2014年02月28日

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
 
キック・アス/ジャスティス・フォーエバー


【鑑賞日:2014年2月28日】

本当は昨晩、レイトショーで見に行こうとしていたんだけれども…あいにくの雨で予定を変更した「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」。どうせなら、明日見に行けばシネコンのファーストデイで1000円だなぁなんても思ったんだけど、上映スケジュールを調べたら、明日からはスクリーンのサイズが小さくなる。ってことは、やっぱり今日見てこなきゃってなったんだけど…なに、今日に限ってレイトショーがない!「ホビット」が一日早く始まってるからスケジュールのやりくりが大変のようだ。まぁ、いいや…まだ割引券あるし、ってことで夕方に見てきたよ。

キック・アスのデイヴと、ヒット・ガールのミンディが…死闘の末、犯罪組織を倒してからしばらく時間が経ち、デイヴはヒローとしての活動を中止し、平和な日常に戻っていた。しかし、ひょんなことからキック・アスの復帰を決意。相変わらず一人で悪人と対峙していたミンディに、一から鍛え直してもらうのだが…そんなミンディは亡き父親の代わりに保護者になった刑事のマーカスから、ヒット・ガールとしての活動を固く禁じられてしまう。そこでデイヴは新たな仲間を求め、ストライプス大佐らとジャスティスフォーエバーという自警集団を結成するのだが…。

1作目の「キック・アス」に出会ったのは、今から3年ちょっと前…年末に行われたGyaO!のオンライン試写会に当選しての事だった。映画秘宝などの記事で事前に情報だけは知っていたんだけれども…近所のシネコンでは上映がなかったし、そんなに見たいとは思っていなかったんだけど、もう、あの愛くるしいヒット・ガール、クロエちゃんが大あばれして戦う姿を見ちゃったら、メロメロになってしまいまして…試写会期間中に何度も繰り返し鑑賞し、それでは飽き足らず海外盤(字幕なし)BDをそっこーでポチってしまったほどだった(日本盤も買ったよ)。

あの時はなんで、ウチの近所で上映してないんだ~って嘆いたもんだけれども(劇場でも見たかった!)…さすが1作目が口コミで大ヒットしたおかげで、今回の2作目は公開劇場も格段に増え、めでたくオイラの通ってるシネコンでもちゃんと上映してくれました。そういえば、日本のAmazonでも一時期は“日本語字幕入り”というガセ情報が掲載され…「ジャスティス・フォーエバー」のUK盤BDを買ってしまった人も少なくないんじゃない?オイラは、なんか“危険”な感じがし、情報確定まで静観してたから、日本語無しとわかってもさして落胆しなかった。

ちょっと前フリが長くなりましたが…「ジャスティス・フォーエバー」。相変わらずバイオレンスもふんだんにあり(見方によっちゃパワーアップしてる?)、ヒーローとは何ぞやというのを問いかけたテーマ性も健在。レギュラーキャラから新キャラまでが入り乱れて物語を加速させ、続編映画としては安定感があり及第点だと思う。でもなぁ、やっぱり1作目を100点満点中…90点くらいの出来だと評価すると、本作の方は75~80点くらいかな?って印象ですかね。充分に“キック・アス”を味わえるんだけど、前作と比べちゃうと…何かが足りないんだよね。

やっぱり…ヒット・ガール、ミンディことクロエ・グレース・モレッツが素敵なお嬢さんに成長しすぎちゃったってところが大きいのかな?これはこれで、ちょっと女を感じるヒット・ガールというのも良かったんだけれども、やっぱりあんなちっこい女の子が、こんな大それたことしちゃうのという…ギャップ萌えの要素が減ってしまっている。いや、別に普段はロリコン趣味とかないだけれども…ヒット・ガールだけは別格だったんだよなぁ。前は素顔のミンディには全然萌えず、ヒットガールに萌えたんだけど…今回は素顔のミンディも充分に魅力がありすぎた。

