2017年08月25日

バーン・カントリー(2016年)

テーマ:洋画
バーン・カントリー

劇場未公開の作品をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「バーン・カントリー(原題:Burn Country)」を鑑賞…アフガンから米国に亡命、カリフォルニアの田舎町にやって来た青年が、町に溶け込もうと必死になる姿を、ひょんなことから関わってしまった“殺人事件”の謎解きと共に描き出すミステリー。見る前から、地味っぽい印象が漂っていたのだが、日本の映画ファン的にはサム・ライミ版の「スパイダーマン」シリーズで、ハリー・オズボーンを演じていたジェームズ・フランコが出ている点に注目か?

アフガニスタンで戦場記者だったオスマンがアメリカに亡命…戦場で知り合ったアメリカ人記者ゲイブの仲介で、彼の生まれ故郷であるカリフォルニアの田舎町にやって来た。そこで保安官をしているゲイブの母親グロリアの家に居候することになった。自分の経歴を活かし、仕事も簡単に紹介してもらえると思ていたが…見つかったのは、週給50ドルの“警察の事件簿”という地元の小さな新聞社の退屈な仕事だった。知り合ったばかりの友人リンジーから地元の裏社会について話を聞くオスマン…その直後、殺人事件が発生し、容疑者のリンジーが失踪する!

冒頭、女の人が、カメラに向かって“得体のしれない言葉”を怒鳴り散らしている場面からスタート…何を見させられてるんだという気分になる。アメリカ映画なので、それ以外の言葉は特に日本語には翻訳されていない。後に、それは舞台で演じられている、全編ポーランド語の演劇だったことが判明。異国の地、それも想像以上に田舎にやって来たばかりのアフガニスタン人の主人公が、世話になる居候先のおばちゃんに、連れられてきたということみたいだ。最初は意味不明だったけど、なるほど主人公が味わう異質感にシンクロさせたいという演出だったか。

都会から田舎町にやって来て、その町の風習やタブーに接しながら、徐々に馴染んでいくというようなパターンの話は、アメリカ映画ではよく見かける。それがミステリーになると、事件解決の妨げになると。この作品では、さらにアメリカ人とアフガニスタン人という壁も乗り越えていかなければならないというのが、独自の設定だろう。嫌がらせを受けたり、逆に親身になって接してくれる人がいたり…その中で、些細なトラブルがきっかけで、友人になる人物なんかもいるんだけど、そのせい今度は殺人事件に関わり、記者の性で真相を究明したくなるという…。

力になってくれる人たちからも、遠回しに、時にはストレートに“事件を調べるな、関わるな”と忠告を受ける主人公。でも、根が真面目なので…どうしても真相を突き止めたい。そのうちに、自分が襲われ、そして人を殺めそうにもなってしまい…。タイプ的にはけっこう好きなジャンルだと思う…例えばアメリカ南部の黒人差別なんかを絡めた「真夜中のサバナ」とか、「エレクトリック・ミスト 霧の捜査線」なんかにわりと語り口は似てると思うんだよ。その土地ならではのドロロとした人間関係がミステリアスな雰囲気を演出し、さらに本作では国籍の違いもあるわけだし。

なんだけど、せかっくこんな素晴らしいアイデアがあるのに…そういうところがあまり活かされてないので、ミステリー、サスペンスとしての盛り上がり今一つであり、事件の真相についても、別に驚きがあるものでもなかったから、肩透かしに終わる。田舎の風習なんて、ただでさえよく理解できないのに、外国人だったらなおさらだったという…ただそれだけのお話ですもんね(笑)ジェームズ・フランコは主人公が知り合い、後に容疑者として失踪する男を演じてるんだけど、見てくれが汚らしく、ガサツな役柄だったので、一瞬、誰だかわからなかった…イケメン台無し。


監督:イアン・オールズ
出演:ドミニク・レインズ ジェームズ・フランコ メリッサ・レオ ジェームズ・オリヴァー・ウィートリー


【Amazonで見つけた海外盤DVDです!】
DVD Burn Country ※日本語なし リージョン注意!







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月25日

ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲

前々からネットで情報が解禁されていたけど…ガンプラを題材にした人気テレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」の最新作「ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲」が25日からAmazonのプライムビデオで配信がスタートした。昼頃、外出先から帰ったのでさっそく視聴しようと思ったら…なんかAmazonで障害が発生しており(Yahooニュースのトピックにも入ってたけど、様々な企業、サービスでネットに接続できない大規模障害が発生してた模様)、夕方になってから視聴した。こちらは通常のTVシリーズ1話より若干長めの31分ほどの尺になっています。

一足先に配信が始まっていたもう一つの新作「ガンダムビルドファイターズ バトローグ」は、今後も定期的にエピソードが追加されるそうで、たった10分という短めの内容だったが…中身は、“ビルドファイターズ”ファンというよりは、旧来からの“ガノタ”向けなオマージュ、パロディ満載な1本で…これはこれで、けっこう楽しめる内容でした。ジャンルの括りとしてはWeb配信アニメになるのかな?Amazonプライムでは“映画”扱いになってましたけど…アメブロ公式ジャンルのルール上、映画以外の感想を書けないので、最後にお薦めガンダム映画も併記します。


★「ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲」のあらすじ&感想★

イギリス、ロンドン…国際ガンプラバトル公式審判員のイオリ・タケシは…不正が行われているという情報を入手し、アパートの一室に踏み込むが、そこは“もぬけの殻”だった。別の国でもタケシの仲間が捜査を行っていたが、そちらもからぶりに終わる。同じ頃、日本ではヤジマスタジアムの竣工披露式典を翌日に控え、リカルド・フェリーニやメイジン・カワグチといった名だたるビルダーが集結。新システム設計者のニルス・ニールセンの招待によりイオリ・セイもその中にいたのだが、彼らの前に、突然、謎の組織が現れ、ガンプラバトルで対戦することに!

