勝手に映画紹介!?

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ブラック・ダヴ シーズン2(2026年)

 

最近、ネトフリで配信が始まったオリジナルのドラマシリーズ「ブラック・ダヴ シーズン2」を鑑賞…全6エピソード。今まで、このシリーズを見たことがなかったんだけど、今回のシーズン2の配信情報を知り、内容が面白そうだったので、シーズン1から順番に見始めた。ドラマシリーズも長寿作品を追いかけるのは大変だけど、1シーズン、6エピソードくらいの作品が2シーズンなら、まだまだ楽勝で追いかけられる。前シーズンでは、国防長官の妻兼スパイだったキーラ・ナイトレイ…前シーズンのフリ通り、旦那が英国首相に上り詰め、首相夫人兼スパイになった。

 

ブラック・ダヴというスパイ組織の一員であるヘレン・ウェッブは…政治家ウォレスの妻であり、2児の母でもあった。不倫相手が殺されるというピンチを切り抜け、リード夫人のもとでスパイを続けているヘレン…まもなくウォレスが、英国首相に就任するという時期に、リード夫人から“ワイルドフラワー”と名付けられたファイルを盗み出すように命じられる。一方、ヘレンとは旧知の仲である殺し屋のサムは…ある殺しの直後に、犯行がばれ、警察に捕まってしまう。しかし、弁護士を装って近づいてきた謎の人物から、釈放と引き換えに、新たな殺しの依頼を受ける!

 

シーズン1のクライマックスでのフリ通り…政治家妻兼スパイ、キーラ・ナイトレイの夫が英国首脳に就任するんだけど、相変わらず、その立場を利用して、(抜けたくても、安易に抜けられない)組織のためにスパイ活動を行っている。シーズン2の冒頭は、首相就任目前の夫の外交に同行しながらも、上司の命令で…外交相手の滞在先に忍び込み、重要なファイルを盗み出すんだけど、現地で落ち合った組織側の人員と共に、平然と銃撃戦までやってのける!とりあえず任務は成功するんだけど、その盗み出したファイルがきっかけで、騒動に発展していく…。

 

まずは、いわゆるキーラ・ナイトレイのスパイのハンドラー的な立ち場に当たる直属の女上司が、謎の失踪を遂げ、生死不明になる。いきなり、後任の人物が現れ、今まで通りに“仕事をしろ”と命じられるんだけど…そこは経験を積んできたスパイなので、ハイ、そうですかと、素直に応じるわけではない。冷静に状況を見極めようとする。一方、殺し屋ベン・ウィショーの方も、首相夫人になるキーラ・ナイトレイとは、さすがに距離を置いていて、会ってなかったんだけど、久しぶりにコンタクトをとる。というのも、罠にハメられ、殺人容疑で警察に拘束されたのだ。

 

結局、例のファイルを盗み出す任務中だったキーラ・ナイトレイとは、ろくに会話ができない状態で、通話をきることとなるんだけど、そんなベン・ウィショーの窮地に、弁護士を名乗る謎の人物が面会に現れ、この人物の計らいで、釈放もされる。なんだけど、その代償として、半ば強制的に…新たな殺しの仕事を引き受けるハメとなる。これがなかなか胡散臭い仕事内容だった。ここで、完全に“こいつらにハメられた”と自覚するんだけど…渋々、引き受ける。やがて、エピソードが進むにつれ、双方の陥っているトラブルが…同じ元凶であることもわかってきて…。

 

それこそが、キーラの女上司にあたる人物の過去にも関係があったりするわけで…。てっきり、大人な事情による交代劇なのかなと思ったが、そういうわけではなく…失踪した女上司も、物語に絡んでくる。それどころか、別の役者さんが演じる若かりし頃の過去エピソードなども描かれ、けっこう深掘りされていき、なんだったらシーズン2の裏主人公的な立ち位置でもあった。イギリスのスパイものである点、メイン登場人物でベン・ウィショーが出ていることも相まって、ところどころ007っぽいなって思う展開もあり…過去の因縁とか「007/スカイフォール」みたいだ。

 

っていうか…殺し屋として活躍するベン・ウィショー…銃の構え方とか、意外とボンドにも似てる。ホント、ベン・ウィショーがホ●じゃなかったら…そのままボンドに昇格、そろそろ決まりそうだと今話題になってる次期ボンドの候補に加えてもいいんじゃないかって思えてきたよ。そうすると、サラ・ランカシャー演じる貫禄十分な女上司も、どことなくジュディ・デンチが演じた女Mに通じるものがあるな。個性豊かだったシーズン1からのレギュラーメンバーも続投しており、勢ぞろいして敵に立ち向かう展開は、「スカイフォール」の襲撃からMをまもるMI-6メンバーを彷彿。

 

人気次第では、まだまだシーズンが重ねられそうな余韻を残しつつ、女上司の失踪に絡んだ今回のメイン事件は、一応、決着を見せている。けっこう風呂敷を広げていたので、シーズン1ほどきれいな終わり方じゃないんじゃないかって心配してたけど、今回もちゃんとシーズンを見終わった感はありましたね。ただ、期待外れに終わった部分も少なからずあり…新キャストとして登場した「スクリーム」シリーズのネーブ・キャンベルの扱いなんかは、“えっ、これだけ?”って感じでした。出演エピソードの数はまぁまぁあるんだけど、ほとんど活躍してないじゃん。

 

あと、基本的なところなんだけど…多少、変装はしている時もあるとはいえ、現役首相夫人が、あんなに色々なところに出没して、正体がバレないのかな?と、ちょっと引っかかりはした。ただの政治家、他の役職だったら気づかないかもしれないけど、さすがに首相夫人の顔くらいは、もう少し世間にも浸透してるんじゃないかな?その前に、首相夫人だったら、もうちょっと警護の目も厳しいんじゃないかなって感じだけど、実際はどうなんだろうね?その辺を気にしなければ…前シーズン同様、アクションも豊富だったし、ユーモアも増えたし、最後まで楽しめたよ。

