鎧 ― よみがえる妖怪たち(2025年)

最近、アマプラで見放題配信対応になった「鎧 ― よみがえる妖怪たち」を鑑賞…フランス人ラッパーのオレールサン(オレルサン)が本人役(または本人にそっくりな役)で主演したアクションファンタジー…身重の日本人妻と共に、日本へ移住をしたら、住み始めた家の井戸の中で、変な鎧を見つけ、試しに装着してみたら、夜な夜な妖怪に襲われるようになってしまう。この間、Apple TV(App Store)を物色してたら、配信購入が550円になってたので、ポチろうかなと一瞬考えたのだが、そろそろアマプラで見放題になりそうだったので、やめた…予想が当たった。
超人気ラッパーのオーレルサンことオレリアンは、忙しい音楽ツアーを終え…妻ナナコの出産に備えるため、ナナコの故郷である日本へ移住することに。2人は、田舎にある古民家で暮し始めたのだが…ある日、家の中にあった井戸の中へ、オレリアンは落下してしまう!そこで土に埋もれていた“鎧”を見つけ、腕のパーツを試しに自分の身体につけてみると、他のパーツも勝手に身体にくっついて、外せなくなってしまった!さらに、それがきっかけとなり…家の中には妖怪が出没するようになり、オレリアンとナナコは、夜な夜な妖怪と戦いを繰り広げることに!
オーレルサンとオレルサン…どっちが正しい、日本で浸透している表記なの?劇中のセリフの翻訳字幕では“オーレルサン”になっていたんだけど、エンドクレジット時に、フランス語(アルファベット表記)の上に振ってある“日本語のルビ”の表記は“オレルサン”になっていた。ちなみに、アマプラのサムネ画像では“オーレルサン”の方だったな。普段はラップなんぞにさして興味はないので、オーレルサンさん(ちょっとさんづけしてみたくなった)のことはよく存じ上げないのだが、一瞬、日本の俳優の城田優かと思った。城田優はハーフだから余計に似てるのか?
映画の内容は…ラッパーのおっさんが、調子にのって作っちゃった、俺様映画なフランス版「妖怪大戦争」といった内容。なんか、本人が楽しそうに役を演じてます。音楽活動に飽きちゃったから、映画に乗り出してきたのかな?冒頭、アーティストとしのツアーを終えて、完全オフな状態で、嫁さんと日本にやって来るという展開なのが…余計にそんなイメージを持たせるのであった。音楽活動をしていない時は、ただのヘタレなフランス人、一方、嫁さんは妊婦なのに、旦那とガチのスパーリングとか始める、なかなかアクティブな人物で、旦那は尻に敷かれてる。
腹ボテ妊婦(もちろん役作りの特殊メイク)が、めっちゃマジでアクションを繰り広げるのは、不思議なビジュアルだけど、意外と新鮮かもしれない。妖怪に襲われた時は、そんな妊婦を置いてきぼりにして、脱兎のごとく逃げるオーレルサン。後に、嫁さんからも“その件”をなじられ、一時的に剣呑な雰囲気にもなる。物語が進むと、主人公のこういう内面的なものが、妖怪出現現象にも少なからず影響していることがわかってくる。どうやら生まれてくる子供との向き合い方を見つめ直す…パタニティブルー(男性のマタニティブルー)をテーマに描きたかったみたい。
序盤のなんか行き当たりばったりな感じで、妖怪とのバトルを見せていくところは…完全に中二病な日本の少年漫画なノリ。っていうか、井戸で発見した鎧が、主人公の身体に勝手に装着しちゃうんだけど、鎧というよりは、「聖闘士星矢」の聖衣(クロス)みたいだった。出てくる妖怪たちのビジュアルは、わりとキモくて、存在感はあった。日本ロケで、日本の役者さんも出てるんだけど、こういう海外作品に出ると、微妙に演技が下手になるよね(笑)ツッコミどころも多いけど、そのハチャメチャが魅力。ちゃんと劇中のテレビ画面に昔の「ゲゲゲの鬼太郎」が流れる!
監督:デヴィッド・トマシェフスキ
出演:オーレル・サン クララ・ショイ 田邊和也 柳田ありす スクレード アブライ 籠田博美 奈良橋陽子
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ザ・プロフェッショナル(2001年)
![ザ・プロフェッショナル [DVD]](https://stat.ameba.jp/user_images/20261102/09/eigasuki/14/80/j/o0134019215837596616.jpg?caw=800)
ネトフリで配信が始まった旧作の新着映画「ザ・プロフェッショナル」を鑑賞…2025年に公開になったリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」とは別の映画。日本では2002年に劇場公開され、その後、DVDでリリース…現段階では未ブルーレイ化、アマプラでは未配信だった。当時、レンタルDVDで借りて鑑賞経験あり…ネットで調べると2002年12月にDVDが発売していて、たぶんそれから1年以内くらいには見ていると思う。このブログを始めたのは2004年11月なので、ザっと見た感じでは鑑賞の記録は残っていない、もちろん内容の記憶もだいぶ薄れていた。
凄腕のベテラン強盗ジョー・ムーアは、そろそろ引退を考えていたが、雇い主でもある裏社会の人間バーグマンがなかなか解放してくれない。ジョーもバーグマンに借金をしているため、強気に出ることができず、仕事の取り分でも揉める。結局、最後の仕事として、“スイスの貨物機からの金塊強奪”を引き受けることに。ジョーには、妻のフランと、信用できる仲間ボビーとピンキーがいるのだが、バーグマンは自分の甥ジミーをメンバーに加えるよう強要する。さっそく準備に取り掛かるも…仲間のミスで計画が頓挫!仲間割れが起き、計画の中止を決めるが…。