“GMの逆襲”の“GM”ってなんぞやって感じだけど…ガノタだったら真っ先に思い浮かべるのが“ジム”…すなわちガンダムシリーズに出てくる量産型モビルスーツ。なんだけど、この「ガンダムビルドファイターズ 」では、悪党たちが名乗っている組織の名前でもあったという。軽いネタバレになるんですけど、その名も“ガンプラ・マフィア”。本編の中で、“前にラルさんから聞いた”とフェリーニが語ってましたが、そういえば…そんな組織(キャラクター)がTVシリーズの中で出てきた記憶があったような…。“ガンプラ・マフィア”ってフレーズには聞き覚えがある。

そいつらが、ガンプラバトルのシステムを乗っ取って、TVシリーズで活躍した主人公や脇役たちと戦うってお話です。主人公チームは相変わらず“オリジナルの原型”をとどめていない、カスタマイズされたガンプラばかりなので、各作品のオリジナルモビルスーツが好きな人には物足りないかもしれないけど、敵側がチョイスしたモビルスーツが、これまた“マニアック”でけっこう笑わせてくれる。ちゃんと“GM”もでます…っていうか、でまくりますので“GM”バリエーションのファンは必見。さらにとんでもない“GM”がラスボスとして降臨するのでお楽しみに!

「ガンダムビルドファイターズ 」的には、今回はちゃんと1作目の続編、その後の話になっているのが嬉しい限り。TVシリーズとして、正式に続編は作られ、世界観は共通していたものの、主人公などは一新されてしまい、また別の物語でしたからね。今回はとっくに忘れてしまった1作目のネタ(もう少し詳しく話すと、そんなヤツいたっけな、脇役キャラの名前)なんかもしっかりとぶち込んできているので、思わず…マイ本棚から、ビルドファイターズ特集が掲載されている雑誌“Febri (フェブリ) Vol.22”を引っ張り出してきて、それを片手に、作品を鑑賞してしまったよ。

ガンプラバトルは…「プラモ狂四郎」と「Gガンダム」のDNAを受け継いだような、笑いとカッコよさが同居する、ど派手な見せ場ばかり。TV放送と違って、お色気だって大盤振る舞い…これでもかと乳揺れしまくり…いや、そんなところに拘るより、ガンプラを1体でも多く出せよ…って感じだけど。最後はTVシリーズ2作目の“トライ”でこちらが求めてたものを、やっっとこ見れたかなという感じ…欲を言えば、今度は“トライ”要素がもっと欲しかった…ぜひ今度は1作目と2作目のクロスオーバーを実現して!声優詳しい人はキャストを見てもネタバレだから気を付けよう。


監督:長崎健司
出演:小松未可子 國立幸 石川由依 佐藤拓也 立花慎之介 中村悠一 坂口哲夫 川島得愛


【Amazonプライムビデオで無料配信中】
プライムビデオ ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲




★アレと戦ってしまった異色ガンダム映画といえばコレ★



機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer(2010年)→過去の感想はこちら(クリック)

イノベイドの陰謀を打ち砕き…表面上は平和が訪れたかのように見えたが、水面下ではソレスタルビーイングの活動はまだ続いていた。西暦2314年…130年前に廃船となっていた木星探査船エウロパが地球圏に接近。地球連邦のイノベーター、デカルトによりエウロパの排除に成功はしたものの…破片が地球に落下。その直後から、無人の車が暴走するなど様々な怪現象が多発…さらに人間の身体が金属に侵食されるという異常事態に。自身もイノベイターへ変革した刹那・F・セイエイらガンダムマイスターも、地球の異変をキャッチし…行動を開始する。

ハリウッドメジャーや東宝特撮映画のようなノリ…SFの長編アニメとしてはそれなりに面白かったと思うけど、とうとうガンダムが踏み込んではいけない領域に踏み込んでしまった!ニュータイプや強化人間という超能力もどきの思想、設定を作品に持ち込んだのは、ほかならぬ富野御大自身ですから…名前を変えただけのイノベイターやらイノベイドやら超兵なんていう設定は自然に受け止められたのですけど…イノベイターの次の敵は、インベイダー、エイリアンだったのかよ。話の中身はぶっちゃけ、宇宙人襲来…ガンダムが宇宙怪獣と戦っちゃうんです。

これはガンダムがプロレスをやらかす、Gガンダムに匹敵する衝撃ですぞ。00って、意外とちゃんとミリタリーしているところが受け入れやすくてさ、最終的には陰の支配者アムロ・レイ(蒼月昇こと古谷徹演じるリボンズ)の呪縛から逃れるために、ファーストガンダム(Oガンダム)を倒す話だったという裏テーマが感動的だったのに…まさかこんなになっちゃうとは。まずは、隕石の落下を機に地球上でオカルティックな事件が多発。そんでもって死んだはずのとあるキャラのそっくりさんが、刹那たちの前に現れるところなんて…なんとなく「イベントホライゾン」チック。

無人の車が暴走するなんて…スティーヴン・キングかよ?知らないうちに人類存続の危機に陥り…主要キャラたちは、玉砕覚悟で、謎の生命体に戦いを挑んでいくって…どちらかというと「宇宙戦艦ヤマト」や「トップをねらえ!」の方が似合いそう。ついでに出番が少ないティエリアは、綾波レイだったってことでしょうか?怒涛のクライマックスはもっとありえない、ガンダム的にやっちゃいけないことを堂々とやってのけてた。石川千晶の挿入歌「もう何も怖くない、怖くはない」っていうのは…ガンダムの世界を壊しちゃった監督以下スタッフの開き直りに聞こえる。








人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!







AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月25日

ワンダーウーマン(2017年)

テーマ:17年08月の劇場鑑賞映画
ワンダーウーマン

【鑑賞日:2017年8月25日】

夏休み映画の“大トリ”がいよいよ降臨…本日初日の「ワンダーウーマン」をシネプレックスの会員デー、1000円ポッキリで見てきたよ!「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で完璧に主役の2人をくっていた、ワンダーウマン、ガル・ガドット姐さんが遂に“ピン”で大暴れ…もうさ、なんかガル・ガドットって名前からして、そのまま役名でもいいくらいインパクトあるよね(ちなみに「ワンダーウーマン」での役名はダイアナ)。平日朝イチ、それもアメコミ映画の上映なのに…オイラを含め“オッサンの1人鑑賞率”がやたら高いのもガル・ガドット姐さんの影響か?

