あさが来た　ネタバレ・あらすじ　22週　127話「自慢の娘」

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あさが来た　ネタバレ・あらすじ　22週　127話

あさと娘の千代、あさと父の忠興（ただおき）、さらには菊とはつという親子の関係が、
娘の成長に伴ってそれぞれ変化し、見つめ直すように（情報ソース：産経ＷＥＳＴ）

和歌山で菊が突然、倒れ、激しく痛がるのですが、医師の見立てによると、腰の骨が折れたとの事。

はつは養之助に、藍之助に電報を出して知らせるように言いますが、
それを聞いた菊は、知らせる事はないと頑なに拒みます。

[主題歌AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

暫くすると、菊の痛みも落ち着いたようですが、寝付いたきりになってしまい、栄達がつきっきりで看病していました。

惣兵衛は、こんな事になったのは、
自分が母の山王寺屋再興の望みを断ち切ってしまったせいではないかと気に病みますが、
心配して、その日のうちに来てくれた倉掛は、年取ったら、骨がもろなってしまうせいで、
そんな事は関係ないと言ってくれます。

はつは、気を落とす惣兵衛に、医者に教えてもろた骨接ぎに来てもらえないかと、頼みに行って来ると言いますが、
惣兵衛は、それは自分が行くから、はつは、予定通りに東京のお父さんの見舞いに行くようにと言います。

けれど、はつは、菊も自分の大事な母だと言って、予定を変更して和歌山に留まります。

養之助は、みかん山の世話は自分に任せて、祖母の面倒を見てくれるようにと両親に言い残し、
この騒動の渦中にも、放り出しておくわけにはいかないみかん山へと草刈りに出かけます。

はつは、いつの間にか頼もしく成長した養之助のその姿に、母親としての喜びを感じます。

惣兵衛は、そんな、はつや養之助の思い遣りに、心よりの感謝を告げるのでした。

[ナレーション]
その頃、大阪では…。

加野銀行の昼休み、雁助から届いた手紙が話題になっていました。
手紙には、娘の病も治癒し、今は、一家で神戸まで出てきて、マッチ工場を経営している事が書かれてありました。

マッチの本格的な国内製造は、大久保利通の呼びかけに応えて始められたもので
その研究・製造に尽力した人物がいる一方、大阪でも同時期に、
小野久兵衛と小杉又三郎が協同して、大阪にマッチ工場（後の昌燧社）を作り生産していました。
神戸の地でのマッチ製造が始動し始めたのは、明治10年で、神戸市山手通での燐寸工場新設が皮切りでした。
明治11年には輸出も始まり、だんだんと日本の重要な輸出産業の一つと数えられるようになっていました。

雁助の手紙には…
加野屋で大番頭をやってたいう肩書のお蔭で、神戸の商い仲間にも信用され、
先代と榮三郎さんにはもう毎日手を合わせ感謝していると綴られておりました。

加野銀行に古くから務めていて雁助と仲の良かった弥七などは、
その消息を気に掛けていた雁助が、成功を治め、安泰に暮らしていると、ようやっと知れた事で安心し、
またその様子を聞き「雁助さんらしなぁ～。」と、感激し涙ぐんだりもしていました。

雁助の話題が一段落すると亀助が、
普段からライバル意識を燃やしている平十郎の椅子が自分の椅子より大きいのでは？
と言い出して、両方の椅子に座ったり、立ったりを繰り返して何やら拘っています。
そして、
新次郎には、立派な椅子が３つもあると聞いて羨ましがっていますと、
そこへカナエが、榮三郎が呼んでいると新次郎に知らせにやって来ます。

返事をして立ち上がり、部屋を去り際の新次郎、いつになく低気圧で
「あのなぁ、立派な椅子なんかぎょうさん持ってたかてしょうがあれへんがな。
ええか？人の世の幸不幸いうのはな、決してそないなもんで測れるもんやあらしまへんのやで！」
と声を荒げて不機嫌そうに、戸をピシャと力任せに閉めて行ってしまいました。

新次郎のご機嫌斜めに驚いた後も、まだ、あさの椅子はどうなのか？と、
椅子の大きさを気にしている亀助でしたが、
あさの椅子は思いのほかこじんまりした物でした。
あさは椅子の大きさや立派さにはまるで拘りがないのでした。

