唄う六人の女(2023年) | 勝手に映画紹介!?

唄う六人の女(2023年)

唄う六人の女 [DVD]

 

WOWOWでエアチェックしておいた「唄う六人の女」を鑑賞…公開前に劇場で予告を見て、気になったけど、結局、見に行かなかったんだよな。疎遠だった父親が死に、父親所有の山を相続した中年カメラマン(フォトグラファー?)の竹野内豊が…売買契約のために訪れたその山の中で、不可思議な現象に巻き込まれるという…サスペンス。共演の山田孝之とダブル主演ということみたい…タイトル通り“六人の女”がとっても重要な役割で登場するのだが…最近の若い女優さんに疎いので、水川あさみ以外は武田玲奈がギリわかった程度だったよ…(汗)

 

疎遠だった父親が死去したとの連絡が、写真家の萱島森一郎のもとへ届いた…父親は山の土地を所有しており、萱島が相続することになったのだが、父親との思い出がない萱島は、直ぐに土地を売却すること決意。その契約を交わすため…一度、父親が住んでいた場所に赴くことになった。そこで土地開発業者の下請け、宇和島凌と会い…現金がその場で支払われ、取引は完了した。その後、宇和島の運転で駅まで送ってもらうことになり、山道を走っていたところ事故に遭い、気づいた時は身動きが取れない状態で…彼らの前に謎の6人の美女が現れる!

 

山田孝之の運転する車に同乗する竹野内豊…荒っぽい運転に、若干、イラついてるようだ。案の定、目の前に、いきなり“女”が現れて轢きそうになり、なんとか回避したのもつかの間…落石が原因で道のど真ん中に鎮座してた岩に正面衝突!って、ところで時間は少々巻き戻り…竹野内豊が亡き父から山を相続した経緯、それを売却することになった経緯が順を追って、描かれることになる。年下の若い女と付き合ってる竹野内豊のもとへ、父親逝去の連絡が。どうも親子関係はあまり良好ではなかったようで…どちらかというと、その連絡に迷惑している感じ。

 

しかし、父親所有の山を相続することになり、面倒なんで直ぐに売ることにしたんだけど…相手の業者と契約をかわすために、父親が暮らしていた山の中の家を訪れなければならなくなった。そこで、地元不動産業者・竹中直人の仲介で…開発業者の下請け・山田孝之と対面。現金払いで、問題なく…土地の取引が完了し、電車の駅まで送ってもたう話になって…冒頭のシーンへと戻ってくる。で、事故直後…目を覚ますと、縄で縛られ、身動きができなくなってる竹野内豊。近くの台所には“若い女”がいるんだけど…無言で包丁をふるって黙々と作業をしている。

 

そして…竹野内豊が山田孝之から受け取った札束を問答無用に、釜の火にくべてしまい…続いて、やっぱり竹野内豊のスマホを持ってた包丁の柄でひと叩き、容赦なくブチ壊す!その時の竹野内豊の“ええっーーーー”って表情が最高。いや、これはけっこうヤベェホラーが始まったか?女は「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスみたいな殺人鬼なのか?そうこうしてるうちに…同じような和服姿をしてたり、奇抜な洋装だったりの美女が色々と現れ、みんな無言で、攻撃的な態度をとってくる。一方、山田孝之も一緒に監禁され、別の女から拷問を受けたりしてる。

 

これは土着的な、忌まわしい村の因習系展開だろうか?深作健太監督の「エクスクロス 魔境伝説」みたいに不気味な村人が襲ってきて、生贄にされそうになったりするのか?とにかく中盤くらいまでは展開が読めなかった。ただ、後半になるとホラーよりも、ファンタジー寄りな展開が目立つようになり、段々と“オチ”も見えてきた感じだ。産廃問題やら自然破壊といった社会派なテーマが見え隠れするのは…やはりWOWOWで見た藤井道人の「ヴィレッジ」を思い出したが、ジャンルの揺さぶりなどは本作の方が映画として面白い。オチもビターな感じで良かった。

 

 

監督:石橋義正

出演:竹野内豊 山田孝之 水川あさみ アオイヤマダ 服部樹咲 萩原みのり 桃果 武田玲奈

 

 

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