人間社会から孤立したパラダイス島…そこは“女性”だけしか暮らしていなかった。幼少の頃からお転婆だったプリンセスのダイアナ…成長した彼女は屈強な“アマゾン戦士”の中でも群を抜く強さを誇っていた。ある日、ドイツ兵に追われるアメリカ人、スティーブ・トレバーが島に不時着。彼を助けたダイアナは、外の世界で“戦争”が起きていることを知り、自分の力で“世界を救いたい”と考える。一度出たら、二度と島には戻れないという掟がありながらも…ダイアナはスティーブと一緒に戦う道を選択するのだが、厳しい人間社会の現実を目の当たりにする!

今までさ、アメコミヒーローものは傑作が多かったけど、ことヒロインが主役になると微妙なものの方が目立っているような…真っ先に思い浮かべるのはハル・ベリーの「キャットウーマン」。あと、DCじゃなくて、マーベルの方だけどジェニファー・ガーナーのエレクトラも、「デアデビル」の出演シーンはカッコ良かったのに、主役に昇格したスピンオフ映画はとにかくつまらなかったっけ。過去のそういうイメージもあったので、ちょっとおっかなびっくりなところもあったんだけど…そこはやっぱり“我らのガドット姐さん”だけあり、期待を裏切らなかった…面白かったです。

コスプレ感満載の衣装を凛々しく着こなし、あの世界観に自然と溶け込めるのは、やっぱりガドット姐さんの神がかり的な美しさがあってこそだろう。とにかく立ち振る舞いがかっこよすぎ…そしてスクリーンの向こう側から飛び出さんばかりの勢いで、迫ってくるガドット姐さんの迫力に3Dなんて必要なし!もちろん3Dや4Dで上映している劇場もあるので…それはそれで楽しんだらいいんじゃないかって思うけど、2Dでも充分に躍動感は伝わってくる。前半のアマゾン軍団VSドイツ兵しかり、ガドット姐さんの独り舞台状態だった中盤の戦場シーンが凄かった。

カルチャーギャップネタで笑わせる天然ボケキャラもけっこうイケてる…あのコスプレ衣装もセクシーで最高なんだけど、ロンドン到着後、スティーブの秘書に成りすますために着替えたスーツ姿(そして眼鏡着用)が一番のお気に入りだったり。あのシーンのポスターがあったら、自分の部屋に貼りたいくらいだよ。過去と同じ美しさを保ったまま現代に生きるワンダーウーマン、ダイアナが…自分の生い立ちや、戦時中の仲間を思い出すというのが本作の構成なんだけど、「キャプテン・アメリカ」のスティーブ・ロジャースに匹敵する哀愁を感じ、ちょっと切なかった。

ただ…本編上映前には11月公開の「ジャスティス・リーグ」の予告編なんかも流れており、今年はもう1回、ガル・ガドット姐さん演じるワンダーウーマンと再会できるチャンスがあるのは素直に喜ばしいこと。結局は…「ジャスティス・リーグ」の前哨戦、壮大な前フリなのかもしれないけど…アクション、笑い、そして“泣き”要素なんかもしっかりと詰まっていて、2時間21分という長尺も飽きずに楽しめました。「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」ではトムくんが全裸芸を見せてましたが、本作ではクリス・パインがやっぱり全裸に!ハリウッドでも全裸が流行ってるのか?


監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット クリス・パイン ロビン・ライト ダニー・ヒューストン デヴィッド・シューリス エレナ・アナヤ


【海外盤BDは9月発売予定】
Wonder Woman (Blu-ray + DVD + Digital HD)







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月24日

トリガール!(2017年)

テーマ:17年08月の劇場鑑賞映画
トリガール!

【鑑賞日:2017年8月24日】

火曜日の「新感染 ファイナル・エクスプレス」に続き、今週2件目の映画試写会…本日はイオンシネマ茅ケ崎まで遠征して見てきた「トリガール!」です。簡単に言うと、土屋太鳳扮するヒロインが、“鳥人間コンテスト”に出場する話…以上。って、それで終わりかい!ぶっちゃけ、劇場で流れてる予告編を見た時に…“誰が、こんな映画を金払って見るんだ?”なんて思っていたんですけど、ちゃっかり試写会に応募して、それが当たって、見に行ってきちゃったんですからね。そういえば、ホンモノの“鳥人間コンテスト”も昨晩、日テレで放送してましたよね…。

滑り止めで受けた大学で妥協した鳥山ゆきな…入学早々、“こんなはずじゃなかった”とこれから先4年間の事を考えて落ち込んでいた。そんな時、知り合ったばかりの島村和美と人力飛行サークル“Team birdman Trial”を見学。そこで、爽やか系イケメン先輩・高橋圭から、“いい身体をしている”と誉められ、パイロットにスカウトされる。圭に一目ぼれしたゆきなは、二つ返事で入会。パイロット班のテストにも合格し、正式にパイロットになったのだが…目前の大会に出場するのは圭ともう一人の先輩、坂場大志であることがわかり、やる気をなくしてしまう!

内容、ストーリー云々の前に…やっぱりオイラ、この監督さんの演出にノレないわ(昔見た「高校デビュー」や「ハンサムスーツ」が本当にうざかった)。わざと土屋太鳳がカメラ目線気味で演技をしたりとか…そういうチープでこざかしいことを大量にやるんですよね。大げさな音楽やSEをドカンドカン鳴らして、映像に注目させようとしたり…そういうTVのバラエティ的なノリで映画を作るなっていうんだよ。この監督さんの映画って、見る度に毎回こんなんだけど、本当に進歩ないな。ベタなギャグも多いんだけど、実際に笑ってたのは子供と下品なオバサンくらいだった。

まぁ、作品の題材が「びっくり日本新記録」という昭和のバラエティ番組から派生した“鳥人間コンテスト”なんで…わざとバラエティっぽい演出にしてるんだよと言われてしまえばそれまでだが、映画としては、お子様向けレベルでどうしようもない作品だった。そのくせ…意味もなくヒロインが眼鏡をやたらと拒絶・敵視するネタとか、もう少し眼鏡派の人間のこと考えろよ。試写会は夏休みだったこともあり、小学生くらいの子供も多く来場していたのだが…この映画を見た何人かは、絶対に“クラスの眼鏡っ子”を馬鹿にすると思うぞ。そういうところがホント、低レベル。

