あさが来た　ネタバレあらすじ　第1週 1話

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あさが来た　ネタバレあらすじ　第1話

あさが来た　ネタバレあらすじ　第１週第1話

明治３４年。
今から110年以上前の此処は東京です。

女子の大学として、日本で初めて開校の運びとなった日の出女子大学。
桜の花びらが窓から舞い込み廊下を行く一人の女性の純白のドレスの裾あたりに降り注いでいます。
靴音を響かせて講堂へと向かう、この優雅な女性こそが、この物語の主人公、白岡あさです。

講堂には第一期生となる女子大学生達が、着席して今か今かと、あさの到着を待っていました。
「いらしたわ」
「あの方よ」
「素敵だわぁ…」
白いドレス姿のあさが現れると、生徒達がざわめきました。

たおやかな笑顔を浮かべながら、あさはこう挨拶しました。
「えー皆様、この度は我国初の女子の大学校、日の出女子大学に御入学おめでとうございます。
こないなご挨拶致しますと、なぁんや仰々しおますのやけど、学問いうのは実は何も特別なもんやあらしません。
どうぞ！存分に学んで下さい。
みんなが笑って暮らせる世の中を作るには、女性のね…柔らかい力が大切なんです。」

[ナレーション]
あさは幕末から明治・大正という激動期の日本で炭鉱を手がけ銀行や生命保険会社を作り上げました。
そして、この日本初の女子大学設立のために生涯を尽くした素晴らしい女性です。
…と言いたいところですが、実はこのあさ、とんでもなく困った女の子だったのです。

幕末の京都。

晴れた空をトンビが悠々と飛んでゆきます。
あさ（鈴木梨央）は、凧を背負って木に登り「桜、桜～やよいの空は～♪」と歌いながら
そのトンビの真似をして勢いよく両手をバタつかせながら飛び降りました。
「これを付ければ私も鳥のように空を飛べる筈」と。
ところが…あえなく落下したあさ。
「あーっ！あっイッタぁー！」破れた凧の上に倒れ込んで髪には舞い落ちる木の葉を付けて
顔をしかめるあさ。

[主題歌　AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

京都、あさの実家、今井家。
あさは、明治となる20年前、江戸時代の終わり（嘉永２年/1849年）に、
老舗の両替屋である今井家の次女として生まれました。

しかし、琴や裁縫が得意な大和撫子という形容がピッタリな、
あさの二つ上の姉はつ（守殿愛生）とは正反対で、
あさは両親の手に余るおてんば娘。

「あさは？あさはどこえ？」
家の中で、はつの琴の演奏を聞きながら、
ふと思い出した母の梨江（寺島しのぶ）が女中のうめに尋ねます。
そこへ「お姉ちゃ～ん！」という外からのあさの声が響き渡り、
はつは琴の演奏の手を止めて、中庭に面した戸口に駆け寄り外を覗きます。

そこにいたのは破れた凧を持ち泥だらけになって息を切らしたあさ。

あさ＞「なぁお母はん、お姉ちゃん何でどすえ？
何でうちはこれつけても凧みたいに飛べへんの？」
はつ＞「何でどすって…。」

その様子を見て母（寺島しのぶ）は嘆き、父の忠興（升毅）は激怒。
けれども「なんでどす？」が口癖のあさは凝りません。
はつはお琴の上手な優しい娘でしたが、
妹のあさは終始このような様子でとんだ跳ねっ返りでした。

また別の日には、蛇をブンブン振り回しながら男の子らを追いかけたり、
男の子らと一緒に相撲をとったりと、
連日のようにやらかすヤンチャぶりに、両親は手こずっていました。

お付のうめに大目玉を食らう事もありました。
「相撲はあきませんて、あれほど言うたやないですか！」
あさの髪を結いながら、うめは諭します。

「堪忍、うめ。せやけどなうち分からんねん。だって久太郎は相撲しても怒られへんやろ？」
ちょっと身をすくめながら詫びるあさですが、
相撲のからくり人形で遊ぶ久太郎を振り向きながら言います。

「うん！怒られへん。」天真爛漫な笑みを浮かべて答える久太郎。
けれど、きっぱりとした口調でうめは言い聞かせようとします。
「久太郎様は男の子です。おあさ様はおなご！」
「うち強いんえ。」と言い返すあさ。
「そや、あさ姉は強いで！」と無邪気そのものの久太郎。

「その強い事があかんのです！」うめの語気が強まります。
あさ＞「何でどす？」
うめ＞「あかんまた始まった！おあさ様の『何でどす？』が。」

「何でおなごは相撲を取ったらあかんのやろ？」
あかんと言われる事だらけで、あさのあたまの中は疑問で一杯でした。
うめ＞「何でか言うたら、そういうもんやからです。」
あさ＞「そういうもん？」
うめ＞「そうです。昔からそういうもんって決まってます。」

「そういうもんか…。」溜息まじりに呟くあさに、
うめは畳みかけるように小言を重ねます。
「それに大事なお顔に傷でもつけてお許嫁様に嫌われてしもたらどないしはるんですか！」