強盗団のリーダーに「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事、ジーン・ハックマン…頼りになる仲間に「ブローク・アロー」や「ロミオ・マスト・ダイ」、最近も「罪人たち」に出ていたデルロイ・リンドー、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」でテロリストを演じていたリッキー・ジェイ。ジーン・ハックマンには、ちょっと“不釣り合い”な若い嫁レベッカ・ピジョンもいる。基本、このメンバーで仕事をするのだが…仕事の仲介をする組織のボス、ダニー・デヴィートが、お目付け役として、甥っ子のサム・ロックウェルを仲間に加えるように強要。後に計画が綻びる原因にもなっていく…。
冒頭は、“いつもの4人”での宝石強盗…店の関係者にこっそりと睡眠薬入りコーヒーを飲ませてから、別の場所に仕掛けた爆弾で陽動をかけ(この陽動がこいつらの十八番の手口でもある)、その隙に、店へ押し入る計画だったんだけど、従業員の1人がコーヒーを飲んでなかったり、急遽、アドリブでその場を乗り切ろうとしたら、監視カメラにバッチリと姿が写っちゃったり…ジーン・ハックマンも、“とうとう焼きが回ったな”と悟って、そろそろ引退の潮時だなと考える。それを雇い主でもあるダニー・デヴィートに言っても、おいそれとは解放してくれなくて揉める。
でも、色々と弱味も握られてるので、“最後の仕事だ”と宣言し、仕方なく金塊強奪を引き受け、甥っ子サム・ロックウェルのチーム入りも認める。しかし、ド素人のサム・ロックウェルが計画の準備中に足を引っ張り、追い打ちをかけるようにリッキー・ジェイも凡ミス。これじゃあ、計画なんてとても遂行できないと、デルロイ・リンドーが怒り出して、仲間割れ。ジーン・ハックマンも、計画を断念せざるを得ないんだけど…実はこれ、“仕事をしたくなかった”3人による“小芝居”だった(笑)途中まではうまく騙せていたんだけど…結局バレて、金塊強奪計画も再開となる。
計画序盤、会話の中で、ジーン・ハックマンが、サム・ロックウェルに…突然“浮気の経験はあるか?”と訊ねるシーンがある。そのやりとりで、なんとなく予想はできたけど…ジーン・ハックマンの“若い嫁”レベッカ・ピジョンとサム・ロックウェルがどうやらそういう関係だった。ということで、チーム内での騙し合い、腹の探り合いありながら、金塊強奪計画が進んでいき、その後は争奪戦が展開されることになる。当時も同じような感想を抱いたけど…同じようなネタを、昔「ルパン三世」で見たな…みたいな(笑)いや、ルパンはもっと派手な“偽装”をしてたけどさ…。
強奪した金塊の運搬方法のアイデアは近いものがあった。登場人物が少なく、地味になった「オーシャンズ11」みたいな内容ではあるものの、ジーン・ハックマンの渋さには、このくらいのスケールの犯罪映画がシックリとくる。ハゲたおじさんでも、かっこよく見える代表格だったジーン・ハックマンの演技が存分に楽しめる、小粒な佳作という印象の作品。監督は、「アンタッチャブル」や「ハンニバル」の脚本家としても知られるデヴィッド・マメット。今までは中古DVDを買うくらいしか鑑賞する術がなかったこういう作品を、最近はシレっと配信してくれるな、ネトフリも。
監督:デヴィッド・マメット
出演:ジーン・ハックマン ダニー・デヴィート デルロイ・リンドー サム・ロックウェル レベッカ・ピジョン
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![ザ・プロフェッショナル [DVD]](https://stat.ameba.jp/user_images/20261102/09/eigasuki/b8/89/j/o0085012115837596621.jpg?caw=800)
ハイステーク:人生最大の大勝負(2026年)

正確な日付はわからないんだけど、最近になってアマプラの見放題に追加されたらしい「ハイステーク:人生最大の大勝負」を鑑賞…特にオリジナル作品ではないようだが、他のサブスクなんかではまだ見かけない作品だ。本国のアメリカでは今年の4月に映画祭で上映後に、配信スルーでリリースが始まっていた。「オースティン・パワーズ」のスコット・イーブル役でお馴染みセス・グリーン主演…いわくつきで、個性豊かな面々がホテルに集められ、大金を競う、ポーカー大会に参加することになったんだけど…実は、その大会自体に秘密があったよ的なお話。
政治家のトム・カートライト、セールスマンのビリー・グレイ、医者のスティーヴンス、刑事のクイン、高級娼婦のデヴェロー…お互いに面識のない男女5人がホテル“ル・ドゥ・シレーヌ”に集結。5人は企業の企画した抽選で、賞金2000万ドルを賭けたポーカー大会への参加資格が与えられた、参加者たちだった。5人の前に現れたのは司会兼ディーラーを務める自称俳優の男サミュエル・ニコラス。サミュエルの進行で大会概要の説明を受けた後、ひとまず各自の部屋で準備をはじめ、いよいよポーカー大会が始まる!やがて参加者たちの抱えた秘密が明らかに!