原作があるそうなので、もしかしたら原作通りの設定、内容なのかもしれないけど…サークルにキモイOBのオッサンが出入りしてて、やたら神出鬼没なんていうのは「究極超人あ~る」の鳥坂先輩の影響ではないかと推測。このOBキャラではないのだが、劇中の別キャラクターがやたらと中指を立て、相手を挑発しまくるのだが…だから、それは鳥坂先輩だから許されるんだって。こんな映画、外人さん(ベンジャミンとか)に見せたら、オーマイガットで、リメンバーパールハーバーになっちまうぜよ(笑)このあたりは、「あ~る」のネタがわかる方だけ笑ってください。

そういえば…普段は人力飛行機を飛ばせないので、パイロットはロードバイク(ロードレーサー)でトレーニングするのだが、ロードバイクも「あ~る」の轟天号を思い出してしまうのであった。そして、実際の人力飛行機は2人1組で操縦するということで、普段から仲違いしているヒロインと“クローズかぶれで、涼宮ハルヒ好きの先輩”が…コンビネーションを高めるために、リズムゲームで練習するというエピソードは、まんま「新世紀エヴァンゲリオン」のシンジとアスカのユニゾンでして…かなりアニメや漫画を意識した内容、つーかパクリが多いなと思うのでした。

もう一つ、アニヲタに媚びたネタとして…途中でアニメ好きが露見してしまった“クローズかぶれ、涼宮ハルヒ好き”の先輩が…劇中で聴いている曲が、某ヒットアニメのエンディングで使われた曲だという。もともとはJ-POPとしてヒットした名曲なんだけど、今回の劇中で使われているのも、ちゃんとそのアニメでカバーした、声優さんたちが歌っているバージョンだという。何のアニメかは伏せておきますが…みんなが号泣したあのアニメです!かつての土屋太鳳の共演者(ある意味でヤバイ奴)がその実写版に出てたなぁ(笑)これ、けっこう大きなヒントですよ。

全体的にガチャガチャと騒がしく…それでいて大して面白くもないギャグで引っ張り、“鳥人間”を見に行ったのに、チャリンコに乗ってるシーンばかりであった。肝心なコンテストも…実際のコンテスト風景などを織り交ぜつつ、結局は主人公チームの滑空しか描いていないので…ようやく本番が始まった割には、今一つ盛り上がりに欠ける。もし、Amazon形式であえて点数をつけるとしたら、スポーティーで、健康的な土屋太鳳の“尻(ヒップ)”に免じてオイラだったら★2つが限度かな?ジャンルは異なるが、これだったら“キミスイ”の方がまだ映画としてマシ。


監督:英勉
出演:土屋太鳳 間宮祥太朗 高杉真宙 池田エライザ 矢本悠馬 前原滉 佐生雪 羽鳥慎一 轟二郎


【原作小説はこちら】
トリガール! (角川文庫)







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月24日

大丈夫(2003年)

テーマ:アジア映画
Men Suddenly in Black

Rakuten TVの“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会にて「大丈夫(英題:Men Suddenly in Black)」を鑑賞…一時期、新世代の鬼才として日本でも話題になったパン・ホーチョンの香港映画。昨年、Rakuten TVの前身“楽天SHOWTIME”時代のオンライン試写会で見た「AV」なんかもこの監督さんで…下ネタが絡んだちょっとお下品な、奇抜系コメディなんかを得意とする。出演はエリック・ツァン、チャップマン・トー、ジョーダン・チャンと…これまた香港の“バイプレイヤー”な俳優たちがズラリと顔を揃え、最後には“大物スター”も本人役でカメオ出演!

とある日の香港、尖沙咀のビリヤード場に男たちが集結…リーダーのティンを筆頭に、チャオ、チュン、ボーの4人だ。彼らは、とあるミッションを遂行しようと、今日のために準備を整えてきたのだ。そのミッションとは…妻や恋人が旅行に出かけている間に、“浮気”を成功させるということだった。まずは、事前に約束した浮気相手と、それぞれ待ち合わせをし、ホテルに連れ込む予定だったのだが、邪魔が入り失敗。再集合した4人はその足でネットカフェへと向かうが…。一方、旅行に出かけた妻たちも、夫の浮気を察知して、密かに尾行をしていた!

香港ノワール風の思わせぶりな演出で始まる物語…まるで銀行強盗を企む「レザボア・ドッグス」の犯罪者集団みたいな主人公たち。とにかく行動が怪しい…なんだけど、その後に語られるミッション計画を聞いてアレレとなる。証拠が残るから携帯電話やキャッシュカードの利用を控えろという注意事項と共に、なんで避妊具が出てくる?なんのことはない…この4人組は嫁さんや恋人に隠れて“女遊び”をしようとしていただけなのだ。嫁さん同士も仲が良いグループで、揃って日帰り旅行に出かけたことから…男たちは、その間にハメをはずそうと、計画を実行。

“レザボア”っぽいところなんかは、90年代にダグ・リーマンが撮ったナンパ映画「スウィンガーズ」あたりにも印象が似ているなぁ~なんて思っていたのだが…全編を通してノワール風演出を貫くスタンスは、むしろテレビ東京で放送中の深夜ドラマ「下北沢ダイハード」に近く…風俗店(一応、インターネットカフェ)で警察の手入れと、マスコミに囲まれてしまう場面などは、「下北沢ダイハード」の第二話で、光石研(本人役)が風俗ビルに行って、警察の手入れに遭遇してしまうエピソードにソックリであった。もしかして、本作が元ネタじゃないか?なんて思いたくなる。

事前に約束していた浮気相手をホテルに連れ込もうという作戦のほか、風俗店、出会い系など様々な方法で“女遊び”を試みようとするが…何もかも空回りしてしまい結局“イッパツ”もできない状態に陥る男たち。なんとしても“スッキリ”したい。しかし、旅行に行ったはずの嫁さん軍団も、なぜか旦那たちの“浮気”を察知…現場に踏み込んで、証拠をつかもうと、お互いに緊迫感ある攻防が続く。くだらない内容なのに、サスペンスとしても盛り上がり、ミステリー的なオチも最後に“綺麗に決まる”など…どこか「ハングオーバー!」にも通じる要素があった。


監督:パン・ホーチョン
出演:エリック・ツァン チャップマン・トー ジョーダン・チャン テレサ・モウ キャンディ・ロー レオン・カーフェイ


【日本版DVDは未発売みたい】
DVD Men Suddenly in Black ※海外盤 日本語収録なし




まだ間に合うかも? Rakuten TV 試写会はこちら  https://tv.rakuten.co.jp/content/230076/




YouTubeでこんな映像を発見!









