2008年7月23日発売の新作DVD「劇場版「空の境界」 痛覚残留 【完全生産限定版】
」を購入、鑑賞した…原作小説の全7章を完全映画化ということだけど、とりあえずここで一区切り?前半3作品の3か月連続リリースが続いたけど、続きはまだ映画館でやってる最中(だよね?)だから、当分の間、出ないだろう…。
黒桐幹也は道端にしゃがみ込んでいた少女が気にかかり、声をかけた。気分が悪いということで、その少女を部屋で休ませることにするのだが…。翌日、自分の雇い人である蒼崎橙子から、給料の先送りを言い渡された幹也は、友人に借金の工面をすることに…友人からは金を貸す交換条件として、行方不明の後輩を探す手伝いをさせられる羽目に…。一方、”直死の魔眼”という特殊な能力を持つ、両儀式は、橙子からの依頼で、巷で起きている猟奇殺人の犯人探しをはじめていた…。
冒頭、今回のキーとなる美少女、浅上藤乃のレイプシーン(おっぱいモミモミされて、チンピラヤンキー軍団にまわされてる)から幕開け…エロアニメに匹敵する、なかなかリアルな描写に、頑張ってるなぁと関心させられる。こりゃ、TV作品じゃ無理だは…映画で良かった(笑)他にも式の腕がいってしまわれるとこなんかも、意外とエグイし、前回の猟奇殺人よりもエログロにインパクトを感じたな。これでR指定とかPG指定ついてないの?
構成上、やたらと中途半端な印象だった二章目に比べると、話も独立しているので、入り込みやすいしわかりやすい。原作になかなか忠実なのが、いいような、わるいような…あっけなく真相、結末にたどり着いてはしまうのだけど、クライマックスのアクションシーンなどは、今までの中で一番の迫力(原作読んでいたのでわかっていたことだし、ほぼイメージ通り)。今回は一応、映画的なカタルシスが味わえる作品になっている。
物語は映像はけっこう壮絶なんだけど、橙子と幹也の給料に関するやりとり、幹也の妹、鮮花と式との喫茶店でのやりとりなど、思わず笑ってしまうコミカルな部分も印象に残ったな、今回は…。
原作本を読んだときって、正直…なんでここまでブレイクしたんだろうか?と疑問に思うくらい、「この小説面白いのか?」って気分だったんですけど…先に原作を読んでるのに、原作つきの映像作品に珍しく、案外、自分のイメージ通りだなぁって、今回の3章を見て改めて感じましたね。わざわざ東京地区のレイトショーへ行こうとは思わないけど、ここまで見たら、最後までDVD集めますよ。
監督:小船井充
出演:坂本真綾 鈴村健一 本田貴子 藤村歩 能登麻美子
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DVD 劇場版「空の境界」 痛覚残留 【完全生産限定版】
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