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2017年11月05日

美味しんぼ(1996年)

テーマ:邦画
美味しんぼ

WOWOWで佐藤浩市主演の新作ドラマ「石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」の放送が開始されるのに合わせて、過去の出演映画の特集放送が組まれたんだけど…その中に気になる作品が!今から約21年前に、同名の人気コミックを実写化した「美味しんぼ」だ。劇中で“長年確執のある主人公親子”の役を…リアル親子の佐藤浩市と三國連太郎が演じたことでも当時話題になった。むかしレンタルか何かで見た記憶はあるんだけど…実写作品には唐沢寿明主演のドラマ版もあったりするので、内容がごっちゃになってるところも…。

創立100周年を迎える東西新聞社は、記念事業として最高の料理をよりすぐる“究極のメニュー”という企画を始動させることに。美食家として知られる陶芸の大家・海原雄山に監修を依頼し、社員の中からは“味利き”のテストで合格した山岡士郎と新米の栗田ゆう子が担当を任されることになったのだが…山岡と雄山が実の親子で、2人の間に確執があったことから、雄山は企画を降りてしまう。それどころかライバルの帝都新聞で“至高のメニュー”なる企画を始めることが明らかに!さらにその情報を仕入れた週刊誌が“究極VS至高”の対決を企画する。

原作はそんなに読んでないんだけど…TVアニメは毎週欠かさず見てました。今だと、お金のかかった邦画はみんなコミックやアニメの実写化でして…けっこう抵抗があったりする人も多いと思うんだけど、こういう風潮って今に始まったわけではなく、実は昔も普通にあったってことだよね。本作は松竹映画だったけど…同じ松竹の看板映画の一つである「釣りバカ日誌」だって、もとをただせばコミックが原作である。本作は残念ながら1本だけで終わってしまったんだけど…プロデューサーの奥山和由がブイブイ言わせてた頃なので、キャストも豪華でなかなかだ。

物語は…新聞社が“究極のメニュー”を立ち上げるところから始まり、ぐうたら社員の山岡に料理の才能があったり、偏屈ジジイの海原雄山と何か訳ありで、その後…実の親子であることが判明し、長年に渡って確執があったなど、原作ファンにはお馴染みの設定を丁寧にちゃんと描いているので…いちげんのお客さんでも問題なく見れる。コミックやアニメを先に見ていると…山岡のイメージは、佐藤浩市よりもドラマ版の唐沢寿明の方が近いようにも思えるのだが、作品の要である実父・雄山との距離感は…リアル親子・三國連太郎との演技合戦にかなわない。

作中で父親に認められたい士郎と、そんな息子を突き放してしまう雄山が火花を散らすところは、そのまんま役者として親子共演する羽目になった佐藤と三國にシンクロしており…当時から報道されていた“不仲説”なんかも後押しになり…画面からもの凄い緊張感が伝わってくる。その一方で、自分がアニメで見ていた海原雄山よりも、より人情味が強く、後半で少しずつ見せていく“息子への優しさ”にグっときてしまう三國の演技。厳しさと優しさ…二面性を兼ね備えたカリスマぶりは、それこそ「釣りバカ日誌」の鈴木社長、スーさんにも通じており、ハマリ役。

ヒロインの栗田ゆう子を演じる羽田美智子も…この人の持ってる“素の天然っぽさ”がうまく出ていて、佐藤、三國の険悪ムードを緩和させるのにちょうどいい存在であった。士郎の妹のような存在・里美を演じた遠山景織子もこの頃は超絶可愛かった。見終わった後は“干物”と“煮豆”が食べたくなる。でも、“煮豆”のエピソードとか見ちゃうと、“作り置きして、レンジでチン”することに妙な罪悪感も覚えてしまうのはなぜだろう(笑)現在、DVD化されてないのね…もしかしてWOWOWのハイビジョン放送は貴重だったか?もちろんオイラは保存版にします。


監督:森崎東
出演:三國連太郎 佐藤浩市 羽田美智子 遠山景織子 竜雷太 芦田伸介 田中邦衛 樹木希林 財津一郎


【未DVD化…VHSソフトしか出てません】
VHS 美味しんぼ







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2017年10月23日

破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年)

テーマ:邦画
破門 ふたりのヤクビョーガミ

WOWOWでエアチェックしておいた「破門 ふたりのヤクビョーガミ」を鑑賞…黒川博行の人気小説“疫病神シリーズ”を映画化したもの。小説はまったく読んだことがないのだけれども、かつてBSスカパーでドラマ化された…本作と同じ原作を使った「破門(疫病神シリーズ)」の鑑賞経験はある。ドラマ版で北村一輝が演じていたヤクザの桑原を佐々木蔵之介が、濱田岳が演じていた相棒の二宮をジャニーズの横山裕が演じる。その他のキャストも変更されているが、ドラマ版にも出ていた木下ほうかや佐藤佐吉が、別の役で映画版の方にも登場していた。

建築コンサルタントの二宮啓之は、仕事を通じ二蝶会のヤクザ桑原保彦と知り合って以来、何かとトラブルに巻き込まれてばかりである。ある日、映画プロデューサーの小清水から接触があり、映画の仕事が舞い込む。そして桑原も同行して、小清水から詳しい話を聞くことに。その後、桑原の所属する二蝶会の若頭で、二宮とも面識がある嶋田にその企画を紹介し、出資してくれることになったのだが…なんと小清水が嶋田から預かった金を持ったまま、愛人と一緒に行方をくらませてしまった!二宮と桑原は慌てて小清水の行方を捜そうとするのだが…。