セス・グリーンの他にも見た顔がいっぱい…時々マットと間違えることもある、顔がソックリな弟ケヴィン・ディロンが刑事役で出てくるのをはじめ、海外ドラマ「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」のアル・バーン役で知られるディラン・ウォルシュ、海外ドラマのゲスト出演でよく見かけるダン・ブカティンスキー、「殺人を無罪にする方法」でレギュラーキャストの1人を務めていたチャーリー・ウェバーなど。ポーカー参加者の紅一点、お色気担当のセクシー美女(高級娼婦)を演じるエロイーズ・ラベル・アンダーソンは、端役でセガールの「沈黙の標的」に出てたらしい。
冒頭、寝室で寝ていた女性の家に賊が侵入…直ぐに幼い娘を起こして、クローゼットに隠れさせる。警察に通報しようとするも、結局、間に合わず…自分も別のクローゼットに隠れるんだけど、賊に見つかってしまい、持っていた銃で抵抗しようとするも、弾が出なかった!その後、賊に捕まり、自宅の階段から階下に投げ落とされてしまう!一方、クローゼットに隠れた娘の傍らに、なぜか大人の女性が1人!娘を気づかい、励ましながら、拳銃を手にして発砲、犯人を追い払ってくれる!ただ、妙な“違和感”もある…そして、お前はいったい何者なんだよという疑問。
実際に映像を見てる人は…たぶん、だいたい予想はつけられると思います。ここで、時が15年経過しまして…現代の話へ。上で紹介した役者たちが次々にホテルへやって来て、チェックインを済ませる。受付のフロント係(双子)やベルボーイらとの会話から…やって来た人たちがポーカー大会の参加者であることが判明。刑事、政治家、医者、セールスマン、高級娼婦と、経歴、職業も様々。そして、中でも一番、胡散臭いセス・グリーンが大会の司会兼ディーラーを務める人物だった。ゲーム開始前に参加者の過去も振り返るが、みんな何か隠し事がありそうだ。
そして、いよいよポーカー大会が開始…参加者たちは席に着き、セス・グリーンがベラベラとよく喋って、進行していく。セス・グリーン曰く、大会の様子はネット中継されているとのこと…。やがて1回戦目は、娼婦美女が勝利をおさめて、いったん休憩に入る。参加者同士で身の上話を語り合ったりしてるんだけど…1人になった時に、異変が起きる。刑事のケヴィン・ディロンは部屋がわからなくなり、ホテル内をさ迷った挙句、如何わしいパーティ会場に紛れ込んでしまうも、一度ドアを閉じると、平常に戻ってる。双子のフロント係曰く、ガスによる幻覚ではないかと。
政治家のディラン・ウォルシュ…大昔に死んだ嫁さんの“連れ子”と偶然再会、引き取って面倒を見なかったことを悔やむ。ここで、冒頭の事件が、政治家の嫁さんの身に起きたものだというのが判明。あの“幼い娘”が成長して出てくる。そういえば…高級娼婦のおねーちゃんと、冒頭で娘を助けた女性の姿が似ていて…。どうやら、冒頭の事件と、このポーカー大会には関係がありそうだ。他の者たちも、それぞれ休憩中に、不可解な現象を体験する。そう、ホテルから脱出できなくなっていたのだ!参加者たちの関係性は?いったい何が起きているのか…?
事情を知っていそうなセス・グリーンは、大会の途中退場を認めず、続行を促し、再びポーカーの勝負を行うことに!途中から、なんだ、やっぱり“そっち系なの?”な展開になる。そう、リアルなギャンブルものではなかったのよね。まぁ、金に目がくらんで、こんなところにノコノコやって来る連中は、多かれ少なかれ、何かしら闇を抱えているってことだよね。娼婦役のおねーさんは、チェックイン後の着替えシーンから脱ぎっぷりが良く、休憩中も自ら“部屋で自慰をする”と宣言、リップサービスではなく、本当に風呂場でオナり始める…うーん、一番の盛り上がりか?
監督:トニー・ディーン・スミス
出演:セス・グリーン ケヴィン・ディロン ディラン・ウォルシュ ダン・ブカティンスキー チャーリー・ウェバー
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ダリアン(1993年)

ネトフリで配信が始まった旧作映画「ダリアン」を鑑賞…現在でも現役バリバリで活躍中、女優アリシア・シルヴァーストーンの劇場映画、衝撃デビュー作!離れにやって来たイケメンの新聞記者に恋した未成年のアリシア・シルヴァーストーンが、段々とストーカー化していく、小悪魔系サスペンス!日本では円盤化されてないし、たぶん、他の配信サイトでの配信もないと思う…こんな映画をシレっと見せてくれるネトフリ、やはりあなどれんな。ジャケ画像はAmazonで見つけた海外盤ブルーレイ、当然日本語収録なし。VHSタイトルは「ダリアン/美しき狂気」。
若手のやり手ジャーナリストのニックは…職場が変わり、仕事場兼自宅の静かな住まいを探していた。何か所かの物件を見て回った後に、フォレスター一家が所有する離れのゲストハウスを気に入り、そこを借りることに決めた。一家には、もうすぐ15歳になる大人びた娘エイドリアン(ダリアン)がいて、何かとニックのことを気にかけてくる。ニックも美しいエイドリアンに最初は魅了されていたが、だんだんとエスカレートしていく彼女の態度に、距離を置くようになった。やがてエイドリアンは攻撃的な本性を現すも、証拠を残さない狡猾さも持ち合わせていて…。
原題は“The Crush”…どこから“ダリアン”という邦題がきたんだ、って感じだけど、劇中でアリシア・シルヴァーストーンが演じていたヒロインの名前です。ただし、ネトフリの配信の字幕表記は“エイドリアン”になってます。これには経緯があって…当時、本国のアメリカで、同名の人物からクレームが入って、急遽、キャラクター名を“エイドリアン”に変更したとか?日本では、もともとのキャラクター名“ダリアン”で公開されていたそうなんだけど…劇場で見てないので、公開時の字幕表記はわからない。Wikiなどネット情報を見る限り“役名ダリアン”となっていた。
なんか、VHSをレンタルビデオで借りた記憶はあるんだけど…別の作品と混同している可能性もある。アリシア・シルヴァートーンスが水着で誘惑するシーンとかは鮮明に覚えてるんだけど、予告や場面写真が載っていた映画雑誌か何かだったかも?当時は、“ダリアン”という言葉の響きから…“ダミアン(「オーメン」)”や「バタリアン」を思い浮かべ、もっとホラー寄りの作品なのかなって思ってたよ。まぁ、いわゆるストーカー映画なので(このころはまだ、ストーカーという言葉も、世間一般に、まだあまり浸透していなかったはず)、ホラーに近い怖さはあるけどね。
イケメンのジャーナリストのおにーちゃんが、金持ち一家の自宅にある、離れのゲストハウスを借りることになったんだけど…その家の14歳の娘アリシア・シルヴァーストーンに気に入られちゃって、モーションをかけられまくる。当人も最初はまんざらじゃないって顔をしてたんだけど、強引にチューとかされて、さすがに“未成年はマズい”と悟る。なんとか、距離を置こうと…会社の女性同僚をわざと家に連れてきたりするんだけど、まったく逆効果で、相手の嫉妬心に火をつけてしまい、ますます狡猾に、強引に、そして“敵”に対しては凶暴さや攻撃性を増していく。
アリシア・シルヴァーストーンの父親は、娘を溺愛していて…“悪い虫がつかないように”と、目を光らせている。万が一、間違いでも起こせば、殺されそうな雰囲気。結果的に、チューや覗き行為をしてしまった青年にも、後ろめたさがあって、アリシア・シルヴァーストーンはそこに、つけこんで、色々と画策してくる。それでも、男がモノにならないと知ると…青年の車を傷つけたり、青年の同僚ガールフレンドに牙を向けたり、他にも色々と犠牲者が出る。でも、本人曰く“飛び級”らしく、頭は賢いので、本当に証拠を残さない。さて、主人公は毒牙から逃れられるか?
