勝手に映画紹介!?

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

代理人(1995年)

代理人 [DVD]

 

CSの映画専門チャンネル“ザ・シネマ”で放送していた「代理人」をケーブルテレビのSTB経由でエアチェックしておいたので鑑賞…母親に捨てられた黒人の赤子を、養子として迎え入れた白人一家…数年後に、生みの親が子供を返してほしいと、裁判を起こし、泥沼の争いになっていくという、ジャンル的には法廷サスペンス。白人一家の妻にジェシカ・ラング、子供の生みの親に「007/ダイ・アナザー・デイ」のボンドガール、ハル・ベリー…そのほか、デヴィッド・ストラザーン、サミュエル・L・ジャクソン、キューバ・グッディング・Jrなどが共演者も意外と豪華だ。

 

麻薬中毒の黒人女性カイラは…クスリ欲しさに、自分の子供イザヤを、衝動的にゴミ捨て場へ捨ててしまう!奇跡的に保護されたイザヤは、病院へと運ばれ…そこで民生委員として働いていたマーガレットと出会う。一目見て、イザヤのことが気に入ったマーガレットは、イヤザを養子として迎え入れることを決意。夫のチャールズや、娘のハンナは最初こそ、戸惑いを見せていたものの…次第にイヤザを家族の一員として認めていく。夫妻の正式な養子と確定した数年後…イザヤが生きていたと知ったカイラが、自分の手に親権を取り戻そうと、裁判を起こして…。

 

ヤク中のハル・ベリーが…クスリを欲するあまり、錯乱していて、生まれたばかりの幼い息子を、ゴミ捨て場に捨ててしまう。その後、間一髪のところでゴミ収集車に潰されそうになっているところを救出され、病院へと運ばれる。その子供は…いわゆるコカインベイビー。妊娠中もクスリをやめられなかった母親のせいで、生まれてきた子供も依存症だった。対応にあたっていた医師も、最初こそ“もう駄目だ”と匙を投げてたんだけど…ここでも奇跡が起き、赤ん坊は一命をとりとめる。そんな赤ん坊に“一目惚れ”したのが病院で働いていた民生委員のジェシカ・ラング。

 

ぜひ自分の手で面倒が見たい…民生委員なので、複雑な養子縁組の手続きなんかもお手の物。最初は夫のデヴィッド・ストラザーンや、年頃の娘なんかも戸惑いを見せていたんだけど…実際に養子として迎え入れたら、みんなが溺愛し、すっかりと家族の一員になっていく。ただし…生まれた時の薬物依存の影響なんかもあって、普通の子供よりも、若干、手がかかる状況でもあると。一方、子供を捨てたハル・ベリーは、その後、万引き等の犯罪も行ってムショ行きになったんだけど…今ではすっかり更生し、薬も経って、なんとか自活できるよう頑張っていた。

 

ある時、支援団体のカウンセラーと対話をしていて、思わず“息子を捨てた過去、たぶん死んでいる”という話をしてしまい、ワンワンと泣き出す。しかし、カウンセラーが親身になって対応してくれて、どうやら子供は生きているらしいと判明。直ぐにでも会いたい、一緒に暮らしたいと主張するハル・ベリーだったが、“正式な養子縁組が行われている”ので、そう簡単な話ではないんだと諭されてしまう。それでも自分の手で子供を育てたいと思ったハル・ベリーは…カウンセラーの仲介で、弁護士のサミュエル・L・ジャクソンを紹介され、裁判で親権を取り戻すことに!

 

ちょうど同じ頃…現在、住んでいる団地のご近所さん、キューバ・グッディング・Jrから猛アタックを受け、少しずつ心を許していくんだけど…弁護士のサミュエルおじきから、“親権裁判に男はご法度だよ!”と忠告されてしまう。現在のハル・ベリーは、幼い男女の子供と暮らしていて…いつの間に新しい子供ができたの?それだと親権を争う子供の年齢と合わないじゃないか?なんか変だぞ…って思ったら、その今一緒にいる子供は、知人の子供で、その知人の子供の面倒を見ながら、居候させてもらっているという状況だった。さて、裁判の行方はどうなるのか?

 

確かにどちらの主張も正しく聞こえる…“自分が生んだんだから、私の子供だ”というハル・ベリー、片やジェシカ・ラングだって本当の子供のように深い愛情を注いで育ててきたわけで、当然、莫大な養育費だってかかってるわけだよ。だから、“ハイ、そうですかと”と簡単に子供を返すことなんかできないわけ…。弁護士のサミュエルおじき曰く、黒人の、しかも薬物中毒の過去がある母親じゃ、分が悪いとしながらも…まずは、手続きの不備を突いて、裁判に持ち込んだ。ハル・ベリーがムショにいたり、子供は死んだと思っていたことで…本人の承諾がなかった。

 

当然、ジェシカ・ラングの方は、その辺も抜かりなくやったつもりだったんだけど…確かに、いくらやっても“本人と連絡がつかなかった”ので、養子縁組の母親本人の承諾というのが、すっかり抜け落ちた状態になっていた。以降、ここからは裁判ものらしく…狡猾な弁護士たちの、口八丁な舌戦が繰り広げられ、そこだけ見れば、海外ドラマ「LAW & ORDER」の後半パートと変わらないくらいスリリングなやりとり。それに加えジェシカ・ラングとハル・ベリーの場外乱闘もある。さすがに暴力はないが、それこそ“言葉のキャットファイト”状態で、口汚く罵り合う場面も。

 

裁判としては、決着がつくわけなんだけど…世の中、なんでもかんでも“白黒つければいいってもんじゃない”という、警鐘めいたメッセージが、浮き彫りになる。こういう場合、普通の離婚時の親権問題みたいに、共同親権っていう選択はできないんですかね?両方で話し合って、うまく役割を分担できれば、子供にとって一番、幸せなような気もするけどな…。だから、裁判の結果は、片方の主張が認められるんだけど、映画の落としどころとしては、そういう方向になっていくと。芸達者なメインキャスト陣と、ピュアな子役の演技のハーモニーがジンワリと沁みる。

 

 

監督:スティーヴン・ギレンホール

出演:ジェシカ・ラング ハル・ベリー デヴィッド・ストラザーン サミュエル・L・ジャクソン

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD 代理人

代理人 [DVD]






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

ソニー・ピクチャーズ メールニュースで「バッド・ルーテナント:トウキョウ」ムビチケ当選!?

ソニー・ピクチャーズ メールニュースで「バッド・ルーテナント:トウキョウ」ムビチケ当選!?

