あさが来たネタバレ　あらすじ 21週　まとめ「夢見る人」

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あさが来たネタバレ 21週「夢見る人」

あさが来たネタバレ　あらすじ 21週　まとめ「夢見る人」

刺されてから生死の淵を彷徨ったあさは８日目にやっと意識を取り戻す。

あさが意識を取り戻したという知らせが、加野銀行に届くと、平十郎やカナエ達行員は喜びに沸いた。

一時は危篤の知らせが駆け巡り、加野銀行の行員らはもちろん、取引先の人々や、商法会議所の人々が、
心配して銀行や病院に押し掛けたため、急遽、亀助が九州から呼ばれて、その対応にあたった。

和歌山からも「アサキトク」を受けて、はつと惣兵衛が、白岡家に駆けつける。
しかし、この時は、あさは、ようやく意識を取り戻して、危機を脱していたので、
既に面会時間が終わっている事もあり、翌日に病院に行く事として、
二人はこの日は白岡家に泊まり、藍之助と、久しぶりに親子３人の水入らずの時を過ごす。

一方、新次郎と千代は、この夜は病院に泊まり込み、
新次郎はソファで、千代はあさのベッドにもぐりこみ一緒に寝る。

この時、あさは「自分がおらんかった方がええと思ってる」という千代の誤解を解き、
千代も憎まれ口を叩きながらも、母と娘の間には、温かな情愛が通い合うのを、
寝たフリをしていた新次郎は感じ取り、安堵していた。

翌朝、藍之助に案内されて病院へ見舞に来たはつと惣兵衛。
はつは「無鉄砲にも程がある」とあさを叱りつけるが、
あさは、うめや榮三郎や千代達から口々に、もう散々、怒られたから堪忍して欲しいと言う。

はつは、あさにまた『女子大学設立』という新しい目標が出来た事を理解し、
あまり無茶をしないようにと釘を刺すと、その日の内に惣兵衛と、
和歌山へ引き揚げて行った。

翌日、あさは見舞いに来た山屋から、榮三郎が潰れかけた生命保険会社から協力を求められているという話しを聞く。

山屋らの次に見舞いに来た大隅綾子からは、成澤が、あさが刺された事に責任を感じて落ち込んでいたと知らされる。

千代は、この病院の給湯室で知り合った東柳啓介という東京の学生に、
密かに胸をときめかせるが、その一方で、よのは千代の女学校卒業の前に縁談を探し始める。

一方、亀助は新次郎の頼みで、加野銀行役員秘書として、大阪への復帰が決まる。

その頃、和歌山では、未だに山王寺屋の復興の夢を捨てきれずに、藍之助に託していた菊に、
惣兵衛が「諦めて欲しい」と言い聞かせていた。
だが、藍之助に夢を託す事で、いつか大阪で返り咲ける日を夢見ていた菊は、悔しさと怒りで茫然としてしまう。

一方、はつは、父、忠興の体調がよくない事を知り、養之助を連れて東京へと向かう。

数日後、一度京都へと戻っていた千代が再び宣を連れて戻って来た。
宣はあさに会うと、あさを尊敬している事と共に
「これからの時代は、女も仕事を持ち、自立して生きなければならないと思っている」と語る。

この宣に成澤への伝言を頼んだあさ。

ようやく病院を訪れた成澤は、詫びようとするのだが、あさは早速、女子大学の話を始める。
「宣ちゃんみたいな若いおなごのためにも、ますます頑張りまひょな。」

成澤とあさは決意の固い握手をする。

年が明け、あさが退院する頃、日清戦争は終結。
世の中は戦後景気に沸き、加野銀行も関西の中堅銀行の地位を確かなものとしていた。

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