あさが来た　ネタバレあらすじ　13週　74話

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あさが来た　ネタバレあらすじ　13週　74話　12月22日（火）

よのは、あさに、こう諭します。

外で仕事をする事を選んだのに、その上、家を守るおなごと同じように母親もやりたいなんて
欲張りが過ぎる。

何かを選んだなら諦める所は諦めて、何があっても、それで人から後ろ指さされたとしても、
我が子に背中を見せるつもりで頑張らなければならない。

それが自分の選んだ道ならば、子育ての事は、父親である新次郎や他の者に任せて、
精進しなさいと。

「ええか、あささん、男やったら覚悟決めなはれ！」

あさは思わず、よのの勢いのいい説得に押されて「はい！お母様！」と返事をします。
そして後で気づいて「はっ…お母様、うちおなごだす。」と言うあさ。
よの＞「あれま！」

[主題歌　AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

勢いで「男やったら…」と言ったものの、おなごも、
おなごやからこそ尚更、余計に覚悟を決めなあかんと言うよのは、
子育ての全面的協力を申し出てくれました。
「今更、ええお母ちゃんにならんでもええ。あささんなりのお母ちゃんにならはったら、ええのや。」
という愛情の籠ったよのの言葉に、ホロリとして、改めて普段の家族のみんなの協力と気配りに感謝の気持ちを新たにするあさでした。

この後、よのと新次郎の間で、
千代がおばあちゃん子になるかお父ちゃん子になるかという話になって、
それから、二人ともバタバタと千代の所へと飛んで行ってしまいますが、
こうして晴れて東京行きを許されたあさでした。

夜になり、よのが、大きなまねき猫の張り子を見ながら「これで良かったんかいなあ？」と話し掛けて
自問自答していました。
そして、後ろに座っていたかのに、亡き正吉の気持ちを汲んで決めた事、
これからは自分が、正吉が見込んだこの加野屋の屋台骨を背負ってゆく３人の子供を見守って行くつもりなのだと
心情を語ります。
「それに、千代は今のうちの生き甲斐だす。」と言って、かのと二人で微笑み合っている所へバタバタと駆け込んできたうめ。

よのは、そのうめを呼び止めて「あささんを、くれぐれも、よろしゅう頼みますな。」と申します。
「怪我のないように」と、もう一つは「くれぐれも殿方との過ちのないように」
この２点を、よのは、うめの耳元で囁いて念を押します。

一方、千代を寝かせている若夫婦の寝所では、あさが新次郎に千代を託すにあたり、
子守のツボを教えていました。

そこへ入って来た榮三郎が、あさに、九州には、自分があさに代わって行くから、
東京にはゆっくり行って来るようにと言ってくれます。
榮三郎は、炭鉱に関しては、これまで、あさに任せきりだったので、
勉強のために、自分自身の足を運んで一度、見て来るつもりだと話します。

新次郎＞「そうか。そらええわ。」
あさ＞「榮三郎さん、よろしゅうお願い致します。」
榮三郎＞「へぇ。任しとくなはれ。」

歩き始めたばかりの千代を中庭で見ているあさ。
あさ＞「おっ、上手上手。あっ…ははは。千代。おいで。お母ちゃんとこ、おいで。」
よちよちと、あさに向いて歩いてゆく千代を抱き上げて、あさは千代との名残のひと時を楽しんでいました。

[ナレーション]
そして、五代との約束の日となりました。

加野屋の前で家族揃っての見送りを受けるあさとうめ。

あさ＞「それでは、行ってまいります。」
新次郎＞「行っといで。」
うめ＞「後の事はよろしゅうお頼申します。」
亀助＞「気い付けて、行っといでやす。」
千代を支えているふゆ＞「お早うお帰りやす。」

二人が背を向けて歩きはじめると、千代が「うぅーうーっ」と、声を上げながら、あさの後を追います。
離れがたいあさは、思わず振り返り千代を抱き締めるのですが、船の時間もありますので、
千代を新次郎に預けて、涙を拭くと、今度こそ、
「行ってまいります。どうかよろしゅうお願い致します。」と告げ、出発しました。

[ナレーション]
あさとうめは、大阪から横浜までを船で、横浜から新橋までを汽車に乗り、ようやく、東京へ辿り着きました。

東京の新橋を歩くあさとうめ。

あさ＞「五代様の事務所は、築地いうとこだしたわなぁ？」
うめ＞「へぇ。大した道のりやない言うてはったのに、どっちだすやろなぁ？うめはもう疲れてしもて…。」
うめは、陸蒸気の座席の座り心地が悪くて、おいどを痛めたのだと言います。
一方、あさのおいどは、ご無事で、ようやく念願の陸蒸気に乗れたと感激していました。

