勝手に映画紹介!?

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2019年01月19日

コールド・キラー(2017年)

テーマ:洋画
コールド・キラー

WOWOWの“特集放送:アクション・ウィークエンド[タイムリミット編]”でエアチェックしておいた「コールド・キラー」を鑑賞…女性のタクシー運転手が、たまたま殺人現場を目撃してしまい、その後、犯人から命を狙われるというドイツ・オーストリア合作のサスペンススリラーなんだけど…“アクション特集”のラインナップというのがミソ…けっこう豪快なアクション映画でもありました。日本では劇場未公開、2018年にDVDスルーでリリースされた作品。ぶっちゃけ、オイラもそんなに期待してなくて、1回見たら消せばいいかなくらいに思ってたんだけど、これめっちゃ好み。

トルコ移民のエズゲは、オーストリアの首都ウィーンでタクシードライバーをしていた。ある晩、仕事が終わって自宅に帰ると、どこからともなく異臭が!不審に思ってトイレのドアから外を覗くと、向かいのビルで女性が殺されてるのを発見。すぐに警察へ通報するも、現場にはまだ犯人が残っていて、エズゲも姿を見られてしまう!警察に保護してもらえないかと相談するも、過去に薬物依存の前科があったことからまともにとりあってもらえない。渋々、普段の生活に戻るのだが…偶然、エズゲの部屋を訪れた従姉妹のラニャが人違いで殺されてしまい…。

通行の邪魔をする不良のあんちゃんにも臆することなく立ち向かい、拳であっという間にのしちゃう、タクシー運転手のエズゲちゃん…それもそのはず、その後にボクシングを習ってる(禁止されてる蹴りとか使い、挑発してきた男をフルボッコにして、ジムを出禁になる)のが判明…強いはずだ。そんなエズゲちゃんが殺人事件の現場(よりによって犯人はサイコなシリアルキラー)を目撃、自身がターゲットになってしまう。それだけではなく、人付き合いがとにかく下手なエズゲちゃん…周囲に敵をつくりまくるから、肝心な時に手を差し伸べてくれる人がいなくなる。

唯一の味方といっていいのが…勤務先の経営者の嫁さんで、従姉妹の関係でもある女なんだけど、この女が、“ヤリマン”でして(笑)旦那に隠れて不倫してるんだよ。それをかばったりしてたから…色々と、経営者との間でもギスギスしちゃったりする。そしてですね、従姉妹とは仲が良いので、洋服の貸し借りとか普通にしてるんだけど、よりによって“殺人を目撃した時に着てた服”を従姉妹に貸しちゃうから…案の定、犯人にエズゲちゃんと間違えられて殺されてしまうと。従姉妹には子供がいて、でも旦那の本当の子供じゃない(笑)なんて事情も!

警察なんかからは“お前が子供の面倒を見ろ”と押し付けられちゃうエズゲちゃん…こういう時に“頼みの綱”のはずな実家、両親とも折り合いが悪く、途方にくれちゃう。まぁ、このあたりの人間関係、親子関係というのが、なんでエズゲちゃんが“トゲトゲ”した反抗的な性格で、格闘技なんかもできちゃう強い女なのかという理由付けに関係してくるんだよね。事情がわかる前は…この女も強情だな、少しくらい親に頭くらい下げてもいいじゃないかって思ったんだけど…なるほど、そういう理由があったのかと納得。以降、“子連れ狼”的な要素も入ってくる。

もちろん、犯人だってエズゲちゃんを狙うのを諦めたわけではない…再び、犯人の魔の手が忍び寄る!走行中の車の中で命の危険にさらされるシーンは「イコライザー2」…いや、女性主人公だから「アトミック・ブロンド」に匹敵する超スリリングなアクションを展開する。っていうか、犯人とだって対等にやりあっちゃうエズゲちゃんは凄いの一言…怒らせたら、シリアルキラーよりも強かったという話です。でも、そこは一応サスペンスですから、まだまだ中盤では犯人の方が一歩リードといった感じだろうか?真の覚醒はクライマックスまでお預けということで。

最初はエズゲちゃんの事を見下してるようにも見えた、中年の刑事が…意外と人情派で途中から親切になる。プライベートでは妻子に逃げられ、ボケた父親の面倒なんかも見ているんだ。そこに惹かれちゃったのか…段々といい雰囲気になっていく2人。なんとまさかのラブストーリー展開!シリアルキラーと戦うエズゲちゃんは…“オヤジ殺し”でもあったという。サスペンスとして捉えると、真犯人を追い詰める方法がちょっと雑ではあったけど、意外な展開はいっぱいあり飽きない。ただ、WOWOWの“タイムリミット編”という括りはちょっと謎…それ最後だけやん。


監督:ステファン・ルツォヴィツキー
出演:ヴィオレッタ・シュラウロウ トビアス・モレッティ ロバート・パルフラーダー フリードリッヒ・フォン・サン


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2019年01月18日

ピースブレーカー(2017年)

テーマ:アジア映画

やっぱり体調が万全じゃなかったので、予定していた109シネマズ湘南に遠征しての、「ミスター・ガラス」(ほか1本のハシゴ)鑑賞は、来週に先送り…おとなしく、自宅での映画鑑賞で我慢。そんなわけで、日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「ピースブレーカー(原題:破・局/英題:PEACE BREAKER)」を鑑賞…3年くらい前にやっぱりWOWOWの放送で見た、2014年製作の韓国映画「最後まで行く」の中華リメイク…主演は「コールド・ウォー」「極限探偵」のアーロン・クォック。

クアラルンプール…中国系刑事のガオ・ジエンシャンは、母親の葬儀に向かう途中、同僚からの電話に気を取られていて、飛び出してきた歩行者を轢いてしまう。幸い、周囲には人通りがなく、死体をトランクに隠して、その場を去るガオ。途中、飲酒運転の検問にひっかかりそうになるも、うまく切り抜け、葬儀場に到着。その後、ガオは死体を母親の棺に隠して、一緒に埋葬してしまうことを思いつき、思い通りに事が運ぶのだが…その後、死んだ男が麻薬組織に属し、内偵されていたことが判明。さらに、何者かが轢き逃げの事実を知り、ガオを脅迫してくる!

