勝手に映画紹介!?

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コンボイ(1978年)

コンボイ [Blu-ray]

 

BS日テレの“BS日テレシネマ”にて、サム・ペキンパー監督の「コンボイ」をやっていたのでエアチェック…なんか自分の記憶では、ここ10年くらいの間に、どこかの映画チャンネルで録画し、鑑賞して、ブログでも感想を書いてるはずなんだけど、その以前に録った時のディスクが見当たらないし、ブログを遡っても記事すら発見できない…はて、自分の勘違いなのだろうか?映画の内容も…知ってるような、知らないような、うーん実に曖昧、自分の人生で1回くらいはどこかで見てはいるはずなんだ。とりあえず感想は、初鑑賞の体で書きますのでよろしくです…。

 

大型トラックでアリゾナ州の荒野を走るラバー・ダックは…女性カメラマン、メリッサが乗るジャガーに追い越される。その後、同業者のビッグ・ペンやスパイダー・マイクと無線交信を楽しむのだが、それを傍受していた悪徳警官ライル・ウォーレスの策にハマり、スピード違反の切符を切られそうになる。違反をもみ消す代わりに、金を要求するライル。ラバー・ダックたちは渋々と金を払い、その場を離れるのだが…ライルは休憩しているドライブインにも現れ黒人のスパイダー・マイクを侮辱。加勢に現れた別の保安官も加わり、店の中で大乱闘が始まるのだが…。

 

BS日テレなので放送中はCMが入る…CMをカットすると本編尺は約97分、エンドロールもしっかり入ってたので、ノーカットに近いのかな?と期待したが…ネットで本作のオリジナル尺を調べると約110分…なんだ、10分以上カットされているのか。オリジナル尺のディスクが手元にない、そして自分も記憶が曖昧なので、どのあたりがカットされているのかはちょっとわからなかった。ただ、まぁ…ストーリーを追う分には特に問題はなかった。途中離脱した仲間が警察に捕まるところがやや唐突には感じたけど、元々の演出の可能性もあるので断定はできない。

 

さて…内容は、作品の解説などにもよく書かれているんだけど、アメリカ版の「トラック野郎」みたいなお話。トラック運転手のクリス・クリストファーソン(「ブレイド」シリーズのウィスラー)が、同業のバート・ヤング(「ロッキー」シリーズのポーリー)らと無線でじゃれ合いながら荷物を運んでいると、悪徳保安官のアーネスト・ボーグナイン(「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」のドミニク)が難癖付けて、違反を見逃す代わりに、金をよこせと要求してくる。いったんは、それに応じるんだけど…その後もちょっかいを出してくるので、とうとうトラック野郎たちがブチ切れる。

 

とりあえず警官に手を出してしまった連中と、その場に居合わせた同業者たちは…脱兎のごとく逃げ出すんだけど、悪徳保安官アーネスト・ボーグナインは、すかさず追跡を開始!とにかく州を越えればなんとかなるだろうと、トラックは爆走を続けるが…悪徳保安官は恥も外聞もかなぐり捨て…他の州の警察組織にも応援を依頼、最終的にFBIまで出張ってきて、主人公たちトラック野郎を追いかけるんだけど…仲間が警察に追われてると知った、その他多くのトラック野郎たちも加勢することになり、みるみるうちに集団は大所帯に、警察も手を出せなくなる。

 

マスコミや一般人、政治利用しようとする知事まで巻き込んで…どんどん騒動も大きくなっていくんだけれども、リーダーのクリス・クリストファーソンをとっ捕まえるのを諦めようとしない悪徳警官アーネスト・ボーグナイン。勝敗はいかに?いったいどんな結末が待っているのか?序盤は、トラック野郎たちの車列が、縦に伸びていく(=暴走に加わる仲間が増える)のが圧巻!スピードを緩めず、とにかく突き進む。後半、阿漕な警官と直接対決する前などは…主人公に加勢するトラックが次々に集結、横並びになるのが、これまた壮観な眺めで、迫力もあるのよ。

 

悪徳保安官もトラック野郎たちも…どっちもどっちで、はた迷惑なところもある。まぁ、今だったら、悪徳警官への立ち向かい方というのも、もうちょっと違う方法もあるのではないか?って思うのだけど、それはひとまず横に置いておいて、伝わってくるのは、やはりペキンパー映画らしい反骨精神だろうか?最終的に、自由を求めてメキシコを目指すという「ゲッタウェイ」展開になるのもニヤりであり…一見、ニューシネマ的、バッドエンドに直行かと思わせてからの一発大逆転のラストに痛快さも感じた。ノーカットじゃなかったけど、オリジナル言語の字幕版でした。

 

 

監督:サム・ペキンパー

出演:クリス・クリストファーソン アリ・マッグロー アーネスト・ボーグナイン バート・ヤング マッジ・シンクレア

 

 

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アナトミー(2000年)

 

この間、WOWOWの放送で録画した「ヒンターラント」を鑑賞…けっこう好きなタイプの作品だったんだけど、監督が「アナトミー」と同じステファン・ルツォヴィツキーだったので腑に落ちた…そういえば、最近、見直していない。この機会に、「アナトミー」を見直そうかなと思ったら…持ってるはずのDVDが見つからない!いや、さすがにこの作品はブックオフとかヤフオクで売っぱらってないよ、それは間違いないんだけど…マジで見つからない。そんな時に、iTunesのセールで509円でセル版を購入できたのでポチる…ちなみにアマプラの方も同じ金額になってたよ。

 

祖父や父親と同じ医療の道に進んだパウラは…名門のハイデルベルク大学でグロムベック教授の解剖学講座を受講できることに。そして、大学に向かう列車の中で、突然意識を失った心臓の病を抱える青年ダービドを応急処置で助けることに。やがて、大学での講座が始まるのだが…献体された解剖用の遺体の中にダビートの姿があり、ショックを受けるパウラ。しかも、遺体に不自然な点があり…詳しい死因を調べ始める。やがてAAAと呼ばれる謎の組織の存在が浮上、更にはルームメイトの女性が、突然行方不明になるなど不可解な事件も続発する。

 

「ラン・ローラ・ラン」や「ボーン・アイデンティティー」のフランカ・ポテンテ主演によるドイツ製のスリラー…解剖学を題材にしストーリーということで、初見時はかなり不気味、とにかくビジュアルがグロかったと記憶していた。わりと思い出補正もあったのか、今見るとそこまでのものでもなかったが…まぁまぁそれなりに不気味な雰囲気も味わえ、細かい展開や真犯人の正体なども忘れていたので、再鑑賞でも適度にハラハラできたかなと。別の大学で好成績をおさめた主人公のフランカ・ポテンテは…名門医大に移って、解剖学の講座を受講することになる…。

