あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　98話

ＮＨＫドラマ　ネタバレ　あらすじ　まとめ＞あさが来た　ネタバレまとめ＞あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　まとめ＞あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　98話「最後のご奉公」

あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　98話

新次郎＞「あんたのいとこの、藍之助お兄ちゃんや。」
藍之助＞「へえ～あんたが千代ちゃんか。いとこいうより…まるで、お姫様と家来やな。」

新次郎から藍之助を紹介され、千代は、親達の話が終わるまで、暫くの時を藍之助と共に過ごす事となりました。

当初、困惑していた千代も藍之助の人懐っこさに押し切られ、次第に二人は、互いの胸の内にある事を、
気さくに打ち明け合うのでした。

はつは、あさに、蜜柑畑が儲けを出すまでには数年の時を要した事や、
先日、母が和歌山を訪ねて来てくれた時に、
いつかあさが話してくれたようにバンクやと思って、コツコツと貯めていたお金を返済しようと渡したら叱られた事などを話しました。

梨江は『お金で返せるもんなんか一つもあらへん。そんなお金あるのやったら、
子供達や、おみかん、もっともっと立派に育てんのに使わんでどないしますのや。』と怒った後で
『ようこの子達、立派に育ててくれましたなぁ』と褒めたと言い、
それで、はつは、泣いてしまったのだと、あさに話します。

この頃、涙もろくなったと話すはつとあさに、うめは
「涙もろなるいうのは、それだけ涙流すような思いをぎょうさんして、それを乗り越えてきたことの証しやいうて聞いたことあります。
おはつ様もおあさ様も、ぎょうさんのかん難辛苦乗り越えてきはったいう事だす。
何にも恥ずかしいことなんてあらしまへん。奥様かて、立派になった、藍之助様や養之助様とお会いになれて、どれだけ嬉しかったことか。」
と励まして梨江の親心を代弁するのでした。

あさは子育てでは義母やうめに頼りっぱなしで、姉のように良い母になれないせいで、
千代に嫌われ気味である事を嘆きます。

そんなあさに、はつは「あさは、あさらしゅう生きてゆけばええ」と励ましの言葉を贈ります。

雁助は、いつものようにうめとお勝手で、お茶を飲みながら話します。
立派な女性に成長したあさとはつの姿を見て喜ぶうめですが、この時、雁助の胸の内には、
うめにも言えないちょっとした悩みの種がありました。

雁助が懐から取り出した一通の手紙。
それは、仙波つねという雁助の逃げた奥さんからの手紙でした。
雁助＞「何で今頃…。」

あさ＞「藍之助はお勉強好きやてなぁ。うちの千代は、あんまり好きやないみたいで。」
はつ＞「そやの。そこもあんたと違てますなぁ。」
あさ＞「そやろ。せっかくあの頃よりちょっとは、おなごも学べる機会があるいうのに、
ほんまもったいない事だす。」

はつ＞「せやけど、男の子は男の子で、難しい事もあんのやで。
藍之助はええけど、養之助は、じきに兵隊に行く年だす。」

あさ＞「兵隊？」

はつ＞「兵隊さんになって、お国にご奉公せなあかん。
お百姓でも、長男やったら免除されるかも分かれへんのやけど。次男や三男はそうもいかへん。」

あさ＞「そうだすか。うちの奉公人達も、徴兵検査受けましたさかいなぁ～。せやけど、何でそないなもんありますのやろな？」

はつ＞「お国のためやいうけど、よう分かれへん。子供のない家の養子になったら免れるて聞いて、
養子先探してもみたんやけど、なかなか見つかれへんし。それに、兵隊に行ったほうが、
貧乏百姓の次男坊よりずっとええ暮らしができる言うし…養之助も、早う兵隊さんになりたい思てるみたいなんやわ。
毎日、お米のごはんが食べられる言うてな…。情けない事だす。」

自嘲気味に笑うはつがいたたまれず、あさは
「そうか…。養之助め！会うたらお説教したらなあかん！
あんたは御一新の戦や西南の役を知らんさかいそない呑気な事が言えるのやてなあ。」

はつは「せやなぁ。いっぺん会うてほしいわ。藍之助も…。」と言い掛けて、口をつぐみます。
久しぶりの再会なのに、子育ての愚痴ばかり話すのも、どうかと思い自粛したはつでしたが、
あさは、まだ千代の事が話し足りないようです。

一方、外で、藍之助や新次郎と石蹴りをして遊んでいた千代は、負けん気を新次郎に
「お母ちゃん譲り」と言われ反発していました。
と、そこへ平十郎が新次郎を呼びに来て「八代目が、捜しておられます。」と言われ、行ってしまいましたので、
この後、二人は、互いの親の事などを話し合います。

藍之助は、あさの事を巴御前みたいに頼もしいと賞賛するのですが、
千代は鬼だと言って嫌っています。
「お母ちゃんはうちより銀行が好きやねん。」という千代に、
藍之助は「ぎんこ？ひょっとしたら、ぎんこういうんにやきもちか？」と尋ねます。
千代は、それは否定して、お母ちゃんなんかいなくてもかまわないとまで言います。

でも、藍之助からすれば、立派な商家に生まれた千代の立場は羨ましく、むしろ自分の父親に対して
「何で僕のお父ちゃんは、大阪から出ていったんやろなぁ？」とぼやくほど不満がありました。

あさは最後に、いよいよ加野屋も銀行になる事を話して…。

[ナレーション]
楽しい時間は、あっという間に過ぎ…。
はつ達は名残を惜しみながら、惣兵衛達の待つ、和歌山へと、帰っていきました。
そして加野屋に、また新しい朝が、やって来ました。

早朝に店の前へ出て伸びをしていたあさは、野良猫を優しく撫でる雁助を見つけ…。
あさ＞「はれ？雁助さん？」

あさが来た　ネタバレ・あらすじ　17週　99話へ続く。

【出演】波瑠，玉木宏，ディーン・フジオカ，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,柳生みゆ