グレイハウンド(2020年) | 勝手に映画紹介!?
2023年04月24日

グレイハウンド(2020年)

テーマ:洋画

 

配信が始まったばかりの「ゴーステッド Ghosted」目当てに、今まで利用した事がなかった“Apple TV+”の無料トライアルに登録…見たい作品は色々とあるんだけど複数エピソードを鑑賞しなきゃいけない、ドラマフォーマットの作品が多く、トライアル期間の7日間で見るのは大変そうなので、単発の長編映画を中心にチョイス…そうすると意外と見たい作品は多くない。そんなわけで、わりとサービス開始初期から配信されていた、トム・ハンクス主演の戦争映画「グレイハウンド」を鑑賞…Amazonのアフィ画像はサントラCD“グレイハウンド(GREYHOUND)”です。

 

英国への輸送船団は戦略的に不可欠だったが、ドイツ軍のUボートに対し、船団が最も脆弱だったのが、航空哨戒圏外の海域“ブラック・ピット”である。1972年2月、北大西洋…37隻の船員輸送船・商船、護衛艦4隻なる船団“HX-25”がリバプールを目指して出航…この船団を率いるのは、着任したばかりのアーネスト・クラウスが艦長を務める駆逐艦“グレイハウンド”。他の4隻の護衛艦も、クラウスが指揮を執ることになっている。いよいよ“ピット”に入り、航空支援もなくなったのだが…行く手にはUボートが待ち構えており、船団を狙っていたのだが…。

 

実戦で指揮を執るのが初めてだった艦長のトム・ハンクスが船団を率いて…大西洋を横断しようとするも、もちろんドイツのUボートが手ぐすね引いて、待ち構えてるわけであり、案の定、神出鬼没に現れては、魚雷をぶっ放して、攻撃を仕掛けてくる。一見、沈着冷静に見える艦長だけど…給仕係が持ってくる食事にも手が付けられないほど緊張してるわけで、けっこう指示をミスったりするわけですよ。部下たちも、“この艦長で本当に大丈夫なのかしら?”という気持ちで、心配そうな表情をしていて…視聴者として見ているこちら側もけっこう不安な気持ちになる。

 

戦闘シーンもたくさんある…むしろ戦いの連続で、息つく暇がないくらいの緊張感なんだけど、どちらかというと、トム・ハンクス艦長がブリッジで頑張ってる姿が多く、要所要所に派手な見せ場が用意されているという感じだった。戦争映画でも、いわゆる潜水艦映画に近い印象であり、狭苦しい船内の圧迫感がよく伝わってくる。そして、Uボートの存在が、海に救う魔物のごとく不気味に描かれていて、パニック映画やホラー映画の雰囲気にも近かったりした。海中から潜望鏡がニョキっと現れ、向かってきたりするところなんて…「ジョーズ」に出てくる鮫のヒレみたい。

 

あと、新米艦長がなんとか頑張ってる感に…「機動戦士ガンダム」のブライトさんみたいだなって思った。実際に駆逐艦とUボートが近距離で撃ち合ったり、チキンレースさながらにどつきあったりする様は、第31話「ザンジバル追撃!」(映画版だと「めぐりあい宇宙」)のホワイトベースとザンジバルの砲撃戦みたいだ。あと戦場(海上)で戦死者の葬式をやったりするところも…「哀・戦士」でマチルダさんやリュウさんを弔うところに似てたな。探せばあるんだろうけど、駆逐艦とUボートの戦いを描いた作品で、駆逐艦側メインなのが、オイラ的にはけっこう新鮮だった。

 

 

監督:アーロン・シュナイダー

出演:トム・ハンクス スティーヴン・グレアム ロブ・モーガン エリザベス・シュー ジョシュ・ウィギンズ

 

 

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グレイハウンド(GREYHOUND)

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