この頃、平十郎は、たいへん藍之助を可愛がっており、
給料日前には、外でお昼ごはんをごちそうしたりしていると亀助があさに話して聞かせます。

亀助＞「仲ええなぁ言うて、行員たちも話してるみたいだすわ。」
あさ＞「へえ～そないだしたんか。」
亀助＞「へぇ。そないいうたら、もうじき春休みだすさかい、お千代ちゃんもまた、大阪帰ってきはりますなぁ。」

「へぇ。それがご機嫌斜めさんの原因だす。」と新次郎が去った方向を示し見るあさでした。

[ナレーション]
京都では、千代が、里帰りの準備をしていました。
文机の上に置いたりんごを見て、千代は病院で聞いた啓介の声を思い出していました。
「運が良ければ、もう一度会えるかもしれないね。」と言った啓介の言葉を信じていたのに、
期待して週末に大阪の病院へ帰った時はもう姿を消していた啓介が、恨めしい千代は
「会われへんかったやん…。」と、独り言を零しておりました。
そこへ、一足先に帰省していた筈の宜が、荷物を抱えて戻って来ます。

宜は今回の里帰りで母親に卒業したら嫁に行けと言われて、すっかり悲観していました。
宜は「もう、これ以上、学問したらあかんて。顔も見た事ない男になんか嫁ぎたない！
うち、もっともっと、勉強したいのや…」と言うと、千代の膝の上で泣き出してしまいます。

そして、千代が家へと帰って来ると…。
「お千代様。お帰りなさいませ。はよ、早…！」とかのが、千代の手を引きに来て、大広間に入って見ると
家族全員が一堂に会していました。

千代＞「え？どないしはったんだす？みんな揃って。」
榮三郎＞「いやな、千代が女学校でもう、最上級生になるいうて聞きましたさかいな、
お祝いに来ましたんや。」
よの＞「そうだすのや。そのついでにな、あんたが、来年の春卒業してからの嫁入りの話をな、してましたのや。」
千代＞「ああ…。おおきに、おばあちゃん。榮三郎おじちゃんも、わざわざおおきに。」
さえ＞「千代おねえちゃん、お嫁さんに、なるの？」
榮三郎＞「そうだす。お嫁さんいうても、千代の場合は婿取りやさかいな。
ええお婿さんを、この白岡家に招いて、わてらと一緒に、加野屋を支えてもらいたい思てます。」

そんな中で一人だけ気が抜けたような顔つきをしている新次郎は、千代が嫁になるのはまだ早いと、
不満な様子です。
さちの実家の方にまで、声を掛けて心当たりを探さしてもらっているという
気の入れようなのですが…。
しかしあさは、千代の意思を尊重するつもりで
「そやけど千代。もし、あんたがまだ迷てんねやったら、必ずしも急いで、お嫁入りせんかてええのやで。
今はもっといろんな事学べる、専門の学校かてようけあるし。決めんのはあんただす。」と言います。

すると千代は「うちは…。うちは、お父ちゃんに言われて女学校に入ってみて、
お父ちゃんの言うてはった通り、自分が世間知らずやていうのが、よう分かりましたのや。」
と、心境の変化があった事を報告し、
「ええお嫁さんになるためにも、卒業してからお嫁入りまで、もうちょっと、時を置きたいて思てます。」
と暫くの猶予を希望しました。
すると、とたんに機嫌の良くなった新次郎です。
よのは残念そうでしたが、榮三郎は納得し
「そうだすか。ほんなら、わてらもちょっと、のんびり探さしてもらいまひょ。なっ」と、さちに相槌を求めます。
さち＞「へぇ。」

あさ＞「よろしゅうお願い申します。」
「うん。よろしゅう頼むわ、榮三郎。」と、新次郎はすっかりご機嫌になりました。

すると、お天気も新次郎の気持ちを察したように、にわか雨が降り出すのが、
明け放った廊下側から見えました。

皆が雨に気を取られていると、千代があさに相談があると切り出しましたが、
帰省したばかりなので「また、明日にします。」と言って、荷物を自室へ片付けに行きました。
あさは、明日がとっても楽しみです。

[ナレーション]
あさが、千代から相談を受けるのは、初めての事でした。

あさが来たネタバレあらすじ 22週 128話へ続く。

【出演】波瑠，玉木宏，升毅，柄本佑，三宅弘城，山内圭哉，友近，清原果耶，興津正太郎，吉田八起，林与一，風吹ジュン，近藤正臣，宮崎あおい，楠見薫,柳生みゆ，辻本茂雄，小芝風花，吉岡里帆，曽我廼家八十吉,三宅裕司,高橋英樹,東柳啓介