本編の尺もオリジナルの韓国版とそんなに変わらず、ほぼストーリー展開は一緒だった。母親の葬儀中に、汚職の嫌疑はかけられるは、轢き逃げ事故を起こすは、その死体を乗せたまま検問に遭遇しちゃうは…と、ピンチの連続。そして、死体を持て余した主人公は、なんと罰当たりな事か、母親の棺桶に紛れ込ませて一緒に埋葬しようと考える。その後の隠蔽工作も一段落して、ようやく平穏が戻ってくると思ったら…死んだ男が、事件の関係者として警察に内定されていたり、その後…お前の悪事を知ってるぞという謎の脅迫者が現れたり、とにかく大変。

オイラが覚えてる限りで、オリジナル版との違いに気づけたのは…轢き殺した相手が義眼をつけてるところと、アーロンが脅迫を受けた際に脅迫者を追いかけるのが車からバイクになっていたところ…あとは、脅迫者と対決する時の拳銃がリボルバーではなくオートマチックだったところだろうか?義眼と拳銃の変更あたりは、伏線や演出的なものの違いにも影響してたかな?あと、後半で主人公の敵になる“脅迫者”…韓国版ではぽっちゃり系の役者さんだったけど、本作では細身のワン・チエンユエンって人が演じてて、この人が原口あきまさにソックリだった。

同じ内容だけど、韓国映画よりも、香港映画が好みのオイラとしては…ちょっと贔屓目で見てしまうところもあり、やっぱりアーロン・クォックの方が主役らしい華やかさがあるかなと思った。韓国版の主人公は、間抜けな小悪党(悪徳刑事)という印象も強かったが、バイクで敵を追いかけてるシーンなど、アーロンはスターオーラが出てて、かっこよかったです。日本でのソフトリリースは現段階で未定、Amazonでも検索できなかった。英題の“PEACE BREAKER”で検索すると輸入盤のBlu-rayがヒットしましたが…ページが存在するだけで、今現在は在庫切れ。


監督:リエン・イーチ
出演:アーロン・クォック ワン・チエンユエン カイ・チェン リウ・タオ


【Amazonで見つけた輸入版BD】
Blu-ray Peace Breaker







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2019年01月17日

劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~(2017年)

テーマ:アニメ映画
劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~

首の傷みはかなり軽減してきたものの、まだ本調子ではなくグダグダしてます…明日公開の「ミスター・ガラス」を初日に見に行くつもりで(ついでに2回目の「クリード 炎の宿敵」もハシゴ)、ムビチケオンライン券も購入してあったんだけど、さすがに無理っぽく、来週に先延ばしにするかもしれない。自宅ならともかく、映画館で2本も続けて見るのはかなりしんどそう…まぁ、明日の朝、起きた時の体調次第になると思うけど。そんなわけで、“ユーフォ”の続き…昨晩、WOWOWでエアチェックしておいた「劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~」を鑑賞。

黄前久美子が所属する北宇治高校吹奏楽部は、全国大会出場を決める。府大会直後に行われた文化祭を経て、いよいよ全国に向けての特訓が始動…合宿も行われることに。そんな中、部員からも信頼が厚い副部長で3年生の田中あすかが時折見せる冷徹な眼差しが、久美子は気になってしょうがなかった。ある日、職員室に用事があった久美子は、そこであすかの母親が吹奏楽部顧問の滝昇に詰め寄ってるのを目撃。あすかは学業を優先させるため、部を退部させられそうになっていたのだ!それを知った他の部員たちの間で動揺が広がり…。

今回はTVシリーズ第二期の総集編とのこと。1作目は主人公たちが所属する高校の吹奏楽部が、目標通りに“全国大会”出場を決めたところで終わっていたが、その続き。1作目では主人公の久美子と、同じ中学出身でちょっと“ツンデレ”な感じのトランペット奏者・高坂麗奈の百合っぽい関係が描かれていたが、2作目で久美子が気にかけるのは、眼鏡をかけた先輩、久美子と同じユーフォ担当の副部長・田中あすかだった。作品の冒頭で、眼鏡をかけた幼い女の子とユーフォの出会いが出てくるんだけど、これがあすか先輩の幼少期のエピソード。

周囲から頼られ、ムードメーカーでもあったあすか先輩にも…色々と複雑な家庭環境があったりして、それが部活動にも大きく関り、影響が久美子を含む他の部員たちにも波及。そんなんじゃ、全国大会どころじゃねーぜの事件へと発展していく。一方の久美子の方も、親子や姉妹といった家庭の問題があったりして…先輩の家庭の事情といろいろとダブって見える。あすか先輩と久美子、そして久美子の姉が感情をさらけ出すシーンなんかは、グサリと突き刺さり、抉られるようなセリフが多く…1作目よりもいい意味で重たく、ドラマとしての深みも増していた。

今回もTVシリーズの総集編だったが、1本の映画として申し分ない構成…さすがに1作目を見ていることが前提とはなるが、TVシリーズや原作を知らなくても、楽しめた。最終的に、全国大会の結果が判明するまでの緊張感がたまらないよね…オイラは“完全新作の続編がある”という情報を得てから見たので、あの結末が良かったなと。このタイミングでのWOWOW放送…4月公開の新作映画、劇場に見に行っちゃおうかなって気にはさせた。そして、昨年、話題になったスピンオフ映画「リズと青い鳥」も、今さらながらに興味がわく…WOWOWでやんないかな?

