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2017年06月30日

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993年)

テーマ:邦画
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

昨年の「君の名は。」のような大ヒット、大ブームになるか?今夏、話題の劇場アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年版)」…一足お先にそのノベライズ小説を読んだので、久しぶりに元ネタであるオリジナルの実写版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993年版)」のDVDを引っ張り出してきて鑑賞。この実写版、元々はドラマとしてTV放送されたものだが…色々と評判になり、再編集して劇場公開されたという特殊な経緯が(アメブロさん、ドラマじゃなくて、これは映画ですよ!)。そして監督・岩井俊二の出世作でもある。

夏休みのある日…その日は小学校の登校日で、花火大会でもあった。典道は親友の祐介らと学校へ。授業が終わった後、典道と祐介はプールで水遊びに興じていたのだが、そこにクラスメイトのなずなが現れた。彼女は、クロールを競い合う2人の審判を買って出る。祐介は、勝ったらなずなに告白すると言い出す…。一方、なずなも、密かに“2人の勝敗”によって、ある重要な決断をしようとしていたが…。勝負終了後、教室に戻った典道と祐介…クラスメイトたちが“花火は横から見たら丸いのか?平べったいのか?”という議論で盛り上がっており…。

夏休みのある日、子供たちの体験を、ある分岐を境に、2パターンの“if”で描くという内容…もうちょっと詳しく説明すると、家の事情で引っ越すことになった女の子が、親に反抗して家出を決意、好きな男子と駆け落ちしようとするんだけど、その男子のとった“行動”のせいで、その後の展開が変わる。“あの時、こういう選択をしてれば、こういう展開になったよ”というのを提示しているけど…“別れを回避できる”みたいな結末そのものが変わってしまうような、劇的な変化があるわけではなく、結果的に“良い思い出”か“悪い思い出”かって感じの内容だったよね。

後に描かれた“if”の方が、ハッピーエンドっぽく見えるんだけど、結局、遡っているのは“水泳の勝敗”までで、それ以前の事実には変更がないはず。だから…クライマックスで、なずなが言う“次に会えるのは二学期だね”のセリフがとっても深いものになると(彼女の嘘?)。実写版では、あくまで視聴者に想像、解釈させるために提示した2パターンであり、劇中の登場人物が“ifの世界”を認識しているわけではないと思うんだけど…ノベライズを読む限り、今度のアニメ版はSF、ファンタジーっぽい要素が加えられていまして、さらに“if”な展開が何度もあると。

そのあたりは、やっぱり「君の名は。」の影響なんじゃね?って感じ。いや、いつごろから企画が動いていたのか知らないけど、もし「君の名は。」じゃなかったら、細田守作品とかの影響かなとか。まぁ、そういう、今風のウケを狙ったアレンジが入っているのは確かですね。どこが、どう違うのかは…8月公開のアニメ版を実際に鑑賞してから、またじっくりと語ろうかなって思うんだけど…一つだけ例に出すと、オリジナルに出てきた“スラムダンク”が“ワンピース”に変わってたり。あくまでノベライズ小説なんで、実際のアニメ本編ではこのあたりどう描かれるか気になる。

岩井俊二の出世作と言われるだけあり…今見ても色褪せていない。やっぱり岩井俊二作品って、初期の作品…特に尺が短いものの方が、良作が多いな。なんだかんだで、女優を魅力的に描く、映す天才であり…本作でもヒロイン、奥菜恵の少女としての透明感ある美しさ、その中で、時より覗かせる“大人の女の顔”にドキリとさせられたりもする。っていうか…この作品をリアルタイムで見た時は、まさか奥菜恵が“バツ2”で結婚を3度も繰り返す魔性の女になるとは想像もつかず(いや、あの色気に片鱗はあったかも?)、24年の歳月をあらためて実感する。

もう1人…要チェックな女優と言えば、生徒の1人にオッパイもみもみされちゃう女教師、麻木久仁子だろう。この人もまた、あんな不倫騒動を起こすとは思わなかったよ。この頃は、まだまだキャピキャピ(この死語に近い表現が似合う)してて意外と可愛らしい。劇中では…生徒の転校が親の離婚だったことで“チクリ”と嫌味を言ったりしてるんですけど…自分でその言葉を覚えておいた方が良かったんじゃないって、思わずツッコミたくなった。ちなみに、アニメ版ノベライズでも、女教師は生徒にオッパイもみもみされてました、脚本担当の大根仁、よくわかってるな!


監督:岩井俊二
出演:山崎裕太 奥菜恵 小橋賢児 麻木久仁子 光石研 田口トモロヲ 山崎一 酒井敏也 蛭子能収


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2017年06月29日

血まみれスケバンチェーンソー(2016年)

テーマ:邦画
血まみれスケバンチェーンソー

Amazonのプライムビデオで気になる作品を発見、Fire TV Stickを使用して視聴…「血まみれスケバンチェーンソー」を鑑賞した。同名コミックが原作らしいですが未読、作品を見るまで存在も知らなかった。出演者もグラビア系とかが多いみたいで、知らない人ばかり。主演の女の子は「仮面ライダードライブ」に出ているそうだが、見てないからわからない。前はプライムビデオの作品もアフィ用のリンクや画像の作成ができたんだけど…最近は仕様が変更になったらしく、リンクの作成が直接できなかったので、DVDのものをチョイス(配信版のリンクはこちら)。

解体屋の娘で、うぐいす学園に通う天涯孤独のスケバン鋸村ギーコ…ある朝、追試を受けるため、自転車に乗って学校に登校すると、最近、学園内に跋扈する“改造死体”の待ち伏せを喰らってしまう!“改造死体”とは、ギーコと同じクラスで、マッドサイエンティストの碧井ネロがクラスメイトを改造したものだ。そのネロは、なんだか知らないが、ギーコに恨みを抱いているらしく、次々と刺客を差し向けてくる!最初に待ち伏せしていた3人組をあっという間に血祭りにあげたギーコだったが、今度はチアリーダー部の爆谷さゆりが現れ、ギーコに牙をむく!

