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2017年09月04日

リプレイスメント ~全てを奪う女~(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
The Replacement

ちょっと汚い話で恐縮…夜中に急に咳がひどくなり、痰は出るは、鼻水も出るはで、かなり大変だったんだけど…それを乗りきった後は、咳の間隔も開き、気分がだいぶよくなる。徐々にでも回復に向かってるのだろうか?風邪っぽいと最初にブログに書き込んだのが8月30日のこと、そろそろ1週間だなぁ~。えーと、昨日、WOWOWのWOWOWプレミアでエアチェックしておいた「リプレイスメント ~全てを奪う女~(原題:The Replacement)」を鑑賞…産休の間、代理で雇った女に生活を、メチャクチャにされるという英国BBCで放送された全3話のスリラー。

建築事務所で働くエレン・ルーニー…新設される図書館に自分の設計が採用されるなど仕事は順調。その成果が認められ、経営者夫妻のデヴィッドとケイから昇進を打診される。それと同時に、妊娠が発覚…仕方なく、仕事をセーブすることになる。産休の間、事務所で代理要員を雇うことになり…エレンも面接に立ち会い、ポーラ・リースという女性が採用された。ポーラは過去の実績もあり、育児が一段落したことで、仕事にはだいぶ積極的だった。ポーラは、早く仕事に慣れたいと予定よりも早く働き始め、エレンに内緒で設計に手を加えたりもするが…。

主人公の敵役となるサイコ女…最初は猫を被ってるんだけど、それでも面接の時点で“押しが強く”、自分が正しいって顔してグイグイくる感じが妙に腹立たしい。視聴者・観客は主人公の言い分が正しい、相手が何か“悪だくみ”をしているのが一目瞭然なのに…劇中の他の登場人物たちは“それ”に全く気づかず、それどころか主人公の“精神状態”を疑うようになってしまい、窮地に追い込まれていって、見ていてもどかしくなる系のお話でした。大まかに分類すると、昨日ネッフリで見た「水面に映る影」もこれに近いタイプのスリラーになるんじゃないかな?

職場に新しくやって来た女が、善人面して主人公を蹴落とし、仕事を乗っ取るってあたりの展開は、前に見たララ・フリン・ボイルの「派遣秘書」なんて作品を思い出す。主人公が精神科に掛かっていた前歴が、周囲に誤った印象を与えるきっかけになるというのもなんとなく似ていたような…。あと、女同士の嫉妬やいがみ合いな部分はフランス映画の「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」やそのハリウッドリメイク「パッション」あたりにも通じるものがある。前半はまだ地味な“嫌がらせ”程度なんだけど…途中で関係者に“死人”が出て、ようやく物語は動き出す感じ。

主人公はその“関係者の死”にもサイコ女が関わっていると主張するんだけど、周囲からまったく相手にされない。それどころか、“子供が生まれた”ことで…そこが弱点にもなり、主人公を貶めるための狡猾な罠が待っている。次第に夫婦仲も悪くなり、それどころか子供の父親なんかについても疑惑が(もちろん種をまいたのはサイコ女)!さらに話が進むと、サイコ女が主人公を狙った本当の理由なんかも明らかになり、最終的な目的は“それ”だったかとなる。2話目以降では、出産、育児という女性ならではのテーマも俄然、重要度が増していった印象…。

やっぱりこの状況を打破するにはサイコ女がしでかした“殺人”を立証するしかないとなり…結局、サイコ女の今までの行動が、露見したってことなのだろう(あのスマホや事務所のパソコンに証拠が残ってた)。自分が逮捕されるのも時間の問題と悟ったサイコ女が、最後の暴挙…直接対決へ。すべてが元通りにおさまったわけじゃないけど、主人公がなんとか“幸せ”を掴み一件落着かに見えたけど、ラストカットで再浮上するある疑惑…ところで、その子供の父親はいったいどっちなの?もしかしたら芝居がうまかったのはサイコ女だけじゃないのかも?女は怖い。


監督:ジョー・アハーン
出演:モーヴェン・クリスティ ヴィッキー・マクルア リチャード・ランキン ネーヴ・マッキントッシュ


【英Amazonで見つけた海外盤DVD】
DVD The Replacement ※日本語収録なし PAL仕様







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2017年08月01日

リーサル・ウェポン Season 1(2016年)

テーマ:海外TVドラマ
Lethal Weapon: The Complete First Season

WOWOWの字幕版放送で追いかけていた海外ドラマ「リーサル・ウェポン Season 1」が昨日で最終回を迎える…全18話。映画ファンだったら誰でも知っているメルギブ主演の「リーサルウェポン」シリーズをTVシリーズとしてリブートしたもの。日本では先に海外ドラマの専門チャンネルAXNで放送してたけど、WOWOWが後追いする形だった。ジャケ画像は本国アメリカで9月にリリースが予定されているLethal Weapon: The Complete First SeasonのBlu-rayから…米Amazonで発見。日本のAmazonではこの海外盤も、日本版ソフトもまだ検索できなかった。

オイラのブログでは…2016年12月に、第1話のみ先行放送の吹替え版を鑑賞してレビューをアップした。今回は最終回まで見終わったので、シーズン1をザックリと振り替えつつ、総括的なレビューを書いてみようかなって思った次第。とりあえずは、第1話を鑑賞した時にアップした“あらすじ”とレビューを再掲載。その後、各エピソードのネタバレは控えつつ(面倒くさかったり、忘れたりしてる部分もあるので)感想を語っていく。前述の通り字幕スーパー版で録画…すべて放送画質のDRモードで録画し、1枚に3話ずつ、計6枚のディスクを消費してコンプリート。


★2016年12月03日投稿から抜粋 第1話「最悪のコンビ」のあらすじ&レビュー★

敏腕刑事マーティン・リッグスは、犯人追跡中に産気づいた妻から連絡が入り、病院に駆けつけるのだが…なんと妻は、病院に向かう最中に交通事故に遭い亡くなっていた。数か月後、LA市警のベテラン刑事ロジャー・マータフは心臓発作を起こしてしばらく休んでいたのだが、その日から復帰。そして上司から新たな相棒を組むようにと指示されるのだが…直後に銀行強盗発生の報せが!マータフが到着すると現場は騒然としていたのだが、1人の男が指示を無視して銀行内へと勝手に入り込んでしまった!その男こそ、マータフの相棒となったリッグスだった。