京アニの映画という括りで見ると、個人的に「涼宮ハルヒの消失」の次くらいに好きかも…「映画けいおん!」よりも全然、今回見た”ユーフォ”2本の方が好みかな?えーと、話は急に変わるけど、アニメの話題なので、ついでに1月スタートで、見始めた新作アニメを列記しておく…「エガオノダイカ」「ガーリー・エアフォース」「荒野のコトブキ飛行隊」「revisions リヴィジョンズ」「魔法少女特殊戦あすか」「約束のネバーランド」…まだみんな1~2話目だけど、続けて見れそうな感じ。現段階でのお気に入りは「魔法少女特殊戦あすか」と「荒野のコトブキ飛行隊」かな?


総監督:石原立也 監督:小川太一
出演:黒沢ともよ 朝井彩加 豊田萌絵 安済知佳 寿美菜子 早見沙織 茅原実里 櫻井孝宏


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2019年01月16日

劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~(2016年)

テーマ:アニメ映画
劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~

月曜日の書き込みでチラっと書いたんだけど、首の傷みが悪化…ただ寝違えただけではなく、もしかしたら“母親がかかってるインフルエンザ”をうつされた可能性もあり、そこからきてる痛みかも。特に熱がでたり、咳がでたりってことはないんだけど…なんとなく身体がダルい。そんなわけで2日ばかり自宅で安静中…薬を飲んで、少しずつ快復はしている。昨日は映画鑑賞、ブログ更新を休んだが、痛みも和らいだので、今日はとりあえず復活。WOWOWでエアチェックしておいた「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」を鑑賞。

中学校の吹奏楽コンクールで全国大会への出場を逃した黄前久美子…その横で悔し涙を流す同級生・高坂麗奈が発した言葉が印象に残る。その後、北宇治高校に進学した久美子は、クラスメイトの川島緑輝と加藤葉月に誘われ吹奏楽部の見学に訪れる。先輩部員たちの力量に落胆するも、そこに同じ中学出身の麗奈が現れたことで、自分も入部を決める。やがて、部にやって来た新任顧問の滝昇は、最初に部員たちの自主性を尊重すると問いかけ、その結果…全国大会出場を目標に掲げることになったが、部員たちの合奏はとてもお粗末で…。

もともとは原作小説があり、2015年に「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん!」でお馴染み京都アニメーションの制作でテレビアニメ化…その劇場版で、テレビシリーズ第一期の総集編とのこと(第二期の総集編映画「~届けたいメロディ~」は今晩放送、録画中)。作品タイトルは知ってたけど、原作も読んでない、テレビシリーズも見てなかった。興味がわいたのはわりと最近でして…今度、また新作映画が公開になるんだけど、劇場で流れてる30秒ほどの特報映像を見てからかな?キャラデが同じ池田晶子だったので、一瞬“ハルヒ”と勘違いしたからだという(笑)

前述の通りアニメ特有の“総集編映画”ではあったんだけど…もともと作画クオリティが高い“京アニ”なので、充分に劇場作品として通用する(もちろん新作画や手直しもあると思われる)…最近のアニメはエピソード数がだいたい12~13本なので、1本の映画にまとめやすいのもあるのだろう。今までまったく作品に触れてこなかったオイラが見ても、特に不自然な箇所もなく、1つの作品として最後まで話についていくことができた。映画としてのまとまりの良さを感じる。同じ京アニの総集編映画「劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去篇」より出来は良い。

原作者が優れてるのか、アニメスタッフの方なのかは“いちげん”のオイラにはわからないけど、まず吹奏楽をテーマにした音楽映画として、使用楽曲のセンスの良さが光ってた。先輩部員たちが勧誘のために、下手くそな“暴れん坊将軍のテーマ”を奏でる序盤で、なんかグっときちゃいまして…新入部員加入後の練習成果が出始める“サンフェス”での“ライディーン”でとどめをさされた。ここでYMOがくるかと…。最初は無茶ぶりのように見えた全国大会を目指すという目標が現実味を帯びてきてから、クライマックスにかけての高揚感も素晴らしかった。

日本にも「ボヘミアン・ラプソディ」に匹敵する音楽映画があったじゃないかと(笑)物語の語り手である主人公のわりに、音楽に対する情熱が“冷めてる”感じの黄前久美子というキャラクターがちょっと新鮮でしたね。この手の作品だと、素人が友達に誘われて急に才能を開花させていくみたいな展開も多いけど…それなりに出来ちゃう経験者だという。そんな彼女でも、困難や挫折を味わうことで、徐々に感情的になり、見ている側も知らず知らずに物語に惹きこまれていく。現在、放送・録画中の続編「~届けたいメロディ~」も、明日にでも見ようと思います。


