勝手に映画紹介!?

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リレー:声なき仲介者(2025年)

リレー : 声なき仲介者

 

最近、アマプラの見放題に追加されたらしい「リレー : 声なき仲介者」を鑑賞…今年の2月に配信スルーでリリースされた作品、リリース元はソニーピクチャーズ。内部告発等の手助けをしている主人公男性のもとへ、新たな依頼者が接触してくるも、その依頼者が相手にしている大企業の手先が、だいぶ荒っぽい連中で…両者の攻防が描かれていく。主人公を演じているのはリズ・アーメッド…確か「ヴェノム」で悪役を演じてた人じゃなかったっけ?助けを求めてくる女性に「ベイビー・ドライバー」のリリー・ジェームズ…ほか、サム・ワーシントンなども出ていたよ。

 

大企業が働く不正を内部告発する者、それを使って恐喝する者などと、企業側の仲介役を買って出る謎多き男アッシュ…決して、周囲に正体がバレないよう、徹底して身分を隠していた。ある日、サラという女性から接触がある。彼女は、自分の勤めていた企業の不正を内部告発するつもりだったが、気が変わり、全てを元に戻したいと。企業から盗み出した不正の証拠を、なんとか穏便に返却できないか、アッシュに助けを求める。その依頼を受けたアッシュだったが…企業側の手先もしつこくサラを追い回しており、サラもまた予定外の行動をとってしまい…。

 

最初は何をやっているのか、ちょっとわかりづらかったが…リズ・アーメッド演じる主人公は、上記の“あらすじ”で書いたような、内部告発者の仲介をしているフィクサーのような存在。見た目は、そんな大それたことをやっているようには見えない、優男なんだけどね。それで、冒頭の“取引”で一つの案件が一段落ついたようで…そこへ、新たな依頼が舞い込んでくる。それは、かつての勤務先の不正を告発しようとしたリリー・ジェームズ…彼女が、企業側の恐喝などに屈してしまい、自分の行動をなかったことにしたいと願い、その手助けをしてほしいという依頼だ。

 

その依頼を受けることにした主人公は、正体がバレたり、追跡されたりしないための、やたら回りくどい方法で、企業に、不正の資料を返却しようとしていて、仲介料として金もせしめる魂胆。一方、企業側も黙って従ってるだけではなく、サム・ワーシントン率いる手先の連中が、リリー・ジェームズを監視してまして、どうやら力づくで証拠を奪い返そうとしているようなんだ。とにかく、慎重な主人公の作戦のおかげで、手先の連中は後手後手に回り、リリー・ジェームズの希望通りの交渉が着々と進んでいくわけなんだけど…想定外のトラブルも起きてしまうと…。

 

ちなみに、タイトルの「リレー:声なき仲介者」の意味だけど、“耳の不自由な発信者の入力した言葉を読み上げ、聴いている相手の返答を発信者に伝える”、リレーサービスからきているもので、主人公が依頼者であったり、企業側とコンタクトをとるのに、そのサービスを利用している。だからいつも特殊な端末を持ち歩いている。サービス会社側も守秘義務がしっかりしているので、けっして情報を外に漏らすことがないんだそうだ。ちなみに主人公は、サービスを利用するために、耳が不自由なフリをしているみたい。普通に喋って、聴いて、会話をしてましたね。

 

中盤あたりまでは、地味に、淡々と物語が進んでいくような感じだったけど…後半は、アクションもどんでん返しもあって、意外と面白かったですよ。ただ、視聴者的には、途中で“違和感”もあったんですけど…主人公はすべての“真相、からくり”をどのあたりから気づいていたのだろうか?最初からすべてお見通しだったのか、それともやっぱり後から気づいたのか…。それこそ“何をやっているのかわからなかった”序盤の展開が、実はけっこう重要なポイントでもあったりして…。その序盤だけなんだけど、チョイ役で、けっこう有名な役者さんも出ていたしなぁ。

 

 

監督:デヴィッド・マッケンジー

出演:リズ・アーメッド リリー・ジェームズ サム・ワーシントン ヴィクター・ガーバー エイサ・デイヴィス

 

 

【アマプラの会員なら無料で視聴できます!】

リレー : 声なき仲介者

リレー : 声なき仲介者






 

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ハイヤー・ラーニング(1995年)

ハイヤー・ラーニング [DVD]

 

ネットフリックスでは新着扱いなんだけど、今から30年以上前の旧作となる「ハイヤー・ラーニング」を鑑賞する。人種の坩堝と化している大学構内で、それぞれの思想や葛藤を抱えた若者たちが、激しくぶつかり合う姿を描いた群像ドラマ。映画のタイトルは認識してたけど、今までちゃんと見たことがなかったかも?レンタルビデオで借りたことがあったかな?ちょっと覚えていない…見たとしても内容をすっかり忘れてる。アマプラでは残念ながら未配信、過去にDVDがリリースされてたけど、現在は廃盤、マケプレでの扱いもなくて、入手は困難と思われる。

 

新学期、名門のコロンブス大学のキャンパスも新入生で賑わっていた。陸上の奨学金で入学できた黒人のメリック、カリフォルニアからやって来た真面目な女子クリスティ、エンジニア志望のレミーもいた。メリックは最初こそ陸上部のコーチともめてしまうも、時に厳しくもあるフィリップス教授や、恋人になったデジャの助言のおかげで学生生活に前向きになる。一方、クリスティはレイプ被害にあったことがきかっけで、レズビアンの運動家タリンと親しくなり、レミーもまた黒人生徒とのトラブルがきっかけで、ネオナチの連中と付き合うようになり、感化されていく…。

 

監督は「シャフト」(サミュエルおじき主演のリメイク版)や「ワイルド・スピードX2」を撮ったジョン・シングルトン監督。けっこう監督作品は好きで見ているものも多いけど、2019年に51歳で他界している…ってオイラの今の年齢と一緒じゃん。存命だったら、まだまだ5本も10本も映画が撮れただろうなぁ。役者陣はかなり豪華…若手時代のオマー・エップスやクリスティ・スワンソンがメインキャストを務め、本業はラッパー、人相は悪いけど、ホントは善い人を演じることが多いアイス・キューブやローレンス・フィッシュバーン、ジェニファー・コネリーなんかも出ている。

 