ネットなどの情報によるとこの「破門」という作品は原作シリーズの5作目とのこと。だけど、ドラマ版ではオイラのような原作未読者にも入りやすいように…ちゃんと主人公の桑原と二宮の出会いから描いていたので、物語に入りやすかった。本作は…メインキャラの関係性を鑑賞者は知ってて当然という体で話がどんどんと進んでいってしまうので、ちょっと不親切に感じたね。北川景子が演じる“いとこ”の登場も唐突感がある。さらに、尺の関係なのか…ドラマでは複雑に絡み合っていた人物関係がだいぶ端折られていて、あっさりしすぎていた気もする。

っていうか…Amazonのレビューでも散々書かれてるけど、先にドラマ版「破門」を見ちゃってると、主役2人のハマリ具合がイマイチのように思える。それこそオイラは原作を読んでないので、どちらが原作のイメージに近いのかよくわからないんだけど、北村一輝の“やばい感”に比べると…どんなに凄んでも佐々木蔵之介じゃ“品がありすぎる”。いや、佐々木蔵之介って本来は好きな俳優の1人なんだよ。なんせ“ハンチョウ(安積警部補)”だし(笑)「ハンチョウ6」で共演経験のある橋爪功との掛け合いもあったりして、そういうところはよかったけど。

ああ、ジャニーズファンには悪いけど横山裕の演技は問題外だよ…セリフ棒読みじゃねーか?お前の顔を見るのは“ヒルナンデス!”だけで充分だわさ。そもそも関西出身なのに、関西人の役が下手って…ドラマの濱田岳は東京出身だけどけっこう大阪弁も頑張ってたよ。まぁ、そこが役者とジャニーズアイドルの違いなんだろうけど。タイトルからして“ヤクビョーガミ”って舐めてね?きっとジャニヲタの若いねーちゃんたちを意識したんだろうね(漢字読めなそうだし)…“疫病神”より“ヤクビョーガミ”の方がシャレオツ感あるだろうみたいな、そういうところが駄目!


監督:小林聖太郎
出演:佐々木蔵之介 横山裕 北川景子 濱田崇裕 矢本悠馬 橋本マナミ 木下ほうか 國村隼 橋爪功


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DVD 破門 ふたりのヤクビョーガミ







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2017年10月09日

探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年)

テーマ:邦画
探偵ミタライの事件簿 星籠の海

WOWOWでエアチェックした「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」を鑑賞…2年半くらい前にフジテレビが“天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~”というタイトルで島田荘司の人気ミステリーシリーズを初映像化した時には、“なんで今さら”と驚かされたけど…その続編というか、映画版も作っちゃいましたなのがこの作品。今回の原作は発刊当時の“このミス”でも上位にランクインしてて話題になったが、オイラは原作未読…いや、映画鑑賞前に読んでおきたかったんだけど、ブックオフの100円本で原作は“上巻”しか入手できなくて、まだ放置中。

脳科学者にして名探偵の御手洗潔のもとに、女性編集者の小川みゆきが訪ねてきた。彼女は御手洗の活躍ををもとに小説を執筆している作家の石岡和己にどうしても新作を書かせたいのだが、小説のネタになる事件がないと無理と言われ、それだったらと…御手洗に直接、ネットで話題の難事件を持ち込むことに。御手洗は“瀬戸内海の興居島に身元不明の死体が6体も続けて流れ着いた”という事件に興味を持ち、さっそくみゆきと一緒に調査を開始。やがて死体が広島県福山からやって来たことを突き止めた御手洗は、今度は広島に向かうのだが…。

冒頭、土砂降りの雨が降る中…何者かに拘束、拷問を加えられた挙句、赤ん坊を殺されてしまった夫婦を…捜索隊が発見するシーンから始まるが、この猟奇的かつミステリアスな幕開けは、島田壮司らしさがよく出ていて、その後の本筋にも期待感を抱かされる。続いて主人公の御手洗が登場するのだが…その御手洗が興味を持った事件というのは、冒頭の事件とは別、瀬戸内海の海流に乗って、身元不明の死体が続けざまに6体も流れ着いたという事件だった。この事件を調べるうちに、次から次へと“新しい事件”に遭遇し…やがて冒頭の事件にも繋がる。

オイラの未読積読本の中に埋もれている上巻の文庫本だけでも、かなり分厚いので…相当、原作の内容を端折っているのだろうというのは容易に想像できるし、実際に“原作派”によるネットレビューなんかを読むと、まさにそこを“指摘”していまして辛辣、辛口な意見も目立っている。確かにちょっとテンポが良すぎるきらいがあるが…その一方で、TVドラマ版の「傘を折る女」と比べると、しっかり映画的なダイナミズムが感じられ、全体の雰囲気は悪くないとも思う。いかにもなUMAネタを…幕末の歴史とからめて、論理的に解き明かしていく様も良かった。

まぁ、オイラだって先に原作を読んでしまっていたら…もっと色々と“気になる点”は出てきたと思うが、そこは未読者の強みでもあって…意外と寛大になれる。ただし…ドラマ版ではちゃんと登場していた御手洗の相棒、石岡和己が“大人の事情”で“声だけの登場”となっているのは解せない。原作を上巻しか持ってないので、下巻を入手するまで読む気はないのだが…さっき、ちょっと上巻をパラ読みしてみたら…ちゃんと石岡出てるじゃん。石岡の代役キャラを演じた広瀬アリスは可愛かったけど…多少なりとも島田荘司をかじってると、そこは譲りたくない。

ネットの噂だと…ドラマで石岡を演じた堂本光一の所属事務所、つまりジャニーズ側がなんらかの理由(どうやらテレビ版の視聴率が原因)でゴネたらしいじゃない。いや、別にオイラはジャニーズのファンでもないのでKinKi Kidsのにーちゃんがみたいわけじゃないんだよ。出演できないのであれば、そこは誰か別の役者をキャスティングしてでも石岡を“ちゃんと”登場させるべきだったのではないかと。そうそう、記事冒頭のAmazonからの拝借画像はDVDとブルーレイのジャケ画像がカッコ悪かったので配信版をチョイス…タイトルのリンク先も配信版です。