あとは…今回も、ギャグっぽい展開から、急にシリアス路線になったりもするんだけれども…前作でニコラス・ケイジが演じたビッグ・ダディの熱い見せ場のような、泣きの要素がちょっとばかり弱かったかな?「キック・アス」のニコラス・ケイジって、珍しくかっこよかったもんね。ニコラス・ケイジの代わりに…キック・アスの新しい仲間、ストライプス大佐としてジム・キャリーが登場。自身の主演映画の時のような大げさな顔芸などは封印し、普段のジム・キャリーらしさを抑えていたけれども…抑え過ぎてて誰だかわからないという一面もあり(笑)

そうそう、成長したといえばクリストファー・ミンツ=プラッセも、数年のうちにだいぶ貫禄が出てきてしまったな(つーかオッサン化してた)。あの、いかにもひ弱なオタクっていうのが魅力的だったのだが…ぶっちゃけ悪役商会の人みたいになってたし(笑)前半で、あるキャラクターを瞬殺するところはメチャクチャ面白かったな。あとは、レッド・ミスト改めマザー・ファッカー率いる悪党軍団で、ひときわ目立っていたムキムキマッチョの女殺し屋マザー・ロシア…片目にアイパッチという姿が「ニューヨーク1997」のカート・ラッセルのようだけど、よく見ると神取忍似。

マザー・ロシア以外の部下が見かけ倒しであまり活躍せず(ボクサーのヤツとか瞬殺されてたし)、意外とヘボかった。どっちつかずな新キャラ、アス・キッカー(正体はあの人だから新キャラじゃないのか?演じてる人が前と違ったみたいだけど…)あたりは、あんな取り返しのつかない結果を招いたんだから(何をしたか気づいてないんだろうけど)、もっと壮絶かつ不幸な結末にしても良かったよな…せめてキック・アスかヒット・ガールにボコられるとか。最後はちゃっかりあんなポジションについてて、ちょっとイラっとした…お前、そこにいちゃいかんだろ!

やっぱり全体的に痛快さが足りなかったのかな?前作では壮絶なバイオレンスの中にも、小気味よさがあったけれども…今回はその辺が物足りない部分だったのかも?音楽のセンスや使い方も前の方が良かったかな?まぁ、なんだかんだいっても…“ふつうの女の子になる”的な発言をしてたヒット・ガール、クロエちゃんが、猫をかぶっていた、今までのうっぷんを晴らすように…銃を手に取り、車にしがみつく姿はあっぱれであり、これ、これ、これが見たかったのよと、本編の中で一番燃えるシーンがあったりもしたんですけど。


監督:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ クリストファー・ミンツ=プラッセ ジム・キャリー


【字幕ないけど日本のアマでも扱ってます】
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2014年02月22日

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
 
土竜の唄 潜入捜査官 REIJI

【鑑賞日:2014年2月21日】

主演ジャニーズだろ?なんてことで…いつもなら敬遠しがちなオイラだけど、監督が三池崇史となれば話は別だ。ということで、先週から始まっている「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」をシネコンのレイトショーで鑑賞…人気のコミックが原作らしいが未読。映画館に置いてあった試し読み冊子は一応、読んだけどね。昨日発売の映画秘宝最新号で監督のインタビューが掲載されてるんだけれども…インタビュアーのモルモット吉田氏から三池が歌舞伎町に戻ってきて、全国公開、まさかの“レイティング:G”と称賛されておりました…こりゃ~見なきゃアカンだろ。

交番勤務の巡査、菊川玲二は…素人に拳銃を突きつけたことが問題になり、署長よりクビを宣告されてしまう。しかし、それは玲二を密かに潜入捜査官に仕立て上げようとする、計画のうちだった。事情を説明された玲二は、厳しい訓練を経て、実際に犯罪組織に潜入することに。狙いは、関東一円を牛耳る武闘派組織、数寄矢会会長・轟周宝の逮捕。彼らが合成麻薬MDMAを密売しているという情報を掴んでいた。手始めに数寄矢会傘下の阿湖義組が仕切る闇カジノの潜入した玲二、そこでクレイジーパピヨンこと若頭の日浦匡也と出会い、気に入られる…。

