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2009年12月23日

アバター(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-アバター


【鑑賞日:2009年12月22日】

明日23日から正式公開の「アバター」の3D版前夜祭上映へ行ってきた…どうせだったら川崎のIMAXまで行ってIMAX版を鑑賞しようかなぁなだと検討もしてたんだけど、面倒くさくなって結局いつもの近所のシネコンへ。実はちゃんとした3D映画の劇場鑑賞は初めて(前に「スパイキッズ3D」は見たことあるけど、あの時はまだ赤青メガネだった)…どこの劇場でも3Dは各種割引料金が適用されない特別料金だけど、わざわざ2000円も払って見たいなって思わせる作品は今までなかったしね…でも今度はキャメロンだし、ちゃんと劇場で見ておこうと…。

戦闘で負傷し車椅子生活を余儀なくされている元海兵隊員のジェイク・サリーは、地球から5光年離れた惑星ポリフェマスの衛星パンドラに向かっていた。実は死んだ双子の兄が携わっていたパンドラ内での研究や採掘事業を円滑に進めるためのプロジェクトに、どうしても同じDNAを持つジェイクの存在が不可欠だったのだ。そのプロジェクトとは、パンドラに住む先住民族“ナヴィ”と地球人のDNAを組み合わせ“アバター”と呼ばれる肉体を作り、それを特殊な装置を使って“リンク”(遠隔操作)する事なのだ。ジェイクと“アバター”のリンクは成功…まるで本当の自分の身体のように“アバター”を操れるようになったジェイクは科学者のグレースたちと森の探索にでかけたのだが、そこで森に住む凶暴な生物に襲われてしまう。そんなジェイクの“アバター”を助けたのはネイティリというナヴィの娘だった…。

まず3Dメガネについて…この前ネットを眺めていたら普段、眼鏡を利用している人はどうするの?なんて書いている人がいて、オイラもちょっと不安になる…実は自分も眼鏡着用者だ。「スパイキッズ3D」とかさ、ブルーレイで見た「ブラッディ・バレンタイン3D」なんかは紙製のペラペラな赤青メガネだから、普通に眼鏡の上から着用して何の支障もなかったけど…そういえば最近はかなりゴツイ眼鏡を劇場で貸し出しするんだよ。慌ててググってみたら、いくつか同じような内容の書き込みや記事にヒットしたんだけど…中には3Dメガネが小さくてうまくハマらなかったなんて書いてる人もいた。で、恥を覚悟でチケット売り場のおねーちゃんに「眼鏡着用者でも大丈夫なん、初めてなんすけど…」と質問すると、「ウチは眼鏡の上からでも全然大丈夫ですよ」とのこと…。

それでも半信半疑だったんだけど、現物を見たら納得…シネプレックスの場合、メガネにバンドが付いていて、掛けた後に頭の後ろで“キュッ”と絞ればいいようになっていた。フレームの伸縮もけっこうきくし、オイラは普通の縁ありの眼鏡ですけどピッタリと眼鏡の上にハマって、鑑賞中も全然ズレたりしなかった。眼鏡の上から3Dメガネを掛けても全然問題なかったので、オイラみたいに不安になっている方はご安心ください(あくまでシネプレックスは)。周りにさ眼鏡着用者けっこういたんだけど…やっぱみんな不安だったみたいよ。座るとすぐに3Dメガネをいじくりまわし、それを掛けて周りをキョロキョロ見回したりしている。そういう“おじさん”がいっぱいいた(笑)不安なのはわかるけどさ、まだ場内が明るいうちにコレやるとけっこう恥ずかしいよ…眼鏡は指示が出てからお掛けくださいって、注意書きも渡されたんだけどね(笑)。

で、いよいよ上映時間、角川映画「人間失格」の予告の後に“メガネを着用してください”の指示が画面に出る。そこで3Dのお試し視聴も兼ねて…「トイストーリー1&2」と「同3」の3D用予告が流れた。もし、メガネに不調があった場合はここで係員に申し出てくださいって、先述の注意書きにも記述されているんだけど…特に問題なし。ああ、確かに立体的に見える、見える…それに奥行きの表現なんかも凄い。さすが最新技術…この間見たブルーレイの「ブラッディ・バレンタイン3D」なんかよりも自然に飛び出してくるし、赤青メガネじゃないので色合いなんかは案外普通に見えるんですね。で、「トイストーリー」関連の予告が終了して、ようやく待ちに待った「アバター」の本編が始まる…。

宇宙船でパンドラへ移動中のジェイクが睡眠カプセルの中で目覚めるという冒頭部分から…かなり立体的な映像を拝めて感動。無重力で漂ってる人が、目の前に迫ってくる。で、宇宙船の通路みたいなのがスクリーンの奥の方までズーーーっと続いているような、空間の奥行き感をやっぱりここでも感じる事が出来る。あとは、SF作品特有の、コンピューター画像によるモニター画面なんかが、いたるところで立体的に見えている。ついでにセリフの字幕スーパーなんかも心なしか立体的に見えちゃうのね。ただ、アバターとか、ナヴィが出てくる頃には、3D映像に慣れちゃってるので、驚きが少ないです。アニメ的な映像の方が、凝った立体表現をいっぱいやっているんだけれども、途中でそれが当たり前になってくる。挙句の果てに2時間42分もあるから、いくら昔の3D映画より見やすくなったからと言って、違和感のある映像も少なくないので、やっぱり途中で目が疲れてきますね…やっぱり3D映画で2時間を超えるのはしんどいのでは?

だって肝心な物語などは、意外と凡庸だだったもん…映像重視で、それ以外の部分で目新しいものがないんだもん。裏を返せばアクション、強い女、ラブロマンス、ロボットとキャメロン映画のエッセンスはいっぱい入ってて、好きな分部もそれなりにあるんだけれども 「ターミネーター1&2」や「エイリアン2」のような驚きやスリルを期待してしまうと、かなり物足りないです。どちらかというと「タイタニック」の印象に近いかな?沈没が起きるまでの無駄な前半部分と同じくらい退屈な話が多いの。まどろっこしいことやんなくていいから…悪い奴が早く侵略してこねぇ~かなって感じだったもん。で、ようやく戦闘が始まれば…爆破と虐殺のオンパレード(笑)「エイリアン2」のパワーローダーを彷彿とさせる二足歩行のロボットが暴れまわり、先住民の娘ネイティリちゃんは、ランボー(2の脚本をキャメロンが手がけている)よろしく弓でそれらを撃破していく。

でもさ、ジェイクって悪い奴だよ…地球人を裏切り、先住民たちの、英雄みたいな存在になっていく、いや、そこは地球人が侵略、略奪しようとしているんだから構わないんだけど、自分たちの手で敵をブッ叩こうぜって先住民たちを煽るだけあおっても、自分はアバターを遠隔操作している身分じゃんねぇ~。ジェイクにのせられちゃった先住民、ロボットとか戦闘機、爆撃機に、ヤリや弓で立ち向かっていくんだよ…で、案の定、仲間がどんどん殺される。後先考えず安易に扇動しすぎだろ…なんかゲーム感覚で始めちゃった戦争みたいですよ。大きな犠牲が出る事は考えなかったんですかね~。最終的にはやっぱりなぁ~のオチがあるんですけど、最後まで見ると、なんか、ファンタジーで見せたキャメロン流の「攻殻機動隊」なのかなみたいな映画です。ジェイクって…人間社会に見切りをつけて、コンピューターと同化してしまった草薙素子にクリソツじゃん。

