勝手に映画紹介!?

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2018年11月14日

フェブラリィ 悪霊館(2015年)

テーマ:洋画
フェブラリィ -消えた少女の行方-

体調もよくなってきたなと思ってたんだけど、自室で映画観賞中に寝落ち…って、それは体調不良のせいなのか?(笑)もう少し早くブログを更新するつもりだったのだが、遅くなってしまった。WOWOWの“ホラー特集 悪夢の7日間:7日間、恐怖が日替わりでやって来る!”でエアチェックしておいた「フェブラリィ 悪霊館」を鑑賞…あれ、そんなタイトルの映画、Amazonにねーぞと思ったら、ソフトタイトルは「フェブラリィ -消えた少女の行方-」に改題されたそうだ…前述のタイトルは劇場公開のもの。って、こんな映画でも、ちゃんと劇場公開されていたのか?

冬休み直前、ブランフォードにある全寮制女学院…下級生のキャサリンは、両親の迎えを待ちわびているが、なかなかやってこない。同じように迎えが遅れている上級生のローズと一緒に寮に取り残されてしまう。寮には他に世話係のシスターが2人いるだけだった。実は、恋人と会うために、両親の迎えをわざと遅らせていたローズ…夜中にシスターの目を盗んで、こっそりと寮を抜け出す。一方、バスターミナルにフラリと現れた女性ジョアン…目的地はブランフォードだったが、バスにも乗れず途方に暮れていたところ、見知らぬ夫婦が手を差し伸べる…。

冬休み直前が舞台になっているということもあり…なんだか寒々とした印象が画面から伝わってくる。メインで登場する女の子が3人…そのうちの2人は同じ学校の上級生と下級生、そしてもう1人は別の場所にいる…2人よりも年齢が上に見える謎の人物。その女も…どうやら前述の女生徒たちがいるのと同じ場所を目指しているらしい。とりあえずは女生徒たちの関係の説明から…長期休暇で他に人がいなくなってしまった全寮制の学校(その寮)に取り残されてしまったんだけど、下級生の方は、来るはずの親が迎えに来ないということでかなり落ち込んでる。

一方の上級生の方は…同じように迎えが来ないという状況なんだけど、それは自分で画策した結果…実は男と会うためにわざと親に間違った日付を伝えていた。こちらも、ただ男に会って、イチャイチャするためではなく…重要な相談があったのだ。どうも、“デキちゃったらしい”んだ…月のものが遅れていて、悩んでいた。そんなわけで…どちらも終始、暗い顔してるんだよ。特に下級生の方は、いかにも幸薄そうで“何考えてるんだかわからない感じ”もしたりね…それだけで不穏な空気を醸し出しているというか、ぶっちゃけ辛気臭いというのが本音か(笑)

何かが起きそうではあるんだけど…とにかく情報量が少なめで、登場人物たちの関係性が見えてこない…とりあえず途中までは“雰囲気を楽しむ”って感じの作品だったかな?中盤あたりで…下級生の女の子が、寝ている最中に、急に海老反り…とちょっと違うんだけど、足だけ持ち上がって頭の方にクルクルとまるまるってしまう描写がありまして…印象的には「エクソシスト」のスパイダーウォークを見せられたみたいな感じなんだけど…まぁ、この描写で、あれ、そういうことなのかと、なんとなく下級生の女の子の置かれた状況が理解できるって寸法。

一方、別の場所で進行しているもう1人の女の方だけど…親切なおっさん(一緒にいる嫁は邪険な顔)に手を差し伸べられ、車に乗せてもらったり、寝床を確保してもらったり、食事をおごってもらったり。シャワーを浴びた直後でバスタオルをまいただけの状態の女のところに、おっさんがのこのこやってきたりもするから…これは“嫁さん寝てるウチに一発やらせろ”的な展開なのかと…ドキドキしてしまったんだけど、おっさんはガチに親切で、単に女を心配して様子を見に来ただけ、食事に誘いに来ただけだったというオチ。なんだよ期待させやがって…。

ただ、ねーちゃんのバスタオル姿なんぞに惑わされず、このおっさんとの会話に注目してると…その後の展開を読み解くヒントが色々とあったり。ちょっとネタバレかもしれないし、勘のいい人だったら最初から気づくことなのかもしれないけど…実は、女子生徒たちのシーンと時間軸が違うんですね。そうすると、女の風貌なんかからも、おのずと正体を見破れると。映画の見どころは、2つの話にどういう関係があるのか?過去に何が起きたのか?そして最終的に何が起きるのか?って部分。話が繋がっちゃうと、なんかあまり大したことはやってなかった。

どうやら、“過去に起きた何か”は悪魔憑きの仕業だと思われるが…あえて、そこをクローズアップしていない。そういうところが斬新だろという作り手の気持ちも見透かせるが…ホラーをがっつり見たい人にはなんだか物足りなさも残るだろうなと。学生じゃない謎の女ジョアンを演じてるのはエマ・ロバーツ…俳優エリック・ロバーツの娘で、ジュリア・ロバーツの姪っ子にあたる。って、こんな文章、前にも書いたなって思ったら、昨年、やっぱりWOWOWで見た「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」にもエマ・ロバーツが出てたのを思い出したよ。


監督:オズグッド・パーキンス
出演:エマ・ロバーツ キーナン・シプカ ルーシー・ボーイントン ジェームズ・レマー ローレン・ホリー


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2018年11月13日

ドクター・エクソシスト(2016年)

テーマ:洋画
ドクター・エクソシスト

日曜の朝から、ちょっと体調がすぐれず…映画鑑賞、ブログ更新を2日ほど休んでいた。土曜日に映画を2本ハシゴしたのが原因なんじゃないか?とかツッコまれそう…でも、なぜか、更新しない方が、アメブロのランキングが上がってるという謎。普段はランキングもそんなに気にしてないんだけど…喜んでいいのか、複雑な気持ち。映画も見ず、グダグダしてる間は…土曜日に見てきた「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の主題歌、RUANNが唄う“There's No Ending”をダウンロード購入して、リピートしてた…なんか癒されるのよ。