 

 

監督:ジュリアン・ファリノ キーロン・ハークス

出演:キーラ・ナイトレイ ベン・ウィショー サラ・ランカシャー アンドリュー・バカン エラ・リリー・ハイランド

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Black Doves: Season 2 (Soundtrack from the Netflix Series)

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ブラック・ダヴ(2024年)

 

先月、ベン・アフレックの新作「アニマルズ」を鑑賞するために、ネトフリに再加入したんだけど…ちょっといったんメンバーシップをキャンセルする。最近のネトフリは、前に比べて…見たい新作の配信開始の頻度が減っているような気がする。ただし、今後も気になる作品はあるので、どうせ、また近いうちに利用再開すると思うけど。ということで、今回の最後の駆け込み利用中…先日、シーズン2が始まったキーラ・ナイトレイのドラマシリーズがちょっと面白そうだったので、2024年に配信されたシーズン1、「ブラック・ダヴ」を先に鑑賞してみた…全6エピソードです。

 

クリスマスが近づくある日、イギリスで中国大使が殺され、その娘が行方不明になる事件が起きていた。国防長官ウォレスの妻ヘレン・ウェッブは、夫を公私ともに支えながら、双子の母親としても、子育てに奮闘している。しかし、ヘレンの本当の正体はスパイ組織“ブラック・ダヴ”の一員でもあったのだ。そんなヘレンが周囲に隠して、付き合っていた不倫相手のジェイソンが殺された。動揺を隠せないヘレン…このままヘレンの正体がバレれば大事になると悟った直属の上司リード夫人は、ヘレンをまもるため、殺し屋サムを呼び戻し、事件を調べさせるのだが…。

 

2人の幼い子供を持つ親でもある、政治家の妻キーラ・ナイトレイが、実は組織に雇われているスパイだった!しかも、内緒で付き合っていた不倫相手が殺されたことで、周囲に正体がバレそうになるなど…トラブルに巻き込まれていく!そんなキーラの尻ぬぐいをするため、同じ組織に雇われてるホ●の殺し屋ベン・ウィショーがやって来て、2人で協力しながら…不倫相手殺しの犯人を探すなど、トラブルの元凶に立ち向かっていく。クレイグ版ボンド(007)でイケメンQを演じ、腐女子なオバさま、オネエさまをキュンキュンさせたウィショーが、今度は殺し屋か!

 

もちろん、そっち系なのは設定だけにはとどまらず、さすがにそこまで露骨な表現は多くなかった“007”と比べると、第1話目から男同士のがっつりな濡れ場なども描かれている。見た目も、Qよりもぜんぜんワイルドになっていて、なんとなく出来損ないのジョン・ウィック風でもあった(笑)最初、誰だかわからなかったけど…男同士の濡れ場を見て、ああ、これがベン・ウィショーだったかと悟った。ベン・ウィショー演じるこの殺し屋のプライベートや過去も、深掘りされてる。スパイになりたてのキーラの、殺しの指導役がウィショーだったのが、付き合いの始まりだ。

 

政治家妻の表の顔、殺しだってやってのけるスパイとしての裏の顔、そして不倫相手の前でさらけ出す女の顔…キーラ・ナイトレイもとにかく忙しく動き回り、時には返り血を浴びて、「キャリー」のシシー・スペイセク並みに血まみれになったりもする。代表作「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズをはじめ、フィルモグラフィの中にはアクション映画でのアクティブな役もあったりするので…本作でも格闘や発砲などお手の物、なかなか様になっていて、表の顔とのギャップ演技も見ていて楽しい。キーラとウィショーの関係など、英国らしいユーモアとウィットも魅力だ。

 

スパイスリラーらしく、様々な組織、陣営が入り乱れ、事件の核心部分はけっこう複雑化していくも…“発端である不倫相手の死”など、真相はちゃんと明かされ、シーズンを見終わった感はしっかりと味わえる。やっぱりイギリスの作品だからか、ガイ・リッチー作品みたいな大団円っぽさもあるよね?その一方で、キーラ・ナイトレイを中心とした人間関係なんかには変化の兆しもあり、それこそ最新のシーズン2に向けた伏線、お膳立ても既に見て取れる。最初はウィショーと敵対していた、レ●の女殺し屋コンビとか、悪役も良かった。シーズン2を続けて見ます!

 

 

監督:アレックス・ガバシ リサ・ガニング

出演:キーラ・ナイトレイ ベン・ウィショー サラ・ランカシャー アンドリュー・バカン エラ・リリー・ハイランド

 

 

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Black Doves (Soundtrack from the Netflix Series)

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月とキャベツ(1996年)

月とキャベツ [DVD]

 

ネトフリで配信が始まった、新着の旧作邦画「月とキャベツ」を鑑賞…もちろん、ネトフリのオリジナル映画でもない。アーティストの山崎まさよしが主演した恋愛もの。特に、山崎まさよしのファンというわけでもないのだが…監督を務めた篠原哲雄の、初期のこの頃の作品は好きな作品が多く、当時、本作を見たかどうかは記憶が曖昧だけど、田中麗奈の「はつ恋」、深キョンの「死者の学園祭」、長澤まさみの「深呼吸の必要」なんかはDVDを所有している。そういえば、「きみのためにできること」は、金券ショップで買った格安チケットで、初日舞台挨拶も見たな。

 

人気バンド“ブレインズ”が突然解散してから1年…ボーカルの花火には、ソロデビューの噂もあり、彼の歌声をもう一度聞きたいというファンも数多く存在するのだが、本人はずっと沈黙を守ったままだった。今は、人里離れた田舎で、キャベツを育てながら、隠遁生活を続けている花火だったが…、ヒバナと名乗った不思議な少女につきまとわれるようになる。彼女は花火のファンだったと明かし…そのまま家に居座ろうとする。最初こそ、なんとか家から追い出そうとしていた花火だったが…次第に、彼女を受け入れるようになり、奇妙な同居生活が始まるのだが…。

 

※感想内でネタバレを記述しています、鑑賞予定の方はご注意ください!