あのアイス・キューブが大学生役を演じているのがなんだか新鮮でもあるが、なかなか卒業しない“主”みたいな存在で、めっちゃ貫禄がある(笑)はじまりは入学シーズン…新入生たちが希望を抱いてやってくる。オマー・エップスとクリスティ・スワンソンは、最初に同じエレベーターに乗り合わせる。クリスティ・スワンソンが、黒人のオマー・エップスをチラ見して、咄嗟にスカートの上から股間を隠すような仕草をする。それを察知したオマー・エップスが“やれやれ”といった表情になり、特に何も言い返さない。白人からの差別的な扱いは日常茶飯事なのだろう。

 

当のクリスティ・スワンソンもそこまでの悪気はなかったんだと思う、単純に男を警戒してしまったのだろう。普段はけっこうお堅い真面目ちゃんなのが、追々わかってくる。実はこの2人、ここでニアミスして以降…物語が動き出すとあまり接触がない。もう1人、重要な人物がいて…それが白人男性のマイケル・ラパポート。こちらも、本来は真面目な性格だったんだけど、パーティー三昧な不良学生たちが出す騒音に腹を立たせ、校内のセキュリティ担当にチクったところ、不良学生の中心が黒人だったことで…両者の間で遺恨が残り、その後もトラブルに発展する。

 

一方、クリスティ・スワンソンもパーティーでの失敗が、騒動になる。慣れない酒を飲んだことで、会ったばかりの男子学生にお持ち帰りされてしまい、最初は本人もその気だったんだけど、相手が“ゴムなしで無理やりヤろう”としたことから…ハっと正気に戻り抵抗、それでも相手がそのまま無理やり行為を続けようとし、半分ヤラれちゃって、なんとか、最後の最後…爆発寸前のところで、逃げ延びるクリスティ・スワンソン。彼女のルームメイトが黒人女性だったことから、黒人の仲間(ラパポートのトラブル相手)に話が伝わり、黒人と白人で一触即発になる。

 

ちなみに、この不良学生の中心である黒人がアイス・キューブだ。また、スポーツの奨学生だったオマー・エップスは、黒人コーチと仲たがいして、所属するはずだった陸上部に入らなかったんだけど、そのせいで奨学金などに問題が生じる。その件で、講義を取っていた黒人教授ローレンス・フィッシュバーンにも一時的に塩対応されたりし、なんで自分は、白人だけではなく、黒人からも理不尽な思いをさせられるんだと憤る。しかし、ローレンス・フィッシュバーンは人が平等であることを教えようとしていたというのを理解すると、彼から多くを学び成長していく。

 

それぞれが思想や葛藤を抱え、直面したトラブルに大いに悩む。特にマイケル・ラパポートは、白人主義のヤバい連中と付き合うようになり、言動が過激化していく。アメリカっていう国のことを考えると…映画のクライマックスで“何が起きるか?”というのはだいたい予測できてしまい、まぁ、その通りではあったんだけど、本当にエンディング間近になって、“あっここでか!”という、演出的な巧い見せ方もあって、群像劇としての面白さは実感できたかな。黒人とは白人の対立が激化するところなんて、ホント、ギャング映画のノリ。保安員たちの差別意識も目に余る。

 

 

監督:ジョン・シングルトン

出演:オマー・エップス クリスティ・スワンソン ジェニファー・コネリー マイケル・ラパポート アイス・キューブ

 

 

【DVDも入手困難です…】

DVD ハイヤー・ラーニング

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ヒグマ!! (2025年)

ヒグマ!! [DVD]

 

昨晩、WOWOWでエアチェックした「ヒグマ!!」をさっそく鑑賞…ちょうど、放送時間帯に“土砂降りの雨”が降っており、降雨減衰によるBSの受信障害が発生するのではとヒヤヒヤしてたが、無事に録画できていた。映画は鈴木福主演、闇バイトに応募した若者が、山奥でヒグマと遭遇して、死闘を繰り広げるという内容…昨今の続発するクマ出没被害の影響で、劇場公開が延期になったのも話題に。っていうか、公開日が変わっていなかったら…芦田愛菜が声優を務めた「果てしなきスカーレット」と同じ日の公開で、両者の興行的な対決を楽しみにしてたのに…。

 

ゲーム好きで、自らゲーム作りもする小山内蒼空…希望する大学にも合格し、前途洋々だったのだが、突然、詐欺被害に遭った父親が自殺を図り、残された母親と2人で露頭に迷う。このままでは大学の入学費用も払えないかもしれない。困惑する母親のため、空はネットで見かけた高額報酬のバイトに応募するも、それはいわゆる闇バイトだった。危険な仕事から抜け出せなくなった空…ある日、盗んだ宝石を奪って逃走した同じ闇バイターの女の捕獲、宝石の回収に関わることになった空だが、山中で女を殺そうとした時に、狂暴なヒグマが突然現れて…。

 

ああ、これ惜しいな…タイトルも「ヒグマ!!」だし、予告等でも、ヒグマとの戦いを“前面押し”する宣伝方法だったけど、こういう内容の映画こそ、ネタバレ厳禁を徹底すべきじゃない?タイトルも「ヒグマ!!」より「闇バイト!!」にすればよかったと思う。そうすれば…和製「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「罪人たち」みたいな傑作になったかもしれないのに。作り手が、率先してネタバレしてるんだもんな。ただ、徹底して隠したところで、現実のクマ被害との衝突は避けきれなかったわけで、結局、公開延期になる運命ではあっただろうから、その時点でネタバレしてしまうな。

 

冒頭、安っぽいインディーズゲームの画面で幕開け、それは鈴木福演じる、ゲームズ好き、クリエイター志望の主人公が自分で作ったものだった。プレイした母親からも“クソゲー”呼ばわりされたり、妙に微笑ましいシーンから始まる。鈴木福は大学受験中の高校生…希望する大学に合格し、意気揚々となっている。合格祝いとして、ゲーミングPCを買ってもらえることになっていて、さっそく父親に“おねだり”するんだけど、その時の父親の反応が不自然。なんだろうと思ったら、翌日に父親が自殺!実は詐欺被害に遭って、学費の捻出も困難だったのね…。

 

鈴木福が“ゲーミングPCを買って”とはしゃぐ気持ちが手に取るようにわかる…自分は高校受験の時だったが、“高校に受かったら、LDプレーヤーを買ってほしい”と親に頼んでいて、そのモチベーションだけで、必死に勉強していたもんな、別に将来のこととかぜんぜん考えないで。あの頃、もっとちゃんと設計を立てていれば、今はもう少しまともな生活ができていたかもしれないと、何度も後悔してるけどな(笑)むしろ、希望の高校に落ちて、LDプレーヤーを買ってもらえなかった世界線の方が、映画オタクにならず、まっとうな人生を歩んでいたかもしれんな。