監督:石原立也
出演:黒沢ともよ 朝井彩加 豊田萌絵 安済知佳 寿美菜子 早見沙織 茅原実里 櫻井孝宏


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2019年01月14日

ダウンレンジ(2017年)

テーマ:洋画
ダウンレンジ

原因は不明なんだけど(たぶん寝違えったっぽい)、昨日あたりから首を動かすと激痛が!とりあえず市販の鎮静剤を服用して様子見…部屋で安静にしているところ。母親も流行りのインフルエンザにかかっており、家族そろってグダグダしてます。そんなわけで…WOWOWでエアチェックしておいた「ダウンレンジ」を鑑賞してしまう。なんか随分とご無沙汰だった北村龍平…最近、どうしてるのかと思ってたら、インディペンデントでこんな作品を撮ってました。車に相乗りした男女6人が人里離れた山の中で謎のスナイパーに狙われるというホラーサスペンス。

車を相乗り中の若い男女6人、ジョディ、カレン、トッド、サラ、エリック、ジェフ…夫婦のトッドとサラ以外は、初対面のようだが、すぐに打ち解け、和気藹々としていた。そんな時、突然、車がパンク…山の中で立ち往生してしまう。携帯の電波も繋がりにくく、男性陣が協力してスペアタイヤに交換することになったのだが…どうやらてこずってる様子。他の仲間は日陰で休憩していたのだが…その中の1人が不審な物音に気づき、様子を見に行くと…作業中だった仲間が変わり果てた姿に!何者かに狙撃されたらしい!その後も銃弾が次々っと襲い掛かり…。

偵察中のアメリカ兵がスナイパーに狙われるダグ・リーマン監督の「ザ・ウォール」なんかにも似た、低予算映画らしいワンシチュエーションものだが…元から危険と隣り合わせの戦場が舞台だった「ザ・ウォール」に対し、こちらは牧歌的な日常が舞台であり、誰も“自分が銃で撃たれる”なんて思っちゃいないところから、地獄のような状況に突き落とされるので余計に恐ろしい。また、登場人物の数は圧倒的に本作の方が多いので…ホラー映画の醍醐味である、誰がどの順番で殺され、無事に生き延びるかといったサバイバル感も充分に味わえるなと。

狙撃が始まる前…タイヤ交換中に、タイヤかホイールの側から人物を捉えた視点で、映像がグルっと一回転するなんていうシーンがあり…回転カメラワーク好き(「あずみ」とかでも画面がグルグル動いてた)の龍平アニキらしい拘りだなと、思わずニヤリとなる。狙撃された人物の人体にぽっかり空いた穴をカメラの移動で見せたりするのも…「ヴァーサス」の頃と変わってない。物語が始まって直ぐに死んだキャラは…死体になってからも車に頭を踏みつぶされたり、鳥や虫にたかられたり、相変わらず悪趣味で容赦ない扱い(もちろん誉め言葉です)。

途中、キャラが増員されるも…みんなやられ要員だった(笑)さすがに、一時期のように…なんでもソードアクションにしちゃうようなことはないが、ライフル銃を棒切れのように振り回して、相手をタコ殴りにするシーンが出てくるのが、(ソードアクションの)名残りかななんても深読みしてしまう。ただし、この攻撃方法が…“銃は正しく使いましょう”という教訓にもなっていて、それこそブラックで、ホラー映画らしい最後のお約束な余韻にも繋がるのが良かったです(それまでの他の奴らのやられっぷりを見てて、薄々と感じていたし、そういう展開を望んでいた)。

知らない役者ばかりだったけど…メインキャストはみんないい味を出していた。個人的には、親が軍人で、狩猟経験があることから…状況を冷静に分析する姉御肌で頼りになるカレンちゃん(ステファニー・ピアソン)推しです。あと、初っ端で銃弾を受けながら、その後も果敢にスナイパーへ挑み、なんとか脱出方法を見つけ出そうとするアイデアマンのトッド(ロッド・ヘルナンデス=ファレラ)も印象に残った。トッドが必死で手に入れた工具箱を分解し、腕にダクトテープ(銀色のガムテ?)でぐるぐる巻きにして、即席のシールドを作り上げるところは感動したよ。

昨年の9月に劇場公開はされてるものの…その後、DVDやブルーレイの発売はないみたいで、現在は配信のみの模様(Amazonのプライムビデオほか配信サイトで有料配信中)。龍平アニキのファンとしてはWOWOWでの放送はありがたく、もちろん放送画質のDRモードで録画、そのままBD-Rに焼いてアーカイブするつもりである。WOWOW公式サイトのプレゼントコーナー“プラスW”では、抽選で5名に「ダウンレンジ」の劇場パンフレットとクリアファイルがセットで当たるプレゼントを実施中。パンフほしい、もちろんオイラも応募したぜ…締め切りは1月31日。


監督:北村龍平
出演:ケリー・コンネア ステファニー・ピアソン ロッド・ヘルナンデス=ファレラ アンソニー・カーリュー


【DVD未発売、現在は配信のみか?】
ダウンレンジ(字幕版)







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2019年01月13日

タイムトラベラー(2017年)

テーマ:洋画
タイムトラベラー

WOWOWで放送された“タイムトラベル映画”の特集でエアチェックしておいた「タイムトラベラー」を鑑賞…自分の声で掛かってきた電話に“逃げて”と言われたヒロインが、何者かに追われながら、真実を追い求めるSFアクション。主演は「キックアス」シリーズに出ていた(といっても、クロエちゃんのヒットガールの印象が強すぎて、あまり記憶に残ってないのだが、たぶん主人公のガールフレンド?)リンジー・フォンセカ。彼女を助ける知人女性の役で…「ターミネーター」で未来からやってきた殺人マシーンと戦うヒロインを演じたリンダ・ハミルトンも出ている。