監督:和泉聖治
出演:玉木宏 広瀬アリス 石田ひかり 要潤 谷村美月 小倉久寛 吉田栄作 寺脇康文 螢雪次朗 神尾佑


【こちらはAmazonの有料配信です】
探偵ミタライの事件簿 星籠の海







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2017年09月26日

怒り(2016年)

テーマ:邦画
怒り

WOWOWでエアチェックしておいた「怒り」を鑑賞…原作が2015年版(2014年末発表)の“このミステリーがすごい”で11位にランキングしていたりして興味があったので、映画を見る前にブックオフで小説を買おうかなと思ったら…文庫の100円コーナーに並んでたのは“上”のみだった。で、最近になってようやく“下”も並ぶようになったんだけど…その時はWOWOWでの放送も決まってたし、今さら“めんどい”なと思って、結局手を出さず。オイラの時代に“いかり”という言葉を聞くとSNKのゲーム“怒”を思い出す…続編の“怒号層圏”の方が好きだったけど。

ある夏の日…八王子で“夫婦惨殺事件”が発生!現場には血で書かれた“怒り”という文字が残されており、いったいどんな意味があるのか?やがて容疑者の名前が浮上するが、整形手術を施し、逃亡を続けていた。事件から1年…東京ではゲイの藤田優馬が直人という若い男と出会い“一夜の関係”を持つ。千葉では家出して風俗で働いていた槇愛子が父親・洋平のもとへ帰ってくるが…自分と入れ違いに千葉にやって来た田代という青年と恋に落ちる。そして沖縄では内地から来たばかりの小宮山泉が離島の廃墟で暮らすバックパッカー田中と出会う。

先に見ていた予告編のイメージで、妻夫木聡と綾野剛がBL臭漂わせているだけの映画かと思いきや、宮崎あおいが“すぐにヤラせてくれそうな、股がゆるいバカ女”を演じてて、挙句の果てに広瀬すずがアメ公にレイプされる映画でもあった…。おのれ、“オイラたちのすずを…李相日許さん (なぜ、そこ監督)”と、それこそ“ブルブルと怒りに身を震わせてるオジサン”も多いのではないか?クロエ・グレース・モレッツが“初体験”しちゃった「フィフス・ウェイブ」や、ヤリマンビッチなジャンキー妊婦だった「ダーク・プレイス」を見た時に似たショックを味わうのである。

ついでに…渡辺謙がこっそりと“男の女遊びを肯定”しているのが、今見るとなかなかのツッコミどころでもあったり。さて、肝心の内容はといいますと…“八王子の住宅街で起きた、残虐な殺人事件”を軸に…3つのエピソードが同時進行。前述の殺人事件の犯人が“整形手術”をして逃亡中というのが伝えられており、それに呼応するように、フラリと現れた胡散臭い男、松ケン、綾野剛、森山未來と関わった人々の日常の変化を描いていく群像スタイルの物語で、その3人のうちの誰かが“犯人なのではないか?”と疑いたくなるミステリー仕立てになっている。

モデルになっているのが、どうやら“リンゼイ・アン・ホーカー殺害事件”の犯人・市橋達也の逃亡劇らしく(劇中の手配写真なんかもソックリだった)…この事件の概要をかじっていたりすると、なんとなく“ホンボシ”にも早い段階から目星をつけられると思うんだけど…“待てよ、実は同時進行と見せかけて、時間軸がズレていて、3人が同一人物(何度も整形手術した)”ってオチじゃないか?なんて…一瞬、勘繰ったりもしたんだけれども…さすがにそれは“早計”だった。だって、報道番組とか同じの見てるしな、そういうところから同時期の話なのは確定だな。

じゃあ、どこかで話がニアミスしたり、バッティングするんじゃないか…最後で物語が一つに繋がったりするんじゃないかと思っていたんだけど…そういうこちらの予想や期待もことごとく裏切りまして、それぞれ単独のエピソードであった。それでも、それなりにハラハラドキドキさせてくれたし、映画としては面白く見れる部分もあったんだけど…さすがに“妻夫木と綾野剛のケツ”を何度も拝むのは…“健全な男”にはけっこう酷。最初に綾野がヤラれちゃうハッテン場のシーンを見ながら、思わず六平直政の姿を探してしまう…そりゃー実写版「新宿鮫」だろ(笑)

もう一つ綾野剛ネタ…あの髪型のせいか、ボケっとした面構えが、なんだか段々と“見栄晴”に見えてきたのはオイラだけか?特に、妻夫木にヤラれた後に…2人でラーメンを啜ってる時がそっくりだった。さっきも書いたけど、貶すほど悪い映画でもないんだけど、内容上、何度も繰り返し見たいかと問われると、そうでもなく…一回見れば充分かなって気持ちになった。ドロドロして、ハードな重たい映画だけど、沖縄パートに出てくる自然の風景がとてもきれいでなんだかホットさせられる。レイプ前、怒りに震える前の広瀬すずの溌溂とした笑顔もまさに天使だった。


監督:李相日
出演:渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野剛 広瀬すず 宮﨑あおい 妻夫木聡 池脇千鶴 高畑充希


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DVD 怒り 通常版







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2017年09月21日

CONFLICT ~最大の抗争~ 第二章 終結編(2016年)

