勝手に映画紹介!?

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雑感:Hulu配信開始、八神瑛子-上野中央署 組織犯罪対策課- 第1話~第2話

 

Huluで、新作のオリジナルドラマ「八神瑛子-上野中央署 組織犯罪対策課-」が本日より配信開始となった…全5話だが、全話一挙配信ではなく、初回のみ1~2話の配信開始で、以降は毎週金曜日に新作エピソードが追加されるとのこと。額面通りに受け取れば…1か月加入すれば、最終話まで見れる計算。さっそくAmazonでHuluチケット (1ヵ月利用権)|オンラインコード版を購入(アマギフの残高があったので)…「十角館の殺人」の時に利用した、今年の2月~3月以来の利用再開。他にも見たいオリジナルドラマの配信も始まってるし、ちょうど良かったよ…。

 

このドラマは、オイラも読んでいる深町秋生センセイの警察小説“組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ”の映像化。過去にはフジテレビが米倉涼子主演で単発のスペシャルドラマとして、原作の1作目を映像化している。今回は、製作発表時の深町センセイのコメントで“シリーズの1~3作目の三部作が連続ドラマという形でたっぷり描かれている”と仰られていたので、当然、初期3部作が原作になっているのだろうと判断…オイラも原作を読んだのは10年以上前の話なので、小説版の詳細な内容も忘れていたし、気合いを入れて、しっかり原作の再読も行った

 

そして、ついでにフジテレビ版のドラマも再鑑賞…原作、フジテレビ版と今回のHulu版の比較もばっちりできる状態で、いよいよドラマの1~2話の視聴を始めた。正直、フジテレビ版も、決して出来が悪いわけじゃないんだけど…米倉涼子が別作品の有名な女医さんみたいに見えちゃって、なんかオイラが原作小説を読んでイメージしていた瑛子姐さんではなかったんだよな。そこへいくと…予告で見た黒木メイサの方が、イメージ通りってわけではないんだけど、原作の凛々しさと荒々しさの両方を再現できていそう?アクションの動きも良さそう…と期待はしてた。

 

なんだけど…ああ、米倉のイメージ以外は、わりと“原作に忠実なところもあったフジテレビ版”と違って、原作の内容をいったん解体し、だいぶシャッフルした大胆なアレンジになってるな。やっぱり既に原作1作目の「アウトバーン」をフジテレビで映像化しちゃっているというのも影響があったのかな?今、1~2話を見た限りだと、細かい設定回りの補足という形で、1作目の内容(原作通りではない)を都度、回想みたいな形で取り込みつつ、原作では3作目になってから出てきた登場人物たちなんかを前倒しで物語に絡めながら、2作目の内容から始まっている。

 

このHulu版の世界では…千波組組長の娘が殺された事件、それにまつわる千波組のゴタゴタなどは描かれず、その上で、既に八神瑛子が、自分の夫の死の真相を突き止めるために、裏社会の人間とズブズブになっているという、本作の“お約束”な設定は引き継がれていて…みたいな。だから、ドラマ序盤のメインストーリーは、瑛子と麻薬組織から送り込まれた外国人暗殺者“グラニソ”の死闘になる感じなんですね。原作だと、グラニソや半グレと揉めるのは、また別の組なんだけど、関係が込み入っていて複雑なので、ドラマは千波組にしちゃったのね。

 

原作との違いがいっぱいありすぎて…どこが違うのか、列挙するだけでも大変なんだけど、他に、大まかなところでは…3作目で出てきた新宿署の刑事たちが、原作では2作目で描かれている事件にもガンガンと口出ししてきて、特に新宿署の五条なんかは、原作のイメージがまったく異なるので、原作通りの結末に向かっていくのかどうか、けっこう未知数、まぁ、なるんだと思うけど。あと、悪に染まった瑛子を毛嫌いする先輩刑事で、捜査一課の川上が、ドラマだとショカツの直属の上司に変更。瑛子のボディガードの元レスラーの里美はたぶん登場しない。

 

その代わり、中国人マフィアのボス英麗(ドラマだとカタカナ表記のインリー)が飼っている中国人の若い女が、里美ポジションのオリジナルキャラクターとして登場。元レスラーを演じるようなごつい女優より、もっとキレイどころの可愛い女子をキャスティングしたかったという大人の事情もあるのだろう。あとは、フジテレビ版にもあったけど、本来は男性だった登場人物を女性に変更するといったアレンジを、フジテレビ版とはまた別のキャラクターでやってたりします。あと、瑛子が支給された銃ではなく、裏で隠し持つ銃がワルサーPPKって誰の趣味だよって感じ。

 

正直、なんか期待すぎちゃったところもあるけど…うーん、これだったらフジテレビ版の方が良かったかな?なんて、ちょっと思い始めてるオイラ。ただ、フジテレビ版では手を抜いていた、アクションと暴力描写はそれなりに頑張っているので、本格的なガンアクションが展開されると予想される次週配信の3話などは、ちょっと楽しみではあるんだけどな。一応、雑感という形で、最終話前までは毎週、気になる部分をこうして列記していき…あらためて最終話まで見た後に、シリーズ全体の感想をまとめたいと考えている。今日は遅いので、これでおしまいにする。

 

 

【八神瑛子はHuluで配信中ですよ】

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シャークゾーン(2025年)

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WOWOWで今年も恒例のサメ映画特集…とりあえずラインナップは一通りエアチェック済みなので、放送順に消化している最中。全部で5作品あったんだけど、放送では当たり前のようにぶっ続け、1日で全部やってました。尺は短いものも多いので、オイラも1日で2本くらい見れるかななんて思ってたんだけど、結局、1日1本ずつでしか消化できていない。そんなわけで4作品目の「シャークゾーン」を鑑賞…ここにきて真打登場か?みんな大好きパチモノ映画でお馴染み“アサイラム”のサメ映画です。ちなみにラストの1本も実はアサイラム作品なのを確認済み。

 

海上に投下されたドラッグを回収にやって来た密売組織のクルーザーが、サメの大群に襲われ沈没してしまう!表向きは、地域の有力者として振舞う組織のボス、レベレンドは…クルーザーと連絡がとれなくなったことに激怒。レベレンドから信頼されている部下のジャレスやシャーロットが回収現場へ派遣されることになった。一方、亡き夫の形見のクルーザーに乗って、休暇を楽しんでいたジア…ダイビングの最中に、海底で“お茶の瓶”が散乱しているのを発見し、回収するのだが、中から麻薬の塊が出てきた。そこへジャレスたちのクルーザーがやって来て…。

 

WOWOWの番組ページに記載されている“あらすじ”または、Amazonの商品ページに記載されている公式な“あらすじ”には、いわゆるネタバレだろって情報が平気で書かれているので、本作を近日中に鑑賞予定の方はご注意ください。そして、公式がその情報を書いちゃってるくらいなんだから、厳密には“ネタバレってほどのものじゃない”のかもしれないとオイラも判断し…以降、感想の中で、その件について記述する予定でいますので、あらかじめご理解ください。情報なしで楽しみたい方は、オイラのこの文章も読まないでね、ちゃんと警告したからね。

 

