2014年07月25日

GODZILLA ゴジラ(2014年)

テーマ:14年07月の劇場鑑賞映画
GODZILLA ゴジラ

【鑑賞日:2014年7月25日】

いよいよ公開初日を迎えた「GODZILLA ゴジラ」を…朝9時スタートいという、もうちょっと遅くてもいいのになぁ~って感じのシネコンの初回上映にて鑑賞してきた。3D版も上映されてましたが、案の定、吹き替えオンリーだったので、オイラは2D字幕をチョイス。夏休みでも…平日だったら、そんなに混雑してないだろうと思ってたんだけれども、そこそこ客が入ってました。ただ、子供よりは圧倒的に大人…それも、初期のゴジラ映画をリアルタイムで劇場で見ていたに違いないと思えるような年配のおっさん、おばちゃんが多めでしたね…ゴジラ人気は健在です!

1999年、フィリピンの炭鉱で巨大生物のものと思われる化石が発見され、さらに何かが孵化して外に出た痕跡も見られた…。同年、日本の原子力発電所に勤めるブロディ夫妻は、謎の振動と電磁波をキャッチするのだが…その直後に原発が倒壊。夫ジョーの目の前で、妻サンドラが犠牲になった!それから15年、夫妻の一人息子フォードは、海軍の爆発物処理班で活躍していたが、任務を終えて久しぶりに妻と子供が待つ自宅へ戻って来た。そんな時に、父親のジョーが逮捕されたという報せを受け、急きょ、日本へ向かうことになったのだが…。

確かに、日本の描写はアレだったが…まぁ、アジアを描いたハリウッド映画全般に言えることなので、今更ケチをつけるほどでもないかなと思ったレベル。それよりも、タイトルクレジットをのぞき、最初に画面に出てきたキャラクターが、我らが謙さん、渡辺謙だったことに…日本人として誇らしい気持ちでいっぱいになったり。役名もちゃんと芹沢博士であったことに思わずニヤリ…しかも名前は猪四郎だし(劇中ではあまりクローズアップはされてなかったが)…ちゃんとゴジラという作品をリスペクトしているんだなぁっていう安心感は始まって数分で理解したよ。

ただ、“見せないでひっぱる…”という特撮映画のお約束事に異様に拘りすぎじゃないかってきらいがあり、ゴジラだってわかってるんだから、いい加減全身ショットを見せてもいいだろうってところでも、まだ部分的なショットとか、シルエットしか見せないとかね…闘いはもう終わり?みたいな、そういうストレスはちょっと感じましたね。本作の監督、ギャレス・エドワーズの出世作が「モンスターズ/地球外生命体」という怪獣“もどき”映画なのは有名な話で、その作品が本作への抜擢にもつながったわけなんでね、この監督の作風といわれちゃえばそれまでなんだが…。

映画通ぶったヤツらからは、けっこう高い評価を得ていた「モンスターズ/地球外生命体」だけれども、オイラ的には、最後まで煮え切らない感じがしてあまり好きではなかった。ただ、今回の「ゴジラ」に関しては、まぁ、やっとこ暴れまわり始めたゴジラの姿は、なかなか見応えがありまして、ちゃんと進歩はしております。でもって、初代ゴジラのリメイク、リブートなのかなと思いきや、どちらかというとVSシリーズ的なノリでして、人類の存亡をかけて、別の怪獣とゴジラが戦うという話になっているのが、意外と良かったんですよね…凶暴だけどいいヤツなんです。

とにかく威圧感のある巨大なゴジラって印象が強く伝わってくる…あれだけの質量の物体が、海中から地上にあがってくれば、まず津波が起こるわけで、ゴジラに踏みつぶされる前に、津波で人間が押し流されていくというパニック描写なんかが秀逸でした…まぁ、日本人として、こんなシーンで手放しで喜んではいけないことは重々承知なのですが、一般人が巻き込まれる描写なんかは、日本のものよりもブラックに描けてます。敵怪獣が電磁波で近代兵器を無効化してしまうという設定もおいしい…戦闘機が空からバラバラ降ってくるのは衝撃的だった。

