あさが来たネタバレ・あらすじ 21週　125話

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あさが来たネタバレ・あらすじ 21週　125話

成澤の元を訪れた人はボディガードに守られた大隈綾子でした。

[主題歌AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

町中へ連れだって出かけていた新次郎と惣兵衛（柄本佑）が戻り、
二人は、そろそろ和歌山へ戻ると言います。

病室を出る前に、はつ（宮崎あおい）は、みかんの木に例えて、こんな話をします。

和歌山のみかん山に植わっているみかんの木には、太い立派なものもあれば、細い木もあり、
立派な木は見事なみかんの実をつけ、細い木には、それなりのみかんしか出来ない。
けれど天気が悪くなり、海から強風が吹いた時、最初に折れてしまうのは、その頑丈そうな立派な木の方で、
逆に細い方は風に煽られても、ふら～ふら～とかわして、嵐をやり過ごして、また実をつけてくれる。
だから、あさが、あまり立派になり過ぎたら、折れてしまうような気がして、それはそれで心配。
頑張るのはいいけど、大切な人や心配してくれる人達のために、けっしてもう
無茶な事をしてはいけない。

そう言われて、あさは「はい。わかりました。」と素直に答えます。
それを聞いていた新次郎は、自分から何度注意しても止まった事のないあさを、こんなに上手に言い聞かせるはつは、
大したものだと惣兵衛に耳打ちします。
すると惣兵衛は「わても家の者も今はもう、はつにコロコロ転がされてますのやさかいな。」と言うのでした。

はつと惣兵衛は、藍之助の今後の意思を確認します。
藍之助はむろん、この先も、このまま加野銀行で働きたいと答えました。
もうすぐ約束の３年になりますが、はつも、もう無理に藍之助に帰れとは言わなくなりました。
はつは藍之助が送ってくれた手荒れの軟膏のお礼を言うと、藍之助の真面目な働きぶりを認めました。
和歌山に帰る惣兵衛に藍之助は、菊へのある伝言を頼みます。

[ナレーション]
千代も京都の女学校へ戻る事となりました。

よのが病室で千代に「千代も卒業したら、いよいよお嫁さんだすな。」と言うのを聞いて、
あさはびっくりしていました。
更に、よのが、そろそろ本腰を入れて縁談を探さないといけないと言うと、
千代は嬉しそうに笑っています。
けれど、ふと、この時、給湯室で出会った啓介の事が心に浮かんだ千代は、
内心に芽生えた説明のつかない気持ちに戸惑います。

その後、千代が給湯室へ行くと、後ろから啓介が「やあ、りんごちゃん！」と声を掛けました。
千代が「母の容体が落ち着きましたので、明日、京都に戻る事になりました。」と告げると、
この時、初めて啓介は、入院していたのが、千代の父親ではなく母親であった事を知ります。

千代は更に、今、白川女学校で、寄宿舎暮らしで一旦、京都に戻るけれどまた、週末にはこっちに帰って来る事を告げます。
すると啓介は、自分は週末までこっちにいて、東京に帰る事になっているから、
運がよければ、もう一度会えるかもしれないと優しく語りかけ、千代を喜ばせるのでした。

[ナレーション]
その頃、加野銀行では…。

大阪に来ていた亀助（三宅弘城）に榮三郎（桐山照史）が、新しい仕事を頼みます。
亀助は、大阪へ呼び戻してくれると聞いて、最初、
天神橋にある支店の店長くらいの大抜擢かと思い込んでヌカ喜びしますが、、
それは、実は新次郎の希望で、加野銀行役員秘書としての大阪への復帰の打診でした。
役員秘書という聞き馴染みのない職種名に、亀助は、意味もわからず、ただ困惑します。

しかし、うめから役員秘書とは、
加野屋の役員…つまり加野屋でＴＯＰに立つ、榮三郎様・新次郎・あさ様を助ける役割だと聞かされて、
ただのお助け係かと思いガッカリします。
「あのへぇさんかて支配人やいうのに、わてがただの、お助け係やて…。」と亀助が、
冷遇されているのかと誤認し、うめ相手にぼやいていると、そこに来た新次郎が「アホ！」と後ろから声を掛け、
役員秘書は、支店長や支配人なんかより、ずっと力があるという事を教えます。