 

担当の教授は不愛想で厳しく、一緒に学ぶ、周りの学生、特に男子学生の中には…女性生徒たちを小馬鹿にするような連中も少なくない。解剖用の死体を使って悪戯を仕掛け、脅かしてくるなんていう輩もいて…真面目なフランカ・ポテンテは、不謹慎だと憤りながらも、クールな態度で、そんな馬鹿連中の悪戯を見破る。それからしばらくして…解剖用の遺体が、難病を抱えた知り合いの男性だったことにショックを受けるも、遺体の様子が不自然だったことから疑問を抱く。教授や他の生徒から“余計な事をするな”と忠告されながらも、真相追求を諦めない…。

 

やがて、非倫理的な方法で医学を追求する謎の秘密結社の存在を突き止め、その連中が、何やら非合法なことをやらかしてるのではないかと考えるように。そんな中、主人公のフランカ・ポテンテのように医学を学びながらも、男関係が派手な、要はヤリマンビッチなルームメイトが、行方不明になる!視聴者的には、それまでも生身の人間を使って人体解剖をしていた真犯人の存在を認識しており、途中でその正体なんかもわかって…難病を抱えた知人も、ヤリマンなルームメイトも、そいつら(2人組という情報も早い段階で提示)の餌食になったと知っている。

 

主人公は全ての真相を暴くことができるのか?最初は、医者になるために、男なんて要らないと強がっていた主人公フランカ・ポテンテだったが…やたらと強引に口説いてくる同じ講座の生徒を、段々と意識し始める。コイツもまた胡散臭い部分がいっぱいあって…もしやヤツの共犯では?なんても想像してしまうが…。真犯人の目的は、生身の人間を解剖し、そのまま人体解剖の標本を作っちゃうんですよ、まぁ、それがけっこうエグくて、グロイのよね…そう、実際にオイラは行ったことないけど、写真や映像で見たことがある“人体の不思議展”みたいな感じ。

 

だいぶ細かい内容を忘れていたというのも大きいけど、再鑑賞でも面白く見れた…思い切って配信版を買っちゃってよかったよ、それにしてもオイラのDVDはどこに消えた?謎や…。ちなみに、同じ監督が撮ってる正規続編の「アナトミー2」という作品もあるんだけど、オイラ的には1の方が面白かったと記憶している。ただ、2の方も内容をほとんど覚えてないので、今見直したら、感想は違ってくる可能性もあるけどな。2の方も、iTunes、アマプラで有料配信されてるけど…こちらは割引されていなかったので、無理に購入、再鑑賞しなくてもいいかなと思った…。

 

 

監督:ステファン・ルツォヴィツキー

出演:フランカ・ポテンテ ベンノ・フュルマン アンナ・ロース セバスチャン・ブロムベルグ トラウゴット・ブーレ

 

 

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アナトミー

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夜陰に消えて(2024年)

 

再加入中のネトフリにて、配信が始まったばかりのネトフリ映画「夜陰に消えて(原題:SVANITI NELLA NOTTE)」を鑑賞…離婚調停中の夫婦、夫が子供たちを預かって、自分の別荘に連れて行った晩に、忽然とその子供たちが消え、正体不明の犯人から身代金を要求され…夫は、身代金を調達するために…危険な行動に出る、というイタリアのサスペンス、ミステリー映画。主演は「ジョン・ウィック:チャプター2」で犯罪組織“カモッラ”の幹部を、「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」でポアロのボディガードを演じていたリッカルド・スカマルチョ…けっこう有名な役者。

 

イタリア人のピエトロは、アメリカ人の妻エレナと離婚調停中で、2人の子供ビアンカとジョバンニの親権を巡って対立。ある日、普段は子供の面倒をみているエレナが、外出することになり…ピエロトが一晩預かることになった。子供たちを連れて、別荘へとやって来たピエトロ…その時、借金取りが現れ、“金を返せなければ、別荘を売れ”と子供たちの前で恫喝。その晩、テレビでサッカーの試合を見てる間に、別荘の中から忽然と姿を消す子供たち!その後、事情を知り駆け付けたエレナの前で、謎の人物から子供たちを誘拐した、身代金を払えとの連絡が…。

 

どうやら国際結婚したらしい夫婦、子供も生まれて、当初は幸せに暮らしていたが…やっぱり異国での生活に慣れることができなかった嫁。夫のギャンブル癖、多額の借金も離婚決意の後押しになったのか?嫁さんの設定、劇中で“アメリカ人”との断定はなかったが…アメリカ暮らしが長かったという会話があるので、勝手にオイラはアメリカ人と解釈。ちなみに、嫁さん役の女優さんは…イングランド(イギリス)の女優さんで、トム・クルーズの「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」とか、「アナベル 死霊館の人形」でヒロインを演じていたアナベル・ウォーリスです。

 

現段階では、嫁さんが子供を引き取って面倒をみているようだが…嫁さんはどうやら子供を連れてアメリカへ帰国したいらしい。それを阻止しようとする夫と、親権を争っている感じ。ある日、一晩だけ…子供を預かることになった夫は、子供たちを連れて、別荘へ向かう。昼間は、小型船で海に繰り出し、親子水入らずで海水浴を楽しむのだが…帰り際、港で夫の知人と出会う。その知人は、夫よりもでっかい船を所有していて、“子供たちもあっちに乗りたい”と大はしゃぎ…知人はかなり親し気に接してくるが、夫は距離を取りたいらしく、かなり不機嫌な様子だ。

 

その後、別荘に帰り着くと…今度は別の知人、どうやら借金の催促に現れた男と口論になり、またも険悪ムード。とにかくこの夫は、終始…しかめっ面している印象だったな。夜になって、子供たちを寝かしつけ、ようやく1人で酒をくらいながら、サッカー中継を見ていたところ、異変を察知。なんと寝かしつけたはずの子供たちが、子供部屋のベッドから消えていた!最初は子供たちの悪戯だと思い、別荘中を探しまくるが、まったく見つからない。タイミングよく、様子確認の電話をよこした嫁さんに事情を話すと…自分の用事を切り上げ、直ぐに別荘にやってくるという。

 