人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!









いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月24日

極道の妻たち 赫い絆(1995年)

テーマ:邦画
極道の妻たち 赫い絆

WOWOWの“極妻”シリーズ一挙放送もそろそろ先が見えてきた…ということで、昨晩放送の第8作目「極道の妻たち 赫い絆」をエアチェックしておいたので鑑賞。5作目以降、頭に付いていた“新”の文字がなくなり…元の“極道の妻たち”+サブタイトルという形式になぜか戻った。主演はもちろん岩下志麻姐さんだが…本作も、前作に続き、シリーズレギュラーのかたせ梨乃姐さんが不在。その代わり、まだデビュー間もない頃だと思われる初々しい鈴木砂羽姐さんが登場し、脱ぎまくり!ちょうど本作の前年に公開されたのが「愛の新世界」だったのねん。

大阪の堂本組組長が病気のため引退…娘・きわの夫で、若頭補佐の久村修一郎が後継者になることが決定した。その襲名披露の席で、対立する三東会のチンピラがきわに襲い掛かり、久村が射殺してしまう。組長に罪をかぶせるわけにはいかず、幹部の村上徳一が身代わりになり刑務所へ!そして、きわも傷害罪に問われてしまった!きわは周囲の反対を押し切り、服役中に久村との離婚を切り出す。それから5年、出所したきわは堅気になるため、組にも連絡せず東京へ!一方、久村は元ホステスの眉子と再婚し、新事業に乗り出そうとしていた。

年下組長(襲名したばかり)の宅麻伸とラブラブの志麻姐さんだったが、襲名披露の席上で、シャブでトチ狂った対立組織のチンピラ古田新太に襲われてしまい、それを助けようとした宅麻伸が発砲。相手の組員を射殺してしまう。その身代わりで、懲役12年を喰らってしまう幹部組員・渡辺裕之。志麻姐さんも古田新太を傷つけた罪で5年のムショ暮らしが決定!これから大きくなる組のため、組長のために“私は身を引きます”と…獄中で離婚届を書いて、離婚成立。志麻姐さんが出所してくるまでの間に、宅麻伸組長は、ホステス上がりの鈴木砂羽と再婚。

人望の厚かった志麻姐さんと違って、組員の“極妻”たちとは反りが合わない砂羽姐さんは、出所した志麻姐さんもとにかく毛嫌い。志麻姐さんはそれを見越して、組とはすっぱり縁を切り東京へ。宅麻伸組長も本当は志麻姐さんのことが気になるんだけど、砂羽姐さんに気兼ねして大っぴらには行動できない。とりあえず若い衆を東京に送り込んで、様子を見るんだけど…この若い衆が、前作ではチンピラを殺して直ぐにムショ行きになった“パラダイス銀河”赤坂晃。もちろんストーリーや役柄の繋がりはないけど、前作で“お勤め”した見返りか、出番は増えた。

しかも、劇中で志麻姐さんに“シャブ中”がバレてしまうという…その後の転落人生を予見するような展開もあり、これ逮捕直後だったら、さすがのWOWOWでも、放送が危なかったんじゃないだろうか?なんて考えてしまった。っていうか、Wikipediaによると2回目の逮捕(そう、2回もシャブで捕まってるんです)からも、もう7年以上経過しており…その間にリアル“お勤め”も済ませているし、こんなところで話を蒸し返しちゃってゴメンナサイって感じがしないでもないが(笑)志麻姐さんに説教された劇中キャラのように、シャブとは縁を切ってることを信じたいね。

堅気になった志麻姐さんは赤坂晃とスーパーで一緒に働いちゃったりするんだけど、5年間復讐の機会をうかがっていた古田新太に再び襲われ(でも新太さん、直ぐに感電死)、平穏な暮らしは長く続かない。それどころか、組の運営方針を巡り、先代組長を邪魔に思っていた宅麻伸組長の意向を汲み取って、暴走した砂羽姐さんが先代をブチ殺してしまったあたりから話がややこしくなる。対立組織に殺された、報復じゃ~と躍起になる手下組員をなんとか抑え込もうとする宅麻伸組長。もちろん、後からだったけど、砂羽姐さんの行動を知って、隠蔽を決め込む。

さすがに騒動を収めようと…志麻姐さんが戻ってくる。名目上は、父親である先代の葬儀を取り仕切るためだ。どうやら先代殺しの真相なんかも看破してるようなんだけど“ウチは堅気、組には関わらない”というのを貫き通そうとする…しかし、金儲けばかり考えていた不甲斐ない宅麻伸組長のせいで、組内がガタガタになり、そこを萩原流行率いる対立組織に攻め込まれひっちゃかめっちゃか。最後の最後まで動じなかったんだけど“ある人物の死”をきっかけに、ブチキレ。志麻姐さんが何もかもきっちりと“落とし前”…ってか、最初からキレておけ!な展開。

今までも、ヒットマンと浮気したり…“普通の女”をチラつかせるような部分もあった志麻姐さんが、とうとうスーパーで働いて、堅気生活をエンジョイしてしまう。若い衆に“昔の恋バナ”を嬉しそうに語って聞かせちゃったり、かなり庶民派な面を押し出してきたのが新機軸。ただ、結局は…極道からは、そんな簡単に足を洗えないよって話になっていったわけですが。さすがに志麻姐さんの“足元にも及ばない”が…砂羽姐さんのハジけてフレッシュな“極妻”ぶりはなかなか。不在の梨乃姐さんに匹敵する、シリーズの中でも群を抜く、脇役女性キャラだったよね。