そんなわけで…すこ~し体調もよくなったので、映画鑑賞を再開。WOWOWの“ホラー特集 悪夢の7日間:7日間、恐怖が日替わりでやって来る!”でエアチェックしておいた「ドクター・エクソシスト」を鑑賞…病み上がりなのにいきなりホラー(笑)タイトルだけ見ると「ドクター・ストレンジ」のパチモンにも思えるし、ストレートに「エクソシスト」のパチモンにも思える…WOWOWの解説では悪魔祓い(やっぱり「エクソシスト」か?)を題材にした、B級オカルトホラーと説明。主演は「ダークナイト」のトゥーフェイス役が、オイラ的には一番印象深い、アーロン・エッカート。

ドクター・セス・エンバーは、人間の潜在意識に入り込み、悪霊を退治するという特殊能力を持っている。ある日、そんなエンバーの元に、バチカンからカミーラという女性がやってきて、助けを求められる。実は、11歳の少年キャメロンが悪霊に取り憑かれてしまい、母親リンジーが困っているという。最初は、あまり乗る気ではなかったエンバーだったが、キャメロンに憑りついている悪霊こそ、自分の探し求めていた因縁の相手マギーだと知らされる。マギーは過去に、エンバーの妻子を殺し、エンバー自身も車いすでの生活を余儀なくされてしまったのだ!

ぜんぜん「ドクター・ストレンジ」っぽくはなかったです(笑)やっぱり「エクソシスト」系の悪魔祓いの話なんだけど…その方法が、ちょっと変わっている。いや、相手の意識に入り込んで…っていう設定自体は、夢の中に入り込む「インセプション」、記憶の中に入り込む「記憶探偵と鍵のかかった少女」なんかにも似てるかなって思ったんだけど、それを悪魔祓いに使うというアイデアは、今まであまりなかった(あくまで自分が見てきた映画の中で)のじゃないかな?舞台は現代っぽいけど、如何わしい機械とかも出てくるので、けっこうSFの要素も感じられる。

WOWOWの解説では“B級”と書かれてたけど…ビジュアルとか、作品全体の雰囲気は特に“安っぽい”とは感じず…エンターテイメントとしては充分に及第点だと思った。ただ、まぁ…わりかしザックリなところはあるよな。悪魔祓いの儀式中に失敗して死人とかも出ちゃうし、主人公の知人に別の悪霊が取り憑いたりして、その人物を倒さないいけなかったりするんだけど…そこで、警察が介入するなど現実的な描写でもあった方が、より物語に深みや緊張感が出たと思う。そういう犠牲も主人公がやる気を出すためのきっかけ程度にしか作用していない印象。

相手の意識に入ってる時は“五体満足”の主人公なんだけど…現実世界では車いすで生活しており、髪もざんばらで、とにかく見た目が薄き汚い…まったく主人公らしくない。ある意味、そのギャップが魅力でもあるんだけど。でもね、車いす生活でも、酒場で“酔っ払い”を伸す程度の腕力を持ち合わせていたりするのはビックリ…現実でも意外と強いんだ感心した。クライマックスは、予想していたよりも、なかなか壮絶な展開になり…そして、ホラー映画らしいお約束が入ったラストカットも好きですね。ちょっぴり安心、感動的に見せかけて、からの…。


監督:ブラッド・ペイトン
出演:アーロン・エッカート カリス・ファン・ハウテン カタリーナ・サンディノ・モレノ ダヴィード・マズーズ


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2018年11月11日

GODZILLA 星を喰う者(2018年)

テーマ:18年11月の劇場鑑賞映画
GODZILLA 星を喰う者

【鑑賞日:2018年11月10日】

映画料金が1100円になる109シネマズの日だったので、109シネマズ湘南まで遠征して2本ハシゴ…朝イチで見た「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」に続いて見た2本目は…「GODZILLA 星を喰う者」。前作まで見た限りでは“違うだろ~”と…懐かしのトヨマユ風の罵声を浴びせたくなるアニゴジ3部作の完結編…見る度に文句を言ってたのに、結局、全部…劇場鑑賞したよ。2作目の時は、なかった入場特典が復活…ランダム配布された“東宝特撮コレクションカード アニメゴジラエディション”の中身はゴジラ・アース&ドゴラでした。

巨大なゴジラ=ゴジラ・アースの討伐に心血を注いできたハルオ・サカキとその仲間たち…ビルサルドの超科学が生み出したメカゴジラシティの力で、ゴジラをあと少しで退治できそうだったのだが、ハルオがナノマシンに侵食されてしまったの幼馴染ユウコ・タニの人命を優先したために失敗に終わる。そのせいで移民船“アラトラム号”の中では、ハルオを糾弾しようとするビルサルドが反乱を起こし、人間と対立する。一方の地球上ではゴジラを倒す切り札を失い、人間たちの間に絶望感が広がる。その陰でエクシフのメトフィエスが不穏な動きをはじめ…。

やっぱり”ゴジラ”ではないけど…普通に面白いロボットアニメにはなっていて、1作目よりはマシだったかなと思った前作「決戦機動増殖都市」…最後なんだからもっとマシになるかなって思いきや、“なんじゃこりゃ~”な退屈映画に逆戻り。だからさ、オイラたちが見たいのは怪獣映画であって、宗教映画じゃないっちゅーねん(笑)一番悪いヤツ、真の人類の敵はゴジラじゃなくて…如何わしいカルト宗教(しかも布教してるのは宇宙人)だった。事前情報通り、“ギドラ”は降臨するも…前作のメカゴジラ同様、こっちが想像していた“キングギドラ”とはかなり違う。

