映画タイトルしりとり~『こ』~殺しのドレス(1980) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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映画タイトルしりとり29作目。

本日はブライアン・デ・パルマ監督のエロティックスリラー、

『殺しのドレス』(1980)のご紹介。

詳しいレビューはこちら

↓ ↓ ↓ ↓

 
この作品大好きなんですよ。
デ・パルマ監督らしく華麗でエロくて残酷で怖くて。
ひょっとしたら同監督の作品の中でも、
ファントム・オブ・パラダイス』(1974)の次くらいに好きかもしれない。
彼は本当に変態ですね^^愛すべき変態。
 
鏡の使い方がとにかくうまいんですよ。
鏡ってなんとも不安になる奥行きと闇を感じることはありませんか?
直視するよりも鏡に映っているものに不意に気付いたときの恐怖というか。
 
欲求不満の人妻が不倫に走ることになる美術館のシーン。
タクシーに乗り込み情事に走ることになるのですが、
そこに映されるタクシーのバックミラー。
唇がセクシーなんですよね。
 
そこから前半のクライマックスであるエレベーターのシーンに。
エレベーターに設置されている鏡に映る女の姿。
偶然にも目撃してしまう娼婦。
光る刃物・・・
剃刀が怖い。
 
これ以上はエチケットとして言わないようにします。
公開時のキャッチコピーが、

「この映画を御覧になる方は、ストーリーを知りたがらないで下さい。」

でしたからね。

でも、しゃべりたくて仕方がない^^です。

 

ヒッチコックの『サイコ』を彷彿とさせるシャワーシーン。

いろんな場面でヒッチコック監督へのオマージュが感じられます。

「キャリー」のラストシーンに匹敵するショックシーンもあります。

大袈裟な表現ではなく、

本当に劇場で椅子から飛び上がりました。

劇場のどよめきも未だに覚えています。

 

精神科医のマイケル・ケインも、

色っぽい人妻のアンジー・ディキンソンも素晴らしいんですけど、

この作品はちょっと軽い娼婦を演じたナンシー・アレンの魅力が爆発です。

本当にかわいらしくて憎めなくて。

これは絶対おススメ作品です。

未見の方はぜひ観てね!