勝手に映画紹介!?

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ハーフ・ア・チャンス(1998年)

ハーフ・ア・チャンス [DVD]


昨年末にWOWOWでエアチェックしたまま忘れていた「ハーフ・ア・チャンス」を鑑賞する…旧作なので初放送ではなかったようだが、ここ10年くらいで放送したという記憶はないんだよなぁ。あればどこかにエアチェックしてありそうなんだけど。往年のスター、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが共演したという約24年前のフランス製アクション。当時、DVDを購入して見たんだけど…その時は、そこまでスター2人にあまり思い入れがなかったので、“おじさんが頑張ってる”くらいの印象だった。そのDVD、今は手元になく、どうやら売っちゃったみたい(汗)

 

自動車泥棒の常習で刑務所に入っていたアリス・トマゾ…服役中に母親が他界し、刑期を務め上げた際に、遺言を収めたカセットテープを手渡された。その中身は、今まで知らなかった自分の出生にまつわるものだった。なんと母親は、2人の男性と同時期に恋に落ち、父親はどのどちらかだという。アリスはさっそく父親候補の2人、元傭兵で車ディーラーのレオ・ブラサック、表向きはレストランオーナーである泥棒のジュリアン・ヴィニャルに会いに行くことに。さらに、ひょんなことから、チェチェンマフィアとも関わってしまい、3人は命を狙われることになるが…。

 

初見時は、その頃主流だったハリウッドのアクション映画なんかと比べてしまうと…“温いな”という印象を受け、主役スター2人のファン向けなんだろうなって思ってた。当時、実際…映画好きの親戚の叔母(叔母さんは既に他界)に、ソフトを貸したら、“ドロンとベルモンドが揃ってて感動しちゃったけど、それだけだったね”って辛口な感想を言っていたのを思い出したよ。まぁ、そんなわけで…それ以来、ほとんど見返すことはなかったが、久しぶりに見たら、そんなに悪くなかった。だって“もっと酷い手抜きをする”往年のスターの映画って、最近はザラにあるからな。

 

っていうか、この頃のヴァネッサ・パラディの小悪魔的な可愛さに、今さらながらに“ヤられた”。あの特徴的な舌ったらずの喋り方で、フランス語(フランス人だから当たり前だろ!)をささやかれたら、とろけちゃうよね(笑)なんか、劇中のオジサン(ドロンとベルモンド)2人が、鼻の下を伸ばして、ホイホイと言うこと聞いちゃう気持ちとか…40半ばを過ぎたことで、ようやく理解できた。あんなねーちゃんが、急に“アンタの娘よ”って目の前に現れたら、戸惑いもあるけど、嬉しさの方が勝る。ダメダメ、そんな幻想を抱いてると、このご時世、変な詐欺に遭っちゃうぞ!

 

ヤリマンなオカンの遺言で父親探し…って、今考えると「マンマ・ミーア!」(映画しか見たことない)みたいだなと思いつつ、オトン候補が2人とも、元傭兵に、レストラン経営者の皮を被った泥棒という曲者であり、実は“ヤバいオヤジを怒らせた映画”の系譜だったことにも気づくのであった。いきなりチェチェンマフィアとのトラブルに巻き込まれるあたりの、ややこしさと、ご都合主義、行き当たりばったりな感じが気になるっちゃ、気になるけど…どんな苦境にも怯まず、飄々と乗り越えていくオヤジ2人の活躍が痛快。ブロスナンとニーソンあたりでリメイクしてほしい!

 

本当は2016年にリリースされていたブルーレイのジャケ画像の方がオイラ的に好みだったので、そちらをのっけようと思ってたんだけど、Ameba Pickでアフィ画像が検索できず(Amazon直でも“アソシエイト・プログラムでの紹介不可商品でリンクの作成ができなかった)…しょうがないので、昔、オイラが持ってたのと同じ、ジュエルサイズ(CDケースサイズ)のジャケ画像をチョイスした…もう一つ、トールケース版のジャケもある。あと些細なことだけど、WOWOWの放送タイトルだと「ハーフアチャンス」と“・”がないけど…正規タイトルは“・”ありみたいです。

 

 

監督:パトリス・ルコント

出演:アラン・ドロン ジャン=ポール・ベルモンド ヴァネッサ・パラディ エリック・デフォス ミシェル・オーモン

 

 

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DVD ハーフ・ア・チャンス

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Amazonで536円だったのでポチる、懐かしの「アキハバラ@DEEP」、海外盤Blu-ray!

 

久しぶりに、何かAmazonで掘り出し物、底値ブルーレイでもないかなと、物色してたら、こんなのを見つけた…今から約16年前の劇場公開作品「アキハバラ@DEEP」の海外盤ブルーレイ、“Aki Harbara Deep [Blu-ray]”、Amazonの正規取り扱い品(マケプレじゃない)で536円也!こんなの出てたんだと思ったら、海外盤だった…そうだよね、日本盤は、確かDVDどまりだもんね。っていうか、当時、コレ…劇場で見てるぞ、そんでもって、ボロカスに貶したような気がしないでもない。かすかに“つまらんかった”という記憶はあるが、正直、内容も覚えてないよ(汗)

 

だから、すげー見たい、欲しいってわけでもないんだけど、日本で未発売のBlu-rayがたった536円という安さで買えるというのも後押しになり、思わず勢いでポチってしまう。 昔、見て“つまらない”と記憶していた映画も、時間が経って見直すと…“一周回って違った面白さ”が味わえたりすることも、経験上少なくなく、意外や意外ってことがあるかもしれないと…。ちなみにオイラがポチった後に、値段が1862円に急上昇!日本での劇場公開は2006年9月、2007年2月に初回盤DVD、2010年6月に廉価版DVDでリリース…現段階だと、アマプラでは配信もなかった。

 

この海外盤は…アメリカ盤ですね。リリースは2021年6月と、まだ1年経っていない。ブルーレイのデーターベースサイト“Blu-ray.com”で確認する限り、音声はLPCM2.0、Dolby Digital 5.1による日本語が2種類、英語字幕(ON/OFF可能かは不明)、リージョンAなので日本と一緒、国内製プレーヤーで視聴できるはず(海外盤の日本アニメによく入っている国コードはなさそう)。1080Pで見れるので、DVDよりは高画質だと思うが、2006年の邦画のアメリカ盤ブルーレイなので、過度な期待はしない方がいいかも…クオリティの詳細はまた商品到着後にあらためて。

 

内容やキャストなんかもほぼほぼ忘れてたので、ネットで情報をあさってみた…原作は「池袋ウエストゲートパーク」でお馴染み石田衣良の同名小説。当時はコミカライズとか、TVドラマ版とか色々とメディアミックス展開していたようで…そういえば漫画版を読んでたのを思い出す。映画版の出演者は成宮寛貴、山田優、忍成修吾、荒川良々、三浦春馬…etc。色々な噂があって俳優業を辞めた人が主演で、2020年に他界してしまった三浦春馬も出てて…やっぱり、色々と懐かしい感じがするな。未見のファンが今から中古DVDを探すより、買いやすいのかも?