いきなり主人公が素っ裸で車に張り付けられてるシーンから幕開け…で、めくるめくスピードの速さで曲者ヤクザキャラの紹介へと突入。そこから時間が遡り、主人公が潜入捜査官になるまでの経緯が紐解かれたりするんだけれども…いきなりアイコラ風のチンケなアニメ映像になったりと…最初からかっ飛ばし過ぎです三池さん!さすがに、万引きした女子高生が店主からパンツを下すようにと強要されるなんて内容を、普通の実写映像で撮っていたら、PG-12指定くらいはくらってただろうなって感じですが…お得意の映像マジックでうまく逃げてる。

“危険ですから絶対に真似しないでください”ってテロップ入れなきゃまずいだろってくらい…かなりメチャクチャなシーンがてんこもりなんだけれども…お試しコミックで読んだ、主人公が潜入捜査がバレた相手に、ションベンをひっかけるっていうネタは入ってませんでしたね。レイティングを考慮したのか、それともジャニーズ側からのNGなのか…あれをどうやって映像化するのか、ちょっと楽しみにしてたのに。でも、どー●い、セッ●ス、わかめ酒、ジャニーズ目当ての女子中学生あたりが面食らいそうなセリフは惜しげもなくバンバンと投入しています。

何気に、コレってフジテレビ映画なんですけど…将来的に地上波(土曜プレミアムあたり?)で放送とかしたりするんですかね?あっ、映画館で誰でも見れるんだから(指定がないので小学生だってOK)、地上波放送も問題ないのか?映像も凄いけど、ストーリーもメチャクチャ。いや、原作が漫画だからって開き直りが手に取りようにわかるんですけど…これ、生粋の三池ファンだったら、きっと久しぶりに楽しめたんじゃないですかね?映画秘宝の記事なんかにもチラっと書かれてたんですけど…確かにVシネ時代の三池崇史を彷彿とするような内容なんだよ。

そうだなぁ、近いと言えば「なにわ遊侠伝」のあのノリだよ…ストーリーよりも、漫画なシーンの積み重ねでテンポよく見せるという構成。なんといっても、堤真一が演じたクレイジーパピヨンの破天荒ぶりが、「なにわ遊侠伝」で安岡力也が演じた行動隊長、開門快道にそっくりではないですか!「なにわ遊侠伝」もさ、右も左もわかってない若者が、ヤクザ世界に飛び込んじゃうって内容だったじゃない?けっこう共通点がいっぱいあったりするんだよ。確かにこれをシネコンのでっかいスクリーンで楽しめるってだけで、料金分の価値は充分にあると思う。

最近はジャニーズも変わりましたなぁ、ってか、三池さんが臆してないだけかもしれないけどね。そういえば「十三人の刺客」でも、普段はすましてる稲垣吾郎の素の“悪さ”をうまく引き出してたもんなぁ(なんせ、お巡りさんを轢き殺そうとした稲垣メンバーですから)。ジャニーズの兄ちゃんも頑張ってはいたけれども…完璧に堤真一にもってかれてた(笑)ほか、個性的な脇役は…三池映画経験者が多く、皆が適材適所、本当に漫画なキャラクターを見事に演じていて楽しい。特に、山田孝之あたりは…最近の三池映画で外せない役者になりつつある。

タイトルにもなっている“モグラの唄”だけど…正直「またかよ!」って思うくらい、しつこく、繰り返し挿入される。遠藤憲一、吹越満、皆川猿時の顔面アップの熱唱シーン、なんか今日は夢の中に出てきそうです…頭の中でグルグルとあの歌声、歌詞がリピートしまくってます。あと、大杉漣はいい人よりも、やっぱり悪役の方がいい!クライマックス、三池作品らしいスカしっ屁…MDMAの運搬方法を見て、そういえば、過去に「ペエスケ ガタピシ物語」なんて作品の助監督をしたこともあるんだよね、三池さんなんてことを思い出したのはオイラだけでしょうか?