嫁と合流する夫、嫁からは“何やってるんだ”と散々詰られるも…そんな2人の元に、“子供を預かった、身代金を払え”との脅迫電話が掛かってくる。夫は、あの借金取りが犯人ではないかと考えるも、直ぐに要求された金なんか用意できない。嫁さんはそこで…ある人物の名前を挙げて、協力を仰ぐよう助言。しかし、しばらく躊躇、葛藤する夫…嫁さんが挙げた人物の名前というのが、でっかい船を所有している、親し気に接してきたあの男だ。まぁ、明らかに堅気じゃなくて、だからこそ夫は距離をとっていたわけだが…背に腹は代えられず、頭を下げることに。

 

知人は、金を貸してやってもいいが…こっちの仕事も手伝えと、無茶ぶりを返してくる。まぁ、それが案の定、如何わしい内容なんだ。小型船でどこぞの島に行って、何かを受け取って来いと…まぁ、だいたい想像はつくけどな。渋々、その仕事を引き受け、なんとか身代金に必要な大金を揃えようと奮闘するも、行く先々でトラブルが!はたして金を入手して、子供たちを取り返すことができるのか?子供が誘拐されたと、切羽詰まった状態なのは仕方がないが…とにかく挙動が怪しすぎる夫、あれじゃ、誰が見ても“何か良からぬことに加担してます”な感じだよな。

 

知人に頼まれた仕事っていうのも…明らかにアレで、“こんな遅い時間に、1人で何をやってる?”と沿岸警備隊に質問されても、目を泳がせながら“釣り”とか言うし…もうちょっとうまうい嘘を考えておけよな。その後も、早く沿岸警備隊の前から逃げたくて、調書を取りたいという沿岸警備隊員の話を強引に切り上げ、バックを抱えて、一目散に走って似げるし(船の登録証と免許証を提示してるので、身元バレてるやろ)、急ぐあまりに、バックの中に入っていた“ブツ”を人前でまき散らしちゃうし…ある意味、ハラハラはさせられたよ(笑)ホンマに大丈夫か、この夫。
 

終盤になると…一応、どんでん返し的な展開が待ってるも、内容が内容だけに、予想の範囲内。真相も読めたし、やっぱりお前かな真犯人!それにしても、途中のアレな展開は謎でも何でもないよな。不謹慎ながら、殺人の1つや2つも起きれば、また違った面白さ、スリルに繋がったかもしれないけど、特に死人が出るような展開もなく、ただただ夫が間抜けだった。何はともあれ、親の都合で振り回される子供たちが一番、迷惑だよなって話。結婚もしてないので、離婚のことなんか余計にわからんが、どっちについていくかくらい、子供に選ばせてやれよとも思う。

 

 

監督:レナート・デ・マリア

出演:リッカルド・スカマルチョ アナベル・ウォーリス マッシミリアーノ・ガッロ ガイア・コレッティ

 

 

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Svaniti Nella Notte (Musiche dal film Netflix)

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狼は天使の匂い(1972年)

狼は天使の匂い [DVD]

 

WOWOWのフレンチノワール特集で…ルネ・クレマン監督の「狼は天使の匂い」をエアチェックしておいたので鑑賞。いわゆる古典名作だが…WOWOWでは初放送。自分もタイトルは知っていて、興味があったんだ…AmazonのDVD紹介ページなんかにも書いてある通り、ジョン・ウーやジョニー・トーといった香港ノワールにも影響を与えた作品として有名だったからね。でも、恥ずかしながら、今まで見たことがなかった。同特集、同監督の「パリは霧にぬれて」を予約し忘れて録り逃す…8月にリピートがあるけど、その前にアーカイブ配信で見ちゃおうかな?

 

アメリカとの国境まで8キロのところにある、カナダのとある駅…列車から降りたフランス人の男トニーは、ロマの集団に襲われる。トニーは飛行機事故を起こし、ロマの子供を殺した過去があり、その報復のため命を狙われていた。なんとか集団を振り切ったトニーは、その後、男が銃撃される現場に遭遇。死に際の男から、大金を託されるも…男を撃った2人組に拉致されてしまう。一味の潜伏先に連れて行かれたトニーは、ボスのチャーリーと対面。金を返すよう脅されるも、白を切りとおし…そのまま犯罪計画を準備中の一味と奇妙な共同生活を始める!

 

冒頭、“誰だかよくわからない人物の少年時代”が描かれる…親から“友達を作れ”と言われ、地元の子供たちのたまり場のような場所に行った少年が、所持していたビー玉を手土産に、仲間に加えてもらおうとするも…リーダー格の不良少年が、すかさずナイフを取り出し、ビー玉の入った網袋を切り裂く!そしてこぼれ落ちた無数のビー玉が、石段の上に散らばり、転がり落ちていくと…なんとも幻想的で、印象的なシーンを見せつけてくる。この短いエピソードでがっつりと心を掴まれるんだけど…この意味が理解できるのは、物語が終盤に差し掛かってからだ。

 

続いて…カナダの国境近くの駅で、フランス人の男がロマの集団に囲まれて、身の危険を感じるも…なんとか逃げ延びる。このあたりも、必要最低限の情報を、フラッシュバックで小出しにして…最初のうちは、なんだかよくわからないんだけど、どうやらフランス人の男とロマの集団の間には遺恨があって、命が狙われているらしい、男は逃亡の身らしいというのはなんとなく悟れる。その後、美人揃いのマーチングバンドの練習風景をバックにした…オープニングタイトルが始まるも、唐突感があり、インパクトもある。このあたりも忘れたころに、ちゃんと伏線回収。

 

途中、再びロマの集団に襲われながらも、なんとか逃げ切るフランス人だったが…別件の銃撃事件に巻き込まれてしまう。銃で撃たれて死にかかってる謎の男が、いきなり大金を取り出し、フランス人に“持ってけ!”と言って息絶える。その後、2人組の男にフランス人は捕まり…てっきり警察かと思ったら、その2人組こそ、銃撃事件の犯人だった。お前は目撃者だから…と言われて、近くのアジトに潜伏している、一味のリーダーに引き合わせて、その後の処置を決めるという。フランス人は、2人組の片割れを車から突き落とし逃げようとするも、失敗に終わる。

 

結局、アジトまで連れて行かれたフランス人は、リーダーほか、男女混合の個性的な一味に対面、いったんは逃げようとするも…外には追いついたロマの集団も待ち構えている。どっちの方が、マシかなと天秤にかけ…犯罪者集団の元にとどまることを選ぶフランス人。銃撃された男から渡された金を返せ、返さないと殺すぞ…と、幾度となくリーダーから脅されるも、殺されないだろうという妙な自信もあるようだ。フランス人とリーダーは、お互いに腹の探り合い、フランス人は“自分も犯罪者だ”と主張し、集団の仲間に加わろうと、自分を売り込んだりもするが…。