映画版の1作目では…初登場シーンからリッグスは嫁さんが死んで鬱々していたけど、ドラマ版ではアバンタイトルで生前の嫁さんが出てくる。最初は、ドラマ版は嫁さんがいる設定なのかなと思いきや…産気づいた直後に、トラックに突っ込まれてご臨終(ってことは、映画のパート2で判明した死んだ理由は違うのかな?)。まだ、明るかったころのリッグスが…犯人追跡中に、バカでっかいライフルを取り出し、狙撃で車を仕留めるなんていう見せ場も登場。このあたりは、映画の方でもあった射撃能力の高さをしっかりと踏襲しているということだろう。

一方のマータフは、見た目はダニー・グローヴァーよりも若々しく見えたのだが、心臓発作で倒れて、休職中だったという設定。復帰直後に問題児のリッグスとコンビを組まされ、大変な目に遭う。いつも、心拍数か何かを計る計器を腕に嵌めててこまめにチェックしているのが笑っちゃう。ご老体なのかと思いきや、夫婦のラブシーンとか多目で現役感もアピール。でも、いつも邪魔が入りなかなか最後までデキない…なんか「バッドボーイズ」のマーティン・ローレンスも似たような事してたな。映画版同様、マータフファミリーの今後の活躍も楽しみの一つだ。

最初見た時は、ジョニー・デップの出来損にしか見えなかったリッグス役のクレイン・クロフォード…なんか違うなって思ったんだけど、犯人が籠城中の銀行に、ピザの配達を装って飄々と乗り込んでいく時の仕種が、けっこうメルギブに似てて、そのあたりから意外といいかもと思えるようになった。マータフの方はもっと自然…演じるデイモン・ウェイアンズは「ラスト・ボーイスカウト」でブルース・ウィリスと組んでたあの黒人。もともとコメディアンでもあるし、今後増えていくであろう、主人公コンビの丁々発止の掛け合いも安心して楽しめそうだなと、期待が高まる。

さすがに劇場映画のスケールと比べてしまうと、粗も目立つが…今回の先行放送、第1話を見る限り…映画の設定なんかもよく拾っており、オマージュはしっかりと感じられた。ぜひ、飛び込みの合図のネタとか、肩を脱臼させるネタも入れ込んでほしい。細かい部分での、現代風アレンジも楽しめ、犯人とのカーチェイス中に、グランプリレースの会場に紛れ込んでしまという中盤の見せ場はなかなか迫力があった。第1話の監督、および製作総指揮に名を連ねているのが「チャーリーズ・エンジェル」のマック・Gだけに、娯楽作品としては安定感があった。


★2017年08月01日追記分…Season 1 全話鑑賞済み★

オリジナルの映画の方は合計4作品作られたけど…今回は1~3作目あたりの設定をアレンジしたり、オマージュっぽいエピソードが登場したりって感じだったかな?基本は1話完結のスタイルで、もちろん映画版に直接関係のあるようなストーリーも出てこない。マータフ一家が事件に巻き込まれちゃったり(人質になったり、息子の友達が悪さしてたり)、時々…似てるなってシュチエーションが出てくる感じかな?「ワイルド・スピード」シリーズのジョーダナ・ブリュースターが、リッグスのセラピストとしてレギュラー登場…映画にはこんなキャラ出てこなかったよね。

映画同様、トレーラーに住んでるリッグス、頻繁にビーチのシーンが出てくるんだけど、シーズンの最初のころにはジョーダナ・ブリュースターの水着シーンなども拝めた。2人の関係性は「インファナル・アフェア」のトニー・レオンとケリー・チャンみたいで、当初はお互いに惹かれてるんじゃないの?みたいな見方をしてたのだが、予想に反してなかなかくっつかない。まぁ、その理由めいたものがシーズン後半で明らかになってたけどね。ジョーダナ・ブリュースター扮するセラピストは、まさかの●●者だった(笑)あと彼氏もいたらしいニュアンスもあったり。

毎回ではないものの…要所要所のエピソードで、男勝りなDEAの美人捜査官が登場!名前はパーマーっていうので、映画でレネ・ルッソが演じた内務調査部のローナ・コールとは明らかに別人なのだが、やっぱり雰囲気が似ている。最初はドラマオリジナルのキャラなのかなと思ったら…回を増すごとに、2人の距離に変化が!やっぱり映画のレネ・ルッソポジションのようで…2人の関係がどのように発展していくのかも見もの。映画の方で、お互いに“身体の傷痕自慢”するところが好きだったけど…ドラマでは銃器についてのやり取りが目立ったかな?

最終回に近づいたころに、1話だけだったが…“レオにお任せ”なあの男も登場。映画の方では、裁判で証言する会計士だったが、こちらでは犯罪に巻き込まれてしまった●●士と微妙に異なる設定。口八丁なところはオリジナルキャラに通じるものがあるが…やっぱり映画版のジョー・ペシには遠く及ばず。まぁ、主人公2人も、そんなに悪くないけど…メルギブやダニー・グローバーと比べてしまうと、やはり見劣りしてしまうのは確かで、そこは仕方がないのかなと割り切るしかない。再登場をにおわせるオチもあったが、シーズン1ではその後、出番はなかった。

第1話を見たときに、嫁さんの死んだ理由が“映画のパート2で判明した死んだ理由”と違うのかな?なんて感想を漏らしていたのだが…やっぱり、途中で“殺人”疑惑が浮上しまして、リッグスが真相を求めて暴走する。一度は、殺人じゃなかったと結論が出たと思っていたのだが…最終回はこのネタで急展開を見せる!ドラマ版独自のキャラで死んだ嫁の父親(義父)の存在がシーズンを通して意外と重要で、中には感動的なエピソードなんかもあったのに、そういうのをことごとく覆す。演じてるのが悪役顔のトニー・プラナって時点でちょっと胡散臭かったけどな。

