映画タイトルしりとり~『よ』~欲望という名の電車(1951) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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映画タイトルしりとり。

『よ』から始まるタイトルの映画で今回チョイスするのは、

『欲望という名の電車』(1951)です。

 

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↓ ↓ ↓ ↓

 
この作品は主人公のブランチを演じたヴィヴィアン・リーにつきます。
時代的に直接描写はありませんが、
ブランチが次第に壊れていく様子はとても残酷。
 
気品が高く高慢な女ブランチ。
妹の夫スタンリー(マーロン・ブランド)とのすれ違いが彼女を破壊していく。
 

宗教の訪問活動をしている男が、

死神に見えたり、

いろんな男性とデートしている幻覚を感じたり。

 

狂気が決定的になった彼女は、

精神病院の医師をかつての恋人だと思い込み、

腕を組んで車に乗り込む。

 

映画に登場するイヤな男ランキングがあるとするならば、

マーロン・ブランド演じるスタンリーは間違いなく五本の指の中に入る。

それくらいイヤな男だ。

 

個人的にはヴィヴィアン・リーは、

『風と共に去りぬ』を超えていると思う。

芯が強いが上に壊れだすともろい女性。

本当にお見事です。

素晴らしい!

 

ウディ・アレン監督の傑作、

『ブルー・ジャスミン』(2013)はきっとこの作品にインスパイアされていると勝手に思っています。

 

 

欲望という名の電車 A Street Named Desire (1951)

エリア・カザン監督作品 122分