 

不思議な友情みたいなものが芽生え、最終的には…集団が計画している犯罪にも加担することになる…みたいな展開。犯罪者集団に拉致されるも、軟禁状態に近く…なんとも奇妙な共同生活が、だいぶ長い間続くのよ。その際に、賭け事など、様々な遊びを通じて…絆を深めていく。確かに、このあたりの“いい感じのダラダラ具合”を見ていて、ジョニー・トー映画の雰囲気を思い出したよ。特に「ザ・ミッション 非情の掟」で、ヒットマンたちが紙くずサッカーに興じるシーンをダブらせる。あとは北野武の「ソナチネ」の…沖縄での潜伏展開とかにも似た雰囲気よね。

 

集団のリーダーを演じたロバート・ライアンが渋くてカッコいい…犯罪者らしい老獪さの中に、仲間想いの優しさもしっかりとあって魅力的。奇妙な出会いから始まった関係性ではあるが、クライマックスのフランス人のあの行動も、なんか納得してしまうよね。この作品は1972年の作品だが、さっきググってみたら、ロバート・ライアンは1973年に亡くなっていた、ホント…晩年の作品だったんだな。本編も2時間を超えていて、ダラダラな感じもするけど、意外と退屈しない…後半はアクションも多く、すっかり忘れていた伏線の回収もあったり、最後まで面白く見れた。

 

 

監督:ルネ・クレマン

出演:ロバート・ライアン ジャン=ルイ・トランティニャン レア・マッサリ アルド・レイ ティサ・ファロー

 

 

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カラーズ・オブ・エビル:レッド(2024年)

 

再加入中のネットフリックスにて、ネトフリ映画「カラーズ・オブ・エビル:レッド(原題:KOLORY ZLA. CZERWIEN/英題:COLORS OF EVIL: RED)」を鑑賞…女性裁判官の娘が無惨な姿で殺されるという猟奇事件が発生、真実が二転三転する中、捜査を担当する検察官と、被害者の母親、女性裁判官が協力して真実を追求していくというポーランドのサスペンス映画。この間、やっぱりネトフリで見た「遺産“争”続?!」に続き、またもポーランド映画であったが、ぜんぜん作風も違い、こちらはかなりシリアスでハードなサスペンス・ミステリー、けっこう自分好みだな。

 

ポーランドの海岸で、若い女性の全裸死体が発見された!さらには、唇を切り取られるという…かなり猟奇的な犯行だった。地元警察と共に事件を担当することになった検察庁の検察官ビルスキ…検視を担当したドゥビエラ博士からの情報で、被害者は女性裁判官ヘレナの娘モニカであることが判明。捜査を開始して直ぐに、同様の手口で犯行に及び、逮捕された男の名前が浮上。ちょうどその男が仮釈放されたばかりだったので、容疑が濃厚になる。取り調べの結果、自宅から証拠品も見つかり…男は逮捕されるが、自分は無実だと主張し、自殺してしまう!

 

冒頭、ショートカットで目がパッチリの若い美人が、ボーイフレンドと一緒に…造船所(ストチュニャ)という名前のクラブに繰り出す。そこで、バーテンの1人に自分を雇ってくれと売り込み、結局、そのバーテンと直ぐに“男女の関係”になる。その情事の様子を見せつつ、場面が切り替わり…今度は砂浜で倒れる死体が映し出される。最初はうつ伏せの状態なんだけど、“裸の感じや髪型”から、絶対にバーテンとヤってた若いねーちゃんやろと確信。このねーちゃん、サムネにも使われてたので、てっきり主人公なのかと思っていたら、直ぐに殺される被害者だった。

 

そして…死体の発見現場に、メイン主人公となるイケメン検察官が到着!検死を担当していた博士と会話をしながら、情報交換…そして死体の向きを、あおむけにしたところでびっくり、なんと被害者の“唇”が切り取られていた!美人さんの顔が台無し…かなり不気味、エグい!そして、それまでクールに検死をしていた博士の表情が曇る…なんと被害者女性は博士の知り合いだという。話が進むと、段々と詳細な関係が明らかになっていくんだけど、実は被害者の母親である裁判官のオバチャン(もちろん既婚、旦那あり)と博士が不倫関係にあったらしいのね…。

 

まぁ、その話はとりあえずおいておいて、犯行の手口がかなり特殊だったので、過去の記録から、直ぐに容疑者が判明!実際に、容疑者の家に向かい、取り調べを始めるが…同時に家探しして、被害者の血痕が付いた証拠品なども押収される。容疑者の男は、“またハメられた、自分は無実だ”と主張するも…逮捕されて、イケメン検察官の取り調べを受けることに。が、しかし…目を離したすきに、容疑者の男は自殺を図ってしまう。イケメン検察官の上司は、犯人死亡で一件落着だと、捜査を打ち切ろうとするも、イケメン検察官は死んだ容疑者の反論を検証。

 

やがて…生前の被害者が、前述のクラブで働いていたこと、さらにはそのクラブのオーナーが、地元で有名な裏組織の人間(表向きは堅気なので、警察も手が出せない)である事実、さらにさらにそのオーナーと被害者の父親(弁護士)との間にも疑わしい関係があることなどが判明。何かあると確信したイケメン検察官は、“もう捜査はやめろ”という上司に反発しながらも、被害者の母親、女裁判官の協力、後押しを得て…少しずつ事件の真相に近づいていく。どうやらクラブオーナーの男は、過去にも悪さをしていたらしいぞと、そこを突破口にしようとするが…。

 

被害者女性の回想シーンなども頻繁に挿入、確かにクラブオーナーが、クロに限りなく近いグレーである事実、さらにはこのクラブオーナーに協力している、警察側の内通者の存在なども、視聴者は情報として認識、劇中のイケメン捜査官よりも早くに、それを把握できている。もう少し引っ張った方が良かったんじゃないか?なんても思いつつも…なかなか尻尾を出さないクラブオーナーを、イケメン検察官が執念で追い詰めていくところは、緊張感もあって楽しめる。ようやく決着がつくかなって思ったら…あれ、まだ本編の時間がかなり残ってる、なんか怪しい。

 