ゴジラと戦う、ムートーという名の敵怪獣…パッと見は、カマキリのような爬虫類系で、なんか「スターシップ・トゥルーパーズ」のバグズのようにも見えてしまったんだけれども、実は飛行能力なんかも有してまして、空を飛んでる姿はラドン(「ガメラ」系のギャオスにも見えた)あたりを彷彿とさせる。っていうか、飛行系の怪獣にしたっていうのがけっこう良くってですね…キングギドラやモスラと戦ってるゴジラが一番、絵になるように感じるのと一緒で…両者が対立する構図がけっこうカッコいいです。ゴジラが尻尾を使って叩き落としたりもするしね。

せっかく芹沢博士が出てきたんだからオキシジェン・デストロイヤーも出そうよとか…戦車だけじゃなくて、あそこでメーサー砲も配置してほしかったとか(こういう有事を想定して、アメリカ軍がひそかに開発していたみたいな設定でさ)…ゴジラの全身ショットが移った瞬間なんかは、もっと伊福部っぽい音楽にしてほしかったとか…無茶な要求もしてみたいものだが、これはこれでけっこう面白かったです。ゴジラの必殺技と言っても過言ではないアレを使って、ムートーをぶちのめすクライマックスのあのシーンは何度も見返したい名シーンだ!


監督:ギャレス・エドワーズ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン 渡辺謙 エリザベス・オルセン ジュリエット・ビノシュ サリー・ホーキンス


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2014年07月25日

思い出のマーニー(2014年)

テーマ:14年07月の劇場鑑賞映画
思い出のマーニー

【鑑賞日:2014年7月24日】

シネコンのレイトショーでジブリの新作「思い出のマーニー」を鑑賞…レイトショーでも子供が入場できるようにと、午後11時までに上映が終わるようにスケジュールが組まれてるんだけれども、ぜんぜん子供がいませんでした。うるさかったらいやだなぁとか思ってたんだけど、余計な心配だったようです。今時の子供は、ジブリより妖怪メダルなんですかね?劇場の前に…“前売り特典は完売しました、もう入荷しません”って非情な例の張り紙がしてありました(笑)何気に多いのが、オイラと同じおっさんの一人見鑑賞…ホント、キモくてすいませんって感じです。

喘息を患っている佐々木杏奈…主治医の勧めもあり、母親・頼子の親戚の住む、とある田舎へ、夏休みを使って療養に訪れる。実は両親とは血の繋がりがなく…そのことで、頼子との関係もギクシャクしていたのだ。田舎暮らしが始まった杏奈だったが、なにかと世話をやいてくる親戚や、地元の人々に辟易。そんなある夜、湿っ地屋敷と呼ばれる、だれも住んでいない地元の洋館に明かりが!誘われるように屋敷に向かった杏奈は、そこでマーニーという金髪の少女と出会う。彼女は自分たちの関係を誰にも喋っちゃいけないとクギを刺すが…。

オイラがジブリ作品を見るたびに何度か語ってるけど…非宮崎アニメの方が好みです。もちろん、ナウシカとかラピュタは別格だし…一番好きな宮崎アニメはジブリ以前のカリ城なんだけれども、その他は、そんなに好きってわけでもない。中にはちゃんと見てない作品もあるし(トトロとか魔女の宅急便とか、あと豚のヤツとか…たぶん通しで最初から最後まで見てないはず)。そんなわけで、今回の監督、米林宏昌の前作、監督デビュー作の「借りぐらしのアリエッティ」はけっこう好みの作品でして、ブルーレイもちゃんと買ったくらい(「風立ちぬ」は買ってない)。

だからね、個人的にはかなり期待してたんですよ…でも、ネットの評判なんか見ると、ちょっと微妙な印象を受けるんだよね。あからさまにつまらないと酷評している人のレビューも見かけた。確かに、今までになく辛気臭い内容だった…っていうか、主人公がね、やたら暗いんです。いやね、過去のジブリ作品、宮崎アニメなんかでも…よく考えると変人主人公(たとえば、「風立ちぬ」なんてただのロリコン趣味なだけだったり)が多いんだけど、それを気取らせない装飾がしてあったわけじゃないですか…それこそファンタジーやアドベンチャーといった手法で。

