えない。ハンターは仕事優先の生活で、元弁護士だった妻ジュリアナは、まだ幼い双子の息子たちの育児で手一杯。そんなある日、ジュリアナが感染症を患い、入院することになった!サンダーとエローは、お互いに歩み寄りながら、家事や双子の面倒を見ることになったのだが…。さらに、エローは捨てられていた子犬を思わず拾ってきてしまったが、一家には既に愛犬ウィンステッドもいて…。

 

なんで、犬嫌いのオイラが、過去に「僕のワンダフル・ライフ」と「僕のワンダフル・ジャーニー」を見ていたかというと…近所の映画館でやった「僕のワンダフル・ジャーニー」の試写会が当たったんだよ。で、同時期に、その前作にあたる「僕のワンダフル・ライフ」がWOWOWで放送されたのもあり…両方を続けて鑑賞したんだよな。だから見たのは、今から約7年前…「僕のワンダフル・ジャーニー」の公開時だったはずである。だいぶ内容はうろ覚えなんだけど…普通に展開される人間のドラマを、飼い犬の視点で、茶々を入れながら、語るような話だったと記憶。

 

2作品の世界観を繋ぐ、橋渡し的な役柄で…デニス・クエイドが出ていたような気がするけど、お話自体はそんなに繋がってなかったんじゃなかったっけ?今回も、デニス・クエイドが出てるということだったので…同じような感じかなて思ったら、デニス・クエイドが演じている役名が別でした。ということは、「僕のワンダフル・ライフ」と「僕のワンダフル・ジャーニー」とは別の家族を描いた物語ってことなのか?まぁ、やってることは…相変わらず犬視点の語りを入れながら、主人公一家が抱える問題を、暖かく見守っていくといったハートウォーミング内容だったけど。

 

デニス・クエイドは、妻に先立たれ、世捨て人になっている一家のじーちゃん…息子家族と一緒に暮らしていて、その息子には嫁さんと、3人の子供(年頃のJKと、幼い双子の男児)がいる。じーちゃんとJKの孫はあまり仲が良くなくてしょっちゅう喧嘩。嫁さんはもともとキャリアウーマンだったんだけど、今は双子の育児に追われ、家でくすぶってる。一方、デニス・クエイドの息子の方は、仕事優先の生活で…あまり家族にはかまっていない。だから自然と、夫婦仲も悪くなりかけていた。そんな時に、嫁さんの具合が悪くなり…急遽、入院することになっちゃった!

 

デニス・クエイドの息子は仕事と嫁さんの看病で大忙し、そこで仕方なくデニス・クエイドがJKの孫娘と歩み寄り、双子の面倒をみたり、はたまた犬の世話そしたりすると。そして、散歩に出かけた公園で、近所の“奥様方”と知り合い、その中の1人と徐々にいい仲になっていく。そしてJKの娘にもカレシっぽい存在の男が現れ、ついでに捨て犬まで拾ってきて、やたらとにぎやかになる。そんなじーちゃんと孫娘の恋路と、母親の病気療養の様子なんかを犬視点で、時にシニカルなツッコミなどを入れつつ描き、タイトルから察せられるように、クリスマスが到来すると。

 

まぁ、それこそクリスマスシーズン向けのファミリームービーなので…特に、これといって目新しいものはなかったけど、頭を空っぽにして、見れるのは確かですね。ダラダラとながら見するくらいがちょうどいい。元から一家が飼っている犬の種類がバセット・ハウンド…押井守が昔飼っていた(名前はガブだっけ?)、そしてよく押井映画に出てくる、あの犬ね。きっと、押井さんが見たら喜ぶんじゃないかな?とか考えながら見ていた。昔、自分の映画以外に、あまりバセットが出てこないって嘆いてたことがあったからな。この映画はがっつり出てきましたからね…。

 

 

監督:キャスリン・ミション

出演:デニス・クエイド マイロ・ヴィンティミリア ブルック・レナ・ジョンソン ジェニファー・ティーリー

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

A Dog’s Perfect Christmas (Soundtrack from the Netflix Film)

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BASS X Machina: バス X マキナ(2026年)