テーマ:邦画
CONFLICT 〜最大の抗争〜 第二章 終結編

“1か月無料体験”を利用中のNetflix…無料期間も残り数日。Amazonプライム入ってるから、やっぱ課金はもったいないよなぁ~。WOWOWのエアチェックだってけっこうたまってきちゃったし。う~ん、迷う…残り日数で色々と作品を鑑賞しながら、最終的な決断をしようと思う。ということで、今日は昨日見た「CONFLICT 〜最大の抗争〜 第一章 勃発編」の続き…「CONFLICT 〜最大の抗争〜 第二章 終結編」を鑑賞する。“オールインエンタテイメント”の20周年記念作品として劇場公開もされた作品だが、DVDや配信版は分割して全二部構成となっている。

天道会と半グレやアウトローが集まった大東亜団はもともと小競り合いがあったのだが、天道会の舎弟頭・兵頭護が大東亜団に殺されるという事件にはじまり、元大臣からの依頼で動いた仕事に関しても、大東亜団とバッティング、さらにその後の天道会本部の襲撃事件へと発展していく。天道会の若頭で鷲尾組組長の鷲尾一馬は、元大臣が天道会と大東亜団を天秤にかけたと察し、背後関係を調べ始め…やがて元天道会で、鷲尾と仲違いした大東亜団のリーダー明神良成の関与が明らかになる!さらには騒動の中心に“カジノ利権”も関わっていて…。

“第一章”ではほとんど出番がなかった哀川翔…小沢アニキの宿敵としてたびたび名前の挙がっていた“明神”がやっぱり翔あにぃだった。ヤクザ同士の因縁、はたまた政財界の利権などが複雑に絡み合っているんだけど、もともと小沢アニキと同じ組織に属していた哀川翔あにぃが、過去の遺恨からそれを利用して“復讐計画”を実行していた…さらには警察組織がそれを黙認して、ヤクザと半グレをぶっ潰そうとしていたというのが物語の全体像。不器用だけど、情に厚い小沢アニキとその仲間たちが…相手の罠だと知りつつ、渦中に飛びこんで行くって感じ。

“第一章”で各キャラクター同士の“因縁”というフリは整っているので、あとは“怒り”をぶつけ合うだけである…。中野英雄は方腕を切り落とされ、菅田駿も刺されて意識不明…半グレ連中に押され気味だったヤクザさんたちも、シャバに戻ってきた的場浩司、そしてその兄弟分で助っ人の大沢樹生のおかげで息を吹き返す。内通者のあぶり出し、拷問などを経て…敵の情報を仕入れる。しかし、ヤクザよりも鬼畜な半グレ…小沢アニキの兄貴分で、今は堅気になっている飲み屋のオヤジ・六平直政の娘を拉致って、クスリ漬けにし、輪姦しまくる!

娘を助けたきゃ…組長の小沢アニキひとりで取引場所まで来いと。さらには…第一章でヤクザさんたちを罠にハメるのに利用された女と、本宮泰風がなんだかいい雰囲気になってしまってまして、もちろん、そんな“弱み”も相手に利用されてしまうのだ。そういえば…本宮アニキがその女とラーメンを啜ってる後ろで流れてるラジオの曲が、リアル嫁“松本明子”のデビュー30周年記念曲“くとうてん”っていうのが笑ってしまう。そういえば“第一章”のエンドクレジットにも“Special Thanks AKIKO MATSUMOTO”ってあって、ちょっとひっかかってたんだよな(笑)

後半はアクションシーンのオンパレード…“第一章”の冒頭、組抜け問題で一戦交えた本宮アニキと山口祥行(理由あって半グレ側についてしまった!)のリベンジマッチ。そして、的場・大沢コンビは…半グレに情報を流していた元ヤクザ・永倉大輔とその仲間を蕎麦屋で襲撃…大殺戮!ここでの2人の落とし前のつけかたがカッコイイ。そして、殴り込み前に“武器はどうする?”と聞かれた小沢アニキは…“長ドスでいい”と日本刀一本持って、敵のアジトに向かうんだけど…宿敵・翔あにぃと戦う前に、リアル弟・小沢和義、カズさんが立ち塞がるのであった!

遠藤要をはじめとするザコキャラもわんさか…「キル・ビル」真っ青な血みどろソードアクションを展開しつつ、カズさんとも戦わなきゃいけないんだけど…そこに片腕の中野英雄が病院を抜け出して駆け付ける…ザコは俺が引き受けると…。激しいバトルを制し、いよいよラスボスの哀川翔、翔あにぃの降臨…。かつて「DEAD OR ALIVE 犯罪者」ではどこからともなくバズーカ砲を取り出し地球を破壊してしまった翔あにぃ。本作では…某有名アクション映画を彷彿とさせる武器(過去の遺恨と大いに関係あり)で、2人のラストバトルを大いに盛り上げてくれる。

血みどろ残虐シーン満載のヤクザ映画なんですけど…最後の最後は、それこそ“ヤクザ組織”の親兄弟たちの深い深い絆を見せられ、なんかやたら感動的な“ファミリードラマ”のような味わい。ヤクザ映画を見終わって、こんな爽やか、晴れやかな気分になっていいのかななんて思いながら…エンドロールに登場する、役者の名前“ひとりひとり”を見つめるのであった。っていうかさ…Netflixって、エンドロール見てる最中に、次のお薦め作品の再生が始まろうとするじゃん。エンディングで浸りたい派としては、元の画面に戻す操作が煩わしい…なんとかならんか?


