映画タイトルしりとり~『ろ』~ロンゲスト・ヤード | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

「ろ」で始まるタイトルの映画。

いろいろ考えましたが、

いかにもアメリカ映画らしい痛快娯楽作、

『ロンゲスト・ヤード』について少々・・・・

 

リメイク版があったらいしいのですが、

そちらは未見です、

存在すらも知りませんでした。

 

かつてはアメリカンフットボールのスター選手だったが、

八百長疑惑をかけられて転落。

愛人のヒモとなってしまったバート・レイノルズが事件を起こし刑務所に収監される。

 

この刑務所が実にひどいところ。

看守長の意に沿わないと、

重労働、虐待が当たり前。

 

この刑務所の所長は、

看守たちの福利厚生を謳い、

セミプロのアメリカンフットボールチームを結成して、

囚人たちのチームと対戦させようとする。

 

所長は、

もとスター選手のレイノルズにコーチの依頼をするが、

看守長の執拗な嫌がらせに会い一度はコーチ就任を辞退する。

そればかりか、看守長に食って掛かったために独房送りに。

 

そして、

囚人たちのコーチを引き受けることを条件に、

独房を出たレイノルズ。

 

囚人チームは日頃からの看守たちの行動や態度に不満を持っており、

公然と看守らを叩きのめすチャンスだと意気揚々。

 

一方の看守たちも、

日頃のストレスを囚人たちで晴らしているところがあり、

こちらも目が光っている。

 

所長は、

自らの権力と似非慈悲の心を内外に示すため、

スタジアムに観客を入れてこの試合を決行する。

 

果たして・・・・

 

という感じで、

いかにもアメフトの本場らしい迫力たっぷりの作品です。

意地と意地のぶつかり合いは、

アメフトのルールに詳しくない私でも試合展開に興奮しました。

よくルールを知っている方からしたらあり得ないようなところもあるようですが、

それは映画の演出ってことで、

目くじらを立てる方が損だと思いますね。

 

007シリーズの屈指の悪役「ジョーズ」を演じた、

リチャード・キールも出演しています。

 

アメフト映画と言えば、

私の御贔屓の女優ゴールディー・ホーンがコーチを務めたコメディ、

「ワイルド・キャッツ」(1986)なんていうコメディ作品がありましたが、

アメリカ人って本当にアメフトが好きなんですね。

 

主演のバート・レイノルズ。

自らもアメフトの選手で花形のクォーターバックだったこともあって、

まさにはまり役。

晩年いろんなことがありましたが、

82歳での逝去は惜しい俳優さんでした。

 

監督は、男くさい作品を撮らせたら天下一品のロバート・オルドリッチ。

1974年の作品です。

面白いです。おススメです!