 

ネトフリで始まったオリジナルのアニメシリーズ「BASS X Machina:バス X マキナ」を吹替え版で鑑賞…アメリカ製作の作品で、全部で6エピソード。一応、1シーズンで物語は完結していると思われる。1800年代を舞台にした西部劇なんだけど、スチームパンクやオカルティックな要素もぶっこんだ、なんでもありな作風。片腕が義手の凄腕賞金稼ぎが主人公…アメリカ政府の依頼を受け、失踪した科学者の行方を捜すことになったんだけど、情報収集のために近寄った科学者の姪っ子につきまとわれるようになり、デコボココンビの珍道中になっていくって感じ…。

 

黒人で、片腕が義手のバス・リーブスは…賞金稼ぎとして名を馳せていた。その日も賞金首のネッド・ハードウェイとその兄弟を仕留め、町に戻ってきたばかりだったのだが…パーカー判事に呼び出される。駐屯地の主任科学者のスター博士が行方不明になり、インデアン準州で拉致された可能性があるという。判事の依頼は、土地勘のあるバッド・ランズに出向き、スター博士を連れ帰ること。最初は依頼を固辞しようとしていたが、高額報酬と、保安官任命に惹かれて仕事を引き受けることにした。町に身重の妻と、子供たちを残し、再び旅に出るバスだったが…。

 

作っているのはアメリカのスタジオだが…吹替版で見てると、日本製のアニメと言われても違和感がないくらい、普通に見れるクオリティの作品でした。いわゆる南北戦争の後のアメリカが舞台なんだけど…やたらと科学技術が発展していて、ロボットや変な秘密兵器もたくさん出てくる。そもそも、戦時中に、マッドサイエンティストのせいで人体実験の犠牲になった主人公の義手なんかも、かなりメカニカルであり…その義手自体にも色々とギミックが仕込んである。かといって、SF色が強いのかというと、それと同等に魔術的なオカルティックな要素も入ってる。

 

そんな設定なんだけど…主人公には、実在のモデルがいて…黒人初の保安官になったバス・リーブスがその人。当時の風潮である白人と黒人、ネイティブ・アメリカンとの確執、人種差別などもかなり露骨に描かれていて、主人公は黒人という理由だけで理不尽な思いをしつつ、同胞からは白人の手先だと蔑まされてしまうこともある。政府からの依頼で、何者かに拉致された科学者の奪還を引き受けることになった主人公…事件の背後には、“魔法の金属”と呼ばれる特殊な金属と、その技術が関わってるのだが、主人公の義手もその技術が応用されている。

 

そんなわけで、次第に主人公本人が因縁と対峙するような内容にもなっていく…。依頼を引き受けた主人公は、まず行方不明の技術者についての情報を収集する。その際に、科学者の姪っ子と出会い、この姪っ子っていうのも、かなり偏屈で、叔父の影響を受けて、自身もエンジニアを目指していて、色々な秘密兵器の開発を趣味としている。もともと、叔父を探すために、賞金稼ぎを雇いたいと思っていたんだけど、払える報酬がなく、相手にされていなかった。そこに渡りに船で主人公がやって来たことで…叔父探しを依頼、ついでに自分も同行したいと願う。

 

もちろん、足手まといになるから駄目だと、拒絶されるんだけど…科学者の姪っ子は、食い下がり、何度追い払われても、結果的に主人公の窮地を助けることもあり、次第にお互い信頼し合えるパートナーとなって旅を続けていくことになる。エピソード毎に、派手な活劇も用意されており、普通の人間だけではなく、メカと戦ったり、魔術師と戦ったり。巨大メカも出てくるので、日本のアニオタはこういう展開は大好物だと思うよ。マッドサイエンティストによる人体実験の描写なんかもなかなかエグかったな。キャラクターデザインも世界観も、けっこう自分好みでした。

 

 

製作総指揮:チャド・ハンドリー ブライアン・タイリー・ヘンリー ジェニファー・ワイリー=モクスリー ほか

出演(吹替版):相沢まさき 千本木彩花 高橋英則 磯辺万沙子 坂本悠里 前田雄 

 