監督:関本郁夫
出演:岩下志麻 宅麻伸 萩原流行 毬谷友子 渡辺裕之 鈴木砂羽 赤坂晃 内田朝雄 八代亜紀


【DVDソフトの購入】
DVD 極道の妻たち 赫い絆







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月23日

新・極道の妻たち 惚れたら地獄(1994年)

テーマ:邦画
新・極道の妻たち 惚れたら地獄

WOWOWの「極妻」シリーズ一挙放送も7本目までやってきた…昨晩エアチェックした「新・極道の妻たち 惚れたら地獄」を鑑賞。今回の志麻姐さんは、5作目で息子を演じた高嶋政宏の実父、“イエーイ”な高島忠夫の女房の座に収まり、血気盛んな組員たちを束ねるんだけど、1作目に出演していた世良公則、清水宏次朗が再登場しているのが嬉しい。ただ、これだけシリーズに縁のあるメンバーが再集結しているのに、レギュラーのかたせ梨乃姐さんが不在なのが寂しい。世良公則の妻役、または中条きよし演じる敵組長の妻あたりを演じてほしかった。

大阪・ミナミの御蔵組は、弱小ながら“昔堅気”な組として結束も固い。病気療養中の組長、村木俊作に代わって組を仕切る妻・芙由は政財界とのパイプも太く、莫大な利益を生む再開発計画も進行していた。ある日、別荘に組員たちが集まり、村木の退院祝いを催す。その後、高速を使って大阪に帰ることになったのだが、突然、ヘリコプターからの奇襲に遭い、村木は即死、芙由も重傷を負ってしまう。対立組織・侠和会の仕業と目星はついているのだが、抗争を避けたい芙由は報復を厳しく禁じる。しかし、組員の中に反発する者もでてきてしまい…。

ヘリコプターで奇襲を受けて、高島忠夫組長は蜂の巣!志麻姐さんも一緒に撃たれてしまい、組がガタつく。中条きよしが会長を務める対立組織の仕業なんだけど、組の規模の違いもあり、戦っても勝てないと判断した志麻姐さんは“黙って耐える”道を選択…しかし、それに反発した若い衆が暴発。わざと因縁をつけてきた志賀勝を、現実でも“パラダイス銀河”しちゃった元光GENJIの赤坂晃が殺してしまったのだ。普通なら今度こそ“抗争勃発”となるところを…それでも“我慢”を徹底する志麻姐さん。自ら相手組織に乗り込んで、話しをつけると言い出す。

ただし、万が一に備えてお供の斉藤慶子(一番、可愛がっている組員・山下真司の嫁さん)に手榴弾を忍ばさせることを忘れない。そして本人は“ドス”1本…。話し合いの場となったのは中条会長の嫁・あいはら友子が経営する高級クラブ。この嫁が、かなり“腹黒”でして…あいさつ代わりに、なみなみとグラスに注いだワインを飲めと勧めてくる。それを涼しい顔して飲み干す志麻姐さん(まだ傷も完治してない)…逆に相手にも飲ませ、見事に“つぶして”しまう。まぁ、こういうやり取りもあったので、この“会長の嫁”が、その後もしつこき志麻姐さんの命を狙う。

とりあえず、この話し合いの場は…志麻姐さんがエンコ(指)を詰め、現金を払って、丸く収めることに成功。それはなぜかというと…中条会長がめざとく斉藤慶子が忍ばせている手榴弾を見つけていたから。さすがの会長も、その場で“爆死”を選ぶ勇気はなかったので、素直に応じるしかなかった。ただ、まぁ…実際には、こんなもんでヤクザの喧嘩が終わるわけがなく、志麻姐さんの目論見が外れて、激しい抗争へ…というよりは、逮捕者や死人が多数出てしまい、志麻姐さんの組が一方的に追い込まれるような窮地に陥ってしまったって感じかな?

“極妻”レギュラー脚本家・高田宏治ではなかったが、やっぱり東映のベテラン脚本家・松田寛夫が手掛けているので抗争の感じとかは典型的な“東映ヤクザ映画”路線のオーソドックな内容…いい具合にダイジェストっぽくもあり、設定の説明などをナレーションで補完するような場面もある。尺は…シリーズの初期に比べると10分以上短かったし、激しい報復合戦に重点を置いていた印象が強い。最後は…いつからか水戸黄門の印籠くらい、お似合いのトレードマークになった志麻姐さんのサブマシンガン乱射なんかも拝めて、なかなか爽快な仕上がりであった。

あと5分とかで決着つくのかなと思ったけど…志麻姐さんに銃を持たせればなんとでもなる(笑)梨乃姐さん不在であったが、世良公則の嫁、クラブママを演じた故・川島なおみが大胆なヌード、濡れ場を披露しており、さすが“失楽園(TVの方!)”って感じ。また、もし梨乃姐さんが…あいはら友子演じる、あのやたらむかつく敵の嫁さんのポジションで出演していたら…それはそれで、かえって応援したくなってしまったかもしれないので、ランボーばりの志麻姐さんの活躍でスカっとしたい場合は、ああいうキャスティングで良かったのかもと納得するのでした。


監督:降旗康男
出演:岩下志麻 斉藤慶子 あいはら友子 山下真司 清水宏次朗 世良公則 中条きよし 高島忠夫 


【DVDソフトの購入】
DVD 新・極道の妻たち 惚れたら地獄







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!







いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月22日

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年)

テーマ:17年08月の劇場鑑賞映画
新感染 ファイナル・エクスプレス

【鑑賞日:2017年8月22日】

先週の記事で報告してあった通り、今週はめずらしく2件の試写会に当選しており…まず本日は1発目の「新感染 ファイナル・エクスプレス」を109シネマズ湘南で見てきたよ!映画館には何度も行ってるけど、ここで開催される試写会に参加するのは初めて…応募はしてるんだけど、いつもなかなか当たらない。作品の内容は、予告を見る限り…明らかに“ゾンビ映画”なんだけど、最近は大っぴらに宣伝はしないらしく、“パニックホラー”とか“パンデミックホラー”“ノンストップ・サバイバル”とか称すらしい…な韓国映画です。けっ、気取りやがってって感じだよね(笑)

ファンドマネージャーのソクは、別居中の妻に会いに行くため、娘のスアンを連れてソウル発プサン行きKTXに乗り込む。列車が走り出してすぐにうたたねをしてしまったソク。その間に黙ってスアンはトイレに立ってしまい…目を覚ましたソクは、慌てて車内を探し始めるのだが…ちょうど同じ頃、別の車内では突然、凶暴化した乗客が周囲の人々を襲い始めて大混乱に!騒動に気づいたソクは、スアンを見つけ、慌てて他の車両へ逃げようとするのだが…凶暴化は次々に伝染。伝染した人々も何かにとりつかれたように、正常な乗客たちに襲い掛かってくる!