科学者の夫を亡くして悲しみに暮れるヘレン…周囲の知人らに助けられ、なんとか日常に戻れるようになっていた。そんなある日、彼女宛に“逃げて!”という警告の電話が掛かってきて、直後…電話の相手の言葉通り本当に男がヘレンの部屋にやってきた。咄嗟に男から逃げ出したヘレンだったが…そこで違和感に気づく!なんと、前日に眠ってから…その間に記憶がまったくなく、1週間も過ぎていたのだ!さらに、電話の声はどうやら自分自身のようで…。やがて、それらの現象は、夫が研究していた“タイムマシン”が関係していることをつきとめるが…。

一応、設定だけはSFっぽいものの…派手なVFXで見せるような作品でもなく、巻き込まれ方サスペンスに近い印象。説明が少ないので…登場人物たちの関係性もややわかりにくかったりするんだけど、どうやら主人公の死んだ夫がタイムマシンを研究していて、その研究のパートナーだった男グレン・モーシャワー(「24」シリーズで大統領のシークレットサービスやってたおっちゃん)が、それを悪用しようとしているらしく…主人公を執拗に追いかけてるいかつい黒人は、グレン・モーシャワーの部下らしい。なんで追いかけてる、追いかけられてるのかよくわからん。

主人公が記憶を失っている1週間…周囲の人間には失踪と受け止められていて、タイムマシン関係者の間では、それが何らかの脅威になってるらしい。その1週間に何が起きていたかを解明することが真相へたどり着く近道。主人公は半信半疑だった…同じ時間軸に自分が2人いる…ということに納得しはじめるが、彼女を助ける友人は、もちろん、頭のおかしい妄想だと斬り捨てる。オイラが馬鹿だからなのか、確かに同じ人物が2人いるんだろうけど…どっちがオリジナルで、どっちが過去または未来から来た人物なのか、まったく理解できないんですけど。

知らず知らずに未来から戻ってきた主人公が、過去の自分をとめようとしているのかなと考えてたんだけど…それじゃ“逃げて”と警告してきたのはなどの時間の主人公なのか?もしかたら、2人以外にもまだいるんじゃないかなんても考えたくなる。それともなければ、単純に過去と未来を行ったり来たりって話じゃないのかもね…劇中では“ループ”という表現も出てきたが、「シュタインズゲート」の世界線のようなパラレルワールド的な解釈も必要なのかも?1回見ただけだと意味不明だけど、悪い奴の悪事を暴き、阻止してめでたしめでたしではありました。


監督:ディエゴ・ハリヴィス
出演:リンジー・フォンセカ リンダ・ハミルトン グレン・モーシャワー ノア・ビーン ザック・エイヴァリー


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DVD タイムトラベラー







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2019年01月12日

ヒドゥン・チャイルド 埋もれた真実(2013年)

テーマ:洋画
The Fjällbacka Murders: The Hidden Child (Vol. 1)

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「ヒドゥン・チャイルド 埋もれた真実(原題:Tyskungen)」を鑑賞…出産したばかりのヒロインの両親が事故で急死…それを機に母の隠された秘密に触れてしまい、不可解な連続殺人に巻き込まれていくというサスペンスミステリー。日本でも「踊る骸 エリカ&パトリック事件簿」というタイトルで翻訳されてる海外小説が原作だが、オイラは未読。ジャケ画像の拝借とタイトルのリンク先はAmazonで見つけた輸入盤…リージョンBなので要注意。

女性作家のエリカは、警官の夫パトリックとの間にできた初めての子供マヤを出産…両親も病院に駆けつけてくれたが、その帰り道に両親は交通事故を起こし、2人とも亡くなってしまう。3か月後…両親が残した家に引っ越すことになったエリカたちだったが、そこにエリカの兄を名乗る見知らぬ男ヨーランが訪ねてくる。事情を知らないエリカはヨーランを追い返してしまうが、その後…ヨーランが滞在先のホテルで不審死しているのが発見される。DNA鑑定の結果…兄であることがほぼ確実となり、エリカは謎に包まれた母親の過去を調べ始めるが…。

WOWOWの解説によると、原作者は“スウェーデンのアガサ・クリスティ”と呼ばれているそうで…まぁ、わりと直球のミステリーですね。悪く言えばありがちで、ちょっと地味なところもあるかなと…。ただ、冒頭…両親が事故死する場面など、映像的にけっこう力が入ってる、日本の2時間ドラマとは違う、映画ならではのスケール感は伝わってくる。っていうか、年寄りのくせに、運転中に携帯電話なんか使いやがってと…日本人的な感覚だと、“高齢ドライバー問題”と“運転マナーの悪さ”について警鐘を鳴らしているようにも受け止めてしまうよね(笑)

出産直後に両親が事故で死んだってだけでもかなり不幸な出来事なんだけど、“お前の兄だ”なんて言いながら急に母親の隠し子が出てきたり、その隠し子も殺され、散々な目に遭う主人公…作家という職業柄で、母親の過去に興味を持ち出し、色々と調べていくと…戦時中の人間関係が深く関わってという事実に行き当たる。どうしても母親を妊娠させた相手を知りたいと、さらに調査を続けるんだけど…そこで母親に関係する人々も次々に死んでいく。もう、完全に主人公が疫病神ですな(笑)殺人以外にも、主人公の目の前でじーさんが突然死したり。