 

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Bass X Machina (Soundtrack from the Netflix Series) [Explicit]

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ゼイ・ウィル・キル・ユー(2026年)

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WOWOWでエアチェックしておいた「ゼイ・ウィル・キル・ユー」を鑑賞…生き別れになった妹が、悪魔崇拝者の巣窟になっているビルに捕らわれていると知って、姉が単身で乗り込んで行く…というバイオレンスアクション+α。いや、別に公式サイトやWOWOWの番組ページ、Amazonの商品ページにも書いてあるので、ボカす必要はないのかな?そんなわけで書いちゃうけど…ホラーな要素も入ってて、けっこう笑えます(公式の解説には“ホラー×アクション×コメディー”って書いてある)。主演は「デッドプール2」や「ジョーカー」に出ていたザジー・ビーツ。

 

暴力的な父親から逃げ出したエイジア・リーブスと、妹のマリアだったが…結局、父親に捕まってしまう。エイジアは激しく抵抗した際に、父親を銃で撃ち、刑務所送りになってしまう!それから10年…出所したエイジアは、ずっと会っていいなかったマリアが、マンハッタンの高級マンション内に捕らわれているらしいと知り、メイドとして潜入することを決意。雇い主のリリー・ウッドハウスから、仕事内容の説明や、マンション内の案内を受けた後、宛がわれた部屋で休んでいると、突然、黒ずくめの連中に襲撃される!実はこのマンション、悪魔崇拝者の巣窟だった!

 

黒人の姉妹が暴力的な父親の支配から逃げ出そうとするも、その際に、姉が父親を銃で撃って、ムショ送りにされてしまう!幸い、父親の命は助かり、残された妹は、引き続き、父親に支配されることになったようだ…。ということで、10年の歳月が流れる。シャバに戻ってきた姉は、生き別れになってしまった妹の行方を追って、マンハッタンの高級マンションにたどり着く。どうやら妹は、そこにメイドの仕事を求めてやって来たようなのだが、その後、行方不明になってしまった。妹の行方を捜すため、姉も“身分を偽り”、そのマンションにメイドとして潜入することに!

 

雇い主から、一通り、その特殊な環境の説明や案内を受け、使用人として宛がわれた部屋で、その日は、風呂に入って、就寝することになったんだけど…就寝中に、黒づくめの怪しい連中に襲撃される!なんとそのマンションは悪魔崇拝者たちの巣窟で、姉は生贄に選ばれてしまったのだ!しかし、ムショで相当に鍛えられていた姉は、めちゃんこ強くて、隠し持っていた武器で、襲撃者たちを次々と血祭りにあげていく。どうやらこうなることをある程度、予想していたようだ。しかし、姉にも誤算が!相手はただの悪魔崇拝者ではなく、不死身な化け物だった!

 

まぁ、簡単に言うと…「キル・ビル」+「フロム・ダスク・ティル・ドーン」だったみたいな映画。「キル・ビル」の青葉屋並みの血みどろ大殺戮が展開されるも、相手は死んでも、死なない不死身の化けもの。まだ「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の吸血鬼の方が、弱点はわかりやすかったよな…本作の不死者は、殺しても、直ぐに復活しちゃうし、いったいどうやったら死んでくれるのよって感じだったよね。この不気味な不死者を演じるのが…パトリシア・アークエットやヘザー・グラハムという、それこそ若い頃はボンクラ映画オタクの心を鷲掴みにした大御所二大女優!

 

特にヘザー・グラハムは、初っ端から電気ショックで吹っ飛ばされ、ナイフが刺さったりするんだけど、シレっと蘇生してきて、その後は首ちょんぱにされても、時間が経てば蘇生が始まる!ものすごい形相になりながら、四つん這いで、姉(主人公)を追いかける姿はトラウマ級の怖さだ。全体のアイデアはB級映画でありがちな感じもするけど、アクションの見せ方、編集やテンポはけっこう独自性があり、たとえば、隠れてるのが見つかるタイミングとか、敵に手をぶっ刺された姉の、その後の行動とか…ここでそういう展開な、驚きも味わえた。めっちゃ面白かった!