繰り返しますが、やっぱり“ゾンビ映画”でした…妻と別居中の男性主人公が、娘に頼まれて、渋々妻のいるプサンに向かおうとするんだけど、その車内で“ゾンビ化現象”に遭遇してしまう。主人公たちが駅で列車に乗った直後に…既にホーム上では異変が!そして車内に設置してあるテレビなどでも、この“ゾンビ化現象”が“暴動”として報道され始めていて…多くの乗客も、“何かが起きている”というのは悟っている様子。で、“ゾンビ化現象”の感染者が列車内に紛れ込んでいたことから…列車内でも感染がどんどんと拡大し、パニックになっていくと。

ゾンビ映画の舞台が走行中の列車内というのはなかなか新鮮だけど…韓国の監督は“暴走特急”設定が好きなのかな?ポン・ジュノは走り続ける列車そのものを“ディストピア”にしてしまった「スノーピアサー」なんて映画を撮ってたよね。最初は自分と娘だけ助かればいいと思っていた主人公が…同じ境遇の人たちと接し、そして時には幼い娘に諭されながら、次第に仲間意識を高め、まるで地獄のような“ゾンビサバイバル”を生き抜いていく。ホラー映画として見ると“ゴア映像”は控えめだったが…ゾンビの設定だったり、バトル方法に新機軸が色々とあった。

まずはゾンビのスピード感が半端ない!コイツらが束になってかかってくるシーンなんかは、笑いが止まらないというか(笑)そして列車の乗客の中には…これ見よがしに“学生の野球チーム”なんかもいるんですよ。ということで、VSゾンビのメイン武器はバットに決定!ユニフォーム姿のおにーちゃんたちが、ゾンビの“どたま”にフルスイングぶちかます姿が容易に想像できるだろう。最初は主人公と反目してるんだけど、後に協力関係を築く、妊婦連れのオッサン(マ・ドンソク)。このオッサンが素手でゾンビに挑み、バッタバッタとなぎ倒す姿もとにかく圧巻!

ファンドマネージャーなんてやってるからか、頭の回転が速い主人公は…戦ってる最中にゾンビの弱点を見抜き、無駄な戦いを回避する場面もある。他にも、ゾンビの攻撃を回避する意外な方法が色々と登場していて年季の入った“ゾンビ映画”好きも楽しめるはずだ。たぶん、この映画を見た観客のほとんどが思うであろう…“お前はなんか、早く食われちまえ”な超むかつくオッサンが出てきて…やることなすこと、行動の全てが腹立たしい。このオッサンに比べると、最初の頃の身勝手な主人公なんて、全然マシ(と思わせるために必要な人物だったのかも)。

韓国映画なんで…それが持ち味といわんばかりの“容赦のなさ”。だから、誰が最後まで生き残るかというサバイバル感はけっこう味わえる。エンドロールが始まるほんの直前まで、“何が起こるかわからない”“何かが起きそう”だったもん。あと…本来なら超残酷でおぞましいシーンのはずのゾンビの襲撃に、やたらと爽快感を味わえる場面がある。そのシーンになだれ込んだ時は“ついにきた”とガッツポーズをしたくなった程なんだけど、そのちょっと後に“若干、テンションが下がる”事実もある。最後は、ゾンビ映画なのに“すすり泣き”してる女性客もいたよ。


監督:ヨン・サンホ
出演:コン・ユ キム・スアン チョン・ユミ マ・ドンソク チェ・ウシク アン・ソヒ キム・ウィソン チェ・グィファ


【Amazonで海外盤BD(日本語なし)は入手可能!】
Blu-ray Train To Busan







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!







いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月22日

新・極道の妻たち 覚悟しいや(1993年)

テーマ:邦画
新・極道の妻たち 覚悟しいや

WOWOWの「極妻」シリーズ一挙放送も2週目に突入…残り5本、まだ5本、今週の金曜日まで放送は連日続く。そんなわけで第6作目の「新・極道の妻たち 覚悟しいや」を鑑賞…今回の志麻姐さんは、“昔気質”の極道・梅宮辰兄(にい)の女房。そして義理の弟にはNHK大河「真田丸」への出演以降、ブーム再燃中の草刈正雄、志麻姐さんの浮気相手にして凄腕ヒットマンには、これまたソフトバンクのお父さん(の声)として若者からも親しまれてる北大路欣也と、素敵なオジサマ俳優揃い踏み!もちろんレギュラーのかたせ梨乃姐さんだって健在でしたよ。

愛知県の千之崎組は、住民たちによる“暴力団追放運動”に辟易していた。見兼ねた巨大組織・淡野組が手を差し伸べようとするが、組長の野木万之助はキッパリと断る。実は住民たちのバックには淡野組が関わっており、千之崎組のシマを狙っていたのだ!そのからくりを見破った万之助だったが、逆に命を狙われそうになり、その窮地を救ったのが妻・安積だった。安積は人を殺めた罪で服役、3年が過ぎる。出所を果たした安積は、すっかり淡野組に組している万之助に愛想をつかし、1人で香港へ!そこで花杜昌治という謎の男と出会い恋に落ちる!