 

今日は朝から、母親の付き添いで…定期的に通院している病院の外来へ。いつもは混雑して、検査や診療の待ち時間だけでもけっこうかかるんだけど、比較的に空いていて、そして症状も特に変化がないということで、診察時間も1~2分で済み(母親は、短すぎと不満顔だけど…担当医も、“何もないのが一番”と、いつも言ってます)、昼前には帰宅できた。なんだけど、さすがに…郵便配達の時間には間に合わなかったらしく、ポストに不在通知が入っていた。もちろん、手渡しが必要な郵便が、届くなんてことは、いっさい知らなかったから、仕方がないよね…。

 

で、その不在通知の送り主の欄に“ソニー・ピクチャーズ エンタテイメント様”って書いてあったので、何が届いたのかは、直ぐにピーンときた。うぉ、マジか…最近、ソニーのプレゼントで応募したのはあれっきゃない!そう、ソニーピクチャーズのメールニュースで募集していた「バッド・ルーテナント:トウキョウ」のムビチケだ!もちろん、不在通知だけでは、何が届いたのかわからない…でも、オイラの中では既に確信に変わってるんだけれども、逸る気持ちを抑え、ネット経由で再配達の依頼。最短で届けてくれるのは午後の14時~16時なので、これを選択!

 

そして待つこと3時間…ちょうど3時頃に、家の前に郵便局のバイクが止まった!品物はレターパックライトで届いたが、品名に“書類”と書かれていたので、配達員も持ち帰ったのだろうな?気持ち的には、これくらいだったら、多少、周りを折りたたんでもいいから、ポストに突っ込んでいってくれればいいのになとは、思った…ウチのポストでも、入らないサイズじゃない。これくらいだったら、以前は平気でポストに突っ込んであったよな?あれから、郵便局も料金が高くなったし…利用客が減って、暇なのかな?とか、ちょっと邪推してしまいたくなるよね(笑)

 

そんなわけで、直ぐにレターパックを開封、もう…開けた瞬間に「バッド・ルーテナント:トウキョウ」のチラシが入ってるのが見えたし、“2026.10.13 配信メールニュース プレゼントキャンペーンに ご応募いただき、誠にありがとうございました!”と書かれた当選通知も付いていたので…予想通り、ムビチケの当選でした。当時のメールニュースもちゃんととってあるので、確認したら…当選人数は6名、ムビチケの枚数はペアではなく1枚でした。実際の賞品は、さらに糊付けされた長形封筒に入っていて…余計に当選の重みを感じ、カッターを使って丁寧に開封したよ。

 

 

23日から公開される「バッド・ルーテナント:トウキョウ」は、オイラも公開初日に見に行く予定でいた…もともとは同名(「バッド・ルーテナント」)のアメリカ映画があり、多くの人も…ニコラス・ケイジが主演していたのを覚えているかもしれないけど、実は、さらに遡ると、最初の元ネタは、アベル・フェラーラ監督、ハーベイ・カイテル主演の「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」になる。ニコラス・ケイジのヤツはリメイクだったのね。一応、オイラもカイテル版を当時見ている…それこそ「レザボア・ドッグス」の影響で、ハーベイ・カイテルがマイブームだったし。

 

その後、ニコラス・ケイジ版もレンタルDVDで鑑賞していて…当時の感想を読み返すと、ギリギリ“カイテル版の内容も覚えていて”、両作品を比較すると、作品の雰囲気はぜんぜん異なっていると評し…なぜか、“作品全体をドラッグに譬え(笑)”、オリジナル(カイテル版)がダウナー系なら、リメイク(ニコラス・ケイジ板)は明らかにアッパー系…なんて、ちょっとウマいこと書いてる。その後、両作品とも見返す機会はなく…ニコラス・ケイジ版の鑑賞からでも既に16年経ってるので、悪徳刑事が主人公の話っていう基本設定以外は、ほとんど内容も忘れている…。

 

ハーベイ・カイテルの一番最初のオリジナルのヤツは廉価版ブルーレイ(バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト 無修正 HDリマスター版 【スペシャルプライス】 ブルーレイ)も出ていて、めっちゃ安く買えたんだな…知らなかった。もっと早く気づいてれば、今回の日本版を鑑賞する前に購入しても良かったんだが…残念ながら、Amazonだと“一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です”表示になってる。楽天ブックスもメーカー取り寄せ表示で、時間がかかる模様…到底、日本版の公開日までに間に合わない。なんで、サブスク配信でやってないんだよ!

 

まぁ、微かには記憶が残ってる部分もあるし、別にストーリーが繋がってるわけじゃないので、問題はないだろう。っていうより、日本版の監督は三池崇史、三池さんなんだけど…三池映画で、悪徳刑事と言えば…出世作の1つである「新宿黒社会 チャイナマフィア戦争」を思い出すわけで…あの予告を見て、目指しているのは“現代版の黒社会シリーズ”なのではないかと、密かに予想している。「でっちあげ」や「BLUE FIGHT」といった近作も充分に面白かったけど、これは、久しぶりに本領を発揮した三池映画が見れるのではないか?とかなり期待している!

 

そんなわけで、ソニー・ピクチャーズさんありがとう!また、初日に映画を鑑賞したら、ちゃんと感想をアップしますね!ああ、そういえば、先週の公開日に見に行けなかった「クジラに落ちた男」をまだ見に行けてない…今日が、母親の病院付き添いする日だって、すっかり忘れてたんだよな(汗)明日、明後日も…いろいろと用事があって見に行けなそうだし、23日は「バッド・ルーテナント:トウキョウ」を見に行っちゃうからな(2週目入る、絶対に上映回数減りそうだし)。地元で上映がない「ストリートファイター/ザ・ ムービー」も見たいけど、こちらも無理そうだな…。






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

天国の大罪(1992年)

天国の大罪 [DVD]

 

WOWOWの視聴者リクエスト企画“あなたの映画館”で放送された「天国の大罪」をエアチェックしておいたので鑑賞…34年前の旧作邦画だけど、WOWOWでは今回が初放送だった。吉永小百合が、松方弘樹や…なんと「アラビアのロレンス」「ジャガーノート」のオマー・シャリフと共演した異色なサスペンスアクション。監督・舛田利雄、撮影・木村大作…スタッフ、キャストの名前を見ただけで、確かに大作感もある。タイトルは昔から認識していたけど、オイラも鑑賞は今回が初だった…円盤はDVDまで出ているけど、ブルーレイにはなっていないみたいね。

 

