勝手に映画紹介!?

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2019年02月20日

スペース・ロック(2018年)

テーマ:洋画
Incoming

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミア…2週間くらい前にやった初放送で録画し忘れてしまった「スペース・ロック(原題:Incoming)」のリピート放送がようやくあったのでエアチェック…初放送の同じ週にやっていた“SFアクション特集”のラインナップの一つでもあったんだけど、主演がアクションスターのスコット・アドキンスだったので、とにかく早く見たかった。ジャパンプレミア作品はいつもチェックしてるのに、なんで録り忘れたんだか…。ジャケ画像とリンク先はAmazonで見つけた海外盤です。

英国の“ビッグ・ベン”で爆弾テロが発生し、多数の死傷者を出す。直ぐに犯人と目される、テロ組織“ウルフパック”のアーガンが拘束されるも…取り調べを受けてもなかなかリーダーの名前を白状しなかった。それから5年…アーガンのほか、5人のテロリストが極秘施設の独房に入れられ、毎日のように拷問を受けていた。実は極秘施設があるのは宇宙空間で、アーガンたちはそれを知らされていなかった!ある日、船長ブリジェスの操縦するシャトルで査定人ライザー、女医師ストーンが施設に到着するのだが…アーガンはこれを機に脱獄を計画していた!

冒頭で、イギリスのビック・ベンを破壊したテロリスト…他にもその仲間たちが世界中で悪さをしてるんだけど、わりとあっけなく逮捕され、監獄送りにされる。で、5年もの間…ムショで拷問を続けられ、ボスの居所を白状するよう迫られているんだけど、なかなか白状しないと。そんな時に、この監獄に悪い噂がたって(そりゃー日常茶飯事で拷問してるからね)、査察が入ることになるんだけど…なんと、その監獄は宇宙空間にありました。でもって、査察の関係者、スコット・アドキンスを含む3人の男女がスペースシャトルに乗って、その宇宙監獄にやってくる。

宇宙監獄は世間一般には知られてはいけない、いわゆる極秘施設。いつも嬉々とした表情で拷問をやってる監視のおっさんが1人いるだけで、残りはすべて独房に入れられた、計6人の囚人のみ。この囚人たちは、自分たちがまさか宇宙に連れてこられているとはしらないって感じ。海上の巨大タンカーがまんま刑務所だったスタローンとシュワちゃんの「大脱出」の宇宙版みたいな設定と考えるといいのかな?作品自体はあんなに大掛かりなものではなく、所詮、WOWOWのジャパンプレミア(未公開映画)ですから…B級なんですけどね。

一応、SFの設定はとりいれているものの…脱出を困難にするための舞台装置と考える部分の方が大きく、スコアド主演の映画なんで、結局は力押し…拳で解決していく、っていうか、囚人を1人ずつおびき寄せて、スコアドがボコボコにタコ殴りにしたり、容赦なくナイフでグサグサぶっ刺したりって、かなりアナクロな内容。宇宙監獄を乗っ取ったテロリストたちは、テロの延長でこれを地球に落とそうと考え、それを察知した地上では…迎撃のため撃ち落とそうとする。どっちみち早く逃げないと大変なことになるという、デッドリミット要素が後半で加わる。

スコアドの活躍でテロリストの人数は少しずつ減ってるわけで、あとは総力を結集してテロリストに挑むことになるのだが、スコアドと女医師なんかは、同じチームでも当初からお互いに腹に秘めた目論見を抱えており、なんだかギスギスしていて、一枚岩ではない感じだった。結局、誰が助かって、地上に戻れるのかなというサバイバルにもなり…。せっかくなんで「007/ムーンレイカー」のように光線銃でもビシバシ撃ち合っちゃえば、それなりの雰囲気もあったんだろうけど…SF設定もあまり活かしきれず、スコアドが中途半端に暴れていた印象しか残らない。

収穫と言えば…スコアドのようにアクションができるわけでもなく、ちょっとどっちつかず(強いて言えば女医より)のモサっとしたシャトルのパイロットを演じた俳優が、どこかで見た顔だなって思ったら…日本でも大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」に出ていたアーロン・マカスカー(ジム・ハットン役)だった点くらいだろうか?今だったら、スコアドよりも世間の認知度が高い俳優かもしれない(笑)日本でソフト化する際には、“「ボヘミアン・ラプソディ」の俳優出演!”というのをもっと全面的に押し出せば、そこそこ注目される、勘違いして借りてくれるかもしれないね?


監督:エリク・サラゴサ
出演:スコット・アドキンス アーロン・マカスカー ミシェル・ルヘイン ヴァイディン・プレリック


【Amazonで見つけた海外盤BD(日本語なし)】
Blu-ray Incoming ※リージョンB 日本語収録なし





YouTubeに予告がありました!









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2019年02月19日

銃夢 GUNNM(1993年)

テーマ:アニメ(TV・WEB・OVA)

いよいよあと数日後に迫った「アリータ:バトル・エンジェル」の公開…日本の人気コミック「銃夢 GUNNM」に惚れこんだジェームズ・キャメロンが製作、脚本を担当、「デスペラード」「シン・シティ」のロバート・ロドリゲスが監督して映像化した、言わずと知れたハリウッドの超大作。ちょっと前に、スタッフ、キャストが来日したプロモーションやジャパンプレミアも盛況だったと聞く。オイラはauスマートパスで募集していた通常の試写会に応募してたんだけど、残念ながら当たりませんでした…くっ悔しい。へんだ、初日に近所のシネプレックスに見に行くからいいさ。