コミケでコスプレやってるおねーちゃんったちが、そのまま映画に出演しちゃったみたいなお遊戯レベルの演技だけれども…ハチャメチャなコミック原作(って読んだことないんだけど)らしい、いかにも漫画レベルの作風にはよくハマっていて悪くない。なんというか…どうでもいい話を大げさに誇張し、もっともらしく語ってしまう、まるでディベート合戦のようなノリは、島本和彦センセイの「炎の転校生」や「逆境ナイン」を彷彿。その後、パンチラもおかまいなしに、チェーンソーを振り回して戦う、エログロバイオレンスのセンスは永井豪的かなとも思ったり。

原作コミックを知らないオジサン的には“島本和彦ミーツ永井豪”って説明でいいんじゃないか?映画のジャンルでいうと…井口昇監督や西村喜廣監督が展開していた一連の“スシタイフーン”の作風にも近いかも。お金のかかった大作感のある作品を期待している人は、見ない方がいいけど、映像がチープで、B級な内容でも笑い飛ばせる余裕がある人にはお薦め。女の子がお股を開いてミサイルを発射(弾切れの際は尻から補給)…かつて股間で吹屋を飛ばした三池崇史監督の「極道戦国志 不動」なんてもありましたが、こちらはミサイルですからね。

マッドサイエンティストを演じた女の子(回想シーンで登場するアンバランスなスク水姿がちょっといい)や、途中で主人公の仲間になる機械工作部の部長の女の子が掛けているメガネがなんだかとても印象的なのだが…しっかりメガネ協力で“Zoff”が入っていたので笑ってしまったよ。あと、作品の主舞台になる学校に見覚えがあるなって思ったら…他のドラマや映画でも頻繁にロケ地として使われている網代にある有名な廃校…ネット情報によると「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」でも使われたところらしい。見覚えがあるわけだと納得。


監督:山口ヒロキ
出演:内田理央 山地まり 佐藤聖羅 奥田佳弥子 西村禮 阿部恍沙穂 税所伊久磨 椿かおり


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DVD 血まみれスケバンチェーンソー
プライムビデオ 血まみれスケバンチェーンソー







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2017年06月29日

痩せ虎とデブゴン(1990年)

テーマ:アジア映画
痩せ虎とデブゴン

楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会にて「痩せ虎とデブゴン」を鑑賞…今年に入って新作「おじいちゃんはデブゴン」なんて作品も公開になったサモ・ハンおじきの代表シリーズ…デブゴンシリーズの1本。といっても、セガールの沈黙シリーズ同様、本来は続編でもなんでもないのに、日本の配給会社やソフトメーカーが勝手に“デブゴン”と名付けてシリーズ化した経緯もあり、単発鑑賞も問題ない。オイラもシリーズ初期のものを大昔にTV放送で見た記憶がある程度で、デブゴンはそんなに詳しくない。

麻薬組織のボスを執拗に追いかける香港警察のマックとロン…街の悪党たちを絞り上げて、ようやく次の取引に関する情報を入手。取引現場を張り込み、女装していた容疑者と、接触した女を捕まえるのだが…逮捕した時のセクハラ行為が問題となり、女の方は無罪放免で釈放されてしまった!実はその女こそ…麻薬組織のボスの弟の愛人だったのだ。なんとか証拠をつかもうと彼女の自宅に侵入するが失敗。次に考えたのが、組織に愛人の女が裏切り者だと信じ込ませ、警察に寝返りさせるという方法だったが…果たしてうまくいくのか?

ノリ的には日本の「あぶない刑事」みたいな感じかな?麻薬組織をつぶそうと躍起になってる姿は、銀星会を目の敵にするタカとユージみたいだったし、近藤課長のうように、胃の痛みをこらえながら2人の尻ぬぐいをしてくれる上司なんかも出てくる。ただし、香港映画なので、拳銃によるドンパチよりも、カンフーアクションがメインとなる。いや、サモ・ハンが銃を使って、容赦なく撃ちまくるシーンなんかもあったけど、アチョー、アチョーと言いながら殴り合いしてる方が多い。コメディなんだけど人が死ぬ時は容赦なく死ぬ…そういうギャップは香港映画らしい。

“デブゴン”でのお約束事というのがブルース・リーのオマージュというのは有名な話で…本作でもサモ・ハン演じるロンの愛読書が“ブルース・リー物語”で、ちゃんとヌンチャクや技のコピーなんかを披露してくれていた。サモ・ハンなりのコミカルなアレンジも入ってるんだけど…アクションに関しては、ギャグに走り過ぎず、本気モードでバッチリと決めるものが多かった。スキンヘッドがトレードマーク、相棒マックを演じたカール・マッカが、組織に利用されてる愛人の女に、“お前は利用されてる”なんて説教しながらも、マジ蹴りかましたりするのが面白い。