そうなんです…まだ、事件は終わってなかったのねん。けっこう被害者の母親、女裁判官のおばちゃんも…色々と事件にクビをつっこみ危ない目に遭う。っていうか、娘が殺されたばかり、まだ旦那とだって離婚などが成立したわけではないと思うんだけど…やけぼっくいになんとかで、昔のカレしとヤリまくったり、ふしだらなババァだなって思ったら、その辺の人間関係も少なからず影響していた。イケメン捜査官が事件にのめりこんだ、被害者にやたらと感情移入していた理由なんかも、最後の方でチラっと解って、なるほどと。イケメン捜査官、バツイチで娘あり。

 

 

監督:アドリアン・パネック

出演:ヤクブ・ギェルシャウ マヤ・オスタシェフスカ ゾフィア・ヤストジェンブスカ アンジェイ・コノプカ

 

 

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血まみれの決闘(1957年)

血まみれの決闘(1957年)

 

月イチのスカパー無料デー、東映チャンネルで放送していた「血まみれの決闘」をエアチェックしておいたので鑑賞…高倉健と岡田英次が共演、田舎から東京に出てきた青年2人が、ひょんなことからボクシング界入り、期待の新人とそのマネージャーとして大躍進を果たすも…勝利を重ねていくうちに、人間関係のトラブルなどが巻き起こる、って感じのお話。モノクロ作品、パッケージ未発売とのことで、円盤どころかVHSにもなっていない模様…もちろん、現段階では配信もやっていない。そんな作品を無料デーで見せてくれる東映チャンネル、最高やねん!

 

ボクシングのチャンピオンになることを夢見て上京した早田達吉と、彼を慕う弟分の牛島五郎…ダフ屋やトラックの運転手をしながら、達吉は“田村拳闘クラブ”に入会させてもらおうと、何度も直談判をしていた。そんなある日、酔っぱらったボクサーにからまれた五郎が、相手をノックアウトしたことで、オーナーに見込まれ、五郎の方がボクサーデビューすることに!その後、試合で好成績を残した五郎は新人選手としての注目度が集まる。達吉は、五郎のマネージャーとなって、金を稼ごうと考え、嫌がる五郎を騙しながら、無理やりボクシングの世界に引き留める!

 

田舎から都会に出てきた2人の青年…岡田英次と、彼を兄のように慕う健さん。健さんはクソ真面目で、堅実派な性格…地道に働き、金を貯めて、将来は惚れてる女と結婚、自分で果実園を持つのが夢。一方の兄貴分、岡田英次はけっこう狡い性格…こと金儲けに関しては、かなり貪欲であり、今はボクシング選手になってしこたま稼ごうという計画で…ボクシングジムに自分を売り込んでる最中だ。しかし、何の因果か…ボクシングになんてまったく興味がない健さんが、偶然にプロの選手をノシてしまったことで、ジムのオーナーに見込まれ、試合に出ることに。

 

いきなり初実戦となったが…腕力の強さで、相手をノックアウト!期待の新人として世間からも注目されてしまう。最初は、不貞腐れていた岡田英次も、自分が健さんのマネージャーになれば、楽して儲けられると判断。試合に出るのは1回こっきりだと考えていた健さんを、うまく誘導して…ジムとの契約まで持ち込む。幾度となく、“もうボクシング(拳闘)なんてやりたくない”という健さんをなだめすかし、時には騙し…ずっとボクシングの世界にとどまらせようとするのだが…うまくいきそうな恋路を、岡田英次が邪魔したことで、2人の関係に亀裂が入ってしまう。

 

健さんを掌で踊らせて、うまい汁吸ってた岡田英次だったが、とうとう健さんに今までの悪事なんかもバレてしまい、決別する羽目に…。とにかくストイックにボクシングに打ち込んだ健さんはどんどん結果を残し、遂には、有名外国人選手を相手に、大きなタイトル戦へ挑戦することになるのだが…一方の岡田英次は、どん底に落ち、女のヒモになって(ジムのオーナーの女を寝取った!)、それでも違法な賭け屋みたいな仕事で、ボクシング界とかろうじて繋がってたりする。そんな時に、健さんに異変が!岡田英次は裏で進行する陰謀に気づいてしまい…。

 

本人にやる気がないのに、人の付き合いでオーディションを受けて、アイドルデビューしちゃった…みたいな、よく聞く話と同じパターンよね。そうそう、ボクシング繋がりで、弟分の方がボクシングの才能があった展開は、北野武監督の「キッズ・リターン」にも似た設定か?ストーリーは全然違ったけどね。とにかく阿漕な兄貴分・岡田英次にはイラっとさせられるも、いつまでそんな兄貴分のことを信用してるんだという、ボクシング以外は、ただただどんくさい健さんにもイライラさせられっぱなしだ。大谷翔平と水原一平の関係もこんなんだったのかもなと妄想したり。

 

クライマックス、健さんを襲うとあるピンチに、岡田英次がどういう答えを出すのかが見どころだ。「ロッキー」のように、満身創痍の状態で、ただ相手を倒すだけではなく…とんでもない陰謀も同時進行しているので、このままバッドエンドになるんじゃねーかと、かなりハラハラドキドキさせられた。人の好い健さんが、色々な人に騙されまくった話で、身体もボロボロになっちゃったけど、最後にちょっと救いがあったので、ホッとした。あと…健さんを取材している記者のあんちゃんが、かなり善い人で、要所要所でいい活躍するんだよな。想像してたよりも面白かったな。

 

 

監督:小石栄一

出演:高倉健 岡田英次 中村雅子 加藤嘉 佐々木孝丸 花澤徳衛 須藤健 菅沼正 沢田実 曽根秀介

 

 

【未ソフト化なので、健さんのムック本を紹介しておきます】

高倉健 (KAWADEムック)

高倉健 (KAWADEムック)






 

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セーヌ川の水面の下に(2024年)

 

今年に入って2回目の加入、ネットフリックスにて「セーヌ川の水面の下に(原題:Sous la Seine/英題:Under Paris)」を鑑賞…既に新着扱いではなくなっていたものの、前回5月末ごろまでに入ってた時にはまだ配信されていなかったので、自分が加入していなかった6月頃に配信開始になった新作ではないかと思われる。フランスのセーヌ川にいるはずのない巨大サメが出没…そのサメを研究していた女性と水上警察が協力して駆除に乗り出すが…っていうフランスのサメ映画です。一部では傑作「ジョーズ」にも匹敵するサメ映画との評判もあるそうで…。

 

