勝手に映画紹介!?

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ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から エピソード2 裏切りか忠誠か(2023年)

裏切りか忠誠か

アマプラで毎週金曜日に新エピソードが追加される、映画「ジョン・ウィック」の前日譚、「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から シーズン0」を追いかけている…ということで、さっそく配信が始まった“エピソード2 - 裏切りか忠誠か”を鑑賞。感想を書く前に一つお詫びを。先週“エピソード1”の記事をアップした時、正しくは“シーズン0”のところを“シーズン1”と誤記、そのせいか、一時期、記事がやたらとアクセスされていた。きっと、シーズン1があるのかどうかの情報を求めた人が検索でヒットしてしまった可能性大。期待する情報がなくてスイマセンでした。


1970年代のニューヨーク…殺し屋たちのサポートを行う“コンチネンタルホテル”から、組織にとって重要な“コインプレス”を盗み出したフランキーだったが、支配人コーマックの放った刺客に敗れてしまう。しかし、“コインプレス”はフランキーがどこかに隠し、まだ発見されていない。騒動に巻き込まれたフランキーの弟ウィンストンとフランキーの妻イェンは、フランキーの戦友だったマイルスに助けを求め、マイルスの妹がチャイナタウンで営む空手道場に潜伏…コーマックへの復讐を決意。さらに仲間を集め、“コンチネンタルホテル”を奪い取ろうと計画する。

 

映画版「ジョン・ウィック」シリーズで、“コンチネンタルホテル”の支配人ウィンストンの若かりし頃の話…彼がどうして、どのようにして支配人の座を手に入れたかが紐解かれる模様。発端はウィンストンの兄貴(ずっと疎遠だった)が、メル・ギブソン演じる前任(70年代)の“コンチネンタルホテル”支配人から、上部組織である“主席連合”をも揺るがす重要アイテム“コインプレス”を盗んだこと…この争奪戦に巻き込まれてしまったウィンストン、エピソード1の最後で兄貴は殺されてしまい、その復讐を兼ねて、打倒メルギブを誓い、今回はその準備の様子が描かれる。

 

“コインプレス”は生前の兄貴がどこかに隠したので発見に至らず、どの陣営もまだ手に入れていない。ウィンストンは兄貴のマブダチに助けを乞い、そのマブダチの人脈を使って、仲間を増やす作戦。また、“コンチネンタルホテル”内にもスパイが欲しいと、メルギブの忠実な部下である“若かりし頃のシャロン”に目をつける。ウィンストンはシャロンの弱みを探り、メルギブの正体をことこまかく語って聞かせ、寝返らそうという魂胆。はたしてシャロンの懐柔は成功するのか?まぁ、映画を知ってるので…成功は確定だが、あの関係性がどう決定づくのかは気になる。

 

一方、黒人女性がリーダーを務める、地下組織みたいなところにも打倒メルギブで手を組まないかと、協力を打診するウィンストン。この“コンチネンタルホテル”と敵対する組織の雰囲気が、映画でローレンス・フィッシュバーン演じるバワリー・キングの組織と似ている。でも、リーダーは女なんだよ。本作には、フランキーのマブダチ、マイルスを含め頼りがいのある黒人男性キャラも色々と出てくるので、誰かがバワリーなんじゃないかなって、ちょっと疑っている。映画版の方(特に最新作あたり)を見ると、ウィンストンとバワリーの関係もけっこう深そうだったもんな。

 

手下(ウィンストンの兄貴)に重要アイテムを盗まれ、上部組織の主席連合ににらまれ、虚勢を張るだけで立つ瀬なしな間抜けな道化、支配人のメルギブ…しかーし、今回は、腐っても裏社会の悪党だっていうのを証明する、迫力満点の見せ場が用意されていた。部下に忠誠を求める過激すぎなメルギブ…あの迫力ありすぎる狂気は、「アンタッチャブル」でアル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロを彷彿。カポネが木製バットで部下の頭をかち割るシーンを思い出したよね。残すは次回のエピソード3のみ、今シーズンでどこまで描かれるのか気になるところだ…。

 

 

監督:シャーロット・ブランドストロム

出演:コリン・ウッデル メル・ギブソン ジェシカ・アレイン アヨミデ・アデグン ユベール・ポワン・デュ・ジュール

 

 

【会員ならアマプラで無料視聴できます!】

裏切りか忠誠か(「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から EP.2)

裏切りか忠誠か





 

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レプタイル -蜥蜴-(2023年)

 

再加入中のネトフリも…次回請求日まであと9日、いったん解約するつもりでいるので、あと何本見れるかと計算しながら、マイリストに登録のネトフリ映画(または独占配信作品など)を消化中。そんなわけで、本日鑑賞した作品はこちら…昨日、配信が開始されたばかりのネトフリ映画「レプタイル -蜥蜴-(原題:REPTILE)」…タイトルの“レプタイル”は“爬虫類”または“卑劣なヤツ”という意味だそうで、“蜥蜴=トカゲ”なんて副題もついているけど、特に虫系パニック映画ではなく…クライムスリラーです。ベニチオ・デル・トロが主人公の刑事を演じてます。

 

不動産業経営者の息子ウィルが、恋人で同僚でもあるサマーの死体を発見した!事件を担当することになったのは刑事のトムと相棒のクリアリー…2人はウィルから事情聴取を行い、サマーが前夫サムとの離婚がまだ成立していないという話を聞く。さっそくサムにも事情聴取を行うとするが…聴取を拒否するなど、サムには明らかに不審な点が見られた。その後、ウィルからイーライという男とトラブルになっていて、付け回されているとの相談を受け…聴取を行うことになったが、やはりDNAの提出を拒否される。やがて関係者から有益な情報がもたらされ…。

 

