会社員と心理カウンセラー、二足のわらじ。りんご🍎です。

 

 

当ブログは、

50代の6人のライターが、

それぞれの専門分野や趣味について日替わりで情報発信をしております。

 

 

【各曜日の担当はこちら】

火曜日担当  sari

水曜日担当  Mar

木曜日担当  レア

金曜日担当  TAKAKO 

土曜日担当  りんご

日曜日担当  マウイドリーム

 

 

そして、毎週土曜日はりんご🍎が「こころ」をテーマにお届けしております。

 

 

 

 

今週も木曜日はテレワーク。

週末にいく予定だったイベントも動画配信に切り替わりました。

 

 

選抜高校野球大会の中止や、国立大学の後期試験が一部中止になったり、、といろいろ不安が多いですね。

 

 

りんご🍎からのお願いは、不安や心配はどうぞ、ない事にしないでね、ということです。

 

 

#5感情の効能 でも、書きましたが、たとえば、「悲しみ」には、過去を乗り越える、効力感回復、新たな選択 といった効能があります。

 

 

選抜高校野球大会が中止になってしまったニュースでは、高校球児が泣いている映像も放送されました。

 

 

ぜひ、周りにいる大人の皆さんは、高校球児の「悲しみ」を否定しないで、あたたかく見守っていただけたらと思います。

 

 

感情を大切にすることで、それを次に向けたパワーにしていけますからね。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

さて、そんなお話と関連して、今日はこころの「防衛機制」のお話をしたいと思います。

 

 

ちょうどよいタイミングで、先週末にお勉強会に参加してきました。

 

 

防衛機制については、

#22 意識と無意識でも、書きました。よろしかったら、読んでみてくださいね。

 

 

防衛機制も、フロイト先生からの学びです。

 

 

まず、無意識とは?

なぜ無意識になるの?

 

 

・日常の言動、精神的な状態に大きな影響をあたえている にもかかわらず、意識されないような心の過程。

・意識しようと思ってもなかなか気がつけない。

・意識にのぼると都合が悪い。

・自分の中にそのような気持ち、願望、思いがあることを自覚することは、とても苦痛。

 

 

では、防衛機制というのは?

 

そんな都合の悪い“無意識”を、なんらかの方法で軽減したり、解消したりする機能のことをいいます。

 

バツ

 

 

現実をみとめなかったり、違ったものにして、”なんとか自分自身を保つ戦略”ですが、

破綻してしまうと、精神病になってしまうようなこともあります。

 

四つん這い

 

 

検索したら他にもあると思いますが、私が勉強会でお勉強してきた防衛機制は14個。

 

 

「抑圧」「反動形成」「投射・投影」「否定・否認」「取り入れ・同一化」「合理化・理屈づけ」「置き換え」「取り消し・復元」「分離・感情分離」「知性化・観念化」「退行・幼児返り」「補償」「感情の内向」「昇華」

 

 

たとえば、

#22 意識と無意識でご紹介したフロイトの患者さん(エリザベート)の事例は、「置き換え」でした。

 

 

大好きなお姉さんの旦那さん(義兄)に恋をしていたエリザベート。

 

 

「病弱だった姉がもし死んだら・・」と無意識で願っていたら、お姉さんが本当に亡くなってしまった。

 

 

エリザベートの道徳心(意識)が全力をあげて、自分の中の正直な願望(無意識)を、むりやり封じ込めようとした結果、歩けなくなってしまった、という事例でしたね。

 

 

松葉づえ

 

「置き換え」は感情の処理に最もよく置き換えられる規制の一つで、不快な感情や考え、衝動を本来の対象から別の対象に向けるものです。

 

 

この場合は、“身体”に置き換えた事例です。

 

 

自分のこころの葛藤を”歩けなくなる”ということに置き換えてバランスをとったのですね。

 

 

人に置き換える場合もありますよ。本来の相手ではなく、別の相手にむけてしまう。

 

 

会社で叱責された夫が、家で妻や子どもに怒りをぶつける。

 

 

患者が看護師との関係を、過去の母親との関係に置き換えて、看護師を激しく攻撃する。

 

 

怒る

 

無意識だとは言え、ぶつけられた相手はいい迷惑ですね💧

 

 

人はおそらくほぼ全員、自分のこころの平静を保つために、

この防衛機制を使っていいます。

 

 

そんな私もよくやってます。

 

 

家族のこと。仕事のこと。考えたくないこと、不安なことは、無意識の中に閉じ込めて、意識にあがってこないように。

 

 