監督:藤原健一
出演:小沢仁志 本宮泰風 中野英雄 山口祥行 菅田俊 渡辺裕之 小沢和義 的場浩司 白竜 哀川翔


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DVD CONFLICT 〜最大の抗争〜 第二章 終結編







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2017年09月20日

CONFLICT ~最大の抗争~ 第一章 勃発編(2016年)

テーマ:邦画
CONFLICT 〜最大の抗争〜 第一章 勃発編

“1か月無料体験”を利用中のNetflixも…無料期間があと1週間を切っている…使い始めた頃は1日に2本見ることもあったりしたのだが、後半は失速。とりあえず課金前に解約するつもりなんだけど、やっぱりギリギリまで使い倒さなきゃもったいない。当初はNetflixオリジナル、または限定配信のものを意識して選んでいたのだが、そろそろなりふり構わずに責めようと。自分が加入してるAmazonプライムの無料対象になってないものなら、見たいものを率先して選ぶ。そんなわけで小沢アニキ主演のVシネ「CONFLICT 〜最大の抗争〜 第一章 勃発編」を鑑賞。

天道会の舎弟頭・兵頭護が…大東亜団と呼ばれる半グレやアウトローの寄せ集め集団に拉致された挙句、嬲り殺しにされるのだが…他の天道会関係者は、まだその事実を知らなかった。そんな天道会は若頭で鷲尾組組長の鷲尾一馬が仕切っていたが、シノギも厳しく…他の幹部連中から不満もあがっていた。ある日、元経済産業大臣・正岡から…“女を拉致してほしい”という依頼を5億で引き受けるのだが、鷲尾は訝しがる。やがて鷲尾組若頭の沖田正平が“拉致”の実行を任されるのだが、現場で大東亜団とバッティングしてしまい銃撃戦に…。

Vシネの老舗“オールインエンタテイメント”の20周年記念作品とのことで…一応、劇場公開なんかもされたそうなんですけど、公開時に2時間43分あった本編を、DVDや配信版では半分にぶった切って2部作にしているという、いつものビジネス商法は変わらず。幸い、Netflixでは「CONFLICT 〜最大の抗争〜 第二章 終結編」もちゃんと配信していたので、続けて見る予定だけど。とりあえずは、さっき見終わったばかりの“第一章”の感想をまとめておく。中には大嫌いな品川祐など吉本芸人の顔もチラホラ見えるが、それ以外は文字通りオールスターキャスト!

メイン主人公…ヤクザ組織を事実上仕切っている若頭の小沢仁志アニキを筆頭に、その下には本宮泰風、中野英雄、菅田駿、曽根悠多、渡辺裕之(出てきてすぐに殺されるので、小沢アニキとは回想シーンでの共演のみであった)がズラリと控えており…そういえばモっくん(といっても本木雅弘じゃなくて元木大介の方なんですけど)も同じ組織に属してまして、あとはお勤め(服役)中の的場浩司が“第一章”終了間際に大沢樹生を引き連れて出所してくる。ちなみに、組を仕切ってる小沢アニキの上にどっしりと構えているのは親分の白竜さん!?

この人たちと敵対してるのが…半グレやアウトロー、元ヤクザ…ついでに“元少年A”までいる寄せ集め集団でして…その中でもやたらと敵意をむき出しにしているのが小沢アニキの実弟のカズさん、小沢和義さんだという。東映Vシネ25周年記念作品「25 NIJYU-GO」では珍しく兄弟役を演じていた小沢アニキとカズさんだけど…どちらかというと、このように敵対する間柄の方が普段は多いよね。ほか、賭博問題でリアル謹慎をくらった遠藤要とか、暴行事件を起こした高岡奏輔(この人が元少年A役)とか“芸能界の問題児”もこっちの敵対組織のメンバー。

さらに寄せ集め集団にスカウトされて途中参加する元ヤクザが…山口祥行なんだけど、実はちょっと前まで小沢アニキたちの仲間だった。嫁さんが腹ボテでカタギになったんだけど、小沢アニキの命令(白竜さんが作った仕来りを守った故に)で、本宮アニキに無理やり“指詰め”させられており、色々と因縁、遺恨があって…敵対組織に加わってしまったと。そして、この寄せ集め集団…劇中では“大東亜団”と呼ばれるグループを率いているのが“明神”という名前の男なんだけど…なかなか出てこない。いったい誰やねんって感じなんですけど…。

そういえば…オープニングクレジットに“哀川翔”の名前があったけど、まで出てきてない。もしかして、もしかすると…寄せ集め集団のリーダー“明神”が哀川翔なのではないかと。あるキャラクターの夢か何からしい“回想”の中に…翔あにぃらしき人物がチラリと出てきたんだけど、この“第一章”での出番はそれだけだった。登場人物たちが交わした会話から推測すると…どうやら哀川翔も、もともとは小沢アニキと同じヤクザ組織に属していたようなのだが、色々とあって“袂を分かつ”結果となり…敵対するようになったと、そういうことのようです。

“第二章”では小沢アニキVS翔あにぃの衝突が本格化するのではないだろうかというところで物語はいったん終了。このヤクザと寄せ集め集団の他にも…“漁夫の利”を狙う警察組織、渡辺哲、IZAMU、赤井英和なども登場…激しい戦いが始まりそうな予感。“第一章”を見終わった時点での感想は…正統派なVシネヤクザ映画として撮った「DEAD OR ALIVE 犯罪者」みたいなイメージだなと。自分を轢き殺そうとするワゴン車に悠然と日本刀で立ち向かう小沢カズさんが、クライマックスでは中野英雄の腕も斬りおとすなど…“第二章”への期待が高まる。


監督:藤原健一
出演:小沢仁志 本宮泰風 中野英雄 山口祥行 菅田俊 渡辺裕之 小沢和義 的場浩司 白竜 哀川翔


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CONFLICT 〜最大の抗争〜 第一章 勃発編







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2017年09月18日

ミュージアム(2016年)

テーマ:邦画
ミュージアム [Blu-ray]