冒頭、後に殺される被害者女性と、恋人のジャスティン・ティンバーレイクがイチャついた後に、ちょっとした口喧嘩になり、その後はお互いの仕事やプライベートのシーンが描かれ、夜になってティンバーレイクがカノジョの元に戻って、死体を発見!真っ暗な建物の中に入り、なんとなく異変を察知して、ナイフの刺さった彼女の死体を目にするまでの不穏な空気感はけっこういい。そして発見された死体をバックに、真っ赤な文字で“REPTILE”というタイトルが表示される…ここまでに約8分経過。次でようやく場面が変わり、主人公のベニチオ・デル・トロが登場する。

 

デル・トロが住んでる場所、勤務する警察署はわりと田舎…そこまで都会ではないと思われる。事件で呼び出される直前も…嫁さんのアリシア・シルヴァーストーン同伴で、同僚たちとの食事を楽しんでいたんだけど、その後も頻繁に、こうした同僚たちと家族ぐるみの和気あいあいとした交流シーンは描かれる。そして世話になってる上司エリック・ボゴシアンは嫁さんの叔父さんでもあり…より繋がりが強い。実は別の地区の刑事だったデル・トロ…トラブルに巻き込まれ、心機一転、新天地に引っ越してきたばかり。過去のトラウマもあり、若干、不安定気味?

 

そんなやり手のベテランだけど新参者のデル・トロが、地元色強めの殺人事件に挑むことになる。被害者は不動産業者社員の女性で、恋人のティンバーレイクはその会社の経営者(母親)の息子でもあり…母親の言いなりなマザコンタイプか?自身も一緒に不動産関係の仕事をしているって感じ。まず恋人を疑うのは捜査の基本…聴取したティンバーレイクから、被害者女性がまだ前夫と離婚が成立していないという情報が飛び出し、新たな容疑者が増える。さらにはティンバーレイクと母親も…過去の仕事関連でトラブった相手がいて、もう1人容疑者追加!

 

とにかく…胡散臭い容疑者がいっぱい出てくる。やがて急展開で…そのうちの1人がホンボシではなかろうか?と思われる事態になるも、刑事の勘で、まだまだ事件には裏があるんじゃねーかと睨み始めるデル・トロ。町や組織の暗部に踏み込みしすぎてしまい…身の危険も感じるように!全体的にまったりとした展開が続き、事件の真相、隠された秘密なんかも驚くほどのことはない、半ば予想通りなところも大きかったんだけど、要所要所の不穏な空気感、突発的な銃撃戦、夢オチ的な脅かし演出などが…映画を見ているなという気分に浸れて、けっこう好み。

 

ドロドロした人間関係のしがらみ、主人公自身の過去や署内での立場なんかも…しっかりと物語に影響している感じとかが良かったよね。そこまでディープじゃない、ちょっとライトな感じの「ツイン・ピークス」的ミステリー、サスペンスっていうのがオイラの印象かな?事件現場のキッチンで目にした…手をかざすと自動で水が出る蛇口が気に入り、仕事中にこっそりとネットで調べて、何気にリフォーム中の自宅の流し台に、同じものを導入するお茶目なデル・トロに笑う。普段MVを撮ってる監督さんだからか…挿入歌“Knockin' on heaven's door”の使い方が巧い!

 

 

監督:グラント・シンガー

出演:ベニチオ・デル・トロ ジャスティン・ティンバーレイク アリシア・シルヴァーストーン エリック・ボゴシアン

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Reptile (Soundtrack from the Netflix Film)

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沈黙の艦隊(2023年)

沈黙の艦隊(2023年)

 

【鑑賞日:2023年9月29日】

 

公開初日の「沈黙の艦隊」を見に、朝イチで地元のシネプレックスへ…上映開始の15分くらい前に映画館へ到着したのだが、入り口の前にお客さんの列が!あれ?もしかしてまだオープン前だったか?いやいや、ただ単に…チケット売り場が混雑してるだけだった。なんだ、そうか…でもいくら週一の会員デーでも、ここまで混雑するのは珍しいなと思ったら、本日の初日の映画が多数あって、中でも“某団体”が製作したアノ映画も始まってたので…いつもとだいぶ雰囲気の異なるお客さんもいっぱいでした。ネット予約の発券機まで列が出来てたからなぁ…。

 

海上自衛隊の潜水艦“やまなみ”が米原潜と衝突し、圧壊・沈没…艦長の海江田四郎を含む76名の乗組員が死亡との報道に衝撃が走る!しかし…事故は、日米政府が秘密裏に進める“シーバット計画”のための偽装工作であった。海江田たちは日米で極秘開発した高性能原子力潜水艦“シーバット”の乗組員に選ばれたのだ。さっそく海江田たちが乗り込んだ“シーバット”は出航、アメリカ海軍との演習を行うことになったが…海江田は米原潜に魚雷を発射!混乱に乗じて反乱逃亡してしまう。やがて核ミサイルで武装し、独立国“やまと”を世界に宣言する!

 

えーと、もうすぐ50が見えているオジサンが、高校時代に夢中になっていたコミックが原作…セガールの沈黙シリーズの原点である「沈黙の戦艦」の邦題も、「沈黙の艦隊」ブームにあやかったものという噂が当時からけっこうささやかれていたほど(「沈黙の艦隊」がなきゃ、沈黙シリーズはなかった)、人気や影響力のあった作品だ。それがなんで、今頃って感じの驚きもあったりするが…日本を取り巻く環境や世界情勢がきな臭くなりつつある昨今のことを考えると、なくはないタイミングだったのかも。意外と、作品で描かれているテーマなんかは、ドンピシャだね。

 

原作コミックは当時読んでいた…最初は古本で買い始めたんだけど、発売日に新刊を買うようになり、途中から週間連載のモーニング誌でも追いかけ始めた記憶がある。一応、最後まで読んで、なんかラストシーン(ラストカット)とかもうっすらと覚えてるんだけど、序盤の展開の方が印象に残ってるよね。原作の後半の方で、海江田がアレされて以降の展開とか、あまりよく覚えてないなぁ。そんな状態で挑んだ実写版…とりあえず、1本の映画で原作を最後まで全部描けるわけがないのは想定済み、だいたい想像していたあたりで、今回の映画は終わった感じ。

 