主人公が容疑者になってもいいような状況が多々あるが、旦那が警官というのが強みか?現在と過去をいったりきたりするので…最初は、どのキャラとどのキャラが同一人物か一致させるのに苦労させられるも、第二次世界大戦中のナチスドイツの悪行が紐解かれる場面などはわりと本格的に描写されており、作品全体の雰囲気を盛り上げる。派手なドンパチこそないものの、容疑者の逃亡や主人公のピンチなどアクション的な見せ場もある。ちゃんと登場人物の中に真犯人がおり、そこそこ意外性もあったり…ミステリーとしてのツボもおさえられていた。


監督:ペール・ハネフィヨルド
出演:クラウディア・ガリ リチャード・ウルフセーテル エドヴィン・エンドル ペル・ミルバーリ インガ・ランドグレー


【Amazonで見つけた輸入盤BD】
Blu-ray The Fjällbacka Murders: The Hidden Child (Vol. 1) ※リージョンB 日本語収録なし





YouTubeに予告がありました!









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2019年01月11日

クリード 炎の宿敵(2018年)

テーマ:19年01月の劇場鑑賞映画
クリード 炎の宿敵

【鑑賞日:2019年1月11日】

新年一発目の劇場鑑賞は予定通り「クリード 炎の宿敵」…昨日から散々語ってるけど、“昨年末にネット懸賞で当たったムビチケ”を使って、公開初日の本日、初回上映で見てきたよ。早いもので、前作からもう3年以上経過してたのか…ロッキーシリーズのスピンオフ作品である2015年公開「クリード チャンプを継ぐ男」の続編。本作ではアポロの遺児でロッキーの弟子であるアドニス・クリードが、父親を殺したロシア人ボクサー、ドラゴの息子と因縁の戦いを繰り広げると…「ロッキー4/炎の友情」の正当な続編にもなっている点が話題になっている。

不敗のチャンピオン、コンランとの戦いに敗れてしまったアドニス・クリードだが…その後は破竹の勢いで勝利を重ね、過去にスパーリングで負けたことがある現チャンピオンのウィーラーにも勝利。遂に王者となったアドニスは、それを機に恋人のビアンカとの結婚も決め、幸せな日々を送っていた。そんなある日、かつて父親を倒したロシア人ボクサー、イワン・ドラゴが息子のヴィクターを連れて、アメリカにやってきた。アドニスは恩師であるロッキー・バルボアの助言に逆らい、ヴィクターの挑戦を受けるものの…ヴィクターの圧倒的な強さの前に歯が立たず…。

アバンタイトル、主人公のアドニスやロッキーが登場するよりも前にドルフ・ラングレン演じるドラゴがスクリーンに登場し…ドルさんのファン、「ロッキー4/炎の友情」好きのオイラとしては、作品にグっと惹きこまれた。ドラゴは、かつてロッキーに敗れて、その後はかなり悲惨な人生を歩んできたらしく…かなりくたびれた印象。とにかく、自分が惨めな生活を送っているのがぜんぶロッキーのせいだと逆恨みしているような状態でして、その怒りを、ボクサーである息子を使い、ロッキーの弟子アドニスをコテンパに打ちのめすことで、晴らそうとしているって感じかな?

一方、アドニス&ロッキーのコンビは順調に勝利を重ね、チャンピオンにもなるんだけど…そこに、満を持してドラゴ親子が乗り込んでくる。直ぐに、挑発にのってしまう…まだまだ青いアドニス。ロッキーは“俺に戦わせろ”といってリングにあがったものの、そのまま命を落としたアドニスの父、親友のアポロの姿をダブらせまして…試合はするなという助言を与えるんだけど、もちろんそんなこと聞きやしない。ここでロッキーとは決別、別のトレーナー、セコンドをつけてドラゴ親子の挑戦を受けるも…案の定、まったく歯が立たず、ボコボコにやられる。

一番の見せ場であるはずのアドニスvsヴィクターの試合は割とトントン拍子で決まっちゃって、すぐに対戦当日を迎える…前作の「チャンプを継ぐ男」が「ロッキー」1作目の焼き直しなら、今回は明らかに「炎の友情」の焼き直しに違いなく、そうすると…ここでアドニスが一方的にボコられて終わるんだろうという予想はつく。ただ、その後に、敵討ちしてくれるような親友もいないし、さすがにご老体のロッキーが現役に復帰できるわけもない。だから父親と同じ目には遭わないだろうとも予想でき…自ずと試合結果なんかも“こうなるな”と悟れるよね。

「炎の友情」と違うのは…“自分のケツは自分で拭く”ってところでして…どちらかというと「ロッキー3」っぽいのかなと。とりあえず、再戦のチャンスが巡ってきて、ロッキーとも仲直り、一皮むけて、頑張るよと。単独のボクシング映画、スポーツ映画の面白さとしては前作の方が出来が良いかなという印象もあるが、前作まで含めた“ロッキー”シリーズへのリスペクトはかなり強く、ファンが喜びそうな細かいエピソードは色々と拾っている。アドニスのカノジョ(嫁)、ビアンカが難聴を抱えた歌手だなんて設定も…前作以上に物語に色々と反映されてるのが良かった。