ということで、オイラが書いた“あらすじ”通り…冒頭は、サメの大群に襲われる麻薬組織のクルーザーから。海上に投下された、密輸品を回収に来たんだけれども、その海域にはサメがウジャウジャ。組織の人員の多くはオッサンなんだけど…一番、下っ端だと思われる若いおねーちゃんが、“海の中に入って、荷物を回収してこい”って、無茶ぶりされて、あっけなくサメの餌食になる…犠牲者第1号。その後、おねーちゃんを捨て駒にしたオッサンたちも次々と襲われて、全滅してしまう。サメはわりと誇張された動きをする、アサイラムらしいややチープなCGを多用。

 

タイトルバック明け…いったん話は5年前に遡るも、これは密売組織のトラブルに巻き込まれてしまう、主人公女性の境遇を描くための回想シーン。直ぐに、冒頭と同じ時系列、クルーザーが襲撃された後の時系列に戻る。主人公女性は、“休暇”を使って、亡き夫との思い出に浸るため、形見のクルーザーに乗って、沖へ出て…ダイビングや釣りを楽しむ予定だったんだけど、途中で、海底に散乱する“お茶の瓶”を発見し、回収…中には麻薬の塊が隠してあった。これこそが密売組織が血眼になって探している“ブツ”なんだけど、アレ、女性は意外と冷静だな。

 

一方、回収に向かったクルーザーとの連絡が途絶え、荷物も届かないことに激怒した組織のボスは、腹心の部下たちに、原因究明と、ブツの早期回収を命じる。指揮を執るのは組織の古参メンバーの黒人なんだけど、最近、組織内で力を伸ばし、ボスにも一目を置かれている女に対抗心を燃やしていて、この女が実質上のナンバー2。それ以外に、スナイパーとして採用された新人女性、密輸のシステム構築なども担当しているパソコンオタの男、あとは腕力担当のオッサンが数人…これが新たな回収チーム。準備を整え、さっそく連絡が途絶えた海域へ向かう。

 

しかし、そこには先客=主人公女性のクルーザーが停泊して、釣りを楽しんでる最中だった。まさか、サツじゃねーよな?と警戒しながらも、何食わぬ顔で、回収作業を始めたんだけど…案の定、前任の回収班を襲ったサメがまだ残っていて…回収作業中のメンバーが襲われる!そうこうしてるうちに、主人公騒動も“何か騒がしい”と気づき、回収中のメンバーがサメに襲われているとわかると、すかさず助太刀して、サメの撃退に一役買う。なんだけど、ますます組織側は女性を怪しみ、とうとう本性を現し、銃で脅しながら“回収作業を手伝え”という展開になる。

 

最初は、回収チーム内で一番非情そうに見えたナンバー2の女が、“サメを撃退した恩人だ”という理由で、主人公女性に“情けをかけるように”と進言するのが意外というか、違和感。リーダー格の黒人は、殺す気満々だったけど、作業を手伝わさせる方針に転換する。犯罪者と同じ現場に居合わせてしまったがために、主人公側が作業を手伝わされるという展開自体は、同じ特集で先に見ていた「ジョーズ 異次元の怪物」や「ディープ・ウォーター」にも似てるかなって思ったけど、この先で独自な展開が…そして、その部分こそが“ネタバレじゃん”な話に繋がる。

 

繰り返しになるけど、ソフトメーカーが書いてる公式の“あらすじ”にも載ってるので、“ネタバレすんじゃねーよ”って怒らないでくださいよ。ってことで、書いちゃいますけど…組織側が危惧していた通り、実は主人公女性は、DEA 麻薬取締局の捜査官だった!ただ、休暇中っていうのは本当だったんだけど、自分が狙ってる組織の一味だってわかって、この機会にぶっ潰してやろうと、行動を開始したわけなのよ。はたして、サメの脅威を潜り抜け、組織を壊滅させることができるのか?というお話。この部分以外にも、いくつか“どんでん返し”的なサプライズはあるよ。

 

監督は、サメ映画の怪作であり、昨今のサメ映画ブームの立役者の1人といっても過言じゃない、「シャーク・ネード」シリーズのアンソニー・C・フェランテ。どちらかというと、本作にもあのノリ、テンション感を求めたいところだが…実はそんなでもなく、サメ映画としては、いたって普通な感じだった。そうなんだよ、最近の“アサイラム映画”自体が、昔のようなB級、C級…Z級のような作品が減っていて、それなりに見れちゃうクオリティなんだよ。本作も、たまにCGがチープなの意外は、特に面白おかしく茶化すような場面もなく、見てる間は退屈しなかったよ。

 

 

監督:アンソニー・C・フェランテ

出演:アンジェラ・コール ジョニー・レイミー スティーヴ・ハンクス アシュトン・リー ヘクター・ベセラ

 

 

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LAST BREATH ラスト・ブレス(2024年)

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WOWOWで今年も恒例のサメ映画特集…とりあえずラインナップは一通りエアチェック済みなので、放送順に消化している最中。ということで、3作品目となる「THE LAST BREATH ラスト・ブレス」を鑑賞…イギリスとスウェーデンの合作。戦争末期に沈没した米戦艦を発見したダイバーたち、その直後に、知り合いたちがやって来て、その場所でダイビングしたいという話になるが、ダイビング中にサメが現れてパニックになる!というお話。2023年に山岳事故(?)で他界したイギリスの名優ジュリアン・サンズの遺作…2025年製作の「ラスト・ブレス」とは別作品です。

 

1944年、第二次世界大戦末期の英領バージン諸島で沈没した米戦艦USSシャーロット…老ダイバーのリヴァイは、生涯をかけてこの“船”を探していたが、周囲の人間はあまり本気にはしていなかった。ある日、助手のノアがダイビング中に、海底に沈んだ“シャーロット”を発見!世紀の大発見に、本来は正式な届け出なども必要なのだが、ちょうどバカンスに訪れていたノアの友人たち、その中でも裕福なブレッドの希望で、船内の探索が決定。実はリヴァイが借金を抱えていて、断り切れなかったのだ。ノアは友人たちを連れ探索ダイビングを行うのだが…。

 

今のところ、特集を放送順に消化…どの作品も、決して“おバカなB級”ではなく、それなりのクオリティ、ちゃんとした作品だ。個人的には2本目に見た「ディープ・ウォーター」など、サメ映画という括りの中では斬新さもあって、けっこう面白く鑑賞できたんだけど、それと比べてしまうと…ややテンプレ気味すぎるサメ映画ではあったかなという印象もある。ただ、本格的な水中撮影も多いし…沈没船の探索シーンなどは、サメが出没する前でも迫力あり。幼少期に「007 サンダーボール作戦」に触れた影響で、本格的な水中撮影がある作品はテンションが上がる。

 

冒頭は第二次世界大戦末期の戦場で、米戦艦が魚雷の直撃をくらって爆発炎上、沈没するシーンから始まる…そして、生き残った乗組員が、海上を漂ていると、サメが現れ…という意味深なカットがあって、フェイドアウト。タイトルが表示され、物語のメイン舞台である“現代”へと話が移っていく。ジュリアン・サンズ扮する老ダイバーは、長年、冒頭の沈没した米戦艦を探し求めていたんだけど、なかなか夢がかなわず、周囲の人たちも、本当にそんなものがあるのか半信半疑の状態だった。しかし、一緒に働いている助手の青年が、とうとう海底に眠る船を発見!