最終回はちょっと中途半端なところで話は終わってしまう…これは次シーズンまで興味を持続させようとする海外ドラマのお約束なんで仕方がない。本編終了後にはシーズン2放送決定の告知も入っており…シーズン1のラストを踏まえた“続編”になるのかどうか、気になるところだ。よく、期待させるだけ、期待させておいて…次のシーズンの冒頭では、話を割愛し、シレっと始まったりするパターンも海外ドラマにはよくあるからね(笑)リッグスとマータフがちゃんと“メキシコ”で大暴れするような展開を見せてほしいものだ…映画初期みたいにハードな展開を望む。


監督:マックG スティーヴ・ボーヤム ジェイソン・エンズラー ラリー・テン ほか
出演:クレイン・クロフォード デイモン・ウェイアンズ ジョーダナ・ブリュースター キーシャ・シャープ


【米Amazonで見つけた海外盤BD】
Lethal Weapon: The Complete First SeasonのBlu-ray ※日本語収録は現時点では不明







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2017年07月30日

刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 15 嫉妬の讃美歌(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
Masterpiece Mystery: Endeavour - Season 4

引き続き、海外ドラマ、ミニシリーズの新作をオンエアするWOWOWのWOWOWプレミアにてエアチェックした「刑事モース~オックスフォード事件簿~」からCase15“嫉妬の讃美歌”を鑑賞する。Case14の感想を書いた時に…思わず「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~」という以前のタイトルで感想を書いてしまったんだけど、さすがにもう“新米”じゃないだろうと判断されたようで、今回から邦題を「刑事モース~オックスフォード事件簿~」に一新したそうだ…気づかなかった。慌てて前回投稿のタイトルと本文から“新米”の2文字を削除したよ。

人気バンド“ワイルドウッド”のマリファナ所持疑惑を調べていた刑事のエンデバー・モースは…彼らに聴取をするが、確定的な証拠は見つからなかった。一方、流行りの音楽などを毛嫌いする過激な女性活動家ペティボンに脅迫場が届く。警察に相談した結果、警護をつけることになったが、サーズデイ警部補は、その役目をモースに任せようとする。そんな時に新たな事件が!パブで若い男の死体が見つかったのだ。やがて被害者はレンガ職人であることが判明…生前は“ワイルドウッド”のファンで、彼らの滞在先に仕事で出入りしていたことも判明する。

イギリスだからビートルズみたいなものですかね?人気バンドにマリファナ所持疑惑が浮上…モースがそれを調べてたんだけど、証拠は見つからず、警告どまりに。その後に発生した殺人事件の被害者が、前述のバンドメンバーと面識があったことから…再び捜査の対象に!メンバーの他にも、マネージャー、専属医、取り巻きのねーちゃんたちと、如何わしい関係者がいっぱい。明らかに怪しい連中だ。この事件を調べる一方で、活動家のオバチャンの警護をすることになったモース…このオバチャンがとんでもない堅物で、偏った思想の持主なんだよ。

日本に置き換えると、その昔、「8時だョ!全員集合」や「オレたちひょうきん族」を目の敵にしたPTAみたいな感じでしょうか?(笑)そんなオバチャンだから…件のバンドも大嫌い。バンドが歌う曲の歌詞がSEX(言葉自体が汚らわしいので、オバチャンはわざわざ“エス・イー・エックス”と表現)や同性愛ばかり語っていると声を張り上げる…そんなんだから、バンドメンバーやファンの若者たちから猛反発をくらう。そりゃー脅迫もされるだろうと。そして、1人、脅迫の容疑者の目星をつけた矢先に…事件が発生!オバチャンの支援者が何者かに殺されたのだ。

オバチャンへの差し入れだったチョコレートの中に“薬物”が混入…どうやらオバチャンを狙ったものだったらしいが、支援者がたまたまそのチョコを食べちゃったので、オバチャンは命拾いしたと。さらにレンガ職人の事件でも同じ“薬物”が見つかっており…俄然、バンドメンバーの容疑が濃厚になる。犯人はバンドメンバーの中にいるのか?レンガ職人の死やオバチャンへの脅迫はどんな関係があるのか?Case14“死のゲーム”でもハニートラップにひっかかったモース、今回も女絡みの災難に見舞われる…っていうか、あれは油断しすぎだろうと。

脅迫されてるオバチャンには、仕事をサポートしている娘がいるんだけど、もちろん堅物の母親だから娘本人にはあまり自由がない。だから捜査でやって来たモースに…“男”を意識する。そして、あからさまにモーションをかけてくるんですよ。“私の部屋でお酒でも…”なんて…で、堅物のオバチャンにバレたらマズイよねなんて話もしてたのに…モースはのこのこ部屋についていって一緒に酒を飲んじゃう。確かにモースには女を押し倒す勇気なんぞはないから、本当に酒を飲んだだけなんだけど、案の定、オバチャンにバレて“エス・イー・エックス”を疑われる!

この件でオバチャンは警察に猛抗議…“ウチの娘が刑事に色目を使われたザマスよ、どうしてくれるの?”…って。いやいや、ふしだらなのは“お前の娘”ですから!結局、護衛や支援者殺しの捜査から、モースはハズされてしまい…警部補からお叱りなんぞも受けてしまうのですが、本人は意外とケロっとしてまして、パブの事件、バンドメンバーの捜査に専念することに。やがてバンドの中心メンバーがLSDで発狂するなど新たな展開!それを経て…遂に真相にたどり着くモース。あのオバチャンの意見も遠からず…乱れた“性風俗”が重要なポイントに!

そしていよいよ“真犯人”と対峙するんだけど…ここでも大失態、ピンチのモース、なんと“薬物を盛られて”ラ~リラリ状態、かなりヤベェ。一応、事件は“バンド”を中心に一本に繋がるんですけど、オバチャンに対する脅迫のみ、意外なオチになっている。っていうか…モース大丈夫なのか?なんか、次のエピソードにも後遺症が残っちゃうんじゃないかって心配になりつつ、思い出したように“音信不通の警部補の娘”の名前も出てきまして、気になったところで次回へ持ち越し。現段階では未定だが、Case16、17(本国放送済)もそのうち放送してくれるだろう。


監督:マイケル・レノックス
出演:ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ショーン・リグビー ジェームズ・ブラッドショー


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2017年07月29日

刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 14 死のゲーム(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
Masterpiece Mystery: Endeavour - Season 4