途中、悪党退治に失敗した2人が、休職を言い渡され、シンガポールにバカンスへ向かう展開…現地で知り合った美女と意気投合して、“刑事を辞めて、カラオケ屋を始める”なんて言い出すあたりは、「シカゴ・コネクション/夢みて走れ」っていうバディムービーで、“刑事を辞めてキーウェストでバーを開く”と言っていたグレゴリー・ハインズとビリー・クリスタルにソックリ…あっちは1986年製作のアメリカ映画なので、年代的に影響は受けてるかもな?サモ・ハンが情報を仕入れるために脅す、組織の下っ端の役でジャッキー映画の常連脇役、タイ・ポーも出てた。


監督:ラウ・カーウィン
出演:サモ・ハン・キンポー カール・マッカ キャリー・ン ロン・ミンヤン ウー・フォン キューティ・ムイ


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まだ間に合うかも? 楽天SHOWTIME 試写会はこちら https://video.rakuten.co.jp/content/224030/






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2017年06月28日

アズミ・ハルコは行方不明(2016年)

テーマ:邦画
アズミ・ハルコは行方不明

キャンペーンで貰ったmusic.jpのポイントを使い切って、早く解約しちゃおうと思っていたんだけど…なんか、失敗したっぽい。来月分の“500円コース”を継続しちゃったみたいで、早々とクレカの“利用お知らせメール”が届いた。なんか25日までに解約しないと自動更新されるようだ。この教訓を活かし、来月の中旬までには解約するぞ。別に損をしたわけではなく払った分の動画を見れば、問題ないんだけどね。そんなわけだけど…まだ余っているポイントを少しでも減らしておこうと、この前から気になっていた6月の新作「アズミ・ハルコは行方不明」を配信で視聴。

とある地方都市、28歳の安曇春子が突如行方不明になり…捜索願が出された。彼女は失踪前に、幼馴染の曽我雄二と久しぶりに再会していたが…。一方、20歳の木南愛菜は成人式の日に同級生の富樫ユキオと再会、2人は勢いで男女の関係になる。その後、立ち寄ったビデオショップで同じく同級生の三橋学とも再会を果たす。ユキオと学はグラフィティアーティストのドキュメンタリーに影響を受け落書きを始めるが…たまたま目にした安曇春子の捜索願の張り紙をモチーフにすることに。さらに同じ頃、巷では女子高生による集団暴行事件が続発していた!

なんか変な映画でした…蒼井優演じる安曇春子が失踪するんだけど、時系列がごっちゃになってて、複数のエピソードが交互に、時にはニアミスしながら物語は進行。蒼井優が失踪するまでの話と、その失踪事件を利用して騒動(彼女の捜索願の張り紙を勝手にグラフィティアート化…要は落書き)を起こす集団が出てくるんだけど、その中の1人が高畑充希であり、彼女とその仲間たちの複雑な人間関係を描きながら…それとはまた別に女子高生による集団暴行(オヤジ狩り的な)事件なんかも起きているという。なんか“その”とか“それ”が多くて、スイマセン。

地方都市特有の鬱屈とした日常がリアルに描かれており、特に普通のアラサー女子を演じた蒼井優の演技は秀逸。よくわからんけど、顔とかもスッピンに近いんじゃないか?仏頂面の変顔なんかも見せちゃうし…給料が安いと愚痴をこぼす零細企業の事務員姿の“その辺にいそう感”がたまらない。だからこそ、そんな彼女が“恋らしきもの”に向き合い、相手に“セックスでもしますか?”というセリフが妙に艶めかしく…その後のセリフのやり取りなんかにもドキドキしてしまった。並行して描かれるもう一人のヒロイン、高畑充希の喘ぎまくりな濡れ場と対照的。

そんな主人公がどうして失踪したのか?恋愛に関係があるだろうというのは予想できるが、もしかして相手の男にでも殺されてしまったのか?いきなり禅問答的な展開になっちゃったり、このまま煙に巻かれ“失踪の真相”が語られず仕舞いで終わってしまうのではないかとの心配をよそに…あっけなく判明するオチに“なんだそれ?”って感じにもなったのだが、そのクライマックスのシュチエーションに今までの“モヤモヤ”を解消する爽快さが集約しており、そこで見せる蒼井優の表情の美しさにヤラれました。あの濡れ場とは確実に違う“ドキドキ”だよね。

情報量が少なくて、見ている側に色々と想像させるという部分では、非常にしっかりと“映画的”だなって思う一方で…オジサン的にはですね、グラフィティなんてかっこつけた呼び名の単なる“落書き行為”に浮かれる若造や暴走する女子高生の姿に辟易する場面もあり、最初の方はノリづらかったというのが正直な気持ちだ。劇中の若造たちも、グラフィティのドキュメンタリーDVDを見て、影響を受けるんだけど、この映画を見て、真似する若者が出ないことを願いたい。映画では“現実はそんなに甘くない”って部分も描いてはいるので、大丈夫だと思うが…。