まぁ、頑張って、原作をなぞったりしてるんだけど…目に付くのは今風アレンジだろうか?女性の社会進出なんかにも合わせたのか、原作に比べると女子率がアップ、原作の男性キャラが女性に変更になっていたりもするんだよね。いや…逆に、原作をそのまま映像化したら、それこそ“そういう部分に文句を言う人”も出てくるのだと思うけど、そこはさ、時代設定とかでうまくごまかしてさ、原作通りにやってほしかったじゃない?本音としては、もっと無骨なオジサン俳優とかいっぱいキャスティングしてほしかった…だって原作は“かわぐちかいじ”なんだからさ。

 

オイラ的には、先に実写化されたかわぐち作品「空母いぶき」の中で、いちばん“かわぐちかいじ顔”していた高嶋のお兄ちゃん(高嶋政宏)に、たつなみ艦長・深町を演じてほしかったなって思うんだけど…玉木宏って、イケメンすぎるやろ!深町はもっとごつい感じだよなぁ。玉木宏も「空母いぶき」に出てたし、制服姿とか似合うんですよ…どちらかというと主演の大沢たかおが演じた主人公・海江田四郎の方が玉木宏に合ってるんじゃないかって思ったりもするんだよね。あと…やっぱりたつなみのクルーで、副長の速水を女性に変更したのも納得がいかない。

 

記憶が刺激されるくらい、原作を忠実に映像化している部分もあれば…ここはちゃんとやってほしかったという端折り部分も目に付く。個人的には…やまなみの圧壊を疑う深町が、ソナーの南波に音の詳細解析を依頼し、それを遂行するくだりを、もうちょっと原作に寄せてほしかった。映画ではサクっと真相を究明しちゃうんだけど…原作だと、銃で撃たれたり、難波はかなり命がけでやるんだよね。そこがね、1巻を読み始めて直ぐの見せ場になってて、オイラが“この漫画おもしれ~”ってなった部分でもあるわけなんだけど…映画ではあっさりしすぎでがっくりした。

 

映像的に、主役メカともいえる“シーバット(やまと)”より、たつなみの出航シーンの方が丁寧に描かれていてかっこいいじゃねーかとか(色々と大人の事情もあるのだろう)、外国人キャストがいっぱい出てくると急に“稲川素子事務所”感が強くなるとか…邦画の限界もやっぱり感じてしまう。米大統領ベネットとかもコミックと比べちゃうと迫力がない。Amazonが金を出してるなら、特にキャスティング部分でもうちょっと、なんとからななかったのかな?今後、続編構想なんかもあるんだろうけど…正直、プライムビデオでいいんじゃね?とも思ったのはオイラだけか?

 

昨今の配信スタートの早さを考えると、とりあえず、数か月後には本作がアマプラで無料視聴できるようになってる気はするよね…。この先、原作を忠実に描くなら…党首討論とか、選挙の話にもなっていくじゃない?正直、そんなもん映画館で見たいか?って思ったりもしちゃうよね。まぁ、続編が映画館で公開されるのであれば、また見に行っちゃうんだろうとは思うけど。そうそう、登場人物の女性化は批判したけど、「空母いぶき」でイライラさせられっぱなしだった本田翼よりは、ちゃんと演技ができる女優さんたちだったので、そこだけは良かったんじゃない?

 

 

監督:吉野耕平

出演:大沢たかお 玉木宏 上戸彩 ユースケ・サンタマリア 水川あさみ 笹野高史 夏川結衣 江口洋介

 

 

【アニメでもう少し先まで見れるよ…】

DVD 沈黙の艦隊

DVD 沈黙の艦隊 2

沈黙の艦隊沈黙の艦隊 2






 

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ソフィー・マルソーの復讐の矢(2022年)

Une Femme de Notre Temps

 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「ソフィー・マルソーの復讐の矢(原題:Une Femme de Notre Temps)」を鑑賞…タイトルにも名前が入ってるので分かると思うけど、古くは「ラ・ブーム」、オイラ的には「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」のボンドガールが直ぐに思い浮かぶフランスの女優ソフィー・マルソーが主演したサスペンス映画。一応、原題で検索すると日本のAmazonでも輸入盤のDVDが見つかったが…日本語収録なし、PAL仕様だと思うので、再生には要注意!

 

作家であり、警視として警察の仕事にも従事しているジュリアン…趣味はアーチェリー。今は、40歳で他界した妹リディアに関する本の執筆準備を進めている。その日は、汚職警官ガルニエの死体が発見され現場に臨場…その後、部下と共に署に向かう途中、街中で夫のユーゴが見知らぬ女性と親しげに歩いているのを目撃。仕事に集中できなくなったジュリアンは…ユーゴの行動を監視し始めるのがだ、ついに別宅のアパートに女性を連れ込むのを目撃!さりげなく問いただすも白を切るユーゴ、追い打ちをかけるようにさらなるユーゴの秘密が発覚する!

 

事前にソフィー・マルソーだって情報がなかったら、“綺麗だけど、地味なオバチャンだな”って思った程度で、気づかなかった可能性がある。そこまでソフィー・マルソーにゾッコンなファンでもないので…最近の出演作なんかもあまり見てないし、正直、老けたなと(汗)役作りもあるのかもしれないけど…以前のように(ボンドガールのイメージ)フェロモンバリバリって感じじゃないよね。でも前述したとおり…言われてみれば、しっかりと昔の面影もあったりして、綺麗なオバサマなんですけどね。ちなみに2023年時点の年齢は56歳…撮影時はもう少し若かっただろう。

 

えーとですね、映画の内容はタイトルそのままんまズバリな内容である…ソフィー・マルソーが矢(アーチェリーが得意!)で復讐を遂げるってだけの話です(笑)冒頭、ダーティハリーよろしく射撃場で銃をぶっ放すソフィー姐さん。もしかしてアクション要素も強めなのかなんて期待してしまったのだが…作家兼警察官(警視)兼主婦という二足どころか、三足の草鞋なソフィー姐さんの日常を描いたものだった。プライベートでは、仲が良かった妹を亡くしており、彼女についての本を執筆しようと準備中。警官の職務では…同僚の汚職警官にまつわる事件を捜査中。

 

とにかく忙しく動き回ってるソフィー姐さんなんだけど、“出がけにチューを迫ってくる”ようなラブラブのはずの夫に、不倫疑惑が浮上する。夫は、なんか出張みたいなことを言ってたのに…昼間っから、別の女とイチャついてまして、それを目撃してしまったのだ。その場ではなんとかやり過ごしまして、自宅で“さりげなく”、夫にカマをかけるんだけど尻尾を出さない。で、また夫が夫が仕事で“別宅に泊まる”って言いだしたので…こっそり部屋を調べに行ったら、中にソフー姐さんがいるのを知らずに、ちょうど夫が女を連れ込むところでして、目の前でおっ始める!
 