 

 

監督:キリル・ソコロフ

出演:ザジー・ビーツ マイハラ パターソン・ジョセフ トム・フェルトン ヘザー・グラハム パトリシア・アークエット

 

 

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ゴジラ-0.0(2026年)

ゴジラ-0.0(2026年)

 

【鑑賞日:2026年11月3日】

 

公開初日の「ゴジラ-0.0」を、地元シネプレックスの初回上映で…祝日ということもあり、スクリーンとキャパが一番大きい“SCREEN8”も、お客さんで7~8割は埋まっていたんじゃないかな?久しぶりに混んでるところで映画を見た。大嫌いな山崎貴が「ゴジラ-1.0」からの続投ということで、正直…自分はそこまで期待してなかったんだけど、山崎映画が好きな人も、世の中には多いってことだよな。ウチの親戚のオバチャンとかも、普段はゴジラなんて見ないくせに、テレビ放送で「-1.0」を見て、“感動した”とか言ってたからな…そういう人には人気があるんだよな。

 

戦後の日本を襲ったゴジラの惨劇から2年…長野で、新たな巨大生物が出現し、大惨事を巻き起こす!大型災害対策事務局の局長になっていた野田健治は、気象台から出向してきた青山真琴らと協力して、今後の対策に挑んでいた。一方、ゴジラ退治に貢献した元特攻隊員の敷島浩一は、典子と所帯を持ち、孤児の明子を自分たちの子供として育てながら、幸せに暮らしていた。しかし、新たな巨大生物の出現や、典子が抱える身体の不調など、不安もあった。そんな時、旧知の仲である野田から、巨大生物の殲滅に対し、色々と助言を求められるのだが…。

 

「-1.0」の時も…最初は、“山崎貴にしてはまともじゃね?”って期待させたのに、話が進むにつれ、段々とグダってきて、最後のお涙頂戴な浪花節で、ため息が漏れた。今回も、冒頭の新たな怪獣による惨劇(何の怪獣か、情報出てるのかな?言っていいのか、マズいのか、わからないので、濁しておいた方が無難なのかな?)などは、ちょっと期待させるものがあったんだけど…前作キャストが徐々に再登場してきたあたりから、首をかしげたくなる箇所も増えてくる。特に子役の演技は、見ているのが辛かった。終始、ただうるさいだけでイライラさせっぱなしだ。

 

っていうか、同じ子役でも…ただ飯食ってるだけの、その他大勢のモブみたいな女の子とかの方が、ちゃんと芝居してるじゃねーか。と、思ったら、後半で、その女の子の見せ場があり、セリフもあったな。前作は、米アカデミー賞で視覚効果賞とかも撮ったから、チヤホヤされてるけどさ、オイラみたいなアンチ山崎からは、けっこうツッコミも入れられてたよね?本人、相当、そういうの気にしてるんじゃね?戦後の日本を描いてる割にGHQの描写が甘いとか、なんで浜辺美波は生きてるんだよとか、神木くんも、あそこまでやって“生きて帰ってきちゃった”とか…色々。

 

そういうの、全部、今回は脚本で拾ってきたな(笑)やたらとアメリカがしゃしゃり出てきて、これ見よがしにその件を日本人が批判するのよ。また、あの前作のゴジラ襲撃の惨劇の中、たまたま生き残っちゃった浜辺美波が、どうしてそんなに頑丈なのかを、いかにも後付けみたいな設定で、無理やり説得力を持たせようとしているし。あと、神木くんを生き延びさせちゃったので…この続編では容赦なく、色々な人を無駄に殺しまくる。人を殺せば戦争の悲劇を描けるという安易な演出。そして、神木くんが“逃げる”というところだけは、一貫性を持たせてるのな(笑)

 

