勝手に映画紹介!?

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狙撃兵(2018年)

 

WOWOWの特集放送“超絶ミリタリーアクション4連発!”でエアチェックしておいた「狙撃兵」を鑑賞…イラクからの帰還兵で、犯罪組織の暗殺者としても活躍した主人公が、かつての雇い主と仲たがいして、命を狙われるという感じのアクション。WOWOWの特集内容と、DVDのジャケットから想像すると戦場を舞台にしたドンパチなのかなって思ってしまうが…戦場が出てくるのは冒頭のプロローグ部分くらいだ。主人公に「沈黙の帝王」や「コードネームBT85 大統領暗殺を阻止せよ!」のジョニー・メスナー、組織のボスに我らのダニー・トレホおじきという布陣。

 

イラク戦争で狙撃手と活躍したフランク…帰国後は麻薬組織のボス、オチョアのもとで暗殺者として働き、仲間からも恐れられていたのだが、恋人のキャスと、その娘シャノンと出会ったのがきっかけで、組織からは足を洗い、今は自動車の修理工をしていた。ある日、オチョアに呼ばれ、暗殺の仕事に戻らないかと打診されるも…きっぱりと断るフランク。その直後、オチョアの娘がひき逃げに遭い死亡。オチョアはフランクにひき逃げ犯の射殺を命じ、“今回が最後”という条件で依頼を引き受けるのだが…狙撃犯にも家族がいるのを知り、引き金を引けず…。

 

とりあえず、可も不可もなく…B級ととらえれば、暇つぶしにはなるかなといった感じの作品。イラク時代にスナイパーをやっていた主人公は、帰還後10年が経ち、若干、イラク時代のトラウマなんぞを抱えながら、今ではしがない修理工として、恋人とその連れ子と些細な幸せに浸りながら生活をしているんだけど…ある日、金持ちの常連客の家に車を納車しに行く。それがどう見ても、カタギに見えないダニー・トレホおじき。実はトレホおじきは、麻薬組織のボスであり、主人公は戦場からの帰還後に、トレホおじきの下で殺し屋として働いてたことがあったのだ。

 

そしてトレホおじきは、孫といった方が自然なくらいな、幼くて可愛い娘を溺愛してるんだけど、プレゼントで与えた自転車のせいで、ひき逃げ事故に遭い、娘は残念ながら命を落としてしまう。どうしてもひき逃げ犯を許せない、ぶっ殺してやる。そんなわけで、元殺し屋の主人公に白旗の矢が立ちまして、ちょっとひき逃げ犯を殺してきてくれないかと頼まれる。主人公は“足を洗った”ときっぱりと拒否するんだけど、娘の前でデレデレしてた時とは打って変わった表情のトレホおじきに“お前の女と子供に、殺し屋の正体をバラすぞ”と脅され、仕方なく依頼を受ける。

 

“これが最後だぞ”…主人公もそこは譲れないとキッパリ宣言。何かを悟った恋人と喧嘩になりながらも…ひき逃げ犯を殺しに、現場まで向かうんだけど…相手のひき逃げ犯にも妻子がいるのを見て、躊躇しちゃうんですよ。結局…トレホおじきの手下が暗殺を実行、さらには命令を無視した主人公も命を狙われることになり、居場所を探しに来たトレホおじきの手下に、恋人も襲われてしまう。なんとか一命はとりとめた恋人…しかし、娘が連れ去られてしまっていた!そう、トレホおじきは、主人公の恋人の娘を死んだ娘の代わりにしようという魂胆で拉致したのだ。

 

主人公はマブダチの戦友に協力を依頼し、手下と一緒にメキシコへ逃げたトレホおじきの後を追う…。ぶっちゃけ、あれだけ容赦なく麻薬組織の手下をブチ殺せるなら、たとえカタギとはいえ、幼い女の子をひき逃げしたクソ野郎の1匹くらい、素直に射殺しておけばよかったのに。そうすれば恋人も傷つかなかったし、その娘も誘拐されることはなかったのにな(笑)交通事故は仕方がないと思うんだ、オイラだって車の運転をするので、いつ加害者になるかわからないし。でもね、たとえ人を轢いてしまっても、その場から逃げるのは駄目だよ、殺人と一緒だよ。

 

あと、どう見てもトレホおじきの娘の方が器量がよくてさ、主人公の恋人の娘の方はぽっちゃり系で、可愛いって程でも…まぁ、普通の女の子って感じだった。視聴者的には逆の方がもっと勘定移入できたかもしれないな(爆)まぁ、トレホおじきも、あれだけ娘を溺愛してたから、見た目の違いなんかもうどうでもいいくらい、他のもの(女の子)にすがりたかったんだろう、それだけ頭がおかしくなってるんだろうとは思うけどな。でも、自分の娘が死んだばかりなのに、すぐに代用品って感情は…凡人には理解できない、ましてや、オイラには子供もいないしなぁ。

 

「狙撃兵」ってタイトルだから、最後くらいはもっとスナイパー対決みたいな見せ場があってもいいんじゃねーかと思うけど、主人公は銃の腕前の他に、ナイフ投げも得意だったのねん(笑)えーと「狙撃兵」はあくまで邦題であり、原題は“Silencer”…これって、劇中の主人公のコードネームのことなんだよね。ピンチの時にはすぐに駆け付け、メキシコまで一緒についてきてくれる、マブダチの戦友がなかなかのナイスガイ。途中、何度も敵の攻撃を受け、傷だらけだったので心配だったけど、ラストカットにちゃんと再登場して、ちょっと安心…ちゃんと生きてた。

 

 

監督:ティモシー・ウッドワード・ジュニア

出演:ジョニー・メスナー ダニー・トレホ ティト・オーティズ チャック・リデル ロバート・ラサード ニッキ・リー

 

 

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メタモルフォーゼ/変身(2019年)

メタモルフォーゼ/変身

 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「メタモルフォーゼ/変身(原題:Metamorphosis)」を鑑賞…悪魔祓いに失敗した神父のせいで、その神父の兄一家が、悪魔に憑きまとわれて、数々の怪現象に見舞われると…ぶっちゃけ韓国版「エクソシスト」ですね。まぁ、他にも髄所に先達ホラーのオマージュっぽいものが色々と散りばめられてる感じはするけど…。現段階では日本でのソフトリリースは未定。仕方ないので類似作品として本家「エクソシスト」をお薦めしておきます。