台風18号の影響どうでした?進路予想を見ると、オイラの地区はそんなに影響はないかななんて軽く考えてたんですけど、日付が変わった頃から雨風が強くなり…BSも受信できなくなり、WOWOWの“最新アニメ特集”で録画中だった「GANTZ:O」と「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」が両方とも録画できなかった。今日、見る気満々だったのに。「GANTZ:O」はお試し中のネットフリックスでも配信してるけど、WOWOWがあるからと我慢してたんだけど…。「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」は字幕放送だったので、30日の吹替え版放送を改めて狙う。

そんなわけで、同じWOWOWで土曜日にエアチェックしておいた「ミュージアム」を鑑賞することに…珍しく原作コミックは映画化決定前から読んでおり、劇場にも見に行こうかなって予定してたんだけど、理由は忘れたけど、見る機会を逸しちゃって、もともとWOWOWが製作にからんでたからからすぐに放送するだろうとは思ってたので、配信やレンタルは利用せず放送を待っていた。いつもWOWOW鑑賞作品は、基本的にDVDのジャケ画像を拝借するのだが、Amazonの画像が斜め向きのバージョンしかなかったので、見栄えを優先しBD画像をチョイス。

刑事の沢村久志は家庭を顧みずに、仕事にばかり向き合っていたせいで…妻・遥と息子に家を出られてしまう。そんな時に、新たな事件が発生!女性が磔にされた挙句、犬に襲わせるという猟奇的なものだった。やがて犯人からと思われるメッセージが発見され、そこには“ドックフードの刑”と記されていた。その後も同一犯の犯行と思われる事件が発生!やがて被害者の共通点が“幼女樹脂詰め事件”の裁判に関わった裁判員であることに判明…その事実を知った沢村は驚愕する。実は遥もその事件の裁判員だったのだ。遥と息子にも犯人の魔の手が…。

原作に比べると表現が抑えられてるところもあるし、死体描写にしても…ちょっと作り物めいているかなという印象も受けるが…このあたりは興行を考えた、規制回避の意味もあるのかもしれない。題材のわりにPGやRの指定もついていない。それでも、今の邦画界でちゃんと映画を撮れる大友啓史だけあり…原作の持つ“嫌悪感”はしっかりと描き出せている。“悪趣味でメッセージ性がない”という批判もあるみたいだが…それこそ作品の狙いなのではないか?実際に最近の犯罪なんて、加害者の“一方的な身勝手”の押し付け、理不尽なものばかりじゃないか。

“猟奇殺人”を題材の映画を見て“不快”とか…当たり前だろ。そんな映像を見て喜んでる方が異常じゃねーか(笑)第二の事件“母の痛みを知りましょうの刑”の被害者・優くんのキモオタぶりも原作ソックリで笑う(笑)ただ、カエル男に襲われた時…原作では眼鏡をはずしてたけどな(そんな細かいとこツッコムな)。ストーリーなんかに関しても意外と忠実…主人公刑事とカエル男がカーチェイスを繰り広げるあたりは、映画的に派手になっていて、邦画としては頑張っている方だろう。物語の性質上、雨降りのシーンが多いのだが…撮り方が巧く豪華さが増す。

最初に気づいた目立った変更点といえば…主人公刑事が容疑者の手がかりをつかむ医師が、女性(「シン・ゴジラ」の市川実日子!「小さな巨人」の主婦役も萌えたが、やっぱりこの手の医者や学者が似合う)になってたことで…このあたりが、事件解決後の独自展開に影響してくると。虚をつかれながらも、ジワジワと後味の悪さを噛みしめる原作のオチに対し…映画版は社会派を狙ったようなリアルな怖さになっていた。大友啓史監督と言えばこの作品と同時期に「秘密 THE TOP SECRET」なんても撮っていたが、本作の方がまとまりも良く面白かった。


監督:大友啓史
出演:小栗旬 尾野真千子 野村周平 市川実日子 田畑智子 伊武雅刀 大森南朋 松重豊 妻夫木聡


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Blu-ray ミュージアム







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2017年09月13日

発狂する唇(1999年)

テーマ:邦画
発狂する唇

WOWOWで始まった黒沢清監督の新作映画「散歩する侵略者」のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」の脚本を「リング」の高橋洋さんが担当していた…そして高橋さんの脚本といえば、もう一つ有名なのが「発狂する唇」だ。そういえば…せっかく“1か月無料体験”利用中なのに…このところ使う暇がなかったNetflixを物色してた時に見つけて、マイリストに登録してあったことを思い出す。続編の「血を吸う宇宙」はDVDを所持してるんだけど…「発狂する唇」はレンタル落ちで入手したVHSしか持ってなくて、久しく見ていなかったので、この機会に再鑑賞。

女子中学生の首を切り落とすという猟奇殺人が立て続けに発生…容疑者の倉橋美智夫は行方をくらませており、被害者の“首”も発見に至っていなかった。マスコミは事件の詳細を知ろうと、美智夫の家族、母親と2人の妹、かおり、里美を執拗に追いかけまわし、近隣住民からの嫌がらせも増えていた。こんな状況でも兄の無実を信じる里美は…霊能者・間宮悦子に救いを求める。悦子は霊媒で“美智夫は犯人ではない”と断言。その後、助手の当麻と共に倉橋家にやって来て、3人の協力のもと儀式を行うのだが、母やかおりが生贄にされ…おかしな状況に!

何度見ても“面喰う”エログロ満載なホラーコメディ、そしてアクション!言葉で説明するのがとにかく難しい、変な映画です。三輪ひとみ演じる主人公の兄が連続猟奇殺人の容疑者として指名手配されているという状況で物語はスタート…加害者家族の災難を描いた「誰も守ってくれない」のごとく、マスコミにもみくちゃにされるひとみちゃん。近所から石は投げられるし、訪ねてきた刑事には嫌味を言われるし、母親と姉も“うんざり”している。父親は既に他界…っていうか、父親も実は犯罪者で、“死刑”になっていた(笑)血は争えないという話なのか?