そんなわけで、映画を見に行く前に…「銃夢 GUNNM」の世界観をおさらいしておこうかなと。ぶっちゃけ、原作はあまり読んでないんですよ。それこそ高校生くらいの時(25、6年前?)に集英社で出てた頃の初期の単行本を2~3冊読んだ記憶がある程度で、原作コミックの話とかぜんぜん覚えてないし、どういう展開になったのか、はたまた物語がちゃんと完結しているのかさえ知らないという。でも、作品自体の印象は強く残ってまして、それは後に中古で入手したOVA版2作品のレーザーディスクの影響なんだけど…これを久しぶりに再鑑賞したよという話です。

たぶん、原作初期のエピソードでしょうね…ヒロイン、ガリィ(アリータ)の誕生(?)にまつわる話と、その後の淡く、そして切なくもある初恋を、30分尺の本編、前後編全2話で構成している。今度の実写映画版のプロデューサー、ジェームズ・キャメロンもこのアニメ版が原作を知るきっかけだったと公言しており、原作に負けないくらいのクオリティを持ってると思うんだけど、日本では現段階でDVD、ブルーレイ化されておらず(海外ではDVDが出てる)、中古のVHSかレーザーディスクを探すことになるのだが、Amazonのマケプレでもその多くは品切れなのが現状




空中に浮かぶ巨大人工都市ザレム…その下にはザレムから排出される廃棄物が生んだ“くず鉄町”があった。ある日、サイバネ医師のイドは、くず鉄の山の中から少女の頭部を発見する。イドはその頭部を持ち帰り、機械の体とガリィという名前を授ける。一見、普通の少女とかわらないガリィは、恩人のイドを慕い、修理工の少年ユーゴに好意を寄せるようになる。同じ頃、“くず鉄町”ではサイボーグたちの脊髄を狙う強盗事件が横行していた。ガリィは夜な夜なイドが外出し、時には怪我を負って戻ってくるのを怪しみ、彼を尾行!遂に正体を知るが…。

作品自体を初見だと…もしかしてイドが事件の犯人?って疑ってしまいそうだが、そういうわけではなく…イドの隠された正体を知ることで、後にガリィは犯罪者相手の賞金稼ぎ、この作品の中では“ハンターウォリアー”とよばれる職業の道に進むようになる。でもって、作品の後編ではいよいよ“ハンターウォリアー”となったガリィが、事件の真犯人と対峙する。まぁ、昔のアニメなんで、ネタバレを語ってもいいのかもしれないけど…もしかしたら「アリータ:バトル・エンジェル」がこの編のエピソードを拾ってる可能性もあるので、詳細はボカしておきますね。

今から約26年前のアニメ作品で、さすがに画面サイズは4:3のスタンダードなんですけど…作画も綺麗で、よく動くし、最近の下手なTVアニメよりもクオリティは高いなって思いましたね。オイラのような“いちげんに近い客”でも…「銃夢」の世界観がきっちりと理解でき、そして基本はSFのバトルアクションなんだけど、ミステリーあり、ラブストーリーありで、飽きずに見れる。これだけの内容を30分×2本=計60分の尺できっちりまとめた遠藤明範さん(Zガンダムとかもやってた人)の脚本も秀逸だ。ちなみに、スーパーヴァイザーは大御所りんたろうが務めている。

木城ゆきとの原作のイメージを損なっていない、魅力的なキャラクターデザインを手掛けているのは結城信輝…最近だと「宇宙戦艦ヤマト2199」ならびにその続編「宇宙戦艦ヤマト2202」のキャラクターデザインを手掛けている人です。結城さんのキャラデって、“眼がデカイ”イメージがあり、それが特徴の一つだとも思うんだけど、原作のガリィも眼がパッチリした印象だから、相性が良かったのかななんても思うよね。ちなみに実写版のガリィ=アリータは、予告などで見る限り、“眼がデカすぎ”でちょっと不気味(笑)現段階ではアニメの方がいいなって思うけど…。

「アリータ:バトル・エンジェル」を見に行く前に…原作に触れたいけど、いっぱいあって(巻数もそれなりにあるし、続編もあるようだ)、どれを読んでいいかよくわからないって人なんかにも、このOVA版は見やすいと思うんだけど…ソフトが入手できないんじゃ、お薦めできないよね。それこそ映画公開に合わせて、DVDなりブルーレイなり、それともなければネット配信とかでリリースすればよかったのにね、ちょっともったいないよ。久しぶりに引っ張り出したレーザーディスク、付属のブックレットには福富博監督による絵コンテも掲載されている超お宝ですぞ!


監督:福富博
出演:伊藤美紀 苅谷俊介 山口勝平 大友龍三郎 小山茉美 千葉繁 戸谷公次 曽我部和恭 山崎たくみ


【一応、Amazonで検索はできる】
銃夢 RUSTY ANGEL[伊藤美紀][Laser Disc]
銃夢 TEARS SIGN[伊藤美紀][Laser Disc]







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2019年02月18日

いぬやしき(2018年)

テーマ:邦画
いぬやしき

WOWOWでエアチェックしておいた「いぬやしき」を鑑賞…「GANTZ」の奥浩哉原作の人気コミックを、実写版「GANTZ」の佐藤信介監督で映像化したアクション作品。オイラを含む“中途半端に映画通を気取った”輩が毛嫌いする、いわゆるコミック原作の邦画実写ってヤツだけど…そういうジャンルでは、わりかし“そつなくまとめる印象”が強い佐藤監督だけに、福田や本広や山崎の映画よりはマシなのではないかと、意外と期待している部分もあったり。原作は映画やアニメになる前に、ブックオフで2巻まで入手したことがあり、ちょっとだけ読んでいた。

冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎…妻の万理江、娘の麻理、息子の剛史からは馬鹿にされ、ほとんど相手にされず、会社に行っても年下の上司から嫌味を言われっぱなし。そんなある日、検査でがんが発覚、余命宣告をされ途方に暮れてしまう。病気のことを家族にも打ち明けられず、ある晩、家を出て公園に足を向けた時、突如、墜落事故に遭遇!翌朝、外で目覚めた壱郎は慌てて自宅に戻り、そこで自分の身体の異変を察知!なんと身体が機械になってしまっていた!一方、同じ事故に遭遇した獅子神皓は手に入れた能力を悪用しようと考え…。

冴えないオッサンがスーパーヒーローになるあたりは、シャマランの「アンブレイカブル」で、空を自由自在に駆け巡ったりしちゃう能力は「アイアンマン」…って、いや、オッサンが上半身裸になって飛んだり、跳ねたり、戦ったりって、ぜんぜん「アンブレイカブル」でも「アイアンマン」でもないんだけどね、なんとなく印象が似ていると。あとは、人間がなんだか得体のしれない力で「トランスフォーマー」みたいにメカニカルになっちゃってて、手が武器になったりするところのCGの描写はジム・キャリーの「マスク」、背中のバーニヤは「MIB」の車を思い出したりもした。

冴えないオッサン役の木梨憲武…演技の上手い下手はとりあえず横に置いておいて、シンパシーを感じる、なんともいえない庶民感はなかなかの雰囲気。あれは、相方の石橋貴明には出せないだろうな。部屋で初めて武器になった手から液体を発射、ぶち撒けるところは…同じ部屋にいた犬を誤射するくらいの悪趣味さがあっても良かったのに。てっきり壁にへばりついたのは、犬の肉片とか脳みそなのかと思いきや、単に、直前に飲んだ味噌汁とその具だというオチに、拍子抜けだった。っていうか、結局、手からゲロを出したみたいなもんか、やっぱ汚ねぇ。

クライマックスのアクションの一つ…宇宙空間で木梨が佐藤健を撃ち落とすシーン、その後、佐藤健が落下して、地上に激突、大爆発が起こるのを見て、ちょっと「ガメラ 大怪獣空中決戦」のコンビナートに落下するガメラと物凄くダブったのだが…本作のプロデューサーに甘木モリオ(南里幸名義で平成ガメラに参加)、VFXスーパーバイザーに神谷誠の名前を見つけて…“気のせいじゃないないのかも?”という思いが強くなった。どさくさにまぎれて、木梨が娘役の三吉彩花を抱きしめたり、乳を触ったりしてて(心臓マッサージだって!)、単純に羨ましかった。

色々とツッコミどころもあったけど、わりと面白かったですよ…濱田マリの確かに投資詐欺にひっかかりそうな母親とかもいい味出てたな。あと…ワイドショーの司会役を演じてる生瀬勝久、あれ、似たような演技をどこかで見たぞと、色々と記憶をたどってたら、「白ゆき姫殺人事件」で、同じような役を演じてたよな。今回の方が、もっと笑える“オイシイ”役どころだったけど。二階堂ふみの扱いはちょっと可哀想だった…警察、なにやってんねん。突入命令を出したのは伊勢谷友介か?ろくに活躍もしないのに、なんか偉そうにしてて、このキャラはイラついた(笑)


監督:佐藤信介
出演:木梨憲武 佐藤健 本郷奏多 二階堂ふみ 三吉彩花 濱田マリ 斉藤由貴 伊勢谷友介


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2019年02月17日

クロノス・コントロール(2017年)

テーマ:洋画
クロノス・コントロール

WOWOWの“超絶バトル!SFアクション特集”でエアチェックしておいた「クロノス・コントロール」を鑑賞…作品のテーマとかあらすじを見ると、いかにも“B級”だなって印象だったんだけど、ジョン・キューザックが悪役を演じているという部分がちょっと気になり、見てみる気になった。いちおう、特集上映のような形で日本でも劇場公開されている模様…ソフトリリースは2018年12月だった。脇役の1人でカーメン・アルジェンツィアノというベテランの役者さんが出ているのだが…この人、ちょうど今から1週間前に75歳で亡くなってました、ご冥福を祈ります。

エライアス・V・ドーン率いるVA工業は…ロボット工学に革命を起こし、やがて軍事ロボットの製造を始めるも…無人ロボットによる戦争の影響で多くの市民に犠牲が出て、責任を問う声が広がる。そして2020年、エライアスは戦争を終わらせる画期的なシステム“クロノス”を発表するのだが…それは地球上から人類を抹殺する超AIだった!97年後…とある場所で目覚めた青年アンドリューは、人類がほとんどいなくなった地上で、生存者が暮らすと思われる最後の拠点“オーロラ”を目指す少女カリアと出会い、行動を共にするようになるのだが…。

ロボットやAIがどんどん進化しちゃって、人類よりも偉くなっちゃった…人間なんかぶっ殺しちゃえ~っていう、「ターミネーター」のスカイネットの暴走とよく似た設定ではあるんだけど、メインストーリーは、生き残った人間が、楽天地を求めて旅をするみたいな…ちょっとゾンビ映画っぽい要素もあるかな?AIが害悪とみなした人間がほとんどいなくなったので、地球上はわりと緑豊かな美しい場所になっている印象。ただし、隠れて暮らしている人間を排除するために、AIの手先であるメカが地上を跋扈してるし、少数の人間は生き残るために野蛮化もしている。

そんな世界でわりと“ピュア”な心を持った青年と少女が出会う…いわゆるボーイミーツガールなお話にもなってるんだけど、青年には隠された秘密がありました!なんと、彼もまたロボット(アンドロイド?)だったのです、ちゃんちゃんと。この秘密を最後まで引っ張れば、多少は驚きに繋がったかもしれないけど…AIと融合して人類抹殺を企てる悪党ジョン・キューザックが出てきて、直ぐにバラしちゃう。ジョン・キューザックはほとんど“神の視点”に立ってまして…ロボットの主人公を通じて、他の生存者との合流を求める女の子を監視していたみたいな感じかな?