監督:松居大悟
出演:蒼井優 高畑充希 太賀 加瀬亮 葉山奨之 石崎ひゅーい 落合モトキ 芹那 国広富之 柳憂怜


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2017年06月27日

ウォー・ドッグス(2016年)

テーマ:洋画
ウォー・ドッグス ブルーレイ&DVDセット

今日も配信で映画を見るが…使用サイトはmusic.jp。キャンペーンで貰ったポイントがまだ約2800ポイントも残っており、作品によって値段がまちまちなので正確な本数は未確定なんだけど、新作・準新作ならあと5~6本は見れる計算。とっととポイントを使い切って、サイトを解約したいので…ここ数日は率先して利用するつもり。とりあえず、最初に選んでみたのはジョナ・ヒルとマイルズ・テラーが共演、「ハングオーバー」の監督トッド・フィリップスが手掛けた「ウォー・ドッグス」。配信はいつから始まってたか知らんけど、ソフトは6月21日に出たばかりの新作。

2005年マイアミビーチ…マッサージ療法士の傍ら、高級タオルの売り込みをしているデビッドだったが、ビジネスはあまり順調ではなかった。そんな時、親友のエフレムと再会。エフレムは知名度の低い公募入札を利用し、米軍相手に武器を売りさばくという商売を成功させており、自分の会社も持っていた。一緒に働かないかとエフレムから誘われるデビッド…身重の妻には仕事の内容を隠し、銃器について学び始める。トラブルに見舞われながらも大きな取引をモノにし大儲けする2人…さらなるビッグチャンスが到来し、やる気満々で取引に挑むのだが…。

ニコラス・ケイジ主演の「ロード・オブ・ウォー」なんかともタイプが似ている…武器商人の成功と挫折を描く成り上がりストーリー(実話)なんだけど、それこそ「ハングオーバー」や「21ジャンプストリート」に出てくるような陽気でボンクラなあんちゃんたちが、軍人や役人相手に口八丁でビジネスを拡大させていくという…かなり胡散臭いアメリカンドリームを面白おかしく描いてまして、案の定、最後には転落人生が待っていた。ビジネスの才覚はあり、目の付け所は良かったけど、“ジコチュー”な性格が災いしてしまうエフレム役に憎めないデブ俳優のジョナ・ヒル。

ブルーレイのジャケットなんかにも“「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の~”的な説明のされ方がされていたけど…そういえば「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でも…同じような役でしたよね。あの時は、立場的にディカプリオの下についてたけど…本作では自分がビジネスの主導権を握る役です。で、このボンクラデブに引きずり込まれ、振り回されるちょっとかわいそうな面もあるデビッドを演じるのが「セッション」のマイルズ・テラー…ってオイラ、未だに「セッション」見てない(前にWOWOW録画したけど)。でも、この俳優はどこかで見たことがある。

そう思って調べてみたら「ファンタスティック・フォー」(リブート版の方)で主人公を演じていたあんちゃんだった。他にも「ダイバージェント」シリーズなんかで大きな役を演じていた。そんな2人が…実際の紛争地や怪しげな同業者を渡り歩き、武器を調達。取引が成功すれば“違法行為”も帳消し…一度味を占めてしまったら、同じような要領で、とことん道を踏み外すと。ただ、悪事だって“パートナーの信頼”さえ得ていれば発覚しなかったかもしれないのに…業突くなヤツはどこまでいっても業突く。ビジネスでもギャンブルでも“引き際”は大事だぞとそういうお話。

途中、主人公たち以上に胡散臭い武器商人としてブラッドリー・クーパーも登場…不気味な存在感を放っている。キャスト、スタッフ共にも豪華だし…“嘘のような本当の話”的実録ものとして、ブラックでお馬鹿なノリと、戦争や知能犯罪を題材にした社会派な内容のさじ加減がなかなか絶妙で全編を通して飽きずに楽しめたんだけど、このクオリティで日本ではソフトスルー、劇場未公開だったらしい。確かに途中で例に挙げた「ロード・オブ・ウォー」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と話も似通ってるんだけど、主人公たちのボンクラぶりが憎めないのが魅力だ。


監督:トッド・フィリップス
出演:ジョナ・ヒル マイルズ・テラー アナ・デ・アルマス ケヴィン・ポラック ブラッドリー・クーパー


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2017年06月26日

パシフィック・ウォー(2016年)

テーマ:洋画
パシフィック・ウォー

auのスマートパス会員特典で貰ったビデオパスの有効期限が迫っていたので利用…今月の新作「パシフィック・ウォー」をチョイスして鑑賞した。同じようにキャンペーンで貰ったポイントが残っているmusic.jpでは何故か配信していない作品だったのでちょうど良かった。太平洋戦争末期、日本に投下するための原爆を運搬したことで有名な巡洋艦インディアナポリス…その運搬後に、乗組員たちを待っていた過酷な運命を描く。巡洋艦の艦長役にニコラス・ケイジ…いつもは“ハゲラス”なんて茶化すことも多いけど、意外と凛々しい艦長役が似合っていたり。

太平洋戦争末期…マクベイ艦長率いる巡洋艦インディアナポリス号は大統領からの極秘命令を受ける。それは戦局を大きく変えるある“機密貨物”をテニアン島へ運ぶというものだった。本来なら護衛が必要な巡洋艦だったが、極秘の作戦ゆえに…単独での航海を要求された。若い新兵を多数乗せ出航したインディアナポリス号…無事にテニアン島に到着し、次の目的地へと向かうことになったのだが、フィリピン海で日本海軍の伊号第58潜水艦と遭遇、魚雷を受けて撃沈してしまう。乗員たちはなんとか脱出をするも、太平洋を漂流するはめになり…。