繰り返し、“いわゆるストーカー映画”と語っている通り、展開自体にさほど珍しい点はないんだけど、とにかくアリシア・シルヴァーストーンの小悪魔的な魅力に観客、視聴者もメロメロになるだろう。確か、オイラなんかよりも1つくらい年下でしょ?そして、オイラが高校生の時に劇場公開やビデオリリースがあったから、撮影当時のリアル年齢と劇中の年齢設定って、そんなに変わらないんじゃないかな?やっぱアメリカの女優さんはエロエロだなって…えらく興奮し、ちょっぴり邪な目で、よくアリシア・シルヴァーストーンを見ていた、そういう同世代多いはず(笑)
監督:アラン・シャピロ
出演:アリシア・シルヴァーストーン ケアリー・エルウィス ジェニファー・ルービン カートウッド・スミス
【Amazonで見つけた輸入盤BDです!】
Blu-ray The Crush ※輸入盤、日本語未収録、リージョン未確認

嵐を呼ぶプレゼント(2026年)
ネトフリで配信が始まったオリジナル映画「嵐を呼ぶプレゼント(原題:Das Geschenk)を鑑賞…シングルマザーの主人公が、息子のために、完璧な誕生日会を計画するんだけれども、当の息子は全然乗り気じゃなくて、他の家族や招待したワルガキの暴走で、どんどんハチャメチャになっていくというドイツのコメディ。主演はジャンヌ・グルソーという女優さん…けっこう今までにもネトフリ作品には出演していて、オイラも昨年鑑賞している「エクステリトリアル」っていう、「フライト・プラン」みたいなママ頑張る映画に出ていた、その時もシングルマザーの役だったな。
シングルマザーのマルレーネは、完璧な母親になるため、息子テオのために入念な計画を立てた誕生日会を開くことに。父ハンス、弟のティモにも協力を仰ぎ…ティモが所有する豪邸を借りる。他に、友人のルーカスとジェニーも手伝ってくれる。やがて、誕生日会に参加する子供たちが到着、その中には問題児で有名なアルトゥルの姿もあった。遅れてやって来たティモは恋人のソフィアを同伴…いよいよ誕生日会がスタートするのだが、子供たちが集まっているのを知り、保護者会の会長、ジーモンのママがやって来た頃から、次第にトラブルが増え始める!
主人公はシングルマザーなので、暮らしぶりもいたって普通。一方、誕生日会の会場として豪邸(別荘?)を提供してくれた弟は、どこからどう見てもチャラい成金野郎。息子の誕生日会に、カノジョ同伴、ポルシェで乗り付けた弟に対して…ラッパーみたいと言い放つ姉。この弟が、見た目通りのトラブルメーカー…の1人である。平気で卑猥な言葉を連呼するし、誕生日プレゼントとしておもちゃの銃を持ってくるし。オイラなんかの感覚だと、別に構わないじゃないかと思うのだが…今の常識的な親は、“そんな物騒な物を子供に与えて”という考えらしいよ(笑)
ただ、息子は…そんなおじさんが大好きなんだけどな。そして、息子はジイジ…主人公の父親のこともけっこう気に入ってるんだけど、このジイジもかなりの曲者。どうやらヒッピー文化をこよなく愛してるようで、大麻の常習者でもあり(お気に入りのドラマは「ブレイキング・バッド」で、暇さえあればタブレットで視聴している)、最近になってピアスの穴も空けた。こんな奴らが揃えば、誕生日会が予定通りに進まないなんてことは予想できると思うんだけど…他にも、招待した子供の中にも、口の悪いクソガキが混じってて、とことん引っ掻きまわしまくると…。
そして、主人公は、自分の完璧なママ像を維持するために、堅物な保護者会の会長を母親に持つ子供も、招待してるんだけど…その保護者会の会長まで、逐一チェックにやって来て、その都度、トラブルの火消しに必死になる。特に、息子が弟(叔父)並みに汚い言葉なんぞ使った時は卒倒もの…どさくさにまぎれて、息子から“揺れるチ●コ”を隠し持っていることを暴露される!しょうがないだろ、シングルマザーなんだから、まだ若いんだから(笑)おもちゃの銃、大麻、ポルシェ、弟のカノジョ…その辺が伏線としてうまく作用しながら、怒涛のクライマックスへ!