 

 
★2006年09月09日投稿:アキハバラ@DEEP(2006年)を抜粋、改訂して再掲してます★
 
ほぼほぼ当時の稚拙な文章まんまなので、読んでくださる方は、おおらかな気持ちで接してくださいませ(笑)

 

あるサイトを通じて知り合った、5人の若い男女…ページ、アキラ、タイコ、ボックス、イズムはアキバに生息するオタク。このメンバーで“アキハバラ@DEEP”という会社を立ち上げることにしたのだが…彼らの活躍に注目した、アキバを牛耳るIT企業の“デジタル・キャビネット”…通称デジキャピが、接触を計ってきた。最初は大手からの誘いに、気を良くするメンバーだったが…デジキャピの強引な手口に反発。独自の路線で進もうと決意するのだが…デジキャピ側は手のひらを返し、“アキハバラ@DEEP”を貶めようと画策し始める…。

ぶっちゃっけ…トホホ映画でした。原作の小説は知らないのだけど…何故か、自分が読んでいるコミック版以上に、お話が漫画的な展開であり、幼稚もいいところ。子供の頃に見ていた、少年探偵もの…「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」とか「じゃあまん探偵団 魔燐組」でも見ているんじゃないかと錯覚するほど、なさけないお話なんだよ。オイラの読んでるコミック版と同じ原作なのに、何故、ここまでつまらなくしたのかと思うほど…脚本と演出がダメダメ。物語の面白さは、今月末(2006年9月)にリリースされる、ドラマ版の方に、期待するしかないですね…。

よくまぁ、こんなバカ映画に寺島しのぶを引っ張ってきたなぁと…ある意味感心させられるんだけどね。そう、物語は正直…誉められたもんじゃないんだけれども…、まぁ、映画を見に行って良かったなぁとは思っているよ。あの、今、日本で脱がせたら、一番エロイ女優なんじゃないかと思う、「ヴァイヴレータ」「東京タワー」などの寺島しのぶが、今度はアクションに挑戦してるんですよ!しかも、山田優とガチンコで殴り合い、蹴り合い、組んず解れず寝技まで!いや~、今年(2006年)のナンバーワンの“キャットファイト”ですよ、こりゃ。

 

本人も山田優たちのトレーナー役でチラリと出ていたけど、なんとアクション演出は、北村龍平映画でお馴染み、ガチンコ俳優の坂口拓ちゃんが担当してるんだから…何気にアクションシーンは本気印だったりする。山田優扮するアキラが画面に初登場し…サンドバッグ相手にウォーミングアップしているシーンがあるんですけど、そのシーンが意外とカッコよかったんだよね。まさか、山田優がこんなにアクション似合うとは思わなかったんだけど…拓ちゃんが、アクション指導してるってことは…女優にも、きっと容赦ないよね(笑)

 

さすがに、神取忍との戦いあたりでは…山田優の繰り出す技も貧弱に見えるんだけれども…スタイルがいいので、ああいうスポーティーなコスチュームが似合うのね。あと、欲を言えば…メイドカフェで働く山田優のシーンをもっと増やして欲しかった。ああ、山田優に“御主人様”って言われてぇ(爆)「電車男」同様に…ガンダムを始めとするオタクグッズの小道具がこれでもかと多数登場するのと、これまた、サンライズが協力しているということで、ガンダムの効果音をやたらと使いまくっているところに…オタク心をチクリと刺激されます。
 

 

監督:源孝志
出演:成宮寛貴 山田優 忍成修吾 荒川良々 三浦春馬 板谷由夏 寺島しのぶ 萩原聖人 佐々木蔵之介

 

 

【急に値上がりしてしまった…】

Blu-ray Aki Harbara Deep ※海外盤

Aki Harbara Deep [Blu-ray]






 

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スクリーマーズ(1995年)

スクリーマーズ <コレクターズ・エディション> [Blu-ray]


WOWOWでエアチェックした(リアルタイムでは見れなかったが、放送途中から追っかけ再生)「スクリーマーズ」を鑑賞…1995年の製作映画で、WOWOWでもさすがに初放送ではなかったようだが、オイラが加入したり、BDレコを買ったりして以降での放送は記憶がない…ということで、エアチェックコレクションもなかった。この間、エアチェックして鑑賞したルトガー・ハウアーの「ヒッチャー」同様、2021年に日本で初ブルーレイ化されてたことでの恩恵ではと推測。「ブレードランナー」でお馴染みフィリップ・K・ディックの小説を原作にしたSFアクション映画…。

 

西暦2068年…惑星シリウス6Bで発見された鉱石“ベリニウム”を巡って、惑星開発企業・新経済ブロック(通称“NEB”)と、科学者・労働者による連合軍の間で長きにわたる戦いが続いていた。惑星には“スクリーマー”と呼ばれる連合が開発した防御用の殺戮兵器が投入されており、味方と識別できるタグを装着していない場合は、即座に命を奪われてしまう。そんなある日、連合軍のヘンドリクソン司令官宛てに、“NEB”から和平交渉の打診が届く。ヘンドリクソン、事故で墜落した戦闘機から救出したジェファソンをお供に連れ、“NEB”の基地へと向かうが…。

 