公開中の「ハクソー・リッジ」同様…日本が“敵”として描かれるアメリカの戦争映画である。冒頭、インディアナポリスが沖縄で零戦と死闘を繰り広げるシーンから幕開けするが…一昔前の“アニメ”みたいな、ショボイCGで迫力減。その後に登場する戦闘シーンはどのシーンも似たようなもので…これだったら“模型を使った特撮”の方がまだ味があって良かったのではないかと思いたくなるほどだ。基本ストーリーは前述の通り、原爆の運搬を任され、無事任務が完了した後に…日本の潜水艦と戦って撃沈させら…さらに過酷な運命が待っていたという展開。

見てる側には…戦争に負けたとわかっている日本の潜水艦が“死に物狂い”で挑んでくる様子などは、潜水艦映画の金字塔「Uボート」のような哀愁も感じる。それにい対し撃沈されたインディアナポリスの方は…アメリカ版「男たちの大和/YAMATO」みたいな、いやむしろ「タイタニック」に近い“沈没映画”といった印象。次々と船員たちが海に呑まれたり、投げ出されたり…それこそイージス艦事故の過剰反応で「バトルシップ」のTVが放送中止になったのが記憶に新しいが…もし、事故の直後に本作の放送があったら、絶対に同じことになっただろうと思った。

さて…このあたりまでは、CGがショボイくても、まぁ戦争映画らしい内容だったものの…本編を残り1時間くらい残し、ここから先は急展開を見せる。歴史好きの人なんかには有名なエピソードの一つらしいのだが、船を沈められても、なんとか生き延びた乗組員たちは、海上で“日本人”よりも怖い相手と戦わなければいけなかった…海には“鮫がうじょうじょ”してて…次々と餌食になり、さらには飢えや精神崩壊とも戦わなければならないという、サメパニック映画、サバイバル映画状態に突入していく。戦争映画じゃなくて本当は「ジョーズ」だったのかと。

確かに、ドンパチが見たかった人にとって…CGがショボイ上、「ジョーズ」「オープンウォーター」だったな展開は噴飯もので、落胆しかないのかもしれないが…決して内容すべてを否定すべきでもないと、オイラは思う。実話でも“どこまで本当か”わからないのはこの手の映画のお約束でもあるし、日本語セリフや日本描写にもひっかかりを覚えたりするんだけど…意外と日本視点も丁寧には描いている。それは、やっぱり、今までも黒人問題とエンターテイメントをうまく融合させたりしてきた監督マリオ・ヴァン・ピーブルズの演出手腕もあるのではないか?

ありきたりな意見だけど…戦争というのは、国同士の問題であり…個々のアメリカ人、日本人が悪いわけではないっていうのを、あらためて確認させる話にはちゃんとなっているかなと。日本人として、インディアナポリスが撃沈された瞬間は、“原爆なんか運んだから当然の報いだ”って気持ちで見てしまったが…その後、船を失い、鮫にバクバク食われていく乗組員を見ていると…さすがに“もう報いは受けたから、その辺でやめてあげて”って気持ちにもさせられた。「ハクソー・リッジ」みたいに弾に当たって死ぬのもいやだけど、鮫に食われるのはもっと嫌だな。

それどころか、終戦を迎えてもなお戦いは続く。陸に戻った船長以下、乗組員を待っていたのは…“政治的な駆け引き”であるわけで、名誉だって葬られてしまうという厳しい現実。やっぱり人間個人というのは、国の犠牲になる運命なんだなと。まるで悪夢の再来かと思われた“日本人”の再登場…やっぱりアメリカの映画は日本人を敵として描きたいのかななんて思わせておいて、その“日本人”の言葉に“救われる部分”があったりしたのは、素直にホッとした。こういう話をちゃんと理解できれば、CGがショボイのなんて些細な事と納得できるのでした。

クライマックスの裁判シーンなんかは、それこそミステリー映画の謎解きみたいな演出だったね。若い乗組員の“友情と三角関係”を描いた「パールハーバー」的ラブストーリーも盛り込まれていたり、飽きさせない工夫はしている。珍しくニコラス・ケイジもカッコよかったんだけど…ベテラン勢の中では、機関長役のトム・サイズモアもけっこうオイシイ。特に漂流生活が始まってから、どんどんと発狂していくあたりの壮絶演技が見ごたえあり。ネットなどでの評価はあまり芳しくないが…オイラ的には予想外に楽しめ、興味深く接することができた作品だ。


監督:マリオ・ヴァン・ピーブルズ
出演:ニコラス・ケイジ トム・サイズモア トーマス・ジェーン マット・ランター ジェームズ・レマー


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2017年06月25日

後妻業の女(2016年)