きっと矢口真里の不貞を目撃した元夫の中村昌也もこんなような状況だったんだろうななんて思いながら見てしまった…てっ、いつの話を持ち出してるんだよ、かれこれ10年以上前のスキャンダルだぞ(笑)えーと、自宅では真面目なイケオジを装ってた夫が、女にのっかって腰を振りまくり、相手の女の大きなよがり声まで耳に入ってきて、もう失神寸前のソフィー姐さん。夫たちの会話から、なんと相手の女も旦那や子供がいるダブル不倫であることも発覚…そのくせ、嫁さん(=ソフィー姐さん)を愛してるなんてこともいけしゃあしゃあと語ってる夫、マジクソ野郎。

 

これだけでも“矢で射抜かれて当然”な夫だけれども…なんと、なんと“日本で事故死した妹”の件にも関与しておりまして、夫が今まで隠してきた秘密がどんどん明らかになる!さらに…夫は不倫がバレてるのを知らずに“また出張”とか言いだしてるわけで…ソフィー姐さん、仮病で仕事を休み(部下に捜査を押し付けて)、趣味でやってるアーチェリーの道具を一式携え、夫の滞在先へと車で向かうことに。後の展開はだいたい予想通り…っていうか、ソフィー姐さんがなかなか復讐を始めないので、けっこう退屈。ヤルことは一つなんだからはよせーよって感じ。

 

警察の仕事は部下に投げっぱなし。夫をぶち殺そうと、夫の滞在先へ向かう途中…DV被害に悩む母娘と出会い、助けを求められたりして、この家族のゴタゴタに巻き込まれたりもするんだけど、この辺のエピソードもいまいち盛り上がりに欠けて、なんか中途半端さが否めなかった。最終的なソフィー姐さんの行動、判断なんかも思いのほか煮え切らず、リベンジアクションとしても期待外れ感ハンパない。ソフィー姐さん自身も、ちょっぴり夫と乳繰り合うシーンはあったものの、昔と違って露出は下着どまり。夫の不倫相手役の女優さんはサラっと脱いでたけどね。

 

 

監督:ジャン=ポール・シヴェラック

出演:ソフィー・マルソー  ヨハン・ヘルデンベルグ クリスティナ・フルトゥル クリステル・コルニル

 

 

【DVDソフトの購入】

Une Femme de Notre Temps

Une Femme de Notre Temps




 

YouTubeに予告編があったよ!

 







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オーバーホール~トラック・レーサー~(2023年)

 

再加入中のネトフリも…次回請求日まであと10日くらい、いったん解約するつもりでいるので、あと何本見れるかと計算しながら、マイリストに登録のネトフリ映画(または独占配信作品など)を消化中。今日の1本目は…水曜日に配信が始まったばかりのネトフリ映画「オーバーホール~トラック・レーサー~(原題:Carga Máxima)」をチョイスして鑑賞…牽引自動車のトラクター部分を使ったレース“フォーミュラ・トラック”のドライバーが、ひょんなことから犯罪に関わってしまったことから、トラブルに巻き込まれていくという、ブラジル製のカーアクション映画です。

 

フォーミュラ・トラックのドライバー、ホジェは自分の父親がオーナーを務めるチーム“MR10”に所属しているのだが、ライバルの女性ドライバー、デボラにやられっぱなしで、なかなかいい成績が収められない。それも…チームの資金難が続き、ろくに車両の整備ができないのも原因だった。ある日、オーナーの父親が急逝。ホジェが会社を継ぐも、借金で倒産寸前だったことがわかる。さらには、成績の不調でスポンサーも離れてしまう。そんな時、父親と付き合いのあったオジロンから、ギャングを紹介され…積み荷を強奪する時の運転手を引き受けてしまうが…。

 

映画の製作国であるブラジルでは有名らしいんだけど、オイラは“モーターースポーツ”自体にあまり興味がないので、“フォーミュラ・トラック”なんていうレースがあること自体、初耳でして、ビックリしましたね。簡単に言うと…「ワイルド・スピード」と「トラック野郎」を足したような映画なんだけれども、ただレーサーが犯罪行為に加担してしまうようなクライムアクションってわけでもなく、ベタながらレース映画要素もしっかりと入ってまして、トラクターで競い合うという、“フォーミュラ・トラック”の魅力であるあろう迫力と豪快さも思う存分に味わえる内容になっていた。

 

主人公は、きっとブラジルではイケメンの部類に入るのだろうが、鼻の下に伸ばした髭のせいもあり、“マリオブラザーズ”のマリオにも似た、ちょっと三枚目な感じのあんちゃん。父親が所有するレースチームの実力派ドライバーではあるんだけど、父親の会社は倒産寸前で、チーム自体も資金難に陥ってるため、ろくな整備もできずに…レースでなかなか好成績を収められない。いつもライバルの女性ドライバーにやられっぱなしで(この女性ドライバーとは、昔からの知り合いらしく、なんか訳ありな関係っぽい)、本人はかなり鬱憤がたまっているようだ…。

 

