あさが来たネタバレあらすじ 22週 131話

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あさが来たネタバレあらすじ 22週 131話

忠興が失敗したと言う２つの事とは…。
その一つ目は、はつを山王寺屋へ嫁がせた事。
でも、その事は、はつが、間違いではないと全面否定します。
はつ＞「いいや。お父はん。うちは、あのお家に嫁げて良かった。」

[主題歌AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

「うちは、お父はんが選んでくれはった道のおかげで、あの旦那様に嫁ぐことが出来て、
藍之助や養之助も生まれて、こないに幸せな事はあらしまへん。
せやさかいお願いだす。決してもう、後悔やなんて思わんといとくなはれ。」
真摯な目をして、そう話すはつに、忠興は涙ぐみ「せやな。そない思たら、あない楽しそうにしてる孫に、失礼やなぁ。」
と、はつの気持ちを受け入れます。
はつは笑顔で「へえ。」と頷きました。

二つ目は、あさの事を間違えたという忠興ですが…。
その事で忠興は新次郎に迷惑を掛けたと詫びます。
新次郎＞「いやいや。迷惑やなんて何も。わては、あさに助けられた方で。」
忠興＞「いやなぁ…時々思うてました。父が昔、冗談で言うとったように、
あさに、今井の家督を継がせとったら、今頃どないなってたやろかて。」
はつ＞「お父はん。そないな事久太郎に失礼だす。」
忠興＞「そら冗談としてもや。わしがあの時…おなごやいう事にこだわらんと、もっと、あさの思うように学問させてやっとったら、
ひょっとしたら、もっともっと偉いおなごになってたかもしれへんて…。
わしは、親父のようには、あさの力見抜けへんかった。
あの子の一生懸命出ようとする芽ぇを摘んでしもてた。
せやけど、わしらが、種まいたままほってたもんを、新次郎さんが、時々水やって、咲かせてくれはった。」

つまり忠興の言う「新次郎さんには迷惑掛けた」とは、自分が芽を摘んで放っておいた、あさの意欲を、
新次郎が目を掛け手を掛け育ててくれた事を指していました。
新次郎＞「いいや。ご存じのとおり、わてはな～んもしてしまへん。
それに、近頃、あさはよう言うてます。子供の頃、ちょっとも学ばしてくれへんて言うて嘆いてたけど、
ほんまは、ぎょうさんの事学ばしてくれてたんやなぁて。」
はつ＞「へえ。うちにも言うてました。まあ、家事や芸事を習うのは、
あさにはちょっと向いてへんかったみたいだすけどな。」
新次郎＞「そうだすなぁ。それに、これ以上、あさに偉なられたら、それはそれで、わてが困ります。」
忠興＞「なるほど…。」

３人がそんなあさの噂話をして笑いあっていた頃、あさは…大隈邸にいましたが…。

大隈邸の応接間で千代と一緒に綾子が来るのを待っていたあさはあさは、くしゃみをします。
千代＞「今の何？くしゃみ？」
あさ＞「うん。何やろ？ちょっとブルッと来ましたんや。」

そこへ綾子が姿を現して「お待たせしました。…まあ、かわいらしいお嬢様ですねぇ。」
と申します。
千代＞「お初にお目にかかります。白岡の娘の、千代と申します。」
千代は、あさの、大隈様のお宅にある調度品が素晴らしいいう話を聞き、拝見したいとついて来たのでした。

綾子は「それはそれは。大隈の妻の、綾子です。」と微笑んで挨拶をすると、
事情を知らないので「千代さんも、成澤先生の大学校が出来た暁には、そちらに入られるおつもりなのでしょう？」
と問いかけました。

千代が「え？いいや、うちは…。」と否定するのと同時にあさはあさで
「へぇ。そないなったらええな…。」と言い掛けて、母と娘は、やはり同時に自分の口を摘まみます。

「あらまあ！フフフ。」綾子は、面白いなと思って笑います。

あさ＞「そないなったらええなぁて、思てましたけど。決めるのは娘だす。
好きなように決めてもらうつもりだす。親の思うようにならへんのが子だすさかい。
うちの母も、きっとうちの事を、ずっと『何でこの子はこないなんや』思てたやろて、今は思います。」

綾子は、「何だか、もったいないような気もするけれど。」と言いつつも、
訳ありそうな母と娘の話に深入りするのは避けて、あさに、新しく作った名簿を渡します。
あさは喜んで名簿を受け取り、早速ページを開いて目を通しました。

今井の家へと帰って来たあさは、お茶を持って忠興の部屋を訪れ、帰阪を前に、少しばかり、ゆっくりと忠興と話す機会を得ます。
この時、忠興は、あさの作ろうとしている女子大学の建設用地として、環境の良い目白の別荘を無償で提供したいと申し出ます。
そして、これは亡き梨江と話し合って決めた話だと申します。
寄付金集めが難航し、まだ目標額の10分の１にも達していなかったあさにとっては、願ってもない話でした。

忠興＞「ここんとこ、お母はんとよう話してたんや。お前が、こないになるやてなぁ。」
あさ＞「何だすの？それ。ひょっとして、褒めてくれてはりますのか？
嫌や…お父はんに褒めてもらうやなんて、くすぐっとうてかなわしまへん。『こら！あさ』言われてる方がずっとよろし。」
そう言って、あさは笑います。

忠興は、嫁入り前にもあさが自分で「ちょっともええ娘やなかったなぁ～。」と言っていた事を思い出して口に出します。
あさ＞「へぇ。そしたらお父はんが言うてくれはりました。それはこれから分かる事やて。」

忠興は、あさの顔を見る事は出来ませんでしたが「ええ娘やったで。…今は自慢の娘になってしまいよった。」
と目を逸らしたままで、あさを褒めました。

そして、あさの入れてくれたお茶を飲み干すと、忠興は、いつものセリフ「こら！あさ。」を、今度はあさの顔を見て言います。

そして
「これはなぁ、学問好きの、お前の芽を、摘もうとしてしもてた、償いや。
そやから、頼むさかいに、受け取ってくれ。ええか？お前のような学問好きが、よう学べるような、日本一の大学校、きっと、作るんやで。」
と、しっかりあさの目を見据えて伝えました。

「へぇ。」あさは、ようやく父に認められた感動と共に、父の気持ちを有難く受け取りました。

翌日。
[ナレーション]
はつと養之助は、和歌山へ戻っていき、あさたちも、大阪へと帰ってきました。

東京のお土産を持って千代がよのの部屋へ行くと、よのはお香を炊きながら、すっかり気を落としておりました。
千代＞「おばあちゃん、ただいま。どないしはったん？おばあちゃん。」
よの＞「何や、同じような年の人が、どんどんいてへんようなってさみしいなぁ思てなぁ。」
正吉代わりの招き猫に手を添えて「おじいちゃんいつ迎えに来てくれますのやろなぁ。」と呟くよののその手を取り
千代は「おばあちゃん、長生きしてや。な？」と言いました。
「千代。おおきに。」と千代の手を握り返すよのです。

[ナレーション]
そして、あさは…忠興と約束した、女子大学校の実現に向けて、突き進んでいきます。

あさが来たネタバレあらすじ 22週 132話へ続く。

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