 

話が脱線したけど、映画の内容、感想に戻る…父親の死で生活が困窮、母親のために、なんとかしようと“高額報酬”につられて、闇バイトに応募してしまったのが、福くんの運の尽き。ヤバい仕事からズルズルと抜け出せなくなってしまう。ある日、同じような闇バイト仲間の女が、盗んだ宝石(トルマリン)をネコババして逃走。福くんと、闇バイト仲間(?)たちは…女の確保、宝石の回収を“謎の指示役”から命じられる。女は直ぐに見つかるも、めっちゃ強く、抵抗される。それでも男がよってたかって痛めつけたので、なんとか捕まえることに成功するんだけど…。

 

あろうことか、宝石を飲み込んでしまう女…もう、あとは脅して、殺して、山の中へ埋めるしかないって状況になって、人里離れた山中へ連れて行かれるんだけど、そこでようやくヒグマが登場!まずは福くん以外の闇バイトの連中が襲われ、福くんは、自分達が殺そうとしていた女と一緒に逃げることになる…無事に、クマの脅威から生還できるか?闇バイトから足を洗えるのか?ヒグマは、だいぶ“作り物感”があるものの、決して安っぽくはなく、ホラー、アニマルパニックとして充分に迫力を感じる。ついでに「コカイン・ベア」に匹敵するお馬鹿クマ映画でもある。

 

もちろん誉め言葉ですよ(笑)福くんの、ヘタレな感じが微笑ましい…一方、宝石を盗んだ女は、とにかく太々しく、演じている女優さんも、決してすこぶる美人ってわけでもないと思うけど、結果的に福くんとは対照的、男勝りな姉御肌キャラになっていて、とても凛々しい。暴力的なところが多く、でも、決してガサツというわけではなく、臨機応変で、状況判断なんかも適格だ。そして、時より見せる“女の顔”にギャップ萌えもする。このデコボココンビの珍道中として見ても、なかなか面白い。映画後半の福くんの成長ぶりは、リアル福くんとも重なって見えるのだった。

 

 

監督:内藤瑛亮

出演:鈴木福 円井わん 岩永丞威 上村侑 住川龍珠 占部房子 清水伸 金田哲 宇梶剛士

 

 

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DVD ヒグマ!!

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K2 愛と友情のザイル(1991年)

K2~愛と友情のザイル~ [VHS]

 

最近、リサイクルショップでジャンク品のVHSビデオデッキ(もちろん問題なく稼働)を格安で入手したので…前に、中古で入手しながら、見ないで放置してしまったVHSソフトを消化している。これも、だいぶ前に…地元のブックオフで100円で入手したんじゃなかったかな?「ターミネーター」「エイリアン2」のマイケル・ビーンが主演した山岳アドベンチャー「K2~愛と友情のザイル~」…劇場公開は、オイラが中学生か、高校生の頃だったと記憶。当時、レーザーディスクで購入候補に挙げたこともあったんだけど、結局、購入せず…以降、見る機会がなかった作品だ。

 

弁護士で自信家のプレイボーイ、テイラー…その友人で、家族思いの物理学者ハロルド。まったく性格が異なる2人だが、山を登る時は最高のパートナーで固い絆で結ばれていた。ある日、アラスカの山岳でクライミングの最中に、有名な登山家フィリップ・クレイボーンと出会い、彼のグループにはテイラーの大学時代の同窓生ダラスの姿もあった。翌日、大きな雪崩が発生し…クレイボーンらは危機的状況に。テイラーたちが必死に救助をするも犠牲者を出してしまう。その後、クレイボーンたちがK2に挑戦することがわかると、テイラーは自分たちを売り込み…。

 

マイケル・ビーンはナンパな弁護士…しょっちゅう女を口説いている。一方、マット・クレイブン演じる友人は妻子がいる、真面目な学者なんだけど…仕事と山のことになると夢中になっちゃうので、嫁さんとはしょっちゅう衝突もしている。そんな性格が異なる2人の共通の趣味は登山…山に登るとすこぶる相性が良く、最高のパートナーでもある。ある日、2人がアラスカの断崖絶壁を登っていると…上の方で休憩中の先客がいた。有名なベテラン登山家が率いるグループで、中にはマイケル・ビーンの知人もいた。ただ、その知人とはあまりソリが合わない様子だ。

 

2つのグループは…その後、近くの場所にテントを張って、夜を過ごすことになったんだけど…マット・クレイブンが雪崩の危険性を感じて、テントをロープで縛るなど万全の策をとろうとするんだけど、ベテラン登山家のグループは、それを馬鹿にして、余計なことをするなと、突っぱねる。案の定、本当に雪崩が起きてしまい…策をとっていたマイケル・ビーンとマット・クレイブンは難を逃れるも、ベテラン登山家のグループは雪崩に巻き込まれしまう。ソリが合わなくても、そこは山を愛する者のマナーとして、救助に向かい、犠牲者は出てしまうが、多くの人命を救う。

 

やがてマイケル・ビーンは、ベテラン登山家たちがK2登頂を目指しているというのを知ると、命を助けたことを恩着せがましくし、自分たちをメンバーに加えろと直訴する。最初は渋っていたベテラン登山家も、強引なビーンに渋々納得。マット・クレイブンも、最初は“仕事が…、家族が…”と躊躇してたんだけど、結局、嫁さんと喧嘩してまで、K2挑戦を選び、一緒に出掛けることに。さっそく現地へと向かうも…K2登頂までに様々な困難が待ち受け、犠牲も出るし、マイケル・ビーンたちもピンチの連続、絶体絶命の状況に追い込まれる。はたして無事に生還できるか?