ロボット本人も、記憶とか操作されてるみたいで、最初は自分の正体に気づいていな様子。でも、旅の途中で本当の能力が覚醒…“きゃ~、あんたロボットだったのね!”と、一度は女の子に拒絶されるものの…ロボット側も女の子と行動を共にすることで、人間のような感情が芽生えてまして…思考が人間よりになっていた。あとは、本当に“オーロラ”なんて呼ばれる希望の土地、安息の土地はあるのか、それはいったどこなのかってあたりで若干の“ひねり”はあるんですけど、思ったほどアクションも多くないし、ぶっちゃけ退屈でわけのわからん話でした。


監督:ロバート・クーバ
出演:ユリアン・シャフナー ジョン・キューザック カーメン・アルジェンツィアノ ジャニーヌ・ヴァカー


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DVD クロノス・コントロール







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2019年02月16日

バルジ・ソルジャーズ(2018年)

テーマ:洋画
Battle of the Bulge: Wunderland

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「バルジ・ソルジャーズ(原題:Battle of the Bulge: Wunderland)」を鑑賞…幾度となく戦争映画の題材になってきた、第二次世界大戦の“バルジの戦い”を扱ったミリタリーアクション。ドルフ・ラングレンとルーク・ゴスが共演した「米軍極秘部隊 ウォー・ピッグス」で主演と脚本を務めていたスティーヴン・ルークって俳優が、今回は監督業まで自分で行っている作品。客寄せのゲスト的スターは「山猫は眠らない」のトム・ベレンジャーです。

第二次世界大戦中、1944年12月16日早朝…戦況を逆転しようとしたヒトラーは、戦車と20万人の兵士を投入し、連合軍の分断を計画。戦地となったアルデンヌの森の最前線にいたアメリカ軍は、戦闘未経験の浅い若い兵士や、疲弊した兵士が多く駐留していた。カッパ中尉率いる小隊も指揮官マッカリーの命令を受けランツェラートへ向かうことに。ろくな情報も届かず、凍傷にも注意しなければならないような過酷な場所で、遂にナチの親衛隊が姿を現す!応援も期待できず、少ない戦力で…幾度となく激しい戦闘を繰り返し、前線を死守しようとるすが…。

詳しい人が見れば、きっと“粗”もいっぱい見えてくるだろうが…パチもの映画の“アサイラム”あたりの戦争映画と比べれば、ぜんぜんまともなレベルで、単にドンパチが好きなオイラなんかは、可も不可もなく、普通に見れるくらいの作品にはなっていたんじゃないかと。これって印象に残るシーンがあるわけじゃないんだけど、戦車も出てくるし、銃撃戦もあるし、トラップも仕掛けるし、主人公たちが頑張ってナチの親衛隊と戦ってました。あと主人公(兼監督・脚本)の中尉が戦場で気絶すると、だいたい画面がフェイドアウトして時間が飛ぶという演出がお約束(笑)

上官からは“休んでもいい”って言われたのに…最前線行きを志願した中尉。部下には命令だから仕方がないと発破をかける…あんた、自分で行きますって、手を挙げたんじゃん。顔はおぼっちゃん顔だけど、ここまで生き残ってる中尉だけあって、機転もきくし、敵の奇襲を察知して返り討ちにしたり、それなりに強い。武器だってうまく扱えるし、格闘もできるし…って誉めようと思ったら、ぶん殴られて、捕虜になったり。でも、直ぐに気づいた部下が助けに来て、無事に救出される。戦場では神頼み、運も大切(中尉も十字架は肌身離さず)…時には敵にも慈悲を。

トム・ベレンジャーは主人公の上官、指揮官の役で…だいたい部屋の中で部下を鼓舞したり、無線を聞いたりしてるだけ。途中、車に乗って出かけるけど、特に戦闘に参加するようなことはなかった(敵に襲撃はされてたけど)。本編96分なんだけど…85分くらいでエンドロールが始まる。テロップの中で、実際にバルジの戦いで名誉勲章を貰った人たちの名前がズラズラ出てきて、それが長い。最後にちょっとだけ映像が入るので…テロップ部分を早送りしても、全部終わるまで見た方がいいよ。冒頭のジャケ画像とリンク先は米Amazonで見つけた海外盤です。


監督:スティーヴン・ルーク
出演:スティーヴン・ルーク トム・ベレンジャー ミカエル・バーギン アーロン・コートー


【米Amazonで見つけたBDです!】
Blu-ray Battle of the Bulge: Wunderland ※日本語収録なし





YouTubeに予告がありました!









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2019年02月15日

PSYCHO-PASS サイコパスSS Case.2 First Guardian(2018年)

テーマ:19年02月の劇場鑑賞映画

【鑑賞日:2019年2月15日】

本日公開初日の「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian」を「コードギアス 復活のルルーシュ」とハシゴで見てきた…「コードギアス」の上映が11時05分まで、「サイコパス」の上映時間が11時10分から…わずか5分しか余裕がない。同じ109シネマズ湘南の施設内だが、一度、入場口を出ないと行けないのでとにかく急ぐ…「コードギアス」の上映が終了し、いの一番で劇場を飛び出し、入場口で次のチケットをもぎってもらって、入場者特典を無事に入手…「サイコパス」の上映のある劇場に滑り込み…11時03分、座席着。

人間の心理状態を数値化して管理する近未来、2117年…省庁間人事交流により厚生省公安局刑事課に外務省から花城フレデリカが出向してきた。花城は執行官の須郷徹平に接触し、軍に復帰しないかと打診する。遡ること5年前…国防軍第15統合任務部隊に所属していた須郷は優秀なドローンパイロットだった。ある日、従事した軍事作戦で、先輩の大友逸樹ら部隊の仲間が作戦行動中行方不明になる。それから3か月後…無人の武装ドローンが国防省を襲撃!須郷は容疑者として刑事課の監視官・青柳璃彩と執行官・征陸智己から取り調べを受ける!