 

人気絶頂中に、突然バンドを解散して、隠遁生活を始めたアーティストの山崎まさよし。今は、懇意にしているカメラマンの鶴見辰吾と、たぶんバンド時代のマネージャーと思われるダンカンと、たまに会うくらいで…普段は人里離れた田舎で、キャベツを育てながら1人で暮らしてる。車で都会に出た際に、“バスの中に荷物を忘れた”と訴える不思議な少女と出会う。やたらなれなれしく話しかけてくる少女に、“これでなんとかしろ”と金を渡し、その場はわかれるんだけど…なぜか関係者しか知らない、田舎の自宅に、少女が“金を返すため”に押しかけてくるのよ。

 

しかも、いけしゃあしゃあと…山崎まさよしのファンだと告白し、家の場所なども最初から知っていたと思わせる発言をする。現代の常識に照らし合わせると…ファンとして一場にゃっちゃいけない行為、単なるストーカーじゃねーか疑惑。それに輪をかけて図々しいのが、家に泊めろとまで迫ってくる。1泊だけという条件で渋々、許可を出すんだけど…いよいよ追い出すとなった時に、山崎まさよしにも心境の変化が訪れる。このまま彼女を帰さない方がいいのではないか?と…。結局、一緒にいることを許して…2人の“ひと夏”の奇妙な同居生活が始まる…。

 

少女本人の口から、“学生だ”という情報は提示されている…どう見ても大学生ではなさそうなので、JKくらいだろうか?少女のストーカー行為も問題だが、たとえ“プラトニックな関係だった”とはいえ…見知らぬ未成年者と、“一つ屋根の下で暮らし始める”なんて、大人としてアカンやつだった。でも、マブダチの鶴見辰吾も普通に肯定的で、2人の仲を後押ししてるし、後半になって、山崎まさよしの方から、チューしそうになったりもしてたし…今の時代だったら、充分に炎上案件だよな。ただ、そんなツッコミ要素も、篠原監督の繊細な演出センスでかなり軽減してる。

 

ギリ…ピュアなロマンスとして成立してるんだ。でもね、てっきりツッコミどころだと思っていたものも、ちゃぶ台ひっくり返しで…感動系に昇華させるから、あなどれない。ということで、本作の最大のネタバレを書きます、30年前の旧作なので、きっと他にもオチを書いてる人がいるだろうし…。実はですね、けっこう不思議ちゃん入ってる少女ですけど、それも、そのはず…なんと幽霊でしたというオチ。要はJK版の「異人たちとの夏」みたいな話だったのね。もともと山崎まさよしのファンだった少女は…彼の歌を聴きながら、災害に巻き込まれて死んでいたのだった。

 

まぁ、幽霊相手だったら…未成年泊めちゃ駄目だろみたいな常識も関係ないわけだ。彼女が、“ストーカー”のように“つきまとっていた”のも致し方なしと。山崎まさよし本人が唄う主題歌(劇中歌)なんかもヒットしたらしく…一瞬、PVみたいになったりもするけど(タイトル知らないけど、なんか聴いたことあるメロディだなとは思った)、最近の恋愛ものだったり、アイドルものなんかよりは、全然面白く鑑賞できたし、素直に感動もできたよ(誰だよ、ストーカーとか言ってたヤツ)。DVDは出てるけど、新品入手は難しそう…アマプラでは有料、見放題共に未配信でした。

 

 

監督:篠原哲雄

出演:山崎まさよし 真田麻垂美 鶴見辰吾 ダンカン 中村久美 千葉大輔 田中要次 倉持裕之

 

 

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DVD 月とキャベツ






 

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ビバリーヒルズニンジャ(1997年)

ビバリーヒルズ・ニンジャ【字幕版】 [VHS]

 

旧作のコメディ映画(「ポルノ☆スターへの道」)を見た影響か…特に新着というわけではないのだが、突然、ネトフリでお薦めされた「ビバリーヒルズニンジャ」。今まで見逃していた旧作映画なので、この機会に見てみることにした。日本の海岸に流れ着き、ニンジャ道場に拾われた、ニンジャとして育てられた(まだ半人前なのでニンジャとして認められていない)孤児の白人が、アメリカに渡って、悪党と戦うというおバカ映画。海外盤のソフト(Beverly Hills Ninja [DVD])は出てるも、日本ではVHSのみ。他の配信サイトでの扱いもなく、今見れるのはネトフリだけ?

 

日本のニンジャの一族には“異国の赤ん坊が現れ、最強のニンジャに育つ”という伝説があった…実際に25年前、海に流れ着いた白人の赤ん坊が、一族によって保護され、育てられることになった。ハルと名付けられたその子供は、期待され、他の一族の子供たちと共に、厳しい修行を受けながら、成長していったのだが…伝説通りとはならず、まったくニンジャの才能がない、ただのデブになった。結局、センセイの寵愛を受けながらも、ニンジャにはなれなかった。ある日、ハルが道場の留守番をしていると、美女がニンジャに助けを求めてやって来たのだが…。

 

主演はサタデー・ナイト・ライブなどで活躍したコメディアンのクリス・ファーレイ…役者としても「ウェインズ・ワールド」や「ハードロック・ハイジャック」という作品に出演しているんだけど、本作出演直後に薬物の過剰摂取で急逝しているそうだ(Wikipedia情報)。「ハードロック・ハイジャック」は好きな映画で、DVDも持ってるので、出てたのはなんとなく覚えてたけど…亡くなっているのは知らなかったな。この映画のビジュアルに関しては、デブでブサイクで、キモい…それこそ昨日見た「ポルノ☆スターへの道」の主演ニック・スウォードソンともキャラかぶってるな(笑)

 

