ジーザス・クライストスーパースター | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
1970年にイギリスの二人の若者がコンサート用に描いた一本の楽曲。

それがセンセーショナルを呼び起こし、ブロード・ウェイでロック・オペラとして上演されその熱気をそのままにスクリーンに再現させたロック・ミュージカルの傑作。


1973年度(米)

ノーマン・ジェイスン監督作品・

『ジーザス・クライストスーパースター』


キリストの最後の七日間を、イスラエルの砂漠や廃墟の中で撮影されたこの作品。

この効果は絶大で、舞台版では見られない映画的魅力を引き出すことに成功しています。


意表をついた形で映画は始まります。

この映画のキャストとスタッフたちが、バスに乗って砂漠のロケ現場に到着する。

「イッツ・ショータイム」


イエスは故郷ナザレから程近い、ガリラヤ湖周辺で布教活動を始めていた。

長い間、救世主を待ち続けていた民衆は、イエスの言葉に耳を傾け、熱狂的な支持を送るようになる。


当時のイスラエルを統治していたのは、ローマから派遣されていた知事ビラトであり、それ以上に強大な権力を持っていたのは、聖地エルサレムでユダヤ教徒を指導する大司祭カヤパと、その義父アンナスだった。

イエスは、聖地エルサレムに入ろうとしていた。


この後、強欲な商人たちの徘徊する堕落的な聖地に絶望するイエス。

イエスに仕えていた使徒のユダの裏切り。

最後の晩餐。

イエスとユダの最後の対決。


イエスの死は目前に迫っていた・・・


という、聖書に基づいた物語を、日中50度を越す炎暑のナゲフ砂漠で撮影され、14週間も砂漠に缶詰にされながらも誕生したこの作品。

挿入される楽曲も素晴らしいものが多く、熱気が伝わってきて、劇場で観てよかったと思えた作品でした。


エピローグも印象的。

夕暮れの中にとめられた1台のバスに乗って、来た時と同じように若者たちがそれぞれの衣装を脱ぎ捨てて去っていく。

ただ一人、キリスト役の青年だけを残して・・・


空間的な広がりを見せてくれる、群集劇。

素晴らしい作品です。

お奨めです!!


がちゃん。


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