それでも兄の無実を信じ、状況を打破するには“自分たちで事件を解決するしかない”とひとみちゃんは…怪しげな霊媒師にすがる。そして、この霊媒師が助手の男を伴ってひとみちゃんの家に転がり込んできてから、状況がもっとおかしくなる。どうやら“儀式”の一環らしいのだが、助手の男に“迫られ”、肉欲に溺れていく母と姉。姉が男と交わう姿を目撃して、“吐き気”を催したひとみちゃんは…マスコミが群がる外に出て“嘔吐”。そのまま走り去り…公園で一息ついてるところに、今度は尾行中の刑事が現れ、ひとみちゃんがこの刑事を超能力で殺しちゃう。

かと思えば、FBI(阿部寛)が接触してきて…すべてが霊媒師たちの仕業だから、お前は悪くない、協力しろと。その直後、頭が混乱したひとみちゃんが、急に歌い出すミュージカルシーンに突入し、現状を嘆く…。家に帰れば“刑事殺し”を追求するために別の刑事・諏訪太郎が現れて、ひとみちゃんを犯そうとし…そのピンチを霊媒師たちが救うんだけど、やっぱりそれも“儀式”の続きでして、結局、首を絞められ死体になった諏訪太郎に前から、霊媒師の助手・下元史朗に後ろから…同時に犯されてしまうひとみちゃん、あの美しいお顔が苦悶に満ちる。

テレビ画面の向こうではレオタード姿の大杉漣が股間を膨らませて(間違いなく何か異物を入れてる)奇妙なダンスを踊り、家の中にある刑事の死体をふろ場で解体。家になだれ込んできたマスコミ連中をひとみちゃんが超能力でぶっ倒したかと思いきや…遂に明かされる“猟奇殺人”の真相と真犯人!やっぱり“兄”は犯人ではなかったのか?これまた霊媒師の策略で“ある集団”と血みどろバトルを繰り広げる羽目になる主人公一家。このバトルシーン…香港のスタッフが携わってるので、やたらとアクションが本格的でして、無駄に凄いんですよね(笑)

クライマックスで色々なことがわかるし、色々なことが起きるんですけど…それらもひっくるめて、霊媒師たちの“ある企み”だったというオチなわけなんですけど…その正体と結末はもちろん語るわけにはいきません。一応、“ホラー”だったというのを忘れていない展開ですね。やっぱり最後にも“オイシイ出番”を持っていく大杉漣!すっかり大物になってしまった阿部寛なんかは…今じゃこんな映画に出てくれないだろうな。続編といいながら、あまりストーリーに関連がない「血を吸う宇宙」も馬鹿馬鹿しく面白いが、やっぱり「発狂する唇」のテンションには敵わない。


監督:佐々木浩久
出演:三輪ひとみ 夏川ひじり 由良宜子 吉行由実 栗林知美 下元史朗 阿部寛 大杉漣 鈴木一真


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DVD 発狂する唇







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2017年09月12日

Seventh Code セブンスコード(2014年)

テーマ:邦画
セブンスコード

新作「散歩する侵略者」の公開に合わせたWOWOWの黒沢清特集でエアチェックした「Seventh Code セブンスコード」を鑑賞…けっこう前からAmazonのプライムビデオでも無料で配信していた中編映画(本編は1時間ほど)なんだけど…主演女優が前田敦子で、本来はCDのオマケでついているDVD扱いらしく(映画単体ではパッケージ化されてない模様)プロモーションビデオ的な臭いがプンプンしてたので、今まで見る気が起きなかった。それでも黒沢作品という括りで見ると、海外の映画祭で評判になっていたりもするので、この機会に接してみる気に…。

東京で偶然、自分を誘った男・松永を探し求めて、ロシアのウラジオストクまでやって来た…ようやく松永を探し当て、見つけた瞬間に駆け寄る秋子、必死にアピールするのだが、相手はまったく覚えていない様子。それでも秋子を哀れんだ松永は、食事に誘ってくれた。しかし、食事を終えると、松永は秋子を置き去りに。気づいた秋子はもう一度、松永を追いかけて、必死にすがりつこうとするが…その後、何者かに拉致され、身ぐるみはがされ捨てられてしまう。無一文になった秋子は斉藤という日本人が経営する店で働きながら、松永との再会を願うが…。

昨日見た、海外初進出作品「ダゲレオタイプの女」同様、どんな題材、撮影環境(邦画だけど、オールロシアロケ)であろうとも…しっかりと黒沢清テイストをぶち込んでくるところはさすがでして、黒沢作品として安心して楽しめるレベルにはなっていた。とにかく、前田敦子は見てるだけで“イライラ”してくる。行動、喋り方、佇まい、全てにおいて…ただ、それが奇蹟的に作品にマッチしているというのがなんとも皮肉。メシの食い方がガサツで汚ねぇなぁ~って感じだけど、それって演技じゃないじゃん!いつもと一緒じゃん!とか、ツッコミいれながら見ると楽しめる。

冒頭、“私を覚えてますか?”と鈴木亮平にグイグイと迫る前田敦子…ただのストーカー馬鹿女でして、亮平困ってるじゃんか。それでもちょっと紳士的な亮平は、敦子を食事に誘って話を聞いたりするんだけど…さりげなくレストランに置き去りにする…グッジョブ!でも、自分が置き去りにされたと知った敦子は、脱兎の如く走り出し、再び、亮平に追いつくんだけれども…相手にされない。それでも建物の中に無断侵入して、結局、如何わしいロシア人に拉致られてしまう。その後、ズタ袋に入れられて、どこかに捨てられる敦子。そのまま海に投げ込んじゃえよ!

