いっツー THE MOVIE(2014年) | 勝手に映画紹介!?
2016年05月18日

いっツー THE MOVIE(2014年)

テーマ:邦画
いっツー THE MOVIE

WOWOWのエアチェック番組でも消化しようと思ったのだが、ちょうど二番組同時録画の予約時間に…録画中でも録画済番組の再生はできるのだが、予約で設定してある録画モードが強制的にDRモードになってしまい…HDD容量がギリギリでやりくりしてるのでとっても危険。こういう時こそ…時間つぶしにAmazonのプライム・ビデオを活用しなくては!自宅に居るので別にFire TV Stickで見ればいいのだが、まだこの間入手したFireタブレットの方で、ちゃんと映画全編を見たことがなかったので、試しに再生してみるかなと…タブレット視聴をチョイス。

そんなわけで…タブレットであまり長い作品を見るのは辛そうだなぁ~なんて思いながら、Amazonのプライム・ビデオの一覧をいろいろと物色していたら、WOWOWで放送するとよく見る城定秀夫監督の未見作品を発見!2014年製作のえっち系ラブコメ「いっツー THE MOVIE」という作品…やっぱり過去に実写化されている「すんドめ」などを手掛ける人気漫画家(主にエロ系)岡田和人の同名コミックが原作だそうが、オイラは読んだことがない。映画の方はどうやら2部作のようで…続編もプライム・ビデオにあったので、後日鑑賞しようと思っている。

高校受験を控える中学生のサガミは…志望校に見学に訪れる。そこで偶然目にした女生徒に目を奪われ、思わず携帯のカメラでパンチラ写真を撮影してしまう。サガミはその写真に奮起され猛勉強し成績が急上昇…見事、志望していた私立土平高校に合格した。入学式の日…例の先輩女子生徒を見かけたサガミは彼女を探しているうちに女子更衣室に迷い込んでしまい、ちょうどそこへ例の先輩・ユイが着替えのためにやって来た!ユイに見つかってしまったサガミはなんとか釈明をしようとするのだが、憧れの先輩に変態の烙印を押されてしまい…。

ロッカーに隠れていた主人公が、下着姿の女生徒に詰め寄られているという絶対絶命の状況から物語はスタート…その釈明として、なぜロッカーに隠れる羽目になったかを、自分が中学時代に志望校を決めたところまで遡り、語られる。主人公は偶然に見かけた女子生徒に憧れ、彼女のパンチラ写真に励まされ(要は毎晩のようにおかずにしていた)猛勉強した結果、見事に志望校に合格したと。で、その恋い焦がれてた(毎晩おかずにしてた)女生徒というのが目の前で…下着姿で自分を見つめている女生徒でしたと…話は冒頭部分に繋がるわけ。

男に下着姿を見られてもあまり動じないなかなかクールな先輩…それどころか逆に「お前も脱げ!」と命令してくる。散々、迷った末に…パンツを下すことにした主人公。先輩は主人公のモノのデカさに絶句…ただ、表面上は興味を失ったフリして出て行く。主人公はフルチンで彼女を追いかけようとするが…廊下には彼女の姿はなく、他の女生徒と鉢合わせてしまうというお約束な展開で学校中が大騒動…“変質者出没”として警察まで介入する羽目に。ただし、主人公のデカチンぶりが幸いし…目撃した女性生徒たちの証言で“生徒ではない”という話に。

翌日、自分が変質者だとバレないか…ヒヤヒヤしながら学校へ向かう主人公。先述の通り、バレてはいなかったんだけど…デカチンに目を奪われていた女生徒たち以外にも目撃者がいた!いかにも怪しげな男子生徒が近寄ってきて、「ちょっと顔をかせ」と…。これは弱みを握られ、カツアゲとかされちゃうんじゃないかって雰囲気が濃厚だったんだけど、怪しい男子生徒は“自動幻画倶楽部”(映画部)という定員割れしかけてる部活の部員で、主人公をスカウトしようとしていたのだ。最初は入部を抗う主人公だったが、そこにまさかのあの先輩が入部してて…。

所詮、Amazonでタダで見れる作品だし、露出は少なく…それこそピークは冒頭のヒロインの着換えシーンくらいで、あとはそのヒロインのパンチラとか、他の女生徒の着換え、パンチラ、胸チラが関の山。主人公がサルのようにシコシコしまくるが(成績の上昇とティッシュの量が比例してるそうだ)…それ以外はHどころか、チューもなし。今後、そういうような展開もあるのかもしれないが、今回の作品ではそこまで進まなかった。それでも、やっぱり城定作品なんで、面白おかしく高校生の性春を描きながら、女の子はしっかり色っぽく魅力的に描けてる。

ホント、主人公とヒロインの距離感なんて…ラブコメ漫画の王道をゆく感じでした。オイラなんかの時代だと…同じようなシュチエーションをまつもと泉の「きまぐれオレンジロード」で読んでたなぁって思ったもん。ヒロインはいつもクールで、ミステリアスな存在だったりするんだけど…雷の音を怖がったりすると、急に女の子になったり…そういうギャップが可愛く描けてました。また、部活が映画部(作中の名前は自動幻画倶楽部)というのが映画好きとしては親近感がわく部分でして…特に部長とその仲間たちのマニアックなゾンビ映画談義がなかなか愉快でした。

この映画部の活動というのが…もちろん映画撮影、自主映画づくりだったりするんだけど、映画を作るには資金集めが肝心と、アルバイトに精を出してるんですね。そのバイトの内容というのが…他の生徒の依頼で、好みの女子生徒の盗撮を行うという。だから、こういうのは映画や漫画の中だけにしましょうね…実際にやったら犯罪ですよ(笑)主人公の担任教師役に鼠先輩が出ててなんだか懐かしかった…あれ、でも、鼠先輩がブレイクしたのって、2014年よりもっと前だよな?なんで、鼠先輩だったんだろうか?そういう今さら感のキャスティングもちょっとツボ。

クールな先輩女子生徒に“パンツを脱げ!”なんて言われてしまうシュチエーション…妄想だけだと羨ましく思えたりするが、実際にあったら、それはそれでちょっとキツいよね。その昔、オイラが高校に入学してまもない頃…校内でタバコを吸うようなヤンキー系の女の先輩が、男友達と男子トイレで喫煙してまして、たまたまそこに用を足しに行っちゃいまして…その女の先輩に「アタシ、病気持ってるけどどう?」って誘われたことを思い出した。きっとアレは単にからかわれただけだと思うのだが…今思い返してみると、凄い事を言われてたんだなぁと(笑)


監督:城定秀夫
出演:副島美咲 中山龍也 鈴木淳 鼠先輩 柳川芙美章 武田大和 若木萌


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Amazonプライム いっツー THE MOVIE







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