監督:三池崇史
出演:生田斗真 堤真一 仲里依紗 山田孝之 岡村隆史 吹越満 遠藤憲一 皆川猿時 大杉漣 岩城滉一


【原作コミックはこちら】
土竜の唄 映画公開記念スペシャル版
土竜(モグラ)の唄 コミック 1-38巻セット







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2014年02月17日

エージェント:ライアン(2013年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
 エージェント:ライアン

【鑑賞日:2014年2月17日】

金曜日の先行(といっても1日早いだけ)で見たかったんだけれども…大雪のため断念していた「エージェント:ライアン」をようやく見てくる。やっぱり、週末の鑑賞を諦めた人がけっこう多かったみたいで、平日の初回上映にも関わらず、シニア客(いいなぁ~、いつ見ても1000円)でそこそこの混雑。オイラは、通常料金が500円引きになる割引券があったので…レイト料金と同じ1200円で鑑賞。過去に幾度となく映像化されている、トム・クランシー原作のジャック・ライアンシリーズのリブート…4代目のライアンを演じるのは「スタートレック」のクリス・パイン。

ロンドン留学中に9.11事件のニュースを目の当たりにしたジャック・ライアンは、軍に志願するのだが…作戦中に負傷し、除隊を余儀なくされる。そんなライアンの能力を活かそうとCIAのハーパーはアナリストとして彼をスカウト。普段はウォール街の投資銀行で身分を偽り、テロ資金の監視を行っていたのだが…ある日、大規模テロの情報を入手し、上官のハーパーから、真相を暴くためモスクワへ飛ぶようにと指示される。疑惑の対象であるチェレヴィン・グループの監査という名目でモスクワ入りしたライアンだったが、到着早々、命を狙われてしまい…。

ライアンの学生時代から物語はスタート…9.11をきっかけに、軍に志願したライアンだったけど、あっという間に負傷して病院送りへ。そこで後に恋人となる医者(出会った時は研修医)のねーちゃんと出会い、同時にCIAからのスカウトを受ける。かなりめまぐるしい展開だけれども、ここまでがアバンタイトル、導入部であり…それから10年が経ち、CIAの身分を偽って、普段はウォール街の投資銀行で働いている、もちろん恋人にも本当の職業は内緒だよって状況で、やっとこ本筋に入っていくって感じ。その後、上官の無茶ブリで、テロ調査のためモスクワへ。

過去作品では…所詮、デスクワークの軍事アナリストが、現場で事件に遭遇しちゃって、時には家族をも巻き込んでしまうなんてパターンであり、いつの間にかライアンが007ばりの活躍をしてしまっているというのも、ある意味ツッコミどころだったりしたわけなんですけど…本作はそういう要素を逆手にとりまして、「なんでアナリストの俺がこんな危険な目に?」と、泣き言を言うライアンをよそに、上官役のケビン・コスナーがきっぱり宣言するのだ、「今からエージェントだ!」って(笑)ぶっちゃけ、ジャック・ライアンである必要性をあまり感じないんですけど(笑)

金融操作がテロの一手になっているとか…今風な内容で、インテリジェンスは感じられるが、思いのほかしみったれた印象も受ける。途中から、それこそジェームズ・ボンド、イーサン・ハント、ジェイソン・ボーン並みにジャック・ライアンが前面に立ってアクションを披露するようなシーンもちゃんと用意されていて、クライマックスなんかはだいぶアクション寄りにはなっていったけど…。過去の作品でも、家族だったり、恋人だったりがピンチに陥ったけれども、今回のキャシーは、自分からしゃしゃり出てきて、出しゃばりすぎ…キャシーまでスパイ活動に協力しちゃうし。

狙撃シーンなんていう渋い見せ場もある上司役のケビン・コスナーなんかはわりとかっこよく、近作「マン・オブ・スティール」の養父役といい、最近は縁の下の力持ちな助演が印象に残る。主役を張ってるころって、なんかいけすかんおっさんだと思ってたけど、最近のコスナーはなかなかいい。ただ、あのポジション、ハリソン・フォードでも良かったかなってちょっと思ったり。それより、最後に出てきた(声だけ)大統領こそ、フォードが演じるべきだったかな?確か原作のライアンって大統領になったのよ。あそこで新旧ライアンの対面を果たしても面白かったはず。

