老舗映画雑誌『スクリーン』誌。
毎年3月号で批評家によるベスト10
5月号で読者によるベスト10を発表しておりました。
批評家と読者の選出作品の違いが面白く、
楽しく読んでいました。
そこで今回は、
1975年5月号で発表された、
読者による1974年度作品(日本公開)ベストテンを懐かしく振り返りたいと思います。
【読者が選んだ1974年度作品ベストテン】
1位『スティング』12,403票
2位『パピヨン』6,997票
3位『ペーパー・ムーン』4,873票
4位『追憶』3,289票
5位『アメリカの夜』3,268票
6位『アメリカン・グラフィティ』1,778票
7位『大地震』1,473票
8位『エクソシスト』1,429票
9位『セルピコ』1,207票
10位『ドラゴン怒りの鉄拳』1,191票
見返してみると、
興味深く面白いランキングですよね。
この年の興行収入は、
『エクソシスト』が圧倒的な成績を上げていたのですが、
ランキングでは8位。
1位になったのは、映画的面白さが抜群だった『スティング』。
本当に映画が好きな映画ファンが多数投票したのでしょうね。
うれしくなります。
『大地震』が7位に入っているのが不思議なんですけど、
このベストテンに関しての記事を書いている、映画評論家の筈見有弘氏によると、この投票をする時期が、ちょうどその年のお正月映画を観た印象が強く残っているためではないかと解説されており、なるほどと納得いたしました。
ちなみに、この年の評論家選出1位の作品は、
ベルイマン監督の『叫びとささやき』でした。
いろいろと面白いですね。
1975年5月号裏表紙
懐かしく楽しいので、
著作権侵害にならない程度に、
過去の『スクリーン』や『ロードショー』の記事をピックアップしていきたいと思います!