 

後の説明では…直前に大きな嵐があって、海底の状況が変化し、砂に埋もれていた船体が、見えるようになったため、発見に至ったとのことだ。本来なら、海上のルールで、然るべきところへ発見の届け出をしなくちゃいけないんだけど、ちょうどそのタイミングで、助手のおにーちゃんの、学生時代の仲間が遊びに来ていた。その中には、元カノや、その元カノの弟でやたらリッチマンのいけ好かない男、オタク風のなよっちいいヤツと、いかにもグループ内で二番手“若干派手目”な女と、その後の役割もなんとなく想像できる、わかりやすい登場人物が勢ぞろい。

 

案の定、いけ好かないリッチマンが、札束で頬を叩き、届け出前に“俺たちに潜らせろ、探索させろ”と言い出す。最初は、きっぱり断るんだけど…老ダイバーが借金をしてて、金が必要だったため、リッチマンの申し出を受けることに。助手のにーちゃんは“(お前)1人だけ”という条件を出すんだけど、“金を払ってるのは俺様だ”と、全員引き連れてのダイビングを主張、結局…希望に従うことに。翌日、米戦艦の沈没地点に向かい、老ダイバーは船でお留守番、助手のにーちゃんと男女4人の友人たち、計5人で…沈没した米戦艦の探索ダイビングが始まる。

 

冒頭の過去シーンを抜かすと、サメが出てくるまでに、尺の半分くらいを費やすけど、出てきたら、出てきたで、こちらが見たいシーンは一通り、見れる。まぁ、コイツとコイツは生きて戻れないだろうななんて、ある程度の予想もつくが…。最初に襲われた犠牲者を、医者だという元カノが、水中で“ER”みたいに本格的な応急処置を始めて、ちょっと面白かった。沈没船の医務室の中に、治療道具とかあって、水中でそのまま使えるのかよ?とか、あまり見たことがないシーンだよね。ジュリアン・サンズの遺作というのを意識して見ると、彼の見せ場が、余計に切ない。

 

 

監督:ヨアキム・ヘーデン

出演:キム・スピアマン ジャック・パー アレクサンダー・アーノルド エリン・マレン ジュリアン・サンズ

 

 

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Hulu版ドラマの配信開始前に…フジテレビ版を再鑑賞「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」

米倉涼子主演ドラマ「アウトバーン」のポスター

 

7月24日から配信サービスのHuluで、深町秋生センセイの“組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ”を原作とする配信ドラマシリーズ「八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-」が始まる。先週は、配信ドラマの開始に備えて、今回の原作となる小説シリーズの初期3部作を再読、そこからの流れで、以前、フジテレビでドラマ化された、米倉涼子版「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」も再鑑賞。自分は初回の地デジ放送に加え、BSフジでの再放送も録画してあって、今回はBSでの録画版で再鑑賞を行った。わりと定期的に、BSフジでは再放送してる印象だ。


あっ、ただ…例の米倉のスキャンダル以降は、どうなんだろう?放送されたことがあったかな?そこまでは調べてないや。配信での扱いもあって、見ようと思えば、比較的容易に鑑賞することはできる…アマプラでも、別途料金が発生するサブスクチャンネルの“FOD Channel for Prime Video”へ加入することで、視聴可能だそうだ。余裕がある人は、Hulu版と見比べてみるのもいいかもよ。個人的には、初見時から“米倉じゃない感”は抱いていた…誰がいいのかというのは、特定の役者を思い浮かべてるわけじゃないんだけど、米倉じゃ、なんか役が軽すぎる。

 

今回も久しぶりに再鑑賞してて…どうにも、白衣を着てる某女医さんの姿がチラついて仕方がなかった、局が違うのにね。っていうか、共演している人たちも、気のせいかX感ない?まぁ、当時の売れてる役者さんをキャスティングすると、こうなるってことなのかもしれないけど。今見ると、12年前の米倉のルックスは、そう悪くはないかもなと思いつつも(ケツとか注目しちゃったし)、やっぱアクションがな、ヘボい。そこへいくと予告で見たHulu版の黒木メイサの方が、ちゃんと暴力的な感じはする…原作にある凛々しさと荒々しさのブレンド具合はHulu版に軍配か?

 

キャリア署長との関係も…原作と比べるとチャラい、もっとギスギス感があってもいい。本部長が原作ではオッサンだったのに、ドラマだとオバンサン(演じるのはアンパンマンの戸田恵子)に変更になってたんだな…そして、腹黒い本性とかが前面的に見えてくるのは、それこそ原作では3作目に入ってからだったんだけど、ドラマではそれっぽい伏線を既に入れていた。のくせに、フジテレビは続編を作らず、伏線は投げっぱなしで終わってしまったけど。斎藤工や陣内孝則といった米倉と関わるヤクザ連中のビジュアルは、意外とイメージは近かったんじゃない?

 

わりと、今回小説を再読してても…フジテレビ版の2人のイメージに引っ張られたところはあるな。原作では、八神瑛子と近い年齢だと思われる中国マフィアの女ボス、英麗姐さん…このフジテレビ版では岩下志麻が演じてて、大胆なアレンジだなって、当時も思ったけど、わりと嫌いじゃなかった。Hulu版だと、このポジションはりょう(オイラ的には塚本信也監督の「双生児」のイメージが強い)が演じていて、原作寄りの設定に戻ってるんだなって思った。Hulu版のキャラクター紹介に、元プロレスラーの里美が載ってないのが気になる、ちゃんと出てくるのかな?

 

 

2014年08月10日投稿:アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子(2014年)を一部修正し、再掲

 

上野中央署組織犯罪対策課の刑事・八神瑛子は、同僚の刑事たちに金を貸し、見返りに情報を入手。それどころか、ヤクザたちも対等に渡り合っていた。ある日、千波組の組長の娘・香澄が惨殺されるという事件が発生。しばらくして、同様の手口の殺人が再び起きる。警察は同一犯の可能性とみて、捜査を始める。そんな時に、情報屋として懇意にしている千波組の甲斐から、兄貴分の戸塚を紹介された瑛子…戸塚は香澄殺しの犯人を警察よりも先に教えてほしいと頼み、報酬として3000万円を提示。どうやら戸塚は復讐を考えているらしいのだが…。

 

2014年8月9日にフジテレビの土曜プレミアム枠で放送されたスペシャルドラマ「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」…「果てしなき渇き」を映画化した「渇き。」に続き、深町秋生の警察小説「アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫)」の実写映像化で、オイラもドラマ放映時に発刊されていた小説シリーズ3作目まで読了済みだった。主役のダーティーな女刑事に米倉涼子、その女刑事がツルんでるヤクザに、某連ドラへの出演で人気急上昇中の斎藤工…他、渡部篤郎、陣内孝則、西田敏行、岩下志麻といったベテラン、大御所も顔を揃える。

 

映像化の話を聞いたときは、けっこう嬉しかったものの…主演が米倉だってのがちょっとひっかかったな。男勝りキャラという点では悪くないのかもしれないけれども、オイラ的には…それこそ宝塚の男役出身のような、もうちょっと厳つい女優をイメージしてたんだよね。なんか、米倉だと軽すぎる印象が…。案の定ですね、ドラマ全体からシャレオツ感みたいなのが漂っていまして、深町秋生の原作にある、いい意味での下品さみたいなのが欠けているような…そこが深町作品の魅力だと思うだけど。映画の「渇き。」を見た後だと余計に物足りなさを感じる。