前回、シリーズをリセットしたベン・アフレックの「トータル・フィアーズ」ってあまり評判がよろしくないよね?特に日本人の間では、ライアンの目の前で核爆発まで起きてるのに、やたらケロっとしてるとか…そういうご都合主義な甘い描写に、手厳しい評価も多く見られたわけ。まぁ、一番の敗因は…当時のアフレックが頭脳明晰なアナリストに見えないってことだったと思うんだけど。でも、「ザ・タウン」や「アルゴ」など自身の監督作での演技や存在感はなかなかのもので…今だったら、いい感じの中年ジャック・ライアンを演じられたのではってちょっと思う。

って、なぜこんな話を持ち出しているかというと…オイラは評判がよろしくなかった「トータル・フィアーズ」も意外と好みなのよ。それは、クラークの見せ場がちゃんとあった点。初代クラークのウィレム・デフォーには及ばないが、「トータル・フィアーズ」で若きクラークを演じたリーヴ・シュライバーもかっこよかった。クラークが主人公のスピンオフを作って欲しかったもん(「レインボー・シックス」を映像化するとか)。本作ではクラークが未登場なのがやっぱり物足りない…ジャック・ライアンをアナリストに戻して構わないから、続編があるならクラークの登場を願う。


監督:ケネス・ブラナー
出演:クリス・パイン キーラ・ナイトレイ ケビン・コスナー ケネス・ブラナー コルム・フィオール


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2014年02月14日

LIFE!(2013年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
LIFE!

【鑑賞日:2014年2月13日】

近所のシネコンで実施された3月19日公開予定「LIFE!」の試写会に当選したので見てきた。上映開始前に吹替え版のアフレコを担当した岡村隆史によるコメントVTRが流されたので…えっ、吹替え版の上映なのかよと…心配になってしまったのだが、ちゃんと字幕スーパー版での上映だったので一安心。ベン・スティラー監督、主演によるコメディ映画で、実在した雑誌“LIFE”誌を題材にしているのも話題に。経営難で休刊に追い込まれてしまった“LIFE”の最後の表紙を飾るネガが紛失…スティラー扮する空想好きの主人公が、ネガを求めて東奔西走する。

LIFE誌の写真管理部門でネガの整理をしているウォルターは空想好きで、現在は同僚のシェリルに密かに片思いをしていた。そんなある日、経営難に陥った会社でリストラが進められるようになり、伝統のあるLIFE誌も休刊となることが決定。最終号の表紙を有名カメラマンのショーンが撮った写真が飾ることになったのだが…そのショーン渾身の一枚とされるネガが、本人が送って来たフィルムの中から紛失しており、見当たらない。ショーン本人に問いただそうとしても、撮影で世界中を飛び回っていて連絡がつかず、途方に暮れるウォルターだったが…。

空想好きの主人公ということで…何かにつけて、妄想しまくります。それが「めぞん一刻」の五代くんよろしく、片思いの相手とのラブシーンであったり、自分がスーパーヒーローに変身してアメコミ映画風のアクションを繰り広げたりと様々。中には…有名映画のパロディまで出てきたりして、いかにもベン・スティラーらしい。60代後半の、あまり洋画をみないオカンと連れだって見てきたんだけれども…さすがにこの辺の度が過ぎるネタは、ウチのオカンなんかには少々解りづらかったみたい。実話と妄想の組み合わせと言えば、宮崎駿の「風立ちぬ」にも似てるか?

でも、いつしか…現実の出来事が、主人公の妄想を凌駕していく。これもどうせ妄想だろ?なんて油断して見ていると…。話の内容とかはもちろん全然違うんだけれども…トム・ハンクスの「フォレスト・ガンプ」を初めて見た時のような、驚きと笑い、そして温かい感動に包まれるかなと、ちょっと思ったね。出会い系サイトを通じて、同僚の女を口説こうなんて、最初はうだつの上がらん中年オタクオヤジだったんだけれども…美しい自然の風景と、ダイナミックな映像をバックに、ベン・スティラーがやたらと男前に変貌していく過程がとても心地よかったです。