「許嫁か…。」これもまた、あさの『何でどす？』の源の一つでした。

「そしたら、お嫁に行かへんかったらええんちゃうか？」子供とあって笑いながら軽々しく安易な結論を口にする久太郎を、
うめは「久太郎様、縁起でもない事言うたらあきまへん！」と叱りつけました。

また、両親はあさに学問を禁じており、弟の久太郎は父に学問を教え込まれています。
あさは学問に興味津々でしたが、なぜ女に学問はいらないと言われるのかわかりません。

そんなあさと姉には、生まれた時から結婚を決められている許嫁がいました。
姉のはつは、大坂一の老舗の両替屋、山王寺屋に。
妹のあさは、これもまた大坂の大きな両替屋である加野屋に。
京都の今井家に生まれた女子は、
お家のために代々大坂の両替屋に嫁ぐ事が決まっていたのです。

両替屋とは後の世の銀行の事です。
武士が上に立つ世の中でしたが、
その中でも商人たちは商業や経済を発展させる事で大きな力を持つようになっていました。

琴の練習の手を止めて、ふと、あさが姉に問いかけました。
「うちらの許嫁さんってどんな人やろな？」
「そうやなぁ…」はつは思いを巡らせるように上を向いて、考えて答えます。
「けどお父はんが選んでくれはったお相手やさかい、きっとええ方やて」
笑顔でポジティブに想像するはつ。
「ええ方でも…。うち大坂にお嫁に行きたない！」きっぱりと、そう言い切るあさ。
「へ？！」と、それに小さく驚きの声を洩らすはつに、あさは
「ずっとお姉ちゃんと、ここで暮らしてたいもん！」と言葉を続けました。

「まあ、またそんな事言うて。ええお嫁さんになるんは、おなごの大事なお務めや。」
大人びた言葉で妹を言い聞かすはつでした。

それから、あさは「けどな許嫁さんこ～んな顔やったらどうするん？」と、
自分の頬を両手の指で引っ張ったり、押さえたりしながら潰して見せて
姉を笑わせていました。
笑い転げる二人の声を聞きつけて、父がやって来て、あさは膝の裾が肌蹴ている事を注意され、
そうしてまた二人は琴の演奏に戻りました。
（曲目　うさぎ）

２人は今井家の娘として厳しく育てられました。
礼儀作法に裁縫、茶の湯、生け花、お琴のお稽古。
また長男の久太郎も、跡継ぎとして厳しく学問を仕込まれました。

ある日の事、久太郎（二宮輝生）が学問の手習いを終えた部屋に忍び込んだあさは、
そろばんを見つけて、滑らしたり振ったりして遊んでいました。
普段、触らせてもらえないそろばんですが、
そうするとパチパチ以外にも色々な音がしてとても楽しいと喜んでいると、
襖の隙間から、そんなあさを見ていた若い男がいました。

「ありゃあ踊ってんのんかいな？」と呟いたその人こそが、
あさの許嫁の加野屋、白岡家の新次郎（玉木宏）でした。
新次郎と目が合って、そろばんを頭上に振り上げたままギクリとして固まってしまったあさ。
新次郎がクスッと笑うと
「あれっ…？！」と、あさは身動きが取れなくなってしまいました。
そこに新次郎の父とあさの父が来て、
またしてもあさは父の怒りに触れて、抱え上げられ、人前にも関わらず、
いつものようにお尻を叩かれてしまいます。

それを見ていた新次郎とその父の正吉（近藤正臣）。
「はっはあ～こらえらいお嬢ちゃんやこと！」腕組みをしながら感心している新次郎に
「人事やおまへんで～将来はあんたのお嫁さんだっせ。」と心配そうに告げる正吉ですが、
新次郎は面白がっているようです。

新次郎はこの日、顔合わせのために呼ばれて父と共に今井家を訪問していたのです。

顔合わせの客間で新次郎に「あさちゃん、おいどはご無事だすか？」と言われて、
新次郎に不快な印象を持ったあさでしたが、
あねのはつは「あんたのの許嫁はん、ちょっと男前とちゃう？」などと言っています。

あさにとっては最悪の出会いとなったようですが果たしてこの２人これからどうなるのでしょうか？

【出演】波瑠，玉木宏，鈴木梨央，寺島しのぶ，升毅，守殿愛生，二宮輝生，近藤正臣

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第13話「初夜で新次郎を上手投げ」10月12日（月）　
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第17話「新撰組参上」10月16日（金）
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あさが来た　ネタバレ２週「ふたつの花びら」まとめ

第7話「慶応元年、春には嫁入り」10月5日（月）　
第8話「新次郎の兄・正太郎肺病」10月6日（火）
第9話「はつの嫁入り案ずるあさ」10月7日（水）
第10話「あさが新次郎に頼みごと」10月8日（木）
第11話「正太郎の容態が急変する」10月9日（金）
第12話「あさとはつの嫁入りの日」10月10日（土）