っていうかゴジラと戦うというより、ゴジラに一方的に絡みついてるだけだし、ぜんぜん盛り上がらねぇ。前作を見た時に、どうせだったら小美人にして、歌でも歌わせろと思っていたフツアなる謎の民が…やっぱり小美人でして、期待してなかったけど、ちゃんと“ギドラ以外の怪獣も出てくるじゃん”って思ったのもつかの間…一番想像通りだったのに、ほとんど“シルエットだけ”という肩透かし。そんなに作り手は、客の期待を裏切ることが楽しいのかと、マジで腹が立つ。本編上映前に流れた「Godzilla: King of the Monsters」の予告の方がよっぽど満足度が高い。

あそこまでいったら…どうせなら、トミノアニメみたいに、みんなでお星さまになっちゃえよって感じだよね。無理やり感動させたたいらしいラストも、自己犠牲がカッコいいと自分に酔ってるバカな主人公を見せられただけで、余計に白けた。っていうか、女にそこまでさせておいて拒むハルオ、でもやっぱりヤるんかいハルオ、ヤリ逃げじゃねーかハルオ…なんかもう、ハルオの態度や行動がイチイチ癇に障る。前作のラストで死にかけてたユウコさん、さすがに興行的なものを考えて“花澤香菜”は殺さないだろうと思って、案の定…生きてたけどセリフは少なかった。

ゴジラをぶっ倒せ…って話だったのに、いつの間にか“がんばれゴジラ”になっているというのがなんだかツッコミどころでもあるんだけど…1作目の実写「ゴジラ」など初期作品では人類の敵として描かれていたのに、シリーズを追うごとに他の怪獣と戦うヒーローになっていたという、ゴジラの歴史をあえて“一つの作品”の中で筋道をつけてまとめてみせた結果なのかななんてもちょっと思った。ただ、そんなもんどうでもいいから、普通にダイナミックな怪獣同士のバトル、怪獣に挑む人間とのバトルが拝みたかったというのが本音。やっぱこれもゴジラじゃなかった。


監督:静野孔文 瀬下寛之
出演:宮野真守 櫻井孝宏 花澤香菜 杉田智和 梶裕貴 小野大輔 堀内賢雄 中井和哉 山路和弘


【サントラCDはこちら】
アニメーション映画『GODZILLA 星を喰う者』オリジナルサウンドトラック







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2018年11月10日

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年)

テーマ:18年11月の劇場鑑賞映画
ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

【鑑賞日:2018年11月10日】

今日は109シネマズ湘南まで遠征して、映画を2本ハシゴ…公開初日の「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」と、昨日から始まってる「GODZILLA 星を喰う者」。当初、9月にネット懸賞で当たったムビチケギフトを使用するつもりだったが、1100円で見れる“109シネマズの日”とかぶってたので予定変更。ムビチケギフトは別の作品に先送りにした。「ANEMONE」が9時20分から上映開始(早っ!)で11時5分に終了、間に35分の待ち時間で、11時40分から「GODZILLA」…オッサンにはしんどいスケジュール。ということで「ANEMONE」から鑑賞。

石井・風花・アネモネの父、賢は対スカブ戦略歩兵師団“アシッド”、特殊潜入部隊IAG303の隊長としてエウレカセブンと戦うために出征するも帰らぬ人となってしまう。7年後…アネモネ自身もエウレカセブンと戦うためアシッドに所属し、反攻作戦アクペリエンスに参加。それは、特殊な装置を使ってエウレカセブン内へ人の精神を送り込むというもので…“ダイブ”とも呼ばれる。ダイブ中のアネモネは、エウレカセブンの中で、自分のスマホにインストールされているAIコンシェルジュアプリ・ドミニクにそっくりの青年と出会い、一緒に行動するようになるのだが…。

2005年~2006年にTV放送されていた「交響詩篇エウレカセブン」の再映画化、新生3部作“ハイエボリューション”の2作目…1作目は冒頭の新規カットのクオリティの高さには、スクリーンで圧倒させられたが、肝心のTVアニメから流用した総集編部分の陳腐な編集にはがっくり…映画なんて呼べる内容じゃなかった。せめて流用映像を4:3映像から、ビスタサイズに変更するくらいの気概を見せてほしかったなって思ったし。けっこうボロクソに貶したんだけど…前作の本編後に流れた2作目(本作)の予告を見せられると、やっぱりテンションはあがったもんだ。

えーとですね、今回も旧作からの流用はあるものの、意味不明な総集編とは打って変わって…しっかり1つの単独作品として楽しめるレベルの作品にはなってます。ていうか、ぜんぜん“テレビシリーズ”と違うことをやってるので、かなり面白いです。ただ、“これはオイラたちが見たかったエウレカセブンなのだろうか?”という疑問は浮かんでくる。アネモネ視点で描かれる本作のストーリーは、まったく未知の展開。それでも、どこかで見たことがあるキャラも色々と出てくるし…これをどうやって“オイラたちが知ってるエウレカ”に繋げるのだろうか…とにかく謎。

内容が似てるということで…これを“エヴァンゲリオン”に例えると、前作1作目は“シト新生(あきらかに総集編部分の変な編集はDEATH編の影響だろう)”だと思うんだけど、今回は“Air / まごころを、君に”、それから新劇版の“破”と“Q”も一緒に見せられてる感じでしたね。なんだ、この展開は…って驚きは、まぎれもなく“ヱヴァンゲリヲンQ”を彷彿とさせられた。ただね、用語だとか設定とか…映像を見てるだけじゃ意味不明なところがいっぱいあったりするんだけど、意外と全体のストーリーはそんなに難しくなくて、“エヴァ”よりは親切だし、病んでない。