最後はより絆を深めた“家族”でビッチを連呼!さすがに、教育上よくない過激な表現も多いので、ファミリー向けとしてはお薦めできないが…下品で、ハチャメチャだったけど、けっこう感動的にはまとまっている。要は、片意地を張らずに、お互いに耳を傾けあいましょうねってお話ですよね。最初に書いた通り、主人公のシングルマザーを演じたジャンヌ・グルソーは、同じネトフリ映画の「エクステリトリアル」でも、シングルマザーを熱演していたけど、作品内容も、役柄も180度違うので…やっぱ女優さんすげーなって思いましたね。意外と面白かったですよ!
監督:ヴァネッサ・ヨップ
出演:ジャンヌ・グルソー エディン・ハサノヴィッチ ハイナー・ラウターバッハ レヴィン・ヴォップ
【サントラのデジタル配信はこちら】
Das Geschenk (Soundtrack des Netflix Films)
コリジョン(2026年)
ネトフリで昨日から配信が始まったオリジナル映画「コリジョン(原題:Collision Course)」を鑑賞…金融不和に直面している2013年のスペインを舞台にした犯罪ドラマ、アクション。もちろんスペイン映画…奇しくも、昨日、アマプラで見た新着のオリジナル映画「アポカリプスZ:新しい世界」もスペイン映画。「アポカリプスZ」は未見だった1作目も一緒に見ているので…なんだかんだで、3作品連続、スペイン映画を見たことになる。こんなにスペイン映画を連続鑑賞するのも珍しい。よりによって、スペインで大きな列車事故が起きてしまったこの時期に…なんても思う。
金融危機後の2013年のスペイン…コンダル銀行の支店長エルネストが、朝いちばんで出勤。その直後、営業時間前にも関わらず、宝くじが高額当選したという老人がやって来て、特例で対応しようとするのだが…それは強盗団の狡猾な罠だった!老人を含め、変装した3人の男女が銀行に押し入り、支店長を脅して、貸金庫の暗証番号を聞き出す。その後、目的の貸金庫をこじ開けるも、目当ての品物がなかった。仕方なく、他の金品を奪って逃走するのだが…途中で事故を起こし、メンバーの1人が死亡してしまう!実は強盗には警察関係者の関与もあり…。
冒頭、狙われた銀行の支店長がいつも通り、朝いちばんで出勤してくるところから始まる…途中でコーヒーショップに立ち寄ったりするのも、どうやらルーチンらしい。まだ誰もいない行内に入り、仕事をはじめようとした矢先に、まだ営業時間前なのに、客がやって来る。もちろん、対応を断ろうとするんだけど…扉の外にいる老人の客が、ガラス越しに宝くじを見せ、“高額当選した”と訴える。支店長は特例で、その客の対応をすることにしたんだけど…その老人は強盗団の仲間だった!老人に続き、覆面姿の仲間が侵入してきて、どうやら女の犯人もいるらしい。
強盗団は支店長を監禁、拷問して…貸金庫の番号を白状させる。もともと、個々の貸金庫の顧客情報などを把握していたらしく、狙っている貸金庫があったんだけど、その番号の貸金庫を開けても、目当てのブツが見つからなかった。仕方なく、予定を変更して、手あたり次第の金品を盗むことに。後に、当初の目的がダイヤモンドだったと判明するも…逃走中の車の中で、仲間割れが勃発!最初に金庫を開けたヤツが、ダイヤを盗んだのではないかと。その直後…横から出てきた車に衝突される!最初に支店長を騙した老人が、その事故で死んでしまった!
残った犯人一味は、とりあえず証拠隠滅を図り逃亡する…。やがて、犯人の正体は、刑事(警官)の夫婦と、元警官、その息子で警察に捜査協力して警察署に出入りしている人物だったことが判明。さらには支店長までグルだった!現役刑事が犯行に及び、自分たちで捜査もするので…本来なら、事件は迷宮入りになってもおかしくなかったんだけれども、“死者”が出てしまったことで、歯車が狂い出し、徐々に捜査の手が迫ってくる!さすがに、もうあきらめるしかないんじゃないか…と思ったところで、話は遡り、逃走中の事故を起点に、物語が再スタートする。
これ、いわゆる羅生門スタイルの作品だったのか?もし、逃走中に死んだ犯人の1人が、別の人物だったら、どういう展開だったのか?というのを何度も繰り返すことで…徐々にストーリーが先まで進んでいくんだけど、まぁ、どんなにあがいても、いずれ犯行は露見する、犯罪に手を染めた時のリスクは大きいぞという話であり、正直者はバカを見る、なんだかんだで一番あくどい、庶民の敵は金貸し(銀行)なんだよなという話だったってことよね(笑)YouTubeの予告動画のサムネがまさに、銀行の支店長なんだけど…被害者のフリして、悪そうな顔してるよな!
