あさが来た　ネタバレ　1週６話①「嫁入りを受け入れるあさ」

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あさが来た　ネタバレ　1週６話　10月3日（土）①

あさが来た　ネタバレ　1週６話①「びっくりぽんな嫁入りの真相」
あさに、そろばんを贈った後、新次郎（玉木宏）は早々に今井家を後にします。
母の梨江（寺島しのぶ）が引き留める暇もありませんでした。
梨江が、あさの元へ行くと、あさは新次郎から貰ったそろばんをジッと見つめ続けています。
あさはなぜかしら、先ほどの出来事を思い出すと、胸の奥の鼓動が高鳴り波打つのを感じるのでした。

その頃、父、忠興（升毅）は…分家の者を集めて、今後の商売の方針を話していました。
「足を運んでみて、ようわかった大阪はぬるま湯に浸かったような店ばっかりで、もうあかん！
ええか、会津様と長州様からは取り立てを急ぎ！」険しい顔で告げる忠興に、一同は同意するものの
「けど、それでもまた、ご用金のお申しつけが増えたらたまりまへん。」
「このままやったら、今井の金蔵も空になってしまうで。」
「なあ、これからどうします？兄さん。」…と、口々にこれから先の事を心配していました。

忠興は神妙な顔で「今井が、ご公儀を見限るときが来てるのかも知れん。」と言いました。

[ナレーション]
ご公儀とは、江戸幕府のこと。

縁側では、その話を背に聞きながら忠政（林与一）がパイプの煙を燻らせていました。

[ナレーション]
そして時代の変わり目の日本にも、あさの元にもまた新しい朝がやってまいりました。

縁側で大きく伸びをしてあさは「気持ちのええ朝や！」と呟いています。
右手には肌身離さず持っている新次郎の贈り物の赤いそろばん。
あさは、また大切そうに、そのそろばんを見つめるのでした。

「へえ～これはええそろばんどすえ。梅の木使うてはるわ。珍しい。」梨江はあさのそろばんを手に取り、
感心します。

それから梨江は、あさの嫁入りの事について、あさが誤解している部分があるのだと教えます。

「親の決まりでモノみたいにもらわれてく」とあさは父に言っていたけれど、
それは本当はちょっと違うのだと…。

「そやな…あんたには一生言わへんつもりでいたんやけど、もう言うときます。
あんたはなあ、ほんまは山王寺屋の惣兵衛さんに嫁ぐはずやったんや。」

母の思いがけない打ち明け話に、あさは白い能面と、惣兵衛の顔を思い出して「へえ？」と
驚きの声を上げました。

「ほんまは、先に生まれたはつを加野屋はんに、二人目のあんたを山王寺屋はんにてそう生まれたときから決まってたんや。
けどなあ、あんたが七つのお正月に…」
母はあの時、はつが凧を担いで飛ぼうとして木から落ちた噂が、
山王寺屋の耳に届いた事で、二人の嫁ぎ先が入れ替わってしまったのだと話しました。

あさは、その時の話を梨江から詳しく聞きました。
山王寺屋の主人、栄達があさではなく、はつを惣兵衛の嫁にと頼んで来たけれど、父が憤慨し断ったので、
栄達は、直接、加野屋へ、はつとあさの交換を頼みに行ったのだそうです。

その時、新次郎本人が快く応じてくれた事、
しかも「わて、赤ん坊の頃から何べんもあさちゃん見てるけど、あさちゃん好きや。仲良うやれる思うな。」と
言ってくれた事を知ります。
そして父も母もその時、
あさにとって何が良いのかをよくよく考えて、あさの嫁ぎ先を加野屋へ決めたという親の情を知り、
また何より新次郎自身が、そんなにずっと自分の事を見ていてくれた事も知りました。

母に
「怒ってる？それとも、落ち込んでる？」と、今の心境を聞かれてあさは
「ううん、あんまりびっくりぽんで、言葉も出えへん。」と答えました。

母は、この事は、はつには一生内緒にしておくようにと言います。
あさも、その方がいいと思い頷きました。

あさが来た　ネタバレ　1週６話②へ続く

【出演】波瑠，玉木宏，ディーン・フジオカ，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,梶原善,山崎銀之丞,富田靖子,北原雅樹,中山義紘,平田理