3Dだとやっぱりつかれる、だからといって、2Dで見ても面白いのかな?って思っちゃう分部も少なくないのは確かです。2Dの方は見てないのでなんともいえないですけどね…(2D版も見に行こうかなって思ってたけど、近所のシネコンではレイトショーなかった)。相変わらず男前(笑)なミシェル・ロドリゲス姐さんやシガニー・ウィーバーが出たいたのは良かったし、後半の戦闘シーンに関しては燃える要素がありますので、やっぱりここは尺をもう少し縮めてくれていたら、エンターテイメントとしてもうちょっと評価できたと思うんですけど…正直、3D料金2000円出して、コレかよ?みたいな感想の方が大きいです。やっぱ3D映画ってマダマダなんですね…技術もストーリーもすべて納得がいくものが出てくるまでは、時間が掛りそうな様子です…本当に世間で流行っているの?って感じ。


監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィーバー スティーブン・ラング ミシェル・ロドリゲス


【関連書籍はこちら】
アバター 公式完全ガイド
勝手に映画紹介!?-アバター 公式完全ガイド









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2009年12月19日

パブリック・エネミーズ(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-パブリック・エネミーズ


【鑑賞日:2009年12月18日】

先週から始まっている「パブリック・エネミーズ」をシネコンのレイトショーで鑑賞。実在した凄腕銀行強盗ジョン・デリンジャーをジョニー・デップが熱演。「ヒート」「マイアミバイス」のマイケル・マン監督作品ということで…相変わらずバイオレンスな銃撃戦も見どころになっている。映画はけっこう好みの作品だったんだけど…ちょっと聞いてくれよお前さん、またまた劇場でマナーの悪い客にブチあたっちゃってさ、今日はとうとう堪忍袋の緒が切れて注意してしまったよ。映画の感想を語る前に、オイラの愚痴にちょっとお付き合いを…。若いあんちゃんだったんだけどさ、映画が始まった直後から、延々と携帯メールをピコピコやりまくってて、眩しいの、なんの、気が散って映画に集中できない。着メロ鳴っちゃったとか、時間を調べたとかそんなレベルじゃないの…始まってからズーーーーーっと、何度も何度も繰り返してるの。

そんなのやるんだったら、客が少ないんだから一番後ろの席に座りゃいいのにさ、事もあろうに客の中で一番前に陣取ってやがってさ最悪。通路が一列だけあるような小さなスクリーン、劇場だったんだけど、左サイド通路側に座ったオイラの、通路を挟んで、二つくらい斜め前の席に座ってるのね。さすがに、デップとベイルが山荘で銃撃戦を繰り広げる中盤の山場あたりで、ブチ切れちゃって、そのあんちゃんの所に近づいて行って「周りが迷惑してるから“ソレ”やめろよ!」って注意したのね…で、続きが気になるから、自分の席に戻ろうとしたら、そのあんちゃん、キョトンとして「何がですか?」だって。

真っ暗な映画館の中で、携帯メールピコピコするのが悪いって自覚が全くないんだよね。「携帯だよ、携帯!」って、思わず声が大きくなりそうなのを抑えて、注意を続けたら、ようやく気が付いたみたいで「すいません」だって。バッカじゃねーの、お前みたいな馬鹿、映画なんか見に来るなよ!上映後にもう1回イヤミの一つでも言ってやりたかったんだけど、エンドロール中に、そそくさと逃げて行きやがった。ああ、腹立たしい…こういうことゼッタにやめましょう。映画館は茶の間じゃありません。とまぁ、こんな感じの出来事です。前置きが長くなったけど、次の段から映画のあらすじと感想を書き始めます…すいません。

大恐慌時代…大胆不敵な犯罪を次々と成功させる銀行強盗ジョン・デリンジャーは、刑務所に収監中の仲間を助けるため、またも突飛な作戦で刑務所の襲撃に成功するのだが、仲間のミスで犠牲者も出してしまった…。隠れ家に向かい、仲間たちと羽を伸ばすデリンジャー…そこでビリー・フレシェットというホテルのクローク係の女と知り合うのだが、他の女性とは雰囲気が違う事をすかさず見抜き、自分の女になれと、半ば強引に口説き落とす。一方、デリンジャー逮捕に躍起になっていたFBIは、彼を公共の敵として、指名手配。別の強盗犯相手に手柄を立てたメルヴィン・パーヴィスは、デリンジャー逮捕の指揮を任されることになったのだが…。

そういえば、だいぶ前に日テレの深夜放送か何かで、やはりジョン・デリンジャーの生涯を描いた「デリンジャー」っていうTVムービーを見た事がある。それで初めてジョン・デリンジャーの事を知ったんじゃないかな?ろくに内容は覚えてないけど、やっぱり脱獄と強盗を繰り返し、ドンパチやってる作品だったというのは記憶してます。ちょっと「ニュートン・ボーイズ」なんかにも雰囲気似てるね…あちらは強盗の仲間がみんな兄弟だったので、デリンジャーとその仲間たち以上に、絆を大事にし、やっぱり運命の女に出会いって感じの映画でしたね。

「ニュートンボイーイズ」の方は、同じような実話ながらわりと映画向きなオチなんかもあって、驚いたりもしたが、こっちの「パブリック・エネミーズ」は、そういう観点で見ちゃうと、ちょっと淡白な印象を受けてしまうかもしれない。男と女の愛を語りつつも、そこは相変わらず武骨なマイケル・マンらしいといえばいいのかなぁと…時代設定が違うんだけど、やってることは「ヒート」と一緒じゃんなんて思いもしてしまいます(貶しているわけではなく、オイラの場合は好意的な意味で)。もちろん、これは実話を題材にしてるんですけどね…。古臭くて、男臭い、硬派なギャング映画といった感じでしたが…マシンガン片手に、クールにきめるデップは、やっぱり絵になります。女性ファンもそういうのがみれれば全然文句はないでしょう。

あと、銃撃戦前の…長い、長いタメなんかもいかにもマイケル・マンらしくて好きです。音楽を効果的に使ってシーンを盛り上げる分部もあるけど、ちゃんとSEだけでドンパチを聴かせてくれるシーンが多く、そういうところはちゃんと分かっているんですよね。冒頭の仲間を脱獄させる刑務所の襲撃シーンから、低音が効いた迫力のマシンガンアクションが堪能できて良かったですよ。ただ…ここ最近のマイケル・マン作品同様に、機動性重視のデジタル撮影なんで…時々、スクリーンで見てても、なんだかTVの画面っぽく見えちゃうんだよね。特にナイトシーンのアクションなんかがね…カメラワークなんかはやたらと凝ってるんだけど、あのわざと粒子を粗くしたようなザラついた画面が、あまり好きじゃないんだよなぁ。