映画の正式タイトルが長かったので、ブログの記事タイトルに入りきらず…“Sinners of the System”の部分を略して“SS”と表記しました。ちなみに1作目を見た時のブログの記事タイトルは“サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰(2018年)”で、“PSYCHO-PASS”の部分を省略…同じスタイルで揃えたかったんだけど、サブタイトルが1作目よりも長くなっちゃったので、今回はこういうブログの記事タイトルになりました。前にも同じことを書いたんですけど、記事タイトル=映画の正式タイトルにしたいというオイラなりの拘りが、普段はありまして…。

えーと、「サイコパス」の新劇場版シリーズ、尺が約60分と短い作品を短期間に3本連続上映するという企画の2作目です。1作目の時は、劇場で販売されている前売り券(ムビチケ)が3作共通券だったため、ムビチケオンライン券が発売されなかったんだけど…今回と次回3作目は個別のムビチケオンライン券が発売になり、オイラも事前購入。短い作品なので、当日券も特別料金1500円と、通常の映画の一般料金より安く設定されてるんだけど、ムビチケオンライン券だとさらに安く1300円でした(懸賞で当たったムビチケギフトがあったので、さらに安くなった)。

今回…作中の大まかな時系列は、今までの続き…たぶん“Case.1”の後の話であり、きっとこの後に“Case.3”が続くのだろうなってポジションなんですけど、その中の回想部分がメインのエピソードになっているという。詳しく説明すると執行官の1人、須郷徹平の過去、元軍人の彼が、どうして厚生省公安局刑事課の執行官(潜在犯)になったのかを紐解く内容で、いわゆる彼の“お当番回”って感じなんですけど、話が過去の話になるので…1期&2期のTVシリーズで殉職してしまった人(もちろん行方をくらませた狡噛も含む)も再登場するというのが最大の見どころ。

須郷をメインキャラの1人にするという時点で、なかなかマニアックだと思うのだが…その須郷が容疑者にされてしまった事件を…刑事課二係の監視官・青柳さんと、“とっつぁん”こと刑事課一係の執行官・征陸さんという今までにない異色の“バディ”で追いかけるというのもなかなか斬新。いっそう、渋さが増しており…「サイコパス」という作品は、こういう見せ方もできるのかと感心させられる。そうだな“Case.1”と比べても、いい意味で地味というか、ハードボイルド臭が漂うというか…また違った魅力の作品になっていたのは確かだよね。

征陸さんは既に殉職しており、劇中の現在(2117年)には出てこなくて…観客にそれを再確認させる意味合いもあって、殉職したという案内のテロップがわざわざ表示されるんだけど、ものすごく切ない気分になる。というのも…この征陸さんの声を担当していた有本欽隆さんが今月のはじめに他界され、どうやら本作が遺作になるらしいんだ。後輩に後を託して去っていた征陸さんと、作品に命を吹き込んで去って行ったベテラン声優の姿がダブってしょうがない。特に有本さんへの追悼メッセージなどはなかったが、作品そのものがまるでレクイエムのようだ。

“Case.1”では吉上亮が脚本を担当していたが、今回はシリーズ1期および旧劇場版で脚本を担当していた深見真になっているのも「サイコパス」ファンとしては嬉しい。やっぱり“フカミン”らしいミリタリーと格闘技の要素が濃くなっていて、特に劇場クオリティの作画でしっかり見せる格闘描写が良い。“Case.1”は女性ファンを意識したシーンもあったが(宜野座が子供を連れて逃げ回ってるところとか)、話も地味だし、今回は男性ファン向きかな?ああ、でも…狡噛慎也も縢秀星(石田彰)も出てくるので、やっぱりちゃんと女性ファンのことも考えてるのか?

ミリタリーの要素もあるし、全体のストーリー的には前半で「機動警察パトレイバー2 the Movie」っぽいなと思わせて、後半は「機動警察パトレイバー 劇場版」の方だったかなみたいな内容でしたね(笑)ネタバレになりそうなので、どこがとか言えないんですけど…実際に見た人は、オイラが伝えたいことも理解してくれるのではないかと。そういえば…ドローンが国防省を襲撃するシーンは、「機動警察パトレイバー2」でヘルハウンド(ヘリコプター)がガトリング砲でNHKや警視庁を破壊するところにちょっと似てたな。オイラは“Case.1”より“Case.2”が好みですね。


監督:塩谷直義
出演:東地宏樹 有本欽隆 浅野真澄 てらそままさき 大原さやか 関智一 野島健児  石田彰 花澤香菜


【買い忘れ注意!次作のムビチケです!】
『PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.3「恩讐の彼方に__」』(ムビチケEメール送付タイプ)







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2019年02月15日

コードギアス 復活のルルーシュ(2019年)

テーマ:19年02月の劇場鑑賞映画
コードギアス 復活のルルーシュ

【鑑賞日:2019年2月15日】

先週、初日に行く予定だったが、前日から天気予報で大雪の予報が出ていたので鑑賞を断念した(実際は大したことがなくて、交通機関にも影響がなかったんだけど)「コードギアス 復活のルルーシュ」を約1週間遅れで見てきた…本日が初日の「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian」をもともと見る予定だったので、ハシゴすればいいかと。ポイントでタダ鑑賞したんだけど、残念ながら1週目の来場者特典は配布終了…1日ずらせば2週目の特典が始まったが、そうすると「サイコパス」が貰えなくなる危険があるので…。