「へえ？ほんまだすかぁ？」と半信半疑で尋ねる亀助に新次郎は
「せや。わてはええとしても、榮三郎もあさも、仕事抱え過ぎてます。誰か両方の商い知る者が、
うまい事さばいたげな、回るもんも回っていかへんようになる。」と実情を語り、
亀助が、なるほどと思ったところで、新次郎
「なんてな。ほんま言うたら、わてが頼みましたのや。お前に、傍にいてて欲しいて。」と言います。
亀助＞「はあ！？」
うめ＞「あれま！」
新次郎＞「今回の事で、身にしみてしもた。亀助。どうか、あさの傍にいてて、守ってやってくれへんか？」
うめ＞「うちからも、どうぞよろしゅうお頼申します。」
このように旧知の二人から情に訴えられると、亀助は、もう受けざるおえませんでした。
「もう…しょうがあらしまへんなぁ。」と渋々を装ってはみたものの
上司から頼りにされるのは嬉しいもので、思わず笑みを零す亀助でした。

[ナレーション]
亀助は、役員秘書として働き始め、あさの元には、連日大勢の見舞客が詰めかけました。

翌日、あさは見舞いに来た山屋から、榮三郎が潰れかけた生命保険会社から協力を求められているという話を聞きます。
あさ＞「今度は加野屋に、生命保険て？」
山屋＞「銀行がぎょうさん出来た後に、生命保険いうて、誰かが亡うなった後に、
残された者の生活保障したり、貯蓄の役割も果たすもんが出てきましたやろ？」
あさ＞「はあ、出てましたなぁ～。雨の後の筍みたいに、ぎょうさん増えてなぁ～。」
天神屋＞「もうその数の半分は潰れてしもてますのやけどなぁ。」
神田屋＞「…で、その潰れそうな一つが、八代目に力貸して欲しいて、言うてきてるそうだっせ。」
山屋＞「死んだらお金がもらえるやなんて、こらぁ、私らみたいに年取ったもんには、美味しい話だすがな。」
新次郎＞「はぁあ、死んだらお金て、ちょっと前まで死にそうやった家内の前で、縁起悪い事言わんといとくなはれな！」
思わず一同が笑いに包まれた時にノックの音がすると、
亀助が入って来て、時間が押していて、申し訳ないのですが、そろそろ次のお客さんの順番なのでと、丁重に退席を促しました。

新次郎が山屋達を外まで見送るために一緒について出ていくと、
次に現れたのは東京から駆けつけた大隈綾子（松坂慶子）でした。
綾子は、あさに、ここへ来る前に成澤に会って来たら、彼は、あさが刺された事に責任を感じて、
合わせる顔がないと意気消沈していたと伝えます。

あさ＞「そうだすか。そないな事言うてんと会いに来て欲しいのに…。
それに早い事、女子大学設立に動かなあかんし、寝てる間ももったいない事でございます。」
少し動こうとする度に痛がるあさに綾子は、
あさが挫けずに心に決めた目的を、お忘れになっていないようで良かったと申します。
そして、それだったら尚更、焦らず、気を揉まず、今は体を治す事に専念するようにと言って、
多くの方々から頂いた女子大学設立に賛同するという趣旨の署名の冊子を見せます。

その署名の男性名の、ほとんどの人の横に奥さんの名前が記されてあり、
綾子は、あさの、奮励する姿に、自分も含めて大勢の女性達が、心を動かされている事を伝えるのでした。

感激するあさに綾子は、
男達は、もし権力者でも、最後までアテになるとは限らないけど、
私達、女性は、最後まで、あなたを支えるから、焦らないで、今は、しっかり、体を治して欲しいと伝えます。

女性達からの支援という、同志からの大きなエールが齎した感動に包まれ、涙するあさでした。

[ナレーション]
そして…。

和歌山では、はつが、あさを通じて聞いた忠興の病状が思わしくないという話を気にして、東京へ行く事を決めておりました。
惣兵衛は、養之助に、はつについて行く事を促し、
お見舞いのついでに、東京の市場や問屋の様子を見て来るように頼みます。

そして惣兵衛は「それから…。」と言うと、立ち上がって菊の傍へ行き、
意を決して菊に「大阪に、もういっぺん山王寺屋出すいう夢…もう諦めてくれへんか。」と頼むのでした。
惣兵衛＞「藍之助に話聞きましたんや。…お母ちゃんが藍之助に加野銀行できっちり働いて、
いつか暖簾分けしてもろて、大阪にもういっぺん山王寺屋の看板揚げて欲しい言うてたて。
そやけどなぁ、お母ちゃん、そら無理や！」

両替屋と銀行の違いがわからぬまま、藍之助に夢を託す事で、いつか大阪で返り咲ける日を夢見ていた菊は、
悔しさと怒りで茫然としてしまいます。

そんな菊にはつは
学んだのは、山王寺屋のためではなく、藍之助自身のためであった事をわかってくれるように頼みます。

あさが来たネタバレ・あらすじ　21週　126話へ続く。

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