監督:マイケル・マン
出演:ジョニー・デップ クリスチャン・ベイル マリオン・コティヤール ビリー・クラダップ スティーヴン・ドーフ 


【デリンジャーを主役にした作品といえば…】

中古VHS デリンジャー(DILLINGER)



【実在の銀行強盗を題材にした似た映画…】

DVD ニュートン・ボーイズ
勝手に映画紹介!?-ニュートン・ボーイズ









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2009年12月18日

宇宙戦艦ヤマト 復活篇(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-宇宙戦艦ヤマト 復活篇

【鑑賞日:2009年12月17日】

先週から公開が始まっている「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」をシネコンのレイトショーで鑑賞してきた。自分はどちらかというとガンダム派なんだけど、オイラの兄貴がもろヤマト世代で…TVの再放送や映画版のTV放送なんかは一緒にちょこちょこ見てました。その映画版も何作かは中古LDで安く見つけて持ってるけど…全部は持ってないんだよね(LDで持ってたのは1作目と「さらば宇宙戦艦ヤマト」だった)。ここ最近は見なおしてもいないけど、まぁ、基礎知識みたいなものはもっているし…ヤマトを知らない世代にも受け入れられるように作ってあると思うから、特に予習、復習しなくても大丈夫だろうと高を括って、いざ劇場へと向かったのだが…やっぱり、周りは中年のおっさんばっかりだったぞ。

西暦2220年…移動性の巨大ブラックホールの出現により地球絶滅の危機が迫っていた。3億人を乗せた第一次移民船団が、移民先のアマール星へ向う途中で、突如襲来した謎の宇宙艦隊の攻撃を受け消息を絶つ。その指揮を任されていたのは古代進の妻、雪だった。その頃、貨物船「ゆき」の船長・古代進は辺境の地で移民船団の生存者、上条了を救出、その直後、やはり敵の攻撃を受けていた。古代の機転で、敵機の迎撃に成功。古代は事態を重くみて、地球への帰還を決定した。地球に戻った古代は、かつての戦友であり、地球連邦科学局長官である真田志郎から、移民船団の護衛任務を託されるのだが、彼の乗艦する船は、17年前に沈んだはずの宇宙戦艦ヤマトだった!

色々とすったもんだがありましたので、絵柄はだいぶ変わってます…松本零士および、松本零士風のキャラクターと比べちゃうと、予告で見た古代進が、なんとなくブサイクに感じてしまったんだけど、キャラクターデザイン&総作画監督は、なんと…みんなお星様になっちゃえ~でお馴染、皆殺しの富野がガンダムの次にはなった問題作イデオンの湖川友謙さんではないですか。それを知った上で見なおすと…今回のキャラもそんなに悪くはないかなと。山ちゃんの声がはいると、それなりにカッコよく見えてきます。ただ、イデオンやダンバインの頃みたいに湖川さんの描く原画がそのまま動いているみたいな、メリハリのある力強い絵とはまた違った印象だね。最近のデジタルアニメ特有の軽っぽさが否めなかったです。

その分、メカや派手なエフェクト効果は最新の映像技術で、案外見応えのあるものになっていた。意外と、戦闘シーン多いです。っていうか多すぎじゃね?ピカピカと明滅シーンがのっけからこれでもかぁ~と繰り返される…ピカチュウ事件やバベル事件みたいに、気分が悪くなる人が出てくるんじゃないか?特に中年客が多いけど、二日酔いでみたらヤバそうな感じでしたよ。そんな風に戦闘が多いので、ドラマ分部がだいぶおざなりに…オリジナル脚本なのに、TVシリーズの継接ぎみたいなダイジェスト感を感じてしまう。最後の一番盛り上がりそうな分部が、駆け足気味…探偵役がなかなか真犯人に行きあたらないから、犯人が自ら犯行を自白しちゃいましたみたいな事になってます。それもかなり際どいオチを。せめて事の真相は自分たちで見つけてほしかったなぁ。

デカデカと出る原案:石原慎太郎に一抹の不安を隠せないでいたが…まぁ、中身はオヤジ版「俺は、君のためにこそ死ににいく」です。君というより、愛する地球、愛する人類の為に命を惜しまんぜよというような内容なんですが…おっさんたちの潔い死にっぷり。ひっくり返せば、いいところは持っていくけど、後始末はお前らに任せたよんという、誰かさんの仕事っぷりにも似ている無責任さを痛感してしまう…そんな印象を受けてしまいましたね。この手の戦争SFアニメにはキャラの戦死は付き物ですが、意外性や感動が少ない。昔のヤマトには、なんでここでこの人が死んじゃうの?みたいなのがちゃんとあったでしょ…そういうドラマチックな盛り上がりは全然なかったです。何気に一番ジ~ンときたのは、エンドロール前に挿入された、大物の名前がズラリと並ぶ追悼のテロップ…ヤマト関係者、こんなにいっぱいみんな死んじゃってるんだと…そこが一番、時の流れも感じさせ、切なさや哀愁を覚えました。

ただ、これも賛否両論、なんで、ささきいさおじゃなくてアルフィな主題歌も、劇中のヤマト発進のシークエンスと合わさってみると、しっかりとヤマトらしい映像になってちょっと感動、これをスクリーンで見れただけで満足なんじゃないでしょうか?思わず、あのシーンは身を乗り出してしまったよ。あとは、色々な事情で声優さんの変更なんかもあったけれども…ちゃんとした声優さんがいっぱい出ているので、その分部では、アニメの映画を見たという気分になれます。山ちゃんと古谷さんで“逆シャア”…山ちゃんと和彦さんで“ボーグマン”とか、ひとりでニヤついてた。山ちゃんと田中敦子で「攻殻機動隊」といきたいところですが、いやいや最近は「マッドメン」の不倫カップルでしょとか?乗組員の新キャラとか名前なんて全然覚えられないんだけど、声優さんの名前で覚えちゃったりね(笑)あと、羽佐間さんのナレーション、いちいちかっこよすぎ。アニメファン、声優ファンだったらそういうところで楽しめます。


監督:西崎義展
出演:山寺宏一 伊武雅刀 藤村歩 由愛典子 茶風林 古谷徹 青野武 置鮎龍太郎 永井一郎 緒方賢一 


【旧作の映画はこちらから】
DVD EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 劇場版
勝手に映画紹介!?-EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 劇場版









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2009年12月04日

ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-ニュームーン トワイライト・サーガ


【鑑賞日:2009年12月4日】

先週から始まっている「ニュームーン トワイライト・サーガ」をシネコンのレイトショーで鑑賞。今年4月に公開されたばかりの「トワイライト 初恋」の続編がもう公開になったんだよね…で、エンディングロールでは来年には第3作目の公開があるよんってちゃっかり告知…昔の007みたいだ。ペース早っ…さすが原作ものの強みってところだね。1作目にそんなにハマったわけじゃないので、DVDやブルーレイでは見なおさなかったけど、本国アメリカでもこの2作目はかなりのヒットをとばしているそうで…多少は面白くなってるのかなぁと淡い期待を抱いて、見に行ってきたわけですが…。

ワシントン州フォークスへの引っ越しを機にヴァンパイアであるエドワードとその家族カレン一家と関わってしまったベラ・スワン。彼らの存在を受け入れ、エドワードとは恋人関係にまで発展していたのだが…ベラの18歳の誕生日の日に起きたとある事件をきっかけに、エドワードたちはフォークスを去る決意をする。エドワードに別れを伝えられたベラは廃人同然となり、数か月の時が過ぎた…。傷心のベラを励まし続けたのはベラの友人で先住民の若者ジェイコブ・ブラックだった。彼のおかげで少しずつ元気を取り戻していくのだが、そんな矢先にジェイコブに異変が!