オーシャンオリジン“進化”プロジェクトの一環で、ゴミベルトの調査活動を行っていたソフィアを率いるチームだったが、リリスと名付け監視していたサメが、予想以上に巨大化し襲ってきた!ソフィアの夫を含む多くの仲間がリリスの犠牲になり、ソフィアも怪我を負う。それから3年後、海洋保全団体のミカがソフィアに接触。なんとリリスがセーヌ川に出没したという。最初こそ半信半疑だったが、証拠を見せられ絶句するソフィア。ミカはリリスを海に逃がしたいと主張、ソフィアは反対する。ソフィアはサメの危険性を訴えるも、管轄の水上警察は取り合おうとせず…。

 

「ジョーズ」を超えるか?っていうと、そこまでではないかなと思うけど…数多く乱立するサメ映画というジャンルの中では、比較的、丁寧に真面目に撮られているし、やるところは案外ハジけてもいて…そうきたかという驚きもちゃんと味わえて、ステイサムの「MEG ザ・モンスター」なんかよりも、しっかり怖いサメ映画になっている。まぁ、ステイサムのヤツはどちらかというと怪獣映画であり、ステイサムのアクション映画だからな(笑)あれは、あれでいいんだけどさ。ネトフリの難点の一つは邦題のセンスの悪さだと思うけど、もっとサメ押しなタイトルを考えるべき。

 

冒頭、太平洋ゴミベルトでサメの調査をしていたチームが、巨大なサメに襲われて、多くの犠牲を出してしまう…リーダーの女性も、仲間(夫も含まれていたらしい)を助けようとして、自分も海に飛び込むが…サメに襲われ、危うく死にかける。冒頭から水中撮影の見せ場もあり…海上・海中に漂う無数のゴミが、水の中から見ると、皮肉にも幻想的な美しさを演出し、サメの餌食となる凄惨な展開とのギャップが印象的だった。仲間が襲われた後、ボンベも背負わず海に飛び込んだリーダーの女性=主人公も、その場で死んじゃうんじゃないかと、ハラハラしたよね。

 

そこから3年が経ち…舞台はパリへ。セーヌ川で不発弾が発見され、管轄する水上警察のメンバーたちが粛々と処理を行う。実は、大規模なトライアスロン大会の開催が迫っており、ちょっとピリピリしていたのねん。もともとセーヌ川には不発弾が多く沈んでいるとのこと。一方、3年前の惨劇を生き延びた主人公の元へ、海洋保護団体の若い女が接触…主人公たちを襲った巨大サメがセーヌ川にやって来たという。実は主人公たちがサメの監視に使っていたビーコンのシステムを、海洋保護団体が勝手にハッキングして流用…情報をいち早く入手していたのだ。

 

保護団体のねーちゃんは、サメを助けて海へ逃がしたいと主張、主人公は…学術的な観点から、“巨大サメがセーヌ川に来るはずがない”と反論するも、サメの被害が疑われる事故が実際にあったと保護団体は言う。証拠を確実なものにしようと、セーヌ川の調査を秘密裏に行おうとする保護団体のねーちゃん、ちょうど警戒していた水上警察に見つかってしまう!もちろん真相を警察に話すと、サメが駆除されてしまうので黙秘。しかし、サメに襲われた遺体がセーヌ川で発見され、専門家として主人公が警察に呼ばれる…そこで巨大サメの情報も警察に伝わる。

 

最初こそ…警察も巨大サメの話には半信半疑。警鐘を続ける主人公、サメを助けるために暴走する保護団体のねーちゃん、警察もいよいよサメ退治に本腰を入れるような状況へと追い込まれるが、折しもトライアスロン大会の開催もあり、政治的理由から、“すべてなかったことにしよう”と企む女市長との対立も生じる。はたして無事にサメは駆除できるのか?それとも保護団体の言うように…海に逃がすのか?物語の中盤、地下墓地、貯水池へと続くトンネル内をボートで移動するが、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」でも確か同じよう場所が出てきた。

 

その後の地下探検っぽい展開の雰囲気がわりかし好み…ああいう、水に浸かって暗闇を進むシーンって、テンション上がるんだよな…洞窟探検の「地獄の変異」とか。あとは…“コイツ食われろ!”と思ってたヤツが、ちゃんとサメにガブリとされたので溜飲が下がるものの、予想を上回る阿鼻叫喚地獄絵図と化し、しかも…それがまだ前座であったりして、巨大ザメの大暴れを堪能。もう1人、絶対にガブリとされて欲しいヤツがいたけど…そういつは違った形であの世行きだったかな?っていうか、そこまでやっちゃうな…クライマックス、ある意味、続編もありかも?

 

 

監督:サヴィエ・ジャン

出演:ベレニス・ベジョ ナシム・リエス レア・レヴィアン アンヌ・マリヴィン 森本渚 サンドラ・パルフェ

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Sous la Seine (Musique du Film Netflix)

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遺産“争”続?!(2024年)

 

再加入中のネットフリックスにて、ネトフリオリジナル映画「遺産“争”続?!(原題:SPADEK)」を鑑賞…富豪の“おじ”が死去したという報せを受け、遺産を受け継ぐ権利のある関係者が豪邸に呼び寄せられるも、そこで事件が起きてしまう…というコメディタッチのミステリー、ポーランド映画らしい。ストーリーはそれなりに二転三転するので、ネタバレなしで感想を書くのは難しく…特に序盤の展開については、次に明記する“あらすじ”からネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方、近日中にこの作品を鑑賞予定の方は…以降の文章は読まないでください。

 

かつてクイズ番組の司会者として名を馳せ、発明家としても活躍した富豪の“おじ”ヴワディスワフが死去…遺言の開封に立ち会うため、大学教授のダヴィドは、妻ゾシャ、娘ヨスカ、息子ヘンリックを伴い、“おじ”の住んでいた屋敷へと向かう。その途中、30年ぶりに“いとこ”のナタリア、カロルと再会。2人もそれぞれのパートナーを同伴(カロルはゲイ)し、屋敷に向かうところだった。その後、遺言の開封時に、“おじ”の死が偽装だったことが発覚も、特許権の相続を賭けたたゲームは予定通り行われることに。しかし、翌朝になり“おじ”の死体が発見され…。

 

妻と娘・息子、家族4人で“おじ”の屋敷にやって来た地味なおっさん…職業は大学教授が主人公?一応、物語の語り手となっており…その都度、このおっさんのモノローグで状況説明がされたりする。“おじ”はポーランド初のクイズ番組の司会者として有名で、発明家としても活躍…たとえるなら誰だろう?有名クイズ番組の司会者というと、大橋巨泉、関口宏、みのもんた…人を小馬鹿にした感じのところは、みのもんたあたりが似ているだろうか?そこにドクター・中松の設定もぶちこんだような感じとでも考えてもらえばOK。だから、めっちゃ金持ちなのねん。