光和2年、世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた…。そんなある日、難民キャンプの慰問に訪れていたナナリーの前に謎のナイトメアフレームが現れた!仮面の男ゼロとしてナナリーに同行していたスザクは直ぐに出撃するが、敵ナイトメアフレームに、まさかの敗北を期し、ナナリー共々連れ去られてしまう!その後、事件の首謀者がジルクスタン王国である可能性が浮上…密命を受けたカレン、咲世子、ロイドは王国の関与を確信するが、謎のギアスユーザーに追い詰められる!そこに偶然、C.Cが居合わせ…。

TVシリーズを再編集した劇場版三部作のその後を描く、完全新作ストーリー…詳細は省くけど、すったもんだがありまして、主人公のルルーシュが犠牲になったことで、一応、平和を取り戻した世界に…再び、争いの火蓋が!って感じのストーリーです。平和を謳歌してるところに、突如、敵が現れるという導入部…思わず「ガンダム 0083」第2話の冒頭部分に(小林清志さんの声で)入ってるナレーションの中に出てくる“かりそめの平和は破られた”という言葉を思い浮かべた(笑)些細な事を、なんでもガンダムに繋げたくなる、ガノタの悪い癖です、すいません。

でもって、三部作の最後で死んだと思っていた主人公のルルーシュが“ゴニョゴニョ”して生きてました…まぁ、このくらいはネタバレにならんだろう、なんせ映画のタイトルが“復活のルルーシュ”なんですからね。でも、最初は廃人になってます…今度は「Zガンダム」のカミーユですか?(だから、ガノタ的な発想はやめろ!)いや、カミーユよりもタチが悪い、ちょっとした拍子にけっこう暴れよるのよ、こやつ。それを…すっかりヘルパーさんと化したC.Cが甲斐甲斐しく介護。あんな状況じゃ、きっと“シモの世話”とかもC.Cがやってるんだろうな…とか要らん想像したくなる。

シリーズものの、完全新作ということで…さすがに世界観などの事前予習(つまり三部作を一通り見ておく)は必須だが、メインストーリーは、死んだはずのお兄ちゃんが生き返って、妹を助け出すという“ベリーベリーシンプル”なので…多少、他の脇役キャラの名前や立ち位置なんかを忘れていても、問題なく楽しめる感じでした。ルルーシュのギアス=人を操れるってだけでも…反則技なんだけど、今回はもっと凄いギアスの能力を持った敵が現れる。見てる方は、その能力の正体を直ぐに見破れるが、ルルーシュがそれをどうやって攻略するかは見ごたえあり。

TVシリーズや劇場版三部作を繰り返し鑑賞するほどコアなファンでないオイラなんかは、今回の新作の方が、過去の作品にあまり依存してなくて、単独で楽しめる要素が多く、単純に面白かったなと思います…ぶっちゃけ、前の三部作の最後の方なんて、キャラクターの関係が頭の中でごっちゃになった(笑)そういえば、この“ギアスの映画”を含み、今週はなんだか谷口悟朗三昧である。放送中の新作「revisions リヴィジョンズ」もそうだけど…実はMXで再放送が始まった「機動武闘伝Gガンダム」の第1話も谷口悟朗が演出を担当したエピソードだった。


監督:谷口悟朗
出演:福山潤 ゆかな 櫻井孝宏 名塚佳織 小清水亜美 戸田恵子 大塚明夫 高木 渉 津田健次郎


【サントラCDはこちら】
映画 コードギアス 復活のルルーシュ オリジナルサウンドトラック







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2019年02月13日

ファースト・マン(2018年)

テーマ:19年02月の劇場鑑賞映画
ファースト・マン

【鑑賞日:2019年2月13日】

先週から始まってる「ファースト・マン」を近所のシネプレックスで鑑賞… CLUB-SPICEメンバーズカードのポイントを消化してタダで見てきたよ。レディースデイなので、おばちゃんたちで混雑してるんじゃないかなんて危惧していたが、平日の夕方という中途半端な時間帯だったからか、女性客の姿は見当たらず、場内はガラ空きで(オイラも含む)おっさんが数人いるだけだった(後から誰か来たかもしれないけど)。「ラ・ラ・ランド」の監督、主演コンビによる実話もので…人類初の月面着陸でお馴染み、アポロ11号のアームストロング船長の半生を描いた内容。

1961年…空軍でテストパイロットを務めていたニール・アームストロングは、幼い娘を病気で亡くしてしまう。悲しみから逃れるように仕事に打ち込もうとするニールは、NASAのジェミニ計画に興味を抱き、宇宙飛行士の面接を受けることに。見事、採用されたニールは、家族と共に、心機一転、ヒューストンに移り住み、そこで難しい講義や訓練に明け暮れる。1962年、ちょうどアメリカは宇宙計画の成果をソ連と競っていたのだが、圧倒的に出遅れていた。しかし計画を指揮するディーク・スレイトンは、ソ連も成功してない月面着陸を目指すと関係者を鼓舞する!