流れ着いた日本で、ニンジャに拾われ、育てられ…一時は、“伝説の最強ニンジャ”ではないかと、期待もされていたんだけど、ぜんぜんそんなことはなく、ただのドンくさいデブだった主人公。一緒に育った“兄弟子”は…成績も優秀、ニンジャ道場のホープなんだけど、主人公は結局、卒業試験もパスできず、ひとまず正式なニンジャへの昇格は保留となる。そのため、師匠から道場の留守番を命じられるんだけど…そんな時に、謎の金髪美女が現れ、仕事を依頼される。勝手に仕事を引き受けるも…潜入先で、悪党が起こした殺人の、容疑者にされてしまう。

 

その濡れ衣を晴らすため、そして依頼主の金髪美女(師匠や兄は…その美女も怪しいと疑っている)を助けるために、アメリカのビバリーヒルズに渡ることを決意する主人公。師匠も“行ってこい”と背中を押してくれるんだけども、本当はめっちゃ心配で…優秀な兄をこっそりと派遣し、色々と手助けするように命じる。かくして、ビバリーヒルズに到着しても、ドジばかり踏んでる主人公の尻ぬぐいを、兄が見つからないように対処しながら…なんだかんだで、事件の真相に迫っていくこととなる。はたして、謎の金髪美女は敵なのか、味方なのか…って感じの展開。

 

劇中では“センセイ”と呼ばれていた主人公の師匠…めっちゃいい人やねん、優しいねん。主人公がどんなバカをやっても、受けとめてくれる懐のデカさ!演じているのはスーン=テック・オーという俳優さんなんだけど、「007/黄金銃を持つ男」で、ボンドをサポートするヒップ中尉の役を演じていた人だ。また、主人公の尻ぬぐいをさせられる“兄”も…本当にひどい目に遭いまくるんだけど、必ず主人公のピンチに現れて、助けてくれるのよ。本人も、最初は嫌だ嫌だと、毛嫌いしてたのに…ダメな弟が段々と愛おしくなってきちゃうのよね。そういう関係性が微笑ましい。

 

主人公が滞在するホテルのボーイとして登場するのは、数年前のアカデミー賞でのウィル・スミスとの因縁が印象強く残っているクリス・ロック。意外と大きな役で…主人公の正体がニンジャだと知り、行動を共にする場面も多い。本来なら、不釣り合いな、依頼人の金髪美女と結局、いい雰囲気になったりするんだけど…これもまた「ポルノ☆スターへの道」でも感じた、バカと美女のカップルが成立しちゃう、コメディの定番ファンタジー要素だよな。おバカだけど、お色気、お下品は意外と少ないか?90年代のマニアックな作品をネトフリで手軽に見れるのは嬉しい。

 

 

監督:デニス・デューガン

出演:クリス・ファーレイ ニコレット・シェリダン ロビン・ショウ スーン=テック・オー クリス・ロック

 

 

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VHS ビバリーヒルズニンジャ(字幕版)






 

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余命一年、男をかう(2026年)

 

ネトフリで昨日から配信が始まったらしいオリジナル邦画「余命一年、男をかう」を鑑賞…同名の原作小説があるらしいが未読、映画を見るまでその存在も知らなかった。まぁ、タイトルから恋愛ものか、難病もののか、もしくはその両方の合わせ技かというのは、なんとなく察せられたものの…いつもより、ちょっぴり地味な感じの柴咲コウのビジュアルに惹かれて見てみる気になった。柴咲コウは、人ならざる者や、恐怖に慄くヒロインや、殺し合いをするヤンキーJC(それはまたかなり具体的な役柄だな!)の方が似合うと思っていたが、こういう役も意外と似合う。

 

40歳になる地味な会社員・片倉唯…今まで、堅実に生きてきて、20歳の時に購入したマンションのローンも完済の目途が立つ。普段は徹底した節約生活を送り、生活費の残額をNISAで積み立て、老後の人生設計にも余念がないのだが…受診した“がん検診”で子宮がんが発覚!治療をしなければ余命は1年だと宣告される。本人は、治療を受けずに…そのまま死を受け入れるつもりでいたのだが、突然、病院で、若い男から約72万円の借金を申し込まれる。親の治療費だという。なぜか快諾する唯…これがきかっけでホストのリョーマとの奇妙な関係が始まる。

 

オイラはこの映画の主人公みたいに、堅実ではなく、財産もほとんどないんだけれども…老後のぼっち生活への不安という部分では、かなり共感する部分があった。さすがに、望んでがんになりたいわけじゃないけど、生きていくうえでのしがらみも面倒だし、なったらなったで、ぽっくりそのまま死にたいななんて、“夢のようなこと”を妄想したことは、一度や二度ではない。なので…意外と、作品の導入部では、主人公に共感する部分っていうのはあったんだよな。今からじゃ、遅いのかもしれないけど…徹底した節約生活とか、近い将来の自分かなみたいな?

 

そんなわけで、柴咲コウも、がん宣告直後で、なんか自暴自棄になっていたのか…親の治療費を貸してくれと、無茶なお願いをしてきた見ず知らずのイケメンホストに、ポンと約72万円を貸してしまう。そして、どうせ返ってこないだろうからと…自分からホテルに連れ込んで、1回寝ておくかみたいな行動に出る。ホストのにーちゃんも、72万円出してもらってるので、仕方なく年上のババァの言いなりになる。で、映像ではさすがに描かれてなかったけど、“やることはやった”らしい2人。柴咲コウが行為の際に出血したので、勘違いするホスト、まさか“その年”で?と。

 

いやいや違うって…この出血は病気だからよと、意外とあっけらかんに言う柴咲コウ。本来だったら、それっきりで別れるつもりだったんだけど…見た目のチャラさに反して、根はけっこう真面目だったホストのにーちゃんは、こっそり調べておいた柴咲コウの職場に出向き、借金の返済を約束。死が目に見えている柴咲コウは…完済まで待ってられないしってことで、1時間1万円でホストらしいご奉仕をするという約束になり、2人の奇妙な関係が本格的に始まる。死が迫ったことで、柴咲コウも“人生を楽しむ”方法を見つけた…そして、徐々に感情や関係に変化が!