多数の外国人たちが仕事を求めて日本人にやって来て、新宿の近くに“モスキート街”と呼ばれる彼らだけの無法地帯が誕生している近未来。東京地検の検事・衣畑遼子は上司の田辺邦夫と長く不倫関係にあり、今度こそ身籠った子供を産みたいと、田辺に直訴していたのだが、芳しい返事が貰えずにいた。田辺は、黄亢虎という男が“モスキート街”で起こした殺人事件をきかっけに、コカインの密売に携わる中国マフィアの黒幕・蔡文華を捕まえようと躍起になっていた。そして、黄の逮捕時、現場に居合わせた遼子を目にした蔡は、彼女に興味を抱くのだが…。

 

のっけから小百合が乱れる、悶える…濃厚なベッドシーン!本作の小百合はなかなかダーティ…自身も女検事としてブイブイ言わせてるんだけど、プライベートでは上司の松方弘樹と不倫関係にあり、しかも孕んじゃったから、生みたいと、駄々をこねて、松方さんを困らせている。濡れ場からの、激しい痴話喧嘩!映画本編だと…仕事が検事だというのを、最初はちょっとボカしている。不倫相手に弄ばれている幸薄い女感を漂わす小百合…その後、デパートで、つい万引きをしてしまい、警備責任者(?)の清水紘治に見つかり、事務所で反省文を書かされる。

 

その後、清水紘治は小百合の自宅にまで電話をかけてきてネチネチ…万引きの事実を職場にバラされたくなかったら、“俺と付き合え!”みたいな脅迫を受ける。結局、相手の言いなりになって、待ち合わせ場所へ出向いてしまい、ホテルの部屋にまで連れ込まれる。作品の事前情報で、職業が検事というのは理解してたので…素性がバレるのを警戒して、仕方なく清水紘治に従っているのかなって思ってたんだけど、ヤラれそうになった瞬間、急に抵抗をはじめる。その直後…部屋に恰幅のいい男たちがなだれ込んできて、清水紘治も状況を悟るのだった!

 

“お前デカか?”と…そう、万引き女を恐喝しては、オイシイ思いをしていた強姦魔の清水紘治を捕まえるための、すべて芝居、おとり捜査だったのだ!だけど…松方さんとの不倫は、別に芝居じゃないからね(笑)一方、松方さんは、コカインの密売を企む中国人マフィア組織を壊滅させようと躍起になっている。実は、この作品…新宿の歌舞伎町近くに、外国人犯罪者たちがやたらと幅をきかせている“モスキート街”と呼ばれる地区があるという…謎な“近未来”設定がある。今見ると…普通に、この年代の歌舞伎町と、そう変わらない光景だけどななんて思うけど。

 

馳星周の小説を映像化した「不夜城」や「漂流街 THE HAZARD CITY」っぽいよな。あと、松方さんが目の敵にしている中国マフィアのボスがオマー・シャリフなんだけど、中国人じゃないじゃん!ってツッコミたくなるよね。さすがに生粋の中国人じゃないよ…でも、幼い頃から身寄りがなく、中国人に育てられ、そのままこの世界に入っちゃったみたいな設定になってる。そして、このオマー・シャリフの部下、義兄弟的なポジションにいるのが西田敏行。こっちは、一応、中国人という設定。冒頭の小百合の濡れ場と並行し、実は西田敏行の暴走が描かれていた。

 

警察側の犬になっていた組織の人間に、制裁を加えようと…街中で発砲する西田敏行。通行人の一般人に流れ弾が当たる!その後、狙った相手を飲食店の厨房に追い詰め、銃を持った片手を中華包丁で切り落とし、頭を掴んで沸騰した油が入っている中華鍋に押し付ける!こういうところは…三池崇史監督の「DEAD OR ALIVE 犯罪者」にも似て、なかなかハードだった。なんだけど、やっぱり吉永小百合が主演ということで…「不夜城」や「漂流街」や「DEAD OR ALIVE」とも、若干、方向性が異なる…しっかりと、ツッコミ満載小百合映画の系譜にもなる。

 

色々とあって、松方さんとの決別を選択する小百合…ここまでが物語の前半。後半は検事の仕事も辞めて弁護士へ転向する小百合!子供はやっぱり生んでて、シングルマザーとして生きている。そして、これまた理由があって…あるトラブルに対処するため、中国人マフィアのボス、オマー・シャリフに助けを求める!その一件以降、急速に仲が深まる2人…小百合とオマー・シャリフは正式に付き合い始める。そして、組織壊滅を諦めていなかった松方さんが、そんな2人のラブラブぶりを、険しい表情で見つめていた!小百合はいったい何を考えているのか?

 

という、感じのお話です。だから、最初に書いたように…この映画の小百合はマジでダーティです。いくら、惚れてる男を助けるためとはいえ、幼い子供を乗せたままの車で、銃を持った男に、躊躇なく突っ込んでいくからね。あれだけ、子供を産むのに執念を燃やしてたのに…その子供に何かあったらどうするんだ?全体的にツッコミどころは多い作品だけど…東映作品らしいノワールな部分は嫌いじゃない。ガンエフェクトには、納富貴久男さんも携わっているし、やっぱり迫力があって、見てるこちらもテンションがあがる。最後は無駄にカナダロケまでやっている!

 

 

監督:舛田利雄

出演:吉永小百合 オマー・シャリフ 松方弘樹 西田敏行 東山紀之 斉藤暁 清水紘治 勝部演之

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD 天国の大罪

天国の大罪 [DVD]






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

冷面虎 復讐のドラゴン(1973年)

冷面虎 復讐のドラゴン [DVD]

 

9月のシルバーウィークの頃だったかな?CSの映画専門チャンネル“ザ・シネマ”でマニアックな旧作香港映画の特集放送をやってたんだけど…その時に、予約失敗で録画できなかった「冷面虎 復讐のドラゴン」のリピート放送が、日曜日にあったので、今度はしっかりと、何度も予約確認を行い、無事にエアチェックできた!ということで、さっそく鑑賞…番組サイトの解説によると、元々はブルース・リーの企画として動いていたそうなんだけど、実現せず幻に終わり、「片腕ドラゴン」のジミー・ウォングが引き継いだという、日本が舞台、日本ロケが行われた香港映画。

 

何者かに騙され挙句に、死んでしまった父親の仇を討つため、日本の京都にやって来たジンは…行方不明の父親を捜している流しの歌手・雅子と出会う。彼女が、地元のヤクザ・清水組に因縁をつけられているところを助けたのがきっかけだ。やがて、父親の死にヤクザが関係しているとわかり、清水組へ潜入して内情を探ることに。腕っぷしを買われたジンは、若頭の立場を得る。そして、清水組と対立する山本組が父の死に関係がありそうだとわかり…同胞の親友ハンミンの協力を得ながら真相を追う。そして、ようやく復讐相手の正体が判明するのだが…。

 

