源氏物語イラスト訳【夕顔375】思し忘れぬるか | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔375】思し忘れぬるか

思し忘れぬるかと、試みに、

「承り、悩むを、言に出でては、えこそ、

 問はぬをもなどかと問はでほどふるに
 いかばかりかは思ひ乱るる…」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

思し忘れぬる試み

訳)お忘れになってしまった試し

 

 

承り悩む出でこそ

訳)「承り心を痛めております言葉出しとても…、

 

 

 問はなど問はほどふる

訳)私が見舞わないのをなぜ尋ねてくれないで経つけれど

 

 

 いかばかりかは思ひ乱るる

訳)私もどれほど 心乱れておりますでしょう

 

 

【古文】

思し忘れぬる試み

承り悩む出でこそ

 問はなど問はほどふる
 いかばかりかは思ひ乱るる…」

 

【訳】

お忘れになってしまった試し、「承り心を痛めております言葉出しとても…、

私が見舞わないのをなぜ尋ねてくれないで経つけれど、私もどれほど 心乱れておりますでしょう。…」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【思し忘れ】

※【思(おぼ)し忘(わす)る】

■【ぬる】

■【か】

■【と】

■【試(こころに)み】

■【に】

■【承り】

※【承(うけたまは)る】

■【悩(なや)む】

■【を】

■【言(こと)】

■【に】

■【出(い)で】

■【て】

■【は】

■【え】

■【こそ】

■【問は】

※【問(と)ふ】

■【ぬ】

■【を】

■【も】

■【など】

■【か】

■【と】

■【問は】

■【で】

■【ほど】

■【ふる】

■【に】

■【いかばかり】

■【かは】

■【思ひ乱るる】

※【思ひ乱る】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

空蝉の詠んだ和歌です。

 

けっこう、情感のこもった和歌ですよね。

あんなに拒絶してたのに…

滝汗

 

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