 

この内容で、さすがに“命を粗末に扱うような展開にはならんだろう”と予想はしてた…なんだったら、昔見た、竹中直人のコメディ映画みたいな、ガンは勘違いだったなんて、バカげたオチになるんじゃないかと、ちょっと疑ったりもしたんだけど、さすがにそこまでチープな脚本ではなかった。ただ、まぁ、人との繋がりは大事だねという前向きな落としどころになってます。柴咲コウの地味かわ演技もあり、かえって、泣かせに走る、よくある難病映画よりは、見やすい内容でした。若い男と仲良くなって、オバサンがハシャいじゃう感じも、年齢が近いから許したくなる。

 

個人的には…ちょっと年上の会社の同僚役で、西田尚美が出てくるのが気に入っている。金を貯め込むのが好きな主人公の、一番仲の良い会社の同僚が西田尚美ですよ…なんかエモイ。思わず、目の前にいるの「ひみつの花園」(矢口史靖監督)の鈴木咲子さんですよ!と、叫びたくなった。そう、西田尚美は…「ひみつの花園」って映画で、“三度のメシより金が好き”というインパクト大なヒロインを演じてたんだよ。あの映画、矢口作品の中でも、西田尚美出演作の中でも、一番好きなんだ。そういえば、ホストの母親、濱田マリも「ひみつの花園」に出てたな。

 

 

監督:風間大樹

出演:柴咲コウ 赤楚衛二 筒井道隆 西田尚美 濱田マリ 鳴海唯 森口瑤子 宮世流弥 近藤公園

 

 

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余命一年、男をかう (Soundtrack from the Netflix Film)

余命一年、男をかう (Soundtrack from the Netflix Film)






 

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フェンス/境界(2026年)

 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアで「フェンス/境界(原題:Le Cri des gardes)」を鑑賞。アフリカにある建設作業現場で、現地の作業員が事故死…遺体の引き取りを巡って作業員の兄と、白人の現場監督の間で対立が起きるんだけれども、実は作業員の死には秘密があって…という感じの、わりと地味目なサスペンスです。白人の現場監督に「アウトサイダー」のマット・ディロン、作業員の兄役に「007/カジノ・ロワイヤル」でテロ組織の将軍を演じていたベテランの黒人俳優イザック・ド・バンコレ。

 

西アフリカの建設現場…現地人の黒人作業員ノーフィアが、ブルドーザーに轢かれて、死亡するという事故が起きた。兄のアルブリーは遺体を引き取るため、事故が起きた建設現場へと赴く。白人の現場監督ホーンは、宿舎近くのフェンスの向こう側に、ノーフィアが佇んでいるのに気づき、近寄っていく。アルブリーから事情を説明され、遺体を今夜中に引き取りたいと言われるも、明日まで待ってほしいと頼む。しかしアルブリーもまったく引き下がろうとしない。ホーンは結婚したばかりの妻リオーネが訪ねてくることを強調、なんとか話を切り上げたいが…。

 

原作は戯曲だそうで…役者同士の芝居の応酬で見せていくタイプの作品だった。事故があった建設現場の中と外はフェンスで隔てられており、関係者以外は中に入れない。監視塔から警備員が常に監視も行っているので…さすがに無茶な行動には出れないんだけど、死んだ作業員の兄は、ジッとフェンスの傍に佇み、その場を動こうとしない。その異様な雰囲気に、現場監督マット・ディロンが気づき…フェンス越しに近づいたところで会話が始まる。作業員の兄は、母親が悲しむから、今夜中に遺体を引き取りたいと主張するも、現場監督も首を縦に振らない。

 

手続きや、なんやかんやがあるので…明日以降、早急に対応する、常識の範囲内で補償も行うと、歩み寄りの姿勢は見せるんだけど、作業員の兄は応じる気配がなく、“今夜中に遺体を持ち帰る”ということを繰り返し主張。現場監督は、和解のしるしに、宿舎で酒でも飲もうと誘い、自分のところに新婚の妻もやって来るので…なんとか、引き取りを明日に引き延ばしてほしいと説明するんだけど、交渉は平行線をたどる。それまで夜のシーンだったんだけど、次のカットで、昼間のシーンに変わる。どうやら時間が巻き戻り、現場監督の嫁の視点になったようだ。

 

普段は海外に住んでいる新妻が、旦那の単身赴任先にやって来たということのようで…現場監督本人は、忙しいので、部下の白人青年が空港へ迎えに来た。なんだけど、この白人青年が、だいぶぶっきらぼうで、がさつな性格なので…新妻は若干、戸惑っている。それでも、旦那のいる現場に行くまでの道のりで、少しずつ会話をして、距離を縮めていくんだけど…。そうこうしているうちに、夜になり…現場監督と作業員の兄が、フェンス越しに対峙している場面に戻ってくる。どうやら、部下が迎えに行った妻が到着したようだ…基本はこの4人が物語を動かす。

 

他にも、現場監督の部下と思われる現地スタッフが何人か出てくるんだけど…そこまで物語には大きく関わってこなかった。最初は、いくら遺族でも、“作業現場側”にだってルールがあるんだから、もう少し条件を譲歩してもいいんじゃないかなんて、現場監督を擁護するような気分で物語を追いかけていたんだけれども、次第に現場監督や、白人の部下の言動に、“なんか違和感”を覚えるようになり…ははぁん、死んだ作業員の兄は、確信的に揺さぶりをかけてるんだなと解ってくる。現場監督と白人の部下は、いったいどんな秘密を抱えているのだろうか?