って感じだけど…身ぐるみはがされただけでなんとか生き延びる。無一文になった敦子は、たまたま目についた“日本語のメニュー”を出してる飲食店で無銭飲食。日本人オーナー山本浩司に嫌味を言われても、図々しく“私を雇え”と提案し、納得させてしまい…その店で働きながら亮平を探すことにする。後半は亮平と再会するチャンスが訪れるが…その亮平が、何やらマフィアとつるんだ悪党らしいというのが判明し、単なる“ストーカー馬鹿女”の話が、核兵器をめぐる壮大な話に転じ、半ば予想してたけど、本当にそうなるとはな急展開を迎える。

敦子の“計画”が成功し、本人大満足…いきなりミュージックビデオパートが挿入されるあたりは“げんなり”させられるも…これが本来の目的なので仕方がないだろ。その後、黒沢清らしい、予想外にブラックなオチがつき“笑いが止まらなかった”。“ダイナマイトに気をつけろ”ってフリをそのまま実行するところが素晴らしすぎです。あれはそれまでの“イライラ”を帳消しにしてくれたよね。この文章の初めの方に“Amazonのプライムビデオでタダで見れる”って書いちゃったけど…今調べたら無料配信は終了したみたいで、“有料”になってました、ゴメンなさい。


監督:黒沢清
出演:前田敦子 鈴木亮平 アイシー 山本浩司 エレナ・アンドレーエヴァ ウラジーミル・セルゲヤーコフ


【ゴメン、プライムの配信終わってた…有料だ】
Amazonビデオ セブンスコード







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2017年08月28日

SCOOP!(2016年)

テーマ:邦画
SCOOP!

WOWOWの初回放送でエアチェックしておいた「SCOOP!」を鑑賞…歌手で俳優の福山雅治がパパラッチを演じ、スクープ連発な“週刊文春”を彷彿とさせる、今時の総合週刊誌事情に鋭く切り込んでいく痛快エンターテイメント。監督は「モテキ」「バクマン。」、そして公開中のアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の脚本なんかも担当している大根仁。得意のサブカルネタ、実在固有名詞とか盛り込めば、面白い作品になるんじゃないかと期待していたが…公開時は“大コケ”“爆死”の文字がネットで躍っており、評価は芳しくなかった。

部数が伸び悩む写真週刊誌“SCOOP!”の編集部に配属された新人記者の行川野火…副編集長の横川定子の指示で、伝説のスクープカメラマン、都城静に付きっ切りで行動を共にすることになる。普段は一匹狼の静、現在は芸能人のスキャンダルばかりを狙う“中年パパラッチ”と呼ばれており、オマケに酒好き、女好き、借金まみれのどうしようもない男だった。最初は静にまったく共感できない野火だったが、静かスクープ写真を撮った瞬間に立ち会い、仕事の面白さに魅了されていく。やがて2人のコンビは次々にスクープを連発するようになるが…。

原田眞人が撮った「盗写 1/250秒」という作品の現代風リメイクなのだそうだが、オリジナルは見たことがない。印象的にはパパラッチ版の「地雷を踏んだらサヨウナラ」みたいな感じだったかな?実在した戦場カメラマンの一ノ瀬泰造と、劇中で福山が演じたフィクションの“中年エロオヤジ”を比較の対象にしたら失礼かもしれないけど…ファインダーの向こう側の風景に憑りつかれた1人の男という点で見ると、色々と共通する部分も出てくる。新人記者の二階堂ふみに、ロバート・キャパを熱く語る姿を見て、よりそういうイメージが強くなったのでした。

下ネタ、セクハラをバンバンとかましながらも…観客・視聴者の“のぞき見趣味”をうまく刺激して、それこそついつい写真週刊誌なんていう“下世話”な読み物に手を出してしまう読者の意識、感情とシンクロしているような…前半の展開はなかなか痛快だ。ただ、スキャンダル自体は作り物でも、もっと“実在の芸能人”なんかが本人役でカメオ的に出てきたりするのかなと思ったら…意外と当たり障りがないものばかり。ターゲットにされるアイドルの役とか、ジャニーズとかAKBとかEXILEとかだったら面白かったのに…ネタ自体は、彼ら、彼女らを想起させる。

ボツになったネタを“文春に持ってく”とか…実在の雑誌名などはところどころで出てきて、業界の内幕的な雰囲気はよく出ていたけど。それにしても、相変わらず大根仁の演出は“リリー・フランキー頼み”なところがあるよな。リリーさんのシャブ中演技はまさに“飛び道具”でして、重要な局面には必ずと言っていいほど関わってくる。うまいんだか下手なんだかよくわからん福山の代わり映えしない演技も、リリーさんのおかげで、なんとか見れたって感じだよ。公私ともにビッチなイメージがつきまとう若手女優・二階堂ふみが、珍しく少女のような可愛さで良かった。

警察が躍起になって隠そうとする連続殺人犯の素顔を激写するために、現場検証の場へ赴く中盤の見せ場。どうやってブルーシートで隠された部分を撮るかという、打ち合わせ段階で、新人の二階堂ふみが“ドローンは?”って提案するんだけど、“今は規制が厳しくて使えない”と直ぐに却下される。で、直後にシーンが変わって、現場の俯瞰映像が出てくるんだけど、確かにあれはドローンじゃなくて、クレーンぽい撮影だった(違ったらゴメンナサイ)。でも、別のシーンでは、ちゃんと効果的にドローン撮影も使われてて、そういう撮影的なセンスはけっこう好き。


監督:大根仁
出演:福山雅治 二階堂ふみ 吉田羊 滝藤賢一 リリー・フランキー 斎藤工 中村育二 塚本晋也


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DVD SCOOP! 通常版







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