物語が始まった時点で、既に日本、京都にいるんだけど…日本人という設定の登場人物もみんな北京語(だと思う)なので、ちょっとわかりづい。ヤクザたちに騙され、父親が死亡、復讐相手を探して、京都にやって来たジミー・ウォング…ナイトクラブで歌ってる、流しの女性歌手が、地元ヤクザとトラブってるところを助けて、親しくなる。この女性歌手とは、お互いに好意を持ってるっぽい雰囲気を醸し出すも、ジミー・ウォングは“モテキ到来中”で、他の美女からもやたらとモーションをかけられるので、結局、仲がぜんぜん深まらないんだよね…なんか可哀そう。

 

結局、女性歌手にちょっかいを出していた地元ヤクザのボスに腕っぷしを買われて、若頭待遇で組に入ることになったジミー・ウォング。もともといた組員の中には不満なヤツもいるけど、腕っぷしではまったくジミー・ウォングに歯が立たない。ある日、地元ヤクザも手を焼く、生意気な中国人を叩きのめしてほしいと依頼され、相手の店へ出向いていくのだが…それは、ジミー・ウォングの知り合いだった。とりあえず戦って、相手も叩きのめすんだけど…あとで、例の女性歌手に頼んで、こっそりと現金を渡し、詫びを入れる。女性歌手、その後もいいように使われる。

 

さらに、本人同士も直接対面し…復讐相手を探すための芝居だったと事情説明。戦った知人も、そういうことなら手を貸すぜと…ジミー・ウォングが属している地元ヤクザと、対立している別の組織に、彼もまた潜入を始める。ジミー・ウォング…女子にモテモテなんで、時々、どのおねーちゃんだ?って混同することがあったけど、それ以外は…オイラが好きな小林旭なんかの日活アクションを彷彿、明らかにオマージュが入っていて、面白かった。歌唱シーンがあったり、サイコロ賭博をやったり…まんま日活アクションだよね。だからメインヒロインは清純なのか?

 

アクションは香港映画印で印象に残る…特にロープウェイのゴンドラを使ってのアクションが凄かったな。日本で撮ってるから、余計に新鮮な感じはする…たぶん、今じゃ、ああいう撮影自体がほとんど無理なんじゃないかな?許可が下りないんじゃないかな?クライマックスのアクション…斧で切りつけられ、片足を負傷した情態で、連続でジャンプキックをかましながら敵をバッタバッタと倒すシーンもけっこう好きなシーンだ。確かに、この映画をブルース・リーで見てみたかったという気持ちもわいてくるけど…ジミー・ウォングも充分に魅力的。録画できてよかった。

 

 

監督:ロー・ウェイ

出演:ジミー・ウォング 岡田可愛 ジェームス・ティエン 笠原玲子 マリア・イー ハン・インチェ  南風夕子 

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD 冷面虎 復讐のドラゴン

冷面虎 復讐のドラゴン [DVD]






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

英国クライムサスペンス「EXPO4-爆発物処理班-」(2026年)

 

WOWOWで一挙放送されたイギリスのテレビドラマ、ミニシリーズ“英国クライムサスペンス「EXPO4-爆発物処理班-」(原題:Trigger Point series four)をエアチェックしておいたので鑑賞…今年の2月にシーズン3が放送されたばかりだった人気シリーズだったが、早くも最新シーズンが放送になった。ロンドン警視庁、爆発物処理班の女性隊員が連続爆破テロに立ち向かう姿を描いていて、シーズン毎に新たな事件に挑むタイプの作品…1話あたり45分前後の尺×6エピソードで完結…WOWOWでは放送、アーカイブ配信共には吹き替え版のみの扱いだ。

 

ロンドン警視庁、爆発物処理班“EXPO”のリーダー、ラナは…職務を遂行する上で、セラピーを受けることが義務付けられてしまうが、既にセラピストが何人も変わっていた。今回は新しいセラピストのエディと初対面…しかし、最初の印象はあまりよくなかった。それでも、ラナは…直近で関わったある大きな事件について、少しずつエディに語り出す。発端は、保安局からの情報で…金融街“シティ”を狙って、トラックで輸送されている爆発装置に対処したことだった。拠点を既に出発していたトラックを追いかけるも、謎のドローンが監視していることが判明し…。

 

シーズンを重ねて、毎回のように過酷な任務につく主人公、過去にはクスリに手を出してしまったことなどもあり、職務を遂行する上で、セラピーの受診を義務付けられてしまったのだが、これまでに何人ものセラピストと言い争いになり、その都度、担当が変わったらしい。そして、新しくやって来たセラピストとも、最初は“いつものように喧嘩腰”だったんだけど…相手の語りが意外とうまく、次第に打ち解け始め…直近で対応した“とんでもない事件”の詳細と合わせ、自分の心情を色々と語り始めた…。ということで、少し時間が遡り、メイン事件が語られていく…。

 

まず保安部=スパイ活動をしている諜報組織からの情報で、金融街を標的とした爆弾テロの可能性があるという情報が入る。トラックを使って、爆発装置が運ばれてくるという倉庫へ…射手部隊と呼ばれる護衛や突撃を行う実行部隊と共に、突入を慣行。しかし、時すでに遅く…爆発装置を積んだトラックは、目標の金融街へ向かって出発した後だった。直ぐにトラックは発見されるも…どうやら犯人側が操縦していると思われる監視ドローンの存在が発覚。トラックに近づいたら、目標到達前に爆発が起きる可能性もあり…安易に進行の阻止はできないと判断する。

 

当初は、ドローンを無効化するという案があったんだけど…対ドローン用の武器の到着が遅れ、仕方なくEXPOのリーダーである主人公とベテラン隊員が、トラックに乗り込み、解体作業をすることになった。まず、敵に気づかれないように、トンネルがある道路に誘導…ドローンからの死角に入っている間に、作戦を実行に移すことに。なんとか、乗り込むことができたんだけど…なかなかトラックの荷台から、爆弾らしきものが見つからない。それでも、目的地か近づいた頃に…ようやく爆弾を発見!上司からは目的地の変更も指示されるが、主人公は作業を続行!

 

間一髪で…爆弾の解除に成功するも、警察側の動きを読んでいた犯人は、他にも爆弾を用意していて、複数個所で、大規模な爆発が起きてしまう!さらには…別動の刑事たちが、犯人の潜伏先と思われる場所を特定し、特殊部隊が突入するんだけど、やはり犯人側の方が上手で、中はもぬけのからだった!さらに同行していた主人公たちの直属の上司と、主人公とちょっとした因縁のある女刑事が、別行動で近くの建物へと捜索に入るんだけど…そこにも敵の罠が!相変わらず、序盤からピンチの連続であり、今回もレギュラー登場人物が早くも犠牲になる!