今回は、何も起きない展開がけっこうダラダラと続くんですね…喘息もちの女の子で、しかも両親は本当の親じゃないらしいなんて情報をさりげなく出しつつ、暗い過去を背負ってるらしいんだけど、生い立ちはなかなか明かされないわけですよ。で、病気療養のために…親せきが住んでいる田舎へ静養にやって来るって…あれ、病弱なヒロインって「風立ちぬ」とも設定がかぶってるじゃねーかみたいな…(笑)しかも趣味はスケッチだし。つーか、「借りぐらしのアリエッティ」の男の主人公も病弱だし…このお約束設定が一番ジブリらしかったのかい?

劇的で感動するはずのオチなんかもほぼ予想通りで、ぶっちゃけ今さら感もあったりしたんだけれども…だからといって、つまらなかったのかといいますと、いえいえ、意外とコレが面白かったりしたのよね、オイラ的には。「借りぐらしのアリエッティ」の頃から、けっこう毒っ気をバシバシと入れてくる監督だったけれども、今回なんか、さらに顕著になったかなと。静養先のおばさんのおせっかいで…同年代の地元の女子と無理やり遊ばなきゃいけなくなるんだけど、見た目が「ドラえもん」のジャイ子、「サザエさん」の花沢さんみたいな女子がでてくる。

これまた、田舎のおばさん以上のおせっかいキャラで…見た目と共に確かにうざい。最初なんて、学校の引率の先生だと思ったもん…でも、主人公と1歳違いという設定で驚いた、嘘だぁって。ね、そしたらね…こういう容姿の女子に、面と向かって“豚扱い”するんですよ…心で思っていた悪口が、出ちゃったって事なんですけど…。いや~、あれってけっこう見ていて痛快だったり。ブスにブスって言っちゃうみたいな、建前なんてない、子供ならではの毒の描き方が素晴らしかったんだよね。もちろん、最後にはそれが悪い事だとちゃんと学習するんですけどね。

あまり書いちゃうと、それこそネタバレになっちゃうんですけど…ジブリらしい、ファンタジーやアドベンチャーではなく、どことなくホラー的な味わいが潜んでいるような…。マーニーって何者?単なる夢オチ、妄想オチ…それとも??それでもって、現実もホラー以上に、ドロドロ、グチョグチョした生々しいものが潜んでましてね、主人公が育ての親を嫌いになっちゃったきっかけだったり、妙に生々しいじゃない。血がつながっていないっていうのは最初の段階でわかっていたのに…ダメ押しのように、きわどい表現を使って、自分が抱えていた秘密を暴露したり。

最終的には、もろもろを乗り越えて、ちょっぴり大人に成長しましたよって落としどころではあるんですけどね…すっきりしない、けっこうまわりくど内容だったんだけどね、ああ、なんか脱既存ジブリ、脱宮崎を目指してるんだなぁっていう感触はちょっぴり得られましたね。なんかちょっと違うぞっていうのを敏感に感じた、ジブリファンからの評価が悪いのも納得できるかなぁって思いますね。作画監督に安藤雅司さんが戻って来たのもアニメファン的には注目…キャラの表情なんかが、今は亡き今敏の映画みたいで、ここ最近のジブリよりもおとなな感じがした。

声優については、Wヒロイン、高月彩良も有村架純も…技量はどっちもどっちって印象。いやね、声質なんかも意外と似ていて、時々、どっちがどっちだかよくわからなくなっちゃったりもしたんだけれども…でも、あのオチを考えると、どっちもどっちな印象も、案外、狙った演出なのかもしれませんよね。ぶっちゃけ、相変わらず場違いで似合わないキャスティングも多いんだけれども…田舎のおじさんとおばさんを演じた寺島進と根岸季衣がいちばん自然で良かったなぁ。寺ちゃんとか、普段の喋りと全然違って、事前情報がなかったら気づかなかったかも?