前作よりも、ストーリーはさらに安っぽくなった感じ。なんで、山崎貴は「ゴジラ」の世界観で、「三丁目の夕日」みたいなことをやりたがるのだろうか?新しい怪獣を出したいなら、前作と同じ世界観でなくても良かったんじゃないか?あれは、あれで終わらせておいて、問題なかったんじゃないか?って思うよね。だから、オイラは“メーサー砲が出てくるゴジラ”が見たいんじゃ!まぁ、確かに…悔しいけど、怪獣バトルは、東宝特撮のセオリーをまもってるような場面もあって、“意外といいかも?”と思えるシーンもあったんだけど、ほんと、それくらいしかササらない。

 

CMで神木くんが”VFXすげーー”って言ってるけど、あれが、全てを物語ってるんだよな(笑)神木くんも、役者なら“俺の芝居を見ろ!”くらい言ってほしいよ。エンドクレジット見てたら、キャストの最後の方に…なんか知って名前が出てきたぞ。奥田誠治って、あの奥田誠治(映画プロデューサー)?って思ってたら、その横に…もっと馴染み深い名前。えっ…いったいどこに出てたんだ?オイラのような“シン・ゴジラ派”にも、もう1回映画を見させようという魂胆だろ、小癪な!長澤まさみは、やっぱり小さいか(小美人)か大きいか(巨大化アキコ隊員)の方がいいな。

 

 

監督:山崎貴

出演:神木隆之介 浜辺美波 長澤まさみ 山田裕貴 吉岡秀隆 安藤サクラ 佐々木蔵之介 田中泯

 

 

【サントラCDはこちら】

オリジナル・サウンドトラック ゴジラー0.0 [ 佐藤直紀 ]

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鎧 ― よみがえる妖怪たち(2025年)

 

最近、アマプラで見放題配信対応になった「鎧 ― よみがえる妖怪たち」を鑑賞…フランス人ラッパーのオレールサン(オレルサン)が本人役(または本人にそっくりな役)で主演したアクションファンタジー…身重の日本人妻と共に、日本へ移住をしたら、住み始めた家の井戸の中で、変な鎧を見つけ、試しに装着してみたら、夜な夜な妖怪に襲われるようになってしまう。この間、Apple TV(App Store)を物色してたら、配信購入が550円になってたので、ポチろうかなと一瞬考えたのだが、そろそろアマプラで見放題になりそうだったので、やめた…予想が当たった。

 

超人気ラッパーのオーレルサンことオレリアンは、忙しい音楽ツアーを終え…妻ナナコの出産に備えるため、ナナコの故郷である日本へ移住することに。2人は、田舎にある古民家で暮し始めたのだが…ある日、家の中にあった井戸の中へ、オレリアンは落下してしまう!そこで土に埋もれていた“鎧”を見つけ、腕のパーツを試しに自分の身体につけてみると、他のパーツも勝手に身体にくっついて、外せなくなってしまった!さらに、それがきっかけとなり…家の中には妖怪が出没するようになり、オレリアンとナナコは、夜な夜な妖怪と戦いを繰り広げることに!

 

オーレルサンとオレルサン…どっちが正しい、日本で浸透している表記なの?劇中のセリフの翻訳字幕では“オーレルサン”になっていたんだけど、エンドクレジット時に、フランス語(アルファベット表記)の上に振ってある“日本語のルビ”の表記は“オレルサン”になっていた。ちなみに、アマプラのサムネ画像では“オーレルサン”の方だったな。普段はラップなんぞにさして興味はないので、オーレルサンさん(ちょっとさんづけしてみたくなった)のことはよく存じ上げないのだが、一瞬、日本の俳優の城田優かと思った。城田優はハーフだから余計に似てるのか?

 

映画の内容は…ラッパーのおっさんが、調子にのって作っちゃった、俺様映画なフランス版「妖怪大戦争」といった内容。なんか、本人が楽しそうに役を演じてます。音楽活動に飽きちゃったから、映画に乗り出してきたのかな?冒頭、アーティストとしのツアーを終えて、完全オフな状態で、嫁さんと日本にやって来るという展開なのが…余計にそんなイメージを持たせるのであった。音楽活動をしていない時は、ただのヘタレなフランス人、一方、嫁さんは妊婦なのに、旦那とガチのスパーリングとか始める、なかなかアクティブな人物で、旦那は尻に敷かれてる。

 

