あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　100話

ＮＨＫドラマ　ネタバレ　あらすじ　まとめ＞あさが来た　ネタバレ最終回まで　まとめ＞あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　まとめ＞あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　100話「最後のご奉公」

あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　100話

「あのな、うめ。」
あさが、店の前を掃き掃除しているうめに何かを話し掛けようとしている時
「奥さーん！」という元気な聞き馴染みのある声が響いて…。

[ナレーション]
中番頭の亀助が、銀行設立の打ち合せのために、大阪に帰ってまいりました。

あさとうめを見つけた時にもう既に、嬉しくてしょうがないという様子の亀助は、
雁助を見かけると、更に舞い上がり「雁助さん！雁助さんや～！」と駆けて行って飛びついで喜んでいました。

[主題歌　AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

[ナレーション]
加野屋では連日、銀行設立のための会議が行われました。

あさ＞「加野銀行の従業員は、家付きの女子衆を除いて、番頭５人、そのほか23人ということになりますな。」

平十郎＞「へぇ。」

あさ＞「そしたら、この従業員みんな、一人一人に会うて聞いてみよて思うんだす。通いで働くのがええか、
今まで通り、住み込みで働くのがええか。」

平十郎＞「へぇ。」

雁助＞「そらみんな住み込みがええ言いますやろけどなぁ。」

亀助＞「いや、わてやったら、通いで嫁さんと暮らした方が。」
ふゆと結婚して５年経っても、まだデレデレぶりが収まらない亀助に、あさも思わず微笑んで…。

あさ＞「通いの人には、ちゃんと家も用意します。そないな事も説明したげとくなはれ。」

平十郎＞「へぇ。」

榮三郎＞「あとは、給金の事だすなぁ。」

あさ＞「へぇ…それにまだ、渋沢様からお返事が来てまへんのや。井上様や伊藤様に
『銀行は開くとこまでは出来る。せやけどその先うまい事商いできるかどうかは、始める前に銀行の神様のお話聞けたかどうかで決まる』て言われましたよってな。」

平十郎＞「へぇ…。」（それは確かに肝心な部分に違いありまへんわな。早う返事来たらええのにという思いのこもったへぇ）

亀助は雁助に小声で「このお方は『へぇ』しか言わはりませんのやな。」と言いますが、
雁助はめんどくさくて「その話はもう一通り終わったんや。」と言って済ませてしまいました。
さほど重要な事でもないかと思った亀助は「ああ…そうですか」と頷いて黙りました。

と、そこへ新次郎が、いつものように、巾着をぶん回しながらアホみたいに、
「さぁ～遅れた遅れた。」と言って入って来ました。

新次郎＞「おっ、亀助やないか！」
亀助＞「新次郎さん！」
感動の再会の情景の後で、新次郎が「仕事ではなく、フラフラ謡に…行って来た。」と、当たり前のように言うので、
一瞬、その場の空気が凍りつきます。
ギクッとした新次郎は「謡で、仕事…してきましたのやで。」と話の内容を訂正します。
あさは、それを半信半疑で聞いていたのですが…。

その夜の事、新次郎は夫婦の寝所で、
商売人仲間らが進めていた、近頃流行の商いの錦糸に目を付けた、尼崎の紡績工場創立の発起人に、頼まれてなった事を伝えます。

あさ＞「旦那様は、何やかんや言うてもあのお父様のお子だす！ほんまは商いの才が、この…この体のどっかに隠れてるはずなんだす！」
新次郎＞「どこや？どこや？ん？隠れてへんで。隠れてへんて！」
あさ＞「そやけど、紡績事業に目ぇつけはるやなんて。旦那様も謡のお仲間の皆さんも、なんと頼もしいこと。」

ようやく仕事にやる気を出した新次郎の紡績工場と共に、銀行開業も始まるとあって、
活気を帯びる加野屋の新時代の幕開けです。

翌日。
店で雁助、亀助、平十郎の３人が頭を寄せて仕事の打ち合わせの最中でした。

雁助＞「あんた娘生まれたてなぁ。」
亀助＞「へぇ！２つになりましたわ。」
雁助＞「ほう。」
亀助＞「もう『おとう、おとう』言うようになりましてなぁ！これが、運のええ事に、ふゆに似てますのや！あはははは～。
顔も、こない四角やのうて、きれいな卵型で。」
雁助＞「ほう。」
亀助、身振り手振りで＞「こないして！こないしてこう…こうやって伝い歩きもできるようになってきて！」
雁助＞「そうか。」
亀助ここで突然気付いたように「はあ！はあーっ！」と大声を上げて…。
雁助＞「え？」
亀助＞「堪忍。堪忍だす！嫁さんに逃げられてから、ずっと一人で生きてきた雁助さんに、わて、えらいすまん事言うてしもて…。」
雁助＞「はあ？！いやわて何も文句言うてまへんがな。」