 

10年くらい前にも「エベレスト」なんていう作品があったけど、話的には定期的にある山岳ものと、そう大差ないかなという印象。それでも、35年も前の作品と思えないくらい、いや35年も前の作品だからこそ、CG等に頼るような安っぽい映像ではなく、迫力とスケールを感じるダイナミックな映像を見せてくれたのかななんて思った。この間、ネトフリで見たエクストリームスポーツが題材の「限界を生きし者」でも感じた“なんでお前らそこまでするねん”な気持ち、とても万人には理解できない…当人たちの生き様や矜持を見せつけられる。映画自体は実話ではなさそう。

 

 

ベテラン登山家が率いるグループのメンバーに日本人もいて、その日本人の登山家を演じているのが藤岡弘。セリフが少ない、出番が少ないのと、VHSビデオだと画質がそこまでよろしくないので、最初は気づきにくいんだけど(ビデオジャケットのキャスト一覧にも名前が載ってるので知ってたけど)…まぁ、物語の後半あたりで、とってつけたような見せ場がちゃんとあり、セリフも喋ってました。でも、なんだかんだで、マイケル・ビーンはかっこよかったです。映画の本編の前に…ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演「ダブル・インパクト」の予告編が入ってた♪


 

監督:フランク・ロッダム

出演:マイケル・ビーン マット・クレイブン レイモンド・J・バリー ルカ・バーコビッチ 藤岡弘(現・藤岡弘、)

 

 

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K2~愛と友情のザイル~ [VHS]

K2~愛と友情のザイル~ [VHS]






 

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スーパーキャリア4 栄光のファイター(1988年)

スーパーキャリア4 [VHS]

 

そういえば、1ヶ月くらい前に…近所のリサイクルショップで、VHSビデオデッキのジャンク品を、約1000円で入手した。外観はだいぶ汚れも目立ち(自分でしっかりクリーニング!)、リモコンも付属していなかったんだけど…“再生できました”の注意書きにつられて、購入を決意。ジャンクのため返品交換不可と言われたが、問題なく使えた。前に使っていたビデオデッキが壊れてから、ずっとVHSソフトのコレクションが宝の持ち腐れになっていたのよ。まともに動くビデオデッキって、最近はけっこう貴重品なんだよな…この値段で買えれば、いい買い物だったと思う。

 

そんなわけで、ジャンクデッキを購入時に試運転して以来、ちゃんと使っていなかったので…何か、ビデオで作品を見てみるかと思い立つ。それこそ、よっぽどリサイクルショップに持ち込んじゃおうかなって思っていた、“100円で買ったけど、見てなかった中古VHSソフト”の中から、こんなタイトルをチョイス…80年代にレンタルビデオでヒットしていた(という記憶がある)「スーパーキャリア4 栄光のファイター」。当時は、映画だと思い込んでいたけど、今で言う海外ドラマのエピソードを複数話まとめたもの、その4巻目。それこそ中学生の頃に“1”だけ見ていた。

 

パトロールのため米海軍航空母艦“ジョージタウン”を飛び立ったF-14トムキャットが遭難信号をキャッチ…それはクジラ学者デュボレー教授が乗るスパルタカス号からのものだった。F-14がスパルタカス号の場所を特定、直ぐに“ジョージタウン”から救援ヘリが向かい…デュボレー教授のほか、レイノルズ博士や、協力者のアーサーらが“ジョージタウン”に迎え入れられる。それと同時に、教授たちが発見した歴史的回収品も運び込まれる。やがて艦長との夕食の席で、教授が謎の死を遂げる。ドクターは教授の死因に疑問を抱き、さらに検査を進めるが…。

 

記憶と想像で書いてるから、情報が間違っていたらゴメン…たぶん、オイラが中学生の時に、レンタルビデオで借りた「スーパーキャリア」って、いわゆる、海外ドラマのパイロット版だったのかもしれない。「トップガン」みたいな戦闘機ものだったってことしか、もう覚えていなくて、登場人物の名前も、それを演じた役者の名前や顔もまったく覚えていなかった。そして、2~3を見ていないのに…三十数年越しに、いきなり4を見ている(笑)やっぱり登場人物の詳細、関係性などはよくわからなかったけど…エピソードのストーリーを追いかけることは問題なくできたよ。

 

前述した“あらすじ”は前半エピソードの内容で(ビデオジャケット裏のあらすじも前半のものだけが書かれている)…後半はまったく違うエピソードで、やはりドラマのエピソードを2本まとめて収録した内容となっていた。ということで、まずは前半エピソードの内容と感想…パトロールのために、母艦を発信したF-14が、民間船からの遭難信号をキャッチ。母艦のオペレーターと連携して、火災が発生している民間船を発見、直ぐに空母からヘリが飛び立ち救援に向かう。助けられたのが、調査をしていたクジラ研究の権威と知られる学者、数人の仲間たちだ…。

 

救助された人たちの希望で、調査に関する歴史的な発見物だという積み荷も空母へと運び込まれる。その際に…空母のクルーが積み荷を落としてしまい、一部が破損した可能性が?一方、救助された人たちは、艦長から夕食に招待されていたんだけど…食事の最中に、教授が突然発狂し、その後、死亡してしまう。艦に乗っている女性ドクターが死因などを調べて、何やら疑問を抱く。そして、教授以外の救助された人たちの言動がなんだか怪しくなる。もしや…中身が何かを明かそうとしない“あの積み荷”に原因があるのか?まさか“呪い”ってことはないよね?

 

ミリタリーもののはずなのに、ホラー味があってちょっとびっくりした。さすがに“呪い”ではなかったけど、やっぱり“積み荷”に原因があった!船上、しかも米軍艦でのパンデミックを描いた内容ということで…コロナ禍を経験した後に見ると、ぜんぜん話が古臭く感じなかったから不思議だ。また…ミリタリーものとして、本シリーズの一番の見せ場である“F-14トムキャット”の見せ場だが…よく戦闘機もので見かける、空中給油のシステムを流用して、パンデミック感染を封じ込めるための物資を受け渡すというシーンが描かれる。戦闘機の戦闘シーンはなかった。

 

このパンデミックが、紆余曲折の果て、一件落着したところで…次の別のエピソードへと移る。米海軍航空母艦“ジョージタウン”が基地に帰港して、乗組員たちの束の間の休日の様子が描かれる。若者(男)の多くは…ナンパ目的で酒場に繰り出すんだけど、ベテランのおっさんたちは、家族のことで色々と問題を抱えている。1人は嫁さんに重病が発覚して、検査に付き添うことになり、もう1人は離婚問題で、息子の親権争いになってしまい、弁護士と面会することに。さすがに日常だけだと、退屈になってしまうので、そこはちゃんと“事件”が起きるのでご安心を。

 

メインはやはり酒場でのナンパなんだけど…私生活も派手派手なパイロットコンビが、イケイケギャルのお持ち帰りに成功して、空中デートとしゃれこむんだけど、ギャルたちの方から、“知人の飛行機が使える”と言い出していて、どうにも胡散臭い。案の定、武器を強奪して密輸しようとしていた連中の仲間だったギャル2人。パイロットコンビは犯罪の片棒を担がされそうになってしまう。空母や“F-14トムキャット”はまったく出てこないのだが…輸送機を使ったアクションのほか、パイロットコンビが、実際に銃を手に取り、銃撃戦を繰り広げる場面もあったよ。

 

シリーズものとして見ると、話は中途半端だけど…この頃の海外ドラマって、単発で見ても、充分に面白くて、理解できちゃうのは確かだよね。ネットで調べてみると、やはりリリース当時の日本では“TVムービー(テレビ用の映画)”として、ジャンルわけされていたみたいだな。なので、このブログ上の区分をどうするか迷ったけど、一応、オイラも“映画”と捉えています。無理だと思うけど、機会があったらちゃんと全部見たいよね。Amazonのマケプレなんかだと中古ビデオは入手可能だけど、さすがに100円では売ってない。どこかの配信でやってくれないかな?