腹ボテ妊婦(もちろん役作りの特殊メイク)が、めっちゃマジでアクションを繰り広げるのは、不思議なビジュアルだけど、意外と新鮮かもしれない。妖怪に襲われた時は、そんな妊婦を置いてきぼりにして、脱兎のごとく逃げるオーレルサン。後に、嫁さんからも“その件”をなじられ、一時的に剣呑な雰囲気にもなる。物語が進むと、主人公のこういう内面的なものが、妖怪出現現象にも少なからず影響していることがわかってくる。どうやら生まれてくる子供との向き合い方を見つめ直す…パタニティブルー(男性のマタニティブルー)をテーマに描きたかったみたい。

 

序盤のなんか行き当たりばったりな感じで、妖怪とのバトルを見せていくところは…完全に中二病な日本の少年漫画なノリ。っていうか、井戸で発見した鎧が、主人公の身体に勝手に装着しちゃうんだけど、鎧というよりは、「聖闘士星矢」の聖衣(クロス)みたいだった。出てくる妖怪たちのビジュアルは、わりとキモくて、存在感はあった。日本ロケで、日本の役者さんも出てるんだけど、こういう海外作品に出ると、微妙に演技が下手になるよね(笑)ツッコミどころも多いけど、そのハチャメチャが魅力。ちゃんと劇中のテレビ画面に昔の「ゲゲゲの鬼太郎」が流れる!

 

 

監督:デヴィッド・トマシェフスキ

出演:オーレル・サン クララ・ショイ 田邊和也 柳田ありす スクレード アブライ 籠田博美 奈良橋陽子

 

 

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鎧 ― よみがえる妖怪たち

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ザ・プロフェッショナル(2001年)

ザ・プロフェッショナル [DVD]

 

ネトフリで配信が始まった旧作の新着映画「ザ・プロフェッショナル」を鑑賞…2025年に公開になったリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」とは別の映画。日本では2002年に劇場公開され、その後、DVDでリリース…現段階では未ブルーレイ化、アマプラでは未配信だった。当時、レンタルDVDで借りて鑑賞経験あり…ネットで調べると2002年12月にDVDが発売していて、たぶんそれから1年以内くらいには見ていると思う。このブログを始めたのは2004年11月なので、ザっと見た感じでは鑑賞の記録は残っていない、もちろん内容の記憶もだいぶ薄れていた。

 

凄腕のベテラン強盗ジョー・ムーアは、そろそろ引退を考えていたが、雇い主でもある裏社会の人間バーグマンがなかなか解放してくれない。ジョーもバーグマンに借金をしているため、強気に出ることができず、仕事の取り分でも揉める。結局、最後の仕事として、“スイスの貨物機からの金塊強奪”を引き受けることに。ジョーには、妻のフランと、信用できる仲間ボビーとピンキーがいるのだが、バーグマンは自分の甥ジミーをメンバーに加えるよう強要する。さっそく準備に取り掛かるも…仲間のミスで計画が頓挫!仲間割れが起き、計画の中止を決めるが…。

 

強盗団のリーダーに「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事、ジーン・ハックマン…頼りになる仲間に「ブローク・アロー」や「ロミオ・マスト・ダイ」、最近も「罪人たち」に出ていたデルロイ・リンドー、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」でテロリストを演じていたリッキー・ジェイ。ジーン・ハックマンには、ちょっと“不釣り合い”な若い嫁レベッカ・ピジョンもいる。基本、このメンバーで仕事をするのだが…仕事の仲介をする組織のボス、ダニー・デヴィートが、お目付け役として、甥っ子のサム・ロックウェルを仲間に加えるように強要。後に計画が綻びる原因にもなっていく…。

 

冒頭は、“いつもの4人”での宝石強盗…店の関係者にこっそりと睡眠薬入りコーヒーを飲ませてから、別の場所に仕掛けた爆弾で陽動をかけ(この陽動がこいつらの十八番の手口でもある)、その隙に、店へ押し入る計画だったんだけど、従業員の1人がコーヒーを飲んでなかったり、急遽、アドリブでその場を乗り切ろうとしたら、監視カメラにバッチリと姿が写っちゃったり…ジーン・ハックマンも、“とうとう焼きが回ったな”と悟って、そろそろ引退の潮時だなと考える。それを雇い主でもあるダニー・デヴィートに言っても、おいそれとは解放してくれなくて揉める。