旧作の映像を流用するための設定として考えられたのが、“エウレカセブン内へのダイブ”でして…特殊な装置を使って、アネモネが、エウレカセブンの中に入り込んで、色々と動き回ると…現実世界でエウレカの討伐に繋がると、そんなような感じなんですけど、その中に入り込んだ時の映像(特に戦闘シーン中心)が過去作品からの映像になっていて、前作のような4:3映像になる。ちなみに、前作は新規カットがビスタだったんですけど、今回は横長のシネスコ(ここも“ヱヴァQ”似)が基本…場面によって色々な画面サイズが混在、って、まるで“シベ超”。

前作に比べると流用シーンも少ないし、あのくらいだったら、普通にオール新作で良かったんじゃないかってちょっと思った。あとですね、回想みたいな形で、アネモネの幼少期が頻繁に出てくるんだけど、その幼少期に絡んだ映像だけ、空気感の違いを出すために、たぶん3DCGを使った作画になってるんですよ。それが、なんだか気持ちが悪いというか、違和感があるというか…。でも、旧テレビシリーズだけではなく、旧劇版やAO、それどころかハイエボの1作目なんかも全て同じ土台にあげようというメタっぽい試みが理解できると、演出的な狙いも納得はできる。

なんかレントンの扱い「フォースの覚醒」の時のルークみたいだった(笑)こんな風になりました…という、わりと前向きなラストと、じゃぁ、この続きはどうなるという…さらなる謎の深まり、いつになるかわからない3作目(たぶん、来年中には公開されると思う)に否が応でも期待が高まる。本作でもキーマンの1人として登場するデューイ・ノヴァクを、TVシリーズから演じていた辻谷耕史さんが先月、急逝(最後に追悼テロップが出るので、お願いだから明るくなるまで席を立たないで)…まだアフレコが途中だったそうで、公開前に正式に声優変更が発表されていた。

辻谷さんの遺作なのかと思ったら、違うんだな。代役は…TVシリーズでホランド役を演じていた藤原啓治アニキ。啓治アニキも病気療養でハイエボ1作目には不参加…森川智之が代役を務めていた。啓治アニキは病気もよくなったようで、他の作品では仕事復帰をしていたので…またホランド役で戻ってきてほしいなって思ってたんだけど(本作では、ホランドの声の出番なし)…まさか、こんな形でエウレカへの復帰になるなんて。啓治アニキに“おかえりなさい”って言いたい気持ちもあるんだけど…それが辻谷さんの代わりっていうのが、なんとも切ない。


監督:京田知己
出演:小清水亜美 名塚佳織 三瓶由布子 山崎樹範 沢海陽子 山口由里子 三木眞一郎 藤原啓治


【前作おさらい…プライム会員なら無料!】
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1







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2018年11月09日

警視ヴィスコンティ 黒の失踪(2018年)

テーマ:洋画
FLEUVE NOIR

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「警視ヴィスコンティ 黒の失踪(原題:Fleuve noir)」を鑑賞…失踪した少年が事件に巻き込まれたのではないかと、必死になって行方を捜す刑事(警視)が、最後にとんでもない真相にたどり着くといった感じの、フランス、ベルギー合作のサスペンス。主演はハリウッド映画でも活躍するヴァンサン・カッセル、事件の容疑者として浮上する胡散臭い男にロマン・デュリス…おおバイオレンスアクションの傑作「ドーベルマン」の2人ではないか!

16歳の少年ダニーが突然の失踪…相談に訪れた母親ソランジェに、“よくあることだ”と諭し、いったん引き取らせることにしたヴィスコンティ警視…ヴィスコンティ自身も息子ダニがドラック売買への関与が疑われ、気が気じゃなかったのだ。しかし、翌日になってダニーの通う高校から、ジハードに参加するために行方不明になった生徒がいるという情報が入り、本格的に捜査を開始することに。ヴィスコンティはダニーの自宅と同じマンションに住む教師ベレールの挙動に注目…彼はダニーの家庭教師も受け持っていたということで、事件への関与が疑われるが…。

身内の犯罪を心配しながら、主人公が事件の捜査をしなければいけないというあたりは…フランス版「隠蔽捜査」(ドラマ化もされた今野敏センセイの警察小説)といった感じか?ただ“警視”なんて肩書がついていると、パリっとしたスーツを着こなした、エリートみたいなイメージなんだけど、ヴァンサン・カッセルが演じるヴィスコンティ警視は、“ダメ中年”を絵に描いたような見るからに汚らしい、みすぼらしいオッサン。女性部下へのセクハラも日常茶飯事、勤務中に酒を飲み(聞き込み先でも酒を要求)、事件関係者に対する態度もやたら尊大だったりする。

挙句の果てには…失踪した息子を心配しながら、障害を持った娘(少年の妹)の世話をする母親にまで色目を使う。いや、この母親には旦那だって、ちゃんといるんですよ。そんな警視が容疑者としてロックオンしたのが、同じマンションに住む自称・作家でもある教師。実は失踪した少年の家庭教師を受け持ったこともあり、“自分は情報を提供できるから”とやたら捜査に関わろうとするんだ。確かに、取材に訪れたマスコミの前でベラベラ喋ってるヤツが事件の犯人だったなんてことが日本でもよくあるけど…まさにそんな印象を受ける胡散臭さなんだよ。

警視は、この教師が…ホモで(一応、妻子はいる)、失踪した少年を狙っていたのではないかと推理、実際にそれを証明するような証拠も見つかったりするが…果たして?捜査する事件の内容こそまったく異なるが、“こいつが犯人に違いない”と決めつけて、見た目が汚いオッサン刑事が執拗に容疑者を追い詰めていくところは…先月、やっぱりWOWOWのジャパンプレミアで放送があった、ジム・キャリー主演「ダーク・クライム」ともちょっと似ているか?終わってみれば、警視を含む、登場人物のほとんどが“とんでもないヤツ”ばかりだったって印象。