 

神父のジュンスは、悪魔に憑かれた少女の悪魔祓いを行うのだが…途中で失敗して、少女を死なせてしまった。その悲劇に打ちひしがれたジュンスは、自分の職責について、見つめなおそうとする。一方、ジュンスの兄は…同居していたジュンスと距離を置くため、妻と2人の娘、1人の息子、一家5人で引っ越しをすることに。しかし、引っ越し早々、隣家からの騒音に悩まされ、苦情を言うため、相手の家に直接乗り込んでいくのだが…そこでジュンスの兄は“おぞましい儀式”の痕跡を目撃してしまう!以降、一家が住む家の中で怪現象が次々と発生して…。

 

前述の通り…基本は「エクソシスト」っぽい話です。冒頭、神父が悪魔に憑かれた少女の除霊を行っているが、悪魔に騙された母親による邪魔が入り失敗…少女を死なせてしまう。その際に…悪魔は神父に対し“必ず戻ってきて、家族に災いをもたらしてやる”宣言をする。そして、この騒動のせいで、同居していた神父の兄とその家族は、いじめや誹謗中傷に遭い引っ越しを余儀なくされるのだ。家族の中で父親と長女、息子はまだ弟(叔父)のことを慕っているようで、母親と次女が…どうやら距離を取りたがっている様子。特に次女は不満を隠そうともしない。

 

とりあえず引っ越しは一段落するも…夜な夜な、隣家から奇妙な音が聞こえて、眠れない一家…朝起きると窓の外に猫の死骸を吊るされていたり、それもどうやら隣家の仕業のようだ。文句を言うため、父親がその家に乗り込んでいくと、骨が転がってたり、解剖・解体された動物の死骸とかがそこら中に吊るしてあり、あきらかにヤバイ感じ…その後、対面した家主の男も、話が全くかみあわず挙動がおかしい。そこで一家は警察に通報するんだけど、警官が駆け付けると、相手の男はすっかり愛想がよくなっていて、さらに家の中もきれいに片付いていた!

 

何も異常がない。警察は注意だけして去っていくのだが…腑に落ちない父親は、近くにいた野次馬たちにも聞こえるように大きな声で“皆さん、戸締りに注意しよう”と嫌味を発し、とりあえず退散。それを“新井浩文の死んだ目”演技のような表情で、ジっと睨みつける隣人の男。その後、一家の住む家の中で、異変が起き始める。次女が寝ていると…部屋に無断で父親が入ってきて、娘の身体を舐めまわすような視線で見つめ、“大きくなったな”(←何がだよ)って呟いて去っていく。次女は、完璧に“犯される”と危機感を抱いた様子で、ベッドから動くことができない。

 

確かにね…視聴者的にも、妹ちゃんの寝姿を見てて、“意外と出るとこ出てるな”ってエロ目線で見てしまってたんだけど(その後のオヤジ視点の舐めまわすようなカメラワークもなかなかです)、それを見透かしたように、オッサンの顔がドアップでヌボーっと出てくるので、ちょっと驚いたりした。まぁ、実際には未遂に終わったんだけど、朝になって次女は父親にビビって、かなり警戒している。なんだけど、当の父親はケロっとした表情で、次女への行為をまったく覚えていない。かと思ったら、今度は母親が狂いだし、自分で作った朝食をバカ食いし始める。

 

その様子が本当に汚いんだけど、そこで“メシがまずい”と不満をもらした弟くんを鬼のような形相で睨みつけ、泣かせてしまったりもする。他の家族も唖然…いったい何が起きたのか?こんな感じで、徐々に“家族”がおかしくなっていく。最初は「悪魔を憐れむ歌」みたいに、悪魔が次々と人に憑依しているのかなって思ったりもしたが…よく考えてみよう、映画のタイトルは「メタモルフォーゼ/変身」だ。そうなんだよ、突然、挙動不審になる家族は、悪魔による変身だったんだよ。だからホンモノの気配を察知すると、さりげなくその場から退散したりもするのよね。

 

家族に変身した悪魔はどんどん行動がエスカレートして、遂には「オールドボーイ」のオッサンみたいに金槌を振り回しながら、家族に襲いかかってくる!なんとか悪魔の攻撃を防いだ家族は、さすがに悪魔が、成りすましているという事実を認識。一度は拒絶してしまった弟の神父に助けを求めるんだけど…弟の方も、ちょっと意固地になっていて、“もう悪魔祓いはしない”なんて言い出す始末。無事に一家は悪魔から逃れることができるのか?韓国映画らしく、脅かしシーンはネットリ、悪魔の攻撃や除霊シーンなどは痛みを感じそうなビジュアルが多めである。

 

色々と犠牲者も出たり…さすがに一件落着、ハッピーエンドでは終わらないだろうなって予想はしてたけど、韓国映画として期待していた部分では、そこまでドヨーンとした気分になる、救いのなさではなかった。除霊が成功したのか、失敗したのか…どちらかわからない系の余韻が得られる、むしろ失敗が確実で、悪魔がニタリと笑っているようなラストシーンを想像してただけに、最後でちょっとだけ拍子抜け。導入部の除霊シーンから一気に作品に惹きこみ、全体的な雰囲気やビジュアルはホラー映画として充分、及第点に達していたので意外と悪くないです。

 

 

監督:キム・ホンソン

出演:ペ・ソンウ ソン・ドンイル チャン・ヨンナム キム・ヘジュン チョ・イヒョン

 

 

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隣の影(2017年)

 

政府は緊急事態宣言解除しちゃったけど大丈夫なのかね?オイラ的には、まだけっこう色々な行動を自粛している部分もあり、マスク着用、手洗いうがいなど基本的な部分も忘れずに徹底してるんだけど、今日なんて、ちょっよ外に出たら、すれ違う人の半分くらいが、マスクもしないで、喋りながら歩いてた。明らかに学生の姿も増えてたし…し~らねぇ。東京なんか、解除した途端、また感染者増えてるじゃん。GWの自粛で抑え込んでいたうちに、緊急事態宣言を解除しておこうって、支持率の下落や例の検事長の件をごまかすための魂胆が見え見えだよな。