 

また、そういった真相が明るみになった時、現場監督の嫁はどんな反応を見せるのだろうか?一番気になるのは、新婚マット・ディロン(実年齢62歳)の嫁さんが、めっちゃ若い、年の差カップルっていう点だよな。嫁さん、けっこう可愛い…この女優さんも、どこかで見たことがあるなって思ったら、ネトフリで見たドラマシリーズ「アガサ・クリスティのセブンダイヤルズ」で、ヒロインを演じていたミア・マッケンナ=ブルース(実年齢29歳)だった。白人の部下を演じたトム・ブライスという俳優も、ネトフリの恋愛映画「あなたとわたしの夏の旅」に出てたのを覚えている。

 

 

監督:クレール・ドゥニ

出演:マット・ディロン イザック・ド・バンコレ ミア・マッケンナ=ブルース トム・ブライス

 

 

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オーバーアクト:なんちゃって大作戦(2026年)

 

ネットフリックスで今日から配信が始まったオリジナル映画「オーバーアクト:なんちゃって大作戦(原題:Kaeng Owoe/英題:Overacting)」を鑑賞…タイのオフビートなアクションコメディ。元警官だった父親が心臓発作で倒れた後に目覚めると…記憶が混濁し、現役の警察官だと思い込んでしまい、その記憶を無理に訂正すると、ショック死する可能性が高いため…役者志望の一人娘とその仲間たちが、偽警察官になって…みんなで警察の真似事をするんだけど、実際の事件なんかにも勝手に関わったりして、大騒動になっていく…みたいな感じのお話でした。

 

モデル事務所を営みながら、自身も女優として活躍することを夢見ているヌットだったが、なかなかオーディションに受からない。ヌットは、元警部の父親ウィナイと一緒に暮らしているのだが…ある日、ウィナイが心臓発作を起こして病院に搬送された。一命はとりとめたものの、神経系に障害が出ており、警官時代の記憶に戻ってしまっていた。さらに、自分が既に警察官を辞していることを知った時は、ショックで再び心臓発作を起こす可能性があるという!ヌットは元カレの交通警官トイや、役者仲間でもある幼馴染と協力し、偽の警察部隊を組織するのだが…。

 

冒頭は、警官時代の父親が、宿敵の悪党と戦うアクションシーンから幕を開けるが…コメディ色は全開。バイクに乗った悪党を追いかけるのに、車の屋根からダイブ、手に持った“肉の串焼き”をウルヴァリンの爪のようにして構えて、長時間飛行したりするんだけど…合成とかがやたらとチープなんだよな。ちなみに、これはだいぶボケはじめた父親が見ている夢という設定であり、父親は夢を見ながら、夢遊病者のように、家の中で暴れまわっている。父親はインド映画を見るのも好きなようで…コミカルなアクションの中には、ボリウッドオマージュも散見する。

 

そして、その後に登場する現実世界でのアクションシーンもどれも似たようなものが多く、全体的にアクションシーンはチープなものが多い。まぁ、あえて、狙いなんだと思うけど。似てるといえば、「裸の銃を持つ男」とか「絶叫計画」シリーズとか、ハリウッドのパロディものに出てくるアクションシーンのような感じのチープさ。ギャグのセンスとかもけっこう似ているものがあったな。ストーリーもけっこうぶっ飛んでて、心臓発作で死にかかった父親が、ボケて自分が警官だと思いこんじゃう、真実を知るとショック死しちゃうから、警官のフリを続けさせなきゃいけないと。

 

そこで売れない女優の娘が、仲間たちと偽警官になって、父親を偽警察署長に祭り上げるんだけど…本物の事件や捜査に首をつっこんでしまい、大騒動に発展!果ては、夢の中に出てきた宿敵が舞い戻って来て、因縁の対決が再び起こる!基本はおバカコメディだが、親子関係などで、ホロっとさせる要素もある。娘役の女優さんは、日本のアイドルみたいな可愛らしいルックスだが、けっこう率先して変顔とかもするし、コメディアンヌの素質があり。その娘の元カレで、交通警官の役を演じている役者さんが…中川家のお兄ちゃん(中川剛)そっくりでめちゃ笑う。

 

 

監督:プルクサー・アマルチ

出演:ポンサック・ポンスワン メラダー・スシリー ゴーン・フアイライ コーンポープ・チャンチャルーン

 

 

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ポルノ☆スターへの道(2011年)

ポルノ☆スターへの道 (字幕版)

 

ネトフリで最近配信が始まった新着の旧作映画「ポルノ☆スターへの道」を鑑賞…田舎に住む純朴、というか無知でおバカな青年が、ある時、自分の両親が“有名ポルノスター”だったことを知り、自分もハリウッドに出て、ポルノスターを目指すというお下品コメディ。たぶん、日本では当時、ソフトスルーだったと記憶…タイトルは知ってたけど、今まで見たことはなかった。アマプラでも配信の扱いはあるが、見放題には未対応、有料配信だった。同じネトフリで「シラート」という衝撃作を見た後に、このチョイスでよかったのか?ある意味、こちらも衝撃な作品だけど。

 

アイオワの田舎町で両親と暮す純朴な青年バッキー・ラーソン。ある日、近所の友人宅で、ポルノ映画の鑑賞会が行われ、そこで初めて“性的な興奮”に目覚めるのだが…映画で“からみ”を演じている男優と女優が、なんとバッキーの両親だったことが判明!演じることに興味を抱いたバッキーは、自分もポルノスターになると決意し、ハリウッドへと旅立つ。右も左もわからない大都市で、心優しいウェイトレスのキャシーと出会い、親交を深める一方、まさかの“租チン”が巷で支持され、あっという間にポルノ界で大躍進することになるバッキーだったが…。

 

同じポルノ業界を描いた傑作「ブギーナイツ」を…ファレリー兄弟みたいなノリで撮っちゃったのが本作。下品で、自虐的で、アダム・サンドラーの映画にも似てるんだよなって思ったら、そのアダム・サンドラーが脚本とプロデューサーを務めていたので納得した。本人は出演していない。アメリカのコメディ映画って、本当にバカをバカに描くよね…ルックスも本当にバカっぽい。っていうか、はっきり言ってキモい。よく言えば純朴、正直に言うとただのバカな主人公…いい歳こいて、その日まで“シコり方”も知らなかったんだけど、悪友たちにポルノを見せられる!