タイトルはもちろん認識、内容もなんとなく知っていたが、当時、ちゃんと見たか覚えてない。劇場やパッケージで見てないのは確かなんだけど、テレビ放送で見てるのか?いつものように、他の類似作品と混同している可能性はある。まぁ、内容的には…「ブレードランナー」とやってることはそうかわらないんだけど、もっとホラー寄りで、B級になったって感じでしょうかね?タイトルの“スクリーマーズ”は…敵を殺傷するための兵器のことなんだけど、使い方次第では、味方が襲われてしまう危険性も。「機動戦士ガンダムF91」に出てきたバグをちょっと思い出す。

 

そんでもって…普段は地中を跋扈してて、敵の侵入を察知すると、襲い掛かってくるわけだけど、その辺のアイデは「トレマーズ」に似てるのかな?最初は、一応…主人公が属している側の切り札として登場してるんだけど、物語が進んでいくと、人間と得体のしれないメカの立場なんて相容れないという、ディックらしいテーマも浮き彫りになってくるわけで…。あと、冒頭、テロップや見知らぬ固有名詞を使って、勢力が二分している物語の世界観を説明する感じなんかは、まんま“ブレラン”っぽくて、SF映画が始まったというお約束な気分に浸れていいですねぇ。

 

後の「スターシップ・トゥルーパーズ」あたりと比較してしまうと、アクションやバトル要素は想像しているほど多くはない印象だが(「スターシップ・トゥルーパーズ2」あたりには近い印象も?)、既にVRが登場していたり、SF映画らしいガジェットの面白さは存分に味わえる(時代を感じさせる、ちょっとチープなVFXが、今見ると逆に新鮮)。目に見えたビジュアルだけではなく、放射能を中和するためのアイテムが、タバコという皮肉の効いた設定なんかも素晴らしい。後半は人型“スクリーマーズ”が登場し、人間のフリをするという展開になり…これこれという感じ。

 

人型も、いろいろなタイプがあって…あるタイプが、集団で襲い掛かってくるあたりの不気味さは、その容姿と相まってなんともいえない。それを火炎放射器で焼き払い、爆弾で吹き飛ばす!仲間同士で“お前は本当は人間じゃないだろ?”と探り合う「遊星からの物体X」要素もあるし、人型VS人型という「ソルジャー」(ブレランオマージュもあるカート・ラッセルの映画)要素もあるし、何もかもかなぐり捨てて、解決策は“脱出”しかないとなるクライマックスや、案の定な“真相”など…展開は想像の範囲内だけど、サービス精神旺盛で、最後まで飽きずに見れる。

 

 

監督:クリスチャン・デュゲイ

出演:ピーター・ウェラー ロイ・デュプス ジェニファー・ルービン アンディ・ラウアー チャールズ・パウエル

 

 

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Blu-ray スクリーマーズ <コレクターズ・エディション>

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先週の読書:「インジョーカー」「ハゼルナ 警視庁テロ対策分室」「アンカー」

先週の読書:「インジョーカー」「ハゼルナ 警視庁テロ対策分室」「アンカー」

 

夜中にえらい騒ぎになった“トンガの噴火の影響による津波警報騒動”から早いもので一週間…現地はともかく、日本では特に大ごとにならなかったみたいで(昨日は大分の方で、また別の大きな地震があったけどね)一安心だが、コロナの感染は勢いがとまらず。感染者、濃厚接触者として見知ってる芸能人の名前もバンバンあがるようになってきた…別の話題でも、知ってる有名人の名前なんかが“トレンド”にあがってると、ついにこの人もコロナか?って、すげードキドキしちゃうよね。有名人の心配なんかする前に、自分が罹らないように気をつけなきゃ!

 

先週はなんか忙しかったな…週の半ばくらいに車の車検があって、ディーラーに持ち込んだりしてたんだけど、当日で終わる予定が、相手の都合で急遽、翌日になったり。まぁ、だからってわけじゃないんだけど…相変わらず読書量も週3冊にとどまる(全てブックオフの古本110円入手)。週を跨いで日曜日に1冊読み終わった後…週の前半は読書がはかどらず、そして2冊目に読んだ本が、思いのほかページ数が多くて、想定していたより時間が長くかかかり、このまんまじゃ週2冊になっちゃうっていうんで、最後に薄めの本を1冊読んで、なんとか3冊をキープ。

 

だから、土曜日はめずらしく映画の鑑賞をしていない、この映画ブログ更新をしていないという。YouTubeで“わしゃがな”の生配信をリアルタイムで見たいし…もういいやってなった。そういえば、今現在(1月23日午前1時現在)…Ameba Pickの不具合が出てるらしく、貼り付けたアフィ画像が“no image”になる現象が起きている。もし、記事を読んでる時に、まだ“no image”のままだったら、運営側の不具合なので、ご了承ください。そんなわけで1冊目は深町秋生の「インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子」…3部作で完結したと思った後での続編4作目。

 

自分は文庫版だけど、ハードカバーの単行本で出てたから、作品的には発表からだいぶ経ってたんだよね。今のところ、次の新作は出てないようだけど、4作目を読むと、まだまだ続けられそうな感じではある。2冊目は、作家さんの名前は知ってたけど、ちゃんと読むのは初めて…荻野目悠樹の「ハゼルナ 警視庁テロ対策分室」。SFとかラノベ系の作家さんだとばかり思ってたんだけど、こういう警察ものも書くのね?各部署から寄せ集められた警察関係者が爆破テロに挑む…メイン主人公は機動隊の爆破処理班出身の警察官。文庫で600ページあった(汗)

 

3冊目は安定の今野敏先生作品…“スクープ”シリーズの4作目「アンカー」。読み慣れている作家先生の文章でサクっと冊数稼ぎをしつつも、もちろん中身の方もそれなりに満足感を得るものがいいなという時は、やっぱり敏先生の小説に限る。シリーズものなので、お馴染みのキャラがいっぱい登場するが、報道番組“ニュースイレブン”のスタッフ側に、個性的な新キャラも登場。今回は、どの作品も同じくらいのレベルでみんな好みだったが、読みやすさと読み応えのバランスで考えると、“推しの1冊”は「インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子」ですね。

 

 

 

2020年8月発行の深町秋生著「インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子」(ブログの記事タイトルには、文字制限の関係で、正式なタイトルが書けなかった)…2018年「インジョーカー」のタイトルで発刊された単行本に、副題をつけて文庫化したもの。過去の3作品は文庫オリジナルだったが、この作品は初めてハードカバーの単行本で出たシリーズであり、今までのシリーズに倣い、文庫化に合わせて“組織犯罪対策課 八神瑛子”の統一した副題を付けたのだろう。当初の目的を果たし、てっきり3作目で完結したのかと思いきや、続きがありましたね。