 

そろそろ映画館の再開も始まってる、始まる予定だけど…とりあえず、オイラが利用している地元周辺のシネコンはまだ再開日の発表はないです。6月中旬までに再開してくれれば下旬の26日公開「ランボー ラスト・ブラッド」は見に行けるかもしれないななんて考えてはいる。それ以外は、たとえもうちょっと早く再開したとしても、軒並み見たい映画は公開延期になってるわけで、映画館や配給会社には悪いけど、再開してすぐに足を向けたくなるかっていうと、そうでもなかったりする。ここは慎重に…また宣言が出て、「ランボー」が延期にならないことを祈る。

 

えーと、そんなわけで今日はWOWOWの“戦慄のノンストップスリラー”でエアチェックしておいた“隣のハゲ”じゃなかった、「隣の影」を鑑賞した。地元アイスランドの映画賞でかなり評判になり、第90回(2018年3月開催)の米アカデミー賞の外国語映画賞のアイスランド代表に選ばれた(選ばれただけで、実際にノミネートはされていないという微妙さだけど)…アイスランド、デンマーク、ポーランド、ドイツ合作の、大まかなジャンル的には“北欧サスペンス”、っていうことでいいのかな?WOWOW解説から言葉を借りると“不条理サスペンス”とも言えるそうだ…。

 

最近、夫婦仲があまりよくないアトネとアグネス…アトネはアグネスに隠れ、パソコンでセックス動画を見ながら自慰にふけってるところを見つかってしまう!しかも、その動画に映っていたのはアトネと、アグネスの知人でもあるラケルという女性だった。2人の不倫を疑ったアグネスは、アトネを家から追い出す!仕方なく、両親が暮らす実家へ一時的に移り住むアトネだったが、そこでは両親が、隣に住む夫婦コンラウズとエイビョルグと、庭に植わってる大木の件でトラブルになっていた。特に母親インガは、自分よりも若いエイビョルグを憎々しく思っていて…。

 

夫婦仲の悪い(セックスレス気味)男が、エロビデオ見てオ●ニーしてるところを嫁さんに見つかってしまうんだけど、なんとそれが、自分自身と元カノのセックスビデオだったから、さらに話はややこしくなり…嫁さんと大喧嘩になってしまう。浮気じゃない…後に、嫁さんと付き合う前の“行為”だと釈明するんだけど、もちろん、嫁さんは“そういう問題じゃない”と、けんもほろろに離婚までイッキに話は進む。ちょっと冷静になればヨリを戻せると思っていた旦那は、まるでストーカーのごとく嫁さんにつきまとい、嫁さんの方も娘に会わせないという対抗処置に出る。

 

確かに旦那の行動は馬鹿すぎる…そんな状況で、元カノにも説明に行くんだけど、あわよくばその元カノとイッパツみたいなそぶりを見せる大馬鹿である。まぁ、男なんて、みんなその程度の生き物ではあるけどさ、嫁さんの方も…子供の扱いに関しては、もう少し柔軟に、歩み寄ってもいいんじゃないかと、結婚もしてない、カノジョもいない、寂しい独身男の願望として、そう思っちゃう部分はあるわけですよ。ただ話し合いがしたいだけなのに、周囲を味方につけた嫁さんに警察へ通報されちゃう。それをとめようとして、さらに暴れちゃう…この悪循環、もどかしい。

 

一方、そんなバカ男は、仕方がないので両親がいる実家へとひとまず身を寄せることにしたんだけど、なんと両親もまた、ご近所トラブルを抱えてて大変なことになっていた。きっかけは…両親の隣に住んでる夫婦が、“お宅の木が邪魔なんで、切って欲しい”と頼んできたことだった。親父さんの方は、そこそこ温厚なタイプで、普通に相手の申し出を受け入れるんだけど…母ちゃんの方がかなりの変わり者(実は、嫁さんと揉めてるバカ息子の他に、もう1人、息子がいたんだけど…どうやら行方不明中で、そんなのも影響)で、普段から隣の嫁を目の敵にしてた。

 

そのうちに…飼ってた猫がいなくなったり、車をパンクさせられるという悪戯が発覚したり。母ちゃんは隣の嫁を真っ先に疑い、正面からそれをぶつけてしまう。そうすると相手だってだまってないわけで、お互いに温厚だった旦那同士もそこに加わって、ウチの嫁を犯人扱いした、それバカ扱いしたって始まっちゃって、どんどんエスカレートしていく。実際に猫の行方やパンクに関して、隣の嫁がやったという確たる証拠はないんですけど…今度はお母ちゃんが、隣の嫁が大事にしている犬を誘拐して…●●にしちゃったり。もう、臨界点突破が目前の状況に…。

 

クライマックスでは息子の離婚話、そして実家のご近所トラブルが徐々にニアミスしていき、とんでもない不幸が起きると。それこそ今年のアカデミー賞で話題になった韓国映画「パラサイト」あたりと比べてしまうと、“普通にありそう感”が強めなんだけど、だからこそ、最後にさりげなく提示されるオチに余計やりきれなくなる。些細なボタンの掛け違いが発端…逆恨みほど怖いものはない。実際に、今の世知辛い世の中ではこういう事件の顛末を耳にする。今日はあの京アニ事件の犯人が、ようやく逮捕に至ったという報道もあり、その辺もなんだかダブるな。

 

 

監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン

出演:ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン エッダ・ビヨルグヴィンズドッテル ソルステイン・バフマン

 

 

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借王2(1997年)

借王2

 

最近、ホームドラマチャンネルで…新たにVシネの放送枠が新設され…名作の定番シリーズを週一で放送してくれるようになった。その記念すべき初回の“特集放送”は、なんと「借王」全9作品…これは録るっきゃない。シリーズ1作目は、今から約4年前、WOWOWで哀川翔特集を放送した時のエアチェックがあるものの…同じ放送局のもので揃えたいので念のため録画。実際の鑑賞は2作目「借王-シャッキング- 2」からとなるが、初回放送の日曜午後10時は毎回、ウチの兄貴殿の予約とバッティングするため、1週間遅れのリピートで追いかけることになる。

 

ひかり銀行大阪中央支店の安斉満は、大口顧客・青柳から預かった15億円を自身のマネーゲームにつぎ込み大損失…返却を迫られ、なんとか利子分を工面して、しのいでる。ある日、かつて悪徳業者を騙して一緒に大金を奪った刑事の水沼が新たな儲け話を持って、安斉の元へやって来た。最初は断固として水沼の誘いを断るつもりだったが…結局はその話に乗ることに。今度のターゲットは、クリーンなイメージで売っている代議士の吉川清太郎…彼が安斉の勤める銀行から、違法な手段で3億円を借り出し、選挙資金にあてたという情報が入ったのだ!