 

そこで初めて、快感にも目覚めちゃうわけだけど…もう一つ、目覚めたことがあって、それは演技への興味。実は、初めて見たポルノ映画の演者が、自分の両親だった!これには本人も、その場にいた悪友たちもビックリだ。確かに、この純朴…もといバカな主人公の両親なので、それまでは、まったくそんな雰囲気は微塵も感じられなかったんだけどな(笑)2人とも、テヘ、バレちゃった…みたいな態度で、自分たちがポルノスターになった経緯を息子に語り出す。すると、息子の方は、“自分もポルノスターになる”と宣言、映画の都ハリウッドへと向かうのだった。

 

とはいうものの、どうやってポルノスターになればいいのか、本人も皆目見当がつかない。仕方なく、目に付いたポルノショップで話を聞いたりしながら、街をさ迷い歩き…偶然立ち寄ったダイナーで、ウエイトレスのクリスティーナ・リッチと出会う。店でこき使われていたクリスティーナ・リッチは、普通の人から見ると、ただのバカにしか見えない主人公の純朴さ、素朴さに惹かれ、癒され、最初は“友人”として、絆を深めていくことになる。なんでこんなキモいバカと美女のカップルが成立するんだよというのも…この手のコメディのお約束な“ファンタジー”要素だ。

 

人間の良し悪しは見た目じゃない…というのをやたらと誇張して描いてるんだろうけどな。一方で、主人公のサクセスストーリーも描くんだけど…そのきっかけが、普通ならコンプレックスになるはずの、“租チンと早漏”が武器になるという、とんでもない皮肉。それこそファンタジーだよな…。白い液体を飛ばして、笑いをとろうとするストレートさ、やっぱりファレリー兄弟の「メリーに首ったけ」を思い出すな。あれは、当時のキャメロン・ディアスのキュートさで、ギリ成立してたけど…お下品すぎるよな。そこまでつまらなくはなかったけど、さすがに見る人を選ぶのでは?

 

 

監督:トム・ブラディ
出演:ニック・スウォードソン クリスティーナ・リッチ ドン・ジョンソン スティーヴン・ドーフ イードゥー・モセリ

 

【アマプラでも有料配信中です】

ポルノ☆スターへの道 (字幕版)

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シラート(2025年)

『シラート』DVD

 

ネトフリで配信が始まった「シラート」を鑑賞…特にネトフリオリジナルの作品ではなく、今年の6月に劇場公開された作品。各国の映画祭などでも話題になったスペインとフランス合作のインディペント作品で、日本でも口コミで大ヒットしたと聞く…ウチの地元じゃ上映はなかったけど。失踪した娘を探すため、幼い息子と共に旅を続ける父親…娘がレイブ会場にいるかもしれないと聞くも空振りに終わり、そこで知り合った参加者と別の会場を目指すことになるが…というお話。現段階で、アマプラでは未配信…ブルーレイとDVDがそれぞれ今年の12月にリリース予定。

 

砂漠で行われているレイブ会場に、場違いな親子…ルイスと息子エステバンの姿があった。2人は失踪した娘(姉)を探していて、このレイブ会場にいるかもしれないという情報を得ていた。しかし、娘の姿はなかなか見つからず、ルイスは、酒とドラッグでハイになり、大音量で踊り狂う参加者たちの姿を黙って見つめることしかできなかった。やがて、娘の写真を見せた相手から、別のレイブ会場にいるかもしれないと新たな情報が得られる。その後、話を聞いた参加者たちが…渋滞の列を抜け出し、車を走らせるのを見て、2人も後を追いかけることにしたが…。

 

冒頭、レイブ会場でスピーカーのセッティングをしているところから始まる…スピーカーに似た箱を積み上げてるけど、いったい何だろう、何をしてるんだろうって思ったら、やっぱりスピーカーだった。セッティングが終わり…言葉では形容しづらい“ブォーン”という低い音がスピーカーから流れだし、岩山に囲まれた会場に鳴り響くところは、まるで“戦国時代の合戦が始まる時の法螺貝の音”みたいで、確かに妙な高揚感を味わう。そして、その音に呼応したように、人々が音楽に合わせ、狂うように踊り始めるのだが…そんな場所に場違いな親子連れの姿があった!

 

失踪した娘を探しているという父親と、その弟らしい幼い息子…2人は手製のビラを持ち、参加者たちに聞き込みを続けるも、芳しい情報は得られない。本当にこんな場所に娘がいるのか、信じがたい様子で、会場をさ迷う父親。しばらく経って…別のレイブ会場の存在を知らされる親子、もしかしたらそこにいるかもよ?という新たな情報。やがて軍人がやって来て、レイブイベントの解散を命じ、参加者たちをその場から退去させようとする。参加者たちは抗議を行うも、結局…命令に従い、それぞれ帰途につく。しかし、一斉に動き出したことで大渋滞が起きてしまう!

 

そんな中、軍人に反発し…渋滞の列から抜け出していく参加者のグループが現れた。その様子を見た親子は…息子の助言で、後を追いかけることに。その抜け出したグループというのが、別のレイブ会場の情報をくれた人たちだったのだ。彼ら、彼女らについていけばなんとかなるんじゃないか?という期待を抱くのだが…。もちろん相手は、足手まといになると困惑気味だ。砂漠や渓谷といった険しい道のりを、親子が乗る車では進むのは危険だから、引き返すようにとも説得するんだけど…意外と意志が強く、頑固なんだよな、この親子の方もさ…(笑)

 

このあたりは…普通なら交わらないような両者が、徐々に打ち解け、絆を深めていく…ほのぼのロードムービー感を漂わす。その一方で、お国柄の情勢であったり、厳しい自然の脅威だったりというのを実感する瞬間も訪れたりする。道幅が狭く、やっとの思いで車を走らせるシーンなどは、どこか「恐怖の報酬」を彷彿とさせるようなスリルを味わうのだった。そして、“ネタバレ厳禁”が徹底されている、衝撃展開が連続する後半!奇跡なんてそう簡単に起きないという、想像以上のヘヴィさ。普通、もうちょっとフラグとかあるだろう…あとから考えると、あれがフラグか?