ストーリーの方も…だいぶ端折りが目立ちましたね。瑛子姐さんの破天荒な部分ばかりクローズアップされてまして、ちゃんと捜査(情報収集)している部分が省かれ過ぎなんですよね。いきなり、事件の絵図を描いた黒幕との直接対決に入ってしまうクライマックスなど、けっこう唐突な感じであり、アレレって思った。本来なら情報を整理してから黒幕と対決なんだけれども、黒幕と対決しながら、何があったか瑛子姐さんが推理を披露するという形での説明になり、相手から自白を引き出すみたいな展開だった。原作に近い仕掛けはちゃんと残ってたけど。

あとは、やたらと正義の味方を強調するのがね(自分でも言い切っちゃってたし)…なんか原作のイメージからかけ離れてるような。一応、原作と同じ目的なんかもあってですね、原作同様、今後の続編を期待させるようなフリもちゃんとしてるんですけど…瑛子姐さんが、金と真実に固執する本当の理由なんかは、もっと最初から前面に出してても良かったんじゃないかなって思ったね。一通り、事件が一段落してから、とってつけたように、瑛子姐さんがどうしてあんなダーティな刑事になってしまったのかという説明が語られてました。

原作ファンから見た、気になるマイナス点ばかり挙げてしまいましたが…良かった点もありましたよ。原作を読んでる時は、もうちょっと若い設定をイメージしてたんだけれども、瑛子姐さんが付き合っている中国マフィアの女ボスの英麗さんが、“極妻”の岩下志麻とか狙いすぎなキャスティングはけっこう気に入りました。“ゴッドマザー”なんて呼び名がぴったりとハマる貫録です。瑛子姐さんがのボディガード役、元レスラーの里美が、南海キャンディーズの静ちゃんとか、相変わらず演技は下手くそだったけど、ビジュアル面ではイメージにぴったりだったかなと。

たぶん、数字次第では続編もありえるでしょうね…「ストロベリーナイト」みたいに、続編は連ドラでってパターンがあってもいいかもしれない。でも、原作の下品さを忠実に描くなら、劇場映画でやってほしいかななんても思うわけで…。原作の2作目なんかは、瑛子姐さんのアクションの見せ場が増えていたりするので、米倉涼子にはもうちょっと頑張ってほしいかな?今回も拳銃を構えるシーンなんかがあったんだけれども、運動神経のいい米倉でも、あまり様になっていないと感じる。あと、もう変なファンサービスのコスプレなんかはなくてもいいですから(笑)

 

 

演出:西浦正記
出演:米倉涼子 渡部篤郎 斎藤工 寺島進 陣内孝則 戸田恵子 西村雅彦 岩下志麻 西田敏行

 

 

【Prime VideoのFOD Channel for Prime Videoで視聴可能】

アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子

アウトバーン マル暴の女刑事 八神瑛子 ドラマポスター






 

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先週の読書:「アウトバーン 」「アウトクラッシュ」「アウトサイダー」※八神瑛子シリーズ再読

八神瑛子シリーズ3冊の書籍カバー

 

7月24日から配信サービスのHuluで、深町秋生センセイの“組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ”を原作とする配信ドラマシリーズ「八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-」が始まる。過去にはフジテレビが米倉涼子主演で小説の1作目のみをドラマ化したことがあるんだけど…今回は主人公の八神瑛子役を黒木メイサにバトンタッチし、原作小説の初期3作品「アウトバーン 」「アウトクラッシュ」「アウトサイダー」を映像化するという話なので、ドラマ化の一報を知った時から期待してた。黒木メイサが瑛子役っていうのはやや未知数で不安要素でもあるけど。

 

若手時代も演技がめちゃくちゃ巧かったっていう印象でもないし、最近まで女優業も休んでいたからブランクだってあるし…大丈夫か?って思うけど、今さら米倉で続編を作られるよりは、まだマシかもしれない。そして、テレビ放送ではなく、配信ドラマなので…深町印のバイオレンス要素の描写なんかも、けっこう過激に再現できるのでは?まぁ、まだ見る前なので、なんとも言えないけど…Huluは綾辻行人センセイの「十角館の殺人」や「時計館の殺人」を忠実に再現してくれた実績もあるので、楽しみだ。そんなわけで原作小説を引っ張り出し、予習したよ。

 

とりあえず今回のドラマの原作になっている3作目までを再読…オイラは4作目まで過去に読んでるのかな?手元にある実物の小説はやっぱり4作目の「インジョーカー」までだったけど、調べたら電子書籍で5作目の「ファズイーター」を所持していた、いったいいつ購入したんだろう、すっかり忘れてた(汗)電子書籍はkindleとBOOKWAKERを中心に使ってるんだけど、たまに利用するソニーのReader Storeで購入してたよ。たぶんポイントかクーポンの消化で購入したんだろうなと。もちろん1~3作目、シリーズ順に読み進めました…先週はこの3冊を読了です。

 

 

 

2011年7月発行の深町秋生著「アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子」…別ブログで読書の記録が残っているのは2012年2月以降で、2016年5月に続編の2作目「アウトクラッシュ」を読了した時の感想があったんだけど、この1作目の方は見つからなかった。ということは、発刊された2011年7月から2012年2月までのどこかで読んでるはずなんだけど…もう、いつ読んだのかは正確には思い出せない。そしてかれこれ14~5年前の話になるわけなので、当然…細かい、内容も忘れてた。ただ、この1作目は前にもドラマ化されてるので、覚えてる部分も多かった。

 

冒頭、既に上野署の組織犯罪対策課でブイブイ言わせている瑛子姐さん…単独で中国人の男を追っているんだけど、それは正規の捜査ではなく、懇意にしている中国マフィアの女ボスの依頼によるもの。一方、世間を騒がす女子大生殺しの捜査に関連して、所属する組織犯罪対策課の後輩と共に、地元ヤクザをマークしている。というのも、その殺された女子大生というのが、そのヤクザの組長の娘だった。表面上は堅気の娘を装ってもいたので、捜査の本筋は“ヤクザの抗争”などとは関係ないとみているんだけど、念のため瑛子姐さんたちがマークしている。

 

そんな時、やはり懇意にしている“この組のヤクザ”の仲介で、幹部と面会…これまた“犯人の情報が欲しい”と頼まれる。そのヤクザ幹部は、自分達で犯人に落とし前をつけたいらしい。もちろん、まっとうな警察官なら、ヤクザに情報を流すことなんて言語道断なわけだけど…瑛子姐さんは、意味深な態度で、ヤクザとも駆け引き。そして、こうした一連の瑛子姐さんの非合法な行動を危険視しているのが、キャリアの署長で…知合いの公安刑事を使って、瑛子姐さんの素行調査を命じている。瑛子姐さんは、ピンチを本能で回避し、様々なトラブルに対処していく。

 

その行動力の背後には…数年前に自殺した“夫”の存在があった。実は、夫の死が、殺人だったと信じている瑛子姐さんは、裏社会の人間たちから、証拠を得ようとしていた。だから、署長のチンケな横槍になどかまっているヒマはなかったのだ…という感じのお話。何事にも物怖じせず、男勝りに突き進む瑛子姐さんの活躍ぶりが痛快なんだけれども、極道を描いた裏社会ものらしさを活かした“事件の意外性”なども味わえ、瑛子姐さんの人脈を中心とした、個性豊かな登場人物も魅力的に描かれている。“夫の死”以外は、一通り話に決着がつく感じかな?