 

 

監督:ハリー・ハリス

出演:ケン・オランド ジョン・デビッド・ブランド リチャード・ジャッケル デイル・ダイ セス・バーレル

 

 

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スーパーキャリア4 [VHS]

スーパーキャリア4 [VHS]






 

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FUJIKO(2026年)

 

ネトフリで配信が始まったばかりの邦画「FUJIKO」を鑑賞…ネトフリのオリジナル映画ではなく、今年の6月に劇場公開された作品。公開から3か月で配信見放題…まぁ、今じゃ普通に当たり前な感じだな。製作や配給にAmazonが絡んでると、下手すりゃアマプラで1か月だもんな。最初、このタイトルを見て、前にHuluで見た真梨幸子の「殺人鬼フジコの衝動」を映像化した「フジコ Fujiko」と勘違い…今さら、ネトフリで配信するのか?って思ったら、ぜんぜん別の作品だった。最近、プロデューサーの肩書きが目立つ元グラドル、MEGUMIのプロデュース作品らしい。

 

保険会社の営業をしている菅波富士子…勧誘相手であるホテルの調理師・佐々岡と、会話のとっかかりとして、自らの破天荒な身の上を語り出す。1977年、若くして真理という女の子を出産した富士子だったが、夫の実家から理不尽な扱いを受けた挙句、真理まで取り上げられてしまう!富士子の母親・千代と共に怒鳴り込み、離婚という流れになったのだが…真理は戻ってこない。その後、なんとか真理を取り返すことができたものの、今度は千代ら自分の家族と揉めてしまい、家を飛び出す。幼い真理を抱えながら、仕事に励むも…借金が重なるばかりで…。

 

思いのほか面白かった…保険の営業をしている幸薄そうなおねえさんが、勧誘相手のリリー・フランキーに向かって、自分の破天荒な身の上話を語って聞かせる(もちろん、これが営業のテクニックでもある)という体で、物語はスタートする。若い時に、デキ婚してしまったらしいヒロインの富士子。娘の出産時から、嵐の中で病院が停電になるなど、語るエピソードが盛りだくさん。出産後は、子育てをしながら、知り合いの喫茶店で働いていたんだけど、姑と小姑の無茶な言い分で、旦那の実家のクリーニング工場で無理やり働かされることになってしまった。

 

泣き出した子供をあやしているだけで、サボってんじゃねーと、小姑に責められる富士子…挙句の果てに、お前なんかに子育てを任せられないと、難癖つけられ、娘まで取り上げられてしまう。仕方なく、実感のオカン岸本加世子に泣きつく富士子…怒ったオカンは、富士子を連れて旦那の実家へと乗り込む。ちなみに旦那の母親、姑役はYOU…“岸本加世子 VS YOU”という、このまま「極道の妻たち」でも始まりそうな雰囲気のメインイベントが、こんな序盤にサラっと出てくる。この騒動だけで映画1本作ってもいいんじゃないか感、マジでもっと見ていたかった。

 

旦那の実家にあれだけの啖呵を切れる母親、岸本加世子だもん…結局、富士子とも折り合いが悪くなり、富士子は家を飛び出すことに。舞台が70年代だけあって、今の世の中以上に…シングルマザーの富士子にとっては厳しい現実が待ち受けているんだけど、それでも中にはしっかり手を差し伸べてくれる人もいて、富士子も必死に、必死すぎて、時にはヤバい方向へ行ってしまう事もあったんだけど…冒頭の、保険の営業という話に繋がっていく。そして、それまで過去の回想メインだったものが、進行形の話へとスイッチしていく…その見せ方もうまかった。

 

劇中の演出を見れば一目瞭然なんだけれども、富士子の人生を一言で表すなら“ロック”である。話の途中で亡くなってしまう富士子の父親役が、うじきつよしなんだけど…生きてる時から、“既に重病”という設定なので、まともに口がきけない、セリフもほとんどないんだよ。でも、後々、父親役がうじきつよしであることが、ちゃんと意味があったんだって理解できた…そうなんだよ、今の人は知らない人も多いかもだけど、うじきつよしって、KODOMO BANDっていうロックバンドのボーカルなんだよ。俺らの子供の頃、アニメの「北斗の拳」の歌を唄ってたんだよ。

 

 

監督:木村太一

出演:片山友希 渡辺友那 YOU リリー・フランキー うじきつよし 竹下景子 イッセー尾形 岸本加世子

 

 

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ミス・マープル/夜行特急の殺人(1961年)

ミス・マープル 夜行特急の殺人 -アガサクリスティの パディントン発4時50分

 

CSの映画専門チャンネル“ムービープラス”で、今月はマーガレット・ラザフォード版のミス・マープル映画が連続(毎週金曜日の午後)で放送されるというので追いかけてみる…オイラは他の女優さんのものも含めて、あまりマープルもののミステリーは見ていなくて、何年か前にBSでやったクリスティー特集でわりと有名な「クリスタル殺人事件」を見たくらいしか、記憶にない。その時の鑑賞理由も、監督が007の監督だったからという不純な動機だし。そんなわけで、まずは1作目の「ミス・マープル 夜行特急の殺人」をエアチェックしておいたので、さっそく鑑賞。

 

ハンプトン行きの列車に乗っていたミス・マープル…ちょうど終点が近づいた時、窓から並走する隣の列車を眺めていたところ、客室で女性が襲われているのを目撃、直ぐに乗車中の列車の車掌へ伝えるも、マープルがミステリマニアであることを知られ、あまり真剣に取り合ってもらえなかった。後日、新聞をくまなくチェックするも事件の情報は一切ない、そこへクラドック警部補の来訪を受け、事件の痕跡はなかったことが伝えられる。諦めきれないマープルは、知人の図書館司書ストリンガーと該当線路をくまなく調べ、名士アーカンソープ家の関与を推理する。