海外ドラマ、ミニシリーズの新作をオンエアするWOWOWのWOWOWプレミアにて本日放送された「刑事モース~オックスフォード事件簿~」をエアチェック。昨年の11月に放送されたCase12~13は本国でシーズン3として扱われている分だったんですけど、今回は本国で放送済みの最新シーズン、シーズン4の全4エピソードから前半2エピソードがCase14~15として放送された。WOWOWでは1シーズン分を2回に分割して放送するのが恒例となっている。ということで、Case14“死のゲーム”から鑑賞…ジャケ画像はAmazonで見つけた海外盤BDです。

溺死体が川で発見された…刑事のエンデバー・モースは1か月前から行方不明になっていたラブレース・カレッジのニールセン教授ではないかと考える。確認の結果…モースの予想した通りであり、さっそく関係者への聞き込みを開始する。実は、教授が所属していたコンピュータの開発チームは、ロシアの有名教授とチェスで対戦することになっており、その試合が翌日に迫っていたのだ!同じ頃…スポーツジムのプールに併設されていた入浴施設で女性が死亡するという事件が発生。こちらも溺死体であったことからモースは事件に関連がないか疑いを抱く!

新しい事件も楽しみなんだけど…最近のシリーズでは、モースを取り巻く人間関係の変化がとにかく目まぐるしく、気になってしょうがない。何か隠し事をしているらしいモースの上司、サーズデイ警部補。最初はモースと一緒に巻き込まれた事件での負傷から始まり、その後遺症か何かなのか、やたらと咳き込む機会が増えた。そして前シーズンでは、息子が戦地へと旅立ち、娘の方はやはり事件に巻き込まれたトラウマから自宅を飛び出し行方知れず。未だに音信不通らしく警部補は嫁さんと一緒にイライラ…そのあたりがモースとの関係にも影響する。

モースは、モースで…昇任試験を受けていて、その結果が気になってしょうがない。ちょうどCase13でその様子が描かれていて…周りの受験者が必至こいて答案用紙に答えを書き込んでるのに、モース1人だけさっさと全部解答を書き終わり、新聞を取り出して読み始めるなんて余裕ぶっこきまくりだったので…かなり結果に自信があったに違いないんだけど、なんと警視正から伝えられたのは不合格。納得できないモースが問いつめると、“答案用紙の紛失”という意外な事実が判明…そう、これまた過去の事件のしがらみで、モースは警察内に敵がいるのだ。

あまりに陰険な仕打ちに呆然とするモース、そんな状態で事件に挑むことになるのだが…“鋭い推理”をして、状況が異なる2つの事件の関連性を指摘とかするのに、今度は警部補から“妄想はするな!”なんてお叱りを受けてしまう始末で、余計に拗ねるモース。その後、類似の事件が再び発生…警視正も交えた話し合いで“連続殺人”と断定され、警部補も自分の過ち(モースへの八つ当たり)を反省…いよいよ事件を本格的に調べ始めるんだけど、モースが女記者のハニートラップにひっかかったり災難は続く(笑)そしてその女記者にも痛いしっぺ返しが!

大学で開発中のコンピュータを捜査に転用しようとするあたりは、このシリーズではなかなか目新しい展開に。怪しげな容疑者が何人も浮上…二点、三転。デスマスクづくりが趣味の真犯人の“やたらとキモイ”犯行動機なども明らかになり、“お前だったか!”なクライマックスへ。過去のシーズン(エピソード)にも登場してるあるレギュラーキャラが事件に巻き込まれてしまい、派手なカーチェイスなんぞもやってのける。人質救出、犯人確保と…最後はちょっとドタバタ駆け足気味になったが、全体的にサスペンスフルにまとまっていて面白かったですよ。


監督:アシュリー・ピアース
出演:ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ショーン・リグビー ジェームズ・ブラッドショー


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2017年07月23日

SHERLOCK(シャーロック)4 第3回「最後の問題」(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
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NHKのBSプレミアムで放送していた「SHERLOCK(シャーロック)」の最新シーズン(シーズン4)が最終回を迎える…サブタイトルは「最後の問題」。今シーズンものっけから衝撃展開の連続だったけど、前回の最後にさらなる衝撃…シリーズ最強の敵が降臨した!今回もエピソードのあらすじ紹介や、レビューを書くのにネタバレは避けては通れないので、気になる方は、この文章を読まないようにお願いします。現段階では、日本でのソフトリリース日が未定だったので、ジャケ画像の拝借とリンク先はお約束のAmazonで見つけたイギリス盤ブルーレイです。

ホームズとワトソンは、ある事件をきかっけに…今まで存在を知らなかったホームズの妹ユーラスの存在を知る!事実を確認するため、ホームズが兄のマイクロフトを問いつめると、ようやく重い口を開く。しかし、その直後…手榴弾を乗せたドローンがホームズの部屋へ!どうやらユーラスが仕掛けたトラップらしい。間一髪で爆発から逃れた一行は、ユーラスが監禁されている収容施設に向かうことに!そこは警備がとても厳重で、入るのも出るのも困難。マイクロフトはユーラスが外に出たわけがないというが、ホームズとワトソンは既に彼女と出会っており…。

ホームズの前に現れた最強の敵は、なんと自分の妹だった…その偏屈ぶり、狂人ぶりはホームズやモリアーティも凌駕する!コナン・ドイルの原作小説のことはほとんど知らないので、元ネタ、ホンモノのホームズにそんな妹がいるのかどうか知らないけど、とにかくぶったまげた。なんでそんな妹がいるのに、前回、直接顔を合わせたホームズが見破れなかったのかって疑問に思ったんですけど…そのあたりも、ちゃんと説明がありましたね。昔からサイコパスだった妹が起こした事件のせいで、ホームズはトラウマを抱いてまして、記憶を改ざんしてしまったと。

話によってはスパイ絡みの事件も多く、オイラはよく、この「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズを007シリーズと比較するんだけど…今回も“それまで観客・視聴者が知らなかった身内”が敵として現れるという展開に「007/スペクター」のスペクターことフランツ・オーベルハウザーを重ね合わせてしまった(ボンドとスペクターは血の繋がりはないけど、兄弟のような関係だった)。そして、モリアーティもまたホームズ妹に操られた(?)下っ端の1人、ザコみたいな扱いだったと解釈できるところも「007/スペクター」のスペクターと過去シリーズの敵の関係性に近いか?