※公式サイトなんかには書かれている情報ですが、以降、ちょっとネタバレ的な記述あり


正直言ってつまらなくなりましたね…前回の作品もダレ場を感じてしまったんだけど、ヴァンパイア映画としては面白い解釈がいくつか登場し、ミステリアスな雰囲気はそれなりに味わえたんだけど、そういう設定なんかは前作で説明しちゃってあるので、今回はほとんど恋愛要素なんだもんなぁ(ヴァンパイア一家の出番も少ないし)。いや、狼男というあらたな勢力が登場して、これはアクションも増えて、面白くなるんじゃないだろうか?と物語に喰らいついたんですけど…狼男やヴァンパイアの暴れっぷりなどが物足りなくて、モンスターアクションを見たっていうカタルシスに至らない。

男から見てさ、ベラって女がむかつくんだよ。好きだよなんて、言ってた奴が急に別れ話を切り出してきて、落ち込む。そこに彼女を狙っていた友達がチャーーーーーンスとばかり言い寄ってきて、ある程度、親密な仲になるんだけれども、ごめん、やっぱり元カレの事が忘れられないわ~ってパターン。あなたとはいいお友達でいたいのとか言うけど…男はみんなヤリたいんだよ、だから優しくするんだよ!(爆)それにしても、このベラさんの男の好みは訳あり男ばっかなのね(笑)なんだか妻子持ちの相手とばかり付き合う不倫OLみたいなんだもん。

きっとね、元カレの事が忘れられないけど…さびしいから新しい彼氏と付き合ってるわ~な女の子なんかが見れば、主人公にもろ共感して、そいういところで面白味が感じられるのかもしれませんが、男のオイラにゃどうもね。若手俳優の上半身裸がやたら多いんだけど(ヴァンパイアはもちろん、狼男たちもやたら裸になりまくりで、裸祭状態)…逆にヒロインのベラちゃんに関しては、これっぽっちもお色気サービスがないという…どこを切っても、女の子をターゲットとした作品なんで、正直、野郎には向きませんね、この映画。

最後でさ、バンパイアと狼男がベラちゃんを奪い合って、壮絶な戦いでもしてくれれば良かったんですけど…結局、その辺りは次作以降でってことみたいですね。敵役で演技派子役のダコタ・ファニングが出てるよなんていうから、楽しみにしてたんですよ…そしてら、最後の方にチョロっと脇役で出てきただけじゃんか。ヴァンパイアメイクしていると、余計に安達祐実っぽく見えるのねん。そういえば、ベラちゃんの命を狙ってたヴィクトリアもなんか中途半端な感じだったなぁ…。


監督:クリス・ワイツ
出演:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー ダコタ・ファニング ニッキー・リード 


【Blu-rayで前作をおさらい】
Blu-ray トワイライト~初恋~
勝手に映画紹介!?-トワイライト~初恋~ [Blu-ray]








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2009年11月25日

劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~


【鑑賞日:2009年11月25日】

先週から始まっている「劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を、久しぶりに新宿まで出張して鑑賞してきた。初めて行ったよ新宿バルト9、あそこって前の新宿東映だよね?あんなビルになっちゃったんだねぇ~…昔はよく駅前の金券ショップで安くなった前売り券や、株主招待券を買って、あそこで映画見たよ…なんか九段会館の三階席と同じくらい、客席の角度がけっこう急じゃなかった?そんな印象の映画館だったんだけど…2時間座ってても、全然、尻がいたくならない…座り心地も良く、音響、映写設備も最新のシネコンになっちゃったんだねぇ。平日10時半の初回上映…一番客席数が多いシアター9にて。中央席は7、8割くらい埋まる感じの混雑だったけど、端っこの2人席を選んだら…前後左右誰もいなくて、けっこうリラックスして鑑賞できたよん♪

西暦2059年…超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」に、マクロス・ギャラクシー船団出身の人気歌手、シェルリ・ノームがやってきた。美星学園高校パイロット養成コースに通う、早乙女アルトは、仲間のミハエルやルカと共に、シェリルのライブコンサートの演出で、EX-ギアを使った飛行演技を披露する事にになっていた。そしてライブ会場には、アルトたちの知り合いで、アルトに好意を寄せているランカ・リーも来ていた。やがて会場は熱気に包まれ、シェリルも調子にのってきたのだが…突如、フロンティア船団はバジュラという生命体の奇襲を受け、街中で戦闘が始まり、ライブも中断してしまう。戦火に巻き込まれたアルトとシェリルにもバジュラが襲いかかってきたのだが、目の前に最新型の可変戦闘機VF-25が現れ…。

時間の制約もあるんだろうけど…いきなりアルトとランカが既に知り合い同士であるという、驚きのアレンジに最初のビックリ。いかにも吉野弘幸脚本で、青少年が好きそうなちょいエロ系ギャグ(他にもくだらないギャグ多かったなぁ)の連発には…おいおいとツッコミを入れたくもなったが、続く新曲で幕開けのシェリルのライブにゃ、TVシリーズの1話を見たときと同じような高揚感が得られる。射手座午後九時…の女王様なシェリルに比べると、ユニバーサル・バニー(でよかったよね?)の振り付けとか、キャピキャピした感じで、また違った魅力がある、いかにもセクシー系アイドルって感じ。新曲だけではなく聴きなれたナンバーも随所に登場、5.1chでマクロスサウンドを味わえるというのが何よりの楽しみだろう。もちろん戦闘シーンなんかでは、TVシリーズにはない、腹にズシンとくる重低音の迫力…将来ブルーレイ化された時には、どこまで劇場の音に近づけるか、ソフトの質はもちろん、自分の再生環境も試されそうな感じだ。

パラレルな展開で、TVシリーズの総集編ではないとしつつも…マクロスF的な要素はバランスよく盛り込まれている。最初のバジュラ襲来に関しては、TVシリーズの1話先行放送が強烈過ぎたからさ、内容がアレンジしてあっても、ちょっと物足りないかなって思ちゃったんだけど、中盤からクライマックスにかけての怒涛の展開はテンポもあり、面白かった。今回の映画は、2部構成の前編にあたる作品で、完結編となる続編があるんだけど(エンドクレジット後に予告がちゃんとあるので、明るくなるまで席を立っちゃだめだよ!)…TVシリーズの最終回分まで、いいところは一気に見ちゃったような内容になっていますよね。もっと中途半端になるかと思ったら、意外と映画的なカタルシスは味わえるラストになっていて、良かったです。