 

シリーズ全部は見てないけど、このVシネ(といってるけど、そのほとんどが一応、劇場公開されている)シリーズに関しては、過去にほぼほぼ見ている。そういえば、シリーズ6作目の「借王 ナニワ相場師伝説」の舞台挨拶付き初回上映の招待券が当たって、今はもう閉館しちゃった銀座シネパトスに見に行った時…お客さんが多くて、整列入場させられたんだけど、劇場スタッフのおねーさんが、大きな声で“シャッキンをお待ちの方は、この列に並んでください”って声をかけるので、通りすがりの人がこっちを見てさ、えらく恥ずかしかったのを今思い出した(笑)

 

だから映画のタイトルは“借金(シャッキン)”ではなく“借王(シャッキング)”だからね。そんなわけで2作目の話…1回の儲け話(1作目)ではとうてい借金の全額返済なんかできなかった翔あにぃ、志賀勝、夏樹陽子姐さんの借金トリオが、再びチームを結成、土建屋と組んでボロ儲けしている政治家の裏金を奪おうとする。ターゲットにされた政治家は、表面上はクリーンを謳ったってるんだけど、裏ではあくどいことをしているジジイ。さらにその政治家のジジイの息子・柳憂怜と秘書の中村繁之が結託して、こいつらがもっとひどい悪事を企んでるんだ。

 

もう1人の秘書で政治家のジジイを信用している真面目な中野英雄に、票集め用の選挙資金だとうまくだまくらかして、違法融資の片棒を担がせ(本当は自分たちで懐に入れる魂胆)、金を引っ張った後は、知らぬ存ぜぬで、ぜんぶ中野英雄に罪をかぶせよう、ヤクザを使って自殺に見せかけて殺しちゃおうって計画だ。でもって、ヤクザに殺されそうになってるところを志賀さんが見つけて助ける…首つりの偽装をほどこされ、今にも死にかかってる中野英雄を見つけた志賀さんは、拳銃でロープを撃ち抜き、見事救出…意外と射撃の素質があるのね(笑)

 

こうして中野英雄に恩を着せる形となった翔にぃたちが、仲間としてチームに加えて…今度は反対に金を奪ってやろうと動き出す。詳しく説明するのは面倒なので、ちょっと大雑把になるけど、政治家のジジイと繋がっている土建屋に対し、倒産寸前の取引先企業と偽の担保(二束三文の土地を価値があるように見せかける)を使って、取り込み詐欺を働こうというのが今回の翔にぃたちの計画。翔にぃと志賀さんはヤクザになりきったり、陽子姐さんは実際に“身体も使った”色仕掛けで援護射撃したり…あっけないくらいに総額10億円を騙しと取ることに成功する。

 

しかし、途中で相手に見破られてしまい、復讐を兼ねた敵の反撃、敵の罠に…まんまと志賀さんが騙されそうになるんだけど、冷静沈着な翔にぃがさらにその先を読んでいて、ピンチを切り抜ける。そして、ちゃっかりまた大金を奪ってニンマリ。最終的には悪党たちの悪事は露見し…翔にぃたちは安泰!でもね、借金の全額返済までは程遠いので…まだシリーズは続くのねん。選挙に勝つために、現金をバラまく話が出てきてタイムリー。現実でも、“怪しい金の噂”があるあの政治家、この政治家から、金を分捕る詐欺師が現れたら、思わず応援したくなるよな(笑)

 

 

監督:和泉聖治 香月秀之

出演:哀川翔 志賀勝 夏樹陽子 中野英雄 中村繁之 下元勉 柳憂怜 笹野高史 徳井優 佐藤蛾次郎

 

 

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DVD 借王-シャッキング- 2

借王-シャッキング- 2






 

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女の市場(1969年)

 

チャンネルNECOで「女の市場」が放送されていたので、ケーブルテレビのSTB経由でエアチェック…同じくNECOで先月あたりに放送していた「女の警察」シリーズ同様、小林旭が水商売の御姉様方にまつわるトラブルに巻き込まれる物語だが、引き抜きを阻止するトラブルシューターを演じていた「女の警察」とは正反対、本作では引き抜く側なのが大きな違いか?まぁ、“ヤってる”ことはほとんど同じ…あっちのテクでおねーちゃんたちを骨抜きにして、ビジネスを円滑に進めようとすると(笑)現在は未DVD化…ソフト化自体されてないのか、VHSでも発見できず。

 

銀座の街で働く女たちを、金や自身の魅力を駆使して引き抜く…“ぬき屋”の槌田昭が現在狙っているのは、ヤクザの黒河が経営するクラブ“シャトウ”だった。昭は、黒河の店でウェイターーをしていた関口郁夫を手なずけ、寝返らせ、“シャトウ”のナンバーワンホステスの引き抜きに成功。今度は黒河の愛人でもあるママの和江、その妹のレミも引き抜こうと画策していた。しかし、その企みが黒河にバレてしまい…郁夫は黒河の手下に大けがを負わされてしまう!その後、黒河本人から“シャウト”で働かないかと打診される昭…しかし、昭にはある目的が!