あとね…ドルさん演じるドラゴの容赦ない“負け犬”っぷりが…見てて切なくなるほど。ロッキーに直接会いに来て、“お前のせいで何もかも失った、妻も…”なんて愚痴をこぼすんだけど、そうなんです…あの嫁さんに捨てられちゃってたんですよ。てっきり“嫁さんに逃げられた”設定は…大人の事情(ドラゴの嫁は…スタローンのリアル元嫁)で役者が出演できない言い訳、そのフリかななんて思ってたんだけど…超びっくり、シレっとブリジット・ニールセンも出てくるじゃない(笑)元嫁が出てくることで、さらにドラゴを惨めな状態に突き落とすんだよ、コレが…。

そして…パパドラゴに惨めな思いをさせるだけではなく、実は息子の勝敗の行方にも大きな影響を与える。やっぱ、男はいくつになっても…パパよりも、ママが好きってことかな?(笑)今後、シリーズをまだ続けるなら、本当の意味で、アドニスとロッキーとの決別を描いてほしいな。そして、ロッキーであり、スタローンが不在でもアドニス・クリードというキャラクターとそれを演じるマイケル・B・ジョーダンが独り立ちし、観客を魅了できるかを、スタローンにはスクリーンの外から見守っててもらいたい。この映画を見ていて、オイラはそんな気持ちにもさせられた。

でも…スタローンが活躍する映画だってまだまだ見たいのも本音だよね。どうせなら、「ロッキー」シリーズではなく、「レイジング・ブル」なロバート・デ・ニーロと拳を交えた「リベンジ・マッチ」の続編企画として…ドルフ・ラングレンと対決させるのはどうだろうか?映画が終わった後に、そんな妄想をして1人悦に入ってたオイラでした。えーと、懸賞で当たったムビチケはもう1枚余ってるので、来週にでも…今度は別の映画館で(109シネマズ湘南に遠征してシャマランの「ミスター・ガラス」を鑑賞予定なのでその時に一緒に)、もう1回鑑賞しようと思ってます。


監督:スティーヴン・ケイプル・Jr
出演:マイケル・B・ジョーダン シルヴェスター・スタローン テッサ・トンプソン ドルフ・ラングレン


【劇場前に前作のおさらい!】
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2019年01月11日

クリード チャンプを継ぐ男(2015年):WOWOW録画

テーマ:BS/CS/配信(再鑑賞)
クリード チャンプを継ぐ男

明日、というか…午前0時を回ったので、もう今日になるんだけど「クリード 炎の宿敵」の公開初日である。昨年末、懸賞でムビチケが当たってるのでオイラも朝イチで見に行くつもりでいる。金曜なのでシネプレックスの1000円ポッキリ会員デーとも重なってるけど、早く見たいし、“タダで貰ったムビチケ”なので、遠慮なく使っちゃうつもり。ちなみに、ムビチケはペアで当選してるので当然2枚あるわけで…1枚余るんだけど、劇場のポイント稼ぎに、自分で2回見ようかなと思ってる。来週、109シネマズ湘南に遠征予定なので、あと1回は109の方で見るかもしれない。

そんなわけで1本前に見た「ロッキー4/炎の友情」に続き…2015年の劇場公開で1度鑑賞している、前作「クリード チャンプを継ぐ男」もおさらい鑑賞しておく。ちょうどね、昨年末にWOWOWでリピート放送してたのでエアチェックしておいた…過去に放送済みだったけど、録画し忘れてたのでちょうど良かったよ。ちなみにオイラは字幕版の放送を録画したんだけど、本日(正確には明日)の午前0時からWOWOWプライムにて吹替え版のリピートもある。今のところ、この放送を逃すと、次の予定はないので、WOWOW加入者で見逃してる方は忘れずに!

今は亡きボクシングのヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードと愛人の間に生まれた息子、アドニス・ジョンソン。母親もアドニスが生まれてすぐに他界し、その後は施設を転々としていたのだが…年齢が大きくなるにつれ、問題ばかり起こしていた。そんな時に、アポロの妻メアリー・アン・クリードが現れ、アドニスを引き取ることに。メアリー・アンに育てられたアドニスは立派な青年になっていたのだが、ボクサーになる夢を諦めらきれず、仕事を辞め家を飛び出してしまう。そんなアドニスが頼ったのは父のかつてのライバル、ロッキー・バルボアだった。

前作の鑑賞からもう3年以上経ってるのか…時が経つのは早い。えーと、ストーリーはワンパターンなところもあるんだけど、それこそ初期「ロッキー」のリメイク、リブートと捉えると、その王道さが心地いいわけで、すごくいい映画だと思うんだけど、直前に見直してたのが尺が短い「ロッキー4/炎の友情」だったので、2度目の鑑賞だと、もうちょっと全体的にテンポよくまとめ、おねーちゃんとの痴話喧嘩とか端折ってもよかったかなと感じたな。それでも、劇場鑑賞時も気になった、中盤のワンカットによるファイトシーンはやっぱり手に汗握る…何度見ても名シーン。

生粋のスポーツ映画、ボクシング映画じゃないけど…ボクシングで長回しカットというと、ブライアン・デパルマの「スネークアイズ」も思い出すよね…なんか、久しぶりにあれも見直したくなった。あらためて見直してて、最後の試合が…安易に敵を倒して終わりじゃないあたりも、「ロッキー」のスタイルを継いでる作品だなと感じる。それでいて、「ロッキー」の1作目とは違った結果にもなっているという。ああいう結果なのに、清々しさがあるというのは、共通してるよね。きっと、スタローンほか作り手も、最初から「クリード」で続編を作る気満々だったんだろうな。