警視が変態教師を追いかける一方で…同僚の刑事たちは、母親や父親にも疑いの目を向けていて、真犯人の確定、事件の詳細が判明した後も、動機面で予想外の真相が飛び出し、唖然となる。性欲の代償といういたいしっぺ返し(結果的に命を落とした前述の「ダーク・クライム」よりマシか?)…やっぱり女が一番“したたか”なんだなと。全体的に辛気臭いし、後味もすこぶる悪いけど…嫌いじゃないかも?障害を持った失踪少年の妹ちゃんが警視の前でやった何気ない仕草とかも…実は、事件の本質を匂わせていたんだなという、後からジワジワきた。

えーと、日本ではまだソフトリリースの予定は決まってないみたいです…Amazonで輸入版なども検索できませんでした。ジャケ画像の拝借と、タイトルのリンク先は…フランスのAmazonのもの。本国フランスでは11月28日にブルーレイ、DVDのリリースが予定されているけど、詳細な仕様は調べてませんので、購入する方は自己責任でお願いします…もちろん日本語は収録されてないと思います。WOWOWでは11月21日、12月13日にリピート放送あり、オンデマンドでも配信しているので、どうしても見たい方はWOWOW加入が一番無難だと思います。


監督:エリック・ゾンカ
出演:ヴァンサン・カッセル ロマン・デュリス サンドリーヌ・キベルラン エロディ・ブシェーズ 


【仏Amazonで予約受付中】
Blu-ray FLEUVE NOIR
FLEUVE NOIR




YouTubeに予告がありました!









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2018年11月08日

スマホを落としただけなのに(2018年)

テーマ:18年11月の劇場鑑賞映画
スマホを落としただけなのに

【鑑賞日:2018年11月8日】

朝から、母親を乗せて車で病院へ…定期的に行っていた検査と診察が今日で最後ということで、数か月に1度巡ってきた付き添いも、これでお役御免に。今後、オカンには末永く健康でいてほしいものだ。思いのほか診察が早く終わり…午後が暇になったので、CLUB-SPICEのポイントを利用し、シネプレックスでタダで映画でも見てくるかと(6ポイントで1本無料のポイントが、現在16ポイント)予定を立てる。数か月遅れで始まってる“カメ止め”をいまさら見るのもなんだかかっこ悪いので…ここは無難に新作の「スマホを落としただけなのに」をチョイスしてみる。

恋人の富田誠がタクシーの車内にスマホを置き忘れたらしい…稲葉麻美はそのスマホを拾ってくれた人と直接、連絡を取り合い、指定された場所まで取りに行って、無事に回収することができた。しかし、しばらくして…富田と麻美の周りで奇妙な事が起きる。富田には身に覚えがないクレジットカードの請求が届き、麻美は富田の会社の先輩だという男からSNSを通じてしつこくアプローチを受ける。もしかしたらスマホのデータが流出してしまったのか?一方、とある山奥で、女性の遺体が次々と発見され、警察は連続殺人として捜査を始めるが…。

“このミステリーがすごい大賞”の最終選考に残ったという原作小説を珍しく読んでおります…読んだ時は映画化の情報も知らなかったんだけど、たまたまブックオフの古本で入手できたので、なんとなくって感じで。それまで、“このミス大賞”関連の作品ってなんだかイマイチなものが多くて…毎年、偉そうにミステリー小説のランキングをつけてるくせに、宝島社は自社で出版する小説にろくなものがないよな、なんて思って軽視してたんだけど…本作の原作に関しては、新人作家のデビュー作のわりに、文章もこなれていて意外と面白く読めたんだよね。

なので…映画の方も、密かに期待していました。監督が「リング」の中田秀夫監督だし…あの原作をうまく料理できれば、スリリングなサスペンスに仕上がるのではないかと。なんだけど…想像以上にラブコメで、なんだこれって頭を抱えたくなった。いや、確かに原作もコミカルな部分ってあったよ。ネットセキュリティに関する意識が低すぎて、ただのバカップルじゃねーか、こいつらというツッコミ要素とか(笑)でも、それを補うテンポの良さで、ミスディレクションによるどんでん返し、そしてネットの怖さがしっかりと描かれていて、ちゃんとミステリーだったんだよ。

だけど小説ならではの叙述的なトリックというのを、そのまま映像化するのは難しく…小説を先に読んでると、映像的に不自然なところが色々と目に付いてしまうし、逆に…説明不足で話が分かりづらくなってしまった部分なんかもあったかなと。真犯人が判明して以降のドタバタなんかは、それなりに面白かったんだけど、ホラーに定評がある中田監督だけに、もっとネット社会の闇であり、犯人の狂気を前面に出してくれても良かったかなと。前半の印象が強すぎて…最後まで見終わっても、やっぱりバカップルのラブコメから脱しきれなかったかなという印象だ。

世の“バカップルのみなさん”…スマホでパートナーのあられもない姿を撮るのは気を付けようねって言うお話ですよね(笑)あと、今の時代、何があるかわからないから…デジタルでセックスフレンドの写真とかコレクションしちゃ駄目だよな、いつかは痛い目を見るよ(爆)あのあたりを改めて映像で見せられると、本当にバカだなとしか思わない。でも劇中の“麻美さん=北川景子の恥ずかしい流出画像”を、スマホの待ち受け画面用にダウンロード販売でもしたら、なんか売れそうじゃない?いっそうのことDVDやブルーレイの特典でつけるのはどうだい?