 

今までのシーズンでも、メイン登場人物があっけなく序盤で殉職して、驚いたけど…今回もある。さらに、今回は、前述した主人公と因縁のある女刑事が、なんかやたらと不自然な動きをして、怪しいのよね。まず、主人公と何の因縁があるかといいますと…過去シーズンで殉職した同僚を挟み、主人公が元カノ、女刑事が今カノという関係になってる時があったのよ。で、カレシが殉職しちゃったので…わだかまりもあったんだけど、シーズン3では、一緒に過酷な事件に挑んで、お互いに信頼する仲間という認識にはなっていたのね。でも、今回は何かがおかしい。

 

まさか、今頃になって…元カノ、今カノ問題の件が再勃発?まさか、カレシが死んだ復讐とか、そういうのじゃないよな?さすがに、それはなさそうだけど…明らかに事件への関与はありそうだぞ、いったいどうした?というので…けっこう物語を引っ張る。また、敵は今まで以上に狡猾でして…次から次へと爆弾を仕掛けてくる!警察関係者が何人も犠牲になり…主人公だって、今まで以上に危ない。やっぱり女刑事が裏切っている可能性があるのが大きいのか?そして、本当に裏切り者なのか?とにかく気になる。回想から、進行形の話にスイッチする演出も巧い!

 

今までのシーズンは、戦場での爆発物処理を描いた「ハートロッカー」のような、リアル目な爆弾の恐怖、緊張感を描いていたのに対し、今回はだいぶエンタメ寄りになった、陰謀が壮大すぎて、どちらかというと「24 -TWENTY FOUR-」みたいになってた。次から次気と特殊な爆弾が仕掛けられるところは「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」や「ライブ・ワイヤー」をどこか彷彿とさせ、より壮大な展開になっていく後半は「ピースメイカー」や「シュリ」みたいだなと。そして、クライマックスは、やっぱり主人公とあの人の“因縁の対決”。そろそろシリーズもファイナルか?

 

色々と見せ場はあったけど…人間の口の中に仕掛けられた爆発物を解除するシーンは、なかなかのインパクト。ずっと爆発物を噛み続けていないと、起爆装置が作動、さぁ、どうやって解除する。あと、物語のクライマックス…主人公側が爆破を行いたいのに、起爆装置がなくて、手元にあったグロック拳銃を使って、即席で起爆装置を作るあたりも、今までにありそうで、なくて、印象に残ったな。ただ拳銃で撃ったりしても爆発しないのね(笑)事件自体は毎回、新たなものだけど…人間関係とかを把握するには、やっぱりシーズン1から順番に見ることをお薦め。

 

 

監督:ジェニー・ダーネル ニルパル・ボーガル

出演:ヴィッキー・マクルア ナビル・エルーアハビ ケリー・ゴッドリマン ナタリー・シンプソン

 

 

【アーカイブ配信中のWOWOWアプリにも対応してます!】

【New】Amazon Fire TV Stick 4K Select

【New】Amazon Fire TV Stick 4K Select | 4Kの高画質ストリーミング | ストリーミングメディアプレイヤー






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

リアル~完全なる首長竜の日~(2013年)

リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション

 

WOWOWで旧作の「リアル~完全なる首長竜の日~」が久々にリピート放送された…“このミス”大賞受賞作を映画化した作品の特集放送だったらしい。黒沢清監督作品なので、公開の翌年、2014年にWOWOWで初放送された頃、オイラも1度録画してあったんだけど…なぜかその時にちゃんと見るのを忘れてしまって、今に至る。今も、その時の録画ディスクが手元にあるんだけど、画質を落として、他の作品と一緒に焼いてあったので…今回、ちゃんとしたコレクション用に放送画質のDRモードで録り直し。そして鑑賞も行う。主演は佐藤健と綾瀬はるか。

 

幼馴染だった藤田浩市と和淳美は、大人になって再会し、恋仲になった。淳美は人気漫画家として活躍していたのだが、ある日、突然自殺を図ってしまい…幸い、命はとりとめたものの、長い間、昏睡状態が続いていた。浩市は“センシング”という最新の医療技術を使って、淳美の脳内に入り込み、意識下の中で自殺の原因を特定しようと躍起になっていた。しかし、意識下の中でも明確な答えはなかなか得られないでいた。そんな時、淳美は“子供の頃に描いて、浩市にプレゼントした首長竜の絵を探してほしい”と訴えだし、そのことばかり繰り返すように…。

 

黒沢作品といえば、ホラーのイメージが強いけど…本作はSFなのか?恋人・綾瀬はるかが自殺した原因を、どうしても特定したい佐藤健が、“センシング”という特殊な最新医療技術で、綾瀬はるかの意識の中へとダイブ…そこは、まるで仮想現実のような“リアルな世界”が展開していて、現実世界で意識を失っている本人と対話もできるんだけど…その技術を使っても、意識下の綾瀬はるかは、のらりくらりと答えをはぐらかし、なかなか真相がつかめない。唯一の手掛かりが…子供の頃に描いた“首長竜の絵”で、それを探し出してほしいと繰り返し懇願してくる。

 

佐藤健は現実世界に戻り、竜の絵を探す一方…継続して、何度も意識下にダイブ、対話を続けていく。やがて、綾瀬はるかの意識内にも、変化が…意識下の世界に“フィロソフィカル・ゾンビ”と呼ばれる、ゾンビのような不気味な人影が徘徊しだしたり、それまで現実と変わらなかった部屋が水浸しになったり、屋外には霧が立ち込めたり…。“センシング”という作品のキーとなる最新技術に関しては、この手のSFではよくありがちな設定…死んだ人間の脳をスキャンする「秘密 THE TOP SECRET」や、プロダクションIGのアニメ「RD 潜脳調査室」を思いい浮かべる。

 

なんか似たようなことを過去に別の作品でも書いたことがあるなって思ったら、そっか2021年に「レミニセンス」なんて作品もあったし、その時にはノーランの「インセプション」なんかも引き合いに出して、感想を語っていた。この作品の原作発表や映画化の時期を考えると…もしかしたら「インセプション」あたりが、一番、影響を受けている可能性はあるかもな?とはいえ、生粋のSF作品とはならず、なんだかんだで、ホラー寄りの演出が目立つあたりは、やっぱり黒沢作品なんだなって感じた。映像の雰囲気とか、空気感、色味なんか、しっかり黒沢作品だった。

 

個人的には…佐藤健がハンドルを握る車の運転シーンを、ちょっと雑なグリーンバック合成で撮ってる感じとか、後の「クリーピー 偽りの隣人」を彷彿とさせ、意外と好きなシーン。あと、“センシング”に携わる女性医師の役で出てくる中谷美紀の方が、綾瀬はるかよりも、黒沢作品のヒロインとして馴染んでるなと…実に胡散臭い登場人物だ。こういう目が死んでる系美女って、黒沢清の作品に抜群にハマる…最近だと「蛇の道」の柴咲コウとかも、同じタイプかな?黒沢清に珍しいSF作品ということで、若干、身構えているところがあったけど、意外と見れたかな?