なんらかのストレスから身体がかゆくて、やたらかきむしる。(抑圧)

 

これも無意識に受け入れたくないのか?人の言っていることを聞いていない(抑圧)

 

嫌な相手にやたら慇懃無礼で馬鹿丁寧な態度をとる(反動形成)

 

自分が相手を嫌いなのに、相手が自分を嫌っていると思い込む(投射)

 

試験で合格できなかったことを、もう一度勉強できる機会、かえって受からなくてよかったと人に言う(合理化/理屈付け)

 

子どもを強くしかった後に、美味しいお料理を出す(取り消し・復元)

 

身内の不幸を、まるで他人事のように説明する(分離・感情分離)

 

子どもの問題に対策ばかり調べて実行し、目の前の子どもの欲求に目を向けない(知性化・概念化)

 

息づまることがあると、寝る、お酒を飲む(退行・幼児返り)

 

育児・家事が苦手な分、仕事は負けないとがんばる(補償)

 

怒りを外にぶつけることが出来ずに、自己嫌悪(感情の内向)

(これは、#51 怒りの矛先 でもご紹介しました)

 

自分のこころの悩みをきっかけに、勉強しカウンセラーとして活動する(昇華)

 

 

りんご🍎の防衛機制ではないか?!と思われるものを書き出してみました。

 

 

どうでしょう。みなさんも思い当たるものがありましたか?

  

 

防衛機制がいきすぎて、破綻すると身体や心に症状がでますが、その場をひとまずやり過ごすために、健康的に活用できるものもあると感じます。

 

 

破綻しないように、そして改善していくためには、やはり、冒頭にお話しましたように、自分の素直な感情に気が付いて、それを感じることがよいのではないかと思います。

 

 

今日のこころの話は以上です。

 

 

心も身体もしっかり栄養ととって、新型コロナウィルスに備えてくださいね。

 

 

 

 

ハッピーホワイトデーラブラブ

 

 

よい週末をお過ごしくださいませ。

 

 

PHOTO by maui dream 

 

 
 
 
私の心理カウンセラーHPです。

りんご🍎相談室

 

 

過去記事はこちら♥️

 

★自己紹介

#1自己紹介

#2 一生のお勉強。

#3 向き合う。

 

★感情を大切にする。

#4 ストレスを感じたら

#5 感情の効能

#29 怒る

#28 人格適応論によるコミュニケーション講座開催決定!

#32 甘える。

#51 怒りの矛先

 

 

★リラクゼーション

#17 ため息をつくと幸せが逃げる?

#18 ぎゅ~っとしたあとだらーん。

 

★コミュニケーション・アサーション 

#6 こころの栄養

#7 自分の気持ちを伝える

#8 すっきりコミュニケーションできない理由

#9 聴くをさまたげるもの。

#10 人は違う。

#16 ストローク銀行は大丈夫?

#46 同情と共感

#53 気持ち良くって嬉しくなるもの。

 

★性格のなりたち・こころの状態

#11 自分(あなた)のこと。

#12 元気で明るい私。

# 30 空気読みすぎる = 消してしまいました(がっかり・・( ;∀;) 

#31 「凪のお暇」選択肢が増える。

#33 人格適応論

#34 信じられない理由。

#38 自我状態

#43 アイデンティティ

#52 ダブルバインドに気がつこう

 

★心理ゲーム

#13 悩み相談。=Yes, But

#24 心理ゲーム「キックミー」

#25 心理ゲームをする理由

 

★カウンセリングって?

#14 台湾でセルフカウンセリングしてみた。

#15 セルフカウンセリングをやってみよう編。

#39 カウンセリングって?

#47 カウンセリングの器

#50 恋愛カウンセリングセミナーに行ってきました。

 

★放送大学より心理分析、心理療法、発達理論

#21 ユング先生からの学び。

#22 意識と無意識。

#23 現実はいくつもある?!

#26 エリクソン発達理論<壮年期>

#27 エリクソン発達理論<初期成人期>

#40 病みながら生きる。

#42 イメージの力。

#46 ナラティブ

#48 年をとっても

#49 身近にある”人の心理”

 

★ポジティブ心理学

「幸せに生きる」

#35 幸せの黄金比率

#36 7種類の思い込みオウム

#37 ゾーンに入る。

#41 幸せの黄金比率②

#44 2019年振り返り

 

★認知症

#19 認知症のお勉強をしてきました。

#20 認知症のお勉強をしてきました②.

 

 

 

ブログランキングに参加しています。

押していただけると嬉しいです

 



50歳代ランキング



にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村