 

その“おじ”が死んだので遺言の開封に立ち会うことに…おっさん以外にも、“おじ”の姪や甥、おっさんの“いとこ”たちもその場に集められていて…それぞれパートナー、姪(50近そうだけど、年齢サバ読みしてそう)は年下の男、甥は同性の婚約者を伴っていた。いざ、“おじ”の執事だったじーさんが、遺言の開封を行うと…“貯金と不動産を売却した資金は…すべて養護施設に寄付する”という内容だった、一同…あ然。しかし、遺言にはまだ続きがあり…“おじの発明品の特許を賭け、相続者を決めるゲームを行う”という…これには、またも一同、あ然とする。

 

追い打ちをかけるように…死んだはずの“おじ”がひょっこり出てきて、死んだのは嘘だよと。ただし、発明品の特許を賭けてゲームをするというのは本当だという。ゲームは翌朝スタート、“おじ”は楽しみにしていると言い残して、その場はお開きとなるのだが…翌朝になって、今度こそ、本当に“おじ”は死んでしまう。しかも、どうやら他殺らしい…“刑事”もやって来て、厳しい追及を受ける関係者たち。犯人は屋敷の中にいる人物なのか?さらには、刑事の“遺言は有効だ”という言葉を聞き、色めき立つ一同は、特許を得るためのゲームに挑むことになる…。

 

生前の“おじ”が残したヒントを手掛かりに…家探しを始めると、なんと地下には“クイズ番組のセット”が組まれていて…そこで、参加している各々のパーソナルにまつわる出題がなされることに。なんだかおかしいと感じながらも、最初は“協力”しながら、時にはそれぞれ駆け引きを繰り広げながら、“おじ”が残した仕掛けを解いていく。莫大な財産になるらしい特許を無事に見つけることができるのか?ちなみに、さすがにもう“おじ”は生き返りません、本当に殺されました、そして真犯人が関係者の中に潜んでいます。誰がどうやって真相を看破するのか?

 

後半に入ると、発明家の“おじ”が研究中だった…変な自白剤を小道具にするので、ミステリーとしては若干、ご都合主義も否めないなという部分もある。もっといとこ同士で、骨肉の争いを繰り広げる、連続殺人に発展するのかと期待していたが…実際は、その逆…みんなで一致団結して、難局を乗り越えましょうというお話になっていく。結局、死んだのは“おじ”だけだったのも、ちょっと物足りないかな。最後の真犯人の“あぶりだし”方法も…なんか雑だったな。「ナイブズ・アウト」シリーズあたりの雰囲気にも似ているかもしれんが、あそこまでの魅力はないな。

 

 

監督:シルヴェステル・ヤキモフ

出演:マチェイ・シュトゥル ガブリエラ・ムスカワ フラネック・スウォミンスキ ユゼフィナ・カルンコフスカ

 

 

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トリガー・ウォーニング(2024年)

 

再加入中のネットフリックスにて、新着でお薦めされていた「トリガー・ウォーニング(原題:Trigger Warning)を鑑賞…40を超えても相変わらずエロ可愛いジェシカ・アルバ主演、女性特殊部隊員のジェシカが、父の死をきっかけに故郷へと戻ってくるも、その死の裏側にはとんでもない陰謀が隠されていて、関わった人間どもに制裁・復讐を始めるというアクション映画。SFドラマ「ダーク・エンジェル」で存在を認識した古参ファンとしては、やっぱりジェシカが飛んで跳ねてる姿が拝めるアクションものは嬉しい限り…本作ではマシェット(山刀)も振り回してます!

 

シリア砂漠で特殊任務についていたパーカーの元へ、生まれ故郷“スワン郡 クリエイション”にいる元恋人、保安官のジェシーから電話が!なんとパーカーの父親が鉱山で起きた落盤事故で死亡したという。直ぐに帰国したパーカーは、ジェシーと再会し、状況説明を受ける。しかし、父親の遺品に接し、実際に事故現場へ足を踏み入れたことで違和感を覚えるパーカー…父の死は本当に事故だったのだろうか?やがてジェシーの弟エルヴィス、2人の父親で上院議員のエゼキエルに不審な動きが!さらに近くの軍基地から武器が流出している事実も判明し…。

 

父親の死がきっかけで、故郷に戻った主人公…そこでとんでもない陰謀が起きていることをかぎつけ、巨悪と対峙する、って感じのベタなアクションでした。冒頭、特殊部隊の一員として、シリアで極秘作戦につくジェシカ…救援組織に偽装したトラックで潜入していたものの、敵に正体がバレ、追跡されているというシーンから始まる。トラックの助手席から身を乗り出し、後方から迫りくる追手(車)に自動小銃の弾をお見舞いするジェシカ…そのジェシカの顔アップシーンはスタジオ撮影感強めでどこかチープだったが、その後の屋外撮影でのアクションは及第点か?

 

戦闘終了後…仲間の1人が、捕らえた敵を処刑し始めたのを見て激怒するジェシカ、今度は仲間の隊員と殴り合いを始めるも…別の仲間が仲裁に入り、それ以上の大事にはならず。この時に険悪なムードになった隊員との遺恨が後半のドラマにも絡んでほしいところだが、特にそういったフリではなく、その場だけで集結してしまった。ただし、争いの仲裁に入った仲間は、帰国後も…主人公を色々とバックアップしてくれる、心強い助っ人、マブダチポジのキャラクターだった。やがて元カレからの電話で父親が落盤事故に遭ったことを知り、故郷に舞い戻ることに。

 

帰国後、故郷に向かって車を走らせるジェシカ…その背後に、これ見よがしに上院議員の選挙ポスター。連絡をくれた元カレは保安官なんだけど…その父親がポスターの人物、田舎町の有力者。さらには、やたらとちょっかいを出してくるチンピラ男もいるんだけど…元カレ保安官の弟だった、つまりこのチンピラ男も議員の息子。他にも死んだ父親は、飲み屋を営んでいて…ジェシカとも顔見知りの青年が店を任されてたんだけれども、その青年は裏で大麻の密造も行っている。この州ではまだ合法化されてなさそうだが、真面目なジェシカも大麻に関しては寛容。
 