ある晩、マブダチでもあるメカニック担当の黒人と飲みに行った帰りに、煽って来たチンピラと公道でレースをした結果…見事に事故る。運転していたのはマブダチの黒人の方なんだけど、この黒人が年頃の娘を抱えるシングルファーザーだったため、罪を被って、自分が運転していたことにして、警察にパクられる主人公。翌日…父親が迎えに来て、釈放はされたんだけれども、車内で親子喧嘩がおっ始まってしまう。で、父親は息子である主人公を下した後も…プンスカと怒っていたので、運転がおろそかになり、トラックに追突されて、そのままあっけなく死亡。

 

交通事故の尻拭いにやって来きた父親が、目の前で交通事故死って…もし、実際にこんなことが起きたらやりきれんなって思ったよ。でもって、父親が死んじゃったので、息子がそのまま会社やチームを受け継ぐことになったが、借金だらけでチーム存続の危機に陥る。それまでの成績不調も影響し、スポンサーにも見放されてしまう。そこで父親が借金していたらしい、胡散臭い悪党に直談判し、ギャングを紹介され…犯罪行為に加担する羽目に。悪党たちは“グレーな合法だ”って言い張るけど…よそ様のトラックの荷物を強奪するという、完璧アウトな仕事。

 

マブダチの黒人メカニックも無理やり仲間に引き入れ、最初のうちは“うまくいってたんだけど”…一度ハマったら、なかなか抜け出せないのが悪事なわけで、どんどん自分の首を絞める事態に陥っていく。序盤のあっけない父親の死という展開からも解る通り…わりかし天国と地獄を行ったり来たりするので、最終的に犯罪からうまく足を洗えるのかどうかというところで…それなりにハラハラドキドキも味わえる。積み荷の強奪方法などもレース同様に豪快なものが多く、そして“フォーミュラ・トラック”のレース結果なんかも物語にうまく絡み、最後まで飽きさせない。

 

 

監督:トーマス・ポルテーラ

出演:ティアゴ・マルティンス シェロン・メネーゼス ハファエウ・ロガン ヴィトーリア・ヴァレンチン

 

 

【主演俳優の出演過去作はこちら…】

DVD シティ・オブ・ゴッド

DVD シティ・オブ・ドッグ

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Infiesto/インフィエスト(2023年)

 

「GAMERA -Rebirth-」目当てに(鑑賞済み)、ネトフリへ再加入中…一応、あと11日で次回の請求日がやってくるので、それまでに解約するつもりでいる。あと何本くらい消化できるかな?見たい作品がマイリストにけっこうたまってるけど…全部は無理っぽいな。そんなわけで…本日は「Infiesto/インフィエスト」というスペインのサスペンス映画を鑑賞。コロナ禍真っただ中で起きた幼児の連続誘拐事件に、男女2人の刑事コンビが挑むという内容。スペイン映画なんてあまり見ないので、知らない役者さんばかりだった。ネトフリ映画なので、しっかり大作感はある。

 

コロナウィルスによるパンデミックの真っただ中…3か月間行方不明になっていた少女サイオアが警察に保護され、病院に収容された。事件を担当するのは警部補サムエルと、巡査部長マルタだが、コロナのせいで、サムエルは入院中の母親と面会することもできず、マルタの方も同居する恋人がコロナに感染するなど…2人ともプライベートでも大変な時期だった。やがて捜査線上に容疑者が浮上するも…聴取の際に、逃亡、抵抗された挙句に自殺されてしまう。その後、共犯者の可能性や、他にもまだ複数の被害者がいることが判明し…捜査は難航する!

 

コロナによるパンデミックが始まった直後が舞台であり…刑事の主人公たちも、コロナ対策と事件捜査の両立を強いられ、四苦八苦する姿が描かれていた。主人公は2人の刑事…年配の男性警部補と、相棒の女性巡査部長のコンビで、男性警部補は自分の妻子とは別居中(?)、母親が病気で入院してるんだけど、コロナを理由に面会もできない状況で、色々と悩んでいる。一方の女性巡査部長の方は…カレシと同棲してるんだけど、そのカレシがコロナに感染し、自宅の一室で自主的に隔離している状況。カレシの病状を心配しながら…事件に挑むことになる。

 

始まったばかりの頃は…さんざん自分たちもリアルで見てきた、感染対策の描写などが若干、押しつけがましくも感じ、なんとなく辛気臭い作品だなって思ったりもしたんだけど、事件が始まっちゃえば…やたらと雨が降ってる中での、猟奇的な事件ということで、「セブン」っぽさも感じつつ(セブンはずっと雨が降り続けていた印象だけど、こちらの作品は降ってないこともある…でもパンデミックとあわせてどんよりした空気感)…最終的に誘拐犯に迫っていくくだりなんかは「羊たちの沈黙」も入ってて、最初の辛気臭さも…作風とマッチして、気にならなくなっていった。

 

ただ…周りの人たちがマスクを着用してることが多く、同僚の制服警官とかにも“危ないですよ”って言われてるのに、主人公2人はなかなかマスクを着用しない。さすがに、上司から“これを使え”って、マスクを手渡しされた直後の捜査のシーンではちゃんと着用してたけど、してない方が多かったですね。それよりも…恋人のコロナの症状が悪化して、“濃厚接触者です!あなたも隔離しなさい!”って専門家から言われたのに…仕事を優先し、職場でマスクも着用していなかった女巡査部長。直後のシーンくらいは、ちゃんとマスクを着用してほしかったなって思う。

 

気になる部分もあったけど…全体を通した猟奇的な雰囲気は悪くなかった。複数の容疑者が出てきて、そのたびに…けっこう銃撃戦になる。容疑者が激しく抵抗する中、女巡査部長が拳銃をジャムらせるシーンがあって…結局、銃撃戦が終わるまで、1人だけ反撃できなかったんだけど、相手が降参して、投降した時に…同僚に混じって、ジャムったままの銃で威嚇しながら、容疑者に近づくところが、けっこうツボです。偉そうに容疑者を確保しようとしてるけど、そいつの銃、撃てないぞ(笑)でも、容疑者はそんなこと知っちゃいないので、効果はあるのだろう。

 

 