基本はコメディということで…スケールのでっかいギャグで笑わせるわけですけど、デジタル化の余波で…伝統のある雑誌が休刊に追い込まれてしまった、という厳しい現実なんかも皮肉っているわけですよ。主人公たちが直面するリストラの危機。今まで自分たちが積み重ねてきたものを否定されようとしているんだけれども、めげずに最後までやり通そうとする職人の意地的なものを垣間見せる。オチなんかは、それこそ“ネガ紛失”の事実が発覚する前半のフリで、見破れてしまうわけんだんだけど…モノの作り手への謝意を表した“アレ”に素直に感動。

“LIFE”という雑誌を生み出した人への感謝の気持ちなわけだけど…それと同時に、社会の歯車として生きている、自分たち(観客)への人生賛歌としても受け止められたり。人生の一瞬、一瞬を大いに楽しめと。自分も劇中の主人公のように…何かの拍子に一歩踏み出してみたいなぁって思いましたもん…まだ遅くないんじゃないかって、ちょっと錯覚しちゃう。主人公が追い求める、有名カメラマンを演じるのはショーン・ペン。少ない出番ながら、やっぱり存在感がある。あと母親の包容力にも感動、偶然にも自分もオカンと一緒に見たことが思い出になるかも?


監督:ベン・スティラー 
出演:ベン・スティラー ショーン・ペン クリステン・ウィグ シャーリー・マクレーン アダム・スコット 


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2014年02月10日

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
 
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-


【鑑賞日:2014年2月10日】

自宅で見た、WOWOWエアチェックの「ドラゴンボールZ 神と神」がつまらなかったので…お口直しに、午後からアニメ映画「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」を見に行ってきた。近所のシネコンでは上映してなかったんだけど…電車でいける範囲の109シネマズ湘南で上映してたし、今日は109シネマズの日で1000円ぽっきりで見れたのも…重い腰をあげるきっかけになった。タイバニの劇場版第2弾、TVシリーズはリアルタイムでTV(エアチェック)鑑賞、劇場版1作目はレンタルで…その1作目が面白かったので、今回は劇場で見たいと思ってた。

ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックスJr. は一度は引退を決意するが、ヒーローとして復帰し、2部リーグのヒーローとして活躍していた。そんな2人は、かつての仲間たちが活躍する1部リーグの様子をTVで見ながら、早く1部に戻りたいという心情を吐露する。そんな時、2人の所属会社のオーナーがマーク・シュナイダーという実業家に変わり、そのシュナイダーの一存でバーナビーの1部復帰が決定!しかし、パートナーは虎徹ではなく、新ヒーローのゴールデンライアンだった!虎徹はそのまま2部に居残るのだが…。

前作はTVシリーズ第1話をベースに、総集編+新作画によるタイバニ入門編的な内容で…ディープなファンには、少々物足りない面もあったらしいのだが、オイラ的にはTVの内容を思い出しながらも、新しい側面も見れて、けっこう映画として満足する内容でした。本作は…TVシリーズの最終回以降を描いた完全新作のオリジナルストーリーとのこと…そんなわけで、本編が始まる前に、“5分でわかるタイバニ”的な映像が挿入されており…TVシリーズがどんな話だったかを、再度、駆け足でふりかえってくれます。1作目の映画の直後の話ではないんだね。

あと、その映像の前にもディフォルメキャラによるオマケ映像があって、何やらこれが週替わりで内容がチェンジされるんだそうだ。オイラが見たのはスカイハイとファイヤーエンブレム、そして新キャラのゴールデンライアンが登場するものでした…きっと、お目当てのキャラ、お目当ての声優がいるアニオタさんたちは、中途半端にこういうことされるとヤキモキするだろうね…作り手もリピーターを増やそうと必死ですねぇ。そういえば…もう公開してから3日目なのに入場者プレゼントのHEROES COLUMN CARD(ストーリーカード)が貰えましたよ。