 

 

 

2012年3月発行の深町秋生著「アウトクラッシュ 犯罪組織対策課 八神瑛子Ⅱ」…読書ブロクの記録によると最初に読了したのは2012年5月とのこと。わりと発刊から近い時期に読んでたんだな。1作目の事件が解決してから数か月後…前作では投げっぱなしのままだった“夫の死”に関する情報を得るため、裏社会の情報に精通するヤクザの親分(1作目で娘が殺された)と面会することになった…もちろん、そんな“警察官にあるまじき行為”を天敵のキャリア署長が見過ごすわけがなく…新たな監視者を瑛子姐さんに差し向けるんだけど、コイツが酷いクズで。

 

一方、瑛子姐さんは、親分との対面で、情報の提供と引き換えに、けっこうな無理難題を押し付けられる。その頃、瑛子姐さんの所属する上野署の管内で、“指紋を焼かれた手首と、切り取られた舌”が見つかり、猟奇殺人として捜査が行われることになるんだけど、これが瑛子姐さんの押し付けられた難題とも、密接に関わることが、追々わかってくる。実は、裏社会では麻薬絡みの抗争が激化していて、関東のヤクザと関西のヤクザがバチバチやってるんだけど、関西系はメキシコのカルテルとも手を組んでいて、そこから暗殺者が派遣されてきていた!

 

そう…瑛子姐さんは、先頭に立って、このメキシコからの暗殺者を排除しなければならなくなってしまったのね!とにかく、この暗殺者がヤバい。協力しているヤクザ連中もビビるほどの、とんでもないヤツ。果たして、瑛子姐さんはこんなヤツと戦って勝てるのか?そして、署長が放ったクズい刺客もいるわけで…。今回は、メキシコの暗殺者側の描写なんかも詳細に、並行して描かれていく。瑛子姐さんの行動も、警察官よりも、よりアウトローな印象が強くなり…ストーリー自体も、アクションに特化していたかなと。ページ数は前作より多いけど、サクっと読める

 

そうそう、今回読んでいて…シリーズ2作目で、主人公が異国からの暗殺者と対峙するといシュチエーションに、そうか深町センセイは、「新宿鮫」シリーズでいうろことの「新宿鮫Ⅱ 毒猿」をやりたいのかと、納得するのであった(笑)まぁ、あくまでオイラの勝手な想像ですけど…けっこういい線いってるんじゃない?この2作目でも“夫の死”に関する話は、読者的に進展はないんだけれども、“明らかに3作目で動きがあると思われる”確証は得られる終わり方になっている。今は続編が5作目まで出てるけど、当初は3部作で完結みたいなことを言われてたもんね…。

 

 

 

2013年6月発行の深町秋生著「アウトサイダー 犯罪組織対策課 八神瑛子Ⅲ」…読書ブログの記録によると最初に読了したのは2013年8月。当時の帯にも書かれているが、一応“シリーズクライマックス”となっている。1作目から続く、主人公、八神瑛子の復讐にひとまず決着がつく。初見時の自分の感想でも“このまま、シリーズを続行し、新たな敵に立ち向かっていくのか、それとも今回で終了してしまうのか…個人的には瑛子姐さんの活躍をもっともっと読んでみたい”と記しており、期待通り、この作品以降はナンバリングを外した形でシリーズが継続中だ。

 

2作目では、自分の復讐とは間接的なつながりで、メキシコカルテルが送り込んできた凄腕の暗殺者と対峙した瑛子姐さん…その後始末が済んで、日常に戻っている数か月後が舞台。瑛子姐さんを悪徳刑事と認定している宿敵のキャリア署長が、これまでの経緯を振り返る体で…すこしばかりシリーズ全体のおさらい情報なども提示。クライマックスに向けての準備に入っていたというのも、シリーズを続けて読んでいるとよくわかる。その一方で、キーマンとなるような初出の登場人物も多数。今まで出てきてなかった、瑛子姐さんの仲間もいたりするのよ。

 

また、その一方で、瑛子姐さんが今まで以上のピンチに…もしかしたらカルテルのあの殺し屋よりもやべーんじゃないかって思えるような敵と相対することになるんだけど、その敵の正体が、これまたヤバかったって話。300ページを超えていた前作と比べると、1作目に近い266ページと、若干こぶりなボリューム…なんだったら1~3作目の中で一番ページ数が少ない。途中までは、本当にクライマックスまで話が進んだっけ?なんて思いながら読んでいたが…途中からスピードアップして、怒涛の真相解明、夫殺しの真犯人との直接対決へとなだれ込んでいくのね。

 

なるほど、こういう決着のつけ方だったか…あのキャリア署長、けっこういい仕事してるじゃない。あの部分、映像でどのように描かれるのか?楽しみだな…ドラマ版の情報をネットで見ると、けっこう細かい設定は変更になってるところもあったので、まんま忠実にってことはなさそうだな。それは先に映像化したフジテレビ版にも当てはまるけど。とりあえず、シリーズ3作目まで再読完了、ドラマの配信が始まる前に見終わって良かった。シリーズ4作目まで読み終わってる(意外と最近だった)、5作目は未読だが電子書籍で購入してたのを思い出した、今度読もう。






 

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ディープ・ウォーター(2025年)

ディープ・ウォーター、巨大ザメと襲撃。

 

WOWOWで今年も恒例のサメ映画特集…とりあえずラインナップは一通りエアチェック済みなので、放送順に消化している最中。ということで、鑑賞の2本目はオーストラリア映画の「ディープ・ウォーター」…なんとなく過去の有名サメ映画のタイトル、「ディープ・ブルー」と「オープン・ウォーター」を足して2で割ったような、適当に付けた邦題感バリバリなんだけど(笑)原題は“Fear Below”で…意味は、ググった時に表示されたAIくんによると“水深下の恐怖”や“底に潜む恐怖”と訳されるとのこと、“底知れぬ恐怖”を表しているなんて、うまいことも言ってました(笑)

 

第二次世界大戦終結直後のオーストラリア…ニューサウスウェールズ銀行から、金塊を強奪したマドック率いるギャングだったが…運搬中に運転をしくじった部下のせいで、金塊を積んだ車が川へ転落してしまう。怒ったマドックは運転手を容赦なく始末し、車の引き上げを地元の潜水業者に依頼することに。マドックはアーニーという男が経営する業者に回収を依頼するも、実際に潜水作業をする他の社員は女性のクララと、黒人のジミーだったことから、難色を示す。結局、アーニーたちに仕事を任すが、なんと車が沈んだ川には巨大なサメが出没し…。

 