監督:パチ・アメスクア

出演:イサック・フェリス イリア・デル・リオ フォン・フェルナンデス イスマエル・フリッチ アナ・ビジャ

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Infiesto (Soundtrack from the Netflix Film)

Infiesto (Soundtrack from the Netflix Film)






 

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フレッチ/死体のいる迷路(2022年)

フレッチ/死体のいる迷路

 

再加入中のネトフリで、ジョン・ハム主演の「フレッチ/死体のいる迷路」を鑑賞…ネトフリでは“新着”としてお薦めされてたんだけど、他の配信サービスではもっと前から配信されてたみたいで、アマプラなんかでも個別課金の有料配信でしたが、視聴はできます。米国の人気ミステリー小説シリーズの映像化で…過去にはチェビー・チェイスでも2作品ほど映像化されている。若い頃に「フレッチ/殺人方程式」って作品を見た記憶があるんだけど…内容はほぼほぼ忘れている。つかみどころのない主人公フレッチが、殺人事件に挑むコメディタッチのミステリー。

 

1か月前に、イタリアのクレメンティ・デ・グラッシ伯爵から“盗まれた絵の捜索”を依頼された記者のフレッチ…捜索の過程で伯爵の娘アンジェラと知り合い、恋仲になる。そんなある日、伯爵が誘拐されるという事件が発生。犯人は伯爵が所有していたというピカソの絵を身代金として要求。しかし…そのピカソの絵をフレッチが探している最中だった。絵を求めて、アメリカのボストンにやって来たフレッチだったが、アンジェラの手配した仮住いに到着早々…家の中で女性の死体を発見!すぐに警察に通報するも…警察はフレッチを容疑者として調べ始める!

 

冒頭…死体を発見しても、まったく動じないジョン・ハム演じるフレッチが、警察に通報したことから、殺人事件の捜査が始まるのだが…どこか間抜けな男女の刑事コンビを尻目に、捜査に首をつっこみ言いたい放題、さらには警察の監視の目を掻い潜ろうとする。いったい彼は何者なのかということで…遡ること1か月前の、イタリアへ。そこで元調査報道記者としての経歴を見込まれ、金持ち伯爵から、盗難にあった絵画を探し出してほしいと頼まれていたことが紐解かれる。さらに絵画の捜索中に伯爵の娘とデキちゃって、伯爵の誘拐事件にも巻き込まれていた。

 

ここで冒頭に話が繋がるのだが…誘拐事件の身代金代わりに、盗まれた絵が必要になり、入手した情報を元にアメリカのボストンまで容疑者を追ってやって来たんだけど…今度は殺人事件に巻き込まれちゃったと。誘拐事件が発生している割に“なんか悠長だな”とも思うんだけど…いや今度は“殺人”だから、こっちの方が優先か?でも、フレッチ自身は…殺人事件の容疑者にされても、これまたぜんぜん余裕のよっちゃんで、本来の絵の捜索なんかも継続。行く先々で偽名を使い、個性的過ぎて“みんな容疑者に見えちゃう”ような連中を相手に対峙していく…。

 

若干、序盤の出だしで…情報整理が必要だったが、ジョン・ハムのやたらと飄々として、すっとぼけた感じのコミカルな演技が見ていて愉しい。年かさの黒人男性と、若い女性の刑事コンビが殺人の捜査を担当…特に女性刑事がジョン・ハムを目の敵にして、やたらと容疑者扱いしてつっかかってくるんだけど、それを軽くいなし…結果的に女刑事が毎回のようにドジを踏む姿も可愛らしくて、魅力的だった。容疑者の中では…特に胡散臭いのが潔癖症キャラのカイル・マクラクラン。自分の所有物に、他人がちょっと触れただけで…ものすごい嫌悪感を示すのよ。

 

あとは…誘拐されている伯爵の後妻(フレッチが付き合ってる伯爵の娘とは血の繋がりがない)、伯爵夫人役のマーシャ・ゲイ・ハーデンなんて…御年64歳(撮影時だって軽く還暦越えのはず)なのに、下着姿でジョン・ハム(一応、義理の娘の恋人でもある)を誘惑しようとするし(さすがになびかず、拒絶してたけど)…とにかく役者が濃い。殺人事件の容疑者なんかは、ちょっと予想通りなところもあったけど…誘拐事件の真相や絵画の最終的な行方など、一見行き当たりばったりに見えたフレッチの調査、行動がどれだけ優秀だったかを物語るラストにニヤリ。

 


監督: グレッグ・モットーラ

出演:ジョン・ハム マーシャ・ゲイ・ハーデン カイル・マクラクラン ロイ・ウッド・Jr ロレンツォ・イッツォ

 

 

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フレッチ/死体のいる迷路

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マザーズ・デイ(2023年)

 

「GAMERA -Rebirth-」目当てに(鑑賞済み)、ネトフリへ再加入中…現段階では1か月間限定のつもりでいるので、その期間は、1日1本くらい、最終的に30本くらいはネトフリ映画(または独占配信作品)を見たいなと思ってるんだけど、予定通りに消化できない日もある訳で…計算は狂い始めている。でも、どこかで1日2本くらい見て、帳尻を合わせたい…目標はまだ30作品としておこう。そんなわけで「マザーズ・デイ(原題:Dzień Matki)」というポーランド映画を鑑賞。内容の酷似から、この間鑑賞したジェニロペの「ザ・マザー」とのセット鑑賞が推奨されていた。

 

元軍人のニナは訳あって死んだことになっており、ひっそりと暮らしていた。今は…物心つく前に養子へ出した我が息子のことが気になるものの、陰から見守ることしかできず、もどかしい思いでいた。そんなある日…息子が何者かに誘拐されたことが判明!ニナは伝手を頼って情報を入手…誘拐したのはニナがかつて殺したスピリドン・ドラガンの息子ドゥサンの仕業だとわかる。相手ははっきりと復讐だと宣言もする。さらに、ドゥサンは誘拐の実行をヴォルトメーター率いる人身売買組織に依頼したらしく、息子はまだ組織に捕らわれている可能性が浮上した!