 

軽妙なオープニング曲と共に、ふくよかなオバチャンが列車に乗り込む…このオバチャンがミス・マープル。やがて列車が終点に近づくと…窓から隣の線路を並走する列車が丸見えに。客の顔も1人1人はっきり認識できる程度の距離、スピード…中にはマープルと目が合ってしまい、困惑する乗客もいる。そんな中、ブラインドが下げられていた個室で、突然、中が丸見えとなり…女性が今にも、首を絞められ殺されそうになっていた。マープルは直ぐに乗車中の列車の車掌に状況を説明するが、推理小説を所持してたことで、ただの推理マニアと勘違いされる。

 

それでも、ちゃんと駅到着後に駅長に伝えると確約してくれた。後日、事件の詳報が出ていないかと、新聞をチェックするマープルのもとへ、刑事がやって来る。マープルは事件の詳細をあえて伏せて捜査しているのかと思ったら、刑事は“調べても事件の痕跡がなかった”と報告…車掌同様、ばぁーさんの勘違いを疑っていたのだ。怒ったマープルは、ミステリマニア仲間で図書館司書(マープルのボーイフレンドのおじいちゃん)を無理やり引きずり込み、事件を自分たちで調べ始める。とりあえず、終点近くの線路に無断で入り、証拠がないかとくまなく調べる。

 

やがて、死体が落とされ、引きずられたような痕跡を見つけ、それが線路わきの敷地の中へと続いていることが判明。その敷地は、地元の名士ともいいえる一家の敷地で、さすがのマープルもおいそれとは立ち入ることができない。そこで、自分が家政婦になって潜入しようとアイデアを思いつき、奉公人斡旋所経由で、まんまと家政婦として潜り込むことに成功。その家には偏屈な当主をはじめ、世話をする娘や、母親が死んでしまった孫…そして使用人が住んでいて、他にも当主が死んだ後の遺産を狙う息子たちや、主治医などが出入りしていることがわかる。

 

きっと、敷地の中に死体が隠されている、そして関係者の中に犯人がいる…マープルの潜入調査が始まる。まるで市原悦子の「家政婦は見た!」みたいな感じだけど、さすがクリスティー原作だけあって、ちゃんと連続殺人に発展していく。死体発見前(事件発覚前)は、いかにも胡散臭い使用人が容疑者候補でもあったが…連続殺人になり、事件の背景がわかってくると、最終的に意外な犯人が浮かび上がる。マープルが真犯人と直接対峙する場面も、それなりに緊張感があった。本編は約90分…日本の2時間ドラマの正味時間と同じくらいで見やすかった。

 

 

監督:ジョージ・ポロック

出演:マーガレット・ラザフォード アーサー・ケネディ ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス

 

 

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DVD ミス・マープル 夜行特急の殺人

ミス・マープル 夜行特急の殺人 -アガサクリスティの パディントン発4時50分






 

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ガーンダーリー:暗闇の追跡者(2026年)

 

数日前から、ネトフリで配信が始まったオリジナル映画「ガーンダーリー:暗闇の追跡者(英題:Gandhari)」を鑑賞…ちょっと目を離した隙に、娘が誘拐犯にさらわれてしまい、その直後に怪我を負って盲目になってしまった母親が、執念で娘を誘拐した人身売買組織を追いつめるインド映画。インド映画って、普段はあまり見ないけど(この間、WOWOWで見た「KILL 超覚醒」は面白かった、好みの映画だった)…ネトフリのオリジナル映画で、新着だと、最近はけっこう見ている…インド映画も“歌って踊らない”普通のアクション映画ってけっこうあるのよね(笑)

 

※感想内で物語序盤のネタバレを記述しています

 

夫婦のゴクルとバニ、そして幼い娘のミシュティ…3人は列車で移動していたのだが、ゴグルが買い物のため途中下車、バニがトイレに入っている間に、ミシュティがさらわれてしまう!直ぐに気づいたバニは、ミシュティは連れ去る女を追いかけるも、途中で、転んで怪我をしてしまい、一時的に視力を失う。バニたちは直ぐに警察へ届けるも、なかなかまとものとりあってもらえない。そんな時、長い間会っていなかった母親ジュヌ・アンバと再会。ジュヌもまた誘拐された別の孫娘を追っていた。ジュヌから犯罪組織の話を聞き、自らミシュティを助けるため立ち上がる!

 

5ヶ月くらい前にネトフリで見たインド映画の「女戦士3」も、女性ヒロインが人身売買組織と戦う話だった…あちらは捜査官が活躍する話で、さしずめインド版、女性主人公版の「サウンド・オブ・フリーダム」といった印象の内容だった。本作は娘が誘拐され、母親が自ら人身売買組織と対峙する…「96時間」タイプのアクションか?と思っていたが、けっこうアレンジの利いた作品にはなっていた。列車に乗って旅行中の主人公一家…父親は買い物のため駅で途中下車、母親と娘が一緒にトイレに立ち、先に母親が中に入るんだけど、その数分で娘が誘拐されてしまう。

 

異常を察知した母親が直ぐにトイレを出て、謎の女に連れ去られる娘を目撃…車外に飛び出し、ホームで追跡を始めるんだけど、途中で、転倒してしまい、取逃がす。その際に、頭を打ってしまったらしく…後に、一時的な失明に陥っていることもわかる。夫婦は直ぐに警察へと駆け込むも、やる気のない警官たちは塩対応。何度も警察に掛け合い、自分たちで娘の写真が載ったビラを作って配り歩いたりすることに。警察側も、最近になって幼児の誘拐が頻繁になっていることは把握していて…ちゃんとした捜査官が捜査を指揮するも、地元警察は覇気がない。

 

そんな状況下で、母親は…母親の母親(つまり祖母?血の繋がりがあるのかはよくわからない)と再会。実は、幼少期から曲芸師として技を叩きこまれていた母親。わけあって、曲芸師一族を離脱していたんだけど…母親の母親は、そういう技を使って、自ら娘を取り戻せと鼓舞する。なんと、母親の母親も人身売買組織に孫娘を誘拐されており、取り返すために、仲間たちと何年も追いかけていたという。母親の母親からの助言通り、“一時的に盲目”という今の立場を利用し、そのまま街に溶け込んで、人身売買組織の動向探ることになり、1ヶ月が経過する…。

 

人身売買組織も誘拐した子供を運ぶのに、準備や警察の目をそらす必要があり、町の中にある秘密のアジトに、さらった子供たちを隠していて、その潜伏期間が1ヶ月。とうとう動きがあり、母親たちの反撃が始まる…といった感じの内容。娘を取り返そうと、ママ頑張る、怒れるママは強かったと。前述の通り曲芸師の経歴があるので、1ヶ月の訓練期間で、かなり武芸も上達。1ヶ月後は盲目のフリなのかなと思いきや、戦った敵のセリフを額面通りに受け止めれば“本当に盲目”らしい母親。途中、見えているような動きもするので、完全に戻ってはないってことか?