監督:中田秀夫
出演:北川景子 田中圭 千葉雄大 バカリズム 要潤 高橋メアリージュン 筧美和子 原田泰造 成田凌


【原作小説はこちら】
スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)







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2018年11月08日

目撃者 闇の中の瞳(2017年)

テーマ:アジア映画
目撃者 闇の中の瞳

WOWOWの特集、“衝撃のノンストップスリラー:観始めたら止められないスリラー8作品”でエアチェックしておいた「目撃者 闇の中の瞳」を鑑賞…後に敏腕記者になった主人公が9年前に目撃した自動車の当て逃げ事件の真相に迫るという台湾のクライムサスペンス。日本では今年の1月に劇場公開され、ソフトリリースは9月4日だった。発売からたった2ヶ月でWOWOW放送…“早い、早いよ”と、なんとなくガンダムのカイさん風に驚いておく(笑)ちなみにソフトはDVDでしかリリースされてないみたいなので、ハイビジョン画質で拝めるのもはありがたいですね。

2007年、まだ新聞社の実習生だったシャオチーは…自動車の当て逃げ事件に遭遇するも、その場から立ち去った車のナンバーを捉えた写真のピンとがズレていて、証拠にならなかったことを今でも悔やんでいた。その事故で、被害者の男性は死亡、同乗していた女性も大怪我を負っていた。9年後、敏腕記者になったシャオチーは、取材の帰りに事故を起こしてしまうが、それがきかっけで自分の車が9年前の当て逃げ事故の被害者の車であったことが判明する!タイミング悪くリストラされたシャオチーは、当て逃げ事件の再捜査を始めるのだが…。

話は二転三転して、確かに面白いんだけど…一つの映画の中で、“何回、交通事故が起きるんだよ!”と、ツッコミをいれたくなった。ぜったいに主人公は、何か“悪いモノに憑りつかれてる”に違いない(笑)まずは事の発端である9年前の当て逃げ事件…まだ実習生だった主人公はその目撃者になる。時は流れ、敏腕記者としてブイブイいわせるようになっている主人公は…有名政治家が交通事故を起こした現場を取材、そこで“愛人と一緒だった”というネタをスクープするも、その帰り道に、今度は自分も交通事故に巻き込まれてしまう…まさに油断大敵。

そして事故がきっかけで…自分で買ったばかりの車が、事故車だったことが判明(車屋に騙された)するんだけど、経緯を詳しく調べると、なんとその事故車が9年前に自分が目撃した当て逃げ事故の被害者が乗っていた車であることもわかっちゃう。偶然という言葉じゃ片付けられない薄気味の悪さ…知らずに、事故物件のマンションやアパートを借りちゃうのと似てるよね。その後、どんどんと主人公の行動にけちがつきはじめ、スクープした政治家の愛人スキャンダルがまったくの誤報(愛人じゃなくて嫁さんだった)で、責任をとらされ、新聞社をクビになる。

そんな時、再調査をはじめたばかりだった9年前の当て逃げ事件で、社に提出した写真が改ざんされていることに気づく。もしかして、誤報の責任を自分に押し付けた気に食わない上司が、この隠蔽に関わっているのではないかと疑い始めた主人公は、その上司の鼻を明かしてやろうと、美人の先輩記者(クビになる前に勢いで関係をもってる)に協力してもらって、事件の真相に迫ろうとするんだけど…過去に発生していた別の誘拐事件が絡んできたり、当て逃げの関係者が謎の失踪をしたり、はては主人公自身も殺されそうになり、新たな死人も出る。

とにかく、最後まで見終わると…主人公を含む、みんな嘘つきのクソ野郎ばかりだったって感じだ。最初に“悪いモノに憑りつかれてる”と感じたのも、あながち気のせいってわけでもなく…因果応報だったんだなって、なんとなく納得してしまうし。そんでもって…隠されていた真実の一つが、“飲酒運転をした元校長が、愛人に身代わり依頼した”という現実のニュースともろかぶってて、妙にタイムリーだったなと。政治家も公務員も、そしてジャーナリストも…結局は自分の損得しか考えていないっていう、リアルに怖い…というか、よくあるいや~なお話でした。


監督:チェン・ウェイハオ
出演:カイザー・チュアン シュー・ウェイニン アリス・クー クリストファー・リー メイソン・リー


【DVDソフトの購入】
DVD 目撃者 闇の中の瞳







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2018年11月06日

狼よさらば/地獄のリベンジャー(1993年)

テーマ:洋画
狼よさらば/地獄のリベンジャー

近所の劇場で公開してないので、まだ見れていないリメイク映画「デス・ウィッシュ」…その公開に合わせて、ブロンソンの“デス・ウィッシュ”シリーズが一挙にBD化されたり、DVDで再販されたりして…オイラも今まで見逃していた作品のみ購入。Amazonでは品切れで、一時は予約の受付もしてなかったので、楽天ブックスに注文したら…同時発売の「バトルガンM-16」だけ先に届き、「狼よさらば/地獄のリベンジャー」が未入荷でなかなか届かない。Amazonに再入荷後も、一向に状態が改善しないので、楽天ブックスをキャンセル、Amazonに注文し直した。

かつて、自らの手で悪人を罰したポール・カージ…現在は証人保護プログラムで大学教授の身分になっていた。そんなポールは、服飾デザイナーのオリビアと付き合っており、その娘チェルシーとの関係も良好だったのだが…オリビアの元夫で、マフィアのトミー・オシェイがオリビアにもつきまとい、服飾業界を食い物にしていた。オリビアはポールの伝手でトミーの悪事を証言することになったのだが、それを察したオシェイに命を狙われ、結局、殺されてしまった!さらに、嫌がるチェルシーも法律を盾に奪い去ろうとするオシェイ…遂にポールが自ら動き出す!

