会社員と心理カウンセラー、二足のわらじ。りんご🍎です。
昨日の東京の新型コロナ感染者は243人。
日毎の感染者としては最多。
2日連続で200人を超えました。
検査実績が増えているのでしょうが、
用心していきたいですね。
加えて、九州・岐阜・長野での豪雨災害。
被災された皆様の一日も早い回復、復興をお祈りします。
皆様、イソップ物語の『羊飼いとおおかみ』のお話は聞かれたことがありますでしょうか?
羊飼いの少年に何度も「おおかみが来た~」とだまされ続けた村人は、そのうち「またか・・」となり、本当におおかみが来た時には、馬鹿にして反応せず、村のすべての羊がおおかみに食べられてしまうというお話。
人は、何か起こるたびに反応していると精神的に疲れてしまうので、ストレスを回避するために自然と“脳”が働き、“心”の平安を保つ機能が備わっているのだそうです。
予想外の事態が起きたときにも、「大したことではない」 という先入観や偏見が働いて、物事を正常の範囲と認識してしまうこころの仕組みです。
これを心理学用語では
「正常性バイアス」と呼びます。
『羊飼いとおおかみ』の村人たちの心理もこの「正常性バイアス」かもしれません。
またか、、。平気平気。 と、非常事態にも関わらず、正常の範囲と認識してしまったのかもしれません。
会社で毎日上司にしかられる。
「またか・・。いつものことだ・・。」
こんな時には、こんな風に「正常性バイアス」が働いてくれたら、ストレスもたまらずに済むのですが。
コロナ禍の感染の危険がある時に、
「私だけは感染するはずがない」
「陽性になったとしても自分は重症にはなるはずがない」
「自分が陽性でだれかに感染させてしまうこと等あるはずがない」
と正常化バイアスが働く。
地震や豪雨など、大きな自然災害があった時にも
「たいしたことはない」
「避難するほどのことはない」
「自分の家に限って被災することはない」
と正常化バイアスが働いてしまうのです。
私もつい先日、夜中に大き目の地震があった時に、「あ、地震だ。ちょっと大きいな。」と思いはするのですが、
起き上がって、避難する準備をしたり、ということはありません。
これも正常化バイアスだ!と、この度、気が付きました。
予想外の危機が発生したときに、自分の反応に正常化バイアスが働いていないかと自問して。冷静に行動できますように。
今日のお話は以上です。
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