映画タイトルしりとり~『よ』~夜の大捜査線(1967) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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映画タイトルしりとり、今回は『よ』。

1967年の刑事ものの傑作『夜の大捜査線』:In the Heat of the Night(1967)のご紹介。

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いがみ合っている者同士が協力し合って、
いつしか友情に結ばれるようになりながら事件解決へと向かう・・・
といった、いまや定番ともいえるパターンを確立させた作品と言ってもいいでしょう。
そこに、当時まだ根深かった黒人差別問題に深く切り込んでいるところが、
本作をただの娯楽作品ではなく社会派作品としての側面を持つこととなり、
見事同年度のアカデミー最優秀作品賞を、
俺たちに明日はない」や「卒業」を抑えて受賞している。
 
そしてこの年の最優秀主演男優賞に署長役のロッド・スタイガー。
個人的には黒人刑事役のシドニー・ポワチエのほうがふさわしかったような気がします。
 
この年のポワチエは、
招かれざる客」や「いつも心に太陽を」などにも出演していて、
印象が分散してしまったのかもしれません。
 
長年、名優としてそして紳士として活躍されていたポワチエさんですが、
本年の1月永眠されました。
 
初めてズームレンズを使用した作品ともいわれています。
州境の橋の上の場面ね。
 
署長宅でのポワチエとスタイガーの会話のシーンがアドリブだったなど、
楽しいエピソードもたくさんある作品ですね。

 

オープニングの印象的な列車のショット。

駅での別れが印象的なラストシーン。
原作とは差異があるようなのですが、
こちらの方が良かった感じがしますね。
 
アクションシーンの迫力も出色の本作。
もちろんおススメです!
 
夜の大捜査線 :In the Heat of the Night (1967)
ノーマン・ジュイスン監督 109分