 

夫殺しの真犯人を突き止め、制裁を加えた瑛子姐さん…警察、検察組織のパワーゲームも絡んだ新たな刺客“監察”に狙われてしまうも…本人は、懇意にしているチャイニーズマフィアの女ボスに頼まれた“人捜しという副業”で忙しい様子。一方、元ヤクザと外国人の混成チームによる“闇金強盗”が並行して描かれ…思わぬ形で瑛子姐さんの“副業”とバッティングし、クライマックスはかなり大変なことになる。シリーズを支えてきた脇役キャラが死んでしまうというショッキング展開もありつつ、監察による執拗な攻撃でけっこうな窮地に追い込まれていく。

 

っていうか“策士”がいっぱいいすぎるな、ホント。瑛子姐さんも今回は、持ち前のタフさで乗り切った感があるな。読んでて、一番むかついたのが、メインで瑛子姐さんを追い詰める監察官の部下の女監察官。作中でも“嫌われキャラ”だったけど…あの女が、もっとギャフンとする姿が拝みたかった。瑛子姐さんたちの暴れっぷりを見て、ちょっとだけビビって顔色を変える描写はあったけどな。ヤクザ側の裏切り裏切られの感じなんかは「地獄の犬たち」みたいだし、監察が絡んでくるあたりは「ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治」の要素もある。

 

 

 

2018年12月発行の荻野目悠樹著「ハゼルナ 警視庁テロ対策分室」…文庫書下ろし。本屋で見かけて昔から名前は知ってたけど、初めて読む作家さん…SFとかファンタジー、またはラノベ系の作家さんだと認識していたが、こういう現代もの、警察小説っぽいものも書ける人なんだな。商業施設などを狙った連続爆破事件が発生…指揮を執る警視の下に、爆発物処理班(機動隊)、公安、サイバー犯罪班、一般刑事(定年間近)などから、各部署の人員が寄せ集められ(中にはお荷物も)、急ごしらえされた“テロ対策分室”が、事件の真相究明と、爆弾解除に挑む。

 

若干、テンプレ感ある設定、ストーリーではあるが、普通にキャリアのある作家さんなので、文章も読みやすく、サクサクと読める(ただし文庫で600ページもあったので、自分が想定していた以上に、読むのに時間がかかってしまった)。事件を担当するメインの警察官のほか、脇役を含めて個性的な登場人物は多めだが…特に、爆発物処理を担当する2人組の、先輩の方のキャラクターをだいぶ深掘り。幼少期に父親と継母、腹違いの弟を亡くしており、血縁関係にない従姉妹に世話になるなど、このキャラの人間関係が色々と物語の展開に大きく影響してくる。

 

どうやら爆発物処理を描いた洋画の傑作、「ジャガーノート」にインスパイアされているらしく、作中でも実際に作品タイトルを何度も挙げて、オマージュが入っている。事件の真相なんかはある程度解明されるものの、事件関係者の一部を取り逃がしていたり、なんとなく続編を意識したような終わり方。他にも“育児休暇中”などという引っ張り設定で名前しか出てこない分室メンバーもいたりする。発刊から3年以上経っているが、ネット情報を漁った限り、まだ続編は出てない模様。続きがあれば、読んでみたい気もする。エンタメとして充分に及第点でしたよ。
 

 

 

2020年2月発行の今野敏著「アンカー」…報道番組の遊軍記者・布施京一が活躍する“スクープ”シリーズ(2時間ドラマとして映像化されたこともあり、布施京一役は上川隆也だった)の4作目、2017年5月発行の単行本を文庫化したもの。文庫になっている過去シリーズは一通り読んでいる(未文庫化、単行本の方でシリーズ5作目が出てるらしい)。1作目は連作短編形式だったが、2作目以降は長編になった。今回は10年前に起きた未解決の“刺殺事件”を、警視庁特命捜査対策室の刑事コンビが担当、再捜査することになるというのを軸に物語は進んでいく。

 

それを嗅ぎつけた布施が“そんな古くて地味な事件は求めていない、報道する意味がない”というデスクの意見に反発、いつもの調子で飄々と警察と、番組スタッフの間を渡り歩き、取材を継続。結果的に捜査に進展が見え、真相に繋がる。報道番組の在り方へも、昨今のバラエティ化が目立つ風潮への皮肉をこめ、公正を謳いつつ政治家やスポンサーの顔色を窺う力の陰った現状を鋭く指摘。一方の警察の捜査に関しても、未解決事件の重要性を説くなど…いつも以上にマスコミ、そして警察…双方の矜持というテーマが色濃く描かれていた印象もあったよね。

 

被害者家族が真相究明を求めて、犯人捜しのビラ配りをする描写が痛々しく、妙に切なく感じた。現実にも“未解決の凶悪犯罪”というのがいくつもあって、しばしニュースなんかで取り上げられることがあるが(凶悪犯罪とはちょっと違うが…まったく進展しない北朝鮮絡みの拉致問題のことなんかもちょっとダブらせつつ)、のほほんと画面のこちら側から見てると、“もう無理じゃね?”なんて安易に考えちゃうもんね。そういう態度がいかん…もっと、はかり知れない被害者家族や捜査関係者の心情をしっかり察しまあしょうねというお話であった。安定の今野作品!