亀助＞「いやいやいや…。そやけど、わての娘がえらいかいらしいやなんて余計な事を…。」
雁助＞「せやさかい、そらええこっちゃがな。」
亀助＞「いや、そやけど…。」
雁助＞「きれいな卵みたいでええこっちゃ。」
亀助＞「そやそやそやけど…。」
雁助＞「別にわていっこも何も文句言うてへんやろ？」
亀助＞「いやいや…そやけど、す…すんまへんだした！」
突然、席を立ち、走って逃げていく亀助。

雁助＞「ほんま逆に腹立つなぁ。」

平十郎は頷きながら半笑で「へえ～～。」（ああ、そうなんや大番頭さんて…。という意味のへえ）

あさは一日千秋の思いで渋沢からの手紙の返事を待っていました。
この日も、まだ届かない返事に肩を落とした後で、
「どうか、銀行の神様に、見放される事のありませんように！」と神棚に手を合わせるあさの横で平十郎も一緒に、
渾身の思いを注いで「へぇ！」と発しながら手を合わせていました。

そんな中、雁助が加野屋を去る事に思い悩むうめを気に掛けるあさはうめに
「雁助さんが加野屋を出ていく時は、うめも一緒にいってもいい」と伝えます。

あさ＞「今まで堪忍やで。ずっと自分の事ばっかり考えて、引っ張り回して、
うめの幸せの事なんか考えもせんと…。ほんま、堪忍してな。
うちは、自分で選んだ道歩かしてもろてる。うめにもそないして欲しいんだす。うちの事なんか気にせんと、どうか…。」

うめ＞「おあさ様。勘違いしてもろたら困ります。うちは、今井の旦那様や、
奥様のご命令だけで、おあさ様のお傍にず～っといさしてもろてる訳やございまへん！
うめは、あなた様といてんのが、幸せなんでございます。あなた様のお傍で、
あなた様が、立派なおなごはんにならはるのを、ずっとお傍で見さしてもろて…これ以上に愉快な事なんかございまへん。」

あさ＞「うめ…。」

「それに、まだまだなところもぎょうさんおありでございます。縫い物や書き物は、だいぶ上手にならはりましたけど、
お作法かてお料理かて、大きなお店のおかみやて考えたらまだまだだす。」うめは、そこまで一気に話すと、
あさの涙を拭いて「それに、お千代様も、近頃は、わがままになってきましたしなぁ。」と言いました。

あさ＞「そうやなぁ…。ほんまやなぁ。」

うめ＞「どないしてうめが、ここを去る事ができますのや！けったいな心配なんかせんと、
どうか、どうか…これからも、おそばに置いといとくれやす。」

揺るぎないうめの決意表明に、あさは、うめに縋って泣いてしまいます。

このあさとうめの話を、廊下で雁助が立ち聞きしていました。

[ナレーション]
そして、翌日。
亀助が九州へ帰る事となり、名残りを惜しんでいる時に、あさのもとに、待っていた渋沢栄一の便りが届きました。

その手紙には、五代から、時折加野屋のあさの話を聞いていた事、
そして近々、大阪へ行く用があるので、その時に商法会議所でお会いしましょうという言葉が書いてありました。

あさ＞「五代様…。おおきに。」

[ナレーション]
そして、約束の日。

新次郎＞「はぁ…わて、来てしもてよかったんやろか？」
あさ＞「何を今更。榮三郎さんに『代わりに銀行集会所行って欲しい』言われて、
『そないなとこ行くぐらいやったら、渋沢様いうお人に会う方がまだましや』言うてはったのは、旦那様ではございまへんか。」

新次郎＞「いや、わてな、あの、銀行とやらの集まりが苦手だすのや。みんな金、金、金、金、言わはってなぁ。」

あさ＞「銀行は金、金、言うて当たり前だす。」
新次郎＞「へぇへぇ。」

こうして新次郎があさに叱られている所に渋沢登場。
渋沢＞「いや～加野屋さん。…予定より、会議が長引きましてな。申し訳ございません。」

思わず緊張で固くなる新次郎と、あさでした。
新次郎＞「おお！」
あさ＞「来はった…神様や！」

あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　101話へ続く。

【出演】波瑠，玉木宏，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,柳生みゆ，辻本茂雄，小芝風花，吉岡里帆，曽我廼家八十吉,三宅裕司,高橋英樹,東柳啓介