昔のマクロスへのオマージュであるのと同時に、TV版マクロスFをもセルフパロディにしてしまっているかのような(TVが好きだと、ノレない人もいるかもしれないが)、なかなか太っ腹な内容であった。ただ、+αに加え、TVとは真逆な展開も少なくなく、TVシリーズの結末を知っちゃっていると、この先どうなるんだろうか?という新たな謎がどんどん浮き彫りになるし、肝心な三角関係の行方もまだまだ答えが出ていないしと…続きが気になるの確かである。細かいところをつっつくと、そりゃぁー、まぁ、色々とありますよ。マクロスFを知っているからこそ、描写の端折りがあっても、受け入れられるんだけど、はたしていちげんさんは理解できるのだろうか?と思ってしまう設定やシーンも度々。たとえば、クランがゼントラ時とマイクローン時では容姿が変わっちゃうなんて、さりげなく説明を入れておいたほうが物語の流れ的にはスムーズじゃないかなぁとかね…もうちょっとファンといちげんさんの両者が納得できる見せ方になっていたら、一つの映画作品としていっそうレベルがあがったと思うんだけどなぁ。ファンとして贔屓目に高評価してしまう部分も無きにしも非ず。

自分の印象だけど…シェリルのいいところどりな2時間だったかな(イツワリノウタヒメ=シェリルだから自然とそうなるのだろうけど)。800円も出して買ったパンフレット(笑)で、アニメ評論家の氷川竜介さんも仰ってますが…音楽映画として楽しめと書いていますが、歌パートを牛耳るのはほとんどシェリル(=May’n)であった。まぁ、これだけ今回の映画で活躍しちゃうとさ…TVシリーズの後半で、シェリルはどん底に突き落とされているから、なんか次の映画ではもっと悲惨な目に会うんじゃないか、出番が減っちゃうんじゃないかと…シェリル派のオイラは心配になってしまうんですけど、今回はとにかくかなり満足できます。対するランカ…歌に関してはほとんどお笑い担当というか、印象に残るのはニンジンのさらに上をいくコスプレ&CM曲ばっか。ある意味、おいしいっちゃ、おいしいけどな…納豆のネバネバとか、なんかエロイだろ(絶対にあれは吉野弘幸の趣味だ)!歌はお笑いだけど…アルトに対しては、TVよりも女を出してたんじゃないか??


監督:河森正治
出演:中村悠一 遠藤綾 中島愛 神谷浩史 豊口めぐみ 保志総一郎 小西克幸 井上喜久子 小林沙苗


【まだ買ってないんだけど、後で買いに行く事に決めました!】
CD ユニバーサル・バニー
勝手に映画紹介!?-ユニバーサル・バニー








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2009年11月20日

2012(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-2012

【鑑賞日:2009年11月20日】

ひとつ前の書き込みでも書いたんだけど、シネコンのサービスデーで1000円で映画が見れたので、今日はハシゴしてしまった。っていうか、昨日のレイトショーから数えると24時間以内に3回も映画館へ足を運んだ計算に…昔は平気だったけど、この年齢になると劇場3本のハシゴはけっこうキツイ、かなり疲れたんですけど。ということで、正式には明日から公開される「2012」の前夜祭上映に行ってきました。今度は、シネコン内のいちばんでかいスクリーン(つまり昨日、4人しかいなかった「ゼロの焦点」と同じ場所)、家族連れやカップルなどボチボチの混雑。昼間見た「イングロリアス・バスターズ」ほとんどオイラと同年代か、それ以上のおっさん系…完璧野郎ばかりでしたが、こちらは老若男女、幅広い客層で…劇場は4、5割は埋まってたんじゃないかな?

売れない作家ジャクソンは、離婚をして今は一人身。ロシア人実業家のリムジンの運転手として働き生計を立てていた。休暇を利用し、2人の子供とキャンプへ出かけるのだが…かつて自分と別れた妻ケイトとの思い出の地であった、イエローストーン国立公園内の湖が、いつのまにか立ち入り禁止になっていた。その警告を無視して、中に立ち入ったジャクソンたちは、たちまち軍に拘束されてしまう。しかし、対応に応じた科学者のエイドリアンが、たまたまジャクソンの小説のファンであったために、お咎めも受けず解放される。その後、キャンプ地で出会ったチャーリーという男から、地球滅亡の危機が迫っており、政府は密かに脱出用の宇宙船を用意しているという話を聞かされるのだが、話が壮大すぎて取り合う気になれなかった。しかし、都市部を襲った地震や、雇い主であるロシア人が海外へ逃げ出そうとしている事実を目にし、チャーリーの言葉を信じる気になったジャクソンは、ケイトと子供を連れて自分たちも脱出しようとするのだが…。

世界が不景気になると、こういう終末論的な映画って増えるらしいよね…。ハリウッド版「ゴジラ」を皮切りに、今までアメリカ中を破壊してきたローランド・エメリッヒが今度は地球滅亡に挑みます。内容的には…「ディープ・インパクト」っぽいかなと。ただ、隕石が落ちてくるという前述の作品とは違い、ニュートリノがどうたらこうたらで、SF考証はもう少し本格的な感じで、作品の説得力を出そうとしています。そういえば、黒人大統領というのも似てますね…昔は、それ自体がフィクションみたいな話でしたが、実際にオバマ政権が誕生してるわけですしね…その辺を意識してのキャラクター設定か?ID4で登場した、戦闘機に乗って戦う大統領は、当時の大統領ビル・クリントンがえらく気に入ったという話を聞いた事があるが、まさかこれも現職大統領に媚びておこうという…作り手の企みなんでしょうかね?

お話的には、離婚してバラバラの家族関係が…世界が終ってしまうかもしれないという危機的状況の中で、再び結束を固めていくという内容です。確かにディザスタームービーとして映像は派手なんですけど、なんか緊張感に欠けると思ったのは自分だけでしょうかね?地震や津波、マグマの噴火と自然災害のつるべ落としで、あっという間に人類が滅びていくんですよ…。人だって吹っ飛んだり、瓦礫にのまれたり…そこら中、死人だらけなんですけど…ジェットコースターにでも乗って、アトラクションを楽しんでるかの如く、キャーキャー騒ぎながら、主人公たちだけが、その自然災害の脅威の中で、簡単に生き残っちゃうんで、壮絶さが全然足りない。

映像すごすぎてギャグに見えちゃうんですよ…気分的には実写版「G.I.ジョー」のパリ市内での追いかけっことか、「トランスフォーマー」のメカ同士のどつきあいと同じ感覚で見れちゃうの。まだ、「デイ・アフター・トゥモロー」の方が、死の恐怖みたいなのが、ちゃんと描けていたんじゃないかな?ヒッピー風の格好で一人異彩を放つウディ・ハレルソン…あの役どころは、完璧、ID4で、宇宙人と交友を深めようとして真っ先にビルの屋上でビーム兵器くらった奴らにそっくりだったな。

予告編なんかの印象だと、後半はもっとSF色が濃いドラマになるのかと思っていたんだけど…そうでもなかった感じ。自然災害の恐怖は、途中まででやりきっちゃったんで…「ポセイドンアドベンチャー」的な展開でお茶を濁したりしてましたね。あれだけ物凄い状況を切り抜けてきた主人公チームの面々に、急に犠牲者出はじめたりするしね。あと、あれだけ人類が犠牲になってるのに…クライマックスの偽善的な行動が、いまさらなかんじがしてしまった。「イングロリアス・バスターズ」もいかにもタランティーノでしたが、これまたやっぱりエメリッヒな映画でしたね。自分は笑っちゃったけど、映像や音響は凄いので劇場鑑賞や、将来のホームシアター鑑賞には適度な映画だと思いますよ。ブルーレイでだったら、何度か見なおしてもいいかも。