ホームズたちは、こんな妹と対峙するため、彼女が収容されている施設に向かうんだけど、そこは絶海の孤島にあり、警備も厳重。しかし、ここでも新たな事件が起きてしまう…全部、見透かされていたようだ。罪人に会いに収容施設に行くということで、劇中では「羊たちの沈黙」を引き合いに出すようなセリフもあったけど、“難攻不落の施設に、捕らわれた天才”ということで…森博嗣の作品(「すべてがFになる」)に出てくる真賀田四季博士あたりも思い出した。ホームズの到着を虎視眈々と待ち構えていた妹ちゃん、謎と崖っぷち状況で“お・も・て・な・し”。

冒頭では…大空を飛行中の旅客機の中で、1人の少女が目を覚ますと、他の乗員乗客が全て気を失っていて(まさか死んでるのか?)途方に暮れてしまうという…まるでホラー映画も真っ青な難事件も起きていて、妹と対決しながら…並行してこちらの謎解き、少女の救出を行わなくてはいけない。監禁施設に会いに行ったのに、逆に監禁されてしまい…そこから脱出するためのサバイバル、生き残りをかけたデスゲームも展開。ホームズには記憶の修復、トラウマの克服なんて大仕事も残ってるし…尺に収まるかしらという、こっちの心配をよそに最後は急展開!

一つのネタに関しては…“そういうオチかい”という、色々な意味で“やられた感”はあるものの、シリーズ最高のスピード感とスリルが味わえて、本当に面白かった。そして、そんなに後腐れなく、シーズンのラストを迎えたのも良かったですよね。何か謎を残したまま、次があるのかどうかもわからない続きを待たされるのって、本当にイライラしますもん。ただ、あのラストの感じじゃ、まだやる気はありそうだよ。今回、いつになく銃を持つ姿が印象に残ったホームズ、また007の話で恐縮ですが、カンバーバッチをポストボンド候補にしてもいいのではって真剣に思った。


監督:ベンジャミン・カロン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ マーティン・フリーマン シアン・ブルック マーク・ゲイティス


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2017年07月16日

SHERLOCK(シャーロック)4 第2回「臥せる探偵」(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
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先週より、NHKのBSプレミアムにて、放送が始まっている「SHERLOCK(シャーロック)」の最新シーズン(シーズン4)の第2回目、サブタイトル「臥せる探偵」をエアチェックしておいたので鑑賞。1回目の放送からかなりディープかつ衝撃的な展開だったので…本エピソードのあらすじ、レビューを書く時点で1回目のネタバレが入ることはご容赦ください!ネタバレ勘弁ってかたは、この投稿は読まないでね。前回同様、現段階では、日本でのソフトリリース日が未定だったので、ジャケ画像の拝借とリンク先はAmazonで見つけたイギリス盤ブルーレイです。

ジョン・ワトソンの妻メアリーが亡くなったことで…ホームズとワトソンの関係にも深い溝ができてしまった!ワトソンはセラピーに通い、ホームズはずっとひとりで部屋に閉じこもりっぱなしだ。そんなある日、ホームズが突然、行動を開始する!有名な起業家カルバートン・スミスが、実の娘に“人を殺したい”と告白をしたのだが…薬を使って記憶を改ざん。かすかに残った記憶を頼りに、父親が誰を殺したかったのか突き止めてほしいとホームズに依頼してきたのだ。その依頼を受けたホームズは、さっそくカルバートンを名指しで“シリアルキラー”だと避難するが…。

1回目で新婚ラブラブ生活を送っていたジョンに、“嫁さん死亡”というまさかの事件が舞い込みまして…この件で、ホームズとのコンビ存続の危機に陥ってしまったと。そんなわけでワトソンには嫁さんの幻覚(死んでも出番あり!)がつきまとい、セラピー通いが必須。一方のホームズは、お約束通り“クスリでラリラリ”状態(?)依頼だって本当に受けたのかどうかはっきりしないなんていう疑惑も浮上し…いつになく、酩酊感が強いエピソードとなった。まさか「ツインピークス」復活の影響か?なんか途中まで、デヴィッド・リンチ作品を見ているようだった(笑)

ラリラリ、ギスギスした展開が続く中…ハドソンさんのマイペースぶりは、一緒の“清涼剤”のような役割。久しぶりにホームズと対面して、しかめっ面のワトソンも…ハドソンさんの前では、いつもの調子を取り戻す。ハドソンさんが乗り回すド派手な車を見て“貸してくれ”って言うやり取りあたりは、既に…現場復帰→コンビ復活の兆しが表れているようだった。如何わしさが爆発、今回のゲスト悪役を演じるトビー・ジョーンズの怪演もなかなか、前回のエンディング後、ワトソンの死んだ嫁が遺した“地獄に落ちろ、シャーロック”と放ったキツイ一言の真意も明らかに。

そして、満を持してホームズとワトソンの前に登場する…“新たな敵”。これまた、本エピソードだけではなく、しっかりと前回からの伏線だったりして、色々と驚かされる仕組み。途中、ワトソンの“告白”で後腐れなく、綺麗に終息したかに見えた“あのネタ”が…再び。つーか、何でも見破っちゃうホームズなのに、“あの人”の正体は見破れなかったの?だってね、本編中に出てきたホームズとの関係性の説明を聞いてると、ありえない感じもするけど…そういうところに、どういう答えを持ってくるのか?次回、第3回(最終回)の放送が待ち遠しいでござるよ。


監督:ニック・ハラン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ マーティン・フリーマン アマンダ・アビントン マーク・ゲイティス


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2017年07月09日

SHERLOCK(シャーロック)4 第1回「六つのサッチャー」(2017年)

テーマ:海外TVドラマ
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昨晩より、NHKのBSプレミアムにて、イギリスの人気テレビシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」の最新シーズン(シーズン4)の放送が始まったのでエアチェック…今回も全3回の放送が予定されており、第1回目のサブタイトルは「六つのサッチャー」。サッチャー元首相の胸像の所有者の家に何者かが侵入し、次々にその胸像を破壊していく…という事件をとっかかりに、初回からかなりハードかつ衝撃的な展開に。現段階では、日本でのソフトリリース日が未定だったので、ジャケ画像の拝借とリンク先はAmazonで見つけたイギリス盤ブルーレイです。

死んだはずのモリアーティからのメッセージが届き、再びゲームに挑むことを決意するシャーロック・ホームズ…他の謎を解きながら、その時を待っていた。ある日、レストレードの依頼で、閣僚の息子が焼死体で発見された事件の調査をすることになったホームズ。被害者は死の直前に海外にいて、電話で両親と会話していたはのだが…その後、自宅前に駐車してあり、事故で爆発炎上した車の中から発見されたのだ。あっという間に真相を看破するホームズ…しかし閣僚の家で起きていた別の強盗事件の方に注目、まさか、これがモリアーティの仕業なのか?