作中で、特に詳細な年代表記は出てこなかった気がするんだけど…金塊を盗んだギャングたちの古風な出で立ち、乗ってる車、そして他の登場人物を含む、関係者たちの会話から、戦争終結直後の時代だっていうのはなんとなく理解できる。4人のギャングたちは、金塊を強奪し、2台の車に分かれて、運搬をしていたんだけど…下っ端たちが運転する金塊を積んだ車の方が、道を踏み外し、川へ転落、そのまま川底に沈んでしまう。運転手と助手席にいた男は助かって、岸に這い上がって来るんだけど…冷酷なボスは、無能な運転手をその場で射殺してしまう。

 

一方、最近仕事がめっきり減ってしまった地元の潜水業者…経営者のオッサンと、社員は若いおねーちゃんと、黒人のあんちゃんだけなんだけど、経営者のおっさんは、このままでは給料も払えないと嘆き、昼間っから飲んだくれている。そこへ前述のギャングがやって来て、川に落ちた車の引き上げを依頼される。もちろん依頼主の怪しい雰囲気、詮索は一切するなという契約条件、高額報酬など…最初から、“かなり胡散臭い依頼だ”と承知しながらも、背に腹は代えられぬと、依頼を引き受けるオーナー。心配そうな社員2人も強引に納得させ、手伝わせる。

 

ギャングと業者…お互いに“腹の探り合い”をしながら、引き上げ作業の準備が進められていく…ギャング側は、実際に作業をするのが“女と黒人だ”と知り、明らかに不満顔。あからさまな男尊女卑に人種差別、こういうところも、時代感が解りやすく描かれている。文句ばっか言うなら、自分達で潜って回収してこいよなと言いたくもなるけど…そんな正論、ギャングたちが持ち合わせてるわけもない。潜水業者側も、むかつく客だなと思いながら(露骨に顔にも出しながら)、やっぱり高額報酬につられて、渋々と従うしかなかった。そしていざ、回収作業が始まる。

 

川の底は、泥水で視界不良…それでも、沈んだ車や社内の荷物を無事に発見し、回収作業に入れることになったんだけど、そこで大きな問題が浮上。なんと、その川には巨大なサメが跋扈していたのだ!女だと見下されることに、反発していたおねーちゃんも、さすがにこの不意打ちにはパニくる。ギャングたちは、ホレみたことかとご立腹。それでも、交渉の末…地元の漁師を雇って、サメ退治をするって方向になったんだけど、結局、退治失敗!金に目がくらんだ潜水業者オーナーも、さすがに“もう辞めた”と言い出すんだけど、ここでギャングが本性を現す!

 

銃を取り出し、“俺たちはギャングだ、回収するのは盗んだ金貨だ、さっさと仕事しろ”と脅す。はたして、無事に回収作業を終えられるのか?本当にギャングたちは、回収が終われば、解放してくれるのか?悪党たちが自分たちの身分を偽り、ヤバイ品物の回収をカタギの人たちに手伝わせようとするも、そこにサメが絡んでくるというのは…設定や展開に違いはあれど、昨日見た同じサメ特集の「ジョーズ 異次元の怪物」と一緒だな。サメも怖いけど、欲望にまみれた人間も怖いという話…でも、サメ映画的に“斬新さが感じられる”のは、こちらの作品の方かな…?

 

終戦直後という時代設定に加え、金塊回収ミッションというオマケが意外とスリリングで面白く描けていた。紅一点のヒロインのおねーさんも可愛い…ハーマイオニー・コーフィールドっていう、なんかハリポタの登場人物みたいな名前の女優さん。レニー・ハーリン監督の「ミスフィッツ」とかにも出てたらしい。あと、黒人のジミーがすげー頼もしいのよ。この2人、自然と応援したくなる。対する悪党たちのいけ好かなさ…個人的には、サメに“もっとガブガブされてもいいのにな”とは思ったけど、まぁ、そういうシーンも一応あります。今年のサメ特集、意外とイケるなぁ。

 

 

監督:マシュー・ホームズ

出演:ハーマイオニー・コーフィールド ジェイク・ライアン アーサー・エンジェル ジェイコブ・ジュニア・ナイングル

 

 

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ディープ・ウォーター

ディープ・ウォーター






 

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ジョーズ 異次元の怪物(2023年)

ジョーズ 異次元の怪物 [DVD]

 

WOWOWで恒例のサメ映画特集…昨年もけっこうな本数を録画したはずだが、半分くらいで飽きちゃって、未鑑賞のまま放置している作品もあるな(汗)今年もとりあえず、放送ラインナップを“画質を落として”一通り録画予約している。そんなわけで、放送順で鑑賞予定(途中で飽きる可能性もある)…トップバッターはイギリスとフランスの合作だという「ジョーズ 異次元の怪物」から。邦題こそ、なんかB級感あふれる、いかにもな雰囲気なんだけど、意外とちゃんとしている、普通の映画だった。ヨットのチャーター業を営む女性が、海上で遭難者を救助するが…。

 

カリブ海、ヨットのチャーター業をパートナーのジャクソンと営んでいるナオミ、甥っ子のバーニーも遊びに来ていて、一緒にダイビングを楽しむ。その日は所有するセレニティ号を1人で操縦し、300海里ほどの旅をする計画になっていたのだが…進路方向に嵐が接近しているとわかり、迂回する。その後、途中で男女2人の遭難者を発見し救助するも、助けた女性から、“船に閉じ込められている弟を助けてほしい、難民だから沿岸警備隊には連絡しないでほしい”と乞われる。仕方なく救助した男性と海に潜り、女性の弟を助けるが、そこにサメが現れて…。

 

パートナーの男性とヨットのチャーター業を営む女性が、所有するヨットを操縦し、4日間の“1人旅”へ出発…地元に残ったパートナーと甥っ子がGPSや無線機を使って、色々とバックアップしてくれることになっている。やがて、パートナーたちから“嵐が接近している”と注意を促され、進路を迂回して、目的地へと進むことになった女性。そこで、船の残骸にしがみついた男女2人の遭難者を発見。無線の向こうにいるパートナーは、“救助要請を出すだけにとどめろ”と助言するんだけど、放置したら遭難者の生死にかかわると判断し、自ら救助活動を行うことに。

 

救助は難なく終わったんだけど…たどたどしい会話しかできない“異国の男女”、特に女の方が、沈んだ船に取り残されている弟を助けてほしいと、半狂乱になりながら訴えかけ、そのくせ“沿岸警備隊への救助要請はするな”とかたくなに拒む。そう、こいつらは密航するつもりでやってきた難民だったのだ。そりゃー難民たちにも、のっぴきらない事情というものはあるのかもしれないが、無茶苦茶言いすぎだろ、相手の希望なんて拒否っても、何の問題もないだろうと思うんだけど…意外と、お人好しだった主人公女性は、難民の女の言いなりになってしまうのね。

 

最初に救助した男と一緒に、取り残された遭難者を捜索に出かける主人公…わりと早い段階で救出に成功するんだけど、自分のヨットに戻ろうとして、事件が起きる!そう、サメが襲ってきたのだ。一緒に救助活動していた遭難者の男性があっという間に犠牲になる。これだったら、取り残された人なんて、やっぱり助けなくても良かったんじゃねーかと思ってしまう。とりあえず、サメの攻撃を潜り抜けた主人公女性たちは、なんとかヨットにたどり着く。サメの被害にもあったし、嵐も近づいてるし、さすがにこれでは沿岸警備隊に連絡はせざるを得ないと決断する。