 

時には金で、時には男の魅力で…弟分の川地民夫と次々に人気ホステスを引き抜く小林旭。もちろん引き抜かれる側の経営者、内田良平だって指をくわえて見ているわけにはいかない。旭(役名も字が違う“昭”)と川地民夫が、内田良平の愛人でもあるクラブのママと、その妹・藤田憲子(花田兄弟の母ちゃんかよ)にもちょっかいを出そうとしていているのを察知し、行動に出る。川地民夫はヤクザな部下を使って暴力で脅し、旭の方は…仕事を餌に仲間に引き入れようという魂胆。いったんは承諾する旭だったが、弟分への暴力を知り、すぐに約束を反故。

 

実は…ある大物実業家の妾の子供だった旭は、父親が新しくオープンする予定のクラブのために、ねーちゃんたちの引き抜き工作をしていた!父親と妾の子という間柄だが…意外と親子関係は良好のようで、父親のためにと一肌脱いでいた、決して金目当てってわけではなかった。さらには…引き抜き工作のため、他の女と“ヤリまくり”だったんだけど、ものすごく愛妻家(嫁の名前は梅子さん…演じてるのは山本陽子)であり、“ぬき屋”という商売から想像もつかないほど所帯じみたプライベートな面を持っている。このギャップがたまらんよね(笑)

 

でもね…それが旭の弱点でもあった!旭にコケにされた内田良平のグループは、旭の嫁さんの命を狙う!あっけなく殺されてしまった嫁さん…傷心の旭。しこたま酒を飲んで酔っ払った果てに、父親の現在の愛人に甘え、その愛人を本気にさせ、結局…“ヤってしまう”。父親は2人の関係を悟るも激怒するわけでもなく、“もっとうまくやれ”とアドバイス…親子関係の方は特に傷つかなかったようだが、シレっと愛人の方とは手を切ってるところに…昭和らしい男の面子がよく表現されてるなと。っていうか、結局…親父も息子も女をとっかえひっかえする話だ。

 

最後は…立ち直った旭が、死んだ嫁さんの敵討ちとばかりに、良平の店に殴りこんで大暴れ。ついでに父親との決別も宣言して映画は終わる。女の引き抜きが原因で、カタギの嫁さんが殺されたり、けっこう酷い話なんだけど…コミカルな表現も多く、特に笑ってしまったのが、いい女をみんな旭に引き抜かれてしまったので、内田良平のクラブには、ブスの年増ババァしか残ってなくて、やってきた客が逃げ出すほどだという…あのシーンは思わず大爆笑してしまった。父親との会話・関係も、加山雄三の若大将リリーズのようなボンボン感があってよかった。

 

 

監督:江崎実生

出演:小林旭 川地民夫 内田良平 山本陽子 中山千夏 青江三奈 浦辺粂子 松井康子 藤田憲子

 

 

【本人も出演…お馴染み、青江三奈の挿入歌はこちら】

池袋の夜






 

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クロスライン 凶弾のターゲット(2002年)

 

今月に入って頻繁にリピートされてるものの、外出自粛のせいもあり、本来のケーブルテレビの契約者であるウチの兄貴殿と利用時間がバッティング…なかなか録画できなかったシネフィルWOWOW放送の「クロスライン 凶弾のターゲット」をようやくエアチェックできたので鑑賞…実はこの作品、何年か前にテレ東の午後ロー(午後のロードショー)で見た「バーティカル・ターゲット/大統領狙撃計画」の続編…シリーズ3作目だから、余計に見たかったんだけど、実は全3作品のうち、前にオイラが見た2作目だけ主演女優が違うという謎仕様になっている(笑)

 

シークレットサービス大統領警護チームの女性チーフ、アレックスは…大統領やその娘ジェスからも信頼されていた。プライベートでは長年付き合っていた恋人のグラントと結婚したのだが、日々の多忙ですれ違いが多くなっている。その日も、オレゴン州ポートランドにある米軍基地で起きた爆破テロで多くの将校が犠牲になり、大統領は急遽、追悼式典に出席を決意…アレックスも新婚旅行の予定をキャンセルして同行することに。そして式典の最中に大統領が何者かに狙撃され、生死の境をさまよう。アレックスは責任を感じながら、犯人を追うのだが…。

 

全3作あるシリーズものの3作目が本作…世界観や脇役を演じる役者は毎回同じなんだけど、なぜか2作目だけ主役の女捜査官を「ブレードランナー」や「キル・ビル」でお馴染みのダリル・ハンナ姐さんが演じていた。本作で主人公を演じているマリエル・ヘミングウェイの方が、本来はオリジナルキャストということになるのだが…1作目を飛ばして2作目を見てしまったオイラとしては、やっぱりダリル・ハンナ姐さんの方が、アクション映画のヒロインとして華があって、魅力的だったなって思う。本作の女優さんも、決して容姿が悪いわけじゃないが、オバサン感が強い。

 

えーと、まずシリーズを通じたお約束、シークレットサービスの女捜査官を中心に、大統領とはマブダチ同然、その娘ともしかり。そして本作ではついに旦那に昇格している女捜査官のプライベートのパートナーも、かつて何度も大統領の命を救ったことがあり、毎回、仕事を優先する女捜査官とギスギスしたりしながら…事件にクビをつっこむ…みたいな設定、登場人物の関係性をおさえておくことが、物語を楽しむうえで重要になってくると思う。邦題もバラバラ、DVD化されてるのは本作のみということで、日本ではシリーズものという認知度がやや低めです。

 

そして…どうやらオイラが未見の1作目(「バーティカル・クライシス」というタイトル)で描かれたらしい、大統領の娘が誘拐されたエピソードが密接に物語、事件に関係。米軍基地で将校をまとめて爆殺した犯人グループの真の目的は、大統領本人への狙撃と、あともう1人…過去の誘拐事件を解決した際に、その誘拐犯を射殺(?)した主人公の女捜査官への復讐であった!こういうところは、3作目のテロリストが、1作目のテロリストの兄だった「ダイ・ハード」シリーズをちょっとダブらせる。まぁ、セリフで補足の説明はあるので、1作目を見てなくても理解できました。

 

午後ローで見たダリル・ハンナが出てた方が、冒頭からガンガン銃撃戦があったりして、アクションは見ごたえがあったかな?事件発生前…女捜査官が自宅に帰り、旦那とベットでイチャつきながら、布団をかぶると…カメラがそのままズームアウトし、中央に“猛々しく直立したサボテテンの鉢植え”が映し出されるという、ベタすぎる性的な暗喩に思わず爆笑してしまう。もともとはテレビムービーなので過度なお色気要素が入れられなかったのだろう。あと、新任のイケメン捜査官のゲイ疑惑ネタも早すぎる種明かしと、忘れた頃に出てくるどんでん返しに注目!