 

でも、色々と弱味も握られてるので、“最後の仕事だ”と宣言し、仕方なく金塊強奪を引き受け、甥っ子サム・ロックウェルのチーム入りも認める。しかし、ド素人のサム・ロックウェルが計画の準備中に足を引っ張り、追い打ちをかけるようにリッキー・ジェイも凡ミス。これじゃあ、計画なんてとても遂行できないと、デルロイ・リンドーが怒り出して、仲間割れ。ジーン・ハックマンも、計画を断念せざるを得ないんだけど…実はこれ、“仕事をしたくなかった”3人による“小芝居”だった(笑)途中まではうまく騙せていたんだけど…結局バレて、金塊強奪計画も再開となる。

 

計画序盤、会話の中で、ジーン・ハックマンが、サム・ロックウェルに…突然“浮気の経験はあるか?”と訊ねるシーンがある。そのやりとりで、なんとなく予想はできたけど…ジーン・ハックマンの“若い嫁”レベッカ・ピジョンとサム・ロックウェルがどうやらそういう関係だった。ということで、チーム内での騙し合い、腹の探り合いありながら、金塊強奪計画が進んでいき、その後は争奪戦が展開されることになる。当時も同じような感想を抱いたけど…同じようなネタを、昔「ルパン三世」で見たな…みたいな(笑)いや、ルパンはもっと派手な“偽装”をしてたけどさ…。

 

強奪した金塊の運搬方法のアイデアは近いものがあった。登場人物が少なく、地味になった「オーシャンズ11」みたいな内容ではあるものの、ジーン・ハックマンの渋さには、このくらいのスケールの犯罪映画がシックリとくる。ハゲたおじさんでも、かっこよく見える代表格だったジーン・ハックマンの演技が存分に楽しめる、小粒な佳作という印象の作品。監督は、「アンタッチャブル」や「ハンニバル」の脚本家としても知られるデヴィッド・マメット。今までは中古DVDを買うくらいしか鑑賞する術がなかったこういう作品を、最近はシレっと配信してくれるな、ネトフリも。

 

 

監督:デヴィッド・マメット

出演:ジーン・ハックマン ダニー・デヴィート デルロイ・リンドー サム・ロックウェル レベッカ・ピジョン

 

 

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ハイステーク:人生最大の大勝負(2026年)

ハイステーク:人生最大の大勝負

 

正確な日付はわからないんだけど、最近になってアマプラの見放題に追加されたらしい「ハイステーク:人生最大の大勝負」を鑑賞…特にオリジナル作品ではないようだが、他のサブスクなんかではまだ見かけない作品だ。本国のアメリカでは今年の4月に映画祭で上映後に、配信スルーでリリースが始まっていた。「オースティン・パワーズ」のスコット・イーブル役でお馴染みセス・グリーン主演…いわくつきで、個性豊かな面々がホテルに集められ、大金を競う、ポーカー大会に参加することになったんだけど…実は、その大会自体に秘密があったよ的なお話。

 

政治家のトム・カートライト、セールスマンのビリー・グレイ、医者のスティーヴンス、刑事のクイン、高級娼婦のデヴェロー…お互いに面識のない男女5人がホテル“ル・ドゥ・シレーヌ”に集結。5人は企業の企画した抽選で、賞金2000万ドルを賭けたポーカー大会への参加資格が与えられた、参加者たちだった。5人の前に現れたのは司会兼ディーラーを務める自称俳優の男サミュエル・ニコラス。サミュエルの進行で大会概要の説明を受けた後、ひとまず各自の部屋で準備をはじめ、いよいよポーカー大会が始まる!やがて参加者たちの抱えた秘密が明らかに!