監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック キウェテル・イジョフォー アマンダ・ピート オリヴァー・プラット タンディ・ニュートン


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2009年11月20日

イングロリアス・バスターズ(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画

勝手に映画紹介!?-イングロリアス・バスターズ


【鑑賞日:2009年11月20日】

公開初日を迎えたタラちゃんの最新作…「イングロリアス・バスターズ」を鑑賞してきた。本日はシネコンのサービスデーで、1000円均一で見れるというので、お昼から始まった初回上映回にて。スクリーン、客席数は小さめ、少なめの劇場だったけど、ボチボチとお客さん入ってました…昨日の「ゼロの焦点」(自分を入れて4人)の7、8倍はいたんじゃないかな?例の“面白さタランかったら全額返金しバスターズ”で、実際に出ていった客がいたかどうかは定かではないですが、右斜め後方に座っていたおっさんが、途中で居眠りこきはじめて、いびきがうるさいのなんの。入ってきたときからさ、なんか鼻息荒くて、おまけにポップコーンをくちゃくちゃ音させながら食って、最悪な客だったんだけどさ…寝てるくらいなら、途中で出てって、1000円返してもらって、家で寝てくれって感じですよ、まったく…。

ユダヤ人のショシャナは、ランダ大佐のユダヤ人狩りで、目の前で家族を殺されてしまったものの…一人、生き延びる事が出来た。数年後、ショシャナはドイツ占領下のフランスの田舎町で、身分を偽り映画館を営んでいたのだが…ナチの若き英雄フレデリックが彼女を見初めてしまった。彼の功績を描いたプロパンダ映画「国民の誇り」のプレミア上映をぜひ、ショシュナの映画館で行いたいというフレデリック。その上映会には軍の高官たちも列席するという事で、警備の担当者と引き合わされたのだが…それがなんとランダ大佐だった!一方、アルド・レイン中尉率いる、“イングロリアス・バスターズ”の面々は、ユダヤ系のアメリカ人を中心に組織された極秘部隊。敵地に潜入し、敵兵の抹殺を繰り返し…その存在はヒトラーの耳にも届くほどだった。彼の次の任務は、「国民の誇り」上映会に集う高官たちの抹殺なのだが…。

タランティーノ流の戦争映画なんだろうけど、やっていることは…結局「レザボアドッグス」であり「キル・ビル」であり、って感じでしたね…どこを切ってもタランティーノ映画。クールな顔して、俺は殺戮が大好きだよんって言いきっちゃうブラピなんぞは、どこかマイケル・マドセンが演じたミスター・ブロンドに通じるものがあります。片やユダヤ女が、家族の復讐をする話なんて…「キル・ビル」まんまなわけです。ただし、今回は日本刀をぶんまわすわけじゃなくて、映画を使って虐殺を企てるというアイデアが、なんとも映画オタクなタランティーノらしい発想だなぁ。一応、復讐だ、虐殺だって言ってますけど…映画の力で、戦争を終わりにしよう、平和にしようって気持ちもどこかにあるんじゃないかと、ちょっと好意的に受け止めてるんですけどねぇ。

いくつかのチャプターに分かれていて、その都度、それぞれの登場人物たちの会話劇を楽しむ感じなんだけど、会話の応酬の果てにあるのは、生か死か。お互いに言葉を交わしながら、腹の探り合いをしてるんだけど…どのシーンもいやに緊迫感が漲ってるのね。そんなに大きなアクションってないんだけど、いつ一戦交える事になるのかな、殺し合いが始まるかなっていう展開の繰り返しなわけ。「レザボアドッグス」で、ミスターオレンジの正体がいつバレちゃうのかな?ってあったじゃない。ああいう波が何度もある。それで、クライマックスに向うにつれ、いつものようにうまい具合に別個の物語が一つにまとまっていきっていうような感じ。主要メンバー…誰が最後に生き残っているのかは、見てのお楽しみ。

「キル・ビル」でもやっていた通訳ネタとか、言語を変えてやってるわけですよ。ヤクザの親分衆が、そのままナチの将校に変わったみたいなシーンだったね。虐殺の舞台となるミミューことショシャナの映画館は、さしずめ青葉屋っていうところでしょうか、いや…それとも「トゥルー・ロマンス」の方が近いかな?マニアックな戦争映画やドイツ映画のネタがこれでもかって盛り込まれてますが、いつもの通り、詳しく元ネタ知らなくても楽しめました。深く追求したい方は、そういう知識を身につけてみると、きっと笑いが増えるんだと思います。個人的には、バスターズ自身の活躍がもっと見たかったかな?ブラピ目当てで見に行ったりすると、出ない時は全く出てこないので、そういうところで飽きちゃうのかもしれないね…。一番好きなシーンは、メラニー・ロランが、戦闘モードに入るために、化粧するシーン。顔に頬紅を塗るところシビレました!


監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット メラニー・ロラン ダイアン・クルーガー クリストフ・ヴァルツ ティル・シュヴァイガー


【関連書籍はこちら】
『イングロリアス・バスターズ』映画大作戦! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
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2009年11月20日

ゼロの焦点(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-ゼロの焦点


【鑑賞日:2009年11月19日】

先週末から始まっている「ゼロの焦点」をシネコンのレイトショーで鑑賞。シネコン内のいちばんでかいスクリーンでの上映だったが、自分も含め、客はたった4人。おいおい、大丈夫か?これだけ客が少なかったら…新型インフルエンザの脅威もなさそうな気配だ。原作は松本清張の超有名なミステリー小説で、過去に映像化もされているけど、恥ずかしながらどれも未読、未見。まぁ、有名だからね、ある程度の筋なんかは知ってました。ただ、劇場公開のキャンペーンとして、的中率ゼロなる、犯人当てクイズなんて実施もしていたから、よっぽど原作ファンや、過去の映像化作品のファンの人たちも度肝を抜くようなオチが用意されているんだろうなぁって、ワクワクして見に行ったんですけど…。

鵜原憲一と見合いで結ばれた禎子…結婚式から7日後に、憲一は仕事の引き継ぎで、以前の勤務地である金沢へ出張に出かけるが、帰宅予定日になっても帰らなかった。不安に駆られた禎子は、義兄の宋太郎に相談をするが、大したことではないと楽観的な様子。心配のぬぐえない禎子は、金沢へ憲一の行方を捜しに出かけることにしたのだが…結局、消息はつかめない。勤め先の同僚の提案で、憲一が金沢時代に担当していた、得意先、室田耐火煉瓦株式会社の社長夫妻なら、何か手掛かりをしっているかもしれないということで、会社まで会いに行く禎子。そこで夫妻に会う事が出来たのだが…。