 

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クローブヒッチ・キラー(2018年)

クローブヒッチ・キラー [DVD]


WOWOWでエアチェックしておいた「クローブヒッチ・キラー」を鑑賞…かつて世を震撼させた連続殺人が未解決のままのとある田舎町、そこで暮らす少年が、父親のSM趣味を知ってしまい、過去の事件と結び付けて、自分の父親が犯人なのではないかと悩み、真相を探ろうとするというサスペンススリラー。2018年と、ちょっと古めの作品だが…日本での劇場公開は2021年6月、セル、レンタル共にDVDのリリースは2022年2月と…まだこれから。いまのところブルーレイでの発売予定はないみたいなので、しっかり放送画質のDRモードで録画しておいてよかった。

 

10年前に“クローブヒッチ(巻き結び)連続殺人事件”と呼ばれる事件が起き、いまだに未解決の田舎町…現在は被害者たちを悼みつつも、平穏な日常を取り戻していた。そんな町で暮らす16歳の少年タイラーは父親のダンが隊長を務めるボーイスカウトに自身も参加、そして信仰心も厚かった。ある晩、ダンのトラックを拝借し、ガールフレンドとデートを楽しんでいたが、座席の下から“淫らなSM写真”が見つかり、変態扱いされてしまう!それがきっかけで、“写真”の出どころを調べ始めたタイラーは、ダンがクローブヒッチの犯人ではないかと思い至り…。

 

ボーイスカウトへ参加、毎週教会にも通うなど…田舎町に住む真面目な少年が主人公。見るからに“真面目そう”ではあるものの、それなりに年頃なので“女の子”にも興味を抱き始めてる。ある晩、家を抜け出し、父ちゃんの車をこっそり拝借、ガールフレンドと…人気のない駐車場で、イチャついていたら(相手の女子はけっこうイケイケで、うまくいけば童貞卒業できそうな感じだったが)、車の中からSM写真が見つかっちゃって、相手の女子から変態扱い。女子はすっかり興ざめし“何事もなく”、翌日には仲間内に主人公が変態かのような噂が広まってしまう。

 

“自分のじゃない”と必死こいて弁解しても、噂はどんどん一人歩き…さらに本当の持ち主が“自分の父親”ということは容易に思いつくので、“自分と同じくらいクソ真面目なはずの親父がSM好きのど変態だった”ということにショックを受け悩みまくる。そして、親父の所持品などをこっそり調べ始めると、他にも“確定的な証拠”がわんさか見つかり、かつて町を震撼させた連続殺人の犯人の可能性まで浮上してしまう。オイラだったら、親兄弟友人知人でも…犯罪者とわかれば問答無用に警察にチクるけど(もちろんそんな経験はない)、16歳の少年は大いに悩む。

 

仕方なく…仲間内で“変人扱い”、殺人事件を調べるのに夢中になっている変わり者の女子(イチャついてたガールフレンドとは別人)に相談、親父が無実だという証拠をなんとか見つけようとするが…。最終的には、親父がシロなのか、クロなのかの決着をつけるわけですが、変わり者の女子と事件を調べているうちに、けっこういい雰囲気になっていくという青春味も強めに醸し出してくる(結局、ヤラせてくれなかった最初のガールフレンドなんて、もう過去の存在だ)。展開は凝ってるが、どうせなら“お母さんが真犯人でした”くらいのどんでん返しは欲しいかな?
 

真犯人、真相の意外性は薄く、そこまで驚くものではないけども…主人公と真犯人の駆け引きであったり、真犯人が犯行を再開したあたりの詳細なんかはわりかし面白く見れたんじゃないかな?犯行を再開した真犯人の“そこなんだ”っていうターゲットの好みとか…ブランクが空いてて、犯行の手際が悪くなってるところとか、そこまでギャグっぽい内容でもないんだけど、なんか笑えたよ。だいぶ老けてポチャってたので、最初は気づかなかったけど…主人公のママ役は実写版「スーパーマリオ」とか、「ブロークン・アロー」のサマンサ・マシスだった(一番の衝撃)。

 

 

監督:ダンカン・スキルズ

出演:ディラン・マクダーモット チャーリー・プラマー マディセン・ベイティ サマンサ・マシス

 

 

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DVD クローブヒッチ・キラー

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BURN/バーン(2019年)

BURN/バーン


WOWOWでエアチェックしてあった「BURN/バーン」を鑑賞…深夜のガソリンスタンド兼コンビニに強盗がやってくるも、情緒不安定な女性店員のせいで、とんでもない展開になっていくというクライムコメディ。日本では劇場未公開、2020年に配信&DVDリリースされていたアメリカの映画。意外と“この人、どこかで見たことあるぞ?”なキャスティングになっていて…強盗役のおにーちゃんなんかは、「ハンガー・ゲーム」シリーズにメインキャストの1人として出ていたジョシュ・ハッチャーソンだった。低予算感は強めだけど…演出や役者の芝居が小気味よく面白い。

 

とある田舎のガソリンスタンド…深夜シフトのバイトとして働くメリンダとシーラ。メリンダはどちらかというと地味な存在で、大変な裏方仕事なども率先して行い、片やシーラは、見た目も華やかで社交的なのだが、ストーカー気質の客に好意を寄せられ困惑することも。メリンダはシーラのことを羨みながらも、決して友好的な友人関係になることはなかった。ある晩、そこに銃を持った男がレジに金をよこせと要求。シーラはなんとか抵抗しようとするも、なぜかメリンダは男に協力的で、金庫の金も差し出す。そして自分も一緒に連れて行ってほしいと懇願するが…。

 

いうてもあくまで映画のヒロインなのでそこまで容姿がおかしいわけじゃないが(オイラだったらぜんぜんイケる)…根暗でオタクっぽく、存在感が薄くて、同性から気味悪がられそうな女子がですね、周りから好かれたい一心で、どんどん挙動がおかしくなっていく、結果的に情緒不安定なバカ女だったことが露呈する(容姿だけ見たらイケると思ったけど、物語を追ってるうちに…さすがにこの女ヤベー、無理だってなる)。一方のバイト仲間のねーちゃんの方は、彼氏もいるし、男性客にも好かれるし、好かれすぎてストーカーにも狙われる今風のサバサバ系ギャル。

 

そんな2人の前に強盗のあんちゃんがやって来る…見た目はなんか頼りなさげだけど(サバサバ系店員の方に普通サイズのコンドームを薦められる=馬鹿にされる)、リボルバーの拳銃を持っていて、レジの金をよこせと。ただし、昨今の事情として…クレカやら電子マネーの普及により、レジにそんなに金なんか入ってないわけよ。だからそれを理由に、サバサバ系店員が“金はない”と…きっぱりつっぱねるんだけど、なぜか根暗のヒロインの方が“事務所の金庫に金がある、私は取り出せる”とか言い出し、強盗に協力的…どうやら犯人が好みのタイプなのか?