ネットで映画評をあげている評論家センセイのレビューなんぞを拝読すると、映画に芸術的な要素を求める人は大絶賛してるし、方やエンタメ好みの人は、知ってる話を淡々と描いてるだけなのでそれほどでもないよという辛口意見が目立つ…どちらかというと、オイラも小難しい話より、エンタメの方が好きなので、退屈な映画だったら嫌だなって、ちょっと心配な面もあった。実際に映画を見て…確かに、ゴール(結末)は見えてるんだけど、そこに至る「プロジェクトX」風なプロセスも、無知な自分は意外と知らないことも多く、普通にハラハラしながら楽しめた。

描かれてる年代や人物に違いはあれど、今までも宇宙飛行士とその周りの人々に焦点をあてたような作品は色々とあり、「ライト・スタッフ」や「アポロ13」といった作品が直ぐに思い浮かぶが、アニメ好きのオイラとしては、なるほど「王立宇宙軍 オネアミスの翼」にも似ているなと思いながら見ていた。ドラマの合間合間に挿入される、“要の訓練や宇宙船の打ち上げ”、そしてクライマックスの“月面着陸”は、評判通り、リアリティが半端なく、圧倒的な迫力を味わえ…食い入るように映像に見入ってしまった。だからオイラは最後まで飽きなかった。

でも、そういうリアリティのあるシーンって…ほとんどヘルメット越しの人物のアップとか、計器類のアップが多いんだけどな。やたら狭いコックピットで、全体的に暗く、ガタガタと画面が揺れていて、なんだかよくわからないんだけど…時々、窓の外を雲が流れたり、噴射炎でパァーっと明るくなったり、する微妙な変化で、宇宙船の打ち上げをリアルに描いちゃう。編集の巧さだったり、効果音の力だったり、映画が本来持っている技術的な面白さで魅せるてるなって感心したよ。IMAXじゃないと本来の画角が楽しめないというけど、普通の映画館でも充分だった。

そうそう冒頭の空軍のテスト飛行も含め…潜水艦映画並みの息苦しさ、閉塞感を体感できる映画でもあった。特に…本番さながら、訓練だって命がけ。日常だって生と死が隣り合わせだという、まるで“戦闘シーンのない戦争映画”だなという印象を強く抱く…計画のバックに、ソ連に負けるなというアメリカ人のプライドもあるわけですから、“戦争映画みたい”という感覚もあながち比喩じゃないのかなと。凡人の感覚では、そこまでして宇宙に行きたいのか?って話だよね(笑)何事も、華やかな歴史の裏には、その分、犠牲も多くあるってことなんだよな。


監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング クレア・フォイ ジェイソン・クラーク コリー・ストール キアラン・ハインズ


【米国では既にソフト化(米Amazon)】
Blu-ray First Man
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2019年02月12日

ノーバディーズ・フール(1994年)

テーマ:洋画
ノーバディーズ・フール

昨日鑑賞した「カミーラ-あなたといた夏-」同様に、近所のブックオフの中古DVDコーナーで発見、なんと購入価格は108円!偶然にも、やっぱり晩年のジェシカ・タンディ出演作品で、本当の遺作らしい「ノーバディーズ・フール」を鑑賞。かなり昔にレンタルビデオで見た事があったんだけど、ポール・ニューマン主演で、ブルース・ウィリスが出ていたというくらいしか覚えていなかった。ちなみに、昨日投稿の「カミーラ-あなたといた夏-」の感想で、製作年を1995年(DVDジャケ記載)としてしまったが、ネット情報だと1994年が正しいらしい、後ほどしれっと訂正しておく。

雪に閉ざされた小さな町で、土木作業員として働く60歳のサリー…かつては妻子もいたが、現在は独り身で、知人のミス・ベリル宅に居候をしている。そんなサリーは、仕事中に負った怪我のことで、雇い主のカールを訴えるが、裁判で負けてしまう。お互いに憎まれ口を叩きあうのだが、決して仲が悪いわけではない不思議な関係。ただし、カールは街で一番の美女トビーという妻がいながら、浮気を繰り返しており、サリーも気が気ではない。ある日、感謝祭に合わせ、サリーの別れた妻に会いに来た息子ピートとその家族と偶然に再会を果たすが…。

昨日の「カミーラ-あなたといた夏-」がおばーちゃん萌え映画なら、この「ノーバディーズ・フール」はおじーちゃん萌え映画かな?ポール・ニューマン演じる主人公は偏屈なじーさんで、町の住人たちと顔を合わせれば、お互いに馬鹿話で盛り上がり、憎まれ口なんかたたき合い、まるで“ガキ”みたい。一見、人付き合いが下手そうに見えたりもするんだけど…それこそが、平和な日常なんだなっていうのを、後に実感させられるという。そして、こんな偏屈なじーちゃんでも、再会した息子や孫と触れ合うことで、人並みに親らしく、祖父らしくなったりすると。

当時は、主人公の下宿先の大家を演じるジェシカ・タンディの遺作ということで話題にもなったそうだが、今ではポール・ニューマンも既に他界…それどころか、チョイ役なんだけど、やたらと主人公につっかかってくる若い警官を演じていたフィリップ・シーモア・ホフマンも死んじゃってるからなぁ。っていうか…ホフマンが出てるの、今まで気づかなかった。喧嘩するほど仲が良い…主人公とは雇用関係にありながら、友達のようにいつもくだらない喧嘩をしてる、会社経営者(死んだ親から継いだ)、雇い主を演じるブルース・ウィリスもまだ髪がだいぶ残ってて、若ッ!