 

 

監督:アーマンド・マストロヤンニ

出演:マリエル・ヘミングウェイ ダグ・サヴァント グレゴリー・ハリソン ジェナ・リー・グリーン ワンダ・キャノン

 

 

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聖女/Mad Sister(2019年)

聖女/Mad Sister

 

WOWOWの特集放送“戦慄のノンストップスリラー”でエアチェックしておいた「聖女/Mad Sister」を鑑賞…ネットなどでも同じ意見をよく見かけるのだけど(WOWOWの解説にも同様の説明が)、邦題のつけ方だけは、数年前にヒットした同じ韓国映画の「悪女/AKUJO」あたりを意識してるんじゃないかなって印象だよね。そんなわけで前述のとおり韓国映画です。WOWOWの解説によると…主演の女優さんは女子ボクサーとしても活躍したほどの人だそうで、やっぱりアクションがすごいらしいので、見る前から期待が膨らむ。強いおねーさん大好きです!

 

女性格闘家のイネは…ある事件で服役することになり、1年半後、罪を償ってようやく出所。唯一の肉親で、発達障害を抱える妹ウネが待つ家に戻ってきた。これからはウネの面倒を見ながら再出発…そう意気込んでいたのだが、ウネは学校でいじめに遭っていた。ある日の学校帰り、クラスの不良少女に連れ出されたウネは、無理やり美人局を手伝わされてしまうのだが、そこでトラブルに遭い、客の男に誘拐されてしまう!翌日、妹を探しに出たイネは…クラスメイトからその情報を得るのだが、警察に相談するも相手にされず、自らウネの行方を探し始める。

 

真っ赤なドレスを着たおねーさんがハンマー片手に、自動車修理工場に乗り込んでいって(DVDのジャケがまさにそのシーン)…オッサンをぶん殴ろうとするシーンから幕開け。その後、同一人物とみられるおねーさんが、刑務所から出所するシーンへと場面は変わるので、てっきり、冒頭で描かれた騒動の、罪を償ったのかと思ってしまったんだけど…そういうわけでもなくてですね、このおねーさんがムショに入った理由はまた別の理由。そのあたりも追々と明かされ…そして、本筋で描かれる事柄がある程度進んだところで、冒頭に繋がるという演出だった。

 

発達障害の妹が行方不明になり、唯一の肉親である格闘家の姉が探しに行く…妹は次々に別の悪党に売られていき、なかなか発見に至らず、焦る姉…さしずめ韓国の姉妹版「96時間」といった内容ではあるんだけど、とにかくこの格闘家の姉ちゃんも、黙ってれば、幸薄がな感じが日本人の小雪みたいなのに…一度暴れだすと、相手をフルボッコにするまでとまらない、けっこうヤバイ女でもあった。妹を連れ去った男のうちの1人と、車の中で戦ったりもするんだけど、相手が運転してるのに首をしめたり…レナ・オリンが女殺し屋を演じる「蜘蛛女」を思い出した。

 

それこそアクションがスタイリッシュ、とりわけカメラワークが個性的だった「悪女/AKUJO」なんかと比べると、韓国映画なので“バイオレンス”という部分では共通してるものの、もっともっと泥臭いアクションだったかなという印象。個人的には、クライマックス…包帯を巻いた拳の甲に、ジッポのライタを忍ばせて、メリケンサック代わりにするヤンキーの喧嘩っぽい発想が最高によかった。欲を言うなら、腹に雑誌を巻けよみたいな…まぁ、あのドレス姿じゃそんな小細工(ガード)できなかったのかもしれないけど、実際にとある武器で腹を狙われて負傷してた。

 

アクションがとにかく血みどろで暴力的…それはもう韓国映画に対しては誉め言葉みたいなもんだから、ぜんぜん許容範囲なんですけど…何がひどいって、悪党に拉致られた妹ちゃんの扱いが、最初から最後まで容赦ない。発達障害を抱えてるってだけでも可哀そうなのに、いじめに遭い、オヤジ狩りの餌にされ(美人局)、そのせいで風俗に売り飛ばされ、薬漬けにもされちゃうんだけど…妹ちゃんが大変な目に遭うのはこれが初めてではない。姉のムショ行きとも深く関わる過去にも色々あり、姉が知らないところでも、変態オヤジのレイプ被害に遭ってたり…。

 

原題(英題)が“No Mercy”で、直訳すると“慈悲なし”とか“容赦なし”って意味…ヒロインの姉が、悪党たちに対する行動からきてるんだと思うけど、本当は、可哀そうな妹の設定を指してるんじゃねーかって思えてくるもん(笑)韓国人の情け容赦なさって、やっばりエグいな。いやいや、日本でも現実に“障害のある人や幼い子供に性的なことをして捕まっちゃうバカな大人”っているけどさ…まぁ、映画のキャラクター設定としての話でね。ヤクザ映画やVシネにも出てくるけど“風俗に売る、風俗に沈める”という言葉は…韓国映画の方がよく似合うなって思ってしまう。

 

 

監督:イム・ギョンテク

出演:イ・シヨン パク・セワン イ・ジュニョク チェ・ジノ イ・ヒョンチョル

 

 

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ザ・デプス(1989年)

 

昨日鑑賞した「アイアン・ジャイアント」に同じく…タイミングが合わず、前回の放送で録り逃していた、「ザ・デプス」が、洋画専門チャンネル“ザ・シネマ”でリピートされていたのでエアチェック、さっそく鑑賞する。カロルコピクチャーズ、マリオ・カサール製作総指揮(「ランボー」シリーズや「ターミネーター2」)という、オイラたちの青春時代に大変お世話になった系統の映画群の一つである…カロルコって言葉を聞いただけで妙にワクワクする。とはいうものの、本作は大昔に、淀川さんの日曜洋画劇場で見た記憶はあるのだが、内容はあまりよく覚えていなかった。