 

なんだけど…ここで、救助した生存者たちの態度が急変する!WOWOWの番組ページに載ってる“あらすじ”にも書いてあったので、ネタバレにはならないと判断して、オイラも記述しちゃうんだけど…この遭難者兼密航者、実は麻薬の密売人で、薬物の密輸をしようとしていたのだ。生き残った売人2人は、沈没した船から、薬物を回収するのを手伝えと、主人公女性に強要する!ほれみたことか、やっぱりパートナーの助言をまもって、最初から“通報するだけ”にとどめておけばよかったんじゃないか!真面目過ぎる性格が災いしてしまったってことなのよね。

 

っていうか、遭難者と接触する前、発見した時点で…事故の一報だけでも沿岸警備隊に連絡しておけば良かったんじゃねーかって、あくまで素人としての意見。船舶免許なんて持ってないので、どういう順序で救助要請をするのかなんて知識を持ってないので…何が正しいのかよくわからんけど。でも、沿岸警備隊に事故の情報だけでも伝えておけば、後の展開も変わっただろうに…。難民に甘い顔すると後が大変という皮肉、社会派なテーマを描くのかなと思っていたら、人間の本性の方がサメより怖いという話だった。異次元の怪物って悪い人間も含まれる?

 

 

監督:マーカス・アダムス

出演:マダリーナ・ゲナア エド・ウェストウィック マカレナ・ゴメス スタニー・コッペ イブラヒマ・ゲイェ

 

 

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サンダーボルト(1974年)

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最近また、録り溜めしたエアチェックディスクの整理をしている…特に、よく見直す70~90年代のアクション映画、ハリウッド大作、好きな俳優、監督の作品を手製ジャケットなどを作って、見つけやすくできるように分類している。で、やたらエアチェックディスクが多かった監督・俳優の1つがイーストウッド御大…中にはWOWOWとNHK、両方で録ってたり、他の映画専門チャンネルのもあったり、重複も多数。その中で、2016年1月にNHKのBSで録画した「サンダーボルト」を発見。これ当時、見てないかも…作品自体は若い頃にやはりTV放送で見た記憶はある。

 

とある教会、信徒の前で説教をたれる宣教師の男!そこへ、車で乗り付けた男が、いきなり発砲!宣教師は脱兎のごとく逃げ出し…通りかかった青年ライトフッドが運転する車に飛び乗る。実は宣教師の正体は、名うての金庫破りサンダーボルトで、仲間割れしたギャングたちに追われていた。間一髪で、救われたサンダーボルトだったが、聞けばライトフッドも直前に、車を盗んだばかりだという。その後も、サンダーボルトが盗んだ金を持ち逃げしたと思っている、かつての仲間レッドとグディに狙われ、ライトフッドと行動を共にするのだが、とうとう追いつかれる!

 

足が悪いのか、片足を引きずるジェフ・ブリッジスが、車を買うフリして、そのままその車を盗んで、もうスピードで逃走を図る。一方、イーストウッドは教会で信徒たちに説教をたれてるんだけど、どうも胡散臭い。宣教師らしいのだが、まったく似合っていないんだけど…そこへ、銃を持った男が乗り付け、すかさずイーストウッドの命を狙う!イースウッドは危険を察知して、直ぐに逃げ出すのだが、そこにタイミングよく、ジェフ・ブリッジスの車が通りかかり、無理やり乗り込もうとする。そして、ジェフ・ブリッジスはイーストウッドに発砲した男を勢い余って轢いてしまう。

 

これが2人の奇妙な出会い…最初はボンネットにしがみついたりして、なんとか車に乗り込んだイーストウッド。お互い、脛に傷持つ同士、馬が合ったのか…行動を共にするようになる。イーストウッドは、直ぐにジェフ・ブリッジスと別れるつもりだったんだけど、追手が迫って来て、結局は、ジェフ・ブリッジスに助けを乞うことになる。やがて、イーストウッドが有名な金庫破りであること、追手の2人(ジェフ・ブリッジスが最初に惹き殺したヤツの仲間)ジョージ・ケネディとジェフリー・ルイスが、昔の強盗仲間で、金を持ち逃げしたと勘違いしている事情などが判明する。

 

結局、なんどか激しい追跡劇を繰り広げた後、2人に追いつかれてしまうんだけど…拳で解決。金は主犯格の別の男が隠したまま、死んでしまい…その金を隠した在処へ行ってみたところ、既に建物がなくなっていた…と、イーストウッドが説明。仕方なく、お調子者の若造ジェフ・ブリッジスの“もう1度強盗すればいいじゃん”という提案を真に受けた他の3人…結局4人、相手が油断しているだろうと考え、“以前、狙ったのと同じ銀行”を襲撃する計画が始まる。まずは、銀行がある町に、カタギを装い潜伏…4人はそれぞれ仕事をしながら、強盗の準備を始める。

 

約50年前の映画なんだけど…この頃、既に、“オッサン呼ばわりされる”イーストウッドが、若造と妙に息がピッタリと合ってコンビを組むことになるという、後の作品でも見かける、お馴染みの構図が出来上がっている。ジェフ・ブリッジスはまだまだ若造なんだけど、イーストウッドはもう貫禄十分なオッサンだ。スリリングな強盗実行、その後の逃走…を経て、無駄骨感も味わった後に訪れる、“まさか”の展開に驚かされ、そこからさらに、イーストウッド映画らいい哀愁も漂うラストへと繋がる。そして、どんな状況でも、イーストウッド御大だけは先に進み続けるのだった。

 

 

監督:マイケル・チミノ

出演:クリント・イーストウッド ジェフ・ブリッジス ジョージ・ケネディ ジェフリー・ルイス ゲイリー・ビジー

 

 

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雑感:アマプラ配信開始、犯罪者 EPISODE 1~3

 

アマプラで配信が開始された新作のドラマシリーズ「犯罪者」を見始めた…オイラも原作小説を読んでいる太田愛の同名小説の映像化。自分の読書ブログの過去記事を遡ってみると…今から8年前に古本で入手した文庫版で読んでいる。文庫本で2017年発行、単行本は2012年発行…作品自体はけっこう古い。っていうか、オイラも1回読んだきりなので、だいぶ内容もうろ覚えなんだよな。今回のドラマを見始めたら、そうそうこんな話だったというのは、なんとなく思い出してきたけどね。全7話だそうだが、今週はEPISODE 3(第3話)までの配信…まだ未完結。

 

EPISODE4以降は、毎週金曜日に2話ずつ追加され、7月31日に最終話が見れる計算。物語の導入は駅前で起きた通り魔殺人…ヤク中の男に、5人の市民が襲われ、そのうち4人は死亡。1人だけ生き残った青年・水上恒司に、聴取を行うため、病院へ送り込まれる刑事が高橋一生。高橋一生は、刑事としては優秀そうだが、やたら堅物な性格で、同僚の中では浮いた存在…職場では冷遇されている。命じられた生き残った被害者への聴取というのも、他の刑事たちの捜査と比べると、雑用に近い、どうでもいい仕事…だったんだけど、実は本命だったな展開。

 