 

要は半分“座頭市”みたいな感じの状況かな(笑)物語の進行により…登場人物の過去や隠された秘密が他にも色々と出てくるけど、それこそネタバレになるので、その辺の詳細は割愛しておく、自分で映画本編を見てご確認を!普通にママ頑張る系アクション映画として面白かったし、前述の「女戦士3」同様、インドでの誘拐、人身売買の深刻さを伝えるメッセージ性も充分にあった。尺も2時間以下だったし、何より、このインド映画も、最後まで“歌って踊るシーンはなかった”ので、オイラ好みでした。ホント“歌って踊らないインド映画”もけっこう増えてきたな。

 

 

監督:デヴァシシ・マキジャ

出演:タープシー・パンヌ ミタ・ヴァシシュト スワスティカ・ムカルジー チャーヤー・カダム ジャティン・サルナ

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Gandhari (Soundtrack from the Netflix Film)

Gandhari (Soundtrack from the Netflix Film)






 

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レッド・ストーン 逆襲の銃弾(2021年)

(字幕版)レッド・ストーン 逆襲の銃弾

 

アマプラを物色していて見つけた、2021年製作とちょっと古めだけれども、見放題の新着らしい「レッド・ストーン 逆襲の銃弾」を鑑賞する。身内が交通事故で他界してしまい、病気で年老いた両親の面倒を見なくてはならなくなった殺し屋が、今後の人生設計を見つめ直し始めている矢先に、トラブルを抱えた組織のボスから殺し等の後始末を命じられてしまう…というB級なクライムアクション。メイン主人公の1人である悩める殺し屋役に「マイノリティ・リポート」や、最近だと「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」なんかにも出ていたニール・マクドノー。

 

不良少年モトリー・アダムスはバイト先の商品を盗みクビになり、町の保安官たちからも目を付けられていた。モトリーにはダニーという兄がおり、そのダニーも悪党とつるんでいるろくでなしなのだが、その日は血相を変えて、“遠くへ逃げる”とモトリーを迎えに来た。しかし、ダニーは組織の人間に捕まって、殺されてしまう!一部始終を車の後部座席から目撃しており、モトリーも命を狙われる。一方、組織のボス、ジェドは…騒動の後始末として、部下の殺し屋ブーンにモトリーの確保を命じる。しかしブーンは、プライベートで心境の変化があり、命令に躊躇する。

 

冒頭、身体にタトゥーが入った丸刈りの男が、車に乗ったまま、森の中で誰かと待ち合わせをしている様子だが…直前に、“ボス”から電話が入り、心変わりしたのか、待ち合わせの相手と会わず、そのまま引き返してしまう。その後、急いで戻った自宅で、隠し持っていた“赤いルビー”を、父親の遺灰が入った骨壺の中に隠す。そこで場面は変わり、どこかの病院…ニール・マクドノーが病院関係者と話しをしている。病気の父親が入院中らしいのだが、面倒を見ていた別の兄弟の一家が事故で全員死んでしまい、急遽、自分が世話をすることになったと…。

 

だから、高価な入院費が払えず、一般病棟に移したいという相談をしていた。さらに会話の中で…母親の方も認知症を患っていて、だいぶ状態が悪いらしい。ニール・マクドノーは、“お先真っ暗”って感じで、絶望感ありありの表情なんだ。そんな時に“ボス”から呼び出しを受ける…。そこで、また場面は変わり、不良少年が、バイト先で問題を起こし、雇い主からクビを宣告されている。さらに告訴まで持ち出されて、慌てて、その場を逃げ出す。この不良少年は地元の保安官にも目を付けられてるようなワルガキ…そして冒頭の丸刈りの男の弟でもあったのだ!

 

なぜか急いだ様子で、弟を迎えに来た兄…どこか切羽詰まった様子で、詳しい理由も言わずに、“遠くへ逃げる”と、車を走らせている。しかし、組織の人間に見つかってしまい、“ボス”の待っている場所へ連れて行かれる。兄に言われて、瞬間的に後部座席に隠れた弟…そのまま、兄が、組織の人間に従わされているのを、黙って見守る。やがて、“ボス”の家に連れて行かれ、そのまま車の中で待っていると、“ボス”が登場。詳細はよくわからないんだけど、どうやら兄は裏切りに加担したらしく、ボス自らの手で、制裁を加えられ、その場で死んでしまう…。

 

弟は何もできず、身を隠し続けるしかなかったんだけど…“ボス”の手下が、車を処分する隙に逃げ出す。しかし、手下に姿を見られてしまった。手下と“ボス”は、弟に“殺しの瞬間”を見られていると悟り…口封じをしなければと考える。そこで、事前に呼び出しておいたニール・、マクドノーに、騒動の尻ぬぐいを命じる。ニール・マクドノーもまた、組織に忠誠を尽くしている殺し屋だった。まずは逃げている弟(不良少年)の行方を追いかける…。邪魔者は容赦なく排除するんだけど、弟(不良少年)と遭遇するたびに、“ブツを返せば、悪いようにしはしない”と告げる。

 

もちろん弟(不良少年)は、兄が組織に殺されてるので、簡単には信用せず…なんとか逃げようとするわけで。ただ、ニール・マクドノーは、それまでは組織の忠実な飼い犬だったらしいんだけど、“家族の身に起きた不幸”のせいで、すっかり仕事のやる気を失せていて…“ボス”の無茶ぶりに従っているうちに、どんどんと心境の変化も生じる。弟(不良少年)の運命は?この映画が伝えたいことというのは、きっと“悪党も人の子だ”という点なのだろう、身内の不幸や親の介護という切実な問題に直面したことで、それまでの行いを悔いて、ようやく改心したよと…。

 