シリーズが進むにつれ、どんどん007化しているようで仕方がないんだけど…本作もスパイ絡みの壮大な展開。まずは、前シーズンの終了間近に、死んだはずの宿敵モリアーティが復活。といっても、ホームズは生前に撮影されたビデオメッセージだとすぐに見抜くわけですが、死してなおホームズを追い詰めようとするモリアーティの執念に、ホームズ側も“かかってこいや!”とやる気満々な姿勢。なんだけど、なかなかモリアーティの仕掛けたゲームが始まらないのでイライラ。とりあえず、他の依頼で謎解きをして、暇つぶしということみたいですね。

もしかしたら、原作ファンなんかだとすぐにわかる元ネタがあるのかもしれない…小さな謎をサササっと解決していくホームズ。それと同時に、前シーズンで結婚したワトソンに、待望の赤ん坊なんぞも生まれ…その様子も並行して描かれる。ようやく、閣僚の息子の爆死事件というきな臭い、そしてスケールが大き目な事件が発生するも、この事件も簡単に解決してしまう!それよりも…被害者宅で起きていた別件にやたらと執着。それがサブタイトルにもなっている“六つのサッチャー”事件の発端…侵入した強盗がわざわざサッチャー象だけをぶっ壊すという謎。

ホームズは同じような事件が起きると推理しているようで、見事にそれが的中!これがモリアーティの仕掛けたゲームなのだろうか?本人もそのつもりで真犯人を捕まえようとするが…実は、前シーズンでも台風の目となったワトソン嫁の“過去”が再び事件、物語に大きく関わるようになる。前半ではワトソン夫妻の子育て奮戦記をわりとコミカルに描き、本シリーズらしいユーモアを演出するのに一役。シリーズを見てる人はワトソン嫁の凄さを既にしっているわけで…中盤はシリアスな展開になりつつも、まだまだホームズとの知恵比べを楽しむ余裕がある。

夫婦そろってホームズに振り回される姿なんかも、これまた楽しく…ホームズや嫁さんを信じているワトソンも、2人に見せ場を譲ったりしちゃうわけだけれども、これがまさかの衝撃展開につながるとは…。何があったか、詳しい内容は伏せておくけど、本シーズンは始まったばかり、まだ放送が2回も残っているのに…ホームズとワトソンがコンビ決裂の危機に直面すると。モリアーティがどんな悪だくみを仕掛けているのかも気になるけど、シーズン中に2人の関係が修復するのかどうかにも注目ですよね。さすがのホームズもだいぶこたえてるようだし…。


監督:レイチェル・タラレイ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ マーティン・フリーマン アマンダ・アビントン マーク・ゲイティス


【Amazonで見つけた海外盤BDです】
Sherlock - Season 4 [Blu-ray Region B](Import) ※リージョン注意 日本語なし!







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2017年07月05日

24-TWENTY FOUR - レガシー(2017年) ※全話鑑賞済※

テーマ:海外TVドラマ
24 -TWENTY FOUR- (字幕版)

ブルーレイを購入するつもりだったので、タダで見れる第1話だけをAmazonビデオで先に視聴した「24 -TWENTY FOUR- レガシー」の先行デジタル配信…あとはブルーレイの発売まで“お預け”だと思っていたところで、なんと楽天SHOWTIMEあらためRakuten TVにて実施していた“Rakuten TV ブランド変更記念第1弾! 全話レンタルパック 先着24名様プレゼントキャンペーン”でまさかの先着当選!?残りの話数もタダで見れることになり…2日間かけて、最後の12話までイッキに鑑賞した。24シリーズはイッキ見必須…やっぱり全12話だと見やすいですなぁ。

午後12時、バージニア州、アーリントン…CTUと共にテロリストのビンハリード殺害作戦に参加した元レンジャー隊員のエリック・カーターは、テロリストからの報復を避けるため、妻の二コールと共に身分を隠して生活していたのだが、何故か居所を突き止められてしまい、自宅で襲撃を受けてしまう!一方、選挙に出馬する夫を支えるため、CTU総本部長の職を辞することになったレベッカ・イングラムは、後任への引継ぎ処理を行っていたのだが…そこにエリックからの緊急連絡が!新たなテロの脅威、そしてCTU内に裏切り者が存在する可能性が浮上する!

上記あらすじは第1話を視聴した時に書いたものをそのまま流用…こんな感じで物語はスタートしますが、もちろんほんのさわりの部分でして、ここから何度も何度も話が二転三転していきます。前回の感想と重複するかもしれないけど…今回はスピンオフということで、従来の主人公ジャック・バウアーはまったく出てきません。バウアーがいなきゃ“24”じゃないよって思うかもしれないけど…ほぼ一新されているメインキャストも、しっかりとバウアーのDNAを継承してまして(笑)、命令無視や暴走を繰り返すので、そのあたりはちゃんと“24”らしさが感じられる。

まず基本的な設定として…お約束の中東系テロリストが出てきます。彼らの指導者をCTU主導の作戦で退治したんだけど、その時に軍のレンジャー部隊が協力してまして、そのレンジャー部隊だった黒人のにいちゃんが、本作ではバウアー的な役回りを演じる。潰したはずのテロ組織が再び活動をはじめ、アメリカ国内で…主導者を殺したレンジャー隊員を次々に殺すという事件が発生。黒人のあんちゃんのところにも刺客がやって来るが、なんとか撃退。そこで作戦を指揮したCTUの女性長官にコンタクトをとり…情報が洩れてる、誰が漏らしたとなる。