さて、映画の中身ですが…いちげん客が何も考えないで見るには1作目の方がやっぱり見やすいと思う。本作は、いくらTVシリーズのダイジェスト映像を見た後でも、展開がいきなりすぎるかなって部分はある。その割には…TVの第1話、劇場版1作目の導入部のようなテンポの良い出だしでもないしね。ただ、ダイジェスト映像が終わった直後にオープニングテーマが始まって…お馴染みのスポンサーロゴがこれでもかってくらい、これ見よがしに出てくるんだけど…それがいちいちかっこいい。タイアップが嫌味にならないのがある意味凄いよね。

導入部はわりともっさりな印象だったが…慣れてくると、自然にタイバニの世界に没入。体力の限界を感じ、何かにつけて、つまはじきにされてしまう虎徹の孤独ぶりが、やたら哀愁が漂ってて切ないのよ。この手のアニメで中年オヤジが共感できるっていうのもなかなかだよね…何気に、場内はおっさんの一人見鑑賞なんかも多かったし。でね、かつての仲間だったり、娘や他の家族が虎徹を色々と気遣ってくれるんだけれども、そういうところも、なんかしみじみしてて、気づくと目頭熱くなってるのよ。さすがに、邦画のやらせCMみたいに号泣はないけど(笑)

けっこうどん底までいっちゃう虎徹のヒーロー復活はあるのか?そして、バニーとのコンビの行方はどうなるのか?とにかく、虎徹のかっこいい見せ場がほとんどないんだけど(って、それはいつものことか?)、ためて、ためて、ためて…クライマックスですからね、素直におっさんの頑張る姿に感動しました(虎徹と対を成すようなバイソンの駄目オヤジぶりも最高)。映画の1作目で物足りなかった、他のヒーローたちのコンビネーション攻撃なども豊富で、ハリウッドのアメコミ映画に匹敵できるのは、やっぱり日本はアニメーションだなぁなどと思うわけです。

残念なところといえば…怪しげな事件の裏に潜む黒幕の正体!ヒーローたちをやたらと苦しめる悪役を裏で操っている人物と、その目的なんかが、とってつけた感が多いのよ。まるで安っぽい2時間サスペンスのように…私が犯人でしたって、いきなり黒幕が名乗り出てきちゃって、なんでこんなことをしたかわかるか?って訊ねるんだけど…いや、わかんねーよ!このあたりは、もう少し事前に伏線を忍ばせておいてほしかったところだよ。TVシリーズのマードックさんみたいな、徐々に仮面がはがれていく、不気味さが感じられなかったのよね。

新ヒーローがバーニーに「俺を疑ってたろ?」みたいなセリフを自分ではいちゃうんですけど…そういうところなんですよね、本当にこの新ヒーローが敵側の人間なのかもしれないっていう疑惑を持たせるミスリードなんかは、もっと露骨に入れても良かったはずである。そういうのがあれば、アクションの見せ場だってもっと引き立ったと思うんだけど…。あとはルナティックとの決着は結局つかず、TVシリーズの時から視聴者に正体はバレてたわけですけど…せっかくの映画なんだから、もうちょっとなんらかの進展があっても良かったかなって…。


監督:米たにヨシトモ
出演:平田広明 森田成一 中村悠一 寿美菜子 楠大典 伊瀬茉莉也 津田健次郎 井上剛 岡本信彦 


【劇場版1作目でおさらい】
Blu-ray 劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-







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2014年02月07日

マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)

テーマ:14年02月の劇場鑑賞映画
マイティ・ソー/ダーク・ワールド


【鑑賞日:2014年2月6日】

昨晩、シネコンのレイトショーで「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を鑑賞してきた…3D版も公開中ですが、オイラの通ってるシネコンは吹替えのみだったので、いつものように2D字幕版をチョイス。1作目を劇場で見た時は、ジジババの鑑賞率も高めで意外と混雑してたんだけれども…真冬のこの時期のレイトショーなんてこともあり…客はたったの3人!しかもシネコン内でいちばんでっかいスクリーンで!そのくせ、オイラより後に入ってきた客が、オイラの近くに座りやがって(オイラは先客と真逆の位置を選んだのに)…ちょっとウザかったです。

アベンジャーズの活躍でNYが危機から救われて1年…ロンドンにいた科学者のジェーン・フォスターは、女子のダーシーがもたらした重力異常の情報に心を躍らす。もしかしたら、自分の前から姿を消した、ソーが戻ってくる前兆ではないかと。しかしジェーンは重力異常を調査する過程で、宇宙を滅亡に導く“ダークエルフの力”を身体に宿してしまう。故郷アスガルドでジェーンの危機を知ったソーは、地球に向かいジェーンと再会。ジェーンの身体を調べるために、そのままアスガルドへ連れて帰るのだが…それが全宇宙を危険にさらす事態へと繋がってしまう!