 

映像としては、黒沢清が感じられて、良かったと思うんだけど、肝心なストーリーは、オイラ的には微妙かな?半分ちょっと過ぎたあたりで、物語が反転するような出来事が起きるも…予想の範囲内。反転する前の方が面白かった。ミステリー的な仕掛けもあって、あるワードが、アナグラムになってるんだけど、簡単すぎるだろ!今まで、誰も気づかなかったのかい!漫画編集部の人間の無神経さとかも、、若干、ツッコミを入れたくなった。中谷美紀のホラー顔と、精密機器がいっぱい置いてある部屋なのに、ビュービュー風が吹いて、髪が乱れるところは好き。

 

 

監督:黒沢清

出演:佐藤健 綾瀬はるか オダギリジョー 染谷将太 堀部圭亮 松重豊 小泉今日子 中谷美紀

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD リアル~完全なる首長竜の日~

リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

マルセイユ特急(1974年)

The Destructors [Blu-ray]

 

CSの映画専門チャンネル“ムービープラス”で放送していた「マルセイユ特急」をケーブルテレビのSTB経由でエアチェックしておいたので鑑賞…名優マイケル・ケインとアンソニー・クインが共演、マルセイユを舞台に表向きカタギを貫く麻薬組織のボスに挑むアクション。監督はジョン・パリッシュ…「007/カジノ・ロワイヤル」(1967年)の共同監督の1人として知られる人。日本では未円盤化…DVD、ブルーレイ共にリリースされていない模様。ジャケ画像はAmazonのマケプレで見つけた海外盤(The Destructors [Blu-ray])、日本語は当然なし、リージョン未確認。

 

フランスのアメリカ大使館に駐在する麻薬捜査官のスティーブ・ベンチュラは、部下の妻と不倫関係にあった。その晩も2人は密会をしていたのだが…不倫相手の夫である部下が死体になって発見される!部下は、麻薬組織のボスと見られるフランス財界のブリザールを追いかけていた。そして、このところブリザールの調査を命じた部下が次々と犠牲になっていた。大使館側からも、暗に捜査から手を引くようにと命じられ憤るスティーブだったが、スティーブ自身も命を狙われる。そこでパリ警察の警部の紹介で、殺し屋を雇いブリザールの抹殺を企てる!

 

冒頭、フランスのパリで、大使館駐在の麻薬捜査官アンソニー・クインが美女とよろしくやってるんだけど…その美女は、クインの部下の嫁さんでもあった、つまり不倫関係。なんだけど、翌朝になり…その部下が死体で発見され、地元警察の死体安置所で対面することとなる。実は、フランスの麻薬組織のボスを捕まえようと躍起になっていたクイン…ボスは表向きカタギを貫いているフランス財界の重鎮だった。最近になって、調査に携わっている複数の部下が何人も殺されていて、全てボスの命令で動いた組織の人間に殺されたと、クインは考えていた…。

 

なかなか尻尾を掴ませない組織のボス…圧力などもあって、大使館側からもクインは捜査を止めるようにと忠告される。もちろん、その程度で諦められないクインだったが…自身も敵の刺客に拉致され、殺されそうになる。しかし、間一髪のところで逃げ出し、追手を振り切り、なんとか助かった。部下が殺された事件を調べている地元警察の警部に相談し、殺し屋でも雇って、ボスの命を狙うしかないという…なかなか無茶な話になる。その殺し屋というのがマイケル・ケインであり…極秘にコンタクトをとったら、あらビックリ、クインとケインは旧知の間柄だった!

 

まさかお前が殺し屋だなんてと驚くクイン…しかし、ビジネスと割り切り、クインの依頼を引き受けるケイン。マルセイユで温々とVIP暮らしているボスの命を狙うため、ケインはさっそく現地へと向かう。そしてケインの作戦は…ボスの娘に近づき、口説き落として、暗殺のチャンスをつかむというものだったのだが…組織側に殺し屋としての素性が直ぐにバレてしまう!一方、アンソニー・クインも…“殺しを依頼しちゃった”けど、後から“直接、捕まえることができるかもしれない、新たな取引の情報”を入手…なんとか殺しを撤回し、正攻法で攻めようと、自分も現地へ!

 

果たして、どちらの方法で麻薬組織をぶっ潰すのか?殺し屋のマイケル・ケインが出て来て以降の後半…ケインパートは、007を見ているような雰囲気もあった。プレイボーイのフリをして、ターゲットの身近な美女に接近…最初のコンタクト方法は、その美女相手のカーチェイス。このシーン…「007/ゴールデンアイ」でボンドと悪役ボンドガールのオナトップが初めて会ったシーン、シュチエーションにそっくりなんだよな。敵の懐に飛び込み、機会をうかがうのも007の十八番展開、麻薬組織のボスと表面的に仲良くなるのは「007/消されたライセンス」っぽくもあるな。

 

幾度となく訪れるピンチをクールに切り抜けるマイケル・ケインがとにかくカッコいい…そこは凄腕の殺し屋らしい非情さもよく描かている。その一方で、アンソニー・クインとは、“本来は相容れない関係”のはずなんだけど…信頼感や友情のようなものが芽生えていて、そういうところはマルセイユが舞台だけあり、フレンチノワールの香りが濃厚。ジョン・ウーなんかの香港映画にも近いなと思いながら見ていた。お前は敵だったのかという裏切り者もいたり、最終的に、“こっちが、こういう方法”で落とし前をつけるのね…と、最後まで緊張感はあった。面白かった!