映像的に昭和30年当時の雰囲気を出そうとがんばってるとところなどは、2時間ドラマにはない豪華さは感じられた、そんな印象ですね。犯人ダレ?という分部よりも…当時の社会風潮などを反映した、ドラマを楽しむといった趣向の方が強い。それでも、犯罪の陰に女ありだってわかりきってるのに、新婚間もない新妻が、否応なく事件にどっぷりつかていくことになり、夫の秘密を探り、暴いていく羽目になるというシュチエーションでけっこう見せられてしまう。登場人物は、それなりにみんな意味深に怪しい言動してくれるしさ、ミステリーの定番、断崖絶壁でのやり取りなどで物語の核心部分が判明するあたりは、緊迫感があり、鬼気迫るものはあったね。

色んな真実が浮かび上がってくると、そっから飛躍して名推理を繰り広げるヒロスエ、紐とかれていく犯行動機や殺害の手口など、複数の視点が入り混る凝った映像演出で見せるので、一瞬、時間軸がわからなくなった(笑)だから一時、この作品独自の展開として…ヒロスエ妄想説も疑ったもん、オイラ(笑)冒頭の見合いのシーンでさ、文学少女だったっていうのが判明するんだけど、それが伏線になってて…妄想壁があったりしてなんてね。きっと、原作は…ヒロスエの名推理で語られる通りの真犯人と動機なんだろうなぁ、でもこの映画は違うぜって、それをひっくり返すようななんかとんでもないオチが用意されてるんだと…エンディングロールが始まっても、少し信じてたんだけど、アレ、普通に終わっちゃったよ。

結局、普通のミステリー映画だったんですけど、最後までなんか期待を持たせてくれたという点では、映画としてよくできていたんじゃないでしょうかね。古典ミステリーゆえに、原作を読んでいなくても、インスピレーションで、犯人はなんとなく当たってしまうもんだけれども(どこが的中率ゼロなんだろうか?みたいな)…そういうマイナス分部を差っ引いても、いい意味で、映画的な古臭いミステリーにちゃんとなっていたかなと。昔見た、丹波哲郎が出ている「砂の器」方がもっと面白かったのは確かだけど…。

たたずまいは、古風で昭和の女性を感じられるんだけれども、か細い声でぶりっこしている喋り口調とナレーションだけは、ちょっと癇に障るヒロスエ…。マスコミで話題になっていた濡れ場はそこそこ。かえって、木村多江の濡れ場の方が、なんだかエロさを感じたな。真犯人は…いっちゃってる感じが相変わらず上手でしたね。とにかく、あの人がこういう役をやると顔が怖いよ(笑)一応、ミステリーなので、それ以上は言わない方がいいのかなと…。


監督:犬童一心
出演:広末涼子 中谷美紀 木村多江 西島秀俊 杉本哲太 崎本大海 野間口徹 市毛良枝 鹿賀丈史


【旧作映画はこちら】
DVD ゼロの焦点
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2009年11月15日

笑う警官(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-笑う警官

【鑑賞日:2009年11月15日】

昨日から始まっている「笑う警官」をシネコンで鑑賞してきた…本当は初日の初回上映へ出かけるつもりで、コンビニで前売り券を買っておいたのだが、昨日はあいにくの雨で、出るのが億劫になり、予定を変更。今日は晴れたので、初回上映に足を運んできた。原作は自分も読んでいる、佐々木譲の人気警察小説、道警シリーズの1作目。あの角川春樹が久々に監督業に復帰し…150万人の観客を動員できなかったら映画界から引退するとまで宣言した意欲作!期待が膨らむ反面、好きな作品だけに個々のキャラに思い入れがあるから、キャスティングが上手にハマってるかなど心配な面も…。

裏金問題で揺れる北海道警で、今度は道警本部勤務の女性警官が殺される事件が発生…。現場で捜査をしていたショカツ刑事を締め出し、事件を横取りした本部は、すかさず容疑者を確定、被害者と交際していた同僚刑事の津久井巡査部長を指名手配した。津久井は拳銃と覚せい剤の所持も疑われ…捜査関係者には津久井に対する射殺命令も出される。異例の捜査展開を不審がるショカツ刑事たち…そんな中、佐伯警部補に津久井本人からSOSの電話が入った…2人は過去に潜入捜査を共にした経験がある、知り合いだったのだ。自分は殺しはやっていないと断言する津久井、奇しくも、裏金問題の証人として、百条委員会への出廷を翌日に控えていたのだ。佐伯は、仲間の刑事たちを集め…独自に捜査を開始。タイムリミットは、百条委員会が開かれる翌朝の午前10時…それまでに真犯人を捕まえようとしていた。

松雪泰子演じている小島百合が制服婦警じゃなくて、私服刑事みたいな扱いになってたけど、最初こそ、そうした細かい設定意外は原作を忠実に映像化しているのかな?なんて思ってみてたら…途中から、原作以上にディープな内容になっていきましたね。裏捜査本部の舞台になる、バーのマスターとか、キャラ全然違うじゃんとか思ってたら、役どころもまるっきり違う。かなり面食らったけど、映画的には面白い仕掛け。でももし、映画がヒットして…続編なんてことになっても、ブラックバードには飲みに行けないわけだね(笑)

チームリーダーでもある佐伯警部補だって、かなり変えてきています。原作でも、津久井とは潜入捜査で死線を共にしたという設定があったけど、さらにその先まで描いており、なんか秘密めいた、怪しげなキャラになってる。どちらかというと、新人刑事・新宮が理想としている…ヒーローみたいな刑事が、原作で得た佐伯のイメージだったんだけど(あくまで自分はね)、映画の佐伯は黒でも白でもないグレーな感じです。小説を呼んでいる時は、佐伯って、もっとおっさんくさい人を想像していたんだけど、この映画だったら大森南朋でもアリかもしれない。逆に…婦警の小島百合あたりは、気持ち若い方がいいかな?なんて思っていたのだけれども、作品のテンポを邪魔するようなエロではなく、大人な魅力の艶っぽさが上手に出ていて、松雪泰子で正解だったなぁって感じ…佐伯と小島の、大人な会話が物凄く雰囲気でています。

一番危惧していたのは津久井役の雨上がり宮迫…ミス道警と付き合うような同僚刑事だったら、もうちょっとイケメンじゃなきゃ、やっぱ説得力ないだろうよと。電話など、顔の写っていないシーンでは、声は渋めで悪くないかもって思ったんだけど…ここにいました、ジャ~んって登場した宮迫を見たら、やっぱ無理にカッコつけた芝居をしているようで、駄目だったなぁ。あくまで、原作を呼んでいる時のオイラのイメージだけど、津田寛治あたりが、この手の役が似合うだろうなぁって思ってた。あとのキャラに関しては概ね文句なし…忍成修吾の新宮とかピッタリだし、ショカツや警察幹部もみんなよくハマっていた。佐伯たちとチームを組む植村役の螢雪次郎は原作以上に化けた…あのキャラは、原作読んでると、かなりビックリするはず。

津久井に罪をかぶせたり、証言を食い止めようとしたりと…それをなんとかしようと主人公たちが独自調査するって、やっていることは同じような流れなんだけど、原作に描かれていないアレンジもいっぱい…ということで真犯人なんかも変わってくるから、筋を知ってても色々なところで驚かされた。とにかくキャリアや警察上層部が、原作以上に悪の根源、“悪魔”として語られているから、けっこう強烈です(コカインで捕まった時の角川春樹のリベンジ、仕返しか?って思っちゃうもん)。