監督:ダニエル・サンチェス・アルバロ
出演:ライア・コスタ カラ・エレハルデ ルイス・サエラ タマル・ノバス アルバーロ・セルバンテス
【オイラもネトフリ視聴はFire TV Stickです!】
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アポカリプスZ:新しい世界(2026年)
アマプラで本日から独占配信が始まったオリジナル映画「アポカリプスZ:新しい世界」を鑑賞…スペインのゾンビ映画です。新作なので見ようかなと思ってたら、本作は既に配信が始まっていた「アポカリプスZ ~終末の始まり~」の続編らしいとわかり、前作を見てなかったので、慌てて先に前作の鑑賞も行った。というわけで、ようやく新作の方なんだけど…続編は続編でも、世界観を継承した、新しい主人公の視点のお話だった。ただし、前作の主人公の“その後”もちょっとわかりますし、橋渡し的に前作の登場人物も出てくるので、見ておいて損はなかった。
2025年・春、カナリア諸島のラス・パルマスでサーフィンを楽しんでいたロベルトだったが…世界中で蔓延していたTSJウィルスのせいで、非常事態宣言が発令されたのを機に、生活が一転してしまう!その後、欧州最後の避難先だったカナリア諸島に生存者が殺到し、ラ・グラシオーサ島での隔離失敗なども起こる。諸島内で医療物資や食料が不足、治安と移民対策のために徴兵制が導入された!徴用兵として軍の仕事に従事していたロベルトは、調達業で荒稼ぎしているプリチェンコに弱味を握られ、参加した物資調達任務で横流しの手伝いをするハメに…。
※感想内で前作の主人公についてのネタバレを記述しています
まずは…ウィルスの蔓延、その後、国ぐるみで非常事態宣言が発令され、対ゾンビの政策が色々と行われているよという世界観の説明を、新しい主人公視点で描き直しながら、前作の設定を補管するような感じで、物語は始まる。今回の主人公は、影響力があった政治家の息子なんだけど…サーフィンを満喫中に、空港閉鎖などの隔離処置に巻き込まれた様子。ちょうど1作目の主人公が、空港で足止めをくらったのと同時期だと思われる。その後、しばらく時間が経ち徴用兵となり、正規兵たちにこき使われながら、雑用をこなしているのが現在の状況だ…。
ここで、軍の人間と癒着して、物資の調達、横流しなどをやっている重要人物として、前作で主人公と行動を共にした(最初は悪党の仲間だったけど、主人公と意気投合して命を助け合った)、ヘリパイロットのオッサンが出てくる。前作では、悪党に撃たれて、死にかかったりもしたんだけど…すっかり大物になってます。そして、彼の口から、サラリと“前作の主人公が死んだ”と語られ…主人公が飼ってた愛猫だけが出てくる。このオッサンが、今回の主人公の弱味を握って、物資の横流し計画に引きずり込むんだけど、その最中にゾンビとの戦闘が激化する!
もう1人、前作に登場した重要人物が出てきて…病院の看護師として、主人公と出会い、やはり助け合った女性も軍人になっている。ヘリパイロットのオッサンとも、前作では行動を共にしていたんだけど、現在は決別しているようで…お互いに立場が違う。まぁ、このあたりは…あくまでファンサービス、というか、前作の主人公に何があったのかを説明するために出てきた程度の役割でして、そんなに物語には深く関わってこない。物語といっても、ゾンビ世界で生き残るためのサバイバルを丁寧に描いた前作とは違い、完全にゾンビと戦うアクションが主体になった。
ミリタリー要素も強めで、ゾンビ映画で「ブラックホーク・ダウン」みたいな戦闘をやってるなとか…ゾンビの群れに囲まれ、襲われ、籠城して抵抗するところは「要塞警察」っぽいなとか。今、引き合いに出した2作品は、それこそ倒しても、倒してもゾロゾロと現れ続ける敵に、まるでゾンビ映画だなって思ったことがある2作品なんだよね。本編時間も前より20分くらい短く、意外とサクっと見れてしまった。本当は鑑賞は明日にしようかなと思ったんだけど…前作と続けて、今日見ちゃったよ。本作も新鮮味はなかったが、対ゾンビの銃撃戦は迫力があり、充分に及第点。
監督:カルレス・トレンス
出演:カルロス・アルカイデ ホセ・マリア・ヤスピク フリア・マルティネス ベルタ・バスケス タマラ・カセージャス
【アマプラ視聴に利用できます!】
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アポカリプスZ ~終末の始まり~(2024年)
アマプラで、新作のオリジナル映画「アポカリプスZ:新しい世界」が本日から配信開始となった…これはどうやら、2024年に配信が始まっている「アポカリプスZ ~終末の始まり~」の続編らしい。最近は、けっこう率先してアマプラのオリジナル映画は見るようにしてるけど、これは見逃してたな…ということで、前作を先に鑑賞することにした。“アポカリプス”というタイトルからなんとんく察せられると思うけどゾンビ映画です、製作国はスペイン。本編時間1時間58分…現段階でAmazonの評価だと5点満点中★3.3点、IMDbだと10点満点中★6.1と、まあまあな数字。
夫婦のマネルとフリアはマネルの姉夫婦の家を訪れた帰り道、車の中で口論となり、その直後…交通事故に巻き込まれてしまう!幸い、マネルは助かったが、フリアは帰らぬ人となる…。それから1年、フリアのことを引きずっているマネルだったが、世界では、感染すると人が狂暴化するTSJウィルスが爆発的に広がっており、地域によっては国境が封鎖される事態になっていた。自宅で1人で生活しているフリアも、姉のベレンから、ロックダウンになる前にまだ安全な自分たちのところへ来るようにと説得され、応じるのだが、出発直前に空港が閉鎖されてしまう!
1年前に事故で嫁さんを失った主人公、嫁さんの死を引きずって1人寂しく生きていた。そんな中、世界では謎のウィルスが驚異的な速さで蔓延!一説によると旧ソ連の生物兵器らしいとの噂もあり…感染すると、人が狂暴化、つまりゾンビになってしまうと。主人公は常に連絡はとりあっている姉夫婦から、ロックダウン前に、合流して、一緒に暮らそうと誘われ続けていて、いよいよヤバイとなったところで、渋々と誘いに応じることに。愛猫を連れて、空港までやって来たまでは良かったが…搭乗手続きの順番待ちをしているところで、空港が閉鎖されてしまった!