邦題の“レッド・トーンス”は劇中に登場する“赤いルビー”のことだと思われる。どうやら、組織を裏切った兄が、“ボス”から盗み、それを取り返そうという話でもあるんだけど…どういう経緯で兄はそれを盗んだのか、何が目的だったのか(逃走資金や、その後の家族を養うためなのかな?って感じだけど)、そのあたりの詳しい説明が出てこないので、なんだか扱いが中途半端。結局は、殺しの目撃者になってしまった弟を殺すかどうかと、前述の通りニール・マクドノーが改心するドラマへとシフトしていってしまうし。まぁ、アマプラ無料でちょうどいいくらいの内容。

 

 

監督:デレク・プレスリー

出演:ニール・マクドノフ ビリー・ブレア ジェイソン・ダグラス マイク・ドプド マイケル・カドリッツ

 

 

【アマプラの会員なら無料で視聴できます!】

(字幕版)レッド・ストーン 逆襲の銃弾

(字幕版)レッド・ストーン 逆襲の銃弾






 

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G.I.G.N. フランス特殊部隊(2026年)

 

見たいオリジナル映画があったので、約2か月ぶりに、ネトフリの利用を再開中…利用していなかった期間に、他にもいろいろと新作が追加になっていたので、率先して鑑賞している。今日は7月の下旬ころから配信が始まっていたらしい、ネトフリのオリジナル作品、ドラマフォーマットの「G.I.G.N. フランス特殊部隊」を鑑賞…全6エピソード、イッキ見です。過去に何度も映像作品で取り上げられたことがある、フランスの特殊部隊“GIGN”を題材にした内容。同じネトフリでも、元GIGN隊員が活躍する「アドヴィタム」なんて映画があって、オイラも見たことあるなぁ…。

 

国家憲兵隊“GIGN”では…新人隊員たちを選抜する訓練が行われていた。任務中に殉職した父親もかつてGIGN隊員だったマックス。本人は父親のような隊員になりたくて、優秀な成績を収めていたのだが…ベテラン隊員で指揮官のダヴィドは、そんなマックスに厳しく対応、あわよくば不採用になることを願っていた…。その一方で、ダヴィドは、この選抜訓練を見届けたのちに、引退を考えていたのだが…マックスの“GIGN”への正式採用が決まり、勇退を撤回。さらに新人隊員たちの卒業式の日に、GIGNの拠点が襲撃されるという前代未聞の事件が起きる!

 

まずは新人隊員を採用する選抜訓練の様子から始まる…成績も優秀で、周囲から一目を置かれている若者マックス。しかし、訓練の指揮をしているベテラン隊員のダヴィドは…他の隊員よりも、なぜかマックスにだけ異常に厳しく接してくる。それには理由があり、ダヴィドと、マックスの死んだ父親は親友同士…マックスの父親もかつてはGIGN隊員で、任務中に殉職していたのだ。だから親友の妻、マックスの母親から…“父親と同じ道を歩ませたくない”とキツく言われていた。そしてマックスがGIGN隊員に不採用になったのを見届けたら、自分も辞める気でいた。

 

今まで仕事優先で、妻子を顧みてこなかったので…夫婦関係もギクシャクしていたからだ。訓練や隊員たちの日常が描かれる中で…まず、武器庫が襲われて、兵士が行方不明になるという事件が発生し、隊員たちが呼集され、出撃することになる。これにはもちろん選抜中の新人たちは加わらない。武器庫を襲撃した犯人は、トラックに奪った特殊な爆弾を積んで移動を始める。その後のテロ攻撃も考えられ、GIGNはこのトラックに追いつき、進行を阻止することになったのだが…狙撃でトラックを足止めしたところに、運悪く、スクールバスが近づいてきて…。

 

これが一番最初の見せ場だ…アクションのスケールがでかく、迫力も緊張感もある。一応、テロ攻撃の阻止には成功するも…実は、“首謀者”を取り逃がしてしまい、盗まれた爆弾の多くが未回収となる。この未回収の爆弾が、物語全体の縦軸の1つになっていく。また、ベテラン隊員のダヴィッドが、新人マックスの採用を阻止しようという…両者の確執みたいなものも、全体を通した引っ張り要素だ。何やら父親が殉職した過去にも謎があり、あろうことか、その件に関りがありそうな、ダヴィドの上官が…GIGNの拠点への襲撃という前代未聞の事件で重体となる。

 

それ以外にも、ダヴィドの夫婦関係、親子関係などプライベートでもいくつか問題があり、そんな不安を抱えたまま、正式に隊員となったマックスとダヴィドが、時に意見を衝突させながら…爆弾強奪にまつわる様々な任務に参加していくこととなる。1話目で描かれる、新人隊員たちが訓練課程を卒業して、はれて隊員に正式採用される“卒業式”のシーンを見て…そうそう、同じようなシーンを前述の「アドヴィタム」なんかでも描かれてたなと思い出す。シーンも似てるので、一瞬、あれ、コレ(G.I.G.N.フランス特殊部隊)って見たことあったかな?錯覚してしまった。


毎エピソード、印象的なアクションが盛り込まれていて、“こんなところで終わりかよ”という衝撃展開で寸止めされるので、次回エピソードを続けて見たくなる、結果的にイッキ見してしまうと。メイン主人公のダヴィドとマックスは武力で実力行使をする介入班に所属しているんだけど…監視調査チームっていうのも出てきたり、爆弾処理の専門家もいたり、訳あってマックスがその両方を担ったりすることもあったり…それとは別に、主人公たちが独断専行型なところもあるから、隊員たちの不正も疑われたりして、監査課が動き出し…けっこう展開はてんこもりだ。

 

それぞれバラバラだったものが、最終的に一本の線に繋がっていき…最終目的を果たそうとする、犯人(テロリスト)と、GIGNの対決へとなだれこんでいく。一応、1話目からの“フリ”であった、爆弾が盗まれたという事件や、主人公たちが背負っていた過去には、ほぼほぼ決着はつくものの、“こんなところで終わりかよ”という衝撃展開は最後にも炸裂!想像していた以上の、バッドエンド感…ネトフリ上ではシーズン1と表記があり、続きを作る気があるのかどうか、現段階ではわからんけど、潔くこれで終わりとなっても、個人的には構わないかなとは思ったね。

 

 

監督:ジュリアン・ルクレルク

出演:トメル・シスレー ギョーム・グイ トリスタン・ザンキ ティエリー・ヌーヴィック ジュディット・エル・ゼイン

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

GIGN (Bande originale de la série)

GIGN (Bande originale de la série)






 

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