 

 

監督:ジョン・パリッシュ

出演:マイケル・ケイン アンソニー・クイン ジェームズ・メイソン モーリーン・カーウィン モーリス・ロネ

 

 

【Amazonで見つけた海外盤BDです】

Blu-ray The Destructors ※海外盤、日本語収録なし、リージョン未確認






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

マスタープラン(2026年)

マスタープラン

 

今日は地元のシネプレックスへ「クジラに落ちた男」を見に行こうとしていたんだけど、朝8時45分という、なかなか早めの上映開始時間がネックに。どうしてもこなさなきゃいけない家事があり、たぶん間に合わないなということで断念…来週の平日に見に行く予定。その代わり、アマプラで独占配信が始まった、オリジナル映画「マスタープラン」を鑑賞…それぞれ個別に仕事をこなしていた若い泥棒の男女が、2人の父親を名乗る人物に雇われ、ルーブル美術館からモナ・リザを盗み出そうとするクライムコメディ。主演は「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ。

 

爆破のエキスパート“60秒の男”ことジェイ、ハッキングが得意な“ゴースト95”ことキアラは同じ依頼者からの仕事で、ある豪邸へ侵入することになったのだが…2人とも別の“名前”を使った以前の仕事で、実はニアミスしていたことが発覚。その後、忍び込んだ豪邸で、金庫の開錠に成功するも、それは2人の腕を試すために、豪邸の主ロジャー・キャベンディッシュが仕組んだものだった。ロジャーは突然、自分が2人の父親だと宣言。そして自身も怪盗“雪豹”と呼ばれた泥棒だったと告白…2人にルーブル美術館からモナ・リザを盗もうと、誘うのだが…。

 

いわゆる闇バイト的なものを通じて、それぞれ別々に犯罪を行っている若い男女…実は、過去にも、知らないうちに同じ犯罪計画でニアミスしていたこともある。そんな2人が、豪邸侵入の新たな依頼に飛びつくんだけど…それは豪邸の主スタンリー・トゥッチが張った罠、というか、腕試しのために行ったテストだった。そして、スタンリー・トゥッチは2人の父親であることも告白、DNA鑑定の結果も突きつけてくる。その上で、一緒にモナ・リザを盗まないかと妙な誘いをしてくる。兄妹だった若い男女がコンビを組み、父親と名乗る男と…世紀の大犯罪に挑むことに!

 

もちろん兄妹だった男女の方も…最初は半信半疑だったんだけど、兄は母親しから知らず、妹に至っては物心ついた時には既に天涯孤独の身だったので、家族の愛情というものに飢えていたというのもあり、段々と“父親”を信用するように。そして、肝心の計画は…ルーブル美術館の保守点検日を狙い、ルーブルとアカデミー・フランセーズ(字幕ではフランセズと表記)の間にある秘密の通路を使って侵入するというもので、兄が実際に侵入を行い、妹がハッキングやバーチャル技術を使ってサポート。事前に警備責任者の持つデジタルキーの入手も必須だ。

 

盗みの決行日までは時間が短く…とにかく、決行日前に必要な準備を全て終えて、計画に挑むこととなる。途中、父親トゥッチが不可解な動きを見せ、兄妹が疑問を抱いたりもするんだけど…とりあえず無事に決行日を迎える。果たして、モナ・リザを盗み出すことができるのか?盗みのシーンは、わりとサクサクと進んじゃうし、泥棒映画的には、そこまで奇を衒った展開でもないので、いささか緊張感に欠けるかなという印象は受けた。ただ、この手の映画は、だいたい盗んだだけでは終わらず、その先に…騙し合いや、二転三転のどんでん返しもあったりする。

 

まぁ、どのオチに関しても、予想の範囲内で驚きは少なかったけどね。ケイパー映画としては、けっこう王道な感じはするよ…映画自体は決してつまらなくはないので、配信で見るにはちょうどいい感じ。スタンリー・トゥッチ以外は、あまり有名なキャストが出ていなかったなって思ったんだけど、爆破のエキスパート、チャックを演じているのはヴィクトール・ベルモンドっていうフランスの役者さんで、なんとジャン=ポール・ベルモンドの孫だそうだ。キアラ役はシモーナ・タバスコという女優さん…フィルモグラフィを調べてみたけど、見たことがない作品ばかりだった。

 

 

監督:トマ・ヴァンサン

出演:スタンリー・トゥッチ ヴィクトール・ベルモンド シモーナ・タバスコ マーク・イヴァニール

 

 

【アマプラ会員なら無料で視聴できます!】

マスタープラン

マスタープラン






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

ディナーは吹雪の夜に(2026年)

 

ネトフリで配信が始まったオリジナル映画「ディナーは吹雪の夜に(原題:STORMEN/英題:THE STORM)」を鑑賞…ビジネススクールで出会った友人同士が、お互いのパートナーを同伴し、パーティーのため、仲間が開業予定のロッジに集うことになったんだけど、その夜は、ちょうど、猛吹雪の嵐になり、パーティーでも様々なトラブルが起きてしまうという…スウェーデンのコメディ。パーティーのホストとして、奔走するメインキャストの1人を演じているのはグスタフ・スカルスガルド…名優ステラン・スカルスガルド(「マイティ・ソー」のセルヴィグ教授)の実息。

 

豪華ロッジの経営を始めたフィリップとキャロリンは…フィリップの誕生パーティーとソフトオープンを兼ねて、フィリップのビジネススクール時代の仲間を招待。2人は事業を成功させるため、大企業のCEOヘンリクからの投資を確固のものにしようという魂胆があり、特にキャロリンがこの計画に入れ込む。参加者はそれぞれパートナーも同伴、ヘンリクとニンニ夫妻、オッシとキーナ夫妻、同性愛カップルのヤコブとニコラス、そしてナッティスは愛犬のモチを連れていた。その日はあいにくの天気…そして参加者たちも個々に事情を抱える中、パーティは始まるが…。

 

登場人物は多め、みんな早口でまくし立てることが多いので、最初は誰と誰がパートナーなのか、それぞれの関係性(誰と誰が友人同士なのかなど)がちょっと把握しづらかったな。パーティーホストのロッジ経営者夫妻と、招待客の他にも…招待客を現地まで運んできたタクシー運転手、料理人(経営者嫁の弟らしい)と不愛想なバイト女子なんかもいて…参加者たちは、まず目的地のロッジ近くの別のホテルに集合。そこで子供がいる者は、シッターに預けたりする。そしてワゴン型のタクシーにみんなで乗り込んで、経営者夫妻が待っているロッジへと向かう。

 

最初は和気藹々とやってたんだけど…まずオッシとキーナという夫妻の子供が、ホテルで別れる前に“熱を出していて”、嫁キーナが心配だからホテルに帰りたいと言い出す。そこで、タクシー運転手を部屋に軟禁し、勝手に車を拝借しようとするんだけど、車はアルコール・インターロックが導入されてて、パーティーで酒を飲んでしまったので、動かない、しかも外は吹雪、仕方なく諦める。そして旦那オッシは、子供のことより旧友たちとの再会に燥いでいる。しかし、オッシにもトラブル発生。ナッティスの犬をトイレに連れて行こうとして、犬が嵐で吹き飛ばされる!