ニューマン扮する主人公にバカ亭主呼ばわりされるブルース、それはブルースが女にだらしなく、浮気しまくって女房を泣かせてるからなんだけど、その可愛そうな嫁さん役をメラニー・グリフィスが演じている。主人公が彼女を慰めるために、冗談半分で口説き文句を言ったりするんだけど(主人公もそれが口癖のように、女なら誰にでも言ってる)、そのお返しとばかり、ノーブラでシャツをまくり、いきなりオッパイ露出させたりして…見てるこちらも、ご馳走様って感じでした(笑)ついでにブルースの浮気相手も露出…なかなかナイスオッパイな映画でもありました。

主人公の息子も、どこかで見た顔(あのアゴがしゃくれた感じ)だと思ったら…ディラン・ウォルシュっていう、最近だと海外ドラマの「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」で捜査官のアル・バーンズをやってた人だった。劇的に何か大きな事が起きるような物語じゃないんだけど、豪華俳優たちの控えめな演技がジワジワと沁みてくる。日常の積み重ねを大切にってことだよね…個人的には、主人公が大穴狙いの万馬券を買い続けるエピソードに共感。オイラもかつてロトやナンバーズを毎回、同じ番号で買い続けてた時期があったけど、買い忘れた時に限って…。

108円の中古DVDで買っておいて言うのもなんだけど…画面が4:3スタンダードサイズなので、画質的にはイマイチ。名優がたくさん出ている秀作にしては、クオリティが悪く勿体ないですね。音声もオリジナル英語をステレオ収録してあるだけで、吹替えはなし。それどころかメニュー画面すらない…再生ボタンを押せば、自動的に本編が始まる。まぁ、この仕様は「カミーラ-あなたといた夏-」も同じだったけど(発売元が共にエムスリイエンタテイメント)、あっちは、画面サイズだけはちゃんとスクイーズのビスタ収録になってました。映画自体はお薦めです。


監督:ロバート・ベントン
出演:ポール・ニューマン ジェシカ・タンディ ブルース・ウィリス メラニー・グリフィス ディラン・ウォルシュ


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DVD ノーバディーズ・フール







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2019年02月11日

カミーラ -あなたといた夏-(1994年)

テーマ:洋画
カミーラ-あなたといた夏-

ちょっと前に、近所のブックオフの中古DVDコーナーにて税込250円で投げ売りされていたので購入してしまった「カミーラ-あなたといた夏-」を鑑賞…「ドライビング Miss デイジー」のおばあちゃん、ジェシカ・タンディの“主演の遺作”とのこと…本当の遺作はポール・ニューマン共演の「ノーバディーズ・フール」の方で、実はこれも中古DVDを108円で入手してあったり。ちなみにAmazonのマケプレでは中古品が2000円以上になってます。オイラ的には恥ずかしながら初鑑賞なんですけど、「アサシン 暗・殺・者」のブリジット・フォンダも出てたので気になった…。

カナダのトロントに住む売れないミュージシャンのフリーダと、夫でデザイナーのヴィンセントはアメリカ、ジョージア州のピーボ島にヴァカンスにやってきた。そこで隣の家に住む元バイオリニストの老女カミーラと出会う。ある日、カミーラの息子で映画プロデューサーのハロルドから仕事を紹介され、直ぐにトロントに戻ると言い出したヴィンセントとちょっとした諍いを起こし、1人で島に残ることにしたフリーダ。夫を送り出した後、カミーラの元を訪ね、彼女がトロントで行われるブラームスの演奏会に行きたがってるのを知り、2人でこっそり旅に出ようと提案する…。

カナダから避暑にやってきた、ちょっと倦怠期も入ってる夫婦が、たまたま知り合った地元のばーちゃんとその息子と意気投合、嫁さんはばーちゃんと、夫は息子の方と行動をよく共にするようになり、お互いに夫婦関係や親子関係を見つめ直す機会に繋がる。男たちが仕事に出かけたすきに、こっそり小旅行としゃれこもうとする嫁さんとばーちゃん…中盤以降は、この女子2組のロードムービー的な展開。最初は車で出かけるんだけど、ブレーキの故障が原因で、フェリーに乗った途端、車が水の中にドボンと落っこちるなんてトラブルに見舞われてしまう。

それでも前向きな2人…というか、前向きなのはおばーちゃんの方だけど、地元の人達とうまくコミニュケーションをとったりしながら、トラブルを乗り越えていく。まるで女学生のように砂浜ではしゃぐ2人が…ヌードで海水浴を楽しんでしまう場面も!ブリジット・フォンダは当時はまだ30になったか、ならないかくらいの時ですからね…“おおっ”って感じですけど、ジェシカ・タンディは亡くなる直前の作品ですからね、えーと80歳を過ぎてるわけで…女優魂を感じます。ドラマ降板のニュースを見たばかりなので、ジェシカ・タンディに八千草薫の姿が妙にダブる。

一方、息子と旦那組の方も…おばーちゃんと嫁さんがいなくなったのに気づき、右往左往し始める。2人が一緒に出掛けたのではないかと思って、後を追いかけ始めたところで…例の“水に落ちた車”が発見されたり!もちろん。2人は無事なわけで…のんきに旅を続けている。それどころか、ばーちゃんがこっそり“身代金要求まがいのヘンテコな連絡”を息子に入れて今度は誘拐騒動まで勃発。ばーちゃんのその前向きな行動力はどこからくるのか…って思ったら、実は死んだ夫とは別に、昔の恋人の存在があり、その元カレに会いたいという一心だった。

元カレ役というのがジェシカ・タンディの本当の旦那、ヒューム・クローニンなんだけど、女優としても、演じるキャラクターも、そして映画全体からも、なんだか“茶目っ気たっぷり”の大人な余裕が感じられる作品です。目当てのブリジット・フォンダもキュートだったけど、それ以上におばーちゃん、ジェシカ・タンディもキュートだったという。最初の方でジェシカ・タンディと八千草薫が似てるって書いたけど…元カレとの恋愛パートなんて、それこそ「やすらぎの郷」っぽくも感じたり(笑)ほんわか、おばーちゃん萌えしたい方にぜひお薦めしたい作品でしたね。


監督:ディーパ・メータ
出演:ジェシカ・タンディ ブリジット・フォンダ イライアス・コティーズ モーリー・チェイキン ヒューム・クローニン


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