あさが、ふと前方を見ると、横一列に並んで、妙な歩き方をしている人達がやってきます。
その集団は、あさ・うめと、すれ違ってどんどんと去って行くのですが、
あさは振り返って「ん？何だす？あれ。何でだす？何でみんなで揃って歩いてはるんやろ？
面白そうや。行ってみまひょ。あの…。」と興味を持ち、追いかけて呼び止め、話し掛けます。
「あのお～すんまへーん！」
「おあさ様！」うめも慌てて、あさの後を追います。

その人達は福沢諭吉と彼の書生達でしたが、そんな事など露知らないあさは、気軽に道を尋ねます。

あさ＞「すんまへん。築地いうのは、どっちだすやろか？」
福沢＞「ああ、懐かしい。その言葉は大阪ですね。」
あさ＞「へぇ。待ち合わせしてますのやけど、東京は初めてのもので…。」
福沢は、築地の方角以外に、辻馬車乗り場の場所も教えてくれました。
うめは、それを聞いてすぐに馬車に乗りたがりましたが、元気なあさは、馬車に乗るつもりは皆無です。

「おおきに。せやけど、せっかく東京に来ましたんやさかい、町並みを見ながら歩こ思います。」
それを聞いてガッカリするうめを尻目に、あさは、福沢と、まだお喋りを続けていました。
福沢＞「しかし、あなたそのか細い体で、築地まで、待ち合わせに間に合うように歩く事はできるんですか？」
あさ＞「へぇ。大丈夫や思います。いつも山道をよう歩いてますさかい。」
福沢＞「山道を！どこの山を？」
あさ＞「北九州の忠隈山だす。ええ石炭が採れますのや。」
福沢＞「石炭？なぜ石炭を？」
あさ＞「それは…石炭で、陸蒸気や船や、日本を動かしたいからだす。」
福沢＞「どうして、なぜ東京に来られたんですか？」

あさ＞「え…っと、しびれーぃげいしゃを見に！」
「しびれ芸者？！」怪訝な顔をする福沢に、あさは得意満面に
「ご存じだすか？文明、いう意味なんだっせ。」と、語ります。
福沢＞「ほおぉお～。」
あさ＞「ほな、おおきにありがとうございました。」
うめ＞「ありがとうございました。」
福沢＞「お気を付けて。」
うめはとても恐縮してペコペコと詫びながら去ると、
奔放に振る舞い過ぎるあさに、小言を言います。
「もう勝手に歩いてってしもて。」
あさは無邪気に「東京のお方て、面白おますなぁ。」とはしゃいでいます。

福沢は去りゆく、あさ達を見送りながら
「話してる途中でようやく気が付いたが、あのおなごは、相当の変わり者だぞ。ええ！」
と書生達に話し掛けます。

「平生から、九州の鉱山を歩き回るとは…とんでもない事を言う。
その上にだCivilization（シビライゼーション）を、文明と私に説明しおった。この私にだよ。ええ？
ふん、あーら、相当な、変わり者だな。おかしなおなごだ。何がしびれ芸者だ！本当にぃ…。」

書生の内の一人＞「先生、落ち着いて下さい。」
福沢＞「そうだな。いかんいかん。散歩の途中であったな。」

[ナレーション]
この親切な男性が、日本に近代思想をもたらした立て役者である福沢諭吉である事は、
もちろん、あさは何も気付いておりません。
そして何時間か東京の町を歩いた後、あさはようやく、築地にある五代友厚の事務所に到着しました。

「うわぁ～大きいとこや。」と、あさが煉瓦（レンガ）造りの重厚な建物を見上げていますと、
中から五代が出てきました。「あささん！」
あさ＞「五代様！」

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福沢諭吉役の武田哲也さんは、あさ役の波瑠さんの事を
「君は夏目雅子になるよ」と言っていらしたそうです。

そう言えば、波瑠さん、夏目雅子と確かに似てますよね。

ところが意外にも夏目雅子と波瑠は似ている？の投票結果が、今のところ
40.47％と、思ったほどは振るわない結果に…なんでどす？

あさが来た　ネタバレあらすじ　75話へ続く。

【出演】波瑠，玉木宏，ディーン・フジオカ，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,梶原善,山崎銀之丞,富田靖子,北原雅樹,中山義紘,平田理