 

海底1万メートルの深さに作られたアメリカ軍の秘密基地“ディープスター6”…そこでは11名のクルーが長期間滞在し、様々な研究を進めながら、同時に併設されたミサイル基地建設予定地で、ミサイルの発射台設置計画が着々と進められていた。そんなある日、作業を担当していたジョイス・コリンズのチームが、予定地の近くで…巨大な空洞を発見。仲間が探査艇を使って調査をしていたのだが、突然、連絡が途絶え…その後、ジョイスも突然現れた巨大な生物に襲撃される。報せを受け、すぐに“ディープスター6”から救援がやって来るのだが…。

 

海底基地で次々とトラブルが発生…原因は深海に棲む“謎のモンスター”なんだけど、そのモンスターに直接襲われるだけではなく、様々な偶発的な出来事にも見舞われながら、クルーたちは逃げ場のない海の底で、1人、また1人と命を落としていくって感じの深海パニックホラー。約1時間40分の映画で…ラスト30分くらいにならないと、モンスターが姿を現さないのだが、出てきたら、出てきたで、それなりに暴れてくれるので、充分に見ごたえはある。モンスターに襲われなくても、クルーが色々な死に方で数が減っていくので、適度なサバイバル感もある。

 

特に…故ミゲル・フェラー演じる狡くて、ダメダメな男のトラブルメーカーっぷりが、たまらなく愛おしい。最初からヒロインやその恋人なんかと険悪なムードをかもしだしてるんだけど、こいつのせいでミサイル基地のミサイルが無駄に爆発しちゃったり、それで早く地上へ帰還しなきゃいけなくなっちゃうんだけど、基地がお釈迦になるタイムリミットが迫りつつ、深海にいるので減圧の処置にも時間がかかる。それだけでも大変なのに、いよいよモンスターが基地内にまで侵入してきて…。その後も、ミゲル・フェラーのせいで、仲間が何人無駄死にしたことか…。

 

ミゲル・フェラーって、晩年は「NCIS:LA ~極秘潜入捜査班」のグレンジャー副局長の影響もあって、有能そうな渋いオジサマのイメージも強かったんだけど、若い頃はやっぱり「ロボコップ」とかの、どこかお間抜けな印象が強い。最後の案の定な末路を含み、本作でも、いい感じのダメキャラでしたよ。ある意味、モンスターよりも、こういうお間抜け人間の方が怖い。あとは…今と違ってまだまだアナグロな手法が多く、いわゆるミニチュア特撮の醍醐味なんかも味わえる。モンスターのデザインも秀逸だが、やはり序盤の探査艇などメカの描写が抜群に良い。

 

珍しいな…ソフトはブルーレイのみで、DVD化はされてないんだね。そして、日本では2014年にそのブルーレイがリリースされているのだが、現在は廃盤になってるようで、Amazonでもマケプレの中古狙いになってしまうようだ(新品を出してる業者もあるが、かなり強気のお値段)。やっぱカロルコの映画っていいよね…来月6月に“ザ・シネマ”でウォルター・ヒルの「ダブル・ボーダー」の放送があるんだけど、あれも確かカロルコ作品だったような?個人的には「カナディアン・エクスプレス」が大好きなんだけど、どこかの映画チャンネルで放送してくれないかな?

 

 

監督:ショーン・S・カニンガム

出演:グレッグ・エヴィガン ナンシー・エヴァーハード ミゲル・フェラー ニア・ピープルズ マット・マッコイ

 

 

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ホラ、やっぱり淀川さんの日曜洋画劇場でやってた!

 







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アイアン・ジャイアント(1999年)

アイアン・ジャイアント

 

タイミングが合わず何度か録り逃していた、洋画専門チャンネル“ザ・シネマ”放送の「アイアン・ジャイアント」を、ようやく本日のリピートでエアチェックできたので鑑賞。日本での劇場公開は約20年前、当時はリアルタイムで鑑賞しており、その後…DVDも購入したけど(オイラの持ってるのは最初のころの旧ジャケの方だよ)、ここしばらくは見直す機会がなかったな。本来は、あまり好きじゃない洋物アニメ、アメリカ製アニメだけど…ジャパニメーションや特撮の影響も色濃く反映されている“ロボットアニメ”ということで、珍しくオイラも、けっこう気に入ったんだよね。

 

1957年10月、ソ連の人工衛星スプートニクが話題になり、アメリカでも騒がれていた頃…宇宙から巨大ロボットが地球に落下!それを間近で目撃した船乗りが、怪物ではないかと町で吹聴するも、誰も信用しようとはしなかった。一方、シングルマザーの母親と2人で暮らしている9歳の少年ホーガスは、ある晩…こっそり家を抜け出し、森の中で巨大なロボットに遭遇!最初は驚きを隠せなかったホーガスも、なんとか交流をはかるうちに、段々とそのロボットに愛着を抱くように。しかし政府から派遣された男ケントがロボットの存在を嗅ぎまわっているのを知り…。

 

「ゴジラ」のオマージュっぽい導入部で始まるアメリカ製「鉄人28号」かと思いきや、「ドラえもん のび太の恐竜」を彷彿とさせるような、少年と非人間の交流を描いたハートフルストーリーだった。主人公の味方になってくれる廃品業兼芸術家の青年がさしずめドラえもんポジションだろうか?心優しいママがしずかちゃんかな?後半の…自己防衛により、急に狂暴化して、暴れだすところなんかは、「エヴァンゲリオン」の暴走や覚醒とも似ている。また…ロボが人類を助けるために自ら犠牲になるところは、再び「ドラえもん」から「海底鬼岩城」のバギーを思い出す。

 