 

そんなわけで、ヒロインが急に強盗にせまりはじめたのがきっかけで…どんどん状況がおかしくなっていく。強盗犯の方にも、“ガラの悪いバイカー軍団に脅されている”という、なんかトラブルらしき理由があり、バイトのねーちゃん2人には危害なんか加えるつもりはなかったんだけど、ヒロインの常軌を逸した行動により、計画通りに進まなくなり、逆ギレとかもしちゃうわけですよ。そうすると…今度はヒロインが“他人から拒絶された”と勝手に傷ついちゃって益々、突飛な行動に出る。後々、逆に拘束した犯人に精力剤を飲ませて、逆レイプしようとしますからね…。

 

一応、ジャンル的にはコメディって書いてあったけど、ドン引きして笑えない展開になることも(汗)まぁ、タイトルが“BURN”だけに、場所設定と合わせて、オチはなんとなく想像できてしまうものの、どこまで暴走するのか、ヒロインが何を考えてるのかわからない感じとかは、昔のコーエン兄弟のようなオフビートさもあって楽しめる。強盗犯のバックボーンをもう少し知りたい…実際にトラブル相手であるバイカー軍団が大挙してスタンドに押し寄せ、それがヒロインのピンチとして描かれるのだが、伏線回収は中途半端。あそこはもう少し話を広げても良かったかも?

 

 

監督:マイク・ガン

出演:ティルダ・コバン=ハーヴィー ジョシュ・ハッチャーソン スーキー・ウォーターハウス

 

 

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DVD BURN/バーン






 

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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年)

マリグナント 狂暴な悪夢


1つ前の投稿にアップした通り…PayPalから500円クーポンが届き、使用期限もあったから、とっとと使っちゃうと、Googleで映画のレンタルに利用することにしたんだけど、ちょうど本日からデジタル先行配信が始まっていた「マリグナント 狂暴な悪夢」(リンク先はアマプラ)があったので、これに決めた。オイラの視聴環境では特に意味がないんだけど、4Kまで対応できっかりクーポンを使い切る500円だった。ちなみに、さっき調べたらiTunesとアマプラはレンタル料が713円だったんだけど、たった数時間で両方とも値下がりし、今は509円になってましたよ…。

 

妊娠中のマディソンと夫デレクが住む家に何者かが侵入し…デレクを惨殺!マディソンも意識不明で病院に運ばれ、命に別状はなかったものの…流産してしまった。しかし、事件を捜査する警察は、マディソンがDV被害を受けており、過去にも流産の経験があることを突き止め、マディソンに疑惑を抱く。一方、マディソンは…何者かが殺人を犯す場面を目撃するという悪夢を頻繁に見るように!そしてその中の犯人がデレク殺しの犯人と同じであることに気づく。妹のシドニーに付き添われ、警察に事情を説明するも、最初は半信半疑で、まったく信用されず…。

 

夢か現実か定かじゃないところで事件が起き、事件発覚後はヒロインが実際に容疑者として疑われてしまう…ネット評などの事前情報で、昨年劇場で見た「ラストナイト・イン・ソーホー」と題材が似ている、被っていると聞いていたけど、“ああ、確かに”って思える部分もありつつ、映画全体の雰囲気は「死霊館」シリーズ、「インシディアス」シリーズのジェームズ・ワンらしく、もっとホラー度が全開な感じだった。冒頭、いかにも怪しい研究所(兼病院)で行われている治療の様子を意味深に描く過去シーンを経て、いよいよ現代に物語が移り、本筋へと入っていく…。

 

妊娠中のヒロインと、クズそうなDV夫が出てくるんだけど…その後、DV夫が惨殺されるという事件が起きる。その死に方が、捜査する刑事たちも驚くほど尋常じゃない。ヒロインも意識不明で病院に運ばれ、その後、流産が判明し、ショックを受ける。いかにも幸薄そうなヒロインとは対照的な妹が出てきて、姉を甲斐甲斐しく世話をする…一方で、刑事たちはDVの事実、流産の事実から、ヒロインを第一容疑者として疑い始める。まだ、このあたりは“なんだか怪しい部分”はいっぱいあるんだけど「ラストナイト・イン・ソーホー」ほど、奇抜な展開にはなっていない。

 

そして…事件の後遺症で、少しずつヒロインの言動が徐々におかしくなり始め、実際に不可解な現象なんかも起き始めるんだけど…そうこうしているうちに、唐突にフードをかぶった謎の人物が現れ、観光ガイドのオバチャンを拉致ったり、冒頭の過去シーンに出てきた研究所の関係者をブチ殺したりし(夫殺しの犯人と同一か?)、ヒロインはその殺人現場を、あたかも自分が目撃しているかと錯覚するような“悪夢”を見るようになると。それが複数回続いたことで、妹や警察に打ち明け、実際に“まだ発覚していなかった新たな殺人”が見つかり、より容疑が濃厚に!

 

パターンとしては、“ヒロインが犯人と見せかけて、真犯人は別にいる”か、“やっぱりヒロインが犯人というまんま”の二択くらいしかねーよななんて思い、あんなに献身的過ぎる妹が怪しいだろとか、意味深に担当の男性刑事に好意を寄せているCSI(科学捜査班)のねーちゃんも怪しいぞとか、そんなことをいったら最初からヒロインを疑ってかかっている女刑事もなんか胡散臭いかもとか、色々と勘繰っちゃうんだけど…ことごとく、こっちの想像を裏切ってくる。ってことは、やっぱりお前が犯人なのか?それとも幽霊、未知の生物、地球外生命体、悪魔の仕業か?

 

オイラ、そこまで詳しくないのでまったく見当はずれだったらゴメンナサイだけど、あくまでオイラが描いているイメージで、なんか“伊藤潤二の漫画”にありそうな話、展開、オチだったよね。それこそ漫画チックな馬鹿馬鹿しさもありつつ、しっかり怖くて、キモいんだよ。ホラー映画だったら、これくらいのことをやってくれなきゃなって感じの、大殺戮大会もしっかりあって、テンションが爆上がりしますよ。オチがわかっちゃうと、“どっかで見た感”はあるんだけど…オイラ的には10年くらい前に見た「エスター」と同じくらい、“そんなのアリ?”って素直に驚けたホラーだ。
 

 

監督:ジェームズ・ワン

出演:アナベル・ウォーリス マディー・ハッソン ジョージ・ヤング ミコール・ブリアナ・ホワイト ジェイク・アベル

 

 

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マリグナント 狂暴な悪夢(字幕版)

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PayPalの500円クーポンを使い、GooglePlayで「マリグナント 狂暴な悪夢」を借りた


年イチくらいで定期的に届くんだけど…PayPal(ペイパル)から500円クーポンが届いていた。これはPayPalを介したネットショッピング、デジタルコンテンツの購入などの支払いに利用できるもので、500円以下の支払いにも使えて、ちゃんと差額(お釣り)が返ってくる優れモノでもある…オイラも過去に何度か利用している(クーポンの適用手続きをし忘れて、ただ自分で料金を払っただけだったことや、GooglePlayの残高と併用払いを選択してしまい、中途半端にクーポンの差額が余ってしまったりという失敗を経験)。期限があるのでさっそく利用してしまおう!