監督:米林宏昌
出演:高月彩良 有村架純 松嶋菜々子 寺島進 根岸季衣 森山良子 吉行和子 黒木瞳 大泉洋 


【関連書籍はこちら】
思い出のマーニー ビジュアルガイド







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2014年07月03日

ダイバージェント(2014年)

テーマ:14年07月の劇場鑑賞映画
ダイバージェント

【鑑賞日:2014年7月3日】

近所のシネコンで行われた7月11日公開予定「ダイバージェント」の試写会に当選したので一足お先に鑑賞してきた…注目度は高いのか、なかなかの盛況ぶり。アメリカで人気のSF小説を映像化したものだそうで、日本でも原作は翻訳されています。主人公など若手俳優たちをサポートするように、豪華女優陣が集結しているのが、映画ファン的には見どころか?主人公の母親役にアシュレイ・ジャッド、主人公の診断を担当、結果を隠ぺいし守ろうとする女性にマギー・Q…何やら陰謀を企てている女狐っぽいオバハンにケイト・ウィンスレットという布陣。

近未来…人類は新たな社会制度を作り上げた。“選択の儀式”と呼ばれる性格診断テストにより、人間を性格ごとの5つの共同体にわける。軍事、警察などを担う武闘派の“勇敢”、司法を担う正直者の“高潔”、政権を担う思いやりある集団“無欲”、農業を担う穏健派の“平和”、教育・研究を担う論理的な“博学”…そして何らかの理由で、個々の共同体から脱落した者は“無派閥”と呼ばれていた…。稀に、どの共同体にも該当しない、未知の能力を持った“異端者”が存在、危険分子と見なされる。テストを受けた少女ベアトリスは“異端者”であることが判明するが…。

人気小説原作ってことですが…ハリポタとか、ハンガーゲームみたいに、子供(ヤングアダルト)向けの作品なんですかね?一見、理想郷みたいな近未来社会だけれども、一皮むけば醜い権力争いなんかを繰り広げていまして…若い主人公がそういうものに巻き込まれながら、生きていく、よくあるパターンの成長譚。次第に社会の矛盾というものにも直面、いつしか反発するようになると…絵に描いたように予想通りな物語展開で、ちょっと幼稚だったかな?性格診断で、職業なんかも決まるみたい内容は…日本のTVアニメ「サイコパス」にも似ている。

で、その後の人生も決まっちゃうという性格診断テスト…本来ならば、元の属性がそのまま出ることも多く、そういった場合は何も問題がない。そして、本人が希望さえすれば…別のコミニティへ志願することも可能なんだけれども、一度決めたら、親許に戻れないとか…色々とルールがあり、志願者が途中で脱落しちゃうと、どのコミニティとも属していない落ちこぼれ集団の“無派閥”ってグループに放り込まれて、やたら蔑まれて生きる運命が待っている。で、主人公のねーちゃんは、判定不能の異端児で…その世界では災いのもととされている存在だった。

たまたま、テストの担当官だったマギー・Qたんが、いい人で、「バレたら殺されるから、親にも内緒にしろ!」ってアドバイスしてくれて、隠蔽工作とかもしてくれて、助けてくれる。今まで通り目立たないように生活してれば大丈夫だからなんて言われるんだけれども…この主人公は言いつけを守らず、マギー・Qたんが所属している武闘派の“勇敢”というコミニティーに志願してしまう。でも、もともとは“無欲”出身なので、過酷な訓練など競争社会になかなか適応できず…それでも異端児を隠すために、なんとしてもそこで生き残らなければならないと…。