水上恒司は、果敢にも犯人に立ち向かったことで、怪我を負わされたものの、なぜか生き延びることができた。犯人は、他の4人の被害者を“急所を狙って一発で仕留めている”プロ級の殺し方、その一方で、とどめを刺せなかった水上恒司をすんなり見逃す引き際の良さ。とても、犯行後に死体で見つかったヤク中の犯行だなんて断定できない…はずなんだけど、捜査本部も、マスコミもこれが正解だと思っている。高橋一生は、生き延びた水上恒司が事件に関りがあるのではないかと睨み、聴取をすっぽかして逃げ出した彼の行方を独自に追いはじめたが…。

 

そして、自宅に戻ってきた水上恒司を監視してたんだけど、予感が的中…なんと凄腕の暗殺者に、命を狙われる。つまり、どういうことかというと…ヤク中による通り魔殺人ではなく、水上恒司もターゲットだった、計画殺人の可能性が濃厚に。そして暗殺者と対峙した水上恒司が確信…こいつが、通り魔殺人の本当の犯人だったと。とりあえず、やべーことになった、通り魔殺人と決めて捜査を進めている警察もまったくアテにならない、自分達でなんとかしなきゃいけなくなった2人は、高橋一生の友人で、元テレビマンの斎藤工に協力を打診することに…。

 

ここまでがだいたい1話目の内容…そもそも、水上恒司が“危険を察知して、警察の聴取からも逃げていた”のには理由があって、病院にやって来た謎の男、ユースケサンタマリアが“10日間逃げ延びろ”と意味深な助言をしたからだった。以降…通り魔殺人の背後に隠された真実を求めて、高橋一生、斎藤工、水上恒司が協力することになるわけなんだが…2話目は、まったくこの3人の出番がない。2話目は、通り魔事件の裏に隠されている“元凶である過去の出来事”が紐解かれていくことになる。この2話で、主人公たちが巻き込まれた理由はだいたい判明。

 

そして、通り魔殺人ではなく、計画的な殺人だったというのを主人公たちが立証しようと証拠集めを始める3話…それと並行して、通り魔事件以前にも、別のところで、いろいろな動きがあったという“過去”が明かされていくことになる。原作小説も、膨大な登場人物が出てきて、話が過去に遡ったりするので…“陰謀に巻き込まれてしまっている主人公3人”に関する展開が、ややもっさりして、テンポが悪いなと思ったんだけど…物語の後半に、バラバラのピースがハマっていく、伏線回収がしっかりされていて、物語としては丁寧だなという感想を抱いたんだよね。

 

きっと、このドラマ版も、かなり原作に忠実に描かれてるんじゃないか?描かれていくんじゃないかな?って思う。ああ、ただ時代設定は…現代になってましたね。最初の単行本が発行されたのは2012年だけど、劇中の“現代”は2026年になってましたね。その程度のアレンジはされている模様。ということで、まだまだドラマは序盤です…最初にアマプラの配信ページを見た時、エピソード3までしかなかったので、上下巻の小説が、本当にたった3話で終わるのかよ?って思ってたら、ぜんぜん終わる気配がなく、あとから調べたら、毎週追加の分割配信だった。

 

 

【原作小説はこちらです】

犯罪者【上下 合本版】 (角川文庫)

太田愛「犯罪者」上下合本版






 

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欲望のアリバイ(2022年)

 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「欲望のアリバイ(原題:Out of the Blue)」を鑑賞した。ムショ帰りで図書館司書を務める青年が、妖艶な金髪人妻美女と出会い、不倫関係になるも…男の方は段々と本気になり、ある計画を実行に移そうとするっていうエロティックサスペンス。青年を誘惑する人妻役に「ナショナル・トレジャー」「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー(7月15日が50歳の誕生日!)…相手役の青年は、ジャック・ニコルソンの実息レイ・ニコルソン。

 

海辺の小さな町…ジョギング中のコナーは、海水浴を楽しんでいた年上の美女マリリンを偶然見かけて、心を奪われる。思い切って言葉をかけ、楽しいひと時を過ごすも、特に何もないまま、その場は別れる。数日後、コナーが司書を務めている図書館に、マリリンがやって来て、再会を果たすも、彼女が夫からのDV被害に遭っていることを見抜く。その後も何度か、顔を合わせていくうちに…深い仲になっていく2人。実は少し前まで刑務所にいたコナー…マデリンのDVの原因が、夫から義娘アストリッドをかばうためだと知り、なんとか2人を助けたいと考え…。

 

真っ赤な水着で、1人海水浴を楽しんでいるダイアン・クルーガーを、たまたま見かけて、声をかけるレイ・ニコルソン…明らかに狙ってる。っていうか、ダイアン・クルーガーの方も“男が寄ってくる”のを待ってたんじゃねーか?お互いにウィットな会話を楽しみ、その場は何事もなく別れるんだけど…後日、レイ・ニコルソンが司書を務めている図書館にダイアン・クルーガーがやって来る。その時に、夫から暴力を振るわれているというのを、すかさず見抜いて、レイ・ニコルソンは心配に。ダイアン・クルーガーも“あなたとの会話が原因よ”などと思わせぶりな反応。

 

意味ありげにミステリー小説を借りていき、チップと称して渡した紙幣に音号めいたメッセージ…その後も、何度か顔を合わせてるうちに、自然と深い仲に。最初は人気のない図書館でおっ始めちゃったり(その時はけっこ中途半端)、初めて出会った思い出の“人気のないビーチ”で遂に合体もしたり、一見、お互いに“好き合ってるように見える”けど、明らかにレイ・ニコルソンの方が、ハマってる印象だ。実は、図書館に同年代の女性司書もいて、その女性司書もレイ・ニコルソンをかなり意識して、アプローチしてくるんだけど、気づかないフリして、とりあえずスルー。

 

一方、ダイアン・クルーガーは…“夫がいるから関係は続けられない”などと言ってジラしにかかるも、妻や自分の子供に暴力を振るうクソ亭主なんて、俺がなんとかしてやるよとい気持ちになっているレイ・ニコルソン。夫をブチ殺すから、ダイアン・クルーガーに、“旅行へ行って、アリバイを作っておけ”っていう提案をする。また、レイ・ニコルソンは、ムショ帰りの前科者…といっても、すげー極悪人ってわけでもなく、ちょっとしたトラブルで相手を傷つけてしまったために、3年間も服役していたのね。だから知り合いの刑事からも“気を付けろ”と注意されていたが…。

 

展開的には、ほぼ予想通りな部分が多かったけど…ダイアン・クルーガーが“夫を殺したかった本当の理由”あたりに、ちょっとした驚きは隠されている。なんかどんでん返しの少ない、地味になった「ワイルドシングス」みたいな映画だったな。WOWOWの放送はR15+相当…濡れ場シーンの多くは大きなボカシ入り。映画の製作年は少し古めなので、40代半ばごろのダイアン・クルーガーの妖艶な演技が楽しめます。映画の中のイケメンが下ネタを発しても口説き文句になる…実際に普通のオジサンが言ったらハラスメントで、下手すりゃ訴えられるからな…。

 

 

監督:ニール・ラビュート

出演:ダイアン・クルーガー レイ・ニコルソン ジア・クロヴァティアン チェイス・スイ・ワンダーズ

 

 

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