 

500円あれば配信で新作映画が1本見れるわけよ…配信で映画を見る時は、Fire TV Stick経由でプロジェクターに投影して見ることが多いので、ウチの環境的にはiTunesの方が相性もいいんだけど、残念ながら日本のiTunesはPayPalに対応していない(海外だと対応してるところもあるらしい)。ということで、GooglePlay一択(最近は配信サイトもたくさんあるので、探すと対応しているところがあるかもしrないけど面倒)。ただ、GooglePlayも、Fire TV Stickで再生する時はYouTubeアプリを使用。そうすると高画質版でも、強制的にSD(480P)画質になっちゃう。

 

まぁ、有料の配信を利用する時は…HDとSDで料金が異なると、ケチって承知でSD画質をチョイスすることも多いので、タダで新作見れるなら文句は言わない。というわけで、何の映画を見ようか、借りようかとGooglePlayを物色したら、真っ先に“目に飛び込んできた”のがこの作品だった…「マリグナント 狂暴な悪夢」(アフィの関係でタイトルのリンク先は有料のアマプラです)。ちょうど本日1月19日からデジタル先行配信とのこと。ああ、これ見たかったヤツ、劇場公開時に評判が良かったけど、地元のシネプレックスじゃ上映してなかったんだよね…確か。

 

内容が酷似しているということで、やっぱり昨年公開された「ラストナイト・イン・ソーホー」(こちらは映画館で見た)とも比較されてましたよね。ちなみに、「マリグナント 狂暴な悪夢」は、配信サイトによりレンタル料金の設定にバラつきがあるので、ご自分の視聴環境等と照らし合わせ、検討された方がいいかもしれませんね。GooglePlayでは4K対応(ウチの視聴環境では関係ない)で500円、iTunesやアマプラだと713円でした。GooglePlayだと出費も0円で、クーポンも使い切る(GooglePlay残高のチェックをはずすのを忘れずに)。手続き後、明細確認、ちゃんと0円。

 

 

 

ちょうどクーポンと同じ500円でレンタル(4Kも対応) 

 

ちょうどクーポンと同じ500円でレンタル(4Kも対応)

 

 

iTunesだと713円だった

 

iTunesだと713円だった

 

 

クーポンを全額使い切るため、GooglePlay残高併用のチャックをはずす!

 

クーポンを全額使い切るため、GooglePlay残高併用のチャックをはずす!

 

 

ちゃんと500円引き…出費ゼロでレンタルできた♪

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ヒッチャー(1986年)

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故ルトガー・ハウアーが悪役を演じ、カルト的人気(ファンの人にカルトとか言うと逆に怒られる場合がある)の「ヒッチャー」がWOWOWで初放送されたのでエアチェック。昨年、2021年にリバイバル上映を経て、HDニューマスター版のブルーレイも発売。DVD時代にもいくつかバージョンがあったので、WOWOW放送版がどのバージョンに該当するか、自分にはわからないんだけど…少なくてもリバイバル上映&ニューマスター版ブルーレイの発売の恩恵で今回の放送に至ってると思う。若い頃にテレ東(木曜ロードショー?)で見てるけど、だいぶ記憶が曖昧。

 

預かった車を陸送するため、シカゴからサンディエゴへ向かう青年ジム・ハルジー…途中の砂漠地帯の道路を走行中に土砂降りの雨に遭い、そこでずぶ濡れになりながら立っていたヒッチハイカーの男を乗せる。しかし、その男の言動がどこか怪しく、“人を殺してきたのでは?”と恐怖を感じたジムは、無理やり車から追い出そうとする。攻防の結果…なんとか男を置き去りにすることができたのだが、その後も男は別の車をヒッチハイクしてジムを追いかけてきて、誰彼構わず殺しを続ける!警察に助けを求めるも、男はジムを犯人に仕立てようと画策していた!

 

映画自体は確かに見たことがあって、だいたいのストーリーは覚えてるんだけど、2000年代に入ってから作られているリメイク版で記憶が上書きされ、そのリメイク版も、当時レンタルか何かで1度見たきりなので、うろ覚え。さらには、この86年版「ヒッチャー」の脚本家が、脚本・監督を担当したロイ・シャイダー主演の「ジャッカー」という似たようなスリラーがありまして、それとも混同。まぁ、見てるうちに…そうそう、こんな展開だったと思いだしたけど。「激突」や「ロード・キラー」、最近だと「アオラレ」など類似映画は数あれど、やっぱり悪役ハウアーが強烈だ。

 

雨が降りしきる中、ヒッチハイクをして、主人公C・トーマス・ハウエル(若い頃のハウエルを改めて見ると、最近のフレディ・ハイモアにちょっと似てる)の車に乗り込んでくるルトガー・ハウアー…全身ずぶ濡れで出てくるあたり、雨の中で死んでいった「ブレードランナー」のロイ・バッティが蘇ったような錯覚をおぼえる。“みずもしたたるなんとか…”という表現もあるが、鼻のあたりから水滴がポタリと落ちる、あの助手席に座るハウアーのアップ映像、その後のたばこを加えた気だるげな表情とあわせ、なんともいえない“男の色気”を感じる…やっぱかっちょいいな。

 

コイツ、やべぇーヤツじゃんと悟った主人公が、なんとかハウアーを車の外へ放り出すことに成功するも…別の家族の車をヒッチハイク(用済みになったあとは殺したらしい)して追いかけてきて、再び恐怖が始まる。中盤のガソリンスタンドでの対決…車の運転席からマッチ棒を投げ捨て、そこら中に撒かれたガソリンに火をつけるというカット、そして火がスタンド全体に燃え広がって大爆発が起きるんだけど、爆炎越し、ギリギリのところで主人公の車が難を逃れて逃げ出すという…いかにも80年代っぽいアクションの見せ場が、最高にイカしてましたね、大好き!

