映画タイトルしりとり~『う』~運動靴と赤い金魚(1997) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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映画タイトルしりとり、今回も『う』。

前回はちょっとブラックでちょっとひねた感じの作品でしたが、

こちらは「心優しい」という言葉がピッタリの作品、

『運動靴と赤い金魚』(1997)のご案内。

詳しいレビューはこちら

↓ ↓ ↓ ↓

(2010/11/8レビュー)

 

貧しい家庭の下に生まれ育った兄のアリと妹のザーラ。

 

ある日大事な修理されたばかりの妹の靴をアリは失くしてしまう。

そして兄妹で履ける靴は一足だけになってしまう。

 

しかたなく兄の靴を兄妹で共同で使うことになってしまい、

それが親にバレることが怖いアリは悪戦苦闘。

 

そんなある日、村でマラソン大会が行われることになる。

3等の商品はなんと“運動靴”。

アリは優勝ではなく3等を目指すためにマラソン大会に出場するのだが・・・

 

誰一人悪人が登場しません。

物語の展開に必要なちょっとしたイタズラをする人間は登場しますが、

基本的にはみんないいひと。

みんな貧しいのだが、

貧しさと資本的裕福さは幸せに対して決して比例しないことを教えてくれる。

 

決して泣かせる作品ではないのに、

ラストでは泣き笑いしてしまうとても気持ちいい作品。

まさかのオチも決まっています。

観てない人、絶対観てね!

イラン映画です。

 

 

運動靴と赤い金魚 :Bacheha-Ye Asen (イラン)

1997年制作 マジット・マジティ監督作品 88分