なんだ、今回はケネス・ブラナーが監督じゃないんだ(ブラナーはジャック・ライアンシリーズの最新作「エージェント:ライアン」が公開待機中)…シェークスピア作品を多く手掛けたブラナーのおかげで、アメコミ映画らしからぬインテリジェンスを感じた1作目に比べると…良くも悪くもって感じの娯楽映画な仕上がり。確かに映像は派手だし、キャストも豪華でそこそこ面白いんだけれども…何かが足りない感じがする。何が?って言われると言葉にするのが難しいんだけど…1作目と比較してしまうと予定調和な感じで、スリルがなかったかなぁって思うんだよね。

ソーがナタリー・ポートマン演じる女科学者のジェーンをアスガルドへ連れ帰るところはちょっと面白い…ソーのお父ちゃんで、王様のアンソニー・ホプキンスが、地球人の娘なんか連れてきてってプンスカ怒りまくるんですよ。さらがら金持ちのボンボンが水商売のねーちゃんに「こいつと結婚するんだ!」って言い出す感じにそっくりだ。もし、2人がくっついたりしたら…それは怖くて、嫌味な舅になるだろう。でもソーのお母ちゃんは、意外と好意的、姑との関係はあんがい良好なんじゃないの…なんて思っていたんだけれども、その矢先に…。

ソーのお母ちゃん、王様の妃のフリッガを演じるのはレネ・ルッソ…さすが「リーサル・ウェポン」シリーズで途中参加ながら、メル・ギブソンとタメはってた姉御女優だけあり、まだまだ頑張ってアクションにも絡んでいた。頑張っていたけれども…。そういえば…前作から続投で、浅野忠信も登場!前半から、ソーと並んでアクションをこなしたり、ちゃんとセリフもあったりって、出番が増えそうな予感だったんだけど…結局、最初の戦いのシーンだけで、ソーに「お前はここに残れ」と言われて、それっきり。クライマックスに一瞬だけインサート映像あり。

他にも前作に登場したソーの仲間たちなんかも出てくるんだけど…それぞれ単独、バラバラの活躍シーンが多く、俳優さんたちのスケジュールの都合が合わなかったのかな~なんて印象も。浅野くんに関しては…1作目で他の俳優と二段でクレジットされていたエンディングクレジットが、“TADANOBU ASANO”と単独表記されていた点に注目…さすがハリウッド映画の数をこなしてるだけあり海外での知名度もあがってきたんだろうなぁと、同じ日本人として素直に喜びたいよね。同年代だし、けっこう好きなんだよ浅野くん…若い女、とっかえひっかえだけど。

レギュラーキャラの中で、一人異彩を放っていたのはベテランのステラン・スカルスガルド…フル●ン(もちろんボカシ入り)で暴れまわり逮捕されたというニュース映像が繰り返し流れるんだけれども、まさかこの人も、友情出演的な扱い…あのフルチンシーンのみの出演かとヒヤヒヤしてしまったが、ちゃんと後半でセリフのある役で出てきて安心。でも、なぜかズボンを履いてない…ブリーフ姿!股間のもっこり、3D映画で見たら、いったいどんなことになってるのだろうか?(爆)などと思わず想像…つーか、御年62歳、身体を張ってますなぁ~。


監督:アラン・テイラー
出演:クリス・ヘムズワース  ナタリー・ポートマン  トム・ヒドルストン アンソニー・ホプキンス 浅野忠信


【間もなく米盤BD発売!】
Thor: The Dark World (2-Disc 3D Blu-ray + Blu-ray)







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