1作目、4作目に続き…けっこう面白いと思った“力作”だ。やっぱり志麻姐さんがしっかりと“極妻”になっているのがいい。前作では“極妻”ではなく単なる“親馬鹿”なところがあったし。1作目でガチなどつきあいを披露した梨乃姐さんと、再び対立の構図になっており、その度合いがパワーアップしているのも良かった。最初は組長の嫁と、組長の実弟(志麻姐さんの義弟)の嫁という関係なんだけど…実は梨乃姐さんも組長の元カノだったっていう複雑な過去がありまして、表面上は“姐さん、姐さん”って慕ってるんだけど、ふとした瞬間に本性が出る梨乃姐さん。

ただ、1~3作目では“オッパイ”の大盤振る舞いをしていた梨乃姐さんも、4作目では下着どまりになり、5作目ではまったく脱がず。本作ではどうだろうって思ってたら…久しぶりに再会して欲情した辰兄に襲われるんだけど、太ももをチラっと見せただけで、やっぱり露出は激減していた。その代わりと言っちゃなんだが…本作では志麻姐さんの濡れ場が!といっても、こちらも北大路欣也の刺青ばかり目立って、肝心なもんは何も見えないんだけど。4作目の小林稔侍とはフェイドアウトで終わりだったので、たぶん志麻姐さんの本格的なヤツは初めてだと思う。

十朱幸代が主演した2作目に続いて、“姐さんの不倫”を扱ってるんだけど、メロドラマに成り下がってしまった幸代姐さんに比べると、やっぱりそこは志麻姐さんだけあり、“極妻”の威厳を保っており、後半の展開の盛り上がりにも貢献、しっかりとした伏線にもなっていた。これぞ“東映ヤクザ”といった激しい抗争も見応えがあり…作中に香港が出てくるのも影響してか、ヒットマン、北大路欣也の暴れっぷりなどは、香港ノワールのような雰囲気も漂っていた。敵の策略にハマって弱体化してしまった組に代わり、率先して復讐しようとする志麻姐さんの姿が最高。

忘れてたけど…オープニング前、辰兄の兄弟分が、ライバル組織の刺客に襲われ、海に沈められるシーンは、けっこうスリルがあって“ゾクゾク”しましたね。マンションの部屋に侵入し、あっという間に気を失わせて、冷蔵庫に閉じ込めて運び出す…あとは重りをつけて、船の上から海にポイしてお終い。どこぞの国の“暗殺部隊”のような手際の良さ…実際にあるんだろうな、“死体があがらない”から事件にもならない、なんてことが。怖い、怖い。最近、“殺人事件”のニュースが多く、物騒だと思うけど、“発覚”するだけまだマシなのかもしれないよね。


監督:山下耕作
出演:岩下志麻 かたせ梨乃 北大路欣也 草刈正雄 成田昭次 乃木涼介 中野みゆき 中尾彬 梅宮辰夫


【DVDソフトの購入】
DVD 新・極道の妻たち 覚悟しいや







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!







いいね!した人  |  リブログ(0)
2017年08月21日

グッドモーニングショー(2016年)

テーマ:邦画
グッドモーニングショー

WOWOWでエアチェックしておいた「グッドモーニングショー」を鑑賞…「躍る大捜査線」シリーズの脚本家として有名な君塚良一が、自身で監督も務めたコメディ。ぶっちゃけ、フジテレビ映画だし、そんなに期待はしてなかったんだけど、長澤まさみが出てたので見る気になった。君塚良一も本広と組まなきゃ、「誰も守ってくれない」みたいに、ちょっとまともな作品を撮れたりもするからな。えーと、冒頭の画像とタイトルのリンク先は配信版をチョイスしてます…DVDブルーレイはジャケだけの画像がなかったので、見栄え(個人的な美意識)を優先しています。

澄田真吾は朝のワイドショー番組“グッドモーニングショー”のメーンキャスター…その日も、朝早くに起床、家族に見送られ、タクシーで局へと向かうのだが、その途中…同じ番組で共演しているサブキャスター小川圭子から連絡が入り、“番組内で自分たちの交際”を発表すると宣言されて、うろたえてしまう。スタジオに入ると、今度はプロデューサーから番組打ち切りの話まで持ち出される始末。そんな状況で本番が迫ってきたのだが…そこに立てこもり事件の一報が!急遽番組内で事件を伝えることになったのだが、今度は犯人が澄田を名指ししてきて…。

主人公のキャスター中井貴一が自宅で起床し、テレビ局入り、そして番組の本番が始まるまでの様子は…実際にどこかのワイドショーの裏側をのぞき見しているような錯覚を覚える、リアリティと臨場感。導入部のつかみの巧さは…突然、加害者家族になってしまった一般人の苦悩を描いた「誰も守ってくれない」を彷彿。しかも、今度はテレビ局の内幕なので、再現はより容易かっただろうと推測。ワイドショーと報道班の対立などは…「躍る大捜査線」の“ショカツ”と“ホンテン”の関係をまんまテレビ局に置き換えたような、これまた君塚脚本の十八番といえる。

脇役に至るまで実力派、個性派で固めた豪華なキャスト陣の好演もあり…“フジテレビ映画”にしては、よく出来ていると思った。映画監督としては、三谷幸喜なんかよりも全然、センスがいいよな、君塚良一って。“フジテレビ映画”でありながら、マスコミ批判、テレビ局批判を堂々とやってのけるのも、やはり前述の「誰も守ってくれない」を思い出し、なかなかだ。ただね、これはあくまで前半部分の話…「誰も守ってくれない」でもそうだったんだけど、物語が進むとマスコミよりも社会の風潮、一般人はもっと悪いって話にすり替えるんですよね~。

情報の捏造だって、裏を返せば…世のため人のため、視聴者のためを思って行っているんだという、なんか開き直りともとれる、保身めいた主張に見えてきてしまうのだ。やっぱり“俺たちはテレビを作ってるんだから、多少の脱線は許される”“この程度で視聴者は騙せる”という上から目線の気持ちが現れてるのではないか?そういった傲りがあるから…フジテレビの番組は、いまだに“失敗”が多いんだよって思ってしまった。中井貴一のレポート姿はちょっぴり須田哲夫っぽく、過去の失敗シーンは、急にフラれた報道フロアで爆笑してた露木茂を思い出す。


監督:君塚良一
出演:中井貴一 長澤まさみ 志田未来 濱田岳 池内博之 林遣都 梶原善 吉田羊 松重豊 時任三郎


【Amazonビデオで有料視聴】
Amazonビデオ グッドモーニングショー







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!







いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。