そこで、自宅へ戻る選択をする主人公だったが…既に、道は大渋滞!途中で身動きが取れなくなり、いち早く、車を乗り捨て、徒歩で帰宅とするという判断をする。なんとか地元にたどり着くも…ご近所で“隔離措置”が行われていたり、狂暴化して駆除されるところを目の当たりにしたりして、ショックを受ける。なんとか自宅にたどり着き…連絡がとれた姉からも、自宅に留まった方がいいとアドバイスされる。実は義兄が軍関係者で…ウィルスに関して、他の一般人よりも少しだけ情報通。その姉に、電話ができなくても、メッセージを送ればとりあえず既読になる。
しかし、状況はどんどんと悪化…最初こそ、自宅待機を勧めていた政府からも、強制的に隔離施設へと連行されそうになる。それでも姉の助言を守り、居留守でなんとか強制退去を逃れた主人公…己の判断で、しっかりと生き延びて、2週間が経つんだけど、さすがに食料が底をつきはじめ、家の外へ出なければならない状況に!いよいよ、ゾンビが蔓延る世界での、本格的なサバイバルが始まる。まぁ、やってることはロメロの「ゾンビ」や、ダニー・ボイルの「28日後...」と、そう大差がないかなといった印象。この世界でのサバイバルな描写はけっこう丁寧だ。
主人公は船を所有していて、ダイビングとかもするので水中銃を持っていた…後にゾンビと頻繁に遭遇するようになると、この水中銃がけっこう活躍する。発射したシャフト(金属の矢)はしっかりと回収するし、途中で補充したりもする描写があったりもするのが、芸が細かいなと。また、食料調達中に、意外な生存者と遭遇。けっこうドラマチックな展開もあったりするんだけど…最終的に、主人公は1人での脱出を決行する!電波に乗って流れてきたメッセージを受信し、他の生存者との合流を模索する展開も…もはや鉄板、この間のリドスコの映画でもやってた。
まぁ、だいたいこの判断が誤りってパターンが多いんだけどな…。その前に、わりと主人公は、考えが甘くて…こんな状況下で、自分が持ってる船が無事なわけがないだろうって話。途中、子供のゾンビと出会って驚くのは、この間の「バイオハザード」の新作映画でも似た展開があったな。その後も、ゾンビより人間の方が醜いじゃないか展開とか、そうはいっても、まともなヤツとの新たな出会いもあってというお約束展開!移動手段を見つけて、姉家族と合流できさえすれば、きっと状況も好転するはずだと信じて…(だからその考えが甘い!)行動を続けるが…。
ゾンビと、それ以上に醜い人間と…激しくぶつかり合うクライマックス!はたして主人公と新たな仲間は無事に脱出できるのか?一応、主人公が生き延びるのか、死んでしまうのかなハラハラドキドキもありつつ…いいところで、“あっ、コレで終わりなんだ”っていう、けっこう意味深なラストだったので…続編は必然かな?オイラの場合、続編が既にあると知った上で見てるので、特に結末の不満もないのだが、それこそ配信開始直後の2年前に見ていたら、印象も違ったかもしれない。一応、今日配信の続編も続けて見る予定だけど、鑑賞、感想は明日になるかも?
監督:カルレス・トレンス
出演:フランシスコ・オルティス ホセ・マリア・ヤスピク ベルタ・バスケス イリア・デル・リオ マルタ・ポベダ
【アマプラ視聴に利用できます!】
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花緑青が明ける日に(2025年)
![花緑青が明ける日に 豪華版 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/41-zJNeyycL._SL500_.jpg)
WOWOWでエアチェックしておいた「花緑青が明ける日に」を鑑賞…なんか覚えにくく、小難しいタイトルのアニメ映画だなとは認識していたけど、内容まではよく理解していなかった。ネットでチラリと場面写真みないなのも見かけたこともあったけど…なんとなく、アーティスティックな作品なのかもしれないな?というイメージは抱いていた。実際にWOWOWの解説などを読むと、監督が日本画家という異色の経歴を持っているという話で…やっぱりなと思った。Amazonのアフィ画像(Ameba Pick)は、ジャケ画像単独のものがなかったので、場面写のものを選ぶ。
神奈川県の二浦市…再開発で立ち退きを迫られている“舗の花火工場・帯刀煙火店”。店主・榮太郎が、蒸発する前に作っていた幻の花火“シュハリ”を、息子の敬太郎が、なんとか受け継いで、完成させようとしていたが…詳しい製作方法も解らず、四苦八苦していた。兄の千太郎は地元の役所勤めで、目前に迫る強制代執行にも関わる身なので、なんとか穏便に敬太郎に家から引きずり出したいと考えていた。そこで、東京に出て行った2人の幼馴染、式森カオルを無理やり帰郷させ、敬太郎の説得に協力させるのだが、カオルもまた過去に思いを馳せ…。
「ルックバック」のアニメを見た時に、原作漫画を読んだことはないけど、“漫画がそのまま動いているよう”なアニメだなって思った。本作でも、それと似た印象を抱きまして…“イラストがそのまま動いてるよう”なアニメだなと。今までも、イラストそのままみたいなアニメって、いくつか記憶に残っているものもあり、自分が覚えてるものだと「サイダーのように言葉が湧き上がる」なんだけど、あちらはもっとポップなイラストという感じで、それとはまたちょっと異なる画風、色彩感覚。あまり“絵画”に詳しいわけでもないんだけど…特に背景の印象から水彩画をイメージ。
ただ、動いているキャラクターなどは…普段見ているアニメより、もっと異質なものになっているのかなと思いきや、色使いが“淡い”って以外は、普通に見れたな。自分は湯浅政明作品とか、最近だと表現が独特すぎた「ChaO」とか、カリカルチャが強めの作品って、ちょっと苦手で、本作にも勝手に同じようなイメージを抱いていたんだけど、まったくそんなことはなかった。そして、このビジュアルだけでも充分にインパクトがあるのに…劇中で、登場人物の酩酊状態を表現するのに、急に実写素材や、ストップモーションアニメの手法を使うのに驚かされたな。
物語の中の現実が絵画みたいで、対する非現実的な描写に実写を使うという…やっぱり作り手のアーティスティックな拘りが感じられるよね。また、こんな淡い、美しい映像で、花火職人を目指した若者たちの繊細な心を描いているにもかかわらず、中身は“権力に立ち向かう”話でもあって、とっても熱い(花火だけに)ドラマになってました…そういうところもなんだか意外でしたね。正直、無知なオイラは“花緑青”って何だろうなところもあったんだけど、唐突に登場するシュハリという言葉にも戸惑う。守破離…芸術における師弟関係のあり方から来てるのか?