テーマ:邦画
後妻業の女 DVD通常版

ウチのオカンが見たがったので、昨晩、WOWOWで「後妻業の女」をエアチェック…ディスクに焼いて渡す前に、ついでなんでオイラも鑑賞することに。“メガヒット劇場”枠での放送だったので、今日もやってたね。今後も数多くリピート予定があるようだ。大竹しのぶが…年寄りのジジイを騙し、殺し、遺産をごっそりと持っていく結婚詐欺師を熱演(案の定、公開時に元旦那の明石家さんまに“リアルだ”って茶化されてた)。疫病神シリーズが立て続けに映像化された(キャストの異なるドラマ版と劇場映画がある)黒川博行の同名小説が原作だそうだが未読。

柏木亨が経営する結婚相談所の婚活パーティー…熟年女性の武内小夜子は80歳の中瀬耕造と知り合い、意気投合する。それから2年後、耕造が脳梗塞で倒れ、娘の朋美と尚子が駆けつけるが…ろくに耕造の世話もしない小夜子から、いきなり法外な葬儀費用の話を持ち出され面喰う。やがて治療の甲斐もなく耕造は死亡するが、葬儀の後に“遺言公正証書”を持ち出し、遺産は全部、自分のものだと宣言。なんと小夜子は柏木とグルになり年寄りばかりを狙う結婚詐欺師だった。納得できない朋美は弁護士の知り合いを介し、探偵に調査を依頼するが…。

相変わらず凄い迫力だった大竹しのぶ…過去にも「黒い家」や「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」で、完全犯罪を企むトチ狂った犯罪者を演じていたけど、今回もそれに匹敵する強烈なキャラクター。バラエティとか出るとボケっとしたオバサンにしか見えないけどな、明石家さんまが語る“大げさな素顔”もあながち“口から出まかせ”とは言い切れないんじゃないかと思ってしまう。クライマックスに登場する“スーツケース”のネタには大笑い…それこそ、さんまと逢引きしてる頃に、似たようなことしてたらしいじゃん…よくさんまがトーク番組で話してるよな。

そんな大竹に、果敢にも挑んでいく被害者の娘、尾野真千子もさすが“朝ドラ”女優…自然な関西弁も健在で、大竹と激しい舌戦を繰り広げる。女子プロでも見てる気分になった居酒屋でのキャットファイトはなかなかの名シーン。数日前に、テレビのバラエティ番組でかたせ梨乃が岩下志麻と共演した「極道の妻たち」の撮影秘話を語ってたが…大竹と尾野のバトルシーンも同じくらい強烈だった。トヨエツの新しい愛人を演じた樋井明日香の存在感もアッパレ。どうせ下着どまりだろうなって思った濡れ場で、ちゃんと“乳がはみ出てて”…思わず生唾ごっくん(笑)

永瀬正敏演じる探偵の登場で、次々と悪事が露見していくあたりの展開に、サスペンス的な物足りなさはあったけど、大竹しのぶとトヨエツが犯罪者だっていうのは最初からわかってたことなので、コメディで乗り切ってしまおうというスタンスはある意味、正解だったかも。あんだけ、容赦なくジジイを殺せたりするんだから、探偵とももっとスリリングな駆け引きをすると思ってたら…意外とあっけなく罪を認めちゃったり、バレちゃったり。でも、関西人らしい“セコ”さが、ブラックな笑いに繋がり、かえってリアルな落としどころだったかなと、納得させられてしまった。


監督:鶴橋康夫
出演:大竹しのぶ 豊川悦司 尾野真千子 水川あさみ 樋井明日香 笑福亭鶴瓶 津川雅彦 永瀬正敏


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2017年06月24日

ハクソー・リッジ(2016年)

テーマ:17年06月の劇場鑑賞映画
ハクソー・リッジ

【鑑賞日:2017年6月24日】

今日のために温存しておいたユナイテッドシネマグループ、CLUB-SPICEのポイントを利用して、公開初日の「ハクソー・リッジ」を“タダ”で鑑賞してきたよ!本年度の米アカデミー賞にもノミネートされ話題になっていたミリタリー大作…日本人も数多く犠牲になっている第二次世界大戦中の沖縄戦を題材に、決して武器を持たない米兵の不屈の精神を描いた実話もの。「ブレイブハート」「パッション」「アポカリプト」のメル・ギブソンが監督…今回も後者2作品同様、監督業に専念しており、出演はしていない。主演は“アメスパ”のピーター、アンドリュー・ガーフィルド。

ヴァージニア州のとある町で育ったデズモンド・ドス…子供の頃は山を駆けずりまわるなど活発だったが、第1次世界大戦で心を痛めた父親の影響で、色々と大変な時期もあった。月日は流れ…デズモンドは心優しい青年に成長。看護師のドロシーと出会い、結婚も意識するのだが…そんな時に第2次世界大戦が激化!親しい人たちも次々と出征していく中、“汝、殺すことなかれ”という教えをかたくなに守ってきたデズモンドも、衛生兵だったら、自分も仲間のために力になれるのではないかと入隊を決意するが…思ってもいなかった障害が立ち塞がる!

