『源氏物語』の和歌一覧☆
【桐壺】(9首)
【帚木】(14首)
■ささがにのふるまひしるき夕暮れにひるま過ぐせといふがあやなさ
■身の憂さを嘆くにあかで明くる夜はとり重ねてぞ音もなかれける
【空蝉】(2首)
【夕顔】(19首)
■咲く花にうつるてふ名はつつめども 折らで過ぎ憂き今朝の朝顔
■問はぬをもなどかと問はでほど経るにいかばかりかは思ひ乱るる
■泣く泣くもけふはわが結ふ下紐をいづれの世にかとけて見るべき
■逢ふまでの形見ばかりと見しほどにひたすら袖の朽ちにけるかな
【若紫】(25首)
■見ても又逢ふ夜まれなる夢のうちにやがてまぎるるわが身ともがな
■あしわかの浦にみるめはかたくともこは立ちながらかへる波かは
■立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは草のとざしにさはりしもせじ
■かこつべきゆゑを知らねばおぼつかないかなる草のゆかりなるらむ
【末摘花】(14首)
■いくそたび君がしじまにまけぬらむものな言ひそと言はぬ頼みに
■鐘つきてとぢめむことはさすがにて答へまうきぞかつはあやなき
■言はぬをも言ふにまさると知りながらおしこめたるは苦しかりけり
【紅葉賀】(17首)
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