父親の死をきっかけに、平和に見えた田舎町の治安がだいぶ悪くなっているのを悟るジェシカ…たまたま遭遇した強盗が、機関銃を所持しているのを見て、職業柄、軍からの不正流出品ではないかと睨む。さらに、その背景を調べていくことで…父親の死も関連しているのではないかと結論、絵図を描いている黒幕に復讐してやろうと行動を開始。話はベタだが…ジェシカのアクションはレパートリーも多く、見ごたえあり。生前の父親から貰ったナイフを愛用しており、他にもチェーンソーや機関銃を持った相手に、ホウキやワイヤーカッターで応戦するのが面白い。

 

 

監督:モーリー・スルヤ

出演:ジェシカ・アルバ マーク・ウェバー アンソニー・マイケル・ホール トーン・ベル ガブリエル・バッソ

 

 

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Trigger Warning (Soundtrack from the Netflix Film)

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女子大小路の名探偵(2023年)

 

WOWOWでエアチェックしておいた「女子大小路の名探偵」を鑑賞…大嫌いな秦建日子が原作・脚本を担当しているので、見る気なんかまったくなかったんだけれども、映画製作中に起きた“主演女優の交代劇”というスキャンダルが記憶に残っており、本来の主演女優、本仮屋ユイカを一時休養にまで追い込んだ作品だけに、気にはなった。というのも、本仮屋が製作側と揉めた原因が“脚本の内容(=秦建日子の原作、脚本がゴミ)”ってことらしいじゃん…それで原作者を怒らせたと。ネットでも当時は本仮屋が叩かれてたけど、オイラは逆に応援したくなった。

 

名古屋市中区で女子中学生の遺体が発見されたが…まもなくして、同じ中学に通う佐野あすかが、公園で心肺停止になって倒れているのが発見された。警察は同一人物の仕業と考え、捜査を開始するが…担当する刑事の緒賀は第一発見者のバーテンダー、広中大夏を怪しんでいた。なんと大夏と被害者あすかのスマホに、同一人物とみられる謎の人物ヤマモトの番号が登録されていたのだ!もちろん犯行を否定する大夏は…岐阜のクラブで働く姉・美桜に連絡、弁護士を紹介してほしいと頼む。美桜は店の客で、弁護士の望月を伴い、直ぐに警察へ向かう。

 

脚本にケチをつけた本仮屋ユイカが正しかった…それをオイラが証明しようという義務感、なんて言ったら大げさだが(笑)、とりあえずツッコミどころをピックアップして、茶化してやろうという気にはなっていた本作。予想はしてたけど…想像以上に、なんだこりゃぁな内容。絶対に関係者のサクラか、そうじゃなければ狂信的な剛力彩芽(本仮屋の代役)ファンがいるのかもしれないけど…アマプラの配信ページ(有料)の点数が、今現在★マーク5点というのが一番の謎だったりする…お前ら、目が腐ってるのか?ただし、点数つけてるのは2人だけだけどな(笑)

 

ご当地映画といえば何でも許されると思っているのか、これ見よがしなタイアップがとにかく目障り…同じ剛力彩芽が出ていた、「お終活 再春!人生ラプソディ」なんかも、タイアップが目立ち、なんだかなぁって思ったが…本作に比べれば、まだマシな方か?いや、どっこいどっこいかな?別にタイアップが悪いわけじゃないが、もう少しうまく作品に落とし込めないものなのか?タイトルの“女子大小路”っていうのは名古屋の歓楽街の名前…てっきり主役の剛力が女子大生役なのかと思った。いや、冒頭は大学の講義シーンから始まるが、剛力は聴講生だったのね。

 

本来は…岐阜のクラブで働いている、口の悪い(元ヤンなのか?)ホステスで、剛力曰くボケはじめた母親・戸田恵子と2人暮らし。幼い頃に父親は出奔、弟がいるんだけど…剛力とはソリが合わず、家からたたき出して行方不明。なんだけど、そんな弟が…ねーちゃん助けてくれと連絡してきたことで、騒動に巻き込まれる。名古屋の女子大小路でバーテンダーをやってる弟、なんと連続殺人(2件のうち1件は被害者がまだ生きてるので未遂だけど)の容疑者にされてしまったのだ。剛力は仲が悪いといいつつ、客の弁護士を引き連れて、警察に乗り込む…。

 

っていうか、直ぐに容疑も晴れてたし、弁護士をわざわざ連れて行った意味がなさそうだったけどな…。金がないくせに、女好きな弟は…気になる女の尻を追いかけまわしてるうちに、なんか警察に目をつけられ、殺人の容疑までかけられてしまったらしい。弟が惚れてる女というのが児童相談所職員で、事件に巻き込まれた被害者を担当していた。弟は、女の気を引くため、懲りずに事件にクビをつっこみ、なんらかのトラブルが持ち上がる度に“バカな弟なんて大嫌い”と言ってる姉・剛力彩芽に泣きつく。ていうか、この姉弟、ろくに推理もしとらんが、どこが名探偵?

 

せめて「女子大小路の迷探偵」くらいにしておいた方が、タイトルに偽りなしだと思うのだが?こりゃー、こんなとっちらかったキャラ設定とストーリー…本仮屋ユイカが困惑したのも納得できるよな。ただ、怪我の功名とでもいえるのか…剛力彩芽に変更された事で、妙な部分の説得力が増すという。なぜか年上のオッサン大学教授・田中要次に惚れてる謎設定(彼の前では乙女になる)、また困ったことがあると、金持ちの弁護士・今野浩喜にすかさずすり寄る。剛力の演じるキャラが、オヤジ好きで、金持ちを手玉に取るのが上手い!前澤友作にぜひ見てほしいよ。

 

真相にまったくたどり着いていない弟を生贄にして真犯人をおびき寄せる非情な剛力(偉そうな御託をならべるも、犯人からもツッコまれてた)、まんまと素人の策略にハマる真犯人…最後の最後まで頭を抱えたくなる。昨今の邦画大作やテレビドラマのせいで、原作改編が悪いという風潮に拍車がかかっているが…こと秦建日子作品に関しては、他の脚本家の手で、もっといじくりまわした方が、まともな作品ができるのではないか?メーテレ(名古屋テレビ)の開局60周年記念作品とのことだが、こんなもんテレビ朝日の深夜ドラマ枠で見れば充分な内容だよな。

 

 

監督:松岡達矢

出演:剛力彩芽 醍醐虎汰朗 北原里英 今野浩喜 遼河はるひ 田中要次 戸田恵子

 

 

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女子大小路の名探偵

女子大小路の名探偵






 

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