失踪した花火職人の父親が作ろうとしていた…幻の花火の名前、概念であり、その説明をまったく受けていなかった息子が、父親への思いなどを込めて、自分なりの解釈で、シュハリという花火を作ろうっていう話なんで、たぶん、そういうことなんだろうとは思うけど、普段、日常的に使う言葉じゃないので、いきなり言われると、何だろうって思うよね。ちなみに作品舞台は架空の地名“二浦市”…“三浦市”をモデルにしてるんじゃないかと思われるけど、決してオイラややらかした誤字ではないので念のため。WOWOW放送でもサラウンドが良好、環境音がリアル。
監督:四宮義俊
出演:萩原利久 古川琴音 入野自由 岡部たかし
【DVDソフトの購入】
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マーズ・エクスプレス(2023年)

WOWOWでエアチェックしておいたフランスのアニメ映画「マーズ・エクスプレス」を鑑賞…劇場公開時から話題になっていたので、タイトルは知っていたが、当然、地元の映画館なんかでは公開してくれないので、見ていなかった。正直、海外製のアニメだし、そこまで期待はしていなかったのだが…なるほど、日本のアニオタでも見やすい絵柄、題材だ。DCとかのアメコミ原作の独特なアニメよりは、ぜんぜん、こっちの方が好みだな。吹替えが話題になっていたが、鑑賞は字幕版…WOWOWだと吹替え版の放送は1か月先。アーカイブ配信では両方見れる。
23世紀、人類は火星にまで生活圏を広げ、ロボットとの共存も当たり前になっていた。女探偵のアリーヌは、アンドロイドの相棒カルロスと共に、地球へ向かい…ロボット解放運動に関与するハッカー、ロベルタを捕まえる。依頼人は2人の軍隊時代の同僚でもある、火星の大企業の社長クリス・ロイジャッカーだった。地球から戻ったアリーヌたちは、新たな依頼を受ける。それはショウという人物から、行方不明になった大学生の娘ジュンを探してほしいというものだった。ジュンは“ロボットの脱獄”に関与した疑いが持たれた後、ルームメイトと共に姿を消していて…。
人間とロボット(アンドロイド)が共存している世界で…ロボット絡みの事件が起き、ロボットの反乱へと発展していくと、この手のSF作品では手あかがついた内容ではある。「攻殻機動隊」や「イノセンス」をどこか彷彿とさせる展開もあれば…ジョーダン・ピールも実写映画「NOPE/ノープ」で再現していた「AKIRA」の金田のバイクの横滑りを、車にアレンジしてやったりもしている。前述通り、美術などを含めトータルで見ると絵柄や作風はかなり好みなんだけれども…日本のアニメと比較して、欠点があるとすれば、キャラクターデザインはなんかちょっと地味なところ。
主人公の女探偵と、その女探偵が依頼を受けて探している失踪者の女性とかも…見た目が似てて、最初、どっちがどっちだかわからなかった。見てて思ったのが…メインを含めキャラクターの容姿が、なんか押井アニメに出てくるモブキャラみたいなんだよ(笑)西尾鉄也さんが描く、モブのオジサンとか、オバサンみたいなキャラクターばかりなんだよな(笑)あと、ガチガチのSFなのに、見た目がグロテスクな有機体(デバイスなのかな?)が出てくるんだけど…そういうところはクローネンバーグが入っているのかな?そこは「イグジステンズ」っぽかったよね?
序盤の空港シーンか何かに出てきた子供型のロボットも、だいぶディフォルメされてたので、最初はわかりづらかったけど…髪型を見て、そうかアトム(下条じゃないよ…鉄腕の方だよ)のオマージュなのかと理解した。女探偵と、その相棒のアンドロイド(もともとは人間なんだけど、戦場か何かで死んでいて、アンドロイドとして復活)も、どことなく「攻殻機動隊」の草薙素子とバトーを彷彿、まぁ「攻殻機動隊」は素子の方が全身義体だけどな。吹替えだと相棒アンドロイドの声がSARU版「攻殻機動隊」でバトーを演じた安元洋貴らしいので、今見ると余計にシックリ。
手がサーベルになっている刺客が追いかけてくるところは、まんま「ターミネーター2」だったな…クライマックス近くで、自転車を漕ぐ女探偵の姿は、「機動警察パトレイバー2 the MOVIE」で野明とニケツする遊馬の漕ぎ方にちょっと似てる。膨大な数の様々なロボット(よく見ると、色が変わってるだけの同じデザインが混じってたりもするけど)が列をなして、目的地へ進み続けるシーンなんかは、今敏監督の「パプリカ」に出てきた“悪夢のパレード”を見ているような、なんともいえない異様な気分になる。そういえば、11月1日よりアマプラでも見放題になるそうです。
監督:ジェレミー・ペラン
出演:レア・ドリュッケール マチュー・アマルリック ダニエル・ンジョ・ロベ マリー・ブーヴェ
【アマプラでは11月1日より見放題配信対応!】