 

同じような理由でハウアーの策略で犯人に仕立てられた主人公が、パトカーを奪い逃走、その後を保安官が乗ったパトカーが追跡するという、パトカー同士のチェイスシーン…追手のパトカーが2台同時にクラッシュして、一つの画面の中で、2台のパトカーが横転を繰り返し、大破するという豪快さがたまらない。宣材なんかで、わりとよくネットなんかでも画像を見かけるけど、クライマックスでハウアーが構えている(主人公も“同じ銃”を使うけど)フランキ・スパス12という散弾銃…鉤型になってるストックが特徴的で印象に残るよね。あの銃ははっきり覚えていた。

 

 

監督:ロバート・ハーモン

出演:C・トーマス・ハウエル ルトガー・ハウアー ジェニファー・ジェイソン・リー ジェフリー・デマン

 

 

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Blu-ray ヒッチャー HDニューマスター版

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ハウス・オブ・グッチ(2021年)

ハウス・オブ・グッチ

 

【鑑賞日:2022年1月17日】

 

先にイーストウッドの「クライ・マッチョ」を選んでしまったので、初日に見れなかったリドリー・スコットの「ハウス・オブ・グッチ」を…6ポイントで映画が1本見れるCLUB-SPICEのポイントを消費してタダで見てきた(12ポイントあったので、もう1本タダだぜ)。昨年の10月に同じリドスコの「最後の決闘裁判」を見に行って、その時にこの映画の予告をはじめて見たんじゃないかな?コロナの影響で公開スケジュールがめちゃくちゃになってる関係もあるのかもだけど、リドスコの新作を見に行って、もう次の作品の公開が約3か月後に迫っててなんかビックリした記憶がある。

 

父親の営む輸送業を手伝っているパトリツィア・レッジャーニ…ある晩、繰り出したパーティーで、偶然に“グッチ”創業者の孫であるマウリツィオ・グッチと出会う。マウリツィオに興味を抱いたパトリツィアは、偶然を装って再会を果たすなど強引にアプローチ…その結果が実って、マウリツィオもパトリツィアに好意を抱いていく。やがてマウリツィオの父ロドルフォに反対されながらも、2人は結婚。しばらくはパトリツィアの父親の仕事を手伝ったりしていたのだが…マウリツィオの叔父アルドの計らいで親子の確執も解消。やがてグッチの経営に携わっていくが…。

 

もともとブランド品とかに興味がないので…“グッチ”といえば“裕三”の方を先に思い浮かべちゃうレベル。ぶっちゃけ“グッチ”の創業者一族の話がどうたらこうたらなんてどうでもいいし、主演のレディー・ガガにしたって、奇抜なファッションをしている日本贔屓のねーちゃんくらいの認識しかなくて、たぶん監督がリドスコじゃなかったら、わざわざ映画館へ見に行こうとは思わなかったはずなんだけど…いや~、やっぱリドスコすげーな、こんなオイラでも冒頭からケツまで158分の長尺を、まったく飽きることなく鑑賞できてしまった。“グッチ”を知らなくても楽しめます。

 

こうしてあらためて見ると乳もケツもデカくて…なんかとんでもなくエロスをまき散らしているレディー・ガガが、ボンボン息子のアダム・ドライバーを“うまくハメて”、モノにしていく序盤から、色々な意味でスリルがあって面白い。エリザベス・テイラーみたいと褒められても…“私の方が楽しい”って、完璧にマウントをとってくるガガ様!明らかに肉食系でガンガン攻めてくるんだけど…グッチパパ、ジェレミー・アイアンズには教養のなさを見透かされ、あのバカ丸出しの会話とか、けっこう緊張感がある。それでも、息子本人の心は鷲掴みしており、結婚までこぎつける。

 

パパから“お前にはびた一文財産をやらんぞ”と勘当同然に家を追い出された息子ドライバーは、ガガ様の父親が営んでる運送会社に転がり込む。普通の人になったはずなんだけど…結婚なんて話になれば、しっかりマスコミに追いかけられるレベルの有名人であるドライバー。それを目ざとく見つけたグッチ叔父のアル・パチーノがすり寄ってきて、ドライバーとガガ様をビジネスに引きずり込もうとする。これが発端になり貪欲なガガ様は、“グッチ”という看板を背負って、のし上がることに目覚めてしまい…後に血で血を洗う“お家騒動”にまで発展していくと。

 

アル・パチーノが出てきたあたりから、急にマフィア映画感が三倍増しになった気もするのだが、ガガ様に関しては、どちらかというと「極道の妻たち」シリーズに出てくる、かたせ梨乃姐さんのように見えるのだった(笑)怪しげな占い師サルマ・ハエックに傾倒、助言を聞き入れ、女帝感を醸しだしパネェ貫録のガガ様だったが…逆に旦那の心が離れていってしまうという皮肉。いよいよ格差のツケがまわってきたか?旦那ももうただのお坊ちゃんじゃない。実話だし、事前情報もそれなりにあったので、物語がどこに向かっていくかはなんとなくわかっていたが…。

 

“グッチ”というブランド同様、レディー・ガガも今まではあまり興味はなかったんだけど、エロエロな魅力に、あらためて気づかされた。ただ、入浴シーンなどで胸のふくらみくらいはしっかり確認できるものの、カメラワーク等々卓越した撮影テクニックで、頑なに乳首は写していない(笑)エロさんのピークはアダム・ドライバーに抱えられて、セクシーなパンツを履いた尻がむき出しになるシーンあたりかな?グッチ関係者は事実と異なると批判・否定し、映画内でも“事実に着想を得た”という説明が出たので、どこまで本当か知らんけど、映画として普通におもろい。

 

 

監督:リドリー・スコット

出演:レディー・ガガ アダム・ドライバー アル・パチーノ ジャレッド・レトー ジェレミー・アイアンズ
 

 

【原作はこちらです】

ハウス・オブ・グッチ 上 (ハヤカワ文庫NF)

ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF)

ハウス・オブ・グッチ 上 (ハヤカワ文庫NF)ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF)






 

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