 

でも、そういうのを気づかさせないで、いきなりくるので…思わず“おわーーー”ってのけぞったよ。ホント、娘なんて探しに行かなきゃよかったのに、あんなヒッピーな連中についていかなければよかったのに、たぶん、人間の人生なんて、そんな後悔ばかりなんだろうな。はたして、娘は見つかるんでしょうかね?これ、フランスとの合作だけど、スペイン映画なんだよね…プロデューサーに、映画監督としても有名なペドロ・アルモドバルが名前がある。普段はそんなに率先して見ないんだけど、最近はやたらと見た映画がスペイン映画だったってことがあるんだよな。

 

 

監督:オリベル・ラシェ

出演:セルジ・ロペス ブルーノ・ヌニェス・アルホナ リチャード・“ビギ”・ベラミー ステファニア・ガッダ

 

 

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DVD シラート

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ゴス家のワン!ダフル・クリスマス(2026年)

 

ネトリフで配信が始まったオリジナル映画「ゴス家のワン!ダフル・クリスマス」を鑑賞…普段はそこまで率先して見ることがない、動物映画、お犬様映画、そもそもオイラは犬は苦手だし。ただ、キャスティングの中にデニス・クエイドの名前を発見し…おっっと思った。また、ネトフリの作品ページを見ると、どうやら、デニス・クエイドが過去に出演していた「僕のワンダフル・ライフ」や「僕のワンダフル・ジャーニー」の流れを汲む作品のようで、原作者が同じらしい。ネトフリのオリジナル作品だと「ベラのワンダフル・ホーム」っていうのが別途あるけど、そちらは未鑑賞。

 

息子ハンターの家族と一緒に暮らしているサンダーは2年前に妻のバーバラを亡くしてからふさぎ込んでいた。孫娘のエロー(エロイーズ)とも折り合いが悪く、喧嘩が絶えない。ハンターは仕事優先の生活で、元弁護士だった妻ジュリアナは、まだ幼い双子の息子たちの育児で手一杯。そんなある日、ジュリアナが感染症を患い、入院することになった!サンダーとエローは、お互いに歩み寄りながら、家事や双子の面倒を見ることになったのだが…。さらに、エローは捨てられていた子犬を思わず拾ってきてしまったが、一家には既に愛犬ウィンステッドもいて…。

 

なんで、犬嫌いのオイラが、過去に「僕のワンダフル・ライフ」と「僕のワンダフル・ジャーニー」を見ていたかというと…近所の映画館でやった「僕のワンダフル・ジャーニー」の試写会が当たったんだよ。で、同時期に、その前作にあたる「僕のワンダフル・ライフ」がWOWOWで放送されたのもあり…両方を続けて鑑賞したんだよな。だから見たのは、今から約7年前…「僕のワンダフル・ジャーニー」の公開時だったはずである。だいぶ内容はうろ覚えなんだけど…普通に展開される人間のドラマを、飼い犬の視点で、茶々を入れながら、語るような話だったと記憶。

 

2作品の世界観を繋ぐ、橋渡し的な役柄で…デニス・クエイドが出ていたような気がするけど、お話自体はそんなに繋がってなかったんじゃなかったっけ?今回も、デニス・クエイドが出てるということだったので…同じような感じかなて思ったら、デニス・クエイドが演じている役名が別でした。ということは、「僕のワンダフル・ライフ」と「僕のワンダフル・ジャーニー」とは別の家族を描いた物語ってことなのか?まぁ、やってることは…相変わらず犬視点の語りを入れながら、主人公一家が抱える問題を、暖かく見守っていくといったハートウォーミング内容だったけど。

 

デニス・クエイドは、妻に先立たれ、世捨て人になっている一家のじーちゃん…息子家族と一緒に暮らしていて、その息子には嫁さんと、3人の子供(年頃のJKと、幼い双子の男児)がいる。じーちゃんとJKの孫はあまり仲が良くなくてしょっちゅう喧嘩。嫁さんはもともとキャリアウーマンだったんだけど、今は双子の育児に追われ、家でくすぶってる。一方、デニス・クエイドの息子の方は、仕事優先の生活で…あまり家族にはかまっていない。だから自然と、夫婦仲も悪くなりかけていた。そんな時に、嫁さんの具合が悪くなり…急遽、入院することになっちゃった!

 

デニス・クエイドの息子は仕事と嫁さんの看病で大忙し、そこで仕方なくデニス・クエイドがJKの孫娘と歩み寄り、双子の面倒をみたり、はたまた犬の世話そしたりすると。そして、散歩に出かけた公園で、近所の“奥様方”と知り合い、その中の1人と徐々にいい仲になっていく。そしてJKの娘にもカレシっぽい存在の男が現れ、ついでに捨て犬まで拾ってきて、やたらとにぎやかになる。そんなじーちゃんと孫娘の恋路と、母親の病気療養の様子なんかを犬視点で、時にシニカルなツッコミなどを入れつつ描き、タイトルから察せられるように、クリスマスが到来すると。

 

まぁ、それこそクリスマスシーズン向けのファミリームービーなので…特に、これといって目新しいものはなかったけど、頭を空っぽにして、見れるのは確かですね。ダラダラとながら見するくらいがちょうどいい。元から一家が飼っている犬の種類がバセット・ハウンド…押井守が昔飼っていた(名前はガブだっけ?)、そしてよく押井映画に出てくる、あの犬ね。きっと、押井さんが見たら喜ぶんじゃないかな?とか考えながら見ていた。昔、自分の映画以外に、あまりバセットが出てこないって嘆いてたことがあったからな。この映画はがっつり出てきましたからね…。

 

 

監督:キャスリン・ミション

出演:デニス・クエイド マイロ・ヴィンティミリア ブルック・レナ・ジョンソン ジェニファー・ティーリー

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

A Dog’s Perfect Christmas (Soundtrack from the Netflix Film)

A Dog’s Perfect Christmas (Soundtrack from the Netflix Film)






 

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