【最終回】映画タイトルしりとり~『つ』~月の輝く夜に(1987) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

映画タイトルしりとり・・

①「明日に向かって撃て」(1969)~②「天井桟敷の人々」(1945)~③「となりのトトロ」(1988)~④「ロンゲスト・ヤード」(1974)~⑤「ドラゴンへの道」(1972)~⑥「地下鉄のザジ」(1960)~⑦『ジョーイ』(1977)~⑧『生きる』(1952)~⑨『ルードウィヒ神々の黄昏』(1972)~⑩『レイダース失われたアーク<聖櫃>』(1981)~⑪『暗くなるまで待って』(1967)~⑫『テキサスの五人の仲間』(1966)~⑬『摩天楼はバラ色に』(1986)~⑭『ニッポン無責任時代』(1962)~⑮『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)~⑯『妻は告白する』(1961)~⑰『ルーカスの初恋メモリー』(1986)~⑱『陸軍残虐物語』(1963)~⑲『リンダ・リンダ・リンダ』(2005)~⑳『抱きしめたい』(1978)~㉑『いちご白書』(1970)~㉒『欲望という名の電車』(1951)~㉓『シャイニング』(1980)~㉔『グローイング・アップ』(1978)~㉕『プライベート・ライアン』(1998)~㉖『暗殺の森』(1970)~㉗『リバティ・バランスを射った男』(1961)~㉘『殺しのドレス』(1980)~㉙『スカーフェイス』(1983)~㉚『洲崎パラダイス赤信号』(1956)~㉛『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』(1972)~㉜『運動靴と赤い金魚』(1997)~㉝『夜の大捜査線』(1967)~㉞『戦場のメリークリスマス』(1983)~㉟『スティング』(1973)~㊱『グリーンブック』(2018)~㊲『狂った果実』(1956)~㊳『椿三十郎』(1962)~㊴ウォリアーズ(1978)~㊵『スイート・チャリティー』(1969)~㊶『イン・ザ・カット』(2003)~㊷『トッツィー』(1982)~㊸『イージー★ライダー』(1969)~㊹[『だれのもでもないチェレ』(1976)~㊺『冷血』(1967)~㊻『追憶』(1973)~㊼『蜘蛛巣城』(1957)~㊽『ウォー・ゲーム』(1983)~㊾『無理心中日本の夏』(1967)

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映画タイトルしりとりも50作品目となり、

今回でシリーズ最終回となります。

そこで今回取り上げる作品は、

月の輝く夜に』 

1987年(米) ノーマン・ジュイスン監督作品
です。

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なんともロマンティックな気持ちにさせてくれるコメディです。

でっかいお月さま、豪華なオペラ、凍える夜に降る雪。

そこにナポリの音楽が被さります。

 

37歳のロレッタはイタリア系アメリカ人。

かつて結婚していたが7年前に事故で夫を亡くしていた。

 

そんなロレッタに幼馴染のジョニーがプロポーズしてきた。

式は一か月後に行うということだけ決めて、

ジョニーは母親が危篤のためシシリアに向かった。

「弟を式に招待してくれ」と一言残して。

 

翌日、

ロレッタはジョニーの弟ロニーの働くパン屋へと向かう。

式に招待するつもりだったが、

ロニーは烈火のごとく怒りだした。

 

ジョニーが声をかけた時に、

ロニーの左手が機械に挟まってしまい、

義手になり、婚約者も離れていった。

これはすべてジョニーのせいだというのである。

 

最初は話にならなかったが、

ロレッタが落ち着いて話しかけると、

なんとロニーがキスをしてきた。

そして、なし崩し的に関係へと・・・

 

ロニーはロレッタに惚れてしまった。

しかし彼女は兄の婚約者。

ロニーはロレッタへの思いを断ち切るために、

一緒にオペラに行ってほしいと頼む・・・

 

最初はさえない風貌だったロレッタが、

オペラ見物を前に美容院へ行き、

シックなドレスを着て変身するところは、

シンデレラ的楽しさ。

 

お相手のロニーも、

働いているときの粗野な雰囲気と打って変わって、

ダンディにタキシードで決める。

 

ホームドラマ的な要素もあり、

ロレッタの父親が浮気。

あろうことかオペラ劇場で出会ってしまう。

 

ロレッタ演じるはシェール。

ロニーはアンディ・ガルシア。

やっぱりいいですね、様になってます。

 

夜の大捜査線 』や『ジーザス・クライスト・スーパースター 』のジュイスン監督が、

こんなロマコメを撮れるなんてね。

 

そうこうしているうちに、

兄がシシリアから戻ってきます。

さてどうしましょうといことで、

未見の方、面白いですよ。

おススメの佳品です。

 

こういったロマンティックコメディ、

私は大好きなんです!

 

シェールっていい雰囲気を持っていた女優さんでしたね。

本業は歌手なんですけど、

1985年の『マスク』での主人公の母親役などとてもいい味を出していました。

 

 

シェールは1946年生まれなんですよね。

私も年を取るはずです。

 

さて、『映画タイトルしりとりシリーズ』も本日が最終回。

行き詰ったりいろいろありましたが、

これからも、

『あの時の映画日記~黄昏映画館』をよろしくお願いいたします。

 

月の輝く夜に (1987):Moonstruck

ノーマン・ジュイスン監督 102分