「明日に向かって撃て」(1969)~「天井桟敷の人々」(1945)~「となりのトトロ」(1988)~「ロンゲスト・ヤード」(1974)~「ドラゴンへの道」(1972)~「地下鉄のザジ」(1960)~『ジョーイ』(1977)~『生きる』(1952)~『ルードウィヒ神々の黄昏』(1972)~『レイダース失われたアーク<聖櫃>』(1981)~『暗くなるまで待って』(1967)と順調に映画タイトルしりとりが続いておりますが、ついに恐れていた「被り」が起きてしまいました。
「天井桟敷の人々」に続いて再び「て」。
今後も被りは多く起こりそうです。
まだ作品数が少ないから続けて行けそうですが濁点の扱いなど、
今後自分ルールを整備しなければいけないですね。
そこで今回取り上げるのは、
ガンファイトも痛快なアクションシーンもないけど痛快で爽快な西部劇。
こんな見事などんでん返しはなかなか見ることができません。
『テキサスと五人の仲間』(1966)です。
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いやあ、これは楽しい作品です。
本当に面白い。
年に一度行われるポーカーの試合に集まる富豪たち。
その宿場にふらりとやってくるギャンブル狂のヘンリー・フォンダとその家族。
本来そのゲーム場には部外者は入場することはできない。
そんな場所に無理やり参加するヘンリー・フォンダ。
このポーカーは(下品な表現ですが)、
まさに負けると「尻の穴の毛まで抜かれてしまう」ほどの高レートで行われており、
部外者のヘンリー・フォンダを降ろさせようと掛け金はみるみる増えていく。
そのゲーム中に行われる各プレイヤーたちの腹芸が面白い。
同時にこの主人公のギャンブル狂の性格が家庭を崩壊させようとする過程はサスペンス的に面白い。
この作品こそ、
私ごときの拙ブログでネタバレをしてしまうなんて愚の骨頂の極み。
茜色に染まった夕日の向こうから、
男が馬車に乗ってこちらに向かってくるオープニングから西部劇のロマンを感じさせてくれながら、
派手なアクションシーンもないのに手に汗握るワクワクする展開を見せてくれて、
アッと驚くスカッとするラストシーンまで終始ニコニコ。
こんな楽しい作品はめったにないと思います。
主演のフォンダはじめ演者たちは皆達者ですが、
クセのある医者役のバージェス・メレディスが特に面白い。
絶対におススメの娯楽作品。
未見の方はぜひ!