前半は主人公が軍に入隊し、出兵するまでを…幼少期のある出来事から遡り描いてるんだけど、これがまた色々と大変なのよ。それこそ前述の幼少期の出来事なんかも強く影響しているようで、“人は絶対に殺さない”“銃も持たない”と徹底した信念を貫いている。なのに…愛国心は強いから、お国のため、仲間のためになりたいと…戦争をやるための軍に入隊しようとする。父親からも“お前は絶対に無理だ!”って言われたけど、一度決めたことは、決して曲げようとはしない。それは軍に入ってからも同じで…それが原因でとんでもない騒動が勃発してしまう。

たとえ訓練でも銃を手に取ることを拒否する主人公…そんな奴はただの足手まといでしかないと判断した仲間や上官が、なんとか銃を持たそうとするんだけど、どんなことをされてもまったく考えを改めようとはしない。それだったらと…嫌がらせをして、無理やり軍を辞めさせようという作戦に変わるんだけれども、それでも毅然とした態度を崩さない。最終的に軍法会議にかけられ、除隊か刑務所かってところまで追い詰められてしまう。軍の上層部が古臭い体質に縛られ、本質を見誤っているとしか思えないってところは、今の日本の政治ともよく共通してる。

なかなか戦争の話にならない、ようやく入隊してからも“パワハラ、モラハラ”問題ばかりクローズアップされて、“戦争映画を見に来たんだけどな?”って気分にさせるんだけれども…意外と、この前半のドラマ部分も引き付けられるものがありまして、このドラマ部分があったからこそ、後半の“戦場の非情さ”(しかも、戦っているのが日本人ということで余計に複雑な気持ちにもなるのだが)を描いた中での…不思議な“爽快感”に繋がるのよね。「フルメタルジャケット」のデブは似た境遇でブチきれたけど…この物語の主人公は見事に耐えて、乗り越えた。

こういう逆境に耐え抜いた人物だからこそ…武器なんてなくても、戦場に飛び出せるという勇気に繋がるんだなと。後半はリアル“フォレスト・ガンプ”でしたよね。「フォレスト・ガンプ」でも…ベトナム戦争に出征したガンプが、仲間を必死に救い出すシーンが描かれていたけど…こちらは実話、本当にあった話ですからね。もしかしたら「フォレスト・ガンプ」も、こういう話を知ってて、モデルくらいにはしてるかもしれないけど…詳しくは知りません。本当に最後まで、どんな状況に陥っても銃に触らないのか?そのあたりの展開も緊張感の持続に繋がるよね。

主人公を演じるアンドリュー・ガーフィルドも、最初出てきたときはモヤシっぽい貧相なにいちゃんなんですよ…女に一目ぼれしたのはわかるけど、けっこう挙動が不審で一歩間違えれば“変質者”じゃねーかと思ってしまう…いや、現代だったら絶対に通報されるパターンだろ(笑)なんだけど…色々な苦難を乗り越え、いざ戦場に飛び出したころには、表情がものすごく男前になっててね、それこそねメル・ギブソンの若い頃(=「マッドマックス」や「リーサル・ウェポン」)を見ているような印象も受けた。メルギブ、もっと若かったら自分で演じたかったのでは?

戦争映画なんで、出演者が非常に男臭い連中ばかりなわけですが…主人公の恋人(後に嫁さんになる)が、本当にまぁ、凛とした美しさでして(なんといってもナース、白衣の天使ですし)、初めて画面にチラっと映った瞬間に、これは主人公が惚れる相手だろうと直感で悟れる。主人公が一目惚れしたのと同時に、観客も虜にされてしまう。演じているのはテリーサ・パーマーという女優…最近だと「ライト/オフ」というホラー映画でタフなヒロインを演じてましたが、全然イメージが違う。まるでモノクロ映画に出てくるような清楚で古風なヒロインで素敵でした。


監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン テリーサ・パーマー ヴィンス・ヴォーン


【海外盤BDがAmazonでも入手可】
Blu-ray Hacksaw Ridge ※日本語収録なし







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2017年06月23日

キング・アーサー(2017年)

テーマ:17年06月の劇場鑑賞映画
キング・アーサー

【鑑賞日:2017年6月23日】

1000円ポッキリで見れるシネプレックスの会員デーだったので、先週の土曜日から始まっていた「キング・アーサー」を見てきた…ユナイテッドシネマグループ、CLUB-SPICEのポイントも貯まっていて、1本タダで鑑賞できるんだけど…これは明日公開の「ハクソー・リッジ」を見に行くために(来週の会員デーまで待ちたくないので)まだ温存している。「シャーロック・ホームズ」「コードネーム U.N.C.L.E.」のガイ・リッチーがアーサー王伝説をモチーフにして描いたソードアクション。日本では当初予定されていた“聖剣無双”という安易な副題が急遽無くなった事も話題に。

ユーサー王に謀反を起こした弟ヴォーティガン…ユーサーはそれを察知して、脱出の準備を始めるが、あと一歩のところで妻と共に殺害されてしまう。唯一、生き延びたユーサーの息子アーサーは…なんとか小舟に乗って脱出…スラム街にたどり着いたアーサーは娼婦によって助けられ、育てられることに。成長したアーサーは、いつしか仲間と共にスラムでのし上がっていた。暴君として君臨していたヴォーティガンは、“真の王”の復活の噂に怯えており、アーサーも一度はヴォーティガンの手下に捕まってしまうのだが、聖剣エクスカリバーに導かれ…。

エリック・バナ演じるユーサー王が、聖剣エクスカリバーを携え…迫りくる魔術師を倒す冒頭の戦闘シーンから迫力満点。敵に操られた巨大な象が破壊の限りを尽くすという、怪獣映画のような見せ場になってるんだけど…音楽も効果音もシネコンのスピーカーがビリビリと唸りまくり、腹にズシズシと重低音が響く迫力のサラウンドを満喫できる。それこそ音に特化した劇場だったり、将来ブルーレイにでもなったら、サラウンド派を虜にするんじゃないかと思ったりもしたが、ウチのポンコツスピーカーじゃ…きっとうまく再生できないんじゃないかななんて心配も。