まぁ、そんな話やね。で…同じコミニティーに所属するツンデレ男子系の先輩に、ちょっと憧れながら、同じコミニティーなのに、やたら主人公を目の敵にしている不良とか、ボス面したゴリラ(どこかで見たと思ったら、「ダイ・ハード/ラスト・デイ」でジョン・マクレーンの息子やってた人)とかの嫌がらせに堪え、仲間に助けられたり、裏切られたりを経験し…なんとか脱落を免れる主人公。しかし、均衡が保たれていたはずのシステムを揺るがすような出来事がありまして、いやがおうにも立ち向かわなければならない状況へと追い込まれていく。

アシュレイ・ジャッドが“無欲”で優しいだけのお母ちゃんなんて嘘っぽいなぁ~って思ってたら、やっぱりな見せ場があった。それに対し…意味深に情報を小出しにするくせに、最初の偽装工作以外は、あまり主人公を助けてくれなかったマギー・Qたん…本作ではアクション要員ではなかったのね。ケイト・ウィンスレットに関しては、いい感じにクソビッチなオバハンを演じておりましたが…さすがにお得意の“脱ぎ”はなかったです。忘れてたけど主人公のおとうちゃんはドラマ「スキャンダル 託された秘密」で大統領を演じているトニー・ゴールドウィンだった。

前半は訓練シーンが長いので物語がなかなか進まずちょっと退屈気味…主人公が、この腐ったシステムをぶっ壊すぜみたいにやる気になるという…物語的に楽しみにしていた部分の方が短めであり、案の定、戦いは始まったばかりよんみたいな中途半端な終わり方…それこそ「ハンガー・ゲーム」と同じような、微妙に残念な印象も受けてしまうのよね。世界観の説明なんかもあるから2時間を超えちゃうのは仕方がないかもしれないんだけれども、この内容にしちゃ、やっぱり全体的に長いかな?興行成績次第では続編とかありそうだよねって映画です。


監督:ニール・バーガー
出演:シェイリーン・ウッドリー テオ・ジェームズ アシュレイ・ジャッド マギー・Q ケイト・ウィンスレット


【米盤BDは間もなく発売予定】
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2014年07月01日

トランセンデンス(2014年)

テーマ:14年07月の劇場鑑賞映画
トランセンデンス

【鑑賞日:2014年7月1日】

シネコンのファーストデーで、先週から始まっているジョニー・デップの新作「トランセンデンス」を鑑賞…月末は劇場鑑賞が続いたので、安く見れる日まで待っていた。監督は別人なんだけれども、「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーランが製作総指揮を担当、他のスタッフもノーランと縁のある人選が多めで、それはキャストの方にも言えること。モーガン・フリーマン、キリアン・マーフィなどお馴染みの役者が脇を固める。嫁さん役のレベッカ・ホールも確かノーランの「プレステージ」に出ていたはずだし…ほとんどがノーラン組なんですね。

人工知能の開発、研究を続ける天才学者ウィル・キャスターと妻のエブリン…ある日、テクノロジーの発展が人類を破滅に導くという思想を掲げる過激集団“R.I.F.T.”が起こした同時多発テロに巻き込まれ、ウィルは撃たれてしまう。幸い、軽傷だったものの…犯人が撃った弾に細工がしてあり、血液に放射線物質が混入。医者からは余命数週間を言い渡される!ウィルを死なせたくないと思ったエブリンは、友人のマックスの協力の元、ウィルの意識を開発中のスーパーコンピューターにインストールしようとする。エブリンの計画は成功をみせるのだが…。

トム・クルーズの新作も始まってすぐに主人公が死ぬ映画だったが、本作のジョニデもあっという間にご臨終。ジョニデはAIの研究者なんだけれども…そういうハイテク技術が人間をダメにするという過激な思想のテロリストに命を狙われている。銃で撃たれるんだけれども、その傷は浅く…命に別状がないように見えたが、実は喰らった弾丸に細工がしてあり、放射線物質が血液に入っちゃって、余命数週間の宣告を受けてしまう。そこで、旦那を死なせたくない嫁さんが、そうだ、旦那の脳をコピーして、アップロードしようなんて事を考えつくわけです。