監督:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン シルヴェスター・スタローン テッサ・トンプソン フィリシア・ラシャド


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2019年01月10日

ロッキー4/炎の友情(1985年)

テーマ:洋画
ロッキー4

明日から「クリード 炎の宿敵」の劇場公開…オイラも昨年末にムビチケが当たってるので鑑賞予定。「クリード」は言わずと知れた「ロッキー」シリーズの正当な続編、スピンオフ作品であり、前作ではロッキーのライバルで親友だったアポロの遺児アドニス(クリード)がボクサーとして成長していく姿が描かれていた。新作はもちろん、この話の続きなんだけど…父アポロをリングで殺したロシア人ボクサー、ドラゴの息子と因縁の対決を繰り広げる「ロッキー4/炎の友情」とも繋がっている話で、ドラゴ役のD・ラングレンも出演。ということで「ロッキー4」をおさらい鑑賞。

かつてはライバルだったボクサーのロッキー・バルボアとアポロ・クリード…現在は現役を引退し、お互いに悠々自適の生活を送っていた。そんなある日、ソ連からアマチュアのヘビー級チャンピオン、ドラゴがやってきて、ロッキーとの対戦を望む。それを知ったアポロは、自分が戦いたいと申し出、ロッキーにセコンドを依頼する。やがてアポロとドラゴのエキシビジョンマッチが実現するが…アポロは一方的に打ちのめされ、リング上で絶命してしまう!復讐に燃えるロッキーは、自らドラゴと戦うことを決め、アウェイのモスクワへ乗り込んでいくが…。

鑑賞は2014年にWOWOWの“ロッキーシリーズ一挙放送”でエアチェックしてあったもの…いつものように録画して(1~6まで全部)、ディスクには焼いたけど、そのまま放置してあった。もちろん初見じゃないんだけど…この自分のブログで、今まで感想を書いたことがなかったみたい。“ロッキー”で記事をアップしたのは「ロッキー・ザ・ファイナル」しか見つからなかった…もしかしたら探し方が悪くて、どこかに埋もれてる可能性もあるが、とりあえず“レビューは初めて”という体で文章を綴っていくことにする。もし同じような話を何度も繰り返していたらご勘弁を…。

この作品…を初めて見たのは小学6年の時、近所の映画館でロブ・ロウ主演「栄光のエンブレム」と同時上映だった(前に「栄光のエンブレム」の感想をアップした時に、同じネタを書いてるはず)。それまで“ロッキー”はテレビ放送で何本か見てたけど、劇場で見たのはこれが初めてだった。ただ、鑑賞動機は友達の付き合いであり…当時のオイラとしてはボクシングの「ロッキー」よりも、アイスホッケーを題材にした「栄光のエンブレム」の方が面白くて、印象に残ったりしたもんだ。「ロッキー4」が面白く感じられるようになったのは中学生で再鑑賞してからかな?

当時はレンタルビデオとかも普及し始めてきて、映画を手軽に見られるようになってきていたからね。あとね、今じゃ思いっきり“違法”(っていうか、当時も違法だった)なんだけど…近所のレンタルビデオ屋とかでレンタル代のほか、テープと手数料を払うと、ダビングしてくれるサービスとか平気でやってまして、ウチの兄貴がそうしたサービスで「ロッキー4」のビデオを入手してきて、家にあったんだよ。いくら手軽でもさすがに中学生の小遣いじゃ、レンタルも頻繁に利用できないから、そのテープで繰り返し「ロッキー4」を見た思い出が残ってる…ああ、懐かしや。

さて映画の感想ですが…世代的なものも影響してると思うけど、「ロッキー4」以前の作品をリアルタイムでちゃんと劇場で見ていた映画マニアの先輩たちからは、わりと低評価だよね…ただ、いくら同時上映の「栄光のエンブレム」の方が気に入ったからとはいえ、スクリーンで対峙した初めての“ロッキー”だったオイラにとっては、本作の方がより思い入れは強く、それは…今でも追いかけているドルフ・ラングレンの出世作であったという点も少なからず影響しているわけで…。「ロッキー4」を見てなかったら「レッドスコルピオン」を見なかったかもしれない。

やたら寡黙で、セリフが少ないドルフ・ラングレンの演技も…小学生のオイラには“ホンモノのロシア人ボクサー”と信じ込まされるくらいの説得力があり、とにかく不気味な存在に映った。あの頃は“擦れてなかった”ので…ロッキーのかつてのライバルであり、盟友のアポロが虫けらのように殺されるという展開も素直に驚き、かなりショッキングだった。ただね、今見直すと…本編がシリーズ最短の91分しかないことに驚く。やっぱこういうとこかな、子どもながらにテンポの良さと受け止めたオイラと、中身が薄いと評するファンやマニアの温度差はと考える。

確かに、むかしは“物凄く濃密”に感じたストーリーも、いやにあっさり、サクサクと進むなと、あらためて思った。ただ、エンターテイメントとしては、このテンポが重要だなと思うし、名曲揃いのサントラ(プライム会員ならAmazonのPrime Musicでタダで聴ける!)と相まって、終始、テンションがあがりまくった。“3”でも使われた“Eye of the Tiger”もいいんだけど、オイラは後半のトレーニングシーンで流れる“Hearts On Fire”がめっちゃ好きですね。特に、映画で使用されたのは途中から別のBGMに変わるアレンジになってて、あれがまた超燃えるんですよね。


監督:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン タリア・シャイア バート・ヤング ドルフ・ラングレン カール・ウェザース


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