 

元軍人のオバチャンが…訳あって自分の子供を手放し、養子に出したんだけど、子供が成長した際にトラブルに巻き込まれてしまい、オバチャンが自ら乗り出して事態に対処すると…確かに、ジェニロペの「ザ・マザー」と似てるかな?ただ…こちらの作品の方が全体的に荒々しく、バイオレンス度は高い。冒頭、道端でねーちゃんを無理やりナンパしようとするチンピラ軍団を、缶ビールを使って撃退するオバチャン。投擲武器として投げつけるのはもちろん、缶を拳で握り込んで殴ったり、ビニールに入れて振り回したり、時には缶でナイフを受け止めたりもする。

 

他の戦闘シーンでは、キッチンにあった生卵やニンジンをも利用して、複数の相手を瞬殺していく…まるでデンゼル・ワシントンの「イコライザー」のようだ。あと、見た目は普通に中年のオバチャンなので…オーソドックスに嘗めてたババァが強かった展開でもある。この辺は女リーアム・ニーソンとでもいいましょうか(笑)「イコライザー」+「96時間」な感じもちょっとする。当座の敵は、黒幕から依頼され、息子を誘拐した実行犯なんだけど…この実行グループの親玉もかなりヤベェ。マスクなしの変態仮面の衣装みたいなのを着てて、尻丸出し、割れ目もはっきり!

 

親分がそんな変態なので…部下たちもかなりファンキー。ピアスやタトゥーだらけのにーちゃん、ねーちゃんがわんさか。けっこうザコ敵の中には女子もいて…主人公のオバチャンに、首を折られたり、容赦なくブチ殺されていく。他のザコ敵もショットガンで頭を吹き飛ばされたり、眉間にナイフを投げつけられたり、なかなかのヤラれっぷりだった。ちなみに敵親分の得意技は両手に持ったスタンガン…失態をしでかした部下のこめかみに2つのスタンガンを押し付け、脳みそを焼き殺したりもするが、そんなスタンガン攻撃を根性で耐え抜くオバチャンはもっと凄い。

 

オバチャンが強いから、息子の奪還はけっこう容易だったんだけど…生き別れ親子特有の“ギスギス”の果てに、息子の身勝手な行動がミスを招く結果となるという案の定な展開…この辺の流れも「マザー」とだいたい一緒なんだけれども…当初は、かつての仇敵が画策した復讐と考えられていた、息子の誘拐には、裏があり…壮絶な死闘を繰り広げた実行グループ以外にも、オバチャンの因縁が絡んだ敵が色々と出てくる。このあたりの展開で意外性もあったりして、クライマックスまで飽きずに楽しめた。オバチャン役の女優…「杉原千畝」に出てた人だそうだ。

 

 

監督:マテウシュ・ラコヴィチュ

出演:アグニェシュカ・グロホフスカ アドリアン・デリクタ ダリウシュ・ホイナツキ パウリナ・フルシチェル

 

 

【主演女優の代表出演作はこちら…】

DVD 杉原千畝 スギハラチウネ 通常版

DVD ワレサ 連帯の男

杉原千畝 スギハラチウネ 通常版ワレサ 連帯の男






 

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先週の読書:「強行偵察」

先週の読書:「強行偵察」

 

最初に書いておくけど…また結局、先週も読了できたのは小説1冊ポッキリだった。っていうか、1冊読めればいいやと開き直ってるオイラ…読書の時間を1か月限定で利用中のネトフリの視聴にまわしている(WOWOWで録ったのも見たいものがたまってるし)。あと、先週は…久しぶりに“週3本”も映画館に映画を見に行っちゃったしな、いろいろと後になってシワ寄せが!そうそう映画といえば…007シリーズの4Kレストア版によるリバイバル上映が9月22日から公開になってるけど…地元シネプレックスでの上映はなし。クソ…円盤持ってるけど、劇場で見たい。

 

まぁ、この手のリバイバル企画が最近流行りだけど…自分の地元じゃ、ほとんどやらないので(午前十時の映画祭はやってるけど)、半ばあきらめてたんだけど…うわ、マジか、最初に発表になった“上映館情報”には載ってなかったのに、いつの間にか、お隣の市のイオンシネマで上映することになってる…ただし2週間遅れでの公開(たぶん2K上映だろうな)。でも、まぁ、やってくれるだけマシか?とりあえず“これだけは劇場で見たい作品”に絞って、最低1~2本は見に行きたい。第1弾だと「女王陛下の007」、第2弾だと「リビングデイライツ」は見に行きたい。

 

あと、こういう地元で公開しない系だと…1~2作目はちゃんと地元シネプレックスでやったのに、「イコライザー THE FINAL」の上映もないんだよ。これも劇場で見ておきたいので、守備範囲の劇場だと109シネマズまで行かなきゃいけない。それから「コカイン・ベア」は公開してくれるじゃんって喜んだのもつかの間…他の劇場より2週間遅れ。ってことは…007のリバイバル第1弾(2週遅れの茅ケ崎)と「イコライザー THE FINAL」ともかぶることになり、10月1週目から2週目にかけての時間のやりくりがちょっと大変だぞ、と…今から頭を悩ませているところです(汗)

 

そんなわけで、わざわざ1冊ポッキリのために、こんな風にかしこまって文章にするのは恥ずかしいんだけど…一応、週一のルーティンなので、先週読んだ本の話。読み終わったのは、このところ続けて読んでいる鳴海章センセイのスナイパーシリーズの「強行偵察」です。このシリーズは過去の作品とリンクしたりすることも多かったりするんだけど、今回読んだ「強行偵察」は、たぶん新キャラによる、新しい話みたいで…単独でも読みやすかったです。かつて使ってた工作員が、海外で麻薬王になってて、ぶち殺しに行くという「地獄の黙示録」みたいな話です。

 

 

 