「インセプション」が押井守の「うる星やつら2 ビューティフリドリーマー」に酷似していたが、本作は「攻殻機動隊」「イノセンス」っぽいかなと思うところも多い。死んでしまった愛する家族をよみがえらせたいというのは、それこそ古典の怪奇映画の頃から繰り返されているテーマ…「鉄腕アトム」なんかとも似ているかな?で、その方法は…脳をコンピューターにアップロードするという方法、そしてAIが自我を持ち始めるという。ぶっちゃけ、ジョニー・デップが草薙素子みたいになっちゃうんですよね。ジョニデは主演俳優なんだけれども、途中から出番が極端に減る。

最初は嫁さんの計画に協力的な友人で、やっぱり学者のポール・ベタニー…絶対に友達の嫁に邪な感情を抱いている、むっつりスケベだぜ、あいつ。きっとさ、未亡人になった友人の嫁と一緒にいたいから、最初は研究の協力もしてたんじゃないかな?でも、冷静になると…自我を持ったコンピューターの危険性に気づき、そして嫁さんの暴走に疑問も抱くわけだよ。ここで「死んだ男じゃなくて、俺についてこい!」って、嫁さんをモノにしちゃうくらいの男らしさがベタニーにあれば、きっとその後の一連の騒動は起きなかっただろう…嫁さんの暴走を早く止めろよって!

でもね…死んだ夫を“コンピュータ”の中で生き返らそうとしている嫁さんをとめられなかったんですねベタニー…つーか、「やっぱり旦那かよ!」って思って、嫁さんの前から逃げ出しちゃうんですよ。で、酒のんで憂さ晴らししてるところに、例のジョニデの命を狙ったテログループが近寄ってきまして、ベタニー拉致される!「全部知ってるのよ!嫁さんの暴走をとめなさい!」って、テロリストに説教されるんだけど、なかなか首を縦に振れないベタニー…そうこうしているうちに嫁さんの研究は大詰めを迎え…ジョニデの意識はネットに拡散していく。

まさに「ネットは広大だは!」な展開になるわけですよ…。どんどん知恵をつけて、進化していくコンピュータ“ジョニデ”、嫁さんを手足に使って、田舎町に巨大な施設とか作らせる。そこを拠点に、ますますコンピュータ“ジョニデ”は強大な力を得ていく。ナノマシーンを開発して、それがあれば人間をコントロールすることも可能、そして再生能力なんかも抜群に高いときた!まさに、無敵状態の神の領域に近づきまして…さすがの嫁さんも、なんか違うって気づくんですね、って遅せーよ!この暴走を察知した政府や例のテロリストが、攻撃の機会をうかがうが…。

結局、テロリストの仲間になっていたベタニーが…まだジョニデの嫁を諦めきれずに追い回してまして(笑)、そこで嫁さんを説得するために問いかけるんですよ、「あれは本当に旦那なのか?」って…。人間の意志がコンピュータを動かしているのか、それともコンピュータが人間を模しているだけなのか?こういうところって、やっぱり押井守っぽいよね。「イノセンス」では操られた義体がバトーに襲い掛かってくるアクションシーンなんかがあったけれども、こちらはナノマシーンで改造された生身の人間が“ジョニデ”に操られ襲い掛かってきます。

怪我人や障がい者をだまくらかして、自分の兵隊扱いにしちゃうって、けっこうタチが悪い気もするけどな…。“ジョニデ”に操られた人々がゾロゾロと群がってくるところはゾンビ映画みたいなんだけど、動き出すとやたらと怪力&俊敏で、ターミネーター状態でした。最後には“ジョニデ”の真の目的が判明し、本当に夫の意思だったかどうかもわかります…要は地球の再生を願っていたと、なんかそういうところはガンダム的やね、ナノマシーンの描写を見ていて「ターンAガンダム」の月光蝶システムを思い出す。ハイテクは一度滅んだ方が地球のためなのか?


監督:ウォーリー・フィスター
出演:ジョニー・デップ モーガン・フリーマン ポール・ベタニー レベッカ・ホール キリアン・マーフィ 


【米盤は既に予約開始してます】
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