あさが来たネタバレ・あらすじ　 24週　142話「おばあちゃんの大仕事」

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あさが来たネタバレ・あらすじ　 24週　142話「おばあちゃんの大仕事」

翌日の早朝に、よのが、千代（小芝風花）の東柳啓介との縁談の件で「今から東京へ行って来る」と言い出して、
新次郎が、それを引き止めます。

[主題歌　AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

千代の新たな見合い相手は引く手あまたで、
さちの実家や榮三郎の保険の取引先の紹介の相手の写真がズラズラ～っと、千代の目の前に並べられます。

一方、商いの方は、
不況で実入りの悪くなった昨今、あさ（波瑠）は更なる不景気に備えて、
好調な炭坑を売って、資金を確保しようと榮三郎に提案します。

とは言え石炭の採掘量は、うなぎ登りで、苦労を重ねてようやく優良事業になりました。

それなのに惜し気もなく手放すのかと、榮三郎は驚いてしまうのですが、
だからこそ、今、政府の製鉄所が原料確保のために、喉から手が出るほど炭坑を欲しがっている
このタイミングで売り出せばきっと高く売れるというのが、あさの狙い目であり主張でした。

この重大な課題に、亀助も寂しそうで、榮三郎も焦るのですが、
そこへ、美和の店で食事を終えて帰って来た平十郎が、別件の悩ましい話題を持ち帰ります。
美和の店に、東京から訪ねて来た啓介（工藤阿須加）と新次郎（玉木宏）がいて、
どうやら新次郎が啓介に手紙を出して、啓介が大阪まで謝罪に出向いた様子であったと…。

啓介は、一度は快諾したのに前言を翻して断りを入れた自分の無礼に対して、
男親なら、殴ってやりたいと思って当然の事。
だから今日は、殴られる覚悟で来たと話しますが、
新次郎には、全く怒っている素振りはなく、いたって紳士的な対応でした。

新次郎は、ただ直接、ご本人から話を聞かせてもらって
納得出来たら、それでいいと考えて手紙を出しただけだと話し、啓介が断った真意を踏み込んで
聞きました。
　　　　
新次郎＞「ひょっとしたらなぁ、啓介さん。わての嫁のあさの事、とんでもないおなごや思いはったのやあらしまへんのか？
いや、そらなぁ、お武家様のお家柄の、東柳さんにしてみたらびっくりぽんや思いますわ。おなごが威張りくさって、
男言い負かして…。そやけどなぁ、それは…。」

しかし、それは新次郎の見当違いで、そこから話に急に加わって来たよの（風吹ジュン）も、
そうした事が啓介の断った理由ではない事を知ります。

啓介は、女性がしっかり自分の考えを持つ事に対する否定論者ではなく、
それに、啓介の父も「大変、有難いご縁だ」と喜んでいたくらいだし、また、自分も千代に対して好意がなかったわけではない。

しかし、自分には卒業後、政府で働くというかねてよりの夢があった。
政府で働き、官吏として、日本を動かしたいという大志があった。
その夢を諦めきれないゆえに、
そして商家や銀行で働く自分が想像出来なかったがゆえに、お断りしてしまったのだと話します。

それを聞いて新次郎は納得しましたが、よのは「それやったら…お宅に、お嫁に行くのやったらよろしのか？」
と食い下がってしまいました。
千代に婿養子を迎えるのは、よののかねてよりの悲願でしたが、
それを諦めても千代の幸せを叶えてやりたいという心境のよのでしたから。

よのは啓介に「お願いだす…なぁ。もういっぺんだけでええさかい。考えてみてくれはりまへんやろか。なぁ。」
と懇願し、啓介はどうして良いやらわからず戸惑ってしまいます。

そんなよのを新次郎は、なんとか宥めて家へ帰し「今日は、時間を作って頂いておおきに」と頭を下げます。
それで啓介が恐縮しているところへ話を聞いたあさが家から駆けつけて来て、
あさと啓介の初対面となりました。
あさ＞「初めまして。千代の母でございます。」
啓介＞「東柳です。この度は…。」
…と、かしこまった話になりかけた時に新次郎が
「あ…せや。そないゆうたら昔なぁ、わてらの友達に、トモちゃんいうお人がいてたんだす。」
と、五代友厚の話を始めました。

新政府で働いていたトモちゃんが、中央では、しがらみばっかりで出来ない事ばかりだと、
権判事辞めて、大阪で商売を始めた事。
商いの力で日本を変えるという気概を持って、
鉱山や、紡績、商船…さまざまな商売をやって、本当に大阪の町や、日本中のいろんな事を変えてしまった事。
あさも、株式取引所や、商法会議所を作り上げたトモちゃんの事を懐かしく思い出しました。
啓介は、それは、もしかして五代友厚の事ではないかと思い当ったようでした。

そして新次郎は更に加野屋には新政府よりずっと歴史のある暖簾があり、
その270年続く暖簾で、江戸の世も御一新の時も、明治の御世も、この世がどんなに変化しても、
懸命にこの国を裏から支えてきたのだと誇らしく話します。
でも最後には「な～んてな。わては商い苦手やよってなぁ、な～んもしてしまへんのだすけど。」と新次郎らしく茶化しつつ、
その後「このあさや、一家みんなで、加野屋の暖簾を守っていくいうのは、厳しくも、幸せな事」と話を締めて、
如何に商いが、そしてその中枢にもいる加野屋が、
どれほど、日本を支え変えていく力を持ちうるのかを、それとなくピーアールするのでした。

あさは、啓介が真面目そうな人だったので、娘、可愛さの親バカで突っ走った事を素直に詫びました。
そして「お会いできてよろしおました。どうか…どうかええお役人さんに、おなりになっとくれやす。」とエールを贈って終わります。

それから、半年の月日が経ち、
加野銀行の女子行員の４人中の３人もが、それぞれの縁談のために銀行を退職する事となります。
平十郎はこの結果に、
奥さんがあんなに懇切丁寧に育てて下さったと言うのに、おなごは長い事働く事は出来ないのかと
苦々しい顔をしていました。
しかし、去りゆく３人は、もし女子大学校が出来たら、この先のおなごの働き方はもっと変わるかもしれないと、
あさに応援の言葉を残して去りました。

そして、日の出女子大学の初代校長が、成澤泉に満場一致で決まり、女子大学校は、本格的に動き始めました。

[ナレーション]
夏となり、和歌山では、栄達が亡くなって一カ月が経とうとしていました。

惣兵衛（柄本佑）が、山を半分売るという話を藍之助へしようとした矢先、山から戻った藍之助が、笑顔で、何か両親へ話があると申します。

[ナレーション]
さて、藍之助の話とは…？。

あさが来たネタバレ・あらすじ　 24週　143話へ続く。

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【出演】波瑠，玉木宏，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,柳生みゆ，辻本茂雄，小芝風花，吉岡里帆，曽我廼家八十吉,三宅裕司,高橋英樹,東柳啓介