原作の3作目あたりで、確かに…過去の事件を覆すような新事実ってでてくるわけだけど、映画版では、早々とその辺を見越したような話になってるよね。さっき、ネットの芸能ニュースで読んだんだけど、舞台挨拶に立った角川春樹が、本当に原作3作目「警官の紋章」の映画化企画が動き始めていると語ったそうで、ぜひ実現させてほしい。やっぱり、今回、できあがった映画版独自の世界観を継承した、原作とは微妙に異なる続きを見たいもんです(宮迫は変えてほしいけど)。映像作品としても、ちゃんと映画になっていて…フィルムや映画というものに拘る角川春樹らしさが窺えた。たとえ150万人動員しなくたって、引退なんてしないで、死ぬまで映画を撮り続けてほしい…だってこの人が元祖角川映画なんだからさ。TV屋が作った映画になんか負けるな!(いや、角川春樹だって、本業は出版業だけどさ)。


監督:角川春樹
出演:大森南朋 松雪泰子 宮迫博之 忍成修吾 螢雪次郎 野村祐人 大友康平 鹿賀丈史 矢島健一


【原作小説はこちら】
笑う警官 (ハルキ文庫)
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2009年10月27日

沈まぬ太陽(2009年)

テーマ:09年01~12月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-沈まぬ太陽


【鑑賞日:2009年10月27日】

先週から始まっている「沈まぬ太陽」を近所のシネコンで鑑賞してきた…いつものようにレイトショーで見ようと思ったんだけど、先週、上映スケジュールを確認したら、レイトショーだとフィルム上映で小さいスクリーン、昼間、見に行くとデジタル上映で一番でかいスクリーン(明日からはマイケル・ジャクソンの映画に奪われちゃうらしいが)ということだったので、あらかじめコンビニで前売り券を購入しておいて、朝一番の上映回で見てきました…予想してたけど、平日の朝だったので、シニア割引で見に来ているようなおじさん、おばさんばかりで、けっこう混雑。3時間ちょっとで、インターミッションなんかいらねーよとか思ったけど、年配客がターゲットだとそれも無理ないか…「劔岳 点の記」を見に行った時も上映中に、やたら出たり、入ったりが激しかったもんなぁ~。

群馬県の御巣鷹山で国民航空が起こした未曾有の航空機墜落事故…ベテラン社員の恩地元も、現地で犠牲者遺族の対応に追われていた。責任を追及し、憤る遺族たちと、保身に走る会社側との間に阻まれ苦悩の絶えない恩地…。恩地はかつて、労働組合の委員長を務め、職場環境改善のために会社と闘った後、懲罰人事で、長い期間、海外赴任を続けてきたという過去がある。日本に戻ってきてからも逆境の日々は続き…この事故が起きてしまったのだ。事故後、遺族との補償交渉に東奔西走する恩地…その頃、内閣総理大臣の要望で、関西紡績での労務対策の実績を買われた国見正之が、国民航空の会長へ就任する事が決まった。その国見の誘いで、恩地は新設された会長室の室長に抜擢される!いよいよ国民航空の再生がスタートするのだが…。

原作は未読…日航機墜落事故等をあくまでモデルにしたフィクションということではあるが、JR西日本の脱線事故の責任問題に、最近の日本航空のゴタゴタなど…ダブってしまうような出来事が満載。責任のなすり合い、出世争いに、政治家まで色々と絡んできて…きっとあの当時も、あからさまに表に出てこないような事でも…こういうことは実際にあったんだろうねぇという説得力のある話にはなっています。はっきり言っちゃうと、3時間でも物足りない印象…物語の方は連続ドラマか何かでじっくりと堪能したいところだが、それでも久しぶりに、ちゃんと日本映画らしい作品と出会えた感じで嬉しい限り。

主人公の娘役を演じた戸田恵梨香と、犠牲になったスッチー松下奈緒くらいしか、若手と呼べるような役者は出てなくて(お兄ちゃん役の柏原崇だってもうそこそこ芸歴長いし)その二人も違和感なく役柄にハマっていた。それ以外の役名があるような登場人物はほとんど、ベテランか中堅どころの役者さんばかり…それぞれが少ない出番ながらも、きっちりと印象を残す存在感があり、役者探しをしているだけでも…3時間以上の長丁場もあまり苦もなく、飽きずに鑑賞できる。もちろん、作品のメインとなる…恩地と家族のドラマ、三浦友和演じる行天との…長い長い確執。真っ直ぐすぎる恩地と、出世のためにはあくどい手段を使いつつも、上手に立ち振る舞う行天の静かなる戦いは見ごたえあり。恩地を応援したいけど…社会で生きていくためには、ある程度、行天のような臨機応変さも身につけなきゃいけないよなぁとか思いながら見てしまう。

恩地の妻を演じた鈴木京香と、行天の愛人を演じたスッチー松雪泰子の、主役級女優二人の存在も、作品を楽しむポイントか?鈴木京香…さすがNHKの朝ドラ出身、義母の面倒とかも率先してみる、日本の良き妻みたいな役が似合う、似合う。時々は気持ちを吐露し、抗ってもみるけど…基本、旦那の意見に従いますみたいな感じ。海外赴任へ同行する時の頭にスカーフをかぶった姿が、またなんとも古風で、ちょっと「君の名は」を思い出すね。個人的には、京香ねーさんの喪服姿にちょっとクラクラしちゃいました。で、対する松雪泰子は、やっぱりエロイっす。三浦友和と、仲間に隠れてこっそりチューするシーンなんて、あの足のひらき方とか、妙にセクシーじゃね?しかもスッチーの制服だし…スッチーも陰ではっしうことしてるんだという、妄想がどんどん膨らむ、膨らむ。行天と関係がこじれた時の、あの冷たい流し目とかゾクゾクしちゃうよ。

気になる点といえば…こういう題材だからこそ、大手航空会社の協力が得られてないってことだよね。去年あたり公開されたスッチーが活躍する作品なんかは、名前も実名だったけどねぇ~。だからなのか、飛行機の離発着シーンとか、CGでしょ(他にも一部CGはあるけど)…俳優の演技がやたら重厚なのに…そこだけ急に映像が軽くなるのが残念で仕方がない。だったらいっそうの事、事故直後のシーンとかも映像はバッサリとカットしちゃっても良かったんじゃないかなぁ。娯楽映画じゃないんでね、墜落シーンをリアルに見せたりするわけじゃないんですよ…そこは音響だけで、事故の壮絶さを印象づけることに成功していた。だったら、機内の映像、乗客たちの芝居なんかで…離陸したというのを観客に伝えても良かったはずだ。CGじゃなくてさ、まだ模型を使った、昔の特撮みたいな方がそれっぽく見えたんじゃないだろうか?


監督:若松節朗
出演:渡辺謙 三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二 香川照之 柏原崇 戸田恵梨香  大杉漣 西村雅彦  


【関連書籍】
渡辺謙主演 映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック
勝手に映画紹介!?-映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック








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