この女性長官も重要なキャラの1人…実は宿敵のテロ組織を倒したことで一段落、一線から退く準備をしていて、後任に引き継ぎしている最中だった!今までは色々な権限を持ってたんだけど、そういうものがなくなっちゃったので、こっそりと犯人捜しをしなきゃいけないと。それは新任のCTU長官にも盾突くことになるわけで…。本家でいうところのクロエポジション…オタク系の分析官を仲間に引きずり込み、最初のうちはレンジャーのあんちゃんとこそこそやってるんだけど、結局は事態が収拾できずCTUが介入。時には反目、時には手を取り合う関係に。

前半はテロリストの情報が詰まったUSBの争奪戦…やがて、実際のテロの実行を阻止できるかどうかとなり、テロ退治の仕事を優先するあまり…メインキャラたちはプライベートの人間関係でも危機に直面…もちろん、その親族も事件に巻き込まれ、人質にされ、テロ組織の言いなりになって、CTUに追いかけられるなんていうお約束のパターンにもなる。過去のシリーズでもそうだったけど、相変わらず学習能力が低い(笑)CTUはセキュリティも低く、裏切り者や侵入者が多すぎだっつーのなんてツッコミ要素もいっぱいだが…例のごとく勢いで乗り切る!

ボスだと思ったやつがいわゆる中ボスで…途中で意外なラスボスも降臨なんていうどんでん返しもあったり、最後まで安定した面白さはあるんだけれども…本家シリーズのように、アメリカ国内で“原爆が爆発”したり、さもなければ“ホワイトハウスで銃撃戦”が繰り広げられたりみたいな…奇想天外な見せ場はあまりなかったかなと。ペンタゴンへの物理的侵入とかもあるけど…「ミッション・インポッシブル」みたいな大げさなことはしない。大統領選も絡んでくるし、逆に原点回帰を狙ったサスペンスとして、本家のシーズン1あたりを彷彿とさせる部分はある。

ただ、見せ場が全くないわけじゃない…既にネットで情報は出回ってるけど…一番ジャック・バウアーのDNAを受け継いでるあるキャラ、そうトニー・アルメイダが復帰!それこそ時に主人公側につき、時に敵対するようなポジションであり、なかなかのクセモノっぷりだ。最初は単なる“拷問役”だけで終わるかと思ったけど…最終回近くになってアクションにもガンガン絡んできたのには感動した。トニーの活躍を見てしまうと…次は、本作で活躍したキャラクターたちとジャック・バウアーの共演がやっぱり見たいなって自然に思ってしまうのが一番の本音だ。

「リブ・アナザー・デイ」ではCIAがジャックのサポートをしており、CTUが出てこなくて、あの電話の着信音も聴けなかったけど…今回はちゃんとCTUなのであの音も復活していた(一時期は、しつこいくらいに鳴りまくってた)。主人公を黒人に変更したというのがなんとも大胆…昨今は警察官による黒人射殺問題なんかもあったりしたので、そういう風潮に対する皮肉も感じられ、実際に主人公が白人警官に暴力的に扱われるような場面も出てきた。また、まさかのホモネタ…過去シリーズでもホモを扱ったことはあったけど、CTU内での同性愛は初めてではないか?

夫婦、兄妹、親子など…恋愛や愛情のもつれも、そういえば、こういうのも“24”のお約束だったな。最終回は1時間の時間制限にとらわれず、エピローグを丁寧に描いていたのは好感。物足りないところもあるけど…充分に“24”の要素はぶち込まれていて、楽しめたよ。ただ、一度見た後に、すぐ繰り返し見たくなるような内容でもなかったし、当初予定していたブルーレイの購入は見送ろうかなって考えている。そうすると、オイラ的には初めてソフトを買わない“24”になるかもしれない…過去シリーズは必ずDVDかブルーレイで購入してたからなぁ。


監督:スティーヴン・ホプキンス ジョン・カサー ネルソン・マコーミック ほか
出演:コーリー・ホーキンズ ミランダ・オットー ジミー・スミッツ アシュリー・トーマス ダン・ブカティンスキー


【先行配信が始まってます!】
24 -TWENTY FOUR- (字幕版)







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2017年07月01日

24-TWENTY FOUR - レガシー 第1話 (2017年)

テーマ:海外TVドラマ
24 -TWENTY FOUR- (字幕版)

「24-TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」のブルーレイ発売から約2年4か月…CS放送などでは既に放送されている“24”シリーズの最新作「24 -TWENTY FOUR- レガシー」が、いよいよ7月21日に発売になるわけだけど…それに先駆けて、本日7月1日よりデジタル配信版が各動画配信サイトで配信開始され、AmazonのAmazonビデオなんかでも第1話のみだったら“無料”で視聴できる。オイラも、ブルーレイを購入するつもりなんだけど、キャストを一新したスピンオフということもあり、どんな雰囲気なのかなと気になっていたので、さっそく1話だけ鑑賞。

午後12時、バージニア州、アーリントン…CTUと共にテロリストのビンハリード殺害作戦に参加した元レンジャー隊員のエリック・カーターは、テロリストからの報復を避けるため、妻の二コールと共に身分を隠して生活していたのだが、何故か居所を突き止められてしまい、自宅で襲撃を受けてしまう!一方、選挙に出馬する夫を支えるため、CTU総本部長の職を辞することになったレベッカ・イングラムは、後任への引継ぎ処理を行っていたのだが…そこにエリックからの緊急連絡が!新たなテロの脅威、そしてCTU内に裏切り者が存在する可能性が浮上する!