2010年9月発行の鳴海章著「強行偵察」…2006年10月に実業之日本社のジョイ・ノベルス(新書)で発刊されたものの文庫化。今までに読んできたシリーズには登場していない、新キャラがメインの作品なのかな?借金を抱える元警察官僚の男が、知人のカメラマンから1枚の写真を見せられる…そこには、自分が官僚時代に利用していた米国人工作員が、アフガニスタンの麻薬王国で君主(クンサー)として君臨している姿が捉えられていた。男は…昔の伝手を頼り、多額の報酬と引き換えに、自分の手で君主の排除を手引きすると提案するのだが…。

 

その提案が了承されることになり…元警察官僚の男が、実際に“暗殺を実行”する時の狙撃手として抜擢したのが、現役の陸上自衛隊員。普段は北海道で訓練などに従事してるんだけど…実は極秘裏に、米国のアフガン侵攻に同行し…現地でスナイパーとして活躍していたという経歴の持ち主だった。こちらの自衛隊員も…実は訳あって大金が入用でして、一度は断った元警察官僚の無茶ぶりを引き受けることに。そして2人でアフガンに向かい…暗殺の準備を始めるんだけど、ターゲットの麻薬王国に到着するまでにさまざまなトラブルが巻き起こると…。

 

いざ…目的地を目の前にしても、さらなる困難が待ち受ける!簡単に言うと…「地獄の黙示録」みたいな話かなと、自分は解釈。ひとつ前に読んだ「バディソウル 対テロ特殊部隊」も過去シリーズへのしがらみがあまりなく、単独で読みやすかったけど、本作は…新キャラで、独立した話だったので、より単独作品として読みやすかった。だいぶ今までの公安警察がからんだ一連のシリーズと雰囲気が異なる作品でもあった。この世界観が今後のシリーズで継承されるのか、はたまた“さくら銃殺隊”がらみの話とシンクロしたりするのかどうかも気になるところだ。






 

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テイクオーバー(2022年)

 

「GAMERA -Rebirth-」目当てに(鑑賞済み)、ネトフリへ再加入中…午前中にちょっと時間が空いたので、何か手軽に見れるものをとマイリストを物色。本編尺88分という手頃な感じの作品を見つけたのでこれをチョイス…ネトフリ映画の「テイクオーバー (原題:The Takeover)」を鑑賞…子供の頃からネットに精通していた凄腕ハッカーのねーちゃんが、陰謀に巻き込まれ、殺人の濡れ衣を着せられてしまうというサスペンスアクション。サムネに表示されていた主役の女優さんが好みだったのも鑑賞の後押しになったが…アメリカ映画じゃなく、オランダ映画でした。

 

子供の頃、空軍基地の騒音に抗議するため、システムへハッキングを仕掛けたメル…それがきっかけで、軍に雇われていた凄腕ハッカー、ブディと知り合うことに。10年後、成長したメルは…コンピュータのセキュリティチェックを行う仕事に就いていた。ある日、オランダ初の自動運転バスに導入された顔認証システムのチェックを行うことに。そこで謎のハッカー集団の攻撃を受け、情報漏洩が起きているのを知り、対処を行う。その晩、自宅で悪徳企業へハッキングを仕掛けていたところ…銃を持った男たちに侵入されてしまう!すぐに警察へ駆け込むのだが…。

 

よくあるパターンの凄腕ハッカーが陰謀に巻き込まれちゃう系映画ですね…なんとなく思い出したのは、若かりし頃のアンジェリーナ・ジョリーが出ていた「サイバーネット」とか、ああいう感じの作品。主人公が幼少期からハッキングスキルに長けているなんていう設定もけっこう似ている。子供の頃…空軍の騒音がアザラシの生態に悪影響を及ぼすことへ抗議するため、軍のシステムにハッキングをしかけた主人公だったが…軍が雇った凄腕のハッカーのオッサンに正体を見破られてしまう。しかし…オッサンに才能を認められて、お咎めなし?親しくなった模様。

 

それから10年。ハッカーのオッサンとの関係がどうなったかは、後半で明らかになるので、この時点では謎のままなんだけど…成長した主人公は合法的に自分のハッキングスキルを使って、職に就いている。一方…幼少期からのエコロジカルな活動も継続中で、仲間と共に非合法なハッキングも続けている…ただし、相手は環境破壊に加担しているような悪徳企業など限定。まぁ、本人たちは正義の味方を気取ってるってわけ。ある日…表の仕事で、企業のシステムをチェックしていたところ、ハッキング被害に遭ってるのを見つけて、これを撃退してしまう…。

 

さらにその晩…仲間と一緒に、悪徳企業へハッキングを企て悪事の証拠などを盗み出していたんだけど、その直後、自宅で銃を持った男たちに襲われる。主人公は直前の悪徳企業へのハッキングに原因があったのではないかと疑い…警察に助けを求めるも、非合法な活動がネックになりすべてを語れない。そのせいで…担当の刑事も、イマイチに乗り気じゃない感じなんだけど、そうこうしてるうちに、襲撃者が警察署にまで現れ、刑事の隙を見て逃げ出す。もちろん刑事にも疑われる。その後…“敵”の作ったフェイク動画で殺人の濡れ衣を着せられてしまう。

 

主人公は陰謀に巻き込まれる直前に、ブラインドデートで知り合っていたあんちゃん(顔は好みだったが、実際に会ったらぜんぜんイケてなかったので…直ぐに逃げた)に助けを求め、案の定…そのあんちゃんも騒動に巻き込まれ、主人公と一緒に謎の襲撃者や警察から逃げ回る羽目になる。敵は一体何者?何が目的なのか?そして、どうすれば助かるのか?あらすじのところで触れた“顔認証システム”がけっこう物語の重要な鍵となる…こんな作品を見てしまうと、ますます日本政府が推し進める“マイナ保険証完全移行”が不安になるのはオイラだけか?

 

 

監督:アンネマリー・ファン・デ・モンド

出演:ホリー・ブロート ゲーザ・ワイズ フランク・ラマース ノーチェ・ヘルラール ローレンス・シェルドン

 

 

【ハッカーが陰謀巻き込まれる映画といえば…】

DVD サイバーネット

DVD ザ・インターネット

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