このシリーズでは、ポール・カージと付き合う=死亡フラグというのはお決まり要素…今回も婚約者が無惨に殺される!一緒にいる時に、襲撃を受けたんだけど…“逃げろ”と、恋人を一人で逃がして、結局、すぐに殺されてしまう。なんで、側ににいて守り通すという選択をしなかったのだろうか?今までの経験で、悪党の行動なんて知り尽くしてるはずなんだが…学習能力がないんだな、ポール・カージ(笑)っていうか、歴代の妻や恋人が死んでるのに、まだ女と付き合いたいかって…そんな状況だったら、普通は“精神的に勃たなくなりそう”だよね(爆)

でも、う~んマンダム(今の若い人知らないって)な、男の中の男、ブロンソンは違うんです。でまぁ、いつもの通り…自ら銃を手に取り、悪党をバッサバッサと成敗してくれる…と思いきや、復讐相手に“コソっと近づいて”毒殺したり、サッカーボール型のラジコンを改造して相手を爆殺したり、なんか今までのポール・カージに比べると、みみっちい。さすがにポール・カージ=ブロンソンも年齢には勝てなかったのか?最後は、悪党のアジトに乗り込んでいって、それなりに銃撃戦なんかもあったりするんですけど、完結編にしてはイマイチ盛り上がらない。

劇中…恋人を殺した悪党どもに、“人を殺しても罰せられない”と嘆いていたポール・カージ…毎回、ザコどもを虫けらのように殺してきた“お前が言うな!”という感じですが(笑)すべての復讐を遂げて、“助けが要る時は電話してくれ”という言葉を残して去っていく後ろ姿(その状態で映像がとまって、エンドロールへ)は頼もしくもあり、やっぱりかっこいいなぁと。前作「バトルガンM-16」のDVDは画面サイズが4:3スタンダード、音声がモノラルと…イマイチの仕様であったが、本作は16:9ビスタサイズ、音声はドルビーサラウンドと、そこだけはだいぶマシになった。


監督:アラン・A・ゴールドスタイン
出演:チャールズ・ブロンソン レスリー=アン・ダウン マイケル・パークス チャック・シャマタ ケビン・ランド


【DVDソフトの購入】
DVD 狼よさらば/地獄のリベンジャー







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2018年11月05日

スティール・サンダー(2017年)

テーマ:洋画
スティール・サンダー

過去に、幾度となく共演しながらも、敵対する役柄が多かったジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンが、珍しく“共闘”するらしいということで話題(?)になっていた「スティール・サンダー」…日本で劇場公開もされたが、さすがにウチの近所のシネコンなんかでは上映がなく、ソフトリリース待ちになっていたんですけど、ようやく今月の2日にリリースされたと思ったらDVDのみでブルーレイはなし。ここは懐具合と相談して、残高が残っていたGooglePlayの配信レンタルで我慢することに。もち、画像の拝借とリンク先はAmazonのプライムビデオです。

CIAの極秘データが流出…パートナーのメリッサと捜査中のウィーラーは、突然、謎の武装集団に襲撃され、目の前でメリッサが撃たれてしまった!なんとか逃げ延びたウィーラーは急いで仲間との合流地点へ向かうが、今度はCIAの幹部が待ち構えていて、拘束されてしまう!捕らえられたウィーラーは、テロリストを収容するための極秘施設に移送されるが…なんとその施設は移動する潜水艦の中だった!取り調べの最中に、うまく逃げだしたウィーラーは、CIAに雇われた傭兵部隊と交戦!同じ施設に収容されていた謎の男マルコに手助けを求める!

物語の冒頭、独房で目覚めるヴァン・ダム…ここはどこかと一人騒ぎ始めると、扉越しに別の人間の声が!その声の主が、同じような独房に監禁されているらしいドルさん…まだ直接の対面はないものの、2人の会話からスタートすると、共演作に相応しい幕開けだなと期待は高まるものの…そこから時間は遡り、まずはヴァン・ダムが独房へ収容されるまでの様子が描かれることに。モーテルでねーちゃんとよろしくやったり、その後、武装集団に襲撃されたり、ねーちゃん撃たれちゃったり、CIAに捕まったり、展開てんこ盛りすぎて、状況が呑み込めない。

このあたりは…劇中で拉致られ、監禁されたヴァン・ダムと同じ境遇を追体験していると考えるといいのかも。でもって…物語が進んでいくと、流出してしまった極秘データに関する捜査をしていたはずのヴァン・ダムが、なぜかCIAから犯人扱いされてるらしいというのが理解できてきて…早い段階で、これが“何者か”による陰謀であったことも判明…正体を現した黒幕、その手下の傭兵部隊との攻防、流出データの争奪戦へと発展。潜水艦型の収容施設には、悪党たちの“息がかかっていない”人たちも乗り合わせていまして…ヴァン・ダムは協力を求める。

そのうちの1人がドルさんであり、他にも“データのやり取りに関してはまったくの部外者”であるCIAの女性エージェントなどもいる。ただし、ヴァン・ダムとドルさんががっつりとタッグを組んだのが売りであったはずだが…メイン主人公は明らかにヴァン・ダムであり、潜航中の潜水艦という限定空間の中を駆けずり回りながら、アクションを繰り広げる時のパートナーはCIAの女性エージェントの方だった。ドルさんぜんぜん話に絡んでこないじゃん。約1時間45分の映画で…結局、ドルさんが重い腰を上げて、本格参入してくるのは、残り30分くらいになってから。

しかも…ヴァン・ダムに協力する時間は正味15分くらいじゃなかったかな?さすがに2人のツーショットなやり取りは、会話も面白く(アクション映画なのに、会話が面白いところを褒めるというあたりで内容を察してください)、年季の入った2人のファンだったらそれだけで充分にお釣りがくると思うんだけど…せっかく潜水艦という特殊な環境設定がありながら、他の潜水艦映画のような特有の緊張感はあまりなく、ダラダラと物語が進んでいった感じだ。序盤の展開で、ちょっとひっかかる部分があったんだけど、案の定…“お前か”な人物が裏切り者で再登場。