第1話からジャック・バウアー暴れまくりだった「24-TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」に比べると、まだちょっとおとなし目かなって印象もあるけど…腹に一物ありそうな胡散臭い登場人物たちの、何やらミステリアスかつサスペンスフルなドラマが同時進行し、適度にアクションを盛り込んでくるあたりはまぎれもなく“24”だなと思える。特に、お約束の“時計の秒がピコピコいいながら進む画面”が出てくると…“24”を見ているなって気分になれる。つーか、「リブ・アナザー・デイ」ではCTUが出てこなかったけど、組織がちゃんと復活してるのが嬉しい。

ジャック・バウアーの代わりに、物語を引っ張る主人公は…元レンジャー部隊だという黒人のあんちゃん(妻あり)。CTUと一緒に、かつてテロリストをぶちのめしたらしいんだけど、その報復を恐れて、こそこそと生活していたら…なんと敵の報復が実現しちゃいまして、作戦に参加した仲間たちが次々と殺されてしまった。バレるはずのない正体、潜伏先が相手に知れちゃったのは、身内(CTU)に密告した裏切り者がいるに違いないという結論…おお、またこのパターンかという王道な感じもらしくていいです。CTU内部も相変わらず一枚岩じゃないようだ。

まだ1話目なんで、思わせぶりなフリばかり…キャラクターの人物相関図なんかも、はっきりと把握できない感じですけど、キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーが不在でも、ちゃんと“24”の体裁は整っているようなので、安心してブルーレイBOXを買える、予約できるなって思いました。7月21日の発売日が待ち遠しいですね。あの黒人のあんちゃんも…今後はバウアーのようにどんどん暴走してほしいなと期待。とりあえず、こんなところで…7月21日以降、ブルーレイを購入したら、また改めてレビューを書いてみたいと思ってます(あくまで予定)。


監督:スティーヴン・ホプキンス(第1話)
出演:コーリー・ホーキンズ ミランダ・オットー ジミー・スミッツ アシュリー・トーマス ダン・ブカティンスキー


【先行配信が始まってます!】
24 -TWENTY FOUR- (字幕版)







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2016年12月03日

リーサル・ウェポン Season 1 第1話「最悪のコンビ」(2016年)

テーマ:海外TVドラマ
Lethal Weapon 1 Season

今日はWOWOWで無料放送を実施中…って、オイラは加入してるからあまり関係ないんだけどさ、契約者獲得のために放送中の人気番組や、今後放送予定の新作番組なんかを加入していない人にもタダでチラ見せしてくれるという企画です。その中の1つ、来年3月放送開始予定の「リーサル・ウェポン Season 1」の第1話先行放送(吹替え版)をエアチェックしたので、さっそく鑑賞してみた。メル・ギブソンとダニー・グローヴァー共演でお馴染み、往年の名作アクションをTVシリーズでリメイクしたもので、全米でも今年放送がはじまったばかりの話題作だ。

敏腕刑事マーティン・リッグスは、犯人追跡中に産気づいた妻から連絡が入り、病院に駆けつけるのだが…なんと妻は、病院に向かう最中に交通事故に遭い亡くなっていた。数か月後、LA市警のベテラン刑事ロジャー・マータフは心臓発作を起こしてしばらく休んでいたのだが、その日から復帰。そして上司から新たな相棒を組むようにと指示されるのだが…直後に銀行強盗発生の報せが!マータフが到着すると現場は騒然としていたのだが、1人の男が指示を無視して銀行内へと勝手に入り込んでしまった!その男こそ、マータフの相棒となったリッグスだった。

映画版の1作目では…初登場シーンからリッグスは嫁さんが死んで鬱々していたけど、ドラマ版ではアバンタイトルで生前の嫁さんが出てくる。最初は、ドラマ版は嫁さんがいる設定なのかなと思いきや…産気づいた直後に、トラックに突っ込まれてご臨終(ってことは、映画のパート2で判明した死んだ理由は違うのかな?)。まだ、明るかったころのリッグスが…犯人追跡中に、バカでっかいライフルを取り出し、狙撃で車を仕留めるなんていう見せ場も登場。このあたりは、映画の方でもあった射撃能力の高さをしっかりと踏襲しているということだろう。

一方のマータフは、見た目はダニー・グローヴァーよりも若々しく見えたのだが、心臓発作で倒れて、休職中だったという設定。復帰直後に問題児のリッグスとコンビを組まされ、大変な目に遭う。いつも、心拍数か何かを計る計器を腕に嵌めててこまめにチェックしているのが笑っちゃう。ご老体なのかと思いきや、夫婦のラブシーンとか多目で現役感もアピール。でも、いつも邪魔が入りなかなか最後までデキない…なんか「バッドボーイズ」のマーティン・ローレンスも似たような事してたな。映画版同様、マータフファミリーの今後の活躍も楽しみの一つだ。

最初見た時は、ジョニー・デップの出来損にしか見えなかったリッグス役のクレイン・クロフォード…なんか違うなって思ったんだけど、犯人が籠城中の銀行に、ピザの配達を装って飄々と乗り込んでいく時の仕種が、けっこうメルギブに似てて、そのあたりから意外といいかもと思えるようになった。マータフの方はもっと自然…演じるデイモン・ウェイアンズは「ラスト・ボーイスカウト」でブルース・ウィリスと組んでたあの黒人。もともとコメディアンでもあるし、今後増えていくであろう、主人公コンビの丁々発止の掛け合いも安心して楽しめそうだなと、期待が高まる。

さすがに劇場映画のスケールと比べてしまうと、粗も目立つが…今回の先行放送、第1話を見る限り…映画の設定なんかもよく拾っており、オマージュはしっかりと感じられた。ぜひ、飛び込みの合図のネタとか、肩を脱臼させるネタも入れ込んでほしい。細かい部分での、現代風アレンジも楽しめ、犯人とのカーチェイス中に、グランプリレースの会場に紛れ込んでしまという中盤の見せ場はなかなか迫力があった。第1話の監督、および製作総指揮に名を連ねているのが「チャーリーズ・エンジェル」のマック・Gだけに、娯楽作品としては安定感があった。

ちなみに、WOWOWでは来年3月からの放送だが、既にCSのAXNにて日本でも放送が始まっている。前にスカパーでも第1話の無料放送をやってたけど、どうせ1話しか見れないんじゃ、逆にストレスがたまると思ってスルーしたんだけど、まさかWOWOWでも放送するとは思わなかったよ。今回は吹き替え版のみだったが、本放送が始まればオリジナル言語&字幕版スーパー版も放送してくれるだろうなぁ~、たぶん。でもね、けっこうこの吹替え版もキャスティングがよく、映画版でメルギブの声を担当した磯部勉がマータフを演じているという粋な計らいだ。


監督:マック・G
出演:クレイン・クロフォード デイモン・ウェイアンズ ケヴィン・ラーム ジョーダナ・ブリュースター


【放送が始まるまではこちらで】
リーサル・ウェポン全4部作収録ブルーレイBOX (輸入盤) ※日本語入り







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