あと、あらためて見直すと…実写版「トランスフォーマー」の1作目だったり、そのリブート版ともいえる「バンブルビー」との共通要素もいっぱいあり、かなり先取り感があるなと。政府から派遣された人間のごり押しが民間人を苦しめる…謎の巨大ロボットよりも、無知な人間の行動の方が恐ろしい。映画の中のロボットのように、救世主が現れなければ…馬鹿な指導者の下では、日本も世界もこの先、立ち直れないよねなんて、ことをつい考えてしまう。普遍的でベタな内容だけど…今見ても色あせてない、何度見ても新しい発見のある作品だなって思ったね。

 

日本語吹き替え版も存在するけど…今回の放送は英語&字幕であった。英語音声で見てると、日本語吹き替えほど、声優を意識することもないんだけど、意外と…今でも第一線で活躍しているハリウッドスターが、キャラクターの声をあてている。特に、最初はまともに言葉も喋れない(主人公と意思疎通ができるようになっても、明確なセリフがあるわけではない)ロボット“アイアン・ジャイアント”の声がヴィン・ディーゼル兄貴であり、なるほど「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートの原型もここにありだなって思った…木偶の坊キャラがよく似合う。

 

 

監督:ブラッド・バード

出演:ジェニファー・アニストン ハリー・コニック・ジュニア ヴィン・ディーゼル クリストファー・マクドナルド

 

 

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DVD アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション

アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション






 

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プリズン・エンジェル/女囚たちの夜(1986年)

Caged Fury

 

昨日は注文したDVDが1日で届いたと、仕事の速さをベタ誉めしたAmazonだが…今日は1か月前に予約した映画秘宝の最新号が、まだ発送にもならず“遅せぇ”とブーたれたくなる。先月の“復刊号(6月号)”は、各ネット書店でも品切れが相次ぎ、入手困難という事情もあったので、心配になってAmazonの予約を発売当日にキャンセル、緊急事態宣言中でありながら、近所の書店に出向き、購入したのだが…もうあんな“3密”は懲り懲りだと、今月は再びAmazonへ。“今月号(7月号)”は余裕で在庫もあるのでもう少し様子見…そのうち発送になるだろう。

 

試しに“キャンセル”の手続きを途中まですすめてみたり、注文履歴から領収書を確認してみると“出荷準備中”という表示にはなっていたので、商品の確保はできていると信じたい。さて、今日は…シネフィルWOWOWでエアチェックした「プリズン・エンジェル/女囚たちの夜」を鑑賞。やっぱりシネフィルWOWOWで昨年見た「監獄アマゾネス/美女の絶叫」なんかにも似た…お色気要素がたっぷり入った低予算な女囚ものアクションサスペンスです。日本ではVHSしか出てなくて画像もなかったので、ジャケ画像は輸入盤Blu-ray(Caged Fury)から拝借。

 

キャットことキャサリンは…父親の反対を押し切り、女優になることを夢見て、ユタの田舎からロサンゼルスを目指す。旅の途中でロンダという女友達ができ、ロンダのボーイフレンドであるカメラマンのバックの自宅にころがりこむことに。映画のオーディションにも顔が利くというバックの口利きで、キャットとロンダはオーディション会場へと足を運ぶのだが…そこでトラブルに巻き込まれてしまい、売春容疑がかかってしまった!逮捕されたキャットとロンダは裁判でも有罪になり、刑務所へ。その刑務所では性奴隷の養成が行われており、キャットたちも犠牲に…。

 

無知な田舎娘が…ハリウッドで女優になることを夢見てLAにやってくるが、男に騙されてポルノのオーディション会場に連れて行かれた挙句、刑務所とは名ばかりの“性奴隷養成所兼人身売買マーケティング”に捕まってしまうという、けっこうツッコミ満載のお馬鹿映画ではあるものの…ちょっと見方を変えると、渋谷や新宿あたりで、AVや風俗の違法スカウトに引っかかってしまう今どきギャルの危うさなんかとも共通する部分もあったり(外出自粛中なので、今はいつもよりこういう被害も減ってるかもね)…そう考えると、少しはまともに見えてくる部分もあるかな?

 

男に騙されて“ジジイを口説く”という場面のオーディションを受けさせられる→内容の酷さに怒ってオーディションを中断→警察がやってくるトラブルに発展→なぜかヒロインたちに売春容がかけられ逮捕→裁判で有罪になってムショ送り!…という、けっこうメチャクチャな展開なのだが、まぁ、このメチャクチャさにも実は作品の根幹に関わる理由もあったりするんだよね。それは“ハリウッドという場所柄”をうまく利用したネタであり、実際はそこまで高尚なものではないけど…感覚的にはデヴィッド・フィンチャーの“某サスペンス映画”のようなオチも想像させる。

 

あとね…主人公は一連のトラブルに巻き込まれる前に、飲みに行ったクラブでもチンピラどもに襲われそうになるという別のトラブルに遭遇し、そこでマッチョなバイカー2人組に助けられ、そのうちの1人、「白バイ野郎ジョン&パンチ」のパンチ、エリック・エストラーダといい関係になる。この2人が、後にヒロインの身に起きた異変を察知し…救出にも乗り出すんだけど、なぜか“パンチ”は途中で負傷してしまい(死んではいない)、相棒で元傭兵という設定のゴツイおっさん(リッチー・バラシィという役者さん)が1人で敵のアジトに乗り込んでいくという、予想外な展開。

 

役者のビジュアルとか、アクションの傾向もぜんぜん違うけどさ(拳で壁を破壊したり「ターミネーター」のような豪快さ)…“性奴隷養成所兼人身売買マーケティング”に捕まった女の子を助け出すという流れは、どこか「96時間」のブライアン・ミルズ(ニーソンパパ)も彷彿とさせたり。それから、連絡が途絶えて心配になったヒロインの実のおねーちゃんもLAにやってきまして、警察に相談に行ったり、バイカー2組と知り合って協力関係を築いたり、最終的には、自ら的組織の潜入調査を買って出たりけっこう活躍する。寛大な気持ちで見ると意外と楽しめますぞ。

 

 

監督:ビル・ミリング

出演:ロザンナ・マイケルズ エイプリル・ドーン・ダラハイド エリック・エストラーダ リッチー・バラシィ

 

 

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VHS プリズン・エンジェル

Blu-ray Caged Fury[Import](日本語の収録はありません)

Blu-ray Caged Fury[Import]






 

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