あんまり出番がなかったドルさん…最後だけちょっとオイシイ役。似合いすぎなアロハと飄々とした姿に、キューバ・グッディング・Jrと共演した「ASSASSIN ‐アサシン‐」あたりをダブらせたくなる。ヴァン・ダム主演のドンパチ映画としても、昨年見た「ファイナル・ブラッド」なんかよりは面白かったかな?とりあえず配信レンタルで充分だったなと思う一方で…WOWOWあたりで放送してくれれば、再鑑賞&保存版に放送画質のDRモードで録画するだろうなってレベルの作品でしたね。ちなみに配信レンタルは100円の差を惜しみ、ケチってSD画質をチョイス。


監督:パシャ・パトリッキ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム ドルフ・ラングレン アル・サピエンザ パトリック・キルパトリック


【Amazonでも有料配信してます】
スティール・サンダー(字幕版)







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2018年11月04日

刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 21 失われた英雄(2018年)

テーマ:海外TVドラマ

引き続き、WOWOWで昨日放送になった「刑事モース ~オックスフォード事件簿~」、本国でシーズン5と呼ばれている中のエピソード、“Case 21 失われた英雄”を鑑賞してしまう。だいたいいつも、本編の尺は1エピソードあたり90分弱。WOWOWだと1度に2本続けて放送になるので、とりあえず両方を放送画質のDRモードで録画し、ディスクに焼く最終段階で、どちらか一方の画質を落として、1つの放送分をまとめて保存するようにしてるんだけど、今回は明らかに“Case 20”の方が好みだったので高画質に。“Case 21”も決してつまらなくはなかったです。

オックスフォード・ユニオンで移民政策をめぐる討論が行なわれ…ファシストとして有名な女性レディ・ベイズウォーターと反対派のリーダーが激論…モースもガールフレンドと共にその様子を聴講していた。その頃…サウスオックスフォードシャーの連隊基地に、カメラマンとモデルがやってきてグラビア撮影を行っていた。しかし、撮影終了後にモデルのジーンが行方不明になり、基地内で死体で発見された!なんと第一発見者はサーズデイ警部の息子だった!捜査を担当するモースらはジーンがベイズウォーターの義理の娘であることを突き止めるが…。

発見された死体がちょっと猟奇的に見えたり、真犯人が大胆なトリックで警察を欺こうとしたり…ミステリーとしては先に見た“Case 20 殺意を誘う列車”の方が良かった…もうサブタイトルからして雰囲気があるし。“Case 21”も…軍の基地で殺人が起きたり、人種差別が色濃く反映されていたりと、作風もガラリと変わってこれはこれで面白かったけどね。あと、シリーズものとしての仕掛けは、こちらの方がいろいろと仕込んであったかな?事件のメイン舞台となる連帯基地にはサーズデイ警部の息子もいて、死体の第一発見者…さらには容疑者の可能性も浮上。

あとは…モースに新しいカノジョができました(笑)今年の7月に放送になった“Case 19”で…サーズデイ警部の姪っ子とは知らずに、一夜のアバンチュールを楽しんだモース…“Case 20”では、最近、地元に戻ってきたサーズデイ警部の娘に、“いい相手を紹介してあげる”といわれて、ソッコーで“今は興味ない”と断ってたのに(本当は警部の娘に気があるのかもしれなくて、そんな相手から女を紹介すると言われて、ちょっと傷ついてる感じだった)…いきなり冒頭から見たことがない女とデートしてて、もうラブラブで、やたらとイチャイチャしまくってるのよ。

相手はフランス人のフォトジャーナリスト…って、なんだ、警部の娘が“紹介してあげる”って言ってた女じゃん、結局、付き合ってるじゃないか(同僚のストレンジは知ってる様子だが、警部には内緒にしてるっぽい)。もうね、モースの方がぞっこんみたいで、思春期の高校生カップルのように、会えばすかさずヤリまくり。見た目はナヨっとしてるけど、モースも警官である前に普通に男だったよ。事が終わった後に“愛”とか語り出すモース…でも相手のフランス女は“ただのセックス”と言いきる、あれ、意外と温度差あるぞ?それでも“もう1回”とせがむモース(笑)

今回のメイン事件は…軍の基地内で、モデルとカメラマンがグラビア撮影してたんだけど…そのモデルが殺され、兵士らが疑われる。その中に、警部の息子なんかもいて…なんか怪しい動きをするんだけど、モースらは警部に気を使って、“見て見ぬふり”をしようとする。ちなみに、警部は“身内が事件にからんでるから捜査しちゃだめだ”と警視正から注意を受け、渋々、納得して、モースたちに捜査を任せている。そんでもって、ストレンジは…黒人兵士が欲情してモデルを殺したと疑ってかかるが(ちょっと偏見も入ってる)…モースはもうちょっと慎重で。

結果的に真犯人が現れるが…まぁ、なんていうか、動機面とか犯人の精神状態とか、けっこう“変態”なヤツでした。見た目は確かに黒人兵士の方が犯人に相応しいけど…物語的には、やっぱコイツかという感じで、その部分では驚きが少なかった。ヘタレなりに刑事っぽくなってきた新人刑事のジョージ…こちらも美人婦警トルーラブとくっつきそうな気配。でもって、捜査中に地雷原に足を踏み入れるという、大ポカもしてくれて、やっぱり大間抜けだった。前回、未解決で終わった強盗事件の話題もチラっと出るが“進展なし”というのがわかっただけだった。


監督:ロバート・クイン
出演:ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ショーン・リグビー ジェームズ・ブラッドショー


【こちらはイギリス盤DVDです】
DVD Endeavour Series 5 [DVD-PAL 日本語無し](輸入版)







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