 

これが飼い主のナッティスにバレたらタダじゃすまない…とあわてふためく。そして、経営者夫妻が一番、もてなしたいはずの大企業のCEOヘンリクは…実はCEOを解任されそうになっていて、本当はパーティー参加どころじゃなかったり。ヘンリクの嫁ニンニは、そんなことも知らずに“欲求不満”をためこんでいて、やたらとフェロモンをまき散らしている。あと…経営者夫妻の嫁キャロリンは、“妊娠中”なんだけど…。他にも、色々と個々に事情を抱えているんだけど、さらに状況を悪化させたのが、食事の中に“マジックマッシュルーム”が混入してしまったから…。

 

本当は“しめじ”料理が振舞われる予定だったんだけど、料理人の私物のマジックマッシュルームが誤って使われてしまった!次から次へとトラブルが起き、ホストである経営者夫妻の夫フィリップは、ひとつひとつ冷静に対処しようとするんだけど…空回りしてしまう。後半は、みんながみんな大暴走して、死人が1人や2人出そうなくらいのカオスと化す!予想外にブラックな展開が続き、ゲラゲラと笑っちゃったんだけど…どちらかというと、“終わりよければ”な感じで、若干、肩透かしだった点も否めない。これ、韓国映画だったら、絶対にバッドエンドだったと思うな。

 

ホテルに残した子供を心配するオッシの嫁さん、キーナを演じたヨセフィーヌ・ボルネブーシェっていう女優さんが監督も務めている。前に、同じネトフリで見たオリジナル映画「いつか笑いあえるなら」でも監督、主演を務めていた。「いつか笑いあえるなら」って、確か…離婚危機に陥った夫妻が、子供と一緒に家族旅行に出かけることで、関係性に変化が生じるっていう、家族再生の物語だった気がする。なんとなく、今回の作品とも作風が似ているかもしれないな。ただ「いつか笑いあえるなら」の方が、もうちょっとシリアスだった。本作はいい意味で下品です(笑)

 

 

監督:ヨセフィーヌ・ボルネブーシュ

出演:グスタフ・スカルスガルド アリエット・オパイム フィリップ・バーリ ヨセフィーヌ・ボルネブーシェ

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

The Storm (Soundtrack from the Netflix Film)

The Storm (Soundtrack from the Netflix Film)






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

チーチ&チョンの気分は最高(1981年)

 

ネトフリで配信が始まった新着の旧作映画「チーチ&チョンの気分は最高(Cheech and Chong's Nice Dreams)」を鑑賞…オイラなんかの世代だと、ロバート・ロドリゲス作品の常連俳優で、陽気なオジサン、コミカルな役を演じるオジサンというイメージが強いチーチ・マリンが、ミュージシャン、コメディアンとしての相方トミー・チョンと共に出演したコメディ映画。もともとヒッピー文化をネタにした音楽やコメディをやってた人たちだそうだ(Wikipedia調べ)…顔を見ればチーチ・マリンだ!って認識できるけど、今までそんなにちゃんと経歴まで調べたことなかった。

 

チーチとチョンは…アイスクリームの販売用トラックに偽装して、大麻を売り歩いていた。しかし、刑事たちが2人の正体に気づき、監視を始めていた。2人は、思いのほか稼いで大金を入手しており、金の使い道をどうするかを考えている。そんな時、いよいよ刑事たちの上司が逮捕の許可を出したことで、大麻の栽培所が警察に強襲されてしまう!咄嗟のところで、警察の手入れを察知したチーチとチョンは、品物を詰めるだけトラックに詰め込んで、なんとか逃げ出すことに成功!中国料理のレストランで食事をしている時、チーチは同級生の女性とバッタリ再会!

 

ストーリーなんてあってないようなもの、だいたい大麻やドラックの話をしているか、さもなければ下ネタか…アイスクリーム販売のトラックに偽装して大麻を売り歩いている2人は、既に刑事たちにマークされてたんだけど、この刑事たちも、どこか間抜けなヤツら。そして、その上司は押収した大麻を自分で吸っちゃうような、これまたどうしようもないバカ。一方、チーチとチョンは、仕事の合間にはだいたい女の尻を追いかけてる。その日は、車で隣り合ったセクシー美女を住宅街まで尾行、突き止めた家に乗り込んで行くんだけど…出てきたのはオッサンだった!

 

家では嬉々とした表情で大麻草の栽培に勤しむチーチとチョンだったが、しっかりと刑事たちに見張られている。刑事たちは、チーチとチョンが売っている大麻を入手、これで証拠は掴んだ!上司に相談するんだけど、その上司は“大麻を吸って、完全に飛んでて”、チーチとチョンの逮捕にゴーサインを出してしまう。2人を追いかけていた刑事たちは、さっそく大規模なガサ入れを慣行…チーチとチョンが大麻を栽培している拠点に警察が踏み込んでくるんだけど、間一髪のところで、警察のヘリが来ているのを察知。荷物をいつものトラックに積み込み、逃げ出す。

 

それまでにしこたま稼いで、金だけはけっこう持ってるチーチとチョン…高級中華の店で、今後の対策なんか練ってたんだけど、そこでチーチは、同級生だというめっちゃグラマーな女と再会し、もう“頭の中は目先のおっぱい”、ヤることしか考えていない。そして、チョンの方は、チーチの同級生の女が同伴していた、如何わしい男と意気投合してしまって、持ってた金を彼に渡し、小切手に交換しちゃう。結局、チーチはチョンも交えて3Pへと突入したんだけど、グラマー女にはなんと旦那がいた!さらには小切手に変えたら、高跳びできないと、チーチが激怒する!

 

そんなてんやわんやの様子も、間抜けな刑事たちはしっかりと監視をしていて…。最終的に“オチ”がついてエンディング…果たして、2人はウハウハな生活が送れるのか?オチの内容まで書いても、本作を見るのにさして影響はないと思うけど、一応、書かないでおきます。その都度、コントのような展開を楽しむ映画ですよ。チーチが一発ヤるために、ノコノコついていった女の部屋から、素っ裸のまま、追い出されちゃって…右往左往するって展開があるんだけど、あのあたりが、面白さのピーク。2人の映画は他にもあるが、今ネトフリで見れるのはコレ1つだけ。

 

 

監督:トミー・チョン

出演:チーチ・マリン トミー・チョン ステイシー・キーチ ティモシー・リアリー イヴリン・ゲレロ

 

 

【オイラもネトフリ視聴はFire TV Stickです!】

【New】Amazon Fire TV Stick 4K Select

【New】Amazon Fire TV Stick 4K Select | 4Kの高画質ストリーミング | ストリーミングメディアプレイヤー






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!










 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>