こんにちは。
会社員と心理カウンセラー、二足のわらじ。りんご🍎です。
先週の日曜日で放送大学の1学期の試験が終わりました!
結果が気になるけど、いったん忘れて夏休み気分を満喫します。
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
![スイカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/230.png)
さて、今週も試験勉強してきた中から、皆様がご興味のありそうなことを、りんごの言葉でご紹介したいと思います。
『心的真実』
むむ。なにそれ?!
聞いたことがない言葉だと思います。
これも、精神分析論の創始者、フロイト先生の提唱した考え方です。
――
他者からみれば幻想ないし空想とみられる心的現象も,当の個人にとっては『物的現実』に少しも劣らぬ現実であり,個人はこの現実にとらわれ悩む。これを『心的現実』という。心理カウンセリングではこれを重視する立場をとる。
――
1800年代の後半。フロイトは患者が回想する記憶が事実そのものと信じていましたが、患者たちの誤った思い込み、空想は、実は真実ではなかったことに気がつき、動揺し愕然としました。
これに真っ向から立ち向かった結果、『心的現実』に気が付いたのだそうです。
すごいですね。さすがフロイト先生~ピンチなときこそ課題にがっつり向き合えば、新しい考えは生まれるのですね。見習います
この考え方が100年以上もたった今でも、カウンセリングの中での基本的な姿勢とされています。
セラピストはクライアントが面接の中で回想し、空想するその『心的現実』をまぎれもない『事実』として理解します。
では、ちょっと事例で考えてみましょう!
でも書いたご夫婦のお話を引用します。
『物的事実』は?
奥さんが風邪をひいた。熱もあり咳もひどい状態で、いつものようには家事ができず、寝室で寝込んだ。旦那さんは、奥さんの風邪をひいて調子が悪そうなことを知るなり、まったく奥さんが寝ている寝室にははいってこない。おかゆをつくるどころか、声をかけてくれることすらない。
『心的事実』
①奥さんの心的現実
風邪をひいてしんどい。旦那さんに、”大丈夫?と声をかけてもらいたい。おかゆをつくってもらったり、優しくしてほしいのに、なにもしてくれない。頭にくる。風邪が治り次第、今度こそ実家に帰ってやろう!という思いでいっぱい。
②旦那さんの心的現実
奥さんが風邪の時ぐらい、自分は迷惑をかけないようにしなければいけないと考えている。いつも奥さんが家事を一手に引き受けてくれているんだから、こんな時ばかりは奥さんが家事など気にしないようにしなくちゃいけない。迷惑をかけないように、近寄らないようにする。
このように、
物的真実(リアリティ)は 「客観的にだれが見ても同じように見える真実」
心的真実(リアリティ)は 「それを体験する中で本人が感じたことや思ったことが加わって出来上がるそれぞれの真実」
同じ『物的真実』の裏側にも、人によって異なる『心的真実』があるんですね。
現実はいくつもある!
自分の「心的真実」だけが取り残されて、大多数の心的真実や客観的な物的真実の影に隠れてみてもらえないような時が多いと、人は、空回りしたり、悲しかったり、寂しかったりするのかもしれませんね。
まわりに見てもらえていなくても、自分の「心的真実」をなかったことにしないで、自分だけは気がついてあげてくださいね。
自分にプラスのストロークを!
今日のこころのお話は以上です。
りんご🍎のお話が、皆様の元気スパイスになりますように。
今回も、りんご🍎の心理のちょっとかためのお話にお付き合いいただいて、ありがとうございました!
PHOTO by maui dream
↓
過去記事はこちら♥️
ブログランキングに参加しています。
押していただけると嬉しいです。