 

セス・グリーンの他にも見た顔がいっぱい…時々マットと間違えることもある、顔がソックリな弟ケヴィン・ディロンが刑事役で出てくるのをはじめ、海外ドラマ「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」のアル・バーン役で知られるディラン・ウォルシュ、海外ドラマのゲスト出演でよく見かけるダン・ブカティンスキー、「殺人を無罪にする方法」でレギュラーキャストの1人を務めていたチャーリー・ウェバーなど。ポーカー参加者の紅一点、お色気担当のセクシー美女(高級娼婦)を演じるエロイーズ・ラベル・アンダーソンは、端役でセガールの「沈黙の標的」に出てたらしい。

 

冒頭、寝室で寝ていた女性の家に賊が侵入…直ぐに幼い娘を起こして、クローゼットに隠れさせる。警察に通報しようとするも、結局、間に合わず…自分も別のクローゼットに隠れるんだけど、賊に見つかってしまい、持っていた銃で抵抗しようとするも、弾が出なかった!その後、賊に捕まり、自宅の階段から階下に投げ落とされてしまう!一方、クローゼットに隠れた娘の傍らに、なぜか大人の女性が1人!娘を気づかい、励ましながら、拳銃を手にして発砲、犯人を追い払ってくれる!ただ、妙な“違和感”もある…そして、お前はいったい何者なんだよという疑問。

 

実際に映像を見てる人は…たぶん、だいたい予想はつけられると思います。ここで、時が15年経過しまして…現代の話へ。上で紹介した役者たちが次々にホテルへやって来て、チェックインを済ませる。受付のフロント係(双子)やベルボーイらとの会話から…やって来た人たちがポーカー大会の参加者であることが判明。刑事、政治家、医者、セールスマン、高級娼婦と、経歴、職業も様々。そして、中でも一番、胡散臭いセス・グリーンが大会の司会兼ディーラーを務める人物だった。ゲーム開始前に参加者の過去も振り返るが、みんな何か隠し事がありそうだ。

 

そして、いよいよポーカー大会が開始…参加者たちは席に着き、セス・グリーンがベラベラとよく喋って、進行していく。セス・グリーン曰く、大会の様子はネット中継されているとのこと…。やがて1回戦目は、娼婦美女が勝利をおさめて、いったん休憩に入る。参加者同士で身の上話を語り合ったりしてるんだけど…1人になった時に、異変が起きる。刑事のケヴィン・ディロンは部屋がわからなくなり、ホテル内をさ迷った挙句、如何わしいパーティ会場に紛れ込んでしまうも、一度ドアを閉じると、平常に戻ってる。双子のフロント係曰く、ガスによる幻覚ではないかと。

 

政治家のディラン・ウォルシュ…大昔に死んだ嫁さんの“連れ子”と偶然再会、引き取って面倒を見なかったことを悔やむ。ここで、冒頭の事件が、政治家の嫁さんの身に起きたものだというのが判明。あの“幼い娘”が成長して出てくる。そういえば…高級娼婦のおねーちゃんと、冒頭で娘を助けた女性の姿が似ていて…。どうやら、冒頭の事件と、このポーカー大会には関係がありそうだ。他の者たちも、それぞれ休憩中に、不可解な現象を体験する。そう、ホテルから脱出できなくなっていたのだ!参加者たちの関係性は?いったい何が起きているのか…?

 

事情を知っていそうなセス・グリーンは、大会の途中退場を認めず、続行を促し、再びポーカーの勝負を行うことに!途中から、なんだ、やっぱり“そっち系なの?”な展開になる。そう、リアルなギャンブルものではなかったのよね。まぁ、金に目がくらんで、こんなところにノコノコやって来る連中は、多かれ少なかれ、何かしら闇を抱えているってことだよね。娼婦役のおねーさんは、チェックイン後の着替えシーンから脱ぎっぷりが良く、休憩中も自ら“部屋で自慰をする”と宣言、リップサービスではなく、本当に風呂場でオナり始める…うーん、一番の盛り上がりか?

 

 

監督:トニー・ディーン・スミス

出演:セス・グリーン ケヴィン・ディロン ディラン・ウォルシュ ダン・ブカティンスキー チャーリー・ウェバー

 

 

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ハイステーク:人生最大の大勝負

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