その後も荒々しくも魅力的な豪快サラウンドが全編を貫いていた。作品の内容もいかにもガイ・リッチーな映画になっており、あのシャーロック・ホームズをマッチョなタフガイにしてしまったくらいですから、アーサー王と円卓の騎士が“不良番長”化するのは必然かと(笑)物語もサクサクと進み…普通ならダイジェスト的に感じてしまうアーサーの成長、修行シーンなどをお得意のスタイリッシュな編集やカメラワークで描くことで、うまく誤魔化している。3D版も公開されているようなので、アクションシーンなんかはちょっと意識しすぎなものも目立ったけどね…。

“俺は戦いたくね~”って、グダグダと逃げてたけど…エクスカリバーを一振りすればまさに“無双”状態のアーサー。最初からメイジ(魔術師)と心を通わせてちゃんと戦ってれば、もっと犠牲も少なかったんじゃねーのかよ?みたいなツッコミ要素もあったりするんだけど…結局、見掛け倒しだったジュード・ロウの悪代官(いやいや、一応、王様だって)演技とかも見ている最中は結構楽しく…エンタメとして申し分ない。ネット情報によると続編ありき、全6部作になるそうで…さすがに先に本数を聞くと“胸やけ”しそうだが、あと2、3本だったら続編を見たいな。


監督:ガイ・リッチー
出演:チャーリー・ハナム ジュード・ロウ アストリッド・ベルジュ=フリスベ ジャイモン・フンスー エリック・バナ


【サントラCDはこちら】
King Arthur: Legend Of The Sword







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2017年06月23日

ラスト・クライム 華麗なる復讐(2017年)

テーマ:洋画
Mes trésors

劇場未公開の作品をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「ラスト・クライム 華麗なる復讐(原題:Mes trésors)」を鑑賞…名優ジャン・レノがルパン三世並みの変装名人を演じるフランス製クライムコメディ…生まれてからずっと会っていなかった2人の娘と即席のチームを組んで、最後の大勝負に出るって感じのお話。現段階では日本盤ソフトのリリース日は未定…冒頭のジャケ画像とタイトルのリンク先はフランスAmazonで見つけたフランス盤のDVD…日本語収録なし、PAL仕様なので要注意です。

パトリックとロマンはコンサート会場からストラディヴァリウスを盗み出すことに成功するが、分け前を独り占めしようとロマンが裏切り…パトリックを車ごと海に沈めてしまう。一方、パトリックの娘で異母姉妹のキャロルとキャロリーヌ…弁護士に呼ばれ、そこで初めてお互いの存在を知る。そして父親の遺産を受け取るため、クールシュベルの別荘に向かうよう指示されるのだが…なんとそこには死んだと思われていたパトリックが!無事に生き延びていたパトリックは、ロマンがストラディヴァリウスを売却して得る大金を盗み出すため、2人の娘に協力を求める!

ジャン・レノがルパン三世のように変装名人と説明したけれども…ストーリーも「ルパン三世」チックな内容。ただ、盗みを働くためにチームを組むのが、生き別れていた2人の娘、それも腹違いで、性格も正反対。1人は手癖が悪く“ユーロポール”にも目をつけられているセクシー系(峰不二子タイプ)、もう1人はパソコンが得意な堅物オタク眼鏡でまったく色気がない。この3人がお互いにああじゃない、こうじゃないと憎まれ口をたたきながら…なんだかんだいって“家族愛”に飢えてまして、結局は見事なチームワークで盗みの準備を着々と進めていく。

横取りされたバイオリン、ストラディヴァリウスを取り戻したって、一銭にもならないので…横取りした野郎が、本来の取引相手と取引を行った直後に…ハッキングで金を盗み出そうというのが最終的な計画。その前に、横取り野郎の銀行口座に侵入するために“虹彩”が必要で…“虹彩”を盗み取る特殊なハイテク眼鏡と、娘による色仕掛けというローテクの合わせ技で挑むことに。もちろん当初はセクシー系の娘がその役を担当する予定だったのが、なぜか地味な方の娘に相手が食らいつき…さらにその地味な娘の彼氏が乱入し…大混乱する場面も。

時には性格の違う娘同士がいがみ合い、かと思えば…“泥棒の親父が、金のためにまた娘を裏切る”なんていう疑惑も浮上してしまい、娘同士が結託して、“先に、こっちから裏切っちゃおうぜ”みたいな話にまでなる。裏切り、騙しあいの果てに…無事に大金ゲットできるのか、どうか?家族は仲直りできるのか?コメディなんで驚きのある展開は少ないが…トラボルタばりのダンスまで披露するお茶目なジャン・レノおじさんの魅力は充分に堪能。地味キャラの娘がお色気担当に転じる展開なんかも愉快。フランスらしいお洒落で肩のこらない娯楽作品だ。


監督:パスカル・ボルドー
出演:ジャン・レノ リーム・ケリシ カミール・シャムー パスカル・ドゥモロン


【DVDソフトの購入】
DVD Mes trésors ※日本語収録なし PAL仕様







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