源氏イラスト訳【若紫309】朝ぼらけ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【若紫309】朝ぼらけ

「朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも行き過ぎがたき妹が門かな」

と、二返りばかり歌ひたるに、

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見るだけで楽に、古文の速読力が身についてきます。

おねがい

【源氏物語イラスト訳】

 

朝ぼらけ立つ空のまよひ

訳)しらじらと夜が明ける頃、霧が立ちこめる私の心のような乱れた空模様つけて

 

 

行き過ぎがたきかな

訳)素通りし難い貴女家の門であるなぁ

 

 

二返りばかり歌ひたる

訳)二返ほど歌っところ

 

 

【古文】

朝ぼらけ立つ空のまよひ

 行き過ぎがたきかな

二返りばかり歌ひたる

 

【訳】

しらじらと夜が明ける頃、霧が立ちこめる私の心のような乱れた空模様つけて
 素通りし難い貴女家の門であるなぁ

二返ほど歌っところ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【朝ぼらけ】…しらじらと夜が明ける頃

■【立つ】…(霧が)立ちこめる

■【空のまよひ】…心の戸惑いを、霧が立ちこめる空模様に見立てている

■【にも】…~につけても

※【に】…対象の格助詞

※【も】…強意の係助詞

■【行き過ぎ】…ガ行上二段動詞「行き過ぐ」連用形

※【行き過ぐ】…通り過ぎる

■【がたき】…ク活用形容詞「がたし」連体形

※【―がたし】…~しがたい。できそうにない

■【妹(いも)】…貴女。愛しい恋人をさす

■【が】…連体修飾格の格助詞

■【門(かど)】…家の門

■【かな】…詠嘆の終助詞

■【と】…引用の格助詞

■【二返り】…二返。二回

■【ばかり】…程度の副助詞

■【歌ひ】…ハ行四段動詞「歌ふ」連用形

■【たる】…完了の助動詞「たり」連体形

■【に】…単純接続の接続助詞

 

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

「声ある人」(声量のある人)をつかって、

二度も、朗唱させたようですね。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

「朝ぼらけ」に、道を通るといったら、

どこかの女のところへ通った、後朝の道だと

女